JP4539743B2 - レーザ溶接方法 - Google Patents

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本発明は、金属製の第1および第2の部材を重ね合わせ第1の部材の表面側よりレーザを照射して、両部材を接合するレーザ溶接方法に関する。
従来より、この種のレーザ溶接方法としては、ともに表面にメッキが施された金属製の第1の部材と金属製の第2の部材とを重ね合わせ、第1の部材の表面側よりレーザを照射して、第1の部材の表面からこれら両部材の界面を超え第2の部材の内部へ渡る溶融部を形成することにより、これら両部材を接合する方法が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
そして、この特許文献1に記載の方法では、レーザ照射面を有する第1の部材に施すメッキを、第2の部材のメッキよりもレーザ吸収率が高いものにすることでレーザエネルギー効率を向上させて、溶接を行っている。この溶接方法によれば、レーザ照射溶融部の爆被を抑制できるとされている。
特開平7−214369号公報
しかしながら、上記従来の溶接方法では、第1の部材のメッキよりも第2の部材のメッキの方が融点が高いものである。そのため、レーザ照射側の第1の部材が、たとえばICパッケージのリード等のような厚い部材であると、レーザ吸収率の高いメッキを施しても、溶融させるために、より高エネルギーが必要になり、やはり、第1の部材に施したメッキの爆飛が発生してしまう恐れがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、金属製の第1および第2の部材を重ね合わせ第1の部材の表面側よりレーザを照射して、両部材を接合するレーザ溶接方法において、低いレーザエネルギーで溶接可能としつつ、レーザの熱による第1の部材に施したメッキの爆飛やスパッタを抑制するのに適したレーザ溶接方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、金属製の第1および第2の部材(11、12)を重ね合わせ第1の部材(11)の表面側よりレーザを照射して、両部材(11、12)を接合するレーザ溶接方法において、両部材(11、12)の重ね合わせを行う前に、第1の部材(11)、第2の部材(12)にそれぞれ第1のメッキ(21)、第2のメッキ(22)を施すとともに、第1のメッキ(21)は、第2のメッキ(22)よりもレーザの吸収率が高く且つ第2のメッキ(22)よりも融点が同等かそれよりも高いものとし、第1の部材(11)の表面のうちレーザが当たる領域であるレーザ照射領域(11a)内には、第1のメッキ(21)と、第1のメッキ(21)よりもレーザの吸収率が低い低吸収率メッキ(23)とを、これら両メッキ(21、23)が平面的に混在するように配置・配列形成させることを特徴とする。
それによれば、レーザ照射側の第1の部材(11)に対して照射するレーザのエネルギーを低くしやすくなり、しかも、第1のメッキ(21)のレーザの熱に対する耐性が従来よりも向上される。よって、本発明によれば、低いレーザエネルギーで溶接可能としつつ、レーザの熱による第1のメッキ(21)の爆飛を抑制するのに適したレーザ溶接方法を提供できる。また、本発明では、第1の部材(11)の表面のうちレーザが当たる領域であるレーザ照射領域(11a)内には、第1のメッキ(21)と、第1のメッキ(21)よりもレーザの吸収率が低い低吸収率メッキ(23)とを、これら両メッキ(21、23)が平面的に混在するように配置・配列形成させるから、溶融部(30)の凝固割れが発生しにくくなり、好ましい。
ここで、請求項2に記載の発明のように、第1のメッキ(21)は、その表面が粗化処理されたNiよりなるものであり、第2のメッキ(22)は、第1のメッキ(21)よりも表面粗度が小さなNiであるものにできる。
または、請求項3に記載の発明のように、第1のメッキ(21)はその表面が粗化処理されたNiよりなるものであり、第2のメッキ(22)は、Snであるものとしてもよい。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るレーザ溶接方法を示す工程図である。この図1では、(a)、(b)の順に工程を実施していくものであり、各ワークの断面構成を示してある。本実施形態では、最終的に図1(b)に示される溶接構造体S1を形成するものである。
本実施形態のレーザ溶接方法では、金属製の第1の部材11と金属製の第2の部材12とを重ね合わせ、第1の部材11の表面側よりレーザLを照射して、第1の部材11の表面からこれら両部材11、12の界面を超え第2の部材12の内部へ渡る溶融部30を形成することにより、これら両部材11、12を接合する。
第1の部材11および第2の部材12は、その重ね合わされる部分がともに板状をなすものであり、これらは、一般的な端子、リードフレーム、バスバーなどに適用されるものである。第1の部材11は銅または銅系合金よりなり、第2の部材12は銅、銅系合金または鉄系合金よりなる。
ここで、重ね合わされる前の第1の部材11、第2の部材12の表面には、それぞれ第1のメッキ21、22が設けられている。第1のメッキ21のレーザ吸収率は第2のメッキ22のレーザ吸収率よりも大きく、第1のメッキ21の融点は第2のメッキ22の融点と同じか、もしくは高いものである。
たとえば、第1のメッキ21は、第1の部材11側から粗化されたNiメッキ、Pdメッキ、Auメッキの3層が積層されたAu/Pd/粗化Niメッキや、あるいは、1層の粗化されたNiメッキよりなる。
これらAu/Pd/粗化Niメッキ、および、1層の粗化Niメッキは、一般的な電気メッキや無電解メッキにより形成される。また、当該メッキの表面の粗化度合は、薬液や温度などのメッキ条件を制御することで調整可能なことは公知である。
ここで、Au/Pd/粗化Niメッキにおける膜厚は、たとえば粗化Niメッキが数μm、Pdメッキが数十nm、Auメッキが数〜10nm程度である。また、1層の粗化Niメッキの膜厚は、たとえば数μm程度である。
また、第2のメッキ22としては、たとえば第1のメッキ21よりも表面粗度の小さなNiメッキやSnメッキが挙げられる。これらメッキは一般的な電気メッキや無電解メッキにより形成され、膜厚はたとえば数μm程度である。
第1のメッキ21の方が第2のメッキ22よりもレーザ吸収率を大きくなるようにすることは、たとえば、第1のメッキ21の方がレーザを吸収しやすい色調とすることでも可能であるが、本実施形態では、両メッキ21、22の表面粗度に差異を設けることにより実現している。
この表面粗度は、一般的な表面粗さで表すことができるが、たとえばAFM(原子間力顕微鏡)で撮影した表面の画像をコンピュータソフトなどで画像処理するという、公知の方法で求められた単位面積当たりの比表面積である。この比表面積が大きいということは、メッキ表面の凹凸の数やサイズが大きいことであり、表面粗度が大きいことである。
そして、上述したようにメッキ条件を制御して、第1のメッキ21の表面粗度を第2のメッキ22の表面粗度よりも大きくすることにより、第1のメッキ21のレーザ吸収率を第2のメッキ22のレーザ吸収率よりも大きくしている。このレーザ吸収率が大きいということは、より少ないレーザパワーにて溶接できることにつながる。
また、第1のメッキ21の融点を第2のメッキ22の融点と同じにすることは、これら両メッキ21、22の材質をともにNiより構成すればよい。また、第1のメッキ21の融点を第2のメッキ22の融点よりも高いものにするときは、第1のメッキ21の材質をNiとし、第2のメッキ22の材質をSnとすればよい。
さらには、同じ材質でも電気メッキの方が無電解メッキよりも融点が高くなることを利用してもよい。この場合、両メッキ21、22の材質をともにNiより構成し、第1のメッキ21を電気メッキにより形成された粗化Niメッキ、第2のメッキ22を無電解メッキで形成されたNiメッキとすれば、第1のメッキ21の方が融点が高くなる。
このように、本実施形態では、第1の部材11、第2の部材12にそれぞれ第1のメッキ21、第2のメッキ22を施すとともに、第1のメッキ21は、第2のメッキ22よりもレーザ吸収率が高く且つ融点が同等以上であるものとし、その後、図1(a)に示されるように、両部材11、12を重ね合わせる。
そして、第1の部材11の表面側よりレーザLを照射する。このレーザLはYAGレーザなど一般的なレーザ溶接に用いられるものと同様である。それにより、第1の部材11の表面側から、第1のメッキ21、第1の部材11、第2のメッキ22、第2の部材12が溶けていき、図1(b)に示されるように、これら各部が溶け合った溶融部30が形成される。
この溶融部30は、第1の部材11の表面から両部材11、12の界面を超え第2の部材12の内部へ渡って連続的に形成されている。そして、この溶融部30の形成に伴い、第1の部材11と第2の部材12とが接合される。以上が本実施形態のレーザ溶接方法である。
この溶接方法によれば、レーザ照射側の第1のメッキ21を第2のメッキ22よりもレーザ吸収率が高いものとしているため、レーザ照射側の第1の部材11に対して照射するレーザLのエネルギーを低くしやすくなる。
また、レーザ照射側の第1のメッキ21を第2のメッキ22よりも融点が同等かそれよりも高いものとしているため、第1のメッキ21のレーザLの熱に対する耐性が従来よりも向上される。よって、本溶接方法によれば、低いレーザエネルギーで溶接可能としつつ、レーザLの熱による第1のメッキ21の爆飛を抑制することが可能となる。
また、図1(b)に示されるように、本実施形態では、溶接構造体S1のうち両部材11、12の溶接部以外の部位において、第1の部材11にAlよりなるボンディングワイヤ40が接続されている。このワイヤ40は一般的なワイヤボンディング法により形成されるものである。
このように第1の部材11にボンディングワイヤ40が接続されている場合には、第1の部材11の第1のメッキ21の粗化度合が大きすぎると、逆にボンディング性が劣る可能性がある。そこで、本発明者は、第1のメッキ21の粗化度合とボンディング性とを考慮して、好ましい粗化の範囲を実験的に求めた。
まず、第1の部材11の表面に、電気メッキによって上記Au/Pd/粗化Niメッキよりなる第1のメッキ21を形成した。ここで、この第1のメッキ21の粗化度合として上記した比表面積Saを用い、当該比表面積Saを変えたAu/Pd/粗化Niメッキを形成した。さらに、各比表面積のものに対して、Alワイヤ40をワイヤボンディングにより接続した。
このように作成したサンプルについて、比表面積に対するレーザ溶接エネルギー、および、比表面積に対するAlワイヤ40の引っ張り強度を求めた。レーザ溶接エネルギーは、上記図1に示されるように溶接可能なレーザLのエネルギーであり、当該エネルギーが小さいほどレーザ吸収率が大きいことを意味する。また、当該ワイヤ引っ張り強度が大きいほど、ワイヤ接合強度が優れボンディング性が良いことを意味する。
図2は、上記Au/Pd/粗化Niメッキよりなる第1のメッキ21の比表面積Saを横軸にとり、レーザ溶接エネルギー(単位:J)を左縦軸、ワイヤ引っ張り強度(単位:N)にとり、これらの関係を示すグラフである。なお、比表面積が1.0とは、まったく凹凸のない鏡面状態である。
図2に示されるように、比表面積すなわち表面粗度が大きくなるほど、レーザ溶接エネルギーすなわちレーザ吸収率が大きくなることがわかる。これは、メッキの表面粗度が大きくなると、メッキ表面の色調がレーザを吸収しやすい黒色に近づくためであると推定される。
また、表面粗度が大きくなるほど、ワイヤ引っ張り強度すなわちワイヤボンディング性が低下することがわかる。このように表面粗度およびレーザ吸収率の関係と、表面粗度およびボンディング性の関係とはトレードオフの関係にあるが、このことを考慮して、本発明者は、第1のメッキ21の比表面積は1.2〜1.7が好ましいと考える。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係るレーザ溶接方法の要部を示す概略平面図であり、溶接前の第1の部材11におけるレーザ照射側の表面を示している。なお、図3においては、第1の部材11の表面に形成されている第1のメッキ21と低吸収率メッキ23との識別を容易にするため、便宜上、低吸収率メッキ23の表面に斜線ハッチングを施してある。
ここで、図3では、第1の部材11の表面に、当該表面のうちレーザLが当たる領域であるレーザ照射領域11aが、破線の丸で示されている。一般にレーザLは、ある大きさの径を有する光線であり、レーザLが当たる領域は当該光線の径と同じ径を有する略円形の領域となる。
そして、本溶接方法では、両部材11、12が重ね合わされる前において、第1の部材11の表面のうちレーザ照射領域11a内に、第1のメッキ21と、第1のメッキ21よりもレーザ吸収率が低いメッキである低吸収率メッキ23とを、これら両メッキ21、23が平面的に混在するように形成する。その後は、上記第1実施形態と同様に、重ね合わせ、溶接を行う。
ここでは、図3に示されるように、レーザ照射領域11a内において中央部に低吸収率メッキ23が円形に形成され、その外側に第1のメッキ21が同心円状に形成されている。この低吸収率メッキ23は、たとえば電気メッキや無電解メッキにより形成され第1のメッキ21よりも表面粗度の小さいNiメッキである。また、両メッキ21、23の形成は、マスキングなどにより形成領域を区画することで容易である。
なお、この低吸収率メッキ23は第1のメッキ21よりもレーザ吸収率が低いものであればよく、第1のメッキ21の融点、第2のメッキ22のレーザ吸収率および融点との関係については、特に限定されない。
この低吸収率メッキ23による作用について、図4を参照して説明する。図4において(a)は上記実施形態のようにレーザ照射領域11aに第1のメッキ21のみ存在する場合であり、この場合、溶融部30の深さを溶融部30の幅で割った比であるアスペクト比が大きくなる。すなわち、この場合、溶融部30が急峻な形状となり、溶融部30に凝固による「割れ」が発生する可能性がある。
それに対して、本実施形態のように、レーザ照射領域11a内にレーザ吸収率の異なる第1のメッキ21と低吸収率メッキ23とを混在させることにより、溶融部30に凝固割れが発生しにくくなることが実験的に確認された。このメカニズムは、以下のように推定される。
本実施形態では、レーザ照射時には、レーザ吸収率の高い第1のメッキ21は比較的早く溶融し、レーザ吸収率の低い低吸収率メッキ23はそれに比べ比較的遅く溶融する。このように溶融速度に差が生じると、図4(b)に示されるように、第1のメッキ21のみの場合に比べて溶融部30が幅方向に拡がって形成され、溶融部30の形状の急峻性が緩和される。そのため、本実施形態では、溶融部30の凝固割れが発生しにくくなると考えられる。
なお、この低吸収率メッキ23の配置形態は上記図3に限定されるものではない。図5(a)、(b)、(c)にその他の種々の例を示しておく。ここで、この図5においても、第1のメッキ21と低吸収率メッキ23との識別を容易にするため、便宜上、低吸収率メッキ23の表面に斜線ハッチングを施してある。
図5(a)に示される例では、レーザ照射領域11a内において低吸収率メッキ23が複数の配列された円として形成され、その隙間に第1のメッキ21が形成されている。図5(b)に示される例では、レーザ照射領域11a内において第1のメッキ21が複数の配列された円として形成され、その隙間に低吸収率メッキ23が形成されている。また、図5(c)に示される例では、第1のメッキ21と低吸収率メッキ23とを上記図3とは逆の位置関係としている。
(他の実施形態)
なお、第1のメッキ21のレーザ吸収率が第2のメッキ22のレーザ吸収率よりも大きく、第1のメッキ21の融点が第2のメッキ22の融点と同じか、もしくは高いものであればよく、第1のメッキ21、第2のメッキ22は、上記した材質や厚さに限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係るレーザ溶接方法を示す工程図である。 Au/Pd/粗化Niメッキの比表面積Saと、レーザ溶接エネルギーおよびワイヤ引っ張り強度との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るレーザ溶接方法の要部を示す概略平面図である。 低吸収率メッキによる作用を示す概略断面図である。 吸収率メッキの配置形態のその他の種々の例を示す概略平面図である。
符号の説明
11 第1の部材
11a レーザ照射領域
12 第2の部材
21 第1のメッキ
22 第2のメッキ
23 低吸収率メッキ
30 溶融部

Claims (3)

  1. 金属製の第1の部材(11)と金属製の第2の部材(12)とを重ね合わせ、前記第1の部材(11)の表面側よりレーザを照射して、前記第1の部材(11)の表面からこれら両部材(11、12)の界面を超え前記第2の部材(12)の内部へ渡る溶融部(30)を形成することにより、これら両部材(11、12)を接合するレーザ溶接方法において、
    前記両部材(11、12)の重ね合わせを行う前に、前記第1の部材(11)、前記第2の部材(12)にそれぞれ第1のメッキ(21)、第2のメッキ(22)を施すとともに、前記第1のメッキ(21)は、前記第2のメッキ(22)よりも前記レーザの吸収率が高く且つ前記第2のメッキ(22)よりも融点が同等かそれよりも高いものとし、
    前記第1の部材(11)の表面のうち前記レーザが当たる領域であるレーザ照射領域(11a)内には、前記第1のメッキ(21)と、前記第1のメッキ(21)よりも前記レーザの吸収率が低い低吸収率メッキ(23)とを、これら両メッキ(21、23)が平面的に混在するように配置・配列形成させることを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 前記第1のメッキ(21)は、その表面が粗化処理されたNiよりなるものであり、前記第2のメッキ(22)は、前記第1のメッキ(21)よりも表面粗度が小さなNiであることを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記第1のメッキ(21)はその表面が粗化処理されたNiよりなるものであり、前記第2のメッキ(22)は、Snであることを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接方法。
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