JP4542766B2 - 携帯可能電子装置 - Google Patents

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本発明は、たとえば、書換え可能な不揮発性メモリおよびCPUなどの制御素子を有し、外部からのデータの入出力を行なう手段を備えたIC(集積回路)チップを内蔵した、いわゆるICカードと称される携帯可能電子装置に関する。
近年、新たな携帯可能なデータ記憶媒体として、書換え可能な不揮発性メモリおよびCPUなどの制御素子を有し、外部からのデータの入出力を行なう手段を備えたICチップを内蔵した、いわゆるICカードが開発されている。
一般に、この種のICカードは、受信したコマンドに対するステータスワード(SW)を決められた処理を行なった結果として出力する。すなわち、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する。たとえば、キー照合コマンドにおいて、照合不一致であった場合、「6300(照合不一致)」などのステータスワードを出力していた。
しかしながら、上述した従来技術の場合、コマンドコードの規格で決まっているCLAバイトあるいはINSバイトをランダムにアタックしていくと、CLA=00、INS=20において、ステータスワードとして「6300」が出力され、キー照合コマンドが存在することがわかってしまい、セキュリティ性に劣るという大きな問題があった。
特に、金融決済を行なうアプリケーションなど、高いセキュリティを必要とするアプリケーションにおいて問題となる。
そこで、本発明は、コマンドのランダムアタックに対しても高いセキュリティが得られる携帯可能電子装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯可能電子装置は、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別する識別手段と、この識別手段の識別結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別する識別手段と、この識別手段の識別結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了した場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別する識別手段と、この識別手段の識別結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、前記受信したコマンドが特定のコマンドであるか否かを判定する判定手段と、この判定手段が受信したコマンドが特定のコマンドではないと判定した場合は処理内容を示す正規のステータスワードを外部へ出力し、前記判定手段が受信したコマンドが特定のコマンドであると判定した場合は前記正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを外部へ出力するステータス出力手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを現在選択されているアプリケーションに応じて切換える切換手段と、この切換手段の切換結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを現在選択されているアプリケーションに応じて切換える切換手段と、この切換手段の切換結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了した場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを現在選択されているアプリケーションに応じて切換える切換手段と、この切換手段の切換結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段とを具備している。
さらに、本発明の携帯可能電子装置は、複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、現在選択されているアプリケーションが特定のアプリケーションであるか否かを判定する判定手段と、この判定手段が現在選択されているアプリケーションが特定のアプリケーションではないと判定した場合は処理内容を示す正規のステータスワードを外部へ出力し、前記判定手段が現在選択されているアプリケーションが特定のアプリケーションであると判定した場合は前記正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを外部へ出力するステータス出力手段とを具備している。
本発明によれば、受信したコマンドに対する処理を行なった後、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別し、この識別結果に基づき正規のステータスワードあるいは特定のステータスワードを選択的に出力することにより、コマンドのランダムアタックに対しても高いセキュリティが得られる携帯可能電子装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る携帯可能電子装置としてのICカードを取扱う端末装置の構成例を示すものである。すなわち、この端末装置は、ICカード1をカードリーダ・ライタ2を介してCPUなどからなる制御部3と接続可能にするとともに、制御部3にキーボード4、CRTディスプレイ装置5、および、プリンタ6を接続して構成される。
ICカード1は、複数のアプリケーションが登録可能であり、たとえば、図2に示すように、CPUなどの制御素子(制御部)11、メモリ(記憶手段)としてのデータメモリ12、ワーキングメモリ13、プログラムメモリ14、および、カードリーダ・ライタ2との電気的接触を得るためのコンタクト部15によって構成されていて、これらのうち、制御素子11、データメモリ12、ワーキングメモリ13、および、プログラムメモリ14は1つのICチップ(あるいは複数のICチップ)16で構成されている。そして、ICチップ16とコンタクト部15とが一体的にICモジュール化されて、ICカ―ド本体内に埋設されている。
データメモリ12は、各種データの記憶に使用され、たとえば、EEPROMなどの書換え可能な不揮発性メモリで構成されている。
ワーキングメモリ13は、制御素子11が処理を行なう際の処理データなどを一時的に保持するためのメモリであり、たとえば、RAMなどで構成される。
プログラムメモリ14は、たとえば、マスクROMで構成されており、制御素子11の制御プログラムなどを記憶するものである。
図3は、データメモリ12の一部分を示しており、状態設定フラグ21、キーデータ22、および、アプリケーション発行情報23がそれぞれ格納されている。状態設定フラグ21は、どちらのステータスワードを出力するか、すなわち、通常のステータスワード(処理内容を示す正規のステータスワード)を出力するか、あるいは、正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別するためのものであり、フラグ設定コマンドにより設定される。
ここに、上記特定のステータスワードとは、該当コマンドをサポートしていないことを示す正規のステータスワードと異なる内容を示すステータスワードであり、たとえば、キー照合コマンドに対するステータスワードは、「6D00(INS未サポート)」という特定のステータスワードとして出力する。
キーデータ22は、状態設定フラグ21を設定するフラグ設定コマンドのアクセス権を確立するために使用されるもので、照合キーデータあるいは認証キーデータが設定される。
アプリケーション発行情報23は、アプリケーションが既に発行済みであることを示すもので、セキュリティが高いアプリケーションが発行されたとき発行済みに設定される。
図4は、ワーキングメモリ13の一部分を示しており、アクセス条件フラグ31およびアプリケーション識別情報32がそれぞれ格納されている。アクセス条件フラグ31は、アクセス権が確立されたことを示すフラグであり、キーデータ22の照合あるいは認証の結果によって設定される。アプリケーション識別情報32は、現在、選択されているアプリケーションの種類を示すものである。
図5は、プログラムメモリ14の一部分を示しており、通常のステータスワードを出力するかあるいは特定のステータスワードを出力するかをコマンドごとに指定することができるコマンドサーチテーブル41が格納されている。コマンドサーチテーブル41は、当該ICカードがサポートしているコマンドごとに、CLA、INS、アクセス条件情報、コマンドのフォーマット情報、どちらのステータスワードを出力するかを指定するSW情報などが登録されている。
図6は、状態設定フラグ21を設定するフラグ設定コマンドのフォーマット例を示しており、コマンドヘッダ51およびフラグ情報52から構成されている。
図7は、キー照合コマンドのフォーマット例を示しており、コマンドヘッダ61およびキー値62から構成されている。
次に、特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。カードリーダ・ライタ2から送られるコマンドを受信すると、ステップS1に進む。ステップS1では、受信したコマンドがコマンドサーチテーブル41に登録されているかどうかチェックする。
このチェックの結果、コマンドサーチテーブル41に登録されている場合、ステップS2に進む。ステップS2では、アクセス条件フラグ31を参照することにより、アクセス権が確立されているかどうかチェックする。このチェックの結果、アクセス権が確立されている場合、ステップS3に進む。ステップS3では、コマンドサーチテーブル41内のフォーマット情報を参照することにより、受信したコマンドが適切なフォーマットになっているかどうかチェックする。
このチェックの結果、適切なフォーマットになっている場合、ステップS4に進む。ステップS4では、受信したコマンドに対する処理を行なう。次に、ステップS5では、ステップS4の処理が正常に終了したかどうかチェックする。このチェックの結果、処理が正常に終了した場合、ステップS6に進む。ステップS6では、正常終了ステータスワードをカードリーダ・ライタ2へ出力し、コマンド待ち状態になる。
ステップS1にてコマンドサーチテーブル41に登録されていない場合、ステップS2にてアクセス権が確立されていない場合、ステップS3にて適切なフォーマットになっていない場合、あるいは、ステップS5にて処理が正常に終了していない場合、ステップS7に進む。ステップS7では、コマンドサーチテーブル41内のSW情報を参照することにより、特定のステータスワードを出力するのか、通常のステータスワードを出力するのかをチェックする。すなわち、受信したコマンドがあらかじめ定められた特定のコマンド(たとえば、キー照合コマンドなど)であるかどうかチェックするものである。
このチェックの結果、特定のステータスワードを出力する場合(受信したコマンドが特定のコマンドである場合)、ステップS8に進む。ステップS8では、状態設定フラグ21を参照することにより、状態設定フラグ21が特定のステータスワードを出力するよう設定されているか、通常のステータスワードを出力するよう設定されているかをチェックする。このチェックの結果、状態設定フラグ21が特定のステータスワードを出力するよう設定されている場合、ステップS9に進む。ステップS9では、特定のステータスワード(特定エラーステータス)をカードリーダ・ライタ2へ出力し、コマンド待ち状態になる。
ステップS7にて通常のステータスワードを出力する場合(受信したコマンドが特定のコマンドでない場合)、あるいは、ステップS8にて状態設定フラグ21が通常のステータスワードを出力するよう設定されている場合、ステップS10に進む。ステップS10では、通常のステータスワード(通常エラーステータス)を出力し、コマンド待ち状態になる。
このように、受信したコマンドに対する処理を行なった上、その処理が正常に終了しなかった場合、コマンドサーチテーブル41を参照することにより、特定のステータスワードを出力するのか通常のステータスワードを出力するのかをチェックし、特定のステータスワードを出力する場合、状態設定フラグ21が特定のステータスワードを出力するよう設定されているか通常のステータスワードを出力するよう設定されているかをチェックし、状態設定フラグ21が特定のステータスワードを出力するよう設定されている場合、特定のステータスワードを出力する。上記チェックで、通常のステータスワードを出力する場合、あるいは、状態設定フラグ21が通常のステータスワードを出力するよう設定されている場合、通常のステータスワードを出力するものである。
次に、処理が正常に終了したときにも特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図8と同一のステップには同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
ステップS5において、処理が正常に終了した場合、ステップS11に進む。ステップS11では、コマンドサーチテーブル41内のSW情報を参照することにより、特定のステータスワードを出力するのか、通常のステータスワードを出力するのかをチェックする。すなわち、受信したコマンドがあらかじめ定められた特定のコマンド(たとえば、キー照合コマンドなど)であるかどうかチェックするものである。
このチェックの結果、特定のステータスワードを出力する場合(受信したコマンドが特定のコマンドである場合)、ステップS12に進む。ステップS12では、状態設定フラグ21を参照することにより、状態設定フラグ21が特定のステータスワードを出力するよう設定されているか、通常のステータスワードを出力するよう設定されているかをチェックする。このチェックの結果、状態設定フラグ21が特定のステータスワードを出力するよう設定されている場合、ステップS13に進む。ステップS13では、特定のステータスワード(特定エラーステータス)をカードリーダ・ライタ2へ出力し、コマンド待ち状態になる。
ステップS11にて通常のステータスワードを出力する場合(受信したコマンドが特定のコマンドでない場合)、あるいは、ステップS12にて状態設定フラグ21が通常のステータスワードを出力するよう設定されている場合、ステップS6に進む。ステップS6では、正常終了ステータスワードをカードリーダ・ライタ2へ出力し、コマンド待ち状態になる。
このように、処理が正常に終了した場合にも、処理が正常に終了しなかった場合と同様な処理を行なうものである。
次に、特定のアプリケーションで特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図8と同一のステップには同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
ステップS1にてコマンドサーチテーブル41に登録されていない場合、ステップS2にてアクセス権が確立されていない場合、ステップS3にて適切なフォーマットになっていない場合、あるいは、ステップS5にて処理が正常に終了していない場合、ステップS14に進む。ステップS14では、アプリケーション識別情報32を参照することにより、現在選択されているアプリケーションがあらかじめ定められた特定のアプリケーション(たとえば、高いセキュリティを必要とするアプリケーション)であるかどうかチェックする。
このチェックの結果、特定のアプリケーションが選択されている場合、ステップS15に進む。ステップS15では、アプリケーション発行情報23を参照することにより、発行済み状態に設定されているかをチェックする。このチェックの結果、アプリケーション発行情報23が発行済み状態に設定されている場合、ステップS9に進む。ステップS9では、特定のステータスワードを出力し、コマンド待ち状態になる。
ステップS14にて特定のアプリケーションが選択されていない場合、あるいは、ステップS15にてアプリケーション発行情報23が発行済み状態に設定されていない場合、ステップS10に進む。ステップS10では、通常のステータスワードを出力し、コマンド待ち状態になる。
このように、受信したコマンドに対する処理を行なった上、その処理が正常に終了しなかった場合、アプリケーション識別情報32を参照することにより、特定のアプリケーションが選択されているかどうかチェックし、特定のアプリケーションが選択されている場合、アプリケーション発行情報23を参照することにより、発行済み状態に設定されているかどうかチェックし、発行済み状態に設定されている場合、特定のステータスワードを出力する。上記チェックで、特定のアプリケーションが選択されていない場合、あるいは、アプリケーション発行情報23が発行済み状態に設定されていない場合、通常のステータスワードを出力するものである。
次に、特定のアプリケーションで処理が正常に終了したときにも特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図10と同一のステップには同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
ステップS5において、処理が正常に終了した場合、ステップS16に進む。ステップS16では、アプリケーション識別情報32を参照することにより、現在選択されているアプリケーションがあらかじめ定められた特定のアプリケーション(たとえば、高いセキュリティを必要とするアプリケーション)であるかどうかチェックする。
このチェックの結果、特定のアプリケーションが選択されている場合、ステップS17に進む。ステップS17では、アプリケーション発行情報23を参照することにより、発行済み状態に設定されているかをチェックする。このチェックの結果、アプリケーション発行情報23が発行済み状態に設定されている場合、ステップS18に進む。ステップS18では、特定のステータスワード(特定エラーステータス)をカードリーダ・ライタ2へ出力し、コマンド待ち状態になる。
ステップS16にて特定のアプリケーションが選択されていない場合、あるいは、ステップS17にてアプリケーション発行情報23が発行済み状態に設定されていない場合、ステップS6に進む。ステップS6では、正常終了ステータスワードを出力し、コマンド待ち状態になる。
このように、特定のアプリケーションで処理が正常に終了した場合にも、処理が正常に終了しなかった場合と同様な処理を行なうものである。
本発明の実施の形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードを取扱う端末装置の構成を示すブロック図。 ICカードの構成を概略的に示すブロック図。 データメモリの一部分を示す模式図。 ワーキングメモリの一部分を示す模式図。 プログラムメモリの一部分を示す模式図。 フラグ設定コマンドのフォーマットを示す模式図。 キー照合コマンドのフォーマットを示す模式図。 特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について説明するフローチャート。 処理が正常に終了したときにも特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について説明するフローチャート。 特定のアプリケーションで特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について説明するフローチャート。 特定のアプリケーションで処理が正常に終了したときにも特定のステータスワードを出力するコマンドの処理について説明するフローチャート。
符号の説明
1…ICカード(携帯可能電子装置)、2…カードリーダ・ライタ(外部装置)、11…制御素子、12…データメモリ、13…ワーキングメモリ、14…プログラムメモリ、15…コンタクト部、21…状態設定フラグ、22…キーデータ、23…アプリケーション発行情報、31…アクセス条件フラグ、32…アプリケーション識別情報、41…コマンドサーチテーブル(記憶手段)、

Claims (12)

  1. 外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別する識別手段と、
    この識別手段の識別結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
  2. 外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別する識別手段と、
    この識別手段の識別結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
  3. 外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了した場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを識別する識別手段と、
    この識別手段の識別結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
  4. 前記特定のステータスワードは、受信したコマンドをサポートしていないことを示すステータスワードであることを特徴とする請求項1記載の携帯可能電子装置。
  5. 前記識別手段は、正規のステータスワードを出力するかあるいは特定のステータスワードを出力するかを識別するためのフラグを有し、このフラグの設定状態により正規のステータスワードを出力するかあるいは特定のステータスワードを出力するかを識別することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の携帯可能電子装置。
  6. 前記識別手段は、正規のステータスワードを出力するかあるいは特定のステータスワードを出力するかをコマンドごとに指定する情報を記憶する記憶手段を有し、この記憶手段を参照することにより正規のステータスワードを出力するかあるいは特定のステータスワードを出力するかを識別することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の携帯可能電子装置。
  7. 外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、前記受信したコマンドが特定のコマンドであるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段が受信したコマンドが特定のコマンドではないと判定した場合は処理内容を示す正規のステータスワードを外部へ出力し、前記判定手段が受信したコマンドが特定のコマンドであると判定した場合は前記正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを外部へ出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
  8. 複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを現在選択されているアプリケーションに応じて切換える切換手段と、
    この切換手段の切換結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
  9. 複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを現在選択されているアプリケーションに応じて切換える切換手段と、
    この切換手段の切換結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
  10. 複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了した場合、処理内容を示す正規のステータスワードを出力するかあるいはその正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを出力するかを現在選択されているアプリケーションに応じて切換える切換手段と、
    この切換手段の切換結果に基づき前記正規のステータスワードあるいは正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを選択的に出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
  11. 前記切換手段は、選択されたアプリケーションが発行された状態になっているか否かを識別するための発行識別情報を有し、この発行識別情報が発行された状態になっているとき前記切換動作を行なうことを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1つに記載の携帯可能電子装置。
  12. 複数のアプリケーションを登録でき、登録された各アプリケーションにおいて、外部から入力されるコマンドを受信すると、この受信したコマンドに対する処理を行ない、その処理結果としてステータスワードを外部へ出力する携帯可能電子装置において、
    受信したコマンドに対する処理を行なった後、その処理が正常に終了しなかった場合、現在選択されているアプリケーションが特定のアプリケーションであるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段が現在選択されているアプリケーションが特定のアプリケーションではないと判定した場合は処理内容を示す正規のステータスワードを外部へ出力し、前記判定手段が現在選択されているアプリケーションが特定のアプリケーションであると判定した場合は前記正規のステータスワードと異なる内容を示す特定のステータスワードを外部へ出力するステータス出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
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