JP4537963B2 - ハンドルスイッチ - Google Patents

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Description

請求項に係る発明は、自動二輪車やRV車、各種作業車などにおいて棒状のハンドル部分に取り付けられるハンドルスイッチに関するものである。
自動二輪車におけるハンドルスイッチの例を図4に示す。車体前部において左右に延びた棒状のハンドルフレームAの一端付近に、一体のケーシング4におさめられて幾つかのハンドルスイッチが設けられている。図示の例では、上方から順にヘッドランプのビーム切り換えをなすディマースイッチ1と、ターンシグナルスイッチ2、ホーンスイッチ3などが、ハンドルグリップBを握った手で操作されやすい位置に設けられている。図中の符号5は、それらスイッチに接続されたワイヤリングハーネスである。
ハンドルスイッチにも種々の形式のものがあるが、図4に示したディマースイッチ1は、一般的には、図5および図6に示すスイッチ1’のように構成されている。すなわち、
・ 板状の主要部111のうちに平面上に接点112を配列された接点板110と、やはり板状の主要部121(図6)を有する固定板120とが、互いに主要部111・121を平行にし、間隔をおいて結合されている。
・ 操作ノブ132と一体に形成された可動板130(図6)が、上記した接点板110と固定板120との間に揺動可能に組み込まれ、当該可動板130のうちに可動接触子140(図6)が取り付けられている。可動接触子140は可動板の揺動にともない変位することにより、接点板110における接点112と接触し、またはその切り換えをなす。
・ 可動板130を揺動可能に支持するためには、挿通軸部(図5の軸部114と同様に可動板130寄りに延びたもの)が接点板110および固定板120に付属していて、可動板130の支持穴131(図6)にはめられている。
・ 接点板110と固定板120との結合は、接点板110の二箇所に配置された突起113・115を、固定板120において主要部121(図6)から直角に突出した支持片122・124上にそれぞれ設けられた穴123・125にはめ込むとともに、上記の挿通軸部と穴131とのはめ合い部分および他のもう一箇所において、接点板110・固定板120間を接触させ合うことにより行っている。もう一箇所の接触とは、図5のように、接点板110に形成した突起部分116を、固定板120においてやはり主要部121から直角に突出させた支持片126の頂部に接触させることにより実現している。突起113・115を穴123・125にはめ込むことによって接点板110と固定板120とが分離しないようにし、かつ、突起部分116・支持片126間などを接触させることにより、接点板110と固定板120とが互いに傾かないようにするのである。
なお、ディマースイッチについては、特開平8−258618号公報等に記載がある。上記のような構成はディマースイッチにおいてとくに一般的であるが、それ以外のスイッチにも採用され得るものである。
上に説明し図5・図6に紹介した構成をもつハンドルスイッチ1’には、つぎのような点で改善の余地がある。すなわち、
イ) 固定板120に関し、板状の主要部121から直角に突出するように三つの支持片122・124・126を形成する必要がある。上記のとおり、二つの支持片122・124は、接点板110の主要部111から同一面内で突出する突起113・115をはめ込む穴123・125を有するものであり、もう一つの支持片126は、接点板110の主要部111から同一面内で突出する突起部分116を頂部に接触させるためのものである。三つもの支持片122・124・126を有する固定板120は、形状が複雑であるためにその製造コストが余計にかかっているといえる。
ロ) 接点板110と固定板120・可動板130を組み付けるとき、挿通軸部を中心とする接点板110の角度を注意して定める必要がある。接点板110の突起113・115が、固定板120の支持片122・124内の穴123・125内にはまり込むまで、何によっても適切な位置まで案内されることがないからである。
請求項に係る発明は、接点板・固定板・可動板等を含むハンドルスイッチについて、固定板(または接点板)の形状を簡単化するとともに固定板・接点板間などの組み付けを容易にすることを目的とするものである。
請求項1に記載のハンドルスイッチは、平面上に接点を配列された接点板およびそれとは別体であってハンドルフレーム寄りの部分に円弧状の外縁を有する固定板が、互いの主要部を平行にし間隔をおいて結合され、それらの間に、操作ノブつきの可動板が挿通軸部を介して揺動可能に支持され、当該可動板に上記接点と接触する可動接触子が取り付けられたハンドルスイッチであって、
a) 接点板と固定板とが、各二箇所に配置された突起と穴とのはめ込みによって分離を防止されるとともに、挿通し合った上記の軸部(挿通軸部)および他の箇所にある接触部での相互接触によって傾きを防止されることにより結合されていて、
b) 上記の穴が、接点板または固定板の主要部から相手方寄りに(つまり主要部と直角に)突出した二つの支持片のそれぞれのうちにあり、上記の接触部が、上記支持片のいずれかのうちに形成された段差部分と相手方に形成された突起部分とで構成されており、上記二箇所の突起を結ぶ線を中心として接点板が傾くのを防止できるよう、固定板における上記円弧状の外縁のうち上記軸部から遠い端部に当該接触部が位置する----ことを特徴とする。
このようなハンドルスイッチは、一例として図1〜図3のように構成される。ただし、たとえば上記b)の「支持片」は、固定板から接点板寄りに突出するものばかりでなく接点板から固定板寄りに突出するものであっても差し支えない。また、「挿通軸部」は、接点板や固定板に付属するものであっても可動板に付属するものであってもよく、また各板と独立の挿通部品であってもよい。
以上の特徴を有するハンドルスイッチでは、接点板と固定板との結合のために両者いずれかの主要部から相手方寄りに突出させて形成する支持片が、従来よりも少なく二つで足りる。固定板・接点板間の傾きを防止すべく相互接触させる接触部として、従来(図5・図6を参照)のように別の支持片(図5中の符号126)を形成するのではなく、上記二つの支持片のうちいずれかと一体の段差部分(図1中の符号26)を使用するからである。主要部である板状の部分から直角に突出させて三つ形成する必要があった支持片が二つで足りることは、その部品(接点板または固定板)の形状を簡単にするものであり、製造コストの引き下げにつながるものである。
上記したハンドルスイッチには、接点板と固定板等との組み付けが容易であるという特徴もある。接点板(または固定板)に形成された突起を固定板(または接点板)の支持片内の穴にはめ込むとき、上のb)に記した支持片(図1では符号22)の側部(頂部から段差部分にかけて)に突起部分(図1では符号16)を添わせて動かすことにより、突起(同13・15)が自ずと穴(同23・25)の位置に案内されるからである。つまり、組み立ての際、挿通軸部を中心とする接点板・固定板間の角度が容易に適切に定まるのである。
なお、このハンドルスイッチでも、可動板の揺動にともない可動接触子が変位することによって、接点板における接点とその可動接触子との接触状態が変更され、もってスイッチとして回路の開閉がなされる。その点は、従来の(図5・図6の)ハンドルスイッチと同様である。
請求項2に記載したハンドルスイッチは、とくに、上記した支持片と段差部分とが固定板に形成され、上記した突起と突起部分とが接点板に形成されていることを特徴とする。
このハンドルスイッチでは、とくに接点板の構成が簡単になる。主要部である板状部分と直角に形成する支持片等を固定板の側に形成する一方、接点板には、支持片の穴にはめ込まれる突起と段差部分に接触する突起部分とを、たとえば板状の部分と同一の面内に形成すれば足りるからである。接点板には、スイッチとしての本来的な機能をなす接点が取り付けられ電線が接続されるのが一般であるため、接点板の構成を簡単化することにより、接点の取り付けや電線接続等の作業が簡易になり、ハンドルスイッチの製造が全体的に容易になる。
請求項3に記載したハンドルスイッチはさらに、上記二つの支持片と段差部分とを除く部分では、固定板と接点板との間が開放されていることを特徴とする。すなわち、図5・図6の例では二つの支持片122・124のほか支持片126によって固定板120と接点板110との間が塞がれているが、それを、たとえば図1・図2等のように、支持片および段差部分(図1等では符号22・24・26)以外の部分には開口部20bを設けるなどして、固定板(同20)・接点板(同10)間の隙間を閉じる突出部分を設けないようにしたのである。
このようにしたハンドルスイッチでは、接点板と固定板との間に配置される可動板について揺動範囲(可動板自体の大きさや揺動半径・揺動角度)を大きくとることが可能である。上記した支持片と段差部分とを除く部分では固定板と接点板との間が開放されているため、固定板・接点板の外縁から一部がはみ出すように可動板の大きさを定めることができ、あるいは、そのようなはみ出しが許容されない場合でも固定板・接点板の外縁にきわめて近い箇所に可動板の端部を位置させることができるからである。つまり、図6の場合には支持片126に当たらないよう可動板130の大きさが制限されていたが、図2の例のように可動板(符号30)が固定板(図2では符号20)等の外縁(同20a)付近にまで拡大され得る。可動板の揺動範囲が上記のように大きくなると、その可動板に取り付ける可動接触子の動作範囲も大きくなり、接点板上の接点との接触・分離を的確に安定的に切り換えるうえで都合がよい。
請求項4に記載のハンドルスイッチは、とくに、操作ノブの操作によってヘッドランプのビーム切り換えをなすディマースイッチであることを特徴とする。
ヘッドランプのビームを上向きと下向きとの間で切り換えるためのディマースイッチは、二組の接点間で可動接触子の位置が適宜に切り換えられねばならず、また操作が容易なようにハンドルに取り付けられる必要があるので、請求項1〜3に記載の特徴をもたせるのに好適である。つまり、先の請求項に記載の特徴をもつこのディマースイッチは、部品形状が簡単で組み立てが容易であり、回路の開閉が円滑な、好ましいハンドルスイッチであるといえる。
請求項5に記載のハンドルスイッチは、とくに、接点板における接点が、ハンドル上に配置された状態での接点板における上半部(概ね上半分の位置)に設けられていて、操作ノブの動作範囲が15°以上であることを特徴とする。
このようなハンドルスイッチには、可動接触子と接点との接触・分離が的確に行われるとともに耐用性にすぐれるという利点がある。接点間の接触等が的確であるのは、操作ノブの動作範囲(したがって可動板および可動接触子の動作範囲)が15°以上と大きいからである。可動接触子の動作範囲が大きいと、切り換えられる接点間に大きく距離をとることができ、接触状態と分離状態とが区分されやすい。なお、その意味で操作ノブの動作範囲は30°以上であるのがさらに望ましく、また操作のしやすさを考慮すればその動作範囲は50°程度以下であるのがよい。
請求項1に記載したハンドルスイッチにはつぎの効果がある。
・ 接点板と固定板との結合のために両部品のうち一方に形成する支持片が二つで足りるため、その部品の形状を簡単にすることができ、製造コストが引き下げられる。
・ 上記支持片のいずれかと一体に段差部分を形成し、そこに相手方部品の突起部分を接触させる関係で、支持片と突起部分とを添わせることにより接点板と固定板との適切な位置ぎめが行われ、両部品を容易に組み付けられる。
請求項2に記載したハンドルスイッチなら、とくに、
・ 接点板の構成が簡単になり、したがって接点の取り付けや電線接続等の作業が行いやすくなることから、全体の製造が容易になる。
請求項3に記載したハンドルスイッチならさらに、
・ 固定板と接点板との間に開放部分が確保されるため、可動板および可動接触子の動作範囲が大きくなり、接点板上の接点との接触・分離を一層的確に切り換え得るようになる。
請求項4に記載のハンドルスイッチなら、
・ 上記のような効果を有する好ましいディマースイッチがもたらされる。
請求項5のハンドルスイッチなら、
・ 操作ノブの動作範囲が大きいため、可動接触子と接点との接触および分離がとくに的確に行われ、耐用性にもすぐれる。
・ 接点板における上半部分に接点を設けるため、接点が濡れにくくてスイッチの耐用性がすぐれる。
発明によるハンドルスイッチについて、実施の形態を図1〜図4に示す。図1は、自動二輪車用のディマースイッチ1(ヘッドランプのビーム切り換えスイッチ)を斜め下方から見た状態の斜視図であり、図2は、ディマースイッチ1の内部構造等を示す側面図である。図3はディマースイッチ1の主要な部品を示すもので、図3(a)・(b)・(c)のそれぞれに可動板30、接点板10、固定板20の側面図を示している。なお、図4は、先に紹介したように自動二輪車におけるハンドルスイッチの取付け例を示す斜視図である。なお、以下の説明において「上」または「下」という場合、とくに断らないときは自動二輪車における上・下の各向きをさすものとする。
図4に示すように、ディマースイッチ1は自動二輪車におけるハンドルスイッチの一つとして、ハンドルフレームAに固定するケーシング4内に取り付け、ハンドルグリップBに近い位置に配置している。ケーシング4内での取付け状態や内部構造は図2に示すとおりである。ディマースイッチ1は、操作ノブ32のみをケーシング4の外に出した状態でケーシング4の内側に固定している。操作ノブ32を運転者が指先で操作して上部または下部を押すことにより、ノブ32と一体の可動板30が支持穴31を中心に揺動する。図2のように、可動板30には銅合金製の可動接触子40(図示紙面手前にある接点板10寄りに盛り上がった接触部41a・41b・41cを有する)を固定しており、その接触子40が可動板30の揺動にともなって変位することにより、接触子40に沿って配置された接点板10(図2では除外してある)中の接点12a・12b・12c(図2では仮想線で示してある)との接触状態を変更し、もって、ビームを走行方向の上向きにするか下向きにするかの切り換えを行うことができる。接点板10には、接触子40に近い面に接点12a・12b・12cとなる銅合金片があり、その裏側(つまり図1の紙面手前の側)に、各接点からヘッドランプ点灯回路(図示せず)に至る電線(同)が接続されている。可動接触子40が、図2のように接触部41a・41bにおいてそれぞれ接点12a・12bと接触する際にはヘッドランプのロービームが点灯し、ノブ32が操作されて接触子40の接触部41a・41cがそれぞれ接点12a・12cと接触する際にはハイビームが点灯する。接点12a・12b・12cおよび接触子40が銅合金製であることを除き、接点板10・固定板20・可動板30は導電性のない樹脂等の材料にて製造している。
操作ノブ32と一体である可動板30は、図1のように結合した接点板10と固定板20との間に組み入れている。接点板10の主要部11と固定板20の主要部21とはともに板状であるが、間隔をおいて配置した双方の間に、上記のとおり揺動可能に可動板30を配置したのである。可動板30を揺動可能に支持するためには、図3(a)に示す可動板30の支持穴31に、同(b)の接点板10において軸部14から反対側(図の紙面の裏側)へ向けて延びる挿通軸部と、同(c)の固定板20から手前(図の紙面の表側)へ延びた挿通軸部28とをいわゆるすきまばめの状態に挿入している。
接点板10と固定板20との結合は、図1のように、接点板10に設けた突起13・15を固定板20に設けた穴23・25にそれぞれはめ込むこと等によって行っている。固定板20には、板状の主要部21から直角に接点板10へ向けて二つの支持片22および24を形成し、それら支持片22・24のうちに穴23・25を設けている。突起13・15は、接点板10の主要部11に対し同一の平面内に形成したものである。突起13・15を穴23・25にはめ込むことにより、接点板10と固定板20とは、分離しがたい状態に結合できる。
ただし、突起13・15のそれぞれを穴23・25にはめ込むだけでは、それら突起13・15の位置を中心に接点板10(または固定板20)が傾くように変位する可能性があるので、他の箇所にも接触部を設けている。接触部の一つは上記した挿通軸部(図3(c)の符号28など)と可動板30の支持穴31(図3(a)等)の周壁部分との間にある。もう一つの接触部は、図1のように、固定板20における支持片22のうちに形成した段差部分26と、接点板10において主要部11と同一平面内に形成した突起部分16との間に設けている。突起13・15を結ぶ線を中心として上記の挿通軸部が支持穴31から離れる向きに接点板10が傾こうとしても、それは段差部分26と突起部分16との接触によって防止される。また、段差部分26と突起部分16とが離れる向きの傾きは、挿通軸部が支持穴31の周囲に接触することにより防止される。
二つの支持片22・24と段差部分26とを設けた部分を除いて、固定板20には、図1のとおり、接点板10寄りに突出する部分を形成しないこととした。そのため、支持片22(段差部分26)から支持片24までの部分において、接点板10と固定板20との間に大きめの開口部20bが形成されたことになる。なお、なお、図1等に示す突片27は取り付けのためのものであり、その一部に設けた穴に図2のように止めネジ4aを通すことにより、ディマースイッチ1をケーシング4の内側に固定する。
以上のように構成したディマースイッチ1には、つぎのような利点がある。
a) 接点板10と固定板20との結合のために固定板20の主要部21から直角に突出させる部分が、支持片22・24の二つのみである。接点板10等の傾きを防止すべく接点板10の一部(突起部分16)と接触させる部分を、段差部分26として支持片22と一体に形成したからである。突出させて形成する部分の数が従来よりも少ないので、固定板20の形状が簡単であり低コストで製造される。
b) 組み立てが容易である。接点板10を固定板20に組み付けるとき、突起部分16を固定板20の支持片22の側部22aに添わせることにより接点板10と固定板20との位置関係が適切に定まり、その状態で接点板10を押し下げることによって接点板10の突起13・15が円滑に支持片22の穴23・25内にはまるからである。
c) 図1のように支持片22・24および段差部分26の部分を除いて固定板20と接点板10との間を大きく開放したことに関連して、可動板30の大きさ(揺動中心となる図2の支持穴31から端部までの距離および面積)を増すことができた。固定板20の外縁20a(図2のようにハンドルフレームAと接触しないよう円弧状に形成された縁部)には開口部20bがあるのみであって、その外縁20aにきわめて近い位置に可動板30の端部を位置させ得るからである。可動板が大きくなると、それに取り付けた可動接触子40の動作範囲を大きくすることができ、接点板10上の接点12a・12b・12c間に広く間隔をとってスイッチング機能を的確化することが可能になる。図示の例では、接触子40の動作角度(つまり操作ノブ32の操作角度)も30°と広く設定し、接点12a・12b・12c間にも相当の間隔をとった。
d) 接点板10が固定板20に対し傾くように変位するのを防止する二つの接触部、すなわち前記挿通軸部(支持穴31の付近)と突起部分16との間の距離が、従来の距離(挿通軸部と突起部分116との間)よりも大きくなった。支持片22中に設けた段差部分26が、固定板20の縁部20aのうち挿通軸部から遠い端部に位置するからである。二つの接触部によって接点板10の傾きを防止するため、上記のようにそれらの間の距離が拡大することは、固定板20に組み付けられた接点板10の姿勢が安定化するというメリットをもたらす。
発明について実施の形態を示す図面であり、自動二輪車用のディマースイッチ1(ハンドルスイッチ)を斜め下方から見た状態の斜視図である。 図1のディマースイッチ1について内部構造等を示す側面図である。 図1のディマースイッチ1について主要な構成部品を示すもので、図3(a)・(b)・(c)のそれぞれは、可動板30、接点板10、固定板20の側面図である。 自動二輪車におけるハンドルスイッチ(上記のディマースイッチ1を含む)の取付け例を示す斜視図である。 従来の自動二輪車用ディマースイッチ1’(ハンドルスイッチ)について斜め下方から見た状態を示す斜視図である。 図5のディマースイッチ1’について内部構造等を示す側面図である。
符号の説明
1 ディマースイッチ
10 接点板
11 主要部
12a・12b・12c 接点
13・15 突起
16 突起部分
20 固定板
21 主要部
22・24 支持片
23・25 穴
26 段差部分
30 可動板
31 (挿通軸部がはまる)支持穴
32 操作ノブ
40 可動接触子

Claims (5)

  1. 平面上に接点を配列された接点板およびそれとは別体であってハンドルフレーム寄りの部分に円弧状の外縁を有する固定板が、互いの主要部を平行にし間隔をおいて結合され、それらの間に、操作ノブつきの可動板が挿通軸部を介して揺動可能に支持され、当該可動板に上記接点と接触する可動接触子が取り付けられたハンドルスイッチであって、
    接点板と固定板とが、各二箇所に配置された突起と穴とのはめ込みによって分離を防止されるとともに、挿通し合った上記の軸部および他の箇所にある接触部での相互接触によって傾きを防止されることにより結合されていて、
    上記の穴が、接点板または固定板の主要部から相手方寄りに突出した二つの支持片のそれぞれのうちにあり、
    上記の接触部が、上記支持片のいずれかのうちに形成された段差部分と相手方に形成された突起部分とで構成されており、上記二箇所の突起を結ぶ線を中心として接点板が傾くのを防止できるよう、固定板における上記円弧状の外縁のうち上記軸部から遠い端部に当該接触部が位置する
    ことを特徴とするハンドルスイッチ。
  2. 上記した支持片と段差部分とが固定板に形成され、上記した突起と突起部分とが接点板に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ。
  3. 上記二つの支持片と段差部分とを除く部分では、固定板と接点板との間が開放されていることを特徴とする請求項1または2に記載のハンドルスイッチ。
  4. 操作ノブの操作によってヘッドランプのビーム切り換えをなすディマースイッチであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハンドルスイッチ。
  5. 接点板における接点が、ハンドル上に配置された状態での接点板における上半部に設けられ、操作ノブの動作範囲が15°以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハンドルスイッチ。
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