JP4538065B2 - 遊技施設の貸出装置と売上管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、パチンコやスロットマシン等の遊技装置における売上の正確かつ客観的な把握を行うための遊技施設の貸出装置と売上管理システムに関する。
従来、パチンコホールなど遊技施設で利用されているシステムのうち、現金に対応した遊技機器においては、図2に示すように、その玉貸しは現金受入手段22に投入された現金の金額の確定値にもとづき、等価値の数量のパチンコ玉が貸出機19の玉貸し機構である遊技用媒体貸出手段23から貸し出されることで行われる。この場合、制御回路21が金額確定値から貸出玉数への変換演算を行う場合もあるが、単に機械的に玉貸し機構である遊技用媒体貸出手段23に所定の単位の玉を貸し出すように貸出指令の信号が送られるものもある。
また、店舗内には管理用コンピュータが設置され、各遊技機器と接続され運用の情報が集計できるようになっている(特許文献1参照)。
遊技施設内には現金に対応した遊技機器のほかにもいわゆる金銭代用媒体であるプリペイドカードに対応した遊技機器も設置され、前記管理用コンピュータによって運用の情報が集計されている。
特公平6−77622号公報
しかしながら、現金に対応した遊技機器においては、上記玉貸し機構において、現金受入手段22、制御回路21、遊技用媒体貸出手段23のいずれにおいても有効な不正防止のチェック機構が存在しない。たとえば受入金額の確定過程における正当性のチェックも、遊技用媒体貸出手段23における提供数量計数のチェックも、これらの間の正当な数的関連性のチェックも行われない。まして、これに基づいた貸出抑制などの制御も行われない。
また、現金に対応した遊技機器においては、店舗の運営とは独立の、外部の機関によって不正のチェックがされるシステムも存在しない。
したがって、現金に対応した遊技機器においては、有効な不正チェックの機構がなく、結果的に売上計上において不正を効果的に未然に防ぎ得ないものであった。
このため、結果的に、これらが計上するデータを集計する管理用コンピュータの売上管理データの正当性、真正性に対する疑義を払拭しえないこととなっている。
この発明の目的は、売上管理データの正当性、真正性を確保することのできる遊技施設の貸出装置と売上管理システムを提供することにある。
この発明は、投入された現金または金銭代用媒体の金額を確定し、この確定された金額に応じた原受入金額データを出力する現金受入手段と、
前記確定された金額に応じた数量の遊技用媒体を貸し出すと共にこの貸し出す数量の原提供数量データを出力する遊技用媒体貸出手段と、
前記原受入金額データを受信し、この原受入金額データを符号化処理すると共にこの符号化処理した処理済み受入金額データを出力する受入金額データ処理手段と、
前記原提供数量データを受信し、この原提供数量データを符号化処理すると共にこの符号化処理した処理済み提供数量データを出力する提供数量データ処理手段と、
前記処理済み受入金額データと前記原受入金額データを受信して、これら受信した前記処理済み受入金額データと前記原受入金額データとの整合性を確認し、整合していると判定した場合に前記処理済み受入金額データを累計して記憶媒体に記憶させる受入金額チェック手段と、
前記処理済み提供数量データと前記原提供数量データを受信して、これら受信した前記処理済み提供数量データと前記原提供数量データとの整合性を確認し、整合していると判定した場合に前記処理済み提供数量データを累計して記憶媒体に記憶させる遊技用媒体数量チェック手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、売上管理データの正当性、真正性を確保することができる。
以下、この発明に係る遊技施設の貸出装置と売上管理システムの実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、この遊技施設の売上管理システムのブロック図を示す。
図1において1は現金受入手段、2は受入金額データ処理手段、3は受入金額チェック手段、4は遊技用媒体貸出手段、5は提供数量データ処理手段、6は遊技用媒体数量チェック手段、7は受入金額・遊技用媒体数量管理手段、8は遊技施設単位の集計・伝送手段、9は第三者のデータ処理システムである。
現金受入手段1と遊技用媒体貸出手段4とは、遊技用媒体としてのパチンコ玉を貸し出す貸出手段10(例えば、パチンコ台同士の間に配置される台間機や、ホールに設置される玉貸し機)に設けられている。なお、貸出手段10は、遊技機本体であったり、遊技機に物理的に直接接続されて設置される機器であったり、店舗内で遊技機を管理する機器であってもよい。また、現金受入手段1と受入金額データ処理手段2と受入金額チェック手段3と遊技用媒体貸出手段4と提供数量データ処理手段5と遊技用媒体数量チェック手段6と受入金額・遊技用媒体数量管理手段7は、そのどの組み合わせにおいても一体であっても物理的に別筐体であってもよい。
現金受入手段1は、貸出手段10の現金投入機構11と、図示しない現金種別判定センサと、現金の受入金額を確定する金銭識別手段12とを備えている。
顧客が現金を現金投入機構11の現金投入口に投入すると、現金種別判定センサが現金の種別及び正貨・偽貨を判定し、金銭識別手段12が投入された現金の額を確定する。
これらの点は、市販されている貸出機と同様に構成されているので、詳細な説明は省略する。
現金受入手段1には、受入金額データ処理手段2と、受入金額チェック手段3とが接続されている。なお、受入金額データ処理手段2と受入金額チェック手段3は貸出手段10と離れた位置に設けられて、光通信を含む無線伝送路で接続されていても良い。受入金額データ処理手段2、受入金額チェック手段3は共にマイクロコンピュータを含むコンピュータで構成される。
金銭識別手段12は、受入金額チェック手段3に対して、原受入金額データを出力し、受入金額データ処理手段2に対して演算処理のために原受入金額データを出力する。
受入金額データ処理手段2は、この原受入金額データに符号を付加するかあるいは命令電文などへの符号化などデータ処理を行い、この処理済み受入金額データを受入金額チェック手段3に出力する。
受入金額チェック手段3は、現金受入手段1からの原受入金額データと受入金額データ処理手段2からの処理済み受入金額データを照合して、両者の整合性のチェックを行う。この照合において、受入金額チェック手段3は、受入金額データ処理手段2からの処理済み受入金額データの符号解析を行った後に、原受入金額データとの照合を行う。この照合過程において整合性が確認されたら、受入金額チェック手段3は、整合性確認済みの受入金額データをHDDや半導体メモリデバイス等の記憶媒体に累積して記憶し、受入金額累計データを受入金額・遊技用媒体数量管理手段7に出力すると共に、遊技用媒体貸出手段4に対して遊技用媒体貸出命令を出力する。
遊技用媒体貸出手段4は、現在用いられている玉貸し機に見られるものと同様であるので、詳細な説明を省略するが、この実施の形態では、パチンコホール内に配備されたパチンコ玉など遊技用媒体の供給ラインからパチンコ玉など遊技用媒体を貯留できるようになっており、受入金額チェック手段3からの遊技用媒体貸出命令を制御回路13で受信する。制御回路13はこの遊技用媒体貸出命令に基づいてのみ貸出機構14を開閉し、数量カウンタ15で遊技用媒体を計測しつつ目標値に達するまで、遊技用媒体を放出する。
遊技用媒体の数量カウンタ15は、制御回路13に計測数量をフィードバックしており、目標値に達したら、貸出機構14を停止させる。数量カウンタ15の計数結果は、原提供数量データとして遊技用媒体数量チェック手段6及び提供数量データ処理手段5に出力される。
提供数量データ処理手段5は、マイクロコンピュータを含むコンピュータで構成されるものであり、放出された遊技用媒体の原提供数量データに符号を付加するかあるいは命令電文などへの符号化などデータ処理を行い、この処理済み提供数量データを遊技用媒体数量チェック手段6に出力する。
遊技用媒体数量チェック手段6は、遊技用媒体貸出手段4からの原提供数量データと、提供数量データ処理手段5からの処理済み提供数量データを照合して、両者の整合性のチェックを行う。この照合において、遊技用媒体数量チェック手段6は、提供数量データ処理手段5の処理済み提供数量データの符号解析を行った後に、原提供数量データとの照合を行う。この照合過程において整合性が確認されたら、遊技用媒体数量チェック手段6は、整合性確認済みの提供数量累計データをHDDや半導体メモリデバイス等の記憶媒体に累積して記憶すると共に、提供数量累計データを受入金額・遊技用媒体数量管理手段7に出力する。
受入金額・遊技用媒体数量管理手段7は、マイクロコンピュータを含むコンピュータからなるものであり、受入金額チェック手段3の受入金額累計データと、遊技用媒体数量チェック手段6の提供数量累計データとを集計する。
受入金額・遊技用媒体数量管理手段7は、受入金額累計データと提供数量累計データとを集計し、両者の整合性をチェックする。整合性チェックの後、整合性チェックの結果と共に受入金額累計データと提供数量累計データに符号を付加する演算処理を行って記憶する。この演算において付加される符号データは、例えば誤り訂正符号やハッシュ値または電子署名などである。
受入金額・遊技用媒体数量管理手段7は遊技施設単位でデータを集計するための遊技施設単位の集計・伝送手段8と通信回線若しくはネットワークを通して接続されている。この通信回線は適切な光通信を含む無線伝送路であってもよい。
遊技施設単位の集計・伝送手段8はマイクロコンピュータを含むコンピュータからなるものであり、第三者のデータ処理システム9と無線伝送路を含む通信回線若しくはネットワークを通して接続されている。
第三者のデータ処理システム9では、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7が付加した演算処理を解析して真正なデータに復号するか、またはデータの真正性の検証ができる少なくともいずれかの演算処理プログラムを備えており、「解析前または解析後の受入金額累計データと提供数量累計データ」若しくは「解析前及び解析後の受入金額累計データと提供数量累計データ」を記憶蓄積できるようになっている。
第三者のデータ処理システム9では、データの真正性を求める要求者に対して、記憶蓄積する受入金額累計データと提供数量累計データの真正性を保証する結果を開示して、これを伝送する機能を有している。
尚、上述の受入金額データ処理手段2、受入金額チェック手段3、遊技用媒体貸出手段4のマイクロコンピュータやコンピュータ、提供数量データ処理手段5のマイクロコンピュータやコンピュータ、遊技用媒体数量チェック手段6のコンピュータやマイクロコンピュータ、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7のコンピュータやマイクロコンピュータ、遊技施設単位の集計・伝送手段8のコンピュータ、第三者のデータ処理システム9のコンピュータは、所定の手続き及びパスワードを用いないとデータやプログラムを書き換えることができないようにセットされているのは、勿論である。
次に、このシステムの処理の流れを説明する。
ステップ(1):まず、貸出手段10に電源が投入されたら、現金受入手段1及び遊技用媒体貸出手段4が、初期自己診断が正常に終了した場合にまずこの現金投入待ち受け状態に遷移する。
なお、後述するステップ(8)において、現金投入からの一連の動作完了後、次の現金投入待ち受け状態となる。なお、この状態でステップ(8)に述べる店舗外部へのデータ伝送指令が検知された場合にはステップ(9)に遷移するものとする。
ステップ(2):貸出手段10における現金受入手段1の現金投入機構11の投入口に、現金、すなわち貨幣または紙幣、または金銭代用媒体が投入され、これが金銭識別手段12で金額が確定される。金銭識別手段12から受入金額チェック手段3へは、原受入金額データを受入金額チェック手段3に直接送る経路と、原受入金額データを受入金額データ処理手段2に送って演算処理してから、受入金額チェック手段3に送信する経路との少なくとも2系統の経路を通って処理される。
ステップ(3):受入金額チェック手段3では、金銭識別手段12からデータ変更をすることなく直接的に送信される原受入金額データと、受入金額データ処理手段2からの処理済み受入金額データとの整合性をチェックし、その整合性判定により整合すると判定された処理済み受入金額データをHDDや半導体メモリデバイス等の外部記憶素子に記憶(記録)する。記憶される処理済み受入金額データは、少なくとも前回分の集計(後述するステップ(9)の処理)からの累計値となるようにするが、運用開始からの累計値であってもよい。整合性の認められない処理済み受入金額データは、外部記憶素子の別のフォルダ等に記憶することができる。
ステップ(4):現金の金額確定結果の複数の手法による結果に整合性が認められる場合、遊技のための玉、またはメダルなど遊技用媒体を貸し出す機構をもった遊技用媒体貸出手段4に対してパチンコ玉など遊技用媒体を貸し出してもよいとする遊技用媒体貸出命令を出力する。
なお、ここで遊技用媒体貸出手段4は、パチンコ機本体であったり、パチンコ機に物理的に直接接続されて設置される機器であったり、店舗内でパチンコ機とは別個に設置されるパチンコ玉貸し出しのための機器や機構や手段であっても良い。
ステップ(5):遊技用媒体貸出手段4は、パチンコ玉など遊技用媒体を前述の遊技用媒体貸出命令によってのみ貸し出す。貸し出された遊技用媒体の提供数量は数量カウンタ15で計測される。数量カウンタ15の原提供数量データは、提供数量データ処理手段5と遊技用媒体数量チェック手段6に送られる。提供数量データ処理手段5では、原提供数量データに符号化など演算処理を行う。
提供数量データ処理手段5の処理済み提供数量データと、数量カウンタ15からの何ら変更を加えない原提供数量データとが遊技用媒体数量チェック手段6に送信される。
遊技用媒体数量チェック手段6では、処理済み提供数量データの符号解析を行った後に、原提供数量データと処理済み提供数量データとの整合性を判定し、その整合性判定により整合すると判定された処理済み提供数量データをHDDや半導体メモリデバイス等の外部記憶素子に記憶(記録)する。記憶される処理済み提供数量データは、少なくとも前回分の集計(後述するステップ(9)の処理)からの累計値となるようにするが、運用開始からの累計値であってもよい。整合性の認められない処理済み提供数量データは、外部記憶素子の別のフォルダ等に記憶することができる。
ステップ(6):受入金額チェック手段3の受入金額累計データと、遊技用媒体数量チェック手段6の提供数量累計データは、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7に周期的に送信される。受入金額・遊技用媒体数量管理手段7は、受入金額累計データと、提供数量累計データとを照合して整合性をチェックする。
ステップ(7):受入金額・遊技用媒体数量管理手段7では、ステップ(6)の計数結果、整合性の判定結果の情報と共に受入金額累計データと提供数量累計データを秘匿性のある方法で記憶媒体に記憶(記録)する。このステップ(7)で現金投入に始まる一連の貸し出し処理が終了する。
ここで、記憶されるデータは、少なくとも前回分のステップ(7)の集計処理からの累計値となるようにするが、運用開始からの累計値であってもよい。
ステップ(8):ステップ(8)では、ステップ(7)の時点で第三者のデータ処理システム9へのデータの伝送要求指令の有無をチェックする。もし店舗外部へのデータ伝送要求がなければ、ステップ(1)に遷移して現金の投入を待つ。また、もし、データ伝送要求がある場合には、ステップ(9)に進む。
ステップ(9):第三者のデータ処理システム9から遊技施設単位の集計・伝送手段8に対してデータ伝送命令があったら、遊技施設単位の集計・伝送手段8から受入金額・遊技用媒体数量管理手段7にそのデータ伝送命令を送信する。
この実施例では、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7は、貸出手段10ひとつあたりひとつずつ設けられるようになっているが、複数の貸出手段10あたりひとつの受入金額・遊技用媒体数量管理手段7という構成でもかまわない。なお、遊技施設には複数の貸出手段10が設けられるのが一般的である。
受入金額・遊技用媒体数量管理手段7は、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7自身が記憶(記録)したすべての計数データの累計値に対して、適切な方法によってデータ伝送時に付加される符号データを付加演算した後に、遊技施設単位の集計・伝送手段8に伝送し、遊技施設単位の集計・伝送手段8がこれらの付加符号付きデータを集計する。この付加符号データは、誤り訂正符号やハッシュ値、または電子署名などである。この集計は店舗内のLANなどを利用した通信による。
ステップ(10):遊技施設単位の集計・伝送手段8では、店舗内のすべての貸出手段10の受入金額累計データ及び遊技用媒体の提供数量累計データを受入金額・遊技用媒体数量管理手段7による符号付データそれぞれの単位で集計した後、この集計データを適切な媒体、方法(暗号化処理などの保護策)によって、第三者のデータ処理システム9に、送出する。
この集計データの送信には、記録媒体(磁気テープなど)を用いた物理的搬送もあるが、現実的には通信を利用したデータ伝送が効率的である。通信の暗号化など適切な方法で伝送データの保護が図られることが望ましい。集計データを伝送した後、状態はステップ(1)に遷移して現金の投入による一連の処理の待ち状態に移る。
このステップ(10)までが各店舗内で行われる処理の流れである。
次に、各店舗から伝送される集計データを処理する第三者のデータ処理システム9における処理を述べる。
ステップ(11):第三者のデータ処理システム9では各店舗からステップ(10)の処理を受けた集計データを受信する。伝送される集計データの保護は適切な方法で解析を行って集計データの処理を行う。ここで解析を行うとは、ステップ(10)において「保護のための暗号化処理」されている場合には受信データを復号化などして本来の集計データに復号し、この集計データをその構成要素である付加符号付き計数データ単位で解析することを指す。
ステップ(12):集計データの伝送途上での完全性検証ができるようなデータ伝送の手法が適用されている場合にはこれによって伝送途上でのデータの変質(あるいは改ざん)がないことを確認する。
これは、誤り検出など伝送途上で元のデータに何らかの変化があることを(少なくとも)検出できる数値的符号が付加されていれば、この確認が可能である。例えば、伝送されてきた集計データ部分を誤り訂正符号などのアルゴリズムで演算してその結果を付加的に送られてきた符号データ部分と比較するが、この方法には限定されない。
ステップ(13):店舗ごとの、貸出手段10などの単位で受入金額・遊技用媒体数量管理手段7によって付加された付加符号を演算処理することで、集計データの整合性、完全性を確認する。また、可能な処理系の場合には、データの伝送元の正当性も確認する。この付加符号を演算処理するとは、付加符号のデータ整合性解析のための演算のことであり、「暗号処理」や「電子署名」といったことである。
ステップ(14):ステップ(14)ではステップ(13)での確認結果や、受信されたデータを処理してデータベースなどに蓄積する。これは後日様々な検証に利用することができる。
尚、貸出手段10に、受入金額データやパチンコ玉など遊技用媒体の提供数量データといった計数データの整合性のチェックを行う受入金額・遊技用媒体数量管理手段7を設け、かつ受入金額・遊技用媒体数量管理手段7に付加符号を暗号処理によって演算する機能を内蔵することで、一つの貸出手段10において独立したデータ処理を達成しても良い。
また、計数処理は店舗内で全ての機器を対象に集中して行うことも可能である。上記の実施の形態では、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7からの符号付データを集計する遊技施設単位の集計・伝送手段8を管理コントローラとしたが、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7の上位に管理コントローラをそれぞれ設けて管理することも可能である。貸出手段10は、パチンコ機同士の間に配置されるいわゆる台間機のようなサンドイッチユニットでなく、パチンコ機に内蔵されるものであっても良い。
更に、付加符号は、暗号による処理のほかに、誤り検出訂正符号(Error Detection and Correction Code : EDACと呼ばれる)のような付加符号でもかまわない。暗号には共通暗号鍵方式、公開暗号鍵方式などがあり、また誤り検出訂正符号にも様々な種類がある。
また、上記の実施の形態では、遊技施設をパチンコホールについて説明したが、スロットマシン等を備えた遊技施設にも適用できるのは、いうまでもなく、この場合、遊技用媒体はメダルであり、遊技機はスロットマシンである。
この遊技施設の売上管理システムでは、現金受入手段1の売上金額データを複数の経路を経由して受入金額チェック手段3でチェックし、このチェックで整合性が確認されたら、遊技用媒体貸出手段4に対して遊技用媒体貸出命令を送出することで要求された数量の遊技用媒体を提供する。このときに遊技用媒体の提供数量データを複数の経路を経由して遊技用媒体数量チェック手段6でチェックし、提供数量データの整合性もチェックする。チェックされた受入金額累計データと提供数量累計データは受入金額・遊技用媒体数量管理手段7で照合された後、集計されて符号演算され記録される。第三者のデータ処理システム9が売上データの集計を遊技施設単位の集計・伝送手段8に対して要求すると、受入金額・遊技用媒体数量管理手段7から集計された売上データが送信され、第三者のデータ処理システム9では、符号演算された売上データを符号解析して記録する。
これにより、投入された金銭の受入金額の正当性を確認した上ではじめて遊技用媒体貸出が行われ、さらに提供数量データの計数の正当性が確認され、これらのデータが集計されたのち、改ざんなどを排除する完全性確認のための符号付加や符号化の演算を経て記録される。前述の一連の手法により、集計データ、すなわち売上データの真正性を確保できる。また、当該データを外部の第三者のデータ処理システム9に伝送した上で解析のための演算を行うことにより、真正性を求める申請者のシステム16からの証明が求められた場合に、中立な立場から売上データの真正性の確保とその保証が達成できる。
なお、本発明において、貸出手段としては釣銭処理機構を有する玉貸機や台間機などの遊技媒体貸出手段に対して適用が可能であることはいうまでもない。
また、本件発明において、現金のほかに利用可能な金銭代用媒体としては、たとえばプリペイドカードなどの前払い式証票類、銀行カードやクレジットカードなどの金融カード類、電子マネーなどのICカード類、携帯電話などを利用した決済手段、などが含まれる。
本件発明において、より有効に受入金額データ処理と遊技用媒体提供数量データ処理の複数手段によるチェック機能を活用するために、受入金額チェック手段3と遊技用媒体数量チェック手段6と受入金額・遊技用媒体数量管理手段7を、遊技機本体や貸出手段10を取り扱う事業者とは別個の、独立した事業者または団体から供給させることが考えられる。この場合、複数の受入金額データ処理手段2や提供数量データ処理手段5が複数貸出手段10に設けられる場合にもこのような独立団体からの供給によってその中立性が強化されるものと考えられる。この独立団体は、データ処理を担う第三者と同一でなくても良い。
図1は、本発明の実施の形態にかかる売上管理システムのブロック図である。 図2は、従来の遊技施設で利用されている現金に対応した遊技機器の貸出機構のブロック図である。
符号の説明
1 現金受入手段
2 受入金額データ処理手段
3 受入金額チェック手段
4 遊技用媒体貸出手段
5 提供数量データ処理手段
6 遊技用媒体数量チェック手段
7 受入金額・遊技用媒体数量管理手段
8 遊技施設単位の集計・伝送手段
9 第三者のデータ処理システム

Claims (5)

  1. 投入された現金または金銭代用媒体の金額を確定し、この確定された金額に応じた原受入金額データを出力する現金受入手段と、
    前記確定された金額に応じた数量の遊技用媒体を貸し出すと共にこの貸し出す数量の原提供数量データを出力する遊技用媒体貸出手段と、
    前記原受入金額データを受信し、この原受入金額データを符号化処理すると共にこの符号化処理した処理済み受入金額データを出力する受入金額データ処理手段と、
    前記原提供数量データを受信し、この原提供数量データを符号化処理すると共にこの符号化処理した処理済み提供数量データを出力する提供数量データ処理手段と、
    前記処理済み受入金額データと前記原受入金額データを受信して、これら受信した前記処理済み受入金額データと前記原受入金額データとの整合性を確認し、整合していると判定した場合に前記処理済み受入金額データを累計して記憶媒体に記憶させる受入金額チェック手段と、
    前記処理済み提供数量データと前記原提供数量データを受信して、これら受信した前記処理済み提供数量データと前記原提供数量データとの整合性を確認し、整合していると判定した場合に前記処理済み提供数量データを累計して記憶媒体に記憶させる遊技用媒体数量チェック手段とを備えたことを特徴とする遊技施設の貸出装置。
  2. 前記現金受入手段と前記受入金額データ処理手段と前記提供数量データ処理手段と前記受入金額チェック手段と前記遊技用媒体数量チェック手段とを備えた本体と、前記遊技用媒体貸出手段とを別体にしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技施設の貸出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技施設の貸出装置は、前記記憶媒体に記憶され前記処理済み受入金額データを累計した受入金額累計データと、前記記憶媒体に記憶され前記処理済み提供数量データを累計した提供数量累計データとを出力する構成とし、
    前記貸出装置から出力される前記受入金額累計データと前記提供数量累計データとを受信して記憶する受入金額・遊技用媒体数量管理手段を設けたことを特徴とする遊技施設の売上管理システム。
  4. 前記受入金額・遊技用媒体数量管理手段は、前記受入金額累計データ及び前記提供数量累計データを出力可能とし、
    前記受入金額・遊技用媒体数量管理手段が記憶している前記受入金額累計データ及び前記提供数量累計データを集計した集計データを受信するとともに当該集計データを真性であるか否かを解析し、この結果とその集計データを記憶する第三者のデータ処理システムを備えていることを特徴とする請求項3に記載の遊技施設の売上管理システム。
  5. 前記受入金額・遊技用媒体数量管理手段は、前記受入金額累計データ及び前記提供数量累計データを出力する際、これらのデータを符号化処理して出力することを特徴とする請求項4に記載の遊技施設の売上管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0677622B2 (ja) * 1989-08-18 1994-10-05 株式会社エル・アイ・シー 遊技設備における売上管理システム
JP2000005427A (ja) * 1998-06-17 2000-01-11 Glory Ltd 遊技カードシステムの障害処理方法

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