JP4540899B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自己整合型コンタクトを有するスタック型不揮発性半導体記憶装置に係り、特に、制御ゲート電極−コンタクト間の絶縁耐圧の向上対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、文献(IEDM1989年,第583〜586ページ)に開示されている従来のスタック型不揮発性半導体記憶装置の断面図である。
【0003】
同図に示すように、従来の不揮発性半導体記憶装置は、シリコン基板200の上に形成されたトンネル絶縁膜201と、シリコン基板200内に形成されたソース・ドレイン領域202a,202bと、トンネル絶縁膜201の上に積層された浮遊ゲート電極203,ONO容量膜204及び制御ゲート電極205からなるスタックセル電極211と、スタックセル電極211に設けられた上面保護酸化膜206aと、上面保護酸化膜206a及びスタックセル電極211の側面に設けられた酸化膜サイドウォール206bとを備えている。制御ゲート電極205は、ポリシリコンからなる下部電極205aと、シリサイドからなる上部電極205bとを有するメモリセルトランジスタを備えている。
【0004】
そして、基板上には、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜209と、層間絶縁膜209の上に延びるビットライン210とが設けられている。また、ソース・ドレイン領域202a,202bのうちの一方の領域であるドレイン領域202bは、ドレインコンタクトを介してビットライン210に接続されている。この例におけるドレインコンタクトは、ドレイン領域202b上に形成されたタングステンシリサイドからなるコンタクトパッド207と、層間絶縁膜209を貫通してコンタクトパッド207に到達するタングステンプラグ208とによって構成されている。また、コンタクトパッド207とスタックセル電極211とは、上面酸化膜206a及び酸化膜サイドウォール206bによって電気的に絶縁されている。制御ゲート電極205上の上面酸化膜206aは、エッチングによりスタックセル電極211を形成するときのエッチング用ハードマスクとしても用いられる。また、酸化膜サイドウォール206bは、酸化膜の堆積後に酸化膜を異方性エッチングによりエッチバックし、スタックセル電極211及び上面酸化膜206aの上に酸化膜を残すことによって形成される。
【0005】
したがって、スタックセル電極211とコンタクトパッド207との間の絶縁耐圧は、制御ゲート電極205上の上面酸化膜206aの膜厚と、酸化膜サイドウォール206bの膜厚とによって定まる。
【0006】
このような構造を有する従来の半導体記憶装置は、コンタクトパッド207をソース・ドレイン領域202a,202bに対して自己整合的に形成することができる。つまり、スタックセル電極211をパターニングするためのマスクと、タングステンプラグ208が埋め込まれるコンタクトホールを形成するためのマスクとの位置合わせのためのマージンを設ける必要がないために、スタックセル電極211同士の間の間隔を狭くできる。言い換えると、タングステンプラグ208が埋め込まれるコンタクトホールの合わせマージンを拡大できるなど、半導体装置の微細化プロセスに向いているという特徴がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スタック型不揮発性半導体装置では、制御ゲート電極205の上に上面酸化膜206aを形成した後、サイドウォール用酸化膜の堆積を行うまでに、複数の洗浄工程がある。
【0008】
例えば、ソース・ドレイン領域形成用イオン注入をした後のレジスト剥離及び洗浄、サイドウォール用酸化膜の堆積前の洗浄などがある。その場合、基板上の露出しているシリコン酸化膜などは、一回の洗浄工程によって大きくエッチングされるわけではないが、複数回の洗浄を行うと、ある程度エッチングされる。すなわち、制御ゲート電極204上の上面保護膜206aの露出している部分はこれらの洗浄によって削られてしまう。
【0009】
図9(a)〜(c)は、従来の製造方法によって、上記文献に記載された半導体装置を形成する工程を示す断面図である。ただし、図9(a)〜(c)は、上面酸化膜206aの露出している部分がエッチングされた後の工程のみを示している。
【0010】
図9(a)に示すように、制御ゲート電極205上の上面酸化膜206aは、図中破線に示す洗浄前の形状からある程度削られて、厚み・横方向寸法共に小さくなっている。
【0011】
その後、図9(b)に示す工程で、基板上にサイドウォール用酸化膜を堆積した後、異方性エッチングによって酸化膜をエッチバックすることにより、スタックセル電極211及びゲート上保護膜206aの側面上に酸化膜サイドウォール206bを形成する。このとき、酸化膜サイドウォール206bのうち制御ゲート電極205の上端エッジ部上に位置する部分Redgeが薄くなる。
【0012】
次に、図9(c)に示す工程で、基板上にタングステンシリサイド膜を堆積した後、タングステンシリサイド膜をパターニングしてコンタクトパッド207を形成する。さらに、基板上に層間絶縁膜209を堆積した後、層間絶縁膜を貫通してコンタクトパッド207に到達するコンタクトホールを形成し、このコンタクトホールを埋めるタングステンプラグ208を形成する。このとき、酸化膜サイドウォール206aの一部分Redgeが薄くなっているので、コンタクトパッド207と制御ゲート電極205との間の絶縁耐圧が低下するおそれがある。
【0013】
特に、スタックセル電極を有する不揮発性半導体記憶装置においては、高電圧が印加される制御ゲート電極205の上端エッジ部は鋭角状で電界が集中するために、この部分Redgeで絶縁破壊が起こりやすく、半導体装置の信頼性を低下させる要因となる。
【0014】
一方、このような欠点を解決する方法として、酸化膜サイドウォール206bの膜厚を厚くする方法も考えられるが、そうすることにより、相隣接するスタックセル電極211同士の間に堆積されるコンタクトパッド207とソース・ドレイン領域202a,202bとの接触面積が減少し、ソース・ドレイン領域202a,202bのコンタクト抵抗が上昇することになる。
【0015】
本発明では、スタックセル電極同士の間にソース・ドレイン領域と自己整合的に接続されるコンタクトを有するメモリセルトランジスタを備えたスタック型不揮発性半導体記憶装置において、コンタクトパッドと制御ゲート電極間の絶縁膜の部分的な薄膜化を抑制する手段をこうすることにより、絶縁耐圧の高い半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置の製造方法は、スタックセル電極を有するメモリセルトランジスタを備えた半導体装置の製造方法であって、半導体基板上に、ゲート絶縁膜,第1の導体膜,中間絶縁膜及び第2の導体膜を下方から順に積層する工程(a)と、上記第2の導体膜中に不純物のイオン注入を行なう工程(b)と、上記工程(b)の後に、上記第2の導体膜の上に保護用絶縁膜を堆積する工程(c)と、上記工程(c)の後に、上記第2の導体膜中に注入された不純物を活性化するための熱処理を行なう工程(d)と、上記工程(d)の後に、上記保護用絶縁膜,第2の導体膜,中間絶縁膜及び第1の導体膜を順にパターニングして、下方から順に、浮遊ゲート電極,電極間容量膜及び制御ゲート電極からなる上記スタックセル電極とゲート上保護膜とを形成する工程(e)と、上記スタックセルゲート電極をマスクとして不純物のイオン注入を行なって、半導体基板内に不純物拡散層を形成する工程(f)と、基板上にサイドウォール用絶縁膜を堆積した後、異方性エッチングを行なって、上記スタックセル電極及び上面保護膜の側面上にサイドウォールを形成する工程(g)と、上記サイドウォールに隣接し、かつ、上記不純物拡散層に到達する導体コンタクトを形成する工程(h)とを含んでいる。
【0017】
この方法により、工程(d)を経た保護用絶縁膜の密度が高くなっているので、工程(e)のスタックセル電極のパターニング工程におけるレジスト膜の剥離・洗浄の際や、工程(g)における基板表面の洗浄の際にも、ゲート上保護膜の耐エッチング性が向上する。したがって、ゲート上保護膜の形状の崩れが抑制されるので、工程(g)で形成されるサイドウォールのうち制御ゲート電極の上端のエッジ部に位置する部分の薄膜化が抑制され、導体コンタクトと制御ゲート電極との間の絶縁耐圧が適正に維持される。
【0018】
上記工程(d)における熱処理温度は、上記保護用絶縁膜を緻密化する温度であることにより、ゲート上保護膜の耐エッチング性がさらに向上する。
【0019】
上記工程(d)における熱処理は、不活性な雰囲気中で行われることが好ましい。
【0020】
上記工程(c)では、上記保護絶縁膜としてシリコン酸化膜を堆積することが好ましい。
【0021】
上記半導体装置は、MISFETを含む周辺回路領域をさらに備えている場合には、上記工程(a)では、上記周辺回路領域に、上記第1の導体膜及び中間絶縁膜を下方から順に積層した後、上記第1の導体膜及び中間絶縁膜のうち上記周辺回路領域に位置する部分を除去してから、上記周辺回路領域にゲート絶縁膜及び上記第2の導体膜を形成し、上記工程(b)では、上記第2の導体膜のうち周辺回路領域に位置する部分の一部にも上記不純物のイオン注入を行ない、上記工程(c)では、上記第2の導体膜のうち周辺回路領域に位置する部分の上にも上記保護用絶縁膜を堆積し、上記工程(e)では、上記第2の導体膜及び保護用絶縁膜のうち上記周辺回路領域に位置する部分を残しておき、上記工程(h)では、上記周辺回路領域に残存している保護用絶縁膜の上にも上記導体材料からなる膜を堆積し、上記工程(h)の後で、上記周辺回路領域の保護用絶縁膜を除去した後、上記第2の導体膜をパターニングして、MISFETのゲート電極を形成する工程をさらに含んでいることにより、工程の簡略化を図りつつ、メモリセル領域と周辺回路領域とを備えた半導体装置を形成することができる。
【0022】
その場合、上記工程(b)において、イオン注入される上記不純物はN型不純物であることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1(a)〜図8(b)は、本発明の実施形態における不揮発性半導体記憶装置である半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0024】
本実施形態では、低電圧動作,かつ高速動作の半導体装置を実現するために、周辺回路領域に高性能のMISFETを配置し、メモリセルトランジスタにスタックセル電極を設けたスタック型不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。ここで、スタック型不揮発性半導体装置とは、従来例で示したような、浮遊ゲート電極,ONO容量膜,制御ゲート電極からなるスタックセル電極を有するメモリセルトランジスタを備えたものをいう。また、高性能のMISFETは、NMISFETおよびPMISFETのゲート電極にそれぞれ異なる不純物原子を注入し、低電圧動作を可能にしたデュアルゲート構造のCMOSデバイスを示す。
【0025】
なお、図1(a)〜図8(b)において、図中の破線より左方はメモリセル領域Rmemoを示し、図中の破線より右方は周辺回路領域Rperiを示している。
【0026】
まず、図1(a)に示す工程で、シリコン基板100の表面に熱酸化法によってシリコン酸化膜からなる膜厚12nmのトンネル絶縁膜101を形成する。トンネル絶縁膜は、シリコン酸化膜中に窒素が導入されたシリコン酸窒化膜などでもよい。
【0027】
次に、トンネル絶縁膜101上に、CVD法により、浮遊ゲート電極材料となる厚み約200nmの第1のポリシリコン膜102を堆積する。この第1のポリシリコン膜102は、燐がドーピングされたN型のポリシリコン膜である。
【0028】
次に、第1のポリシリコン膜102上に、容量膜となるONO膜103を堆積する。このONO膜103は、厚み7nmのシリコン酸化膜と、厚み7nmのシリコン窒化膜と、厚み7nmのシリコン酸化膜7nmの3層膜によって構成されている。
【0029】
次に、図1(b)に示す工程で、フォトリソグラフィー工程により、ONO膜103の上に、メモリセル領域Rmemoを覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。さらに、ドライエッチングにより、このフォトレジスト膜をマスクとして用いてONO膜103及び第1のポリシリコン膜102をパターニングして、ONO膜103及び第1のポリシリコン膜102のうちメモリセル領域Rmemoに位置する部分を残し、周辺回路領域Rperiに位置する部分を除去する。その後、シリコン基板100のうち周辺回路領域Rperiで露出している表面部を熱酸化法によって酸化することにより、MOSトランジスタ用の厚み5nmのゲート酸化膜104を形成する。
【0030】
次に、図1(c)に示す工程で、基板上に、厚み約200nmの第2のポリシリコン膜105を形成する。この第2のポリシリコン膜105は、メモリセルトランジスタの制御ゲート電極となり、CMOSデバイスの各MISFETのゲート電極となるものである。
【0031】
次に、図2(a)に示す工程で、周辺回路領域Rperiにデュアルゲート電極を有するCMOSデバイスを形成するために、第2のポリシリコン膜105のうちメモリセル領域Rmemoに位置する部分と、周辺回路領域RperiのNMISFET領域に位置する部分に、燐イオン(P+ )の注入を行う。
【0032】
通常、デュアルゲート構造を有するCMOSデバイスにおいては、NMISFETのゲート電極には燐イオン(P+ )又は砒素イオン(As+ )を注入し、PMISFETのゲート電極にはボロンイオン(B+ 又はBF2 +)を注入するが、この段階では、第2のポリシリコン膜105のうちPMISFET領域に位置する部分へのボロンイオンの注入は行わない。その理由を、以下に説明する。
【0033】
第2のポリシリコン膜105に注入された不純物原子は、ゲート電極の電気伝導に寄与するように活性化のため熱処理を行う必要がある。ところが、ボロン原子は熱処理によってポリシリコン膜中での拡散速度が大きいため、容易にゲート酸化膜を通過してシリコン基板100に到達する。その結果、PMISFETのしきい値電圧の低下を招くなど、電気特性に悪影響を与えるおそれがある。また、ゲート電極中のボロンは、MISFETのソース・ドレイン領域を活性化する時の熱処理で十分活性化される。したがって、ポリシリコン膜中にボロンが導入されると、その後は、必要以上の熱処理を避ける必要があるので、できるだけ後でボロンイオンの注入を行なうのである。
【0034】
次に、図2(b)に示す工程で、基板上に、CVD法により、上面保護膜用の厚み250nmのシリコン酸化膜107を堆積する。なお、スタックセル電極の上に堆積する絶縁膜としては、シリコン窒化膜も考えられるが、シリコン窒化膜はシリコン基板に対して応力を発生させ、メモリセルの信頼性を低下させてしまうおそれがある。よって、スタックセル電極の上面保護膜は、シリコン酸化膜であることが望ましい。
【0035】
次に、図2(c)に示す工程で、第2のポリシリコン膜105に注入された燐原子の活性化熱処理108を行う。活性化熱処理の条件は、不活性ガスである窒素雰囲気中で、900℃,30分の熱処理を行う。このとき、活性化熱処理により、シリコン酸化膜107の緻密化処理である焼き締めも同時に行われる。
【0036】
従来、ポリシリコン膜に注入された不純物(特に燐)の活性化熱処理は、注入後に行われていたが、本発明のように、シリコン酸化膜107の堆積後に行なうことにより、シリコン酸化膜107が緻密化されることになる。
【0037】
そして、この緻密化処理としても機能する活性化熱処理により、従来技術の課題であるスタックセル電極とコンタクトパッドとの間の絶縁耐圧の低下を抑制することができる。すなわち、CVD法によって形成されたシリコン酸化膜107は、熱酸化膜と比較すると緻密性に欠けているので、as-depositedのままのシリコン酸化膜107は、複数回の洗浄工程によって削られるが、不純物活性化のための熱処理をすることによってシリコン酸化膜107は緻密化され、後の工程で行われる洗浄によるシリコン酸化膜107の目減りが抑制される。すなわち、ゲート上保護膜が図9(a)の破線で示す形状を維持することができる。そして、後述するサイドウォール膜の薄膜化が起きず、スタックセル電極とコンタクトパッドとの間の絶縁耐圧の低下を抑制することができる。
【0038】
次に、図3(a)に示す工程で、フォトリソグラフィー工程により、シリコン酸化膜107上に、スタックセル電極形成用のレジスト膜109を形成する。
【0039】
そして、図3(b)に示す工程で、レジスト膜109をマスクとするドライエッチングにより、メモリセル領域Rmemoにおいて、シリコン酸化膜107,第1のポリシリコン膜102,ONO膜103,第2のポリシリコン膜105及びシリコン酸化膜107をパターニングして、浮遊ゲート電極102f,ONO容量膜103c及び制御ゲート電極105cからなるスタックセル電極151及び上面保護膜107hを形成する。その後、レジスト膜109を剥離する。このとき、周辺回路領域Rperiにおいては、第2のポリシリコン膜105及びシリコン酸化膜107の双方が残存している。
【0040】
図3(a),(b)に示す工程では、レジスト膜109をマスクとして用いて、メモリセル領域Rmemoにおいて、シリコン酸化膜107,第2のポリシリコン膜105,ONO膜103及び第1のポリシリコン膜102のエッチングを連続的に行っている。しかし、メモリセル領域Rmemoにおいて、シリコン酸化膜107のみをパターニングして上面保護膜107hを形成した後、レジスト膜109を剥離して、上面保護膜107fをマスクとして第2のポリシリコン膜105,ONO膜103及び第1のポリシリコン膜102のパターニングを行なっても、スタックセル電極151を形成することができる。ただし、上面保護膜107hをマスクとしてエッチングを行なう場合、シリコン酸化膜からなる上面保護膜107hもエッチングされて、図3(b)に示すような矩形の形状が得られないおそれがある。その理由は、以下の通りである。
【0041】
第2のポリシリコン膜105のエッチング時には、シリコン酸化膜からなる上面保護膜107hはエッチングされず、ポリシリコン膜が選択的にエッチングされる条件で行われる。しかし、通常、シリコン酸化膜とポリシリコン膜のエッチング選択比は比較的大きいものの、シリコン酸化膜からなる上面保護膜107hも若干エッチングされる。さらに、ONO膜103はシリコン窒化膜とこれを挟む2つのシリコン酸化膜とによって構成されている、したがって、上下2つのシリコン酸化膜をエッチングするための条件は、ゲート上保護膜107hをエッチングするための条件とほぼ等しい。よって、ONO膜103のエッチング時には、その膜厚分だけゲート上保護膜107hがエッチングされることになる。第1のポリシリコン膜102をエッチングする際においても、第2のポリシリコン膜105をエッチングする際と同様に、ゲート上保護膜107hがある程度エッチングされることになる。
【0042】
以上のように、シリコン酸化膜からなるゲート上保護膜107hをエッチングの際のハードマスクとして用いると、ゲート上保護膜107hの断面形状が矩形から崩れるおそれがある。そして、従来技術と同様に、後に形成される酸化膜サイドウォールのうち制御ゲート電極105cの上端のエッジ部に位置する部分の薄膜化を引き起こし、絶縁耐圧を悪化させるおそれがある。
【0043】
したがって、ゲート上保護膜107hの形状のくずれを抑制する観点からみると、レジスト膜109をマスクとしてスタックセル電極151形成のためのパターニングを行うことが望ましい。
【0044】
次に、図4(a)に示す工程で、基板上に、メモリセルトランジスタのソース領域を形成しようとする領域上を開口したレジスト膜110を形成し、このレジスト膜110をマスクとして用いて、シリコン基板100内に砒素イオン(As+ )を注入し、ソース領域111sを形成する。この後、レジスト剥離洗浄を行なって、レジスト膜110を剥離する。ここで、レジスト剥離洗浄とは、硫酸過酸化水素水による洗浄とアンモニア過酸化水素水による洗浄とを連続して行うものである。硫酸過酸化水素水は、シリコン基板やシリコン酸化膜をほとんどエッチングしないが、レジスト膜などの有機物をエッチングして除去することができる。アンモニア過酸化水素水は、シリコン基板やシリコン酸化膜をわずかにエッチングするとともに、パーティクル,金属汚染物,有機汚染物などを除去することができる。よって、レジスト剥離洗浄では、アンモニア過酸化水素水などによる汚染物除去のための洗浄の際に、ゲート上保護膜107hの形状の崩れが生じる。
【0045】
次に、図4(b)に示す工程で、基板上に、メモリセルトランジスタのドレイン領域を形成しようとする領域を開口したレジスト膜112を形成し、このレジスト膜112をマスクとして用いて、シリコン基板100内に砒素イオン(As+ )を注入し、ドレイン領域113dを形成する。この後、レジスト剥離洗浄を行なって、レジスト膜112を剥離する。
【0046】
次に、図5(a)に示す工程で、スタックセル電極151のサイドウォールを形成するために、CVD法によって、基板上に、厚み120nmのシリコン酸化膜114を堆積する。このシリコン酸化膜114は、例えばTEOS膜である。通常、このCVD工程の前に、基板表面の汚染物除去を行なうために、CVD前洗浄が行われる。ここで、CVD前洗浄とは、汚染物除去を行う効果があるアンモニア過酸化水素水などによる洗浄である。
【0047】
以上のように、図4(b)に示すメモリセルトランジスタの断面形状を得るまでに、つまり、ソース・ドレイン領域111s,111dの形成からシリコン酸化膜114の堆積を行なうまでに、複数の洗浄を行なった。これらの洗浄は、いずれも基板上の不純物を除去するための洗浄を含んでいる。これらの洗浄は、CVDによって堆積されたシリコン酸化膜107hをわずかながらエッチングするので、複数回の洗浄を行なうと、ゲート上保護膜107hがエッチングされて形状の変化(形状の崩れ)が生じることになる。
【0048】
しかし、本実施形態においては、上述のように、ゲート上保護膜107hは、デュアルゲート電極用の不純物の活性化のために行われる熱処理の際に緻密化されている。よって、レジスト膜の剥離などのために複数回の基板の洗浄を行なっても、緻密化されたシリコン酸化膜からなるゲート上保護膜107hのエッチング量は極めて小さく、形状の変化が抑制される。
【0049】
次に、図5(b)に示す工程で、シリコン酸化膜114を異方性エッチングによりエッチバックして、スタックセル電極151及びゲート上保護膜107hの側面上に酸化膜サイドウォール114aを形成する。これにより、スタックセル電極151の上面及び側面は、ゲート上保護膜107h及びサイドウォール114bによって被覆されることになる。このとき、制御ゲート電極105c上のゲート上保護膜107hは、ほとんどエッチングされおらず、図9(a)の破線で示すようなほぼ矩形の断面形状を有しているため、酸化膜サイドウォール114aのうち制御ゲート電極105cの上端面のエッジ部Redgeにおいても、図9(b)に示すような薄膜化は発生しない。
【0050】
次に、図5(c)に示す工程で、基板上に、ソース・ドレインの電極材料となる第3のポリシリコン膜115を堆積して、相隣接するスタックセル電極151同士の間を第3のポリシリコン膜115によって埋める。続いて、CVD法により、第3のポリシリコン膜115の上に厚み100nmのシリコン酸化膜116を堆積する。このとき、周辺回路領域Rperiにも、第3のポリシリコン膜115及びシリコン酸化膜116を堆積する。
【0051】
次に、図6(a)に示す工程で、基板上に、ソース・ドレインコンタクトパターニング用のレジスト膜117を形成し、図6(b)に示す工程で、異方性ドライエッチングにより、シリコン酸化膜116をパターニングして、シリコン酸化膜からなるハードマスク116bを形成する。このとき、周辺回路領域periに堆積されたシリコン酸化膜116は、エッチングにより除去されて、第3のポリシリコン膜115の表面が露出する。
【0052】
次に、図6(c)に示す工程で、ハードマスク116bを用いたドライエッチングにより、第3のポリシリコン膜115をパターニングして、メモリセル領域Rmemoではソース・ドレインコンタクト115a,115bを形成する。一方、周辺回路領域Rperiでは、第3のポリシリコン膜115のほぼ全体を除去してしまう。
【0053】
次に、図7(a)に示す工程で、周辺回路領域RperiのMISFETを形成するため、エッチングにより、周辺回路領域Rperiのシリコン酸化膜107を除去するとともに、メモリセル領域Rmemoのハードマスク116bを除去する。このとき、上面保護膜107hのうちソース・ドレインコンタクト115a,115bの開口部内で露出している部分もエッチングされ、制御ゲート電極105cの表面が露出される。その後、周辺回路領域Rperiにおいて、第2のポリシリコン膜105のうちPMISFETのゲート電極となる部分に、ボロンイオン(B+ BF2 +)を注入する。
【0054】
次に、図7(b)に示す工程で、フォトリソグラフィーにより基板上にレジスト膜118を形成した後、図7(c)に示す工程で、レジスト膜118をマスクとしてドライエッチングを行なうことにより、第2のポリシリコン膜105をパターニングして、周辺回路領域RperiのMISFETのゲート電極105gを形成する。
【0055】
次に、図8(a)に示す工程で、レジスト膜118の剥離・洗浄を行なった後、公知の技術を用いて、周辺回路領域RmemoのNMISFET及びPMISFETを形成する。この工程は本発明の特徴部分ではないので、詳細な工程の説明を省略し、その結果形成されたMISFETの構造のみを図8(a)に示す。すなわち、MISFET(NMISFET又はPMISFET)は、ゲート電極105gと、ゲート電極105gの側面上に設けられたサイドウォール120aと、ゲート電極105gをマスクとするイオン注入によって形成されたLDD領域(又はエクステンション領域)119bと、サイドウォール120aの形成後に、ゲート電極105g及びサイドウォール120aをマスクとするイオン注入により形成されたソース・ドレイン領域119aとを備えている。なお、周辺回路領域Rperiのサイドウォール120aの形成の際に、メモリセル領域Rmemoのソース・ドレインコンタクト115a,115bの側面上にもサイドウォール120bが形成される。
【0056】
次に、図8(b)に示す工程で、MISFETのゲート電極105g及びソース・ドレイン領域119aと、メモリセル領域Rmemoのソース・ドレインコンタクト115a,115b及び制御ゲート電極105cとの露出している部分に、シート抵抗低減のためのシリサイド層121を形成する。
【0057】
これにより、メモリセル領域Rmemoにおいて、スタック型不揮発性半導体記憶装置が完成する。
【0058】
本実施形態の製造方法によると、図2(c)に示す工程で、制御ゲート電極105cの上に形成されるゲート上保護膜となるシリコン酸化膜107の熱処理による焼き締めを行なった後、シリコン酸化膜107からゲート上保護膜107hを形成している。したがって、図3(a),(b)に示す工程で形成されるゲート上保護膜107hは既に緻密化されているので、ゲート上保護膜107hの耐エッチング性が向上し、レジスト膜109の剥離・洗浄工程や、図5(a)に示す酸化膜サイドウォール用シリコン酸化膜の堆積前の洗浄工程などを経ても、ゲート上保護膜107の形状が適正に維持される。つまり、従来の製造工程では、第2のポリシリコン膜に注入された不純物の活性化のための熱処理を行なってからゲート上保護膜用のシリコン酸化膜を堆積し、その後のレジスト膜の形成,ゲート上保護膜及びスタックセル電極の形成,酸化膜サイドウォールの形成などを行なっていたので、ゲート上保護膜の形状の悪化を招いていた。
【0059】
ところが、本実施形態の製造方法によると、図5(b)に示す工程において、酸化膜サイドウォールサイドウォール114aのうち制御ゲート電極105の上端のエッジ部Redgeにおける薄膜化を生じることがない。その結果、図8(b)に示す仕上がり状態で、ソース・ドレインコンタクト115a,115b(コンタクト)と制御ゲート電極150cとの間の絶縁耐圧を高く維持することができるのである。
【0060】
特に、本実施形態の製造方法のように、図2(c)に示す工程で、第2のポリシリコン膜105中に注入された不純物の活性化を兼ねて、シリコン酸化膜107の焼き締めを行なうことにより、製造工程の簡略化を図ることができる。
【0061】
本実施形態においては、図10に示すコンタクトパッドの形成を行なっていないが、コンタクトパッドを形成した場合にも、本発明の効果を発揮することができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明の半導体装置の製造方法によれば、スタックセル電極及びその上のゲート上保護膜を有するメモリセルトランジスタを備えた半導体装置において、ゲート上保護膜となる保護絶縁膜の熱処理を行なってから、ゲート上保護膜及びスタックセル電極を形成するようにしたので、ゲート上保護膜の耐エッチング性の向上により、ゲート上保護膜の形状を適正に維持することができ、よって、その後に形成されるサイドウォールの厚みを安定に保つことができ、制御ゲート電極とコンタクトパッド間の絶縁耐圧の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,第2の導体膜の堆積までの各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,第2の導体膜へのイオン注入から保護用絶縁膜の堆積までの各工程を示す断面図である。
【図3】(a),(b)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,スタックセル電極パターニング用のレジスト膜の形成からスタックセル電極の形成までの各工程を示す断面図である。
【図4】(a),(b)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,メモリセルトランジスタのソース・ドレイン領域形成のための各工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,サイドウォール用絶縁膜の形成からソース・ドレインコンタクト及びハードマスク用絶縁膜の形成までの各工程を示す断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,ソース・ドレインコンタクトのパターニング用レジスト膜の形成からソース・ドレインコンタクトのパターニングまでの各工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,制御ゲート電極の一部の開口から周辺回路領域におけるゲート電極の形成までの各工程を示す断面図である。
【図8】(a),(b)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程のうち,ゲート電極側面上のサイドウォールの形成からシリサイド層の形成までの各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は、従来の製造方法によって、文献に記載された半導体装置を形成する工程を示す断面図である。
【図10】文献に開示されている従来のスタック型不揮発性半導体記憶装置の断面図である。
【符号の説明】
100 シリコン基板
101 トンネル絶縁膜
102 第1のポリシリコン膜
102f 浮遊ゲート電極
103c ONO膜
104 ゲート酸化膜
105 第2のポリシリコン膜
105c 制御ゲート電極
105g ゲート電極
107 シリコン酸化膜
107h ゲート上保護膜
109 レジスト膜
110 レジスト膜
112 レジスト膜
114 シリコン酸化膜
114a 酸化膜サイドウォール
115 第3のポリシリコン膜
115a ソースコンタクト
115b ドレインコンタクト
116 シリコン酸化膜
116b ハードマスク
118 レジスト膜
120a,120b サイドウォール
121 シリサイド層
150 スタックセル電極

Claims (5)

  1. スタックセル電極を有するメモリセルトランジスタを備えた半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板上に、ゲート絶縁膜,第1の導体膜,中間絶縁膜及び第2の導体膜を下方から順に積層する工程(a)と、
    上記第2の導体膜中に不純物のイオン注入を行なう工程(b)と、
    上記工程(b)の後に、上記第2の導体膜の上に保護用絶縁膜を堆積する工程(c)と、
    上記工程(c)の後に、上記第2の導体膜中に注入された不純物を活性化するための熱処理を行なう工程(d)と、
    上記工程(d)の後に、上記保護用絶縁膜,第2の導体膜,中間絶縁膜及び第1の導体膜を順にパターニングして、下方から順に、浮遊ゲート電極,電極間容量膜及び制御ゲート電極からなる上記スタックセル電極とゲート上保護膜とを形成する工程(e)と、
    上記スタックセルゲート電極をマスクとして不純物のイオン注入を行なって、半導体基板内に不純物拡散層を形成する工程(f)と、
    基板上にサイドウォール用絶縁膜を堆積した後、異方性エッチングを行なって、上記スタックセル電極及び上記ゲート上保護膜の側面上にサイドウォールを形成する工程(g)と、
    上記サイドウォールに隣接し、かつ、上記不純物拡散層に到達する導体コンタクトを形成する工程(h)とを含み、
    上記工程(d)における熱処理温度は、上記保護用絶縁膜を緻密化する温度であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、
    上記工程(d)における熱処理は、不活性な雰囲気中で行われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記工程(c)では、上記保護絶縁膜としてシリコン酸化膜を堆積することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法において、
    上記半導体装置は、MISFETを含む周辺回路領域をさらに備えており、
    上記工程(a)では、上記周辺回路領域に、上記第1の導体膜及び中間絶縁膜を下方から順に積層した後、上記第1の導体膜及び中間絶縁膜のうち上記周辺回路領域に位置する部分を除去してから、上記周辺回路領域にゲート絶縁膜及び上記第2の導体膜を形成し、
    上記工程(b)では、上記第2の導体膜のうち周辺回路領域に位置する部分の一部にも上記不純物のイオン注入を行ない、
    上記工程(c)では、上記第2の導体膜のうち周辺回路領域に位置する部分の上にも上記保護用絶縁膜を堆積し、
    上記工程(e)では、上記第2の導体膜及び保護用絶縁膜のうち上記周辺回路領域に位置する部分を残しておき、
    上記工程(h)では、上記周辺回路領域に残存している保護用絶縁膜の上にも上記導体材料からなる膜を堆積し、
    上記工程(h)の後で、上記周辺回路領域の保護用絶縁膜を除去した後、上記第2の導体膜をパターニングして、MISFETのゲート電極を形成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、
    上記工程(b)において、イオン注入される上記不純物はN型不純物であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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