JP4542493B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来より車両に搭載される電気接続箱として特許文献1に記載のものが知られている。このものは、電気回路が構成された回路基板をケース内に収容し、ケースの側壁の下部に、外方に膨出するコネクタ収容部を形成し、このコネクタ収容部内に、下方に開口するコネクタを収容するようになっている。
特開2004−40873公報(第6図)
この種の電気接続箱では、結露等によってケースの上面に生じた水がケースの側壁の外側面を伝って流下する場合がある。側壁を流下した水はコネクタ収容部に達し、さらに流下してコネクタ収容部の下縁部に達する。コネクタ収容部の下縁部にはコネクタが開口しているため、この開口部から水がケース内に浸入し、回路構成体に形成された電気回路をショートさせることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ケース内部への水の浸入を回避できる電気接続箱を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る電気接続箱は、電気回路が構成された回路基板と、側壁を有して前記回路基板を包囲するケースと、前記ケースの側壁から立ち上がる形態で形成された天井壁を有して前記側壁から外方に膨出することでコネクタ収容部を形成する膨出壁部と、前記コネクタ収容部内に配置され側方又は下方に開口するコネクタとを備え、前記膨出壁部の天井壁は、前記ケースの上部から前記側壁を伝って流下する水を受けて、その水を前記コネクタ収容部の幅方向外側の側面へ案内する第1傾斜面とされており、前記側壁には、前記コネクタ収容部の上方の位置に、前記側壁から外方に立ち上がるひさし部が設けられていることを特徴とする電気接続箱である。
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記天井壁は、前記コネクタ収容部の幅方向の中心付近を頂点として、幅方向両端部に向かって下り勾配となるように形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記コネクタ収容部の幅方向両端部の下縁部のうち少なくとも一方には、下方に垂下する張り出し部が設けられており、前記張り出し部の下端部は前記コネクタの開口縁部よりも下方に配されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のものにおいて、前記ひさし部の上面には、幅方向の中心付近を頂点として、幅方向両端部に向かって下り勾配となる第2傾斜面が設けられていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のものにおいて、前記ひさし部の幅方向両端縁部は前記コネクタ収容部の幅方向外側の側面に連続していることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、ケースの上部から側壁の外側面を流下する水は、側壁から立ち上がる形態で形成された天井壁に受け止められた後、この天井壁に形成された第1傾斜面に沿って流下し、コネクタ収容部のうち幅方向外側の側面へ導かれる。これにより、ケースの側壁を流下した水はコネクタの開口を避けて排出されるようになっているから、水がケース内に浸入することを回避できる。
また、ケースの側壁を流下した水はひさし部によって遮られ、コネクタ収容部に流下することが阻止されるから、コネクタから水が浸入することを回避できる。
<請求項2の発明>
例えば天井壁に流下した水が、天井壁の一方の端部からのみ排水される構成となっている場合、天井壁に流下する水が多いと、一方の端部からのみでは排水しきれず、天井壁から水があふれて、コネクタ収容部のうちコネクタが開口する領域に流下することが懸念される。
請求項2の発明によれば、天井壁に付着した水は、第1傾斜面の勾配に従って伝い流れることにより天井壁の幅方向の両端部から排水される。これにより、天井壁に流下する水が多い場合でも、天井壁から水があふれることを防止できるから、水がケース内に浸入することを一層回避できる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、コネクタ収容部の幅方向外方の側面の下縁部に伝わった水は、張り出し部により下方に導かれて張り出し部の下端縁から滴り落ちる。この張り出し部の下縁部は、コネクタの開口縁部よりも下方に配されているから、張り出し部から滴り落ちた水はコネクタの開口に回り込まないようになっている。
また、コネクタ収容部の幅方向外方の側面の下縁部に伝わった水がコネクタの開口部に回り込むのを防止するために、コネクタ収容部の幅方向外方の側面の下縁部と、コネクタの開口との間を離間させる領域を省略できるから、電気接続箱の幅狭化を図ることができる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、ひさし部の上面に付着した水は、ひさし部側傾斜面の勾配に従って伝い流れることにより、ひさし部の幅方向の両端部から排水される。これにより、ひさし部の上面に流下する水が多い場合でも、ひさし部から水があふれてコネクタ収容部に流下することを防止できる。これにより、水がコネクタから浸入することを抑制できる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、ひさし部の上面に付着した水はコネクタ収容部の幅方向外側の側面に案内され、コネクタの開口を避けて排水される。これにより、水がケース内に浸入することを一層回避できる。
本発明の一実施形態を図1ないし図4を参照して説明する。本実施形態に係る電気接続箱は車両に搭載されるものであって、図示しない電源と、ランプ、オーディオ等の図示しない電装品との間に介設され、各電装品を通断電制御するものである。この電気接続箱は、回路基板10を、扁平形状をなすケース11内に収容してなる。図1及び図2においては、電気接続箱を表面側が上向きとなるように描いているが、車両に搭載された状態では、電気接続箱は、図4に示すように、回路基板10の板面が垂直となる縦型配置となるように配される。以下、上下左右の向きについては、車両に搭載された状態を基準として説明する。
ケース11は、表裏方向(図4における左右方向)に開口すると共に合成樹脂からなるフレーム12と、フレーム12の裏面側(図4における右側)の開口を塞ぐように取付けられる金属製の放熱板13と、フレーム12の表面側(図4における左側)の開口を塞ぐように組み付けられる合成樹脂製のカバー14と、フレーム12に対しその上側から組み付けられる合成樹脂製のヒューズブロック15と、ヒューズブロック15に組み付けられる合成樹脂製の第1コネクタ16と、フレーム12の下縁部に組み付けられる合成樹脂製の第2〜第4コネクタ17,18,19とを備えてなる。
フレーム12は、略矩形状をなしており、上枠部12Aと、上枠部12Aの左右両端から下方に延びる左枠部12B及び右枠部12Cと、左右両枠部12B,12Cの下端部を連結する下枠部12Dとからなる。左右両枠部12B,12Cの外側面には、外方に突出するロック突部20が形成されている。
フレーム12の裏面に取付けられる放熱板13は、略矩形状をなしており、フレーム12の外形と概ね相似形をなしている。放熱板13は、フレーム12の裏面に図示しない接着剤で固定されると共に、ボルト21によりねじ止めされる。
カバー14は、全体として裏面側に開口する浅皿状をなしており、全体としてフレーム12の外形と略相似形をなすと共にフレーム12の表面側の開口を覆う蓋板部22(本発明に係る側壁に相当)22と、この蓋板部22の周縁に沿って裏面側に立ち上げられた側壁23とを備えてなる。カバー14の側壁23にはフレーム12のロック突部20と対応する位置に受け部24が形成されており、この受け部24とロック突部20とが弾性的に係合することで、カバー14はフレーム12に対して表面側から組み付けられるようになっている。カバー14の蓋板部22は、回路基板10の板面に略平行に配されるようになっている。
カバー14の下部は左右両端部を残して表側(図4の左方)に膨出された膨出壁部63が形成されており、この膨出壁部63の内部はコネクタ収容部25とされる。このコネクタ収容部25の下面には2つの開口27が設けられており、この開口27には第2〜第4コネクタ17,18,19が、この開口27を閉止するようにして配される。第2〜第4コネクタ17,18,19は、それぞれ下方に開口する開口部69を有しこの開口部69内には、それぞれ図示しない相手側コネクタが組み付けられるようになっている。これにより、電気接続箱の、表裏方向における薄型化を図ると共に、相手側コネクタと接続するために所定の高さ寸法が必要とされる第2〜第4コネクタ17,18,19の収容が可能となっている。
第3コネクタ18は回路基板10に取付けられるようになっており、第3コネクタ18の上部には棒状の端子金具29の一方の端部が上側から差し込まれると共に、端子金具29の他方の端部は裏面側に略直角に曲げ加工されて、回路基板10に形成された貫通孔30に挿入されて回路基板10に形成された電気回路と接続されている。第4コネクタ19の上側からは、後述する下側突出部31の下端部が上側から差し込まれて、後述するコネクタ端子部46とされる。
カバー14の蓋板部22の外側面には、蓋板部22の上端縁よりやや下がった位置であって、且つコネクタ収容部25よりも上方位置に、ひさし部32が表側方向(図4の左方)に立ち上がって形成されている。このひさし部32は、左右方向(幅方向)に連続して延びるリブ状をなすと共に、左右方向の略中心位置を頂点としてそこから左右両端部に向かって下り勾配で傾斜している。ひさし部32においてコネクタ収容部25の左右両端縁に対応する位置よりもやや内側位置までは、緩やかな下り勾配で傾斜した緩斜部32Aとされ、そこから外側は緩斜部32Aよりも急な下り勾配で傾斜した急斜部32Bとされる。これにより、ひさし部32の上面は左右方向の略中心位置を頂点としてそこから左右に向かって下り勾配で傾斜する第2傾斜面33とされる。そして、急斜部32Bの下端部はコネクタ収容部25の左右両端上縁に接続され、これにより、ひさし部32の端縁がコネクタ収容部25の幅方向外側の左右両側面にそれぞれ連続している。
ヒューズブロック15は、フレーム12の上縁部に沿って配されると共にその表側部分がカバー14よりも表側に突出する横長形状の本体部34と、この本体部34の左右両端部から下方へ片持ち状に延出する形態の一対のアーム部35とからなる。
本体部34の上面には、図示しないヒューズを収容するための左右2つのヒューズ収容部36が、本体部34の上面よりも上方へ方形ブロック状に突出し、且つ上面側へ開放された形態で形成されている。また、本体部34の下側からは、後述する上側突出部37の上端部が下側から差し込まれている。
このヒューズブロック15において表側に突出する部分には、第1コネクタ16が下側から組み付けられている。第1コネクタ16には、下方に開口する開口部69が形成されており、ここに図示しない外部コネクタを嵌合することができるようになっている。この開口部69内には端子金具38の略下半分領域が収容され、この端子金具38の略上半分領域は本体部34内に下側から差し込まれている。端子金具38と上側突出部37とは本体部34内においてヒューズ及び中継端子39を介して接続されている。
回路基板10は、略矩形状をなす絶縁基板40の表面(図4における左面側)にプリント配線手段によって制御回路を形成すると共に、この制御回路にリレー等のスイッチング素子41を実装して構成され、一方、裏面(図4における右面側)には複数本のバスバー42を制御回路と電気的に接続した状態で沿わせてある。バスバー42は絶縁基板40の裏面に接着シート43を介して接着されている。回路基板10は、ケース11内に、その板面を垂直に向けた状態で収容されている。バスバー42の端部に形成した上側突出部37は絶縁基板40の上端縁から並んで突出されており、また、同じくバスバー42の端部に形成した下側突出部31が絶縁基板40の下縁部のうち、図4における略左半分の領域から並んで突出されている。なお、回路基板10は、放熱板13の表面に、バスバー42の裏面側に塗布された接着剤(図示せず)を介して接着されている。
下側突出部31は、回路基板10の板面の表側においてクランク状に曲げ形成されることで下端部が下方に突出するようになっており、この下端部は、第4コネクタ19に上方から差し込まれることで相手側コネクタと接続可能なコネクタ端子部46とされる。
さて、コネクタ収容部25を形成する膨出壁部63は、蓋板部22から表面側に立ち上がる形態で形成された天井壁60と、天井壁60の表側の端縁から下方に垂下する前面壁67と、図3における天井壁60の左右両側端からそれぞれ下方に垂下する左側面壁61及び右側面壁62とを備える。上記の、膨出壁部63の左右両側面壁61,62の外側面は、コネクタ収容部25の幅方向外側の側面を構成するようになっている。また、前面壁67は、コネクタ収容部25のうち電気接続箱の厚さ方向(表裏方向)と交差する側面を構成するようになっている。
天井壁60の上面は、天井壁60の左右方向(幅方向)の略中心位置を頂点として、左右方向両端部に向かって下がり勾配となるように形成された第1傾斜面64とされる。天井壁60の左右両端部と、左右両側面壁61,62の上端部とは、弧状をなして連続するように形成されている。
左側面壁61の下縁部と、第3コネクタ18の開口縁部68との間には、両者の間を離隔するための離隔部65が形成されており、この離隔部65により、左側面壁61の下縁部に移動した水が、第3コネクタ18の開口部69に回り込むことを防止できる。
また、右側面壁62の下縁部には、下方に垂下する張り出し部66が形成されている。この張り出し部66の下端部は、第2及び第4コネクタ17,19の開口縁部68よりも下方に位置するように形成されている。
続いて、本実施形態に係る電気接続箱の作用、効果について説明する。
電気接続箱においては、結露等により、ケース11の上部に水が生じる場合がある。この水はケース11の上部から蓋板部22の外面を伝って流下する。すると、まず蓋板部22の外面から立ち上がる形態で形成されたひさし部32の上面に受け止められる。このひさし部32の上面は、左右方向の略中心位置を頂点として左右両端部に向かって下がり勾配となる第2傾斜面33となっており、且つ、第2傾斜面33の左右両端部はコネクタ収容部25の左右方向両端部の外側の側面に連なっているから、水は、第2傾斜面33に沿って流下し、コネクタ収容部25の左右方向両端部の外側の側面、すなわち、膨出壁部63の左右両側面壁61,62に移動する。
この結果、ひさし部32よりも上方から流下する水はひさし部32に受け止められることにより、ひさし部32の下方に位置するコネクタ収容部25に流下する水の量を減少させることができる。これにより、コネクタ収容部25に収容された第2〜第4コネクタ17,18,19の開口部69から水が浸入するのを抑制できる。
そして、ひさし部32の上面に流下した水はひさし部32の左右両端部から流下するから、多くの水がひさし部32の上面に流下した場合でも、水がひさし部32からあふれてコネクタ収容部25の前面壁67の外面を流下することを防止できる。これにより、第2〜第4コネクタ17,18,19の開口から水が浸入するのを一層回避できる。
さらに、ひさし部32の上面に流下した水は、第2傾斜面33により左右両側面壁61,62に導かれるようになっている。このうち左側面壁61を流下した水は、左側面壁61の下縁部に到達する。この左側面壁61の下縁部には、離隔部65が形成されているから、水は、第3コネクタ18の開口部69にまで回り込むことを防止されている。
一方、右側面壁62を流下した水は、右側面壁62の下縁部に到達する。この右側面壁62に下縁部には、張り出し部66が形成されている。水は、張り出し部66に導かれて下方に移動し、張り出し部66の下端部から下方に落下する。この張り出し部66の下端部は、第2及び第4コネクタ17,19の開口縁部68よりも下方に位置するようになっているから、水が第2及び第4コネクタ17,19の開口部69に回り込むことを防止できる。また、離隔部65を省略できるから、電気接続箱の幅狭化を図ることができる。
ところで、本実施形態に係る電気接続箱においては、薄型化を図るために、カバー14に膨出壁部63を形成してコネクタ収容部25とし、このコネクタ収容部25内に第2〜第4コネクタ17,18,19を収容する構成となっている。このため、膨出壁部63の前面壁67の下縁部と、第2〜第4コネクタ17,18,19の開口部69との間には、前面壁67に下縁部に移動した水が第2〜第4コネクタ17,18,19の開口部69に回り込むことを防止するための離隔部65や張り出し部66を設ける寸法的な余裕がない。このため、膨出壁部63の前面壁67に水が付着して、前面壁67の下縁部に水が移動すると、第2〜第4コネクタ17,18,19の開口部69から水が浸入することが懸念される。
上記の点を鑑み、本実施形態においては、コネクタ収容部25を形成する膨出壁部63の天井壁60を、蓋板部22から外方に立ち上がる形態で形成し、この天井壁60には、左右方向の略中心位置を頂点として左右方向両端部に向けて下がり勾配となるように第1傾斜面64を形成する構成とした。これにより、蓋板部22のうち、ひさし部32の下方であって、且つ、コネクタ収容部25の上方の領域において、結露等により付着した水は、蓋板部22の外面を流下して、コネクタ収容部25を形成する膨出壁部63の天井壁60に達し、蓋板部22から外方に立ち上がる形態で形成された天井壁60に受け止められる。そして、水は第1傾斜面64に沿って流下し、天井壁60の左右方向両端部から流下し、膨出壁部63の左右両側面壁61,62に移動し、流下する。これにより、天井壁60に流下した水は前面壁67に付着しないようになっているから、水が第2〜第4コネクタ17,18,19の開口部69から浸入することを防止できる。さらに、天井壁60に流下する水が多い場合であっても、水は天井壁60の左右両端部から下方に流下するから、やはり天井壁60から水があふれて前面壁67に流下することを防止できる。そして、上述したように、膨出壁部63の左右両側面壁61,62の下縁部に到達した水は、離隔部65及び張り出し部66により、第2〜第4コネクタ17,18,19の開口部69から浸入することが回避されるようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、第1傾斜面64は天井壁60の左右方向の略中心を頂点として左右両端部に向かって下り勾配に形成される構成としたが、これに限られず、例えば右端部を最上部とすると共に左端部を最下部とする左下がりの勾配としてもよいし、また、逆に、左端部を最上部とすると共に右端部を最下部とする右下がりの勾配としてもよい。
(2)本実施形態では、コネクタ収容部25の幅方向外側の側面の下縁部のうち、図3の右側の下端部に張り出し部66を設ける構成としたが、これに限られず、図3の左側の下端部に張り出し部66を設ける構成としてもよいし、コネクタ収容部25の幅方向外側の両下縁部に張り出し部66を設ける構成としてもよい。また、コネクタ収容部25の幅方向外側の側面の下縁部と、コネクタの開口縁部とを離間させることができる場合には、張り出し部66を省略できる。
(3)上記実施形態ではひさし部32を傾斜させることによりその上面を第2傾斜面33としたが、ひさし部32自体は傾斜させず、その上面のみに傾斜をつけても構わない。また、特に傾斜を設けなくても構わない。
(4)上記実施形態では、ひさし部32の端縁をコネクタ収容部25の左右両側面に連続させたが、ひさし部32の端縁がコネクタ収容部25から離れていても構わない。
(5)上記実施形態では、第2傾斜面33はひさし部32の左右方向の略中心を頂点として左右両端部に向かって下り勾配に形成される構成としたが、これに限られず、例えば右端部を最上部とすると共に左端部を最下部とする左下がりの勾配としてもよいし、また、逆に、左端部を最上部とすると共に右端部を最下部とする右下がりの勾配としてもよい。
(6)本実施形態では、第2〜第4コネクタ17、18、19は下方に開口する構成としたが、これに限られず、側方に開口する構成としてもよい。
実施形態の電気接続箱の全体斜視図 実施形態の電気接続箱の分解斜視図 実施形態の電気接続箱の正面図 図3のA−A線断面図
符号の説明
10…回路基板
11…ケース
17…第2コネクタ
18…第3コネクタ
19…第4コネクタ
22…蓋板部(側壁)
25…コネクタ収容部
32…ひさし部
33…第2傾斜面
60…天井壁
63…膨出壁部
64…第1傾斜面
66…張り出し部

Claims (5)

  1. 電気回路が構成された回路基板と、側壁を有して前記回路基板を包囲するケースと、前記ケースの側壁から立ち上がる形態で形成された天井壁を有して前記側壁から外方に膨出することでコネクタ収容部を形成する膨出壁部と、前記コネクタ収容部内に配置され側方又は下方に開口するコネクタとを備え、
    前記膨出壁部の天井壁は、前記ケースの上部から前記側壁を伝って流下する水を受けて、その水を前記コネクタ収容部の幅方向外側の側面へ案内する第1傾斜面とされており、
    前記側壁には、前記コネクタ収容部の上方の位置に、前記側壁から外方に立ち上がるひさし部が設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記天井壁は、前記コネクタ収容部の幅方向の中心付近を頂点として、幅方向両端部に向かって下り勾配となるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記コネクタ収容部の幅方向両端部の下縁部のうち少なくとも一方には、下方に垂下する張り出し部が設けられており、前記張り出し部の下端部は前記コネクタの開口縁部よりも下方に配されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気接続箱。
  4. 前記ひさし部の上面には、幅方向の中心付近を頂点として、幅方向両端部に向かって下り勾配となる第2傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  5. 前記ひさし部の幅方向両端縁部は前記コネクタ収容部の幅方向外側の側面に連続していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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