JP4545209B2 - 直交周波数分割多重信号の受信装置およびその受信方法 - Google Patents

直交周波数分割多重信号の受信装置およびその受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、直交周波数分割多重信号の受信装置およびその受信方法に関し、特に複数の既知のパイロットキャリアを含む直交周波数分割多重信号の受信装置およびその受信方法に関するものである。
直交周波数分割多重方式によるデジタル伝送技術は、互いの周波数が直交する複数のサブキャリアによって情報を変調および多重して送受信する伝送方式であり、放送や通信の分野で特に実用化が進んでいる。
直交周波数分割多重方式の伝送では、送信する情報(以下、「送信データ」ともいう)は、複数のサブキャリアに割り振られ、各サブキャリアにおいてQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)または多値PSK等でデジタル変調される。また、サブキャリアを受信側で変調する際に利用する信号として、既知信号(パイロットキャリア)が特定のサブキャリアとして多重されている。これらの多重化されたサブキャリアは、逆離散フーリエ変換処理によって直交変換され、所望の送信周波数に周波数変換されて伝送される。
具体的には、送信時に送信する伝送データが各サブキャリアの変調方式に応じてマッピングされ、これらが逆離散フーリエ変換される。次に、逆離散フーリエ変換後の信号の最後部が信号の先端にコピーされる。この部分はガードインターバルと呼ばれ、ガードインターバルを付加することによって、ガードインターバル長以下の遅延時間を有する遅延波があっても、受信側でシンボル間干渉することなく信号を再生できるようになる。
直交周波数分割多重方式では全てのサブキャリアは互いに直交するため、送受信間でサブキャリア周波数の同期が確立した場合、送信データを正しく再生することができる。従って、直交周波数分割多重信号(以下、「OFDM信号」ともいう)を受信する復調装置(受信装置)では、入力する直交周波数分割多重方式の複素デジタル信号を直交復調して所望の周波数帯域に周波数変換し、送受信間のタイミング同期、サブキャリア周波数同期を確立しつつ、周波数変換した受信信号に離散フーリエ変換を行ってサブキャリア毎の受信信号を生成し、復調を行っている。
サブキャリア変調方式としてQPSKやQAMが採用されている直交周波数分割多重信号を受信する従来の受信装置では、各サブキャリアを復調するため、例えば送信信号にあらかじめ挿入されている既知信号(パイロットキャリア)を用いて伝送路における各サブキャリアの振幅および位相変動量を推定し(以下、「伝送路推定」ともいう)、その推定結果に基づいてサブキャリアの振幅および位相を補正(以下、「等化」ともいう)する(下記非特許文献1参照)。
また、これらに関連する技術が下記特許文献1に開示されている。
伊丹誠著、「わかりやすいOFDM技術」、オーム社、p.39−44、p.71−82 特開2000−236313号公報
従来の受信装置では、伝送路推定と等化によって得られた復調信号をもとに送信データを再生するため、伝送データを誤りなく再生するためには、伝送路推定を精度よく行うことが重要である。伝送路推定に使用するパイロットキャリアのキャリア数は、伝送可能なデータ量をできるだけ多くするため、必要最小限に抑えられている。例えば、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)やDVB−T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)などの地上デジタル放送送受規格では、OFDM信号1シンボル内で周波数方向に12キャリアおきにパイロットキャリアを挿入し、更にシンボル毎にパイロットキャリアを挿入するサブキャリア周波数を3キャリアずつずらしている。従って、同一周波数のサブキャリアにおけるパイロットキャリアの挿入間隔は4シンボル間隔になる。
一方、OFDM信号を移動受信する場合、移動に伴う伝送路特性の変動に追従した伝送路推定が必要である。そのため、上述した非特許文献1にも示されているように、パイロットキャリアを時間および周波数方向に内挿して伝送路推定を行い、伝送路の変動に追従するようにしている。
しかしながら、移動速度が高速になるに従って伝送路推定精度が劣化するため、高速移動受信時には等化処理を行っても振幅や位相が正しく補正できず、送信データを誤って再生する確立が増大してしまうという問題があった。
そこで本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、高速移動受信時の伝送路推定誤差を補償し、送信データを正しく再生することが可能な直交周波数分割多重信号の受信装置およびその受信方法を得ることを目的とする。
本発明における直交周波数分割多重信号の受信装置は、直交周波数分割多重方式で変調された、複数の既知のパイロットキャリアを含む直交周波数分割多重信号の受信装置であって、所望の周波数に周波数変換した前記直交周波数分割多重信号を離散フーリエ変換し、サブキャリア信号列に復調する離散フーリエ変換手段と、前記離散フーリエ変換手段の出力を入力し、前記サブキャリア毎の伝送路特性を推定する伝送路推定手段と、前記伝送路推定手段の出力および前記離散フーリエ変換手段の出力を入力し、各サブキャリアを等化した等化信号および受信シンボルに同期したヘッダ信号を出力する等化手段と、前記等化手段の出力を入力し、前記ヘッダ信号をもとに後段の信号処理のタイミングを制御するタイミング信号を生成するタイミング生成手段と、前記等化手段および前記タイミング生成手段の出力を入力し、前記等化信号をN回(N≧2)繰り返して出力するメモリ手段と、前記メモリ手段の出力を入力し、フィルタ係数に基づいて前記等化信号にフィルタ処理を行い、前記N回目の等化信号を補償して復調信号として出力するフィルタ手段と、前記フィルタ手段、前記メモリ手段、前記タイミング生成手段の出力および前記既知のパイロットキャリアを入力し、前記フィルタ係数を算出して前記フィルタ手段のフィルタ係数を更新する係数更新手段と、を備える。
本発明における直交周波数分割多重信号の受信方法は、直交周波数分割多重方式で変調された、複数の既知のパイロットキャリアを含む直交周波数分割多重信号の受信方法であって、所望の周波数に周波数変換した前記直交周波数分割多重信号を離散フーリエ変換し、サブキャリア信号列に復調する離散フーリエ変換工程と、前記離散フーリエ変換工程の出力を入力し、前記サブキャリア毎の伝送路特性を推定する伝送路推定工程と、前記伝送路推定工程の出力および前記離散フーリエ変換工程の出力を入力し、各サブキャリアを等化した等化信号および受信シンボルに同期したヘッダ信号を出力する等化工程と、前記等化工程の出力を入力し、前記ヘッダ信号をもとに後段の信号処理のタイミングを制御するタイミング信号を生成するタイミング生成工程と、前記等化工程の出力および前記タイミング生成工程の出力を入力し、前記等化信号をN回(N≧2)繰り返して出力するメモリ工程と、前記メモリ工程の出力を入力し、フィルタ係数に基づいて前記等化信号にフィルタ処理を行い、前記N回目の等化信号を補償して復調信号として出力するフィルタ工程と、前記フィルタ工程、前記メモリ工程、前記タイミング生成工程の出力および前記既知のパイロットキャリアを入力し、前記フィルタ係数を算出して前記フィルタ工程のフィルタ係数を更新する係数更新工程と、を備える。
本発明の直交周波数分割多重信号の受信装置および受信方法によれば、伝送路推定誤差に起因する等化後の信号の振幅および位相ずれをリアルタイムに補正することができるため、伝送路推定手段と等化手段では正しく復調できない高速移動受信環境下での受信性能を向上することが可能となる。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1における直交周波数分割多重信号の受信装置100の構成を示した図である。受信装置100は、離散フーリエ変換部1、伝送路推定部2、等化部3、タイミング生成部4、メモリ部5、フィルタ部6、係数更新部7を備える。
次に、動作について説明する。受信した直交周波数分割多重信号は、所望の周波数に変換された後、離散フーリエ変換部1で離散フーリエ変換され、各サブキャリア成分に分離される(サブキャリア信号列に復調する)。
伝送路推定部2は、離散フーリエ変換部1の出力からパイロットキャリアを抽出し、全サブキャリアに対する伝送路推定値を出力する。
等化部3は、伝送路推定部2の出力をもとに離散フーリエ変換部1から出力される各サブキャリアの位相および振幅を補正し、等化信号として出力する。この動作は既に周知の技術であるため(非特許文献1および特許文献1参照)、ここではその詳細についての説明を省略する。また、等化部3は、等化信号に同期してOFDM信号のシンボル周期を表すヘッダ信号を出力する。尚、等化出力は、周波数の低いサブキャリア成分から順に出力され、OFDMシンボルの最後は最も周波数の高いサブキャリア成分である。
タイミング生成部4は、等化部3から出力されるヘッダ信号をもとに、メモリ部5の動作タイミングを制御するためのタイミング信号および係数更新部7の動作を制御するための係数更新タイミング信号を生成する。
メモリ部5は、等化部3から出力される等化信号およびタイミング生成部から出力されるタイミング信号を入力とし、図2に示すような等化信号を2回繰り返して出力する。ここで、図2は、メモリ部5の動作を説明するために、等化部3の出力信号とメモリ部5の出力信号を示した図である。メモリ部5は、例えば等化出力を一旦蓄積するためのデータ格納部とメモリコントローラで構成することができる。
フィルタ部6は、メモリ部5から繰り返し出力される等化信号を入力し、係数更新部7から出力される係数を使ってフィルタ処理して出力する。フィルタ部6は、例えばMタップのFIR(Finite Impulse Response)フィルタで構成することができる。フィルタ部に対する入力信号は繰り返されるため、本実施の形態の場合、1OFDMシンボルあたり2回のフィルタ処理が実施される。このとき、フィルタ部6の出力のうち、復調信号として用いるのは最後のフィルタ処理動作で算出された復調信号であり、本実施の形態では2回目のフィルタ処理動作がそれに相当する。
係数更新部7は、メモリ部5の出力、フィルタ部6の出力および既知のパイロットキャリアを入力とし、最急降下法や再帰的最小2乗法などの適応アルゴリズムを用いてフィルタの係数を逐次更新する。最急降下法を用いる場合、係数の逐次更新式は数1で表される。ただし、数1において、Wm(n)はm番目のタップに対するフィルタ係数、Xm *(n)はm番目のタップにおける入力信号の複素共役、μは係数更新時の重み係数(以下、「ステップサイズパラメータ」ともいう)である。
Figure 0004545209
また、数1においてE(n)は、フィルタ出力と既知パイロットキャリアとの差で表される誤差信号であり、数2で与えられる。ただし、数2において、Y(n)はパイロットキャリアに対するフィルタ出力、R(n)はそのパイロットキャリアに対する既知信号を表す。
Figure 0004545209
数1および数2において、nは係数更新回数を表している。フィルタ係数の更新は、フィルタ出力がパイロットキャリア成分である場合にのみ実施する。ただし、フィルタへは全てのサブキャリアが入力される。例えば、サブキャリア数がkで、最も周波数の低いサブキャリアを0番目のサブキャリア、最も周波数の高いサブキャリアを(k−1)番目のサブキャリアとする。フィルタのタップ数をMとすると、n回目の係数更新時に使用するY(n)は数3によって与えられる。
Figure 0004545209
数3において、Y(n)はパイロットキャリアに相当するフィルタ出力を表している。このY(n)から数2に従って誤差信号であるE(n)を算出し、数1に従ってフィルタ係数を更新する。
メモリ部5から繰り返し出力されるOFDM信号のうち、1回目の信号のパイロットキャリアを用いて係数を更新する。係数の初期値は、例えばフィルタのセンタータップに対する複素係数の実部のみが1、それ以外が全て0に設定する。1回目の信号が全て入力された時点で係数更新を終了し、2回目の信号に対しては係数更新後のフィルタ係数を固定値として出力する。これらの切り替えタイミングは、タイミング生成部4から出力されるタイミング信号をもとに行う。
フィルタ部6は、繰り返し入力されるOFDM信号のうち最後のOFDM信号に対するフィルタ処理結果を復調信号として出力する。
尚、メモリ部5から出力されるOFDM信号の繰り返し回数は3回以上であってもよい。例えば3回繰り返される場合は、1回目のOFDM信号に対する係数の更新値を2回目のOFDM信号に対する係数の初期値に設定する。同様に、4回繰り返される場合は1〜3回目のOFDM信号を利用して係数を更新するようにする。
以上に示したように、本発明の実施の形態1における受信装置およびその受信方法では、等化後の信号に対してフィルタ処理を行い、残留している位相誤差、振幅誤差を補正するようにフィルタ係数を逐次更新アルゴリズムで最適化するように構成したため、高速移動受信に起因する伝送路推定誤差の影響を低減することができ、受信機の受信性能を向上することが可能となる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、メモリ部5、フィルタ部6の出力と既知のパイロットキャリアをもとに重み係数を更新する実施例について示したが、本実施の形態では、係数更新に使用するパイロットキャリアの信頼性を考慮して重み係数を更新する実施例を示す。
図3は、本発明の実施の形態2における受信装置200の構成を示した図である。受信装置200は、実施の形態1と同様の1〜6の構成に、信頼性情報生成部8、第2の係数更新部9を備えた構成である。
次に、動作について説明する。1〜6の動作は実施の形態1と同様のため説明を省略する。信頼性情報生成部8は、伝送路推定部2の出力から得られる伝送路推定値からパイロットキャリアに対する伝送路推定値を抽出し、その複素信号の絶対値または絶対値の2乗値をパイロットキャリアの信頼性情報として出力する。伝送路推定値の絶対値またはその2乗値が大きいほど、パイロットキャリアは信頼性が高いと判断できる。
第2の係数更新部9では、係数更新部7と同様にメモリ部5、フィルタ部6の出力と既知のパイロットキャリアを用いて係数を更新するが、係数更新に使用するパイロットキャリアの信頼性情報をもとに、そのパイロットキャリアを係数更新に使用するか否かを判定した上で更新を行う。
図4は、本実施の形態における第2の係数更新部9の構成を示した図である。ここで、第2の係数更新部9の構成例について図4を用いて説明する。係数更新部7は、実施の形態1で示した係数更新部と同様である。判定部91は、信頼性情報生成部8の出力としきい値とを比較し、そのパイロットキャリアを係数更新に使用するか否かを判定する。係数更新に使用しないと判断したパイロットキャリアに対しては、ステップサイズパラメータを0に置き換えることで係数更新を止めることができる。尚、前述のしきい値は所定の値としてもよいが、信頼性情報生成部8の出力を平均し、所定の係数で割った値をしきい値としてもよい。
また、以上の説明では信頼性が低いパイロットキャリアは係数更新に使用しないようにステップサイズパラメータを0に置き換える例を示したが、信頼性情報が多値信号であるため、その大きさに応じてステップサイズパラメータの大きさを変え、信頼性の高いパイロットキャリアほどステップサイズパラメータを大きくして係数を更新するようにしてもよい。
以上に示したように、本発明の実施の形態3における受信装置およびその受信方法では、係数更新に使用するパイロットの信頼性に基づいて係数更新に使用するステップサイズパラメータを制御し、フィルタ係数を得るように構成したので、周波数選択性のフェージング伝送路であっても移動受信性能を向上することができる。
<実施の形態3>
実施の形態1,2では、係数更新後のフィルタ係数を必ず使用してフィルタ処理を行うような実施例について示したが、本実施の形態では、フィルタ処理の効果を判定した上でフィルタ処理を行うか否かを決定する実施例を示す。
図5は、本発明の実施の形態3における受信装置300の構成を示した図である。受信装置300は、実施の形態1と同様の1〜6の構成に、平均誤差算出部10、誤差判定部11、第3の係数更新部12を備えた構成である。
次に、動作について説明する。1から6の動作は実施の形態1と同様のため説明を省略する。平均誤差算出部10は、第3の係数更新部11で算出されて数2で与えられる誤差信号を入力とし、誤差信号の2乗平均値または絶対値の平均値を平均誤差信号として所定の周波数帯域毎に計算する。
誤差判定部11では、平均誤差信号算出部10の出力のうち、係数更新初期の平均誤差信号と係数更新最終段階での平均誤差信号とを比較し、係数更新に従って誤差が減少したか否かを判定する。
第3の係数更新部12は、実施の形態1で示した係数更新部7と同様にメモリ部5、フィルタ部6の出力と既知のパイロットキャリアをもとに重み係数を更新する。ただし、復調信号を生成する際に用いる係数は、誤差判定部11の出力をもとに、更新後の係数または更新前の係数のいずれか一方を選択して出力する。すなわち、係数更新に従って誤差が減少した場合は係数更新後の係数を、そうでない場合には係数更新前の初期値をフィルタ部6に出力する。
尚、実施の形態2と同様に信頼性情報生成部8を更に備え、信頼性情報をもとにステップサイズパラメータを制御する機能も併用して係数を更新してもよい。
以上に示したように、本発明の実施の形態3における受信装置およびその受信方法では、係数更新の効果について判定した上で、フィルタ係数更新前後いずれの係数を使用するかを決定するように構成したため、係数更新の適応アルゴリズムが発散した場合の性能劣化を避けることができ、移動受信性能を向上することができる。
本発明の活用例として、直交周波数分割多重方式を用いた地上デジタル放送の受信機に適用できる。
本発明の実施の形態1における直交周波数分割多重信号の受信装置の構成を示した図である。 本発明の実施の形態1における直交周波数分割多重信号の受信装置の等化部およびメモリ部の出力信号を示した図である。 本発明の実施の形態2における直交周波数分割多重信号の受信装置の構成を示した図である。 本発明の実施の形態2における直交周波数分割多重信号の受信装置の第2の係数更新部の構成を示した図である。 本発明の実施の形態3における直交周波数分割多重信号の受信装置の構成を示した図である。
符号の説明
1 離散フーリエ変換部、2 伝送路推定部、3 等化部、4 タイミング生成部、5 メモリ部、6 フィルタ部、7 係数更新部、8 信頼性情報生成部、9 第2の係数更新部、10 平均誤差算出部、11 誤差判定部、12 第3の係数更新部、91 判定部、100,200,300 受信装置。

Claims (9)

  1. 直交周波数分割多重方式で変調された、複数の既知のパイロットキャリアを含む直交周波数分割多重信号の受信装置であって、
    所望の周波数に周波数変換した前記直交周波数分割多重信号を離散フーリエ変換し、サブキャリア信号列に復調する離散フーリエ変換手段と、
    前記離散フーリエ変換手段の出力を入力し、前記サブキャリア毎の伝送路特性を推定する伝送路推定手段と、
    前記伝送路推定手段の出力および前記離散フーリエ変換手段の出力を入力し、各サブキャリアを等化した等化信号および受信シンボルに同期したヘッダ信号を出力する等化手段と、
    前記等化手段の出力を入力し、前記ヘッダ信号をもとに後段の信号処理のタイミングを制御するタイミング信号を生成するタイミング生成手段と、
    前記等化手段および前記タイミング生成手段の出力を入力し、前記等化信号をN回(N≧2)繰り返して出力するメモリ手段と、
    前記メモリ手段の出力を入力し、フィルタ係数に基づいて前記等化信号にフィルタ処理を行い、前記N回目の等化信号を補償して復調信号として出力するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段、前記メモリ手段、前記タイミング生成手段の出力および前記既知のパイロットキャリアを入力し、前記フィルタ係数を算出して前記フィルタ手段のフィルタ係数を更新する係数更新手段と、を備える直交周波数分割多重信号の受信装置。
  2. 前記伝送路推定手段の出力を入力し、各パイロットキャリアの前記伝送路推定手段の出力から信頼性情報を算出する信頼性情報生成手段をさらに備え、
    前記係数更新手段は、前記フィルタ手段、前記メモリ手段、前記タイミング生成手段、前記信頼性情報生成手段の出力および前記既知のパイロットキャリアを入力し、前記フィルタ係数を算出して前記フィルタ手段のフィルタ係数を更新する、請求項1に記載の直交周波数分割多重信号の受信装置。
  3. 前記係数更新手段は、前記信頼性情報生成手段の出力をもとに、前記等化手段から出力された前記パイロットキャリアの信頼性を判定する信頼性判定手段を備え、
    前記信頼性判定手段が信頼性が低いと判定した場合、前記係数更新手段は、前記フィルタ係数を更新しない、請求項2に記載の直交周波数分割多重信号の受信装置。
  4. 前記係数更新手段は、前記信頼性情報に応じてフィルタ係数更新時に使用する重み係数を制御する、請求項2に記載の直交周波数分割多重信号の受信装置。
  5. 前記係数更新手段は、メモリ手段からN回繰り返し出力される等化信号に対し、1回目から(N−1)回目に出力される等化信号を用いて、前記フィルタ手段の出力がパイロットキャリア成分の場合に前記フィルタ係数を逐次更新し、
    前記フィルタ手段は、前記(N−1)回目の等化信号に基づいて更新されたフィルタ係数を用いて前記N回目に出力される等化信号にフィルタ処理を行い、前記復調信号として出力する、請求項1から4のいずれかに記載の直交周波数分割多重信号の受信装置。
  6. 前記フィルタ手段の出力と前記既知のパイロットキャリアとの差として得られる誤差信号の2乗平均値または絶対値の平均値を所定の周波数帯域毎に計算する平均誤差信号算出手段と、
    前記平均誤差信号算出手段の出力をもとに、前記フィルタ係数の更新に従って前記平均誤差信号算出手段の出力が減少したか否かを判定する誤差判定手段と、をさらに備え、
    前記係数更新手段は、前記誤差判定手段の判定結果に応じて、更新後のフィルタ係数または更新前のフィルタ係数のいずれかを選択して前記フィルタ手段のフィルタ係数を更新する、請求項1から5のいずれかに記載の直交周波数分割多重信号の受信装置。
  7. 直交周波数分割多重方式で変調された、複数の既知のパイロットキャリアを含む直交周波数分割多重信号の受信方法であって、
    所望の周波数に周波数変換した前記直交周波数分割多重信号を離散フーリエ変換し、サブキャリア信号列に復調する離散フーリエ変換工程と、
    前記離散フーリエ変換工程の出力を入力し、前記サブキャリア毎の伝送路特性を推定する伝送路推定工程と、
    前記伝送路推定工程の出力および前記離散フーリエ変換工程の出力を入力し、各サブキャリアを等化した等化信号および受信シンボルに同期したヘッダ信号を出力する等化工程と、
    前記等化工程の出力を入力し、前記ヘッダ信号をもとに後段の信号処理のタイミングを制御するタイミング信号を生成するタイミング生成工程と、
    前記等化工程の出力および前記タイミング生成工程の出力を入力し、前記等化信号をN回(N≧2)繰り返して出力するメモリ工程と、
    前記メモリ工程の出力を入力し、フィルタ係数に基づいて前記等化信号にフィルタ処理を行い、前記N回目の等化信号を補償して復調信号として出力するフィルタ工程と、
    前記フィルタ工程、前記メモリ工程、前記タイミング生成工程の出力および前記既知のパイロットキャリアを入力し、前記フィルタ係数を算出して前記フィルタ工程のフィルタ係数を更新する係数更新工程と、を備える直交周波数分割多重信号の受信方法。
  8. 前記伝送路推定工程の出力を入力し、各パイロットキャリアの前記伝送路推定工程の出力から信頼性情報を算出する信頼性情報生成工程をさらに備え、
    前記係数更新工程は、前記フィルタ工程、前記メモリ工程、前記タイミング生成工程、前記信頼性情報生成工程の出力および前記既知のパイロットキャリアを入力し、前記フィルタ係数を算出して前記フィルタ工程のフィルタ係数を更新する、請求項7に記載の直交周波数分割多重信号の受信方法。
  9. 前記フィルタ工程の出力と前記既知のパイロットキャリアとの差として得られる誤差信号の2乗平均値または絶対値の平均値を所定の周波数帯域毎に計算する平均誤差信号算出工程と、
    前記平均誤差信号算出工程の出力をもとに、前記フィルタ係数の更新に従って前記平均誤差信号算出工程の出力が減少したか否かを判定する誤差判定工程と、をさらに備え、
    前記係数更新工程は、前記誤差判定工程の判定結果に応じて、更新後のフィルタ係数または更新前のフィルタ係数のいずれかを選択して前記フィルタ工程のフィルタ係数を更新する、請求項7または8に記載の直交周波数分割多重信号の受信方法。
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