JP4536868B2 - 画像符号化装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル・フィルタリングなど、デジタル信号の変換に関する。
【0002】
【従来の技術】
多数のデジタル・フィルタリングの方法及び装置が知られている。ここでは、例としてデジタル信号分析フィルタリングを構想する。そのようなフィルタリングの中でも特にウェーブレット変換を構想する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらのフィルタリングは一般的に、符号化及び/又は復号化処理に組み込まれる一部処理である。それらはしばしば、処理の過程でデータを格納するために大量のランダム・アクセス・メモリ又はバッファ空間を必要とする。例えば画像をウェーブレット変換する際、従来は、処理すべき画像全体をメモリにロードし、次いで様々なフィルタリング・ステップを実行していた。この場合、必要なメモリ空間が非常に大きくなるので、例えばデジタル写真機器、ファクシミリ機、プリンタ、又は写真複写機などの装置にそのようなフィルタリングを適用することはコスト的にも難しい。
【0004】
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、処理されるデータのバッファ空間占有量をできるだけ少なくする、デジタル信号変換方法及び装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像符号化装置は以下の構成を備える。すなわち、
符号化対象の画像データに対してウェーブレット変換して得られた、目標とする解像度のレベルnに至るサブバンドの組{LLn}(nは2以上の整数)、{LHn,HLn、HHn}、…、{LH1,HL1,HH1}の係数データを量子化及びエントロピー符号化することで、画像を符号化する画像符号化装置であって、
複数画素で構成される画素ブロックを垂直方向、並びに、水平方向にフィルタ処理することでウェーブレット変換し、サブバンドLL、LH、HL、HHの係数データを生成するウェーブレット変換手段と、
該ウェーブレット変換手段で得られたサブバンドLL、LH、HL、HHの係数データを記憶する第1のバッファ手段と、
前記第1のバッファ手段に格納された各サブバンドの係数データを、予め設定された個数を単位に、エントロピー符号化する符号化手段と、
前記ウェーブレット変換手段で得られたサブバンドのうち、サブバンドLLのみの係数データを記憶する第2のバッファ手段と、
前記符号化対象の画像データ、前記第2のバッファ手段に格納されたサブバンドLLで表わされる画像データのいずれか一方を読出し、前記ウェーブレット変換手段に供給する供給手段と、
該供給手段、及び、前記符号化手段を制御する制御手段とを備え、
前記符号化手段が行う単位となる量子化、エントロピー符号化する係数データの個数を、N/2×M/2個と定義し、
前記供給手段を制御して、前記符号化対象の画像データから、N×M個の画素で構成される着目画素ブロックを前記ウェーブレット変換手段に供給して第1レベルのサブバンドの組{LL1、LH1、HL1、HH1}を生成させ、当該第1レベルのサブバンドの組を形成させた以降の、前記目標とする解像度のレベルnのサブバンドが得られるまでは、前記供給手段を制御して、前記第2のバッファ手段に格納されたサブバンドLLを前記ウェーブレット変換手段に再帰的に供給することを繰り返して、前記着目画素ブロックから、サブバンド{LLn}、{LHn,HLn、HHn}、…、{LH2,HL2,HH2}を形成させ、前記第1レベルのサブバンドの組{LH1、HL1、HH1}を前記符号化手段で符号させる、前記制御手段による処理を1セット分の処理と定義したとき、
前記制御手段は、
前記1セット分の処理が完了する毎に、前記第1のバッファ手段内に、レベル2、レベル3、…、レベルnの、前記N/2×M/2個の係数データで構成されるサブバンドが揃ったか否かを判定し、
揃ったと判定したレベルが1つも無い場合には、次の画素ブロックを前記着目画素ブロックとして前記1セット分の処理を行い、
揃ったと判定されたレベルiのサブバンドの組{LHi,HLi,HHi}を、前記符号化手段で符号化させると共に、次の画素ブロックを前記着目画素ブロックとして前記1セット分の処理を行い、
更に、前記揃ったと判定されたレベルが前記目標とするレベルnであった場合に限っては、サブバンドLLnも、前記サブバンドの組{LLn}として符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴とする。
【0006】
これにより、処理されるデータがバッファ内で占める空間は、従来技術に比べて低減する。したがって、非常に大きいメモリを必要とすることなく、強力なフィルタリングを多くの機器に組み込むことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1に示す選択された実施形態によれば、本発明に係るデータ処理装置は、未符号化データの供給源1が接続される入力21を有するデータ符号化装置2である。
【0019】
供給源1は例えば、ランダム・アクセス・メモリ、ハード・ディスク、ディスケット、又はコンパクト・ディスクなど、未符号化データを格納するためのメモリ手段を持ち、このメモリ手段はその中にデータを読み込むための適切な読取り手段に対応付けられる。メモリ手段にデータを記録するための手段も設けることができる。
【0020】
以下で、符号化すべきデータが画像IMを表す一連のデジタル標本であることを、さらに詳しく考慮する。
【0021】
供給源1は、符号化回路2の入力にデジタル画像信号SIを供給する。画像信号SIは一連のデジタル・ワード、例えばバイトである。各バイト値は、ここでは256の濃度値を持つ画像IMつまり白黒画像の1画素を表す。なお、画像は複数成分画像、例えば、赤−緑−青の3つの成分を持つカラー画像、又は輝度及び色度成分から成るカラー画像とすることもできる。この場合、各成分は、上記白黒画像と同様の方式で処理できる。
【0022】
符号化装置2の出力22に、符号化されたデータを使用する手段3を接続する。
【0023】
ユーザ手段3は、例えば符号化データ格納手段及び/又は符号化データ送信手段を含む。
【0024】
符号化装置2は従来通り、入力21から、本発明が特により大きく関係する変換回路23を含み、その一例の実施形態を以下で詳述する。ここで構想する変換は、データ信号を周波数サブバンド信号に分解して、信号の分析を行うことである。分析は少なくとも2つの解像度レベルで実行する。信号の解像度とは、一般用語で信号を表すために使用される単位長当たりの標本数である。
【0025】
変換回路23は量子化回路24に接続する。量子化回路は、回路23によって供給される周波数サブバンド信号の係数又は係数群を、例えばスカラ量子化又はベクトル量子化等で量子化する。
【0026】
回路24はエントロピ符号化回路25に接続する。これは、回路24によって量子化されたデータを、例えばハフマン符号化又は算術符号化によりエントロピー符号化する。
【0027】
符号化装置は、例えばコンピュータ、プリンタ、ファクシミリ機、スキャナ、又はデジタル写真機器など、デジタル機器に組み込むことができる。
【0028】
図2に関連して、本発明を実現する装置10の一例を説明する。
【0029】
装置10はここでは、特に
−中央処理装置100、
−読取り専用メモリ102、
−ランダム・アクセス・メモリ103、
−以下で説明する本発明を実現する専用回路104、
−入出力回路105
が接続された通信バス101を有するマイクロコンピュータである。
【0030】
装置10は、従来の方法で、キーボード又はディスケットを受容するように適応したディスク・ドライブを含むことができ、あるいは通信網と通信するように適応させることができる。
【0031】
装置10は、デジタル写真機器、又はスキャナ、又はデータを収集又は格納するための、その他の任意の周辺装置から、符号化すべきデータを受け取ることができる。
【0032】
装置10はまた、通信網を介して遠隔装置から符号化すべきデータを受信し、再び通信網を介して遠隔装置に符号化データを送信することもできる。
【0033】
図において、ランダム・アクセス・メモリ103は、「Dynamic Random Access Memory」、いわゆるDRAMである。このメモリは、本発明の文脈で、以下で開示するように、特定の順序で画像の標本を読取るのに有用である。
【0034】
回路104では、スタティック・ランダム・アクセス・メモリいわゆるSRAMを有している。
【0035】
より一般的に言うと、本発明に係るプログラムは格納手段に格納される。この格納手段は、コンピュータ又はマイクロプロセッサによって読み出すことができる。この格納手段は装置に組み込まれることもあり、そうでないこともあり、取外し可能とすることができる。例えば、それは磁気テープ、ディスケット、又はCD−ROM(固定メモリ・コンパクト・ディスク)を持つことができる。
【0036】
図3に関連して、本発明を実現する装置300の一例を説明する。この装置は、デジタル信号を符号化及び/又は復号するように適応させる。
【0037】
装置300はここでは、
−中央処理装置305、
−読取り専用メモリ302、
−ランダム・アクセス・メモリ303、
−スクリーン304
−キーボード314
−ハード・ディスク308、
−ディスケット310を受容するように適応させたディスク・ドライブ309、
−通信網313による通信のためのインタフェース312、
−マイクロフォン311に接続された入出力カード306
が接続された通信バス301を有するマイクロコンピュータである。
【0038】
ハード・ディスク308は、以下で説明する本発明を実現するプログラムだけでなく、符号化するデータ及び本発明に従って符号化されたデータをも格納する。これらのプログラムはディスケット310に読み込むか、通信網313を介して受信するか、あるいは読取り専用メモリ302に格納することもできる。
【0039】
より一般的に言うと、本発明に係るプログラムは格納手段に格納される。この格納手段は、コンピュータ又はマイクロプロセッサによって読み出すことができる。この格納手段は、装置に組み込まれることもあり、そうでないこともあり、取外し可能とすることができる。例えば、それは磁気テープ、ディスケット、又はCD−ROM(固定メモリ・コンパクト・ディスク)を持つことができる。
【0040】
装置の電源を投入すると、本発明に係るプログラムは、そのとき本発明の実行可能コードを含むランダム・アクセス・メモリ303、及び本発明を実現するために必要な変数を含むレジスタに転送される。これらの変数は、以下で詳述するが、特に変数i及びLである。ランダム・アクセス・メモリはバッファを含む。
【0041】
装置300は、デジタル写真機器、又はスキャナ、又はデータを収集又は格納する、その他の任意の周辺装置307から、符号化すべきデータを受け取ることができる。
【0042】
装置300はまた、符号化すべきデータを、通信網313を介して遠隔装置から受信し、かつ符号化したデータを再び通信網313を介して遠隔装置に送信することもできる。
【0043】
装置300はまた、符号化すべきデータをマイクロフォン311から受け取ることもできる。その場合、これらのデータは音声信号である。
【0044】
スクリーン304は、符号化すべきデータをユーザが特に表示することを可能にし、キーボード314と共にユーザ・インタフェースとして役立つ。
【0045】
図4は、本発明に係る符号化回路104の実施形態を示す。
【0046】
回路104は、
−回路104に含まれるモジュールの動作を制御するコントローラ20、
−再編成バッファ・メモリ・モジュール21、
−垂直フィルタリング・モジュール22、
−水平フィルタリング・モジュール23、
−第1のバッファ・メモリ・モジュール24、
−第2のバッファ・メモリ・モジュール25、
−エントロピ符号化及び量子化モジュール26
を含む。
【0047】
モジュール21は、ランダム・アクセス・メモリ103に接続されたデータ入力及びアドレス出力を有する。モジュール21はまた、垂直フィルタリング・モジュール22に接続された出力をも有する。モジュール21は、処理される標本を特定の順序に並べ、それらが処理される前にそれらを格納することを可能にする。
【0048】
垂直フィルタリング・モジュール22は画像の垂直方向のフィルタリングを行い、水平フィルタリング・モジュール23に接続された出力を有する。
【0049】
水平フィルタリング・モジュール23は画像の水平方向のフィルタリングを行い、モジュール24、25に接続された出力を有する。もちろん、同等の方法で、水平フィルタリング・モジュールは、垂直フィルタリング・モジュールの前に配置することができる。
【0050】
モジュール24は、垂直フィルタリング・モジュール22に接続された出力を有する。モジュール25は、量子化及びエントロピ符号化モジュール26に接続された出力を有する。
【0051】
量子化及びエントロピ符号化は従来通りであり、ここでは詳述しない。
【0052】
モジュール21、22、23、24、25について以下で詳述する。
【0053】
回路104の動作は大まかに次の通りである。
【0054】
フィルタリングは、標本ブロックごとに行われる。一般的に、ブロックとは、画像を、同数の標本を有する複数の標本群に分割して得られたそれぞれのものである。ブロックは、ここでは矩形の形状であり、隣接するブロック間において、0行又は1行及び/又は1列の標本の重なりがある。全てのブロックは同数の標本を持つので、それらは全て同様の方法でフィルタリングされる。
【0055】
このために、符号化すべき画像の標本が、モジュール21によって並べられたように、ブロックの形でメモリ103内に読み込まれ、次いでそれらはモジュール22、23によって2つの水平及び垂直方向にフィルタリング(ウェーブレット変換)される。したがって、各ブロックはモジュール22、23によって4つのサブブロック(周波数サブバンド)に変換される。
【0056】
ここでは少なくとも2つの解像度レベルで分析が実行される。つまり、少なくとも1つの第1の解像度レベルで得られる、2つの分析方向の双方において、低周波数の標本を含むサブブロック、いわゆる最低周波数成分(LL成分)は、再度モジュール22、23によってフィルタリングされる。このループ処理は、少なくとも1回行われる。初期画像の各ブロックが、全ての必要な解像度レベルに従って分析される。
【0057】
第1の解像度レベルで得られる2つの分析方向の何れか一方に低周波数の標本を含まないサブブロック(3つ)は、モジュール25に供給され、次いでモジュール26によって量子化され、更にエントロピ符号化される。後者は、第1の解像度レベルで得られたサブブロックのサイズと等しくなるように選択された、所定の固定サイズのブロックを処理するように制御される。
【0058】
数回のループ処理により低解像度レベルとして得られたサブブロック(サブバンド)は、モジュール26での量子化エントロピー符号化によって必要とされる単位サイズより小さいサイズを持つ。したがって本実施の形態ではこれらのブロックは、必要とされるサイズを持つブロックを形成するようにグループ化する。
【0059】
2つの分析方向において、低周波数の標本を含むサブブロック(LL)は、このサブブロックがモジュール25に供給されるべき最後の解像度レベルのものを除いては、上記ループ処理を実行するために、モジュール24に繰り返し供給される。即ち、所定の解像度に相当する、最低周波数成分(LL)サブブロックが生成されるまで、上記2方向(垂直、水平)に対して低周波成分を有するサブブロックが再帰的にフィルタリング(分解)される。
【0060】
図5は、各サブブロックからブロックを再編成するためのバッファ・メモリ・モジュール21を示す。回路21は、原画像で所定の順序でデータを読取ることを可能にする。
【0061】
図6に符号化する画像の一部を示す。画像のフィルタリングは図に示す順序でブロックごとに行われる。即ち、画像は、標本のブロックBiに分割される。ここでiはブロックのランクを表す整数である。例として、以下では標本64×64個のサイズの正方ブロックを考慮する。さらに、これらのブロックは、隣接するブロック間で所定の行数及び/又は所定の列数だけ重複することができる。以下では、重複が1行及び1列である場合を想定して説明するが、より大きい重複も可能である。ここでの説明では、各ブロックは(64(+1))×(64(+1))の標本を含む。(+1)は1画素分ブロックが重複していることを示す。隣接するブロック間の重複の利点及びエッジ・フィルタリングの問題は、フランス特許出願9902303及び9902305にすでに開示されている。
【0062】
ブロック内で、標本は所定の順序で、例えば左上隅から右下隅までジグザグ・スキャンニングで読取られる。
【0063】
ブロックは、現在処理されているデータのメモリの占有を最小にするような所定の順序で処理される。
【0064】
例えば、画像を3つの解像度レベルで分解する場合、即ち、2方向に低周波成分が含まれるサブブロックLLの再分解を2回行った場合を考慮すると、ブロックは、少なくともブロックB1、B2、B3、B4など、4つの隣接するブロックのグループごとに考慮され、処理される。
【0065】
4つのブロックから成るグループはそれ自体、マクロブロックと呼ばれる4つのブロックのサブグループ単位で考慮される。
【0066】
3つの解像度レベルで分解するためのブロックの処理順序を、図6において連続線によって示す。1グループ内の4つのブロックを通過した後、次のグループに移る。同様に、マクロブロックを完全に通過した後、次のマクロブロックに移る。4つのブロックのグループ内で、ブロックは任意の順序で処理されることに注意する必要がある。同様に、マクロブロック内で、グループは任意の順序で処理される。
【0067】
この処理順序により、全ての解像度レベルで最低限必要な画像領域ごとのフィルタリングが可能になる。即ち、処理対象領域のデータだけがメモリに維持され、要求される全ての解像度レベルでフィルタリングされる。
【0068】
マクロブロックに含まれるブロック数は、解像度レベルの数に依存することに注意する必要がある。したがって、1つのマクロブロックは、上述した様に解像度レベルが3つの場合は16のブロックを必要とし、解像度レベルが4つの場合は64のブロックを必要とし、解像度レベルが5つの場合は256のブロックを必要とする。
【0069】
再び図5に関連して、モジュール21は、ランダム・アクセス・メモリ210及び再順序付けアドレス・ジェネレータ211を含む。
【0070】
アドレス・ジェネレータ211は、コントローラ20によって供給される信号Hsync、Vsync、及びACTによって制御される。アドレス・ジェネレータ211は、7ビットのアドレス信号ADRをランダム・アクセス・メモリ210に供給し、信号WEによってこのメモリへのデータの書込みを制御する。
【0071】
アドレス・ジェネレータ211は、ランダム・アクセス・メモリ103にアドレス信号ADR1及び制御信号D1、D2を供給する。データは、続けて64(+1)バイトづつメモリ103に読み込まれる。
【0072】
データは、読取り−変更−書込み方式に従ってメモリ210に書き込まれる。メモリ210は5つの入力DI1〜DI5、及び5つの出力DO1〜DO5を有する。入力DI1は、メモリ103から8ビットを受け取る。出力DO1〜DO4は、それぞれ入力DI2〜DI5に接続される。したがってメモリ210は、5バイトの深さ及び64(+1)バイトの幅を持つシフト・レジスタである。
【0073】
メモリ210は、一度に5バイトを垂直フィルタリング・モジュール22に供給する。
【0074】
図7に関連して、垂直フィルタリング・モジュールは、マルチプレクサ220及び垂直フィルタリング回路221を持つ。
【0075】
マルチプレクサ220の第1の入力はモジュール21に接続され、マルチプレクサ220の第2の入力は以下で説明するモジュール24に接続される。マルチプレクサ22の出力はフィルタリング回路221の入力に接続される。
【0076】
コントローラ20は、どの解像度レベルのデータをフィルタリングするかを指示するために、制御信号NIVを供給する。最も高い解像度レベルに対応する原画像のデータをフィルタリングする場合、マルチプレクサは、モジュール21から来るデータを選択する。この場合、したがって5バイトが、各ワード16ビットの5ワードに形成され、未使用ビットは零にセットされる。したがって、フィルタリングされるデータのフォーマットは、回路221の機能と互換可能である。
【0077】
低解像度レベルのデータをフィルタリングする場合、選択されるデータは、モジュール24から来るデータである。これらのデータは、各ワード16ビットの5ワードの形式で受け取られる。
【0078】
回路は221、各ワード16ビットの5ワードを入力として受け取り、例えばフランス特許出願第9の808824号に記載されているように、いわゆる「リフティング(lifting)」形式でウェーブレット・フィルタリングを実行する。ここで使用するフィルタは、5/3フィルタである。例えば畳み込みなど、ウェーブレット・フィルタリングを実行する他の方法も可能である。回路221は、モジュール23にそれぞれ16ビットの2つの流れを供給し、そのうちの1つは低周波数の標本、及びその他の高周波数の標本を含む。
【0079】
図8は、2つのシフト・レジスタ220、231及び2つのフィルタリング回路232、233を備えた水平フィルタリング・モジュール23を示す。
【0080】
シフト・レジスタ230は、モジュール22から高周波数の標本を受け取り、各ワード16ビットの5ワードを形成し、それらをフィルタリング回路232に適用する。後者はフィルタリング回路221と同様に、ここでは80入力ビットに作用し、水平方向のウェーブレット・フィルタリングを実行し、出力としてそれぞれ16ビットの2つの流れを供給する。
【0081】
これらの流れの一方は、2つの分析方向の双方に高周波数の標本を有するサブブロック(サブバンド)、いわゆるHH成分であり、他方は、垂直方向に高周波数の標本及び水平方向に低周波数の標本を有するサブブロック、いわゆるLH成分である。
【0082】
これと同様の方法で、シフト・レジスタ231はモジュール22から低周波数の標本を受け取り、各ワード16ビットの5ワードを形成し、それらをフィルタリング回路233に適用する。後者はフィルタリング回路232と同様に、ここでは80入力ビットに作用し、水平方向のウェーブレット・フィルタリングを実行し、出力としてそれぞれ16ビットの2つの流れを供給する
これらの流れの一方は、2つの分析方向の双方に対し低周波数の標本を有するサブブロック、いわゆるLL成分であり、他方は、垂直方向に低周波数の標本及び水平方向に高周波数の標本を有するサブブロック、いわゆるHL成分である。
【0083】
したがって、モジュール23は、メモリ・モジュール25の4つの入力に接続される4つの出力を持つ。なお2つの分析方向に、低周波数の標本を有するサブブロックLLの供給先には、メモリ・モジュール24も接続されている。
【0084】
したがって標本(64(+1))×(64(+1))個のサイズのブロックBiのフィルタリングの結果、第1の分解(解像度)レベルでは、4つのブロックLLi,1、LHi,1、HLi,1、HHi,1が生じる。ブロックLLi,1は標本(32(+1))×(32(+1))個のサイズを持ち、ブロックLHi,1、HLi,1、HHi,1はそれぞれ標本32×32個のサイズを持つ。
【0085】
ブロックLLi,1は2つの分析方向において低周波数の標本を含み、ブロックLHi,1は第1の分析方向において高周波数の標本、及びもう1つの分析方向において低周波数の標本を含み、ブロックHLi,1は第1の分析方向において低周波数の標本、及びもう1つの分析方向において高周波数の標本を含み、ブロックHHi,1は2つの分析方向の、高周波数の標本を含む。
【0086】
ブロックLLi,1がその順番になってフィルタリングされると、これは第2の解像度レベルに4つのブロックLLi,2、LHi,2、HLi,2、HHi,2を生じる。ブロックLLi,2は標本(16(+1))×(16(+1))個のサイズを持ち、ブロックLHi,2、HLi,2、HHi,2はそれぞれ標本16×16個のサイズを持つ。LLのみ2方向に1画素ずつサイズが大きい理由は、主に、LLが、更にウェーブレット変換を施す対象であること、及び実際より1画素分多くフィルタリングの参照要素を保持することによりブロック単位に生じるブロック歪みを除去することにある。しかしながら、本発明はこれに限らずLL,LH,HL,HHとも16×16であるとして処理を進めても符号化が可能であることは言うまでもない。
【0087】
ブロックLLi,2はその順番になったらフィルタリングすることができ、以下同様に続く。
【0088】
1つの分析方向に、低周波数の標本を含むブロックは、各分解(解像度)レベルにおいてこの分析方向の重複を持ち、これを前のレベルと比較して2で割り、次いで切り上げる。1つの分析方向に高周波数の標本を含むブロックは、各分解(解像度)レベルにこの分析方向の重複を持ち、これを前のレベルと比較して2で割り、次いで切り捨てる。少なくとも1つの分析方向の、高周波数の標本を含むブロックの重複は除去する。2つの分析方向の、低周波数の標本を含むブロックの重複は、最後の分解(解像度)レベルの終わりにだけ除去する。
【0089】
図9は、バッファ・メモリ240、アドレス・ジェネレータ241、及び循環シフト・レジスタ242を持つバッファ・メモリ・モジュール24を示す。
【0090】
アドレス・ジェネレータ241は、コントローラ20から制御信号を受け取る。信号PBVは、入力バスのデータが有効であることを示す。信号PSは、現在どの解像度レベルが処理されているかを示す。
【0091】
アドレス・ジェネレータ241は、メモリ240に書込み制御信号WE及びアドレス信号AD1を供給する。アドレスはここでは9ビット単位で表現される。
【0092】
メモリ240は、最低解像度レベルを除いて、フィルタリング・モジュール22、23によるサブブロックへの分解の結果生じる低周波数サブブロック(サブバンド)を受け取る。最低解像度レベルが除外されるのは、この最後の分解(解像度)レベルのデータが分析されないからである。
【0093】
図10は、メモリ240の編成を示す。ブロックBiの、4つのレベルの分解の場合、メモリ240は、フィルタリング・モジュール22、23によるブロックの分解から生じる低周波数サブバンドLLi,1、LLi,2、LLi,3を格納するための3つの領域を含む。したがってメモリのサイズは、分解(解像度)レベルの数に関係する。
【0094】
したがって第1の領域は、第1の解像度レベルの低周波数の標本、すなわち(32(+1))×(32(+1))個の標本を含むブロックLLi,1を格納する容量を持つ。第2の領域は、第2の解像度レベルの低周波数の標本、すなわち(16(+1))×(16(+1))個の標本を含む、ブロックLLi,2を格納する容量を持つ。最後に、第3の領域は、第3の解像度レベルの低周波数の標本、すなわち(8(+1))×(8(+1))個の標本を含むブロックLLi,3を格納する容量を持つ。全ての標本は16ビットで表される。
【0095】
最後の第4の解像度レベルの低周波数の標本を含むブロックは、直接量子化され、エントロピ符号化されるので、メモリ240に格納する必要は無い。
【0096】
変化例として、メモリ240はより小さいサイズを持つことができる。これは、ブロックLLi,2を供給するためにブロックLLi,1をフィルタリングした後は、ブロックLLi,1がもはや必要無いからである。したがって、ブロックLLi,1の代わりにブロックLLi,2を書き込むことができる。同様に、ブロックLLi,3を供給するためにブロックLLi,2をフィルタリングした後は、ブロックLLi,2はもはや必要無い。したがって、ブロックLLi,2の代わりにブロックLLi,3を書き込むことができる。この場合、メモリ240は、ブロックLLi,1、LLi,2、LLi,3のうち最大のものを格納する容量を持つ。
【0097】
図11は、アドレス・ジェネレータ251、マルチプレクサ252、第1のバッファ253、及び第2のバッファ254を備えたバッファ・メモリ・モジュール25を示す。
【0098】
アドレス・ジェネレータ251は、コントローラ20から制御信号を受け取る。信号SBVは、メモリ253、254内のデータのロッキングを制御する。信号SBは、どのサブバンドが現在処理されているかを示す。信号ENCは、データの量子化及びエントロピ符号化のためのメモリ253又は254からのデータの出力を制御する。信号LVLは、どの解像度レベルが現在処理されているかを示す。
【0099】
アドレス・ジェネレータ251は、メモリ253、254に書込み制御信号WE及び2つのアドレス信号AD2、AD3を供給する。アドレスはここでは、メモリ254では10ビットで表され、メモリ253では12ビットで表される。
【0100】
メモリ253は、全ての分解(解像度)レベルで現在のブロックBiの分解から生じるブロックLHi,L、HLi,L、HHi,Lを受け取り、それらをメモリに格納する。ブロックは分析の向きによって1つにまとめられて、モジュール26によって処理できるブロックのサイズに対応するサイズ32×32のグループ・ブロックを形成する。
【0101】
このために、選択された例では、メモリ253は、各分解(解像度)レベルについて、16ビットで表現される標本32×32個をそれぞれに含む3つのグループ・ブロックを格納する容量を持つ。第1の分解(解像度)レベルの場合、これらのブロックのうちの1つは、ブロックLHi,1を含み、これらのブロックのうち別の1つはブロックHLi,1を含み、最後のブロックはブロックHHi,1を含む。第2の分解(解像度)レベルの場合、これらのブロックのうちの1つ自体が4つのブロックLHi,2を持ち、これらのブロックのうち別の1つが4つのブロックHLi,2を持ち、最後のブロックが4つのブロックHHi,2を持つ。第3の分解(解像度)レベルの場合、これらのブロックのうちの1つ自体が16個のブロックLHi,3を持ち、これらのブロックのうちの別の1つが16個のブロックHLi,3を持ち、最後のブロックが16個のブロックHHi,3を持つ。最後に第4の分解(解像度)レベルでは、これらのブロックのうち、1つ自体が64個のブロックLHi,4を持ち、これらのブロックのうち、別の1つが64個のブロックHLi,4を持ち、最後のブロックが64個のブロックHHi,4を持つ。
【0102】
メモリ254は、最後の分解(解像度)レベルの、現在のブロックBiの分解から生じるブロックLLi,4を受け取り、それをメモリに格納する。メモリ254は、モジュール26の機能に互換可能なサイズを持つブロックを形成するために必要なだけ多くのブロックLLi,4を格納する。このために、選択された例では、メモリ254は、16ビットで表される標本32×32個を持つ少なくとも1つのブロックを格納する容量を持つ。
【0103】
変形例として、メモリ254はブロックLLi,4を格納して、より高い解像度レベルのグループ・ブロックのサイズより小さいサイズのブロックを形成することができる。
【0104】
出力として、マルチプレクサ252はアドレス・ジェネレータ251から制御信号を受け取り、それをモジュール26に転送するために、サイズ32×32の4つのブロックの1つを選択する。後者は、それが受け取ったデータの量子化及びエントロピ符号化を実行する。
【0105】
図12は、上述の通り図4に示した装置で実現される、本発明に係るデジタル信号符号化方法を示す。この方法は、ステップE1〜E18を含むアルゴリズムの形で示される。この方法は、画像の4つの分解(解像度)レベルのフィルタリング、及びフィルタリングされたデータの量子化及びエントロピ符号化を実行する。
【0106】
ステップE1は初期化であり、処理される画像の第1ブロックを考慮するために、作業パラメータiが1に初期化される。ブロックは所定の順序で変換される。
【0107】
次のステップE2では、分解の第1の解像度レベルを考慮するために、作業パラメータLが1に初期化される。パラメータLは現在の解像度レベルを表す。
【0108】
次のステップE3では、現在の解像度レベルが第1のレベルであるかどうかを決定するための試験である。応答が肯定である場合には、ステップE3の後にステップE4が続き、ランクiのブロックBiが画像メモリ210に読み込まれ、次いでフィルタリングされて、第1の解像度レベルでサブバンドLLi,1、LHi,1、HLi,1、HHi,1の4つのブロックを形成する。ブロックLLi,1、HLi,1、HHi,1はモジュール25のバッファ253に格納され、ブロックLLi,1は、前述の通り、モジュール24のバッファ240に格納される。
【0109】
ステップE3で応答が否定である場合には、このステップの後にステップE5が続く。このステップは、ブロックがバッファ240に読み込まれること以外は、ステップE4と同様である。ブロックの読取りは、現在のレベルのすぐ上の解像度レベルに属する。最後の分解(解像度)レベルでは、ブロックLLi,4はモジュール25のメモリ254に格納される。
【0110】
ステップE4及びE5の後には両方ともステップE7が続き、次の解像度レベルを考慮するために、パラメータLが1単位だけ増分される。
【0111】
ステップE7の後にはステップE8が続く。これは、パラメータLが厳密に4より大きいかどうかを決定する試験である。応答が否定である場合には、ステップE8の後にステップE3が続く。
【0112】
このループ処理は、希望する全ての解像度レベル、ここでは4つのレベルにおけるブロックBiのフィルタリングを可能にする。
【0113】
ステップE8で応答が肯定である場合には、これは、現在のブロックが全ての解像度レベルで分解されたことを意味する。その場合、ステップE8の後にステップE9が続き、第1の分解(解像度)レベルで得られたブロックLHi,1、HLi,1、HHi,1が量子化され、次いでエントロピ符号化される。これらのブロックは、モジュール26に必要なサイズを持つ。これらの操作は従来通りであり、ここでは説明しない。
【0114】
ステップE9の後にステップE10が続く。これは、メモリ253が、第2の解像度レベルで得られるブロックLHi,2、HLi,2、HHi,2をそれぞれ含む32×32のサイズの完全なブロックLH2、HL2、HH2を含むかどうかを決定する試験である。完全なブロックとは、そのサイズが、モジュール26によって処理されるこのブロックに適していることを意味する。
【0115】
応答が否定である場合には、このステップの後に原画像の次のブロックを考慮するために、ステップE17が続く。ステップE17の後には、上述したステップE2が続く。
【0116】
ステップE10で応答が肯定である場合には、このステップの後にステップE11が続き、前の完全なブロックが量子化され、次いでエントロピ符号化される。
【0117】
ステップE11の後にはステップE12が続く。これは、メモリ253が、第3の解像度レベルで得られたブロックLHi,3、HLi,3、HHi,3をそれぞれ含む32×32のサイズの完全なブロックLH3、HL3、HH3を含むかどうかを決定する試験である。
【0118】
応答が否定である場合には、このステップの後に、原画像の次のブロックを考慮するために、ステップE17が続く。ステップE17の後には、前述のステップE2が続く。
【0119】
ステップE12の応答が肯定である場合には、このステップの後にステップE13が続き、前の完全なブロックが量子化され、次いでエントロピ符号化される。
【0120】
ステップE13の後にはステップE12が続く。これは、メモリ253が、第4の解像度レベルで得られたブロックLHi,4、HLi,4、HHi,4をそれぞれ含む32×32のサイズの完全なブロックLH4、HL4、HH4を含むかどうか、及びメモリ254が第4の解像度レベルで得られたブロックLLi,4を含む32×32のサイズの完全なブロックLL4を含むかどうかを決定する試験である。
【0121】
応答が否定である場合には、このステップの後に、原画像の次のブロックを考慮するために、ステップE17が続く。ステップE17の後には、前述のステップE2が続く。
【0122】
ステップE14で応答が肯定である場合には、このステップの後にステップE15が続き、前の完全なブロックが量子化され、次いでエントロピ符号化される。
【0123】
もちろん、ステップE10〜E15などのステップの数は、選択する解像度レベルの数に依存する。
【0124】
ステップE15の後にはステップE16が続く。これは、符号化すべき全ての画像が処理されたかどうかを決定するための試験である。
【0125】
応答が否定である場合には、このステップの後にステップE17が続き、画像における次のブロックを考慮するために、パラメータiが1単位だけ増分される。ステップE17の後には、前述のステップE2が続く。
【0126】
ステップE16で応答が肯定である場合、このステップの後にステップE18が続き、バッファは空にされ、そこに含まれたデータは量子化され符号化される。次いで画像の符号化は終了する。
【0127】
当然ながら、本発明は、記述及び描写された実施形態に限られるものでは決してなく、むしろ反対に当業者の能力内で任意の変形例を包含するものである。
【0128】
【発明の効果】
本発明によれば、処理されるデータのバッファ空間占有量を最小にする、デジタル信号変換方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置を示す図である。
【図2】本発明に係るデータ処理装置の一実施形態を示す図である。
【図3】本発明に係るデータ処理装置の一実施形態を示す図である。
【図4】図2の装置に含まれる、本発明に係る符号化回路の一実施形態を示す図である。
【図5】図4の符号化回路に含まれるメモリ・モジュールを示す図である。
【図6】本発明に従って符号化される画像の一部分を示す図である。
【図7】図4の符号化回路に含まれる垂直フィルタリング・モジュールを示す図である。
【図8】図4の符号化回路に含まれる水平フィルタリング・モジュールを示す図である。
【図9】図4の符号化回路に含まれるバッファ・モジュールを示す図である。
【図10】図8のバッファ・モジュールに格納されるデータを示す図である。
【図11】図4の符号化回路に含まれるバッファ・モジュールを示す図である。
【図12】本発明に係るデータ符号化アルゴリズムを示す図である。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ
100 中央処理装置
101 通信バス
102 読取り専用メモリ
103 ランダム・アクセス・メモリ
104 専用回路
105 入出力回路

Claims (2)

  1. 符号化対象の画像データに対してウェーブレット変換して得られた、目標とする解像度のレベルnに至るサブバンドの組{LLn}(nは2以上の整数)、{LHn,HLn、HHn}、…、{LH1,HL1,HH1}の係数データを量子化及びエントロピー符号化することで、画像を符号化する画像符号化装置であって、
    複数画素で構成される画素ブロックを垂直方向、並びに、水平方向にフィルタ処理することでウェーブレット変換し、サブバンドLL、LH、HL、HHの係数データを生成するウェーブレット変換手段と、
    該ウェーブレット変換手段で得られたサブバンドLL、LH、HL、HHの係数データを記憶する第1のバッファ手段と、
    前記第1のバッファ手段に格納された各サブバンドの係数データを、予め設定された個数を単位に、エントロピー符号化する符号化手段と、
    前記ウェーブレット変換手段で得られたサブバンドのうち、サブバンドLLのみの係数データを記憶する第2のバッファ手段と、
    前記符号化対象の画像データ、前記第2のバッファ手段に格納されたサブバンドLLで表わされる画像データのいずれか一方を読出し、前記ウェーブレット変換手段に供給する供給手段と、
    該供給手段、及び、前記符号化手段を制御する制御手段とを備え、
    前記符号化手段が行う単位となる量子化、エントロピー符号化する係数データの個数を、N/2×M/2個と定義し、
    前記供給手段を制御して、前記符号化対象の画像データから、N×M個の画素で構成される着目画素ブロックを前記ウェーブレット変換手段に供給して第1レベルのサブバンドの組{LL1、LH1、HL1、HH1}を生成させ、当該第1レベルのサブバンドの組を形成させた以降の、前記目標とする解像度のレベルnのサブバンドが得られるまでは、前記供給手段を制御して、前記第2のバッファ手段に格納されたサブバンドLLを前記ウェーブレット変換手段に再帰的に供給することを繰り返して、前記着目画素ブロックから、サブバンド{LLn}、{LHn,HLn、HHn}、…、{LH2,HL2,HH2}を形成させ、前記第1レベルのサブバンドの組{LH1、HL1、HH1}を前記符号化手段で符号させる、前記制御手段による処理を1セット分の処理と定義したとき、
    前記制御手段は、
    前記1セット分の処理が完了する毎に、前記第1のバッファ手段内に、レベル2、レベル3、…、レベルnの、前記N/2×M/2個の係数データで構成されるサブバンドが揃ったか否かを判定し、
    揃ったと判定したレベルが1つも無い場合には、次の画素ブロックを前記着目画素ブロックとして前記1セット分の処理を行い、
    揃ったと判定されたレベルiのサブバンドの組{LHi,HLi,HHi}を、前記符号化手段で符号化させると共に、次の画素ブロックを前記着目画素ブロックとして前記1セット分の処理を行い、
    更に、前記揃ったと判定されたレベルが前記目標とするレベルnであった場合に限っては、サブバンドLLnも、前記サブバンドの組{LLn}として符号化するよう前記符号化手段を制御する
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 符号化対象の画像データに対してウェーブレット変換して得られた、目標とする解像度のレベルnに至るサブバンドの組{LLn}(nは2以上の整数)、{LHn,HLn,HHn}、…、{LH1,HL1,HH1}の係数データを量子化及びエントロピー符号化することで、画像を符号化するため、
    複数画素で構成される画素ブロックを垂直方向、並びに、水平方向にフィルタ処理することでウェーブレット変換し、サブバンドLL、LH、HL、HHの係数データを生成するウェーブレット変換手段と、
    該ウェーブレット変換手段で得られたサブバンドLL、LH、HL、HHの係数データを記憶する第1のバッファ手段と、
    前記第1のバッファ手段に格納された各サブバンドの係数データを、予め設定された個数を単位に、エントロピー符号化する符号化手段と、
    前記ウェーブレット変換手段で得られたサブバンドのうち、サブバンドLLのみの係数データを記憶する第2のバッファ手段と、
    前記符号化対象の画像データ、前記第2のバッファ手段に格納されたサブバンドLLで表わされる画像データのいずれか一方を読出し、前記ウェーブレット変換手段に供給する供給手段と、
    該供給手段、及び、前記符号化手段を制御する制御手段とを備える画像符号化装置の制御方法であって、
    前記符号化手段が行う単位となる量子化、エントロピー符号化する係数データの個数を、N/2×M/2個と定義し、
    前記供給手段を制御して、前記符号化対象の画像データから、N×M個の画素で構成される着目画素ブロックを前記ウェーブレット変換手段に供給して第1レベルのサブバンドの組{LL1、LH1、HL1、HH1}を生成させ、当該第1レベルのサブバンドの組を形成させた以降の、前記目標とする解像度のレベルnのサブバンドが得られるまでは、前記供給手段を制御して、前記第2のバッファ手段に格納されたサブバンドLLを前記ウェーブレット変換手段に再帰的に供給することを繰り返して、前記着目画素ブロックから、サブバンド{LLn}、{LHn,HLn、HHn}、…、{LH2,HL2,HH2}を形成させ、前記第1レベルのサブバンドの組{LH1、HL1、HH1}を前記符号化手段で符号させる、前記制御手段による処理を1セット分の処理と定義したとき、
    前記制御手段は、
    前記1セット分の処理が完了する毎に、前記第1のバッファ手段内に、レベル2、レベル3、…、レベルnの、前記N/2×M/2個の係数データで構成されるサブバンドが揃ったか否かを判定するステップと、
    揃ったと判定したレベルが1つも無い場合には、次の画素ブロックを前記着目画素ブロックとして前記1セット分の処理を行うステップと、
    揃ったと判定されたレベルiのサブバンドの組{LHi,HLi,HHi}を、前記符号化手段で符号化させると共に、次の画素ブロックを前記着目画素ブロックとして前記1セット分の処理を行うステップと、
    更に、前記揃ったと判定されたレベルが前記目標とするレベルnであった場合に限っては、サブバンドLLnも、前記サブバンドの組{LLn}として符号化するよう前記符号化手段を制御するステップ
    とを有することを特徴とする画像符号化装置の制御方法。
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