JP4543229B2 - 車椅子用昇降機 - Google Patents
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Description
そこで、テーブル部への乗り入れ口手前の段差上面と設置面に車椅子を方向転換させるためのスペースを必要としないようにするために、車椅子がテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出することを可能とした車椅子用昇降機が提案されている。
また、上述とは異なる第二の形態をとったものもある。この車椅子用昇降機は、ベースフレームに対してテーブル部が上下に昇降自在に取付けられ、該テーブル部を昇降させる昇降手段が前記ベースフレームとテーブル部の共通する一側縁部に構成されるとともに、テーブル部に回転可能な旋回台が具備されたものである(特許文献2参照。)。
請求項2の発明は、前記ブリッジをテーブル部の一側縁部と、この側縁部に隣接する少なくとも一方の側縁部に取付け可能とするとともに、このブリッジに前記コーナースロープを取付け可能としたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記ブリッジとコーナースロープを一体をしたブリッジを具備したことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記操作手段のテーブル部への取付部を備える基部フレームの前記ブリッジが位置する側を開放した構成とするとともに、操作レバーの動作をブリッジに伝達し、ブリッジを起立あるいは倒伏させる部材を、少なくともブリッジを倒伏した際に車椅子の足受部分が基部フレームの開放した部分に進入できるように配設したことを特徴とする。
また、請求項2の発明によれば、前記ブリッジをテーブル部の一側縁部とこの側縁部に隣接する少なくとも一方の側縁部に取付け可能とするとともに、このブリッジに前記コーナースロープを取付け可能とした。これによると、ブリッジのテーブル部への取付け位置の変更やコーナースロープの取付け取外しを行うことで、様々な方向からのテーブル部への乗降を可能することができ、設置スペースに応じて、最適な状態で設置可能な車椅子用昇降機とすることができる。
さらに、請求項3の発明によれば、前記ブリッジとコーナースロープを一体としたブリッジを具備した。これによると、上述と同様の作用と効果を得ることができる。さらに、車椅子のテーブル部への進入方向と同じ方向へ退出するようにテーブル部を通過するよう車椅子用昇降機を使用する際に、車椅子のブリッジへの乗り入れ間口を大きくすることができる。
また、請求項4の発明によれば、前記操作手段のテーブル部への取付部を備える基部フレームの前記ブリッジが位置する側を開放した構成とした。また、操作レバーの動作をブリッジに伝達し、ブリッジを起立あるいは倒伏させる部材を、少なくともブリッジを倒伏した際に車椅子の足受部分が基部フレームの開放した部分に進入できるように配設した。これによると、車椅子がブリッジとコーナースロープの上面にて方向転換しながら乗降する際に、車椅子の足受部分と乗っている人の足先を操作手段に干渉させないようできる。よって、テーブル部から車椅子の足受部分をはみ出させながら車椅子を方向転換させることができ、乗降の際の方向転換が行いやすくなる。
また、テーブル部へのブリッジ等の取付け位置を変更可能とするとともに、ブリッジへのコーナースロープの取付け取外しを可能としたことで、ブリッジ等のテーブル部への取付け位置の変更やコーナースロープの取付け取外しを行うことで、様々な方向からのテーブル部への乗降を可能することができ、設置スペースに応じて、最適な状態で設置可能な車椅子用昇降機とすることができる。
なお、第1図において、スロープ取付け側を前、ブリッジ取付け側を右として、前後左右とする。
前記ベースフレーム2は、一定間隔離間させたサイドフレーム2a,2aと、このサイドフレーム2a,2aを連結する繋ぎフレーム2b,2bとを固着することによって、平面視において略矩形状に構成されたものである。また、ベースフレーム2の左側の側部には支柱3,3が直立状態でそれぞれ止着されている。
この昇降部材4は、前記支柱3,3に外嵌可能な筒状部材4a,4aを有しており、これら筒状部材4a,4a内には前記支柱3,3に当接し、転動自在となるようにローラー4b,4b,・・・が支承され、筒状部材4a,4aがスムーズに昇降するように構成されている。なお、ローラー4b,4b,・・・の代わりに、筒状部材4a,4aにライニング(図示省略)を配設するようにして、筒状部材4a,4aがスムーズに昇降するようにしても何ら問題はない。また、これら筒状部材4a,4a間には連結パイプ4c,4cが固着され、該連結パイプ4c,4c間には補強パイプ4dが固着されて、前記筒状部材4a,4aと連結パイプ4c,4c及び補強パイプ4dが一体的な構成とされている。なお、筒状部材4a,4aの適所には後述するテーブル部5を固定するための取付部材4e,4eが固着されている。
この昇降手段6は、前記支柱3,3間に立設するように配置されるネジ軸11と、このネジ軸11に螺合され、ネジ軸11の正逆回転により上下に移動可能となる螺合部材12と、ネジ軸11を回転駆動させる駆動部13とから主に構成されている。詳述すると、前記ベースフレーム2の支柱3,3間に前記駆動部13が配設されている。この駆動部13は、支持部材14を備えている。この支持部材14の下部は前記支柱3,3あるいはベースフレーム2に止着され、上部には前記ネジ軸11の下端を回転自在に軸受けするための軸受部15が備えられている。そして、この軸受部15と前記連結部材10の軸受部10aにネジ軸11を正逆回転可能となるように取付けている。なお、このネジ軸11には前記螺合部材12を螺合している。また、このネジ軸11とモーター16の回転軸の軸心が一致するようにモーター16を配置し、カップリング17を介して連結している。なお、モーター16の回転軸とネジ軸11にギヤ(図示省略)等を止着し、これらのギヤ(図示省略)が互いに噛合するように配置しても良い。また、18はモーター16の制御装置であり、19は駆動部13のカバーである。そして、20はネジ軸11及び螺合部材12のカバーである。さらに、前記螺合部材12には取付部材12aが固着されており、この取付部材12aを前記昇降部材4の補強パイプ4dに固着された取付プレート4fにネジ止めすることによって、螺合部材12の上下移動に連動して昇降部材4が支柱3,3に沿って昇降するように構成されている。
なお、本実施例の昇降手段6はネジ軸11の回転により螺合部材12が上下に移動することを利用して構成しているが、図示してはいないが、伸縮可能なアクチュエーター等を利用しても良い。また、モーターとロープ等を利用しても良い。すなわち、後述するテーブル部5を上下に移動可能とする昇降手段であれば何ら問題はない。
このスロープ7は、当該車椅子用昇降機1のベースフレーム2よりも僅かに大きいピットを掘り、テーブル部5上面と設置面Gとの高さを同一とした状態で設置する場合には必要のないものであるが、そのような工事をしない場合にテーブル部5上面と設置面Gとの僅かな段差をスロープ7によって緩やかな角度にして、車椅子Wの乗降を容易に行うためのものである。
このスロープ7は、脱輪防止のために左右両側縁部が上方へ曲折されたスロープ板26をスロープ7の回動の基端となる回動軸27a,27aを備えた取付部材27にネジ止めさせるとともに、前記回動軸27a,27aに段付ローラー28,28を軸承させて構成されている。
このように構成されたスロープ7は、前記テーブル部5のテーブルフレーム21の前側側縁部に固着されている横桁21aの適所に固着されたフック部材29,29に、スロープ7の段付ローラー28,28の小径部28a,28aを掛合させ、テーブル板22により段付ローラー28,28の大径部28b,28bを押さえ込むことにより、上下回動自在かつ脱落が防止されて、テーブル部5に取付けられている。なお、前記テーブルフレーム21の後側側縁部の横桁21bと、横桁21a,21bの右側端部間を連結する主桁21cの適所にも前記フック部材29,29,・・・は固着されており、スロープ7は、テーブル部5の前後及び右側の側縁部に取付け可能とされている。また、上述のように、このスロープ7はテーブル板22で段付ローラー28,28を押さえ込むだけで取付けることができ、テーブル部5へのスロープ7の取付けが簡便に行えるものとなっている。
これによると、テーブル部5が下限位置においては、テーブル部5と設置面Gとの間での車椅子Wの乗降が至便に行えるとともに、テーブル部5の昇降中はスロープ7が車止めの役割を果たし、仮に車椅子Wのブレーキを掛け忘れてもテーブル部5からの落下を防止することができる。また、利用者が安心して車椅子用昇降機1を使用できる。
なお、下限位置とは、設置面Gからテーブル部5に乗り込む際にテーブル部5が位置している位置のことである。
このブリッジ8は、前記スロープ7と略同様の構成であり、脱輪防止のために前後両側縁部が上方へ曲折されたブリッジ板35をブリッジ8の回動の基端となる回動軸36a,36aを備えた取付部材36にネジ止めさせ、前記回動軸36a,36aに段付ローラー37,37を軸承させて構成されている。
このブリッジ8は、前記テーブル部5の主桁21cに備えられたフック部材29,29に、ブリッジ8の段付ローラー37,37の小径部37a,37aを掛合させ、テーブル板22により段付ローラー37,37の大径部37b,37bを押さえ込むことで、上下回動自在かつ脱落が防止されて、テーブル部5の後側側縁部寄りに取付けられている。なお、このブリッジ8は、前記スロープ7と同様にテーブル部5の前後及び右側の側縁部に取付け可能とされている。また、上述のようにブリッジ8は、前記スロープ7と同様の方法でテーブル部5に取付ける構成となっており、テーブル部5へのブリッジ8の取付けが簡便に行えるものとなっている。
この操作手段24は、第7図に示すように、ループ状の操作レバー38を左右方向において移動させることで、該操作レバー38と前記テーブル部5への操作手段24の取付部39a,39aを備える基部フレーム39との間に構成した平行リンク40が回動され、ロッド41がブリッジ8を起立させたり、倒伏させたりするように作用するものである。また、この操作手段24は、当該操作手段24を構成する部材同士が接触することで、操作レバー38の移動を規制するとともに、ブリッジ8を起立状態と倒伏状態にて保持するように構成されている。なお、この操作手段24は、前記テーブル部5の後側に位置する横桁21bの適所に固着されたナット部材42,42に、前記基部フレーム39の取付部39a,39aをネジ43,43にて止着させて、テーブル部5に取付けられている。また、前記ナット部材42,42,・・・は、テーブル部5の前側の横桁21aと主桁21cの適所にも固着されており、操作手段24は、テーブル部5の前後及び右側の側縁部に取付け可能とされている。
この操作手段24によると、操作手段24がテーブル部5の後側を覆う柵の役割も果たすとともに、ブリッジ8を起立状態で保持させることでブリッジ8も柵の役割を果たすようにでき、車椅子W等の転落防止になる。また、利用者が安心して車椅子用昇降機1を使用できる。さらに、前記操作レバー38をループ状に構成したこで、操作レバー38に指を掛けるようにして操作することもでき、操作手段24の操作が至便に行えるようにされている。
なお、ブリッジ8を起立させた状態で、該ブリッジ8からはみ出さないように操作レバー38の位置を設定しておくと、操作レバー38が段差に接触することを防止できる。
このコーナースロープ9は、ブリッジ8の幅方向の大きさを、段差上面Uからテーブル部5に進入する際に、車椅子Wを方向転換させながらテーブル部5へ乗り込んでいけるだけの大きさとして用いる場合には必要のないものである。しかし、車椅子用昇降機1を屋外と屋内の間で出入するためにしようする際には、家屋の内外を仕切る戸口の幅方向の大きさに制約があるため、上述のようにブリッジ8の幅を大きくすると、戸口とテーブル部5との間にブリッジ8を橋状態にして掛渡すことができない場合があり、車椅子用昇降機1を使用できないことがある。そこで、テーブル部5と戸口との間に橋状態にして掛渡すことができる幅方向の大きさとしたブリッジ8でも、車椅子Wを方向転換させながらテーブル部5に乗り込んで行けるように、コーナースロープ9は用いられるものである。
このコーナースロープ9は平面視において略三角形状に構成され、その一側縁部は脱輪防止のために上方へ曲折されている。また、後側側縁部は下方へ曲折され、前記ブリッジ8に取付け可能にされている。
そして、このコーナースロープ9は、第5図及び第7図に示すように、コーナースロープ9の左側と後側の側縁部が前記テーブル部5の右側とブリッジ8の前側の側縁部にそれぞれ沿うように配設されるとともに、コーナースロープ9の後側側縁部をブリッジ8の前側側縁部にネジ44,44にて止着している。なお、この際、コーナースロープ9とブリッジ8は略同一平面を形成している。
すなわち、このコーナースロープ9によると、第8図に示すように、車椅子Wが段差上面Uからブリッジ8に進入し、テーブル部5へ向けてブリッジ8を通過する際に、車椅子Wをコーナースロープ9とブリッジ8の上面にて方向転換させながらテーブル部5へ乗り込むことができるようになる。
なお、車椅子Wがテーブル部5の右側縁部から前側あるいは後側側縁部方向にテーブル部5を通過するように、テーブル部5への進入方向と退出方向が異なる車椅子Wのテーブル部5への乗降をL字乗降と称するとともに、車椅子Wがテーブル部5の前側側縁部から後側側縁部方向にテーブル部5を通過するように、テーブル部5への進入方向と退出方向が同じ車椅子Wのテーブル部5への乗降をI字乗降と称する。
また、前記コーナースロープ9の形状を平面視において略矩形状の形状としても、L字乗降の可能な車椅子用昇降機1を構成することができる。すなわち、コーナースロープ9はブリッジ8を車椅子Wが通過する際に、車椅子Wが方向転換を行いながら乗降できるようにスペースを確保できるものであれば良く、その形状は上述の形状に限定されるものではない。
また、第13図に示すように、前記コーナースロープ9二つとブリッジ8とを一体的に構成したようなブリッジ46を用いても良い。このようにしても、L字乗降が可能な車椅子用昇降機1を構成することができるとともに、第7図と第9図に示したように、前記スロープ7のテーブル部5への取付け位置をテーブル部5の前側から後側に変更した際に、このブリッジ46のテーブル部5への取付け位置をテーブル部5の右側側縁部において後側寄りから前側寄りに変更するだけで、乗降方向の異なるL字乗降が可能な車椅子用昇降機1とすることができる。すなわち、このブリッジ46が一つあれば、二種類のL字乗降を可能とすることができる。また、このブリッジ46を用いてI字乗降の可能な車椅子用昇降機1を構成する際に、上述のブリッジ45と同様に、車椅子Wの段差上面Uからのブリッジ46への乗り入れ口の幅を大きくすることができ、車椅子Wのブリッジ46への乗り入れをしやすくすることができる。
また、第16図に示すように、ロッド41またはロッド47の代わりにロープ48を基部フレーム39の構成部材に沿って配設させるようにしても良い。このようにすると、操作レバー38を移動させて、ロープ48を操作レバー38側に引き寄せるようにするとブリッジ8は起立され、また、逆方向へ操作レバー38を移動させて、ロープ48をブリッジ8と操作レバー38あるいは平行リンク40との間で弛ませた状態とし、車椅子Wで押し倒すことでブリッジ8を倒伏させることができる。したがって、ブリッジ8の起立及び倒伏を可能とすることができるとともに、車椅子Wの足受部分と乗っている人の足先が基部フレーム39の開放した部分に進入することができ、L字乗降を至便に行えるようになっている。なお、この際には、ブリッジ8とテーブル部5の間にバネ等の弾性体49を配設させておくと、ブリッジ8がいきおい良く倒伏することを防止でき、段差上面U等、家屋の戸口等を傷つけることを防止できる。さらに、弾性体49はブリッジ8を起立させる際の補助として作用するようにもなり、ブリッジ8を起立させる操作を至便に行えるようになっている。また、図示してはいないが、テーブル部5より外方向へ突出させるようにピン材をブリッジ8と操作レバー38あるいは平行リンク40に具備させ、そのピン材をロープにて連結することで、L字乗降を行う際に、ロープと車椅子Wの足受部分及び乗っている人の足先が干渉しないようにしても良い。このようにしても、L字乗降を至便に行えるようになる。
さらに、第17図に示すように、ブリッジ8の一側縁部にプーリー50を備えるとともに、平行リンク40を構成する少なくとも一方の杆体51にプーリー52を備える。そして、それらプーリー50,52にループ状の歯付ベルト53を掛合わせるとともに、歯付ベルト53を基部フレーム39の構成部材に沿って配設させるようにしても良い。このようにすると、操作レバー38を移動させることで、平行リンク40の杆体51が回動され、杆体51に備えたプーリー52が回動される。そして、歯付ベルト53が作動され、歯付ベルト53がブリッジ8に備えたプーリー50を回動させようとすることで、ブリッジ8が起立あるいは倒伏される。したがって、このようにしても、ブリッジ8の起立及び倒伏を可能とすることができるとともに、車椅子Wの足受部分と乗っている人の足先が基部フレーム39の開放した部分に進入することができ、L字乗降を至便に行えるようになっている。
また、図示してはいないが、スライダークランク方式のリンクを前記ロッド47やロープ48あるいは歯付ベルト53の代りに用いて、上述と同様の作用と効果を得ることができる操作手段24を構成することもできる。すなわち、操作手段24は、ブリッジ8を起立あるいは倒伏可能、かつ、少なくともブリッジ8を倒伏させた際に、車椅子Wの足受部分をテーブル部5からはみ出させながら方向転換できるよう構成したものであれば良く、これらに限定するものではない。
また、ブリッジ8とコーナースロープ9の上面で車椅子Wが方向転換しながら乗降することを可能としたことで、テーブル部5上に車椅子Wを方向転換させることができるだけの面積を必要とせず、テーブル部5の大きさを少なくとも車椅子Wが乗ることができる大きさとすることができ、設置占有面積が狭い、L字乗降が可能な車椅子用昇降機1とすることができる。
さらに、テーブル部5へ乗り込む際あるいはテーブル部5から降りる際に、車椅子Wの方向転換を行うようにしたことで、テーブル部5への乗り入れ口であるスロープ7とブリッジ8の手前の設置面Gと段差上面Uに車椅子Wを方向転換させるためのスペースを必要とせず、当該車椅子用昇降機1を設置できるだけのスペースがあれば、当該車椅子用昇降機1を使用することができる。
また、本実施例のスロープ7及びブリッジ8は上述のようなテーブル部5への取付方法を採用しているが、図示してはいないが、テーブル部5のテーブルフレーム21の適所にボス部材を固着させるとともに、スロープ7及びブリッジ8の取付部材27にもボス部材を固着させ、両ボス部材を軸剤にて枢結することで、スロープ7及びブリッジ8を上下回動自在にテーブル部5に取付けるようにしても良く、スロープ7及びブリッジ8を上下回動自在かつ脱落が防止された状態でテーブル部5に取付けることができる取付け方法であれば良い。
さらに、本実施例の車椅子用昇降機1は、昇降手段6により支柱3,3に沿って昇降する昇降部材4にテーブル部5を取付ける形態を例示しているが、昇降手段6にテーブル部5を直接取付ける形態の車椅子用昇降機としても、上述と同様の作用と効果を示す車椅子用昇降機を構成できることは言うまでもない。また、昇降手段6をテーブル部5下面に構成した形態の車椅子用昇降機としても、上述と同様の作用と効果を示す車椅子用昇降機を構成できる。
また、本実施例においては、便宜上、設置面Gとテーブル部5との間で橋渡しする部材をスロープ7、段差上面Uとテーブル部5との間で橋渡しする部材をブリッジ8と呼称しているが、両者はテーブル部5への乗降を至便にするためと、テーブル部5昇降中の落下防止部材としての機能を有するものであり、その作用及び効果は同一である。
5 テーブル部
8 ブリッジ
9 コーナースロープ
24 操作手段
38 操作レバー
39 基部フレーム
45 ブリッジ
46 ブリッジ
G 設置面
U 段差上面
W 車椅子
Claims (4)
- 少なくとも車椅子が乗ることができる大きさである昇降自在なテーブル部と、該テーブル部の一側縁部に配設されるブリッジと、該ブリッジを起立及び倒伏させることができる操作手段とを具備する車椅子用昇降機において、車椅子がテーブル部の一側縁部からこの側縁部に隣接する側縁部方向へ通過可能とするコーナースロープを前記ブリッジに具備したことを特徴とする車椅子用昇降機。
- 前記ブリッジをテーブル部の一側縁部と、この側縁部に隣接する少なくとも一方の側縁部に取付け可能とするとともに、このブリッジに前記コーナースロープを取付け可能としたことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機。
- 前記ブリッジとコーナースロープを一体としたブリッジを具備したことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機。
- 前記操作手段のテーブル部への取付部を備える基部フレームの前記ブリッジが位置する側を開放した構成とするとともに、操作レバーの動作をブリッジに伝達し、ブリッジを起立あるいは倒伏させる部材を、少なくともブリッジを倒伏した際に車椅子の足受部分が基部フレームの開放した部分に進入できるように配設したことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の車椅子用昇降機。
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