JP4547975B2 - 給湯機の給湯温度制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、給湯機の給湯設定温度の変更時に安全性の向上や不快感を低減した湯水混合機能の制御装置に関するものである。
給湯機には熱源となるバーナと、バーナで発生した燃焼ガスが送られる熱交換器を備えており、熱交換器はバーナが取付けられる燃焼室の壁面と、燃焼室に接続した燃焼ガス流路を熱交換部としている。バーナが燃焼すると発生する燃焼炎と燃焼ガスが燃焼室に送られ、高温の燃焼ガスは燃焼ガス流路を経て排出され、このとき熱交換器に貯えられた水が加熱される。
熱交換器には冷水を供給する給水パイプと、温水を吐出する出湯パイプが取付けられており、給水パイプと出湯パイプの間には温度センサが取付けられ、冷水が給水パイプから熱交換器内に入るとバーナの熱で加熱されて温水となり、出湯パイプによって所定の場所で使用される。このとき温度センサによって出湯温度が監視されており、バーナは温度センサの出力によって運転と停止を繰り返すことで熱交換器の温水を所定温度に保持している。
上記構成の給湯機は、熱交換器に貯える温水の量を多くすることで湯温を安定させることができるが、熱交換器を大きくして貯湯量が多くなると、設定温度の変更に追従できないものであり、設定温度の変更時に希望する温度のお湯が供給されるまでに時間がかかってしまい、使い勝手が悪くなってしまう。
このため最近では、給水パイプと出湯パイプの間にバイパス路を設け、熱交換器の湯温は一定にして、給水パイプを流れる冷水をバイパス路から出湯パイプに送り、出湯パイプから送られてくるお湯と混合させることで設定温度のお湯を供給できるようにしたものがある(特許文献1参照)。
即ち、出湯パイプのバイパス路との接続部より上流側に通水弁を取付け、給水パイプと出湯パイプの間のバイパス路にバイパス弁を取付け、出湯パイプのバイパス路との接続部より下流側に出湯温度センサを取付け、出湯温度センサによって給湯温度を監視しており、出湯温度センサの出力によって通水弁とバイパス弁を動作させることで出湯パイプから供給される温水を設定温度に維持している。
また、設定温度の変更があったときは通水弁とバイパス弁を動作させて湯水の混合比を変えるだけで湯温を変化させることができるものであり、このとき設定温度に応じて通水弁とバイパス弁の動作速度を可変すれば湯水の混合比の変化速度を変えることができ、温度差に関係なく素早く湯温が変化するものである。
特開平6−202741号公報
このように設定温度を大幅に変えたときにもすぐに湯温が変化するので使い勝手はよくなるが、最近の一般的な給湯機は出湯パイプから複数の蛇口に分岐され、夫々の蛇口でお湯を使用できるようになっているため、他の蛇口でお湯を使用しているときは急に高温の温水に変わって火傷の恐れがあったり、急に冷水に変わって不快感を与えたりするなどの問題が生じるものとなった。
また、設定温度を間違えた温度に設定したときには、設定をやり直したときはすでに通水弁とバイパス弁の開度が可変されて湯水の混合比が変更されていることがあり、この場合は再設定後の湯温のお湯が供給される前に高温の温水や冷水が供給されてしまうので、安全性や快適性の面で問題がある。
この発明は上記の課題を解決するもので、給湯機の熱源となるバーナ1と、バーナ1で発生した燃焼ガスが送られる燃焼室2と、燃焼室2壁もしくは燃焼室2に続く燃焼ガス流路3壁を熱交換部とする熱交換器4とを設け、該熱交換器4には冷水を供給する給水パイプ5と、温水を吐出する出湯パイプ6を取付けると共に、該給水パイプ5から分岐して出湯パイプ6に接続して熱交換器4を通過しない水流を構成するバイパス路7を設け、かつ、該バイパス路7よりも下流側の出湯パイプ6に取付けた出湯温度センサ8と、バイパス路7よりも上流側の出湯パイプ6に取付けた通水弁9と、バイパス路7に取付けたバイパス弁10とを設け、湯温設定手段11aの信号と出湯温度センサ8の信号から通水弁9とバイパス弁10の開度を可変する出湯温度制御手段12を設けた給湯機において、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度として通常モードと注意モードの2つのモードを備えると共に前記湯温設定手段11aの設定温度データを設定温度の変更時に入力する判定手段13を設け、設定温度データが基準値のときは前記判定手段13が通常モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードに設定し、設定温度データが基準値を外れたときは前記判定手段13が注意モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を注意モードに設定し、注意モード時の通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードの可変速度よりも遅く設定して、注意モードを設定時は出湯温度の変化の速度を遅くすることを特徴とするものである。
また、前記湯温設定手段11aの設定温度データを記憶する記憶手段14と、湯温設定手段11aの設定温度データと記憶手段14の記憶データとを設定温度の変更時に比較する比較手段15を設け、設定温度データと記憶データとの差が所定範囲内のときは前記比較手段15が通常モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードに設定し、設定温度データと記憶データとの差が所定範囲を外れたときは前記比較手段15が注意モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を注意モードに設定し、注意モード時の通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードの可変速度よりも遅く設定して、注意モードを設定時は出湯温度の変化の速度を遅くすることにより、出湯パイプ6から供給されるお湯の温度が大きく変化するときも、湯温を急に変化させないようにしたものである。
また、設定温度を変更時の設定温度データが基準値を超えたとき、もしくは、設定温度データと記憶データとの差が所定範囲を外れたときに作動するタイマ手段16を設け、該タイマ手段16の作動中は記憶手段14の記憶データを設定温度として出力するもので、タイマ手段16の作動中は出湯温度制御手段12が通水弁9とバイパス弁10の開度を可変する前に湯温設定手段11aによる湯温の設定をやり直すことができる。
また、前記湯温設定手段11aを備える操作部11には表示手段11bを設け、前記タイマ手段16の作動中は表示手段11bに注意モードであることを表示するもので、設定温度が一定の範囲から外れて設定されたときは使用者に注意を促すようにしたものである。
また、前記バイパス路7よりも上流側の前記給水パイプ5もしくは前記バイパス路7よりも下流側の前記出湯パイプ6には通水センサ17を設け、該通水センサ17が通水を検出していないときは、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードに設定することにより、通水センサ17が通水を検出していないときはお湯を使用していないときであるので、湯温を素早く設定温度に一致させるものである。
熱交換器4に接続した給水パイプ5と出湯パイプ6の間にバイパス路7を接続し、出湯温度センサ8の出力によって出湯温度制御手段12が通水弁9とバイパス弁10の開度を可変して湯温設定手段11aで設定された温度のお湯を供給する。この構成は設定温度を大きく変更したときも湯温を素早く設定温度に一致させることができるが、この場合は急に高温の温水や冷水に変わるため、離れた場所でお湯を使用している人がいるときは火傷の恐れや不快感を与えることになる。
この発明では、設定温度の変更時の通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードと注意モードの2つのモードを備え、注意モードの可変速度を通常モードの可変速度より遅くなるように設定し、設定温度の変更時に出湯温度制御手段12が通常モードで作動するときは湯温を素早く設定温度に一致させることができ、一方、出湯温度制御手段12が注意モードで作動するときは湯温をゆっくり変化させることができるようにしたものである。
そして、この発明は湯温設定手段11aで設定温度を変更したときに、設定温度データが基準値を超えたときに注意モードを出力するものであり、お湯の使用中に急に高温の温水に変わったり、急に冷水に変わったりすることを防ぐことができ、火傷の心配や不快感を与えることがなくなった。
また、湯温設定手段11aの設定温度データを記憶する記憶手段14を設け、設定温度の変更時に湯温設定手段11aの設定温度データと記憶手段14の記憶データとの差が所定範囲を外れたときにも注意モードを出力するもので、使用中の湯温と変更された設定温度の差が大きいときにも、急な湯温の変化を防ぐことで使用者に不快感を与えることがなくなった。
また、設定温度の変更時にすぐに出湯温度制御手段12が作動すると、設定温度を間違えた温度に設定したときには注意モードであっても湯温が変化するので、温度設定をやり直しても高温の温水や冷水が供給されてしまう場合がある。この発明では、変更された設定温度データが基準値を超えたとき、もしくは変更した設定温度データと記憶データとの差が所定範囲を超えたときは、タイマ手段16が作動して所定時間の間は記憶手段14の記憶データを設定温度として出力するもので、設定温度を間違えた場合でも、タイマ手段16の作動中に温度設定をやり直したときは、出湯温度制御手段12が通水弁9とバイパス弁10を可変する前に正しい設定温度に戻るので、高温水や冷水が供給されることを防ぐことができる。
また、使用者が設定温度の間違いに気付かない場合は、高温の温水や冷水が供給されてしまう恐れがあるが、この発明は設定温度を変更してタイマ手段16が作動するときは、操作部11の表示手段11bに注意モードを表示して使用者に注意を促すようにしたので、使用者が設定温度の間違いに容易に気付くことができ、すぐに温度設定をやり直すことができるものであり、高温水や冷水が供給されることを防ぐことができる。
また、バイパス路7よりも上流側の給水パイプ5もしくはバイパス路7よりも下流側の出湯パイプ6には通水センサ17を設け、通水センサ17が通水を検出していないときはお湯を使用していないときであるので、このときは設定温度に関係なく通常モードの信号を出力するもので、すぐに設定温度のお湯が供給できる状態にすることができる。
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、1は給湯機の熱源となるバーナ、4は該バーナ1の燃焼熱で水の加熱を行う熱交換器、18は熱交換器4を構成する筒状の外胴、2は外胴18の下部内側に配置したバーナ1の燃焼ガスが送られる燃焼室、19は外胴18の上部に配置した排気ガス室、3は燃焼室2と排気ガス室19の間に取付けた燃焼ガス流路、20は排気ガス室19に接続する排気筒であり、バーナ1を運転すると燃焼炎と燃焼ガスが燃焼室2に送られ、燃焼ガスは燃焼ガス流路3を経て排気ガス室19に送られ、排気筒20から排出される。
21は燃焼室2壁および燃焼ガス流路3壁を熱交換部とする熱交換器4を構成する水室、5は水室21へ水を給水するための給水パイプ、6は熱交換器4で加熱されて得られた温水を所定の箇所に給湯するための出湯パイプであり、出湯パイプ6は風呂や台所の蛇口と接続されており、蛇口を開くと給水パイプ5から水道水が熱交換器4の水室21に送られる。
22は給水パイプ5と出湯パイプ6が接続された間の外胴18に設けた温度センサ、23はバーナ1に燃焼の開始や停止の指令を出すバーナ制御手段、11は給湯機を操作するためにバーナ制御手段23に接続された操作部、11cは操作部11に設けた給湯機の運転の開始・停止を指示する運転制御スイッチであり、操作部11の運転制御スイッチ11cを操作して給湯機を運転可能状態とすると、水室21内の水温を温度センサ22が検出しており、温度センサ22が設定された湯温よりも低い温度を検出すると、バーナ制御手段23はバーナ1の運転を開始して水室1内の水を設定湯温に沸きあげる。
そして、蛇口を開いて水室21内で加熱された温水が出湯パイプ6から吐出し、水室21内に冷水が入って温度センサ22が設定湯温以下を検出すると、バーナ制御手段23は再度バーナ1の運転を開始し、このようにバーナ1の運転・停止を繰り返すことで水室1内の湯温を維持するものである。
7は給水パイプ5と出湯パイプ6を分岐して配置したバイパス路、10はバイパス路7の途中に取付けたバイパス弁、9はバイパス路7よりも上流側の出湯パイプ6に取付けた通水弁、8はバイパス路7よりも下流側の出湯パイプ6に取付けた出湯温度センサである。
11aは前記操作部11に設けた湯温設定手段、12はバイパス弁と通水弁の開度を可変する出湯温度制御手段であり、出湯温度センサ8は出湯パイプ6を流れる湯温を検出しており、湯温設定手段11aで設定された湯温と異なる湯温を検出すると、出湯温度制御手段12がバイパス弁と通水弁の開度を可変して湯水の混合比を変更するものである。即ち、出湯温度センサ8が設定された湯温よりも低い温度を検出したときは、出湯温度制御手段12が通水弁9を開き、バイパス弁10を閉じて湯温を上げ、一方、設定された湯温よりも高い温度を検出したときは、通水弁9を閉じ、バイパス弁10を開いて湯温を下げ、出湯パイプ6から温度設定手段11aで設定された湯温の温水を吐出するものである。
また、出湯温度制御手段12が通水弁9とバイパス弁10の開度の可変速度を変更することができるようになっており、湯温設定手段11aで設定された湯温と出湯温度センサ8で検出された湯温の差が大きいときは可変速度を上げることで素早く設定温度と一致させることができる。
従来の貯湯式給湯機において、バーナ1の燃焼と停止によって水室1内の温水を湯温設定手段11aで設定された湯温にするものは、設定温度の変更に追従できない欠点があり、特に、設定温度の変更前と変更後の温度差が大きいときは設定温度に到達するまでの時間が長くなり、使い勝手の悪いものであった。一方、上記のようにバイパス路7を備えた構造は、水室1内の湯温は常に一定の湯温(例えば60℃)を保持しており、設定温度が変更されたときは湯水の混合比を変更するだけで容易に設定温度のお湯を供給することができるので、設定温度変更時の温度差の大小に関係なくほぼ一定の時間で湯温の変更ができるものであり、使い勝手の向上は実現できた。
しかし、最近は給湯使用箇所が増えており、風呂や台所といった複数の場所の蛇口でお湯の使用ができるようになっており、操作部11から離れた場所に設置された蛇口がある。このため、湯温設定手段11aで設定温度を変更した際、操作部11から離れた場所の蛇口でお湯を使用しているときは、それまで使用していたお湯の温度が急に変化することがある。そして、高温に設定されたときは急に熱いお湯に変わって火傷の恐れがあり、低温に設定されたときは急に冷たい水に変わって不快感を与えるなどの問題がある。
この発明は、設定温度の変更時の設定温度データに応じて出湯温度制御手段12を通常モードと注意モードの2つのモードで作動するようにしたもので、通常モードを出力したときは、出湯温度制御手段12が通常の可変速度で通水弁9とバイパス弁10を可変して設定温度に素早く一致させ、一方、注意モードを出力したときは出湯温度制御手段12が通常モードの可変速度よりも遅い速度で通水弁9とバイパス弁10を可変して設定温度到達までの時間を長くしたものである。
具体的な実施例として、13は湯温設定手段11の設定温度データを設定温度の変更時に入力する判定手段であり、一般的に人が熱いと感じる温度(例えば50℃)、また冷たいと感じる温度(例えば35℃)が基準値として予め設定されており、判定手段13は設定温度データがこの基準値の範囲内にあるときは、通常モードを出力し、基準値を超えたときに注意モードを出力する。設定温度データが基準値の範囲内のときは湯温を素早く設定温度に一致させて火傷の恐れや不快感を与える心配はなく、使用できる。一方、基準値を超えたときは、湯温を徐々に設定温度に近づけるので、使用中のお湯が熱くなったり冷たくなったりする前に湯温の変化に気付くことができる。
また、設定された湯温が上記の基準値内であっても、温度差が大きいときは湯温が急に変わると熱いと感じたり冷たいと感じたりすることがある。14は湯温設定手段11aの設定湯温データを記憶しておく記憶手段、15は湯温設定手段11aの設定温度データと記憶手段14に記憶された設定温度データを設定温度の変更時に入力する比較手段であり、比較手段15は湯温設定手段11aと記憶手段14の温度差が所定範囲(例えば5℃)を超えたときに注意モードを出力する。このように、それまで使用していた設定温度と変更後の設定温度の温度差が大きいときにも湯温を徐々に設定温度に近づけるので、使用中のお湯が急に熱くなったり急に冷たくなったりすることはなくなり、不快感を与えることはなくなった。
また、設定温度の変更の際に出湯温度制御手段12がすぐに作動すると、湯温を間違えて設定した場合に、通常モードで作動するときは湯温が大きく変化しないので特に問題はないが、注意モードで作動するときは、湯温が大きく変化するので、温度設定をやり直しても、再設定後の湯温の温水が供給される前に高温の温水や冷水が供給されることがある。
この発明の実施例において、16は設定温度を変更時の設定温度データが基準値を超えたとき、もしくは、設定温度データと記憶データとの差が所定範囲を外れたときに作動するタイマ手段であり、設定温度の変更時に判定手段13や比較手段15から注意モードの出力があると、タイマ手段16がカウントを開始し、このタイマ手段16のカウント中は記憶手段14の記憶データ、即ち変更前の設定温度のまま出湯温度制御手段12が作動し、タイマ手段16がカウントを終了した時点で注意モードの動作に入って変更した設定温度となるように通水弁9とバイパス弁10の開度を可変するものである。したがって、設定温度を間違えてもタイマ手段16が作動している間に使用者が温度設定をやり直したときは、高温の温水や冷水が供給されることなく再設定後の湯温の温水が供給できるものとなった。
11bは操作部11に設けた給湯機の運転状態を表示する表示手段であり、該表示手段11bはタイマ手段16の作動中に注意モードを表示し、使用者に注意を促すものである。実施例の表示手段11bは操作部11に設けた表示ランプで構成し、給湯機の運転中に点灯・点滅して運転状態を表示するもので、通常の運転中と設定温度の変更時の通常モードで作動中は表示手段11bのランプが点灯する。設定温度の変更時に注意モードが出力されると、タイマ手段16の作動中は表示手段11bのランプが点滅するものであり、もし使用者が設定温度を間違えて設定していても容易に気付くことができ、すぐに設定温度の変更をやり直せば高温の温水や冷水を供給させることがないものであり、快適に使用できるものとなった。
17はバイパス路7よりも上流側の給水パイプ5もしくはバイパス路7よりも下流側の出湯パイプ6に設けた通水センサであり、蛇口を開いてお湯を使用すると通水センサ17が水の流れを検出する。この発明では、通水センサ17が通水を検出していないときは設定温度に関係なく通常モードの信号を出力するもので、通水センサ17が通水を検出していないときはお湯を使用していないときであり、このときは素早く設定温度に一致させても特に問題はなく、お湯を使用するときは希望する湯温のお湯がすぐに供給できるので、使い勝手を向上できるものとなった。
この発明の実施例を示す給湯機のブロック図である。 この発明の実施例を示す給湯機の構成図である。
符号の説明
1 バーナ
2 燃焼室
3 燃焼ガス流路
4 熱交換器
5 給水パイプ
6 出湯パイプ
7 バイパス路
8 出湯温度センサ
9 通水弁
10 バイパス弁
11 操作部
11a 湯温設定手段
11b 表示手段
12 出湯温度制御手段
13 判定手段
14 記憶手段
15 比較手段
16 タイマ手段
17 通水センサ

Claims (5)

  1. 給湯機の熱源となるバーナ1と、バーナ1で発生した燃焼ガスが送られる燃焼室2と、燃焼室2壁もしくは燃焼室2に続く燃焼ガス流路3壁を熱交換部とする熱交換器4とを設け、
    該熱交換器4には冷水を供給する給水パイプ5と、温水を吐出する出湯パイプ6を取付けると共に、
    該給水パイプ5から分岐して出湯パイプ6に接続して熱交換器4を通過しない水流を構成するバイパス路7を設け、
    かつ、該バイパス路7よりも下流側の出湯パイプ6に取付けた出湯温度センサ8と、バイパス路7よりも上流側の出湯パイプ6に取付けた通水弁9と、バイパス路7に取付けたバイパス弁10とを設け、
    湯温設定手段11aの信号と出湯温度センサ8の信号から通水弁9とバイパス弁10の開度を可変する出湯温度制御手段12を設けた給湯機において、
    前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度として通常モードと注意モードの2つのモードを備えると共に
    前記湯温設定手段11aの設定温度データを設定温度の変更時に入力する判定手段13を設け、
    設定温度データが基準値のときは前記判定手段13が通常モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードに設定し、
    設定温度データが基準値を外れたときは前記判定手段13が注意モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を注意モードに設定し、
    注意モード時の通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードの可変速度よりも遅く設定して、注意モードを設定時は出湯温度の変化の速度を遅くすることを特徴とする給湯温度制御装置。
  2. 給湯機の熱源となるバーナ1と、バーナ1で発生した燃焼ガスが送られる燃焼室2と、燃焼室2壁もしくは燃焼室2に続く燃焼ガス流路3壁を熱交換部とする熱交換器4とを設け、
    該熱交換器4には冷水を供給する給水パイプ5と、温水を吐出する出湯パイプ6を取付けると共に、
    該給水パイプ5から分岐して出湯パイプ6に接続して熱交換器4を通過しない水流を構成するバイパス路7を設け、
    かつ、該バイパス路7よりも下流側の出湯パイプ6に取付けた出湯温度センサ8と、バイパス路7よりも上流側の出湯パイプ6に取付けた通水弁9と、バイパス路7に取付けたバイパス弁10とを設け、
    湯温設定手段11aの信号と出湯温度センサ8の信号から通水弁9とバイパス弁10の開度を可変する出湯温度制御手段12を設けた給湯機において、
    前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度として通常モードと注意モードの2つのモードを備えると共に
    前記湯温設定手段11aの設定温度データを記憶する記憶手段14と、湯温設定手段11aの設定温度データと記憶手段14の記憶データとを設定温度の変更時に比較する比較手段15を設け、
    設定温度データと記憶データとの差が所定範囲内のときは前記比較手段15が通常モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードに設定し、
    設定温度データと記憶データとの差が所定範囲を外れたときは前記比較手段15が注意モードの信号を出力して、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を注意モードに設定し、
    注意モード時の通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードの可変速度よりも遅く設定して、注意モードを設定時は出湯温度の変化の速度を遅くすることを特徴とする給湯温度制御装置。
  3. 設定温度を変更時の設定温度データが基準値を超えたとき、もしくは、設定温度データと記憶データとの差が所定範囲を外れたときに作動するタイマ手段16を設け、該タイマ手段16の作動中は記憶手段14の記憶データを設定温度として出力することを特徴とする請求項1又は2に記載した給湯温度制御装置。
  4. 前記湯温設定手段11aを備える操作部11には表示手段11bを設け、前記タイマ手段16の作動中は表示手段11bに注意モードであることを表示することを特徴とする請求項に記載の給湯温度制御装置。
  5. 前記バイパス路7よりも上流側の前記給水パイプ5もしくは前記バイパス路7よりも下流側の前記出湯パイプ6には通水センサ17を設け、該通水センサ17が通水を検出していないときは、前記出湯温度制御手段12は通水弁9とバイパス弁10の可変速度を通常モードに設定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載した給湯温度制御装置。
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