JP4535609B2 - オープニングトリム又はオープニングウェザストリップ - Google Patents

オープニングトリム又はオープニングウェザストリップ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オープニングトリム又はオープニングウェザストリップに関するものであり、特にドア開口部周辺を密封、装飾及び保護するトリム部の構造を改良したオープニングトリム又はオープニングウェザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6に示したように、従来の乗用車におけるフロントドアFDやリアドアRDのドア開口部周辺は、ボディフランジBFに取り付けられたオープニングトリム1によって密封、装飾及び保護が図られていた。即ち、従来のオープニングトリム1は、横断面が略U字状のトリム躯体部2と、該トリム躯体部2の対向する脚部内側面から中央に向けて突設した複数個の把持リップ部3と、芯材として前記トリム躯体部2と一体成形したインサートメタルIMとを具備して成っていた。
なお、密封性を向上させるために、前記トリム躯体部2の外周面の一部にシール部が適宜突設されたオープニングウェザストリップも、必要に応じて使用されていた。
【0003】
前記トリム躯体部2の成形主成分は通常、ポリ塩化ビニルであったが、近年、リサイクル化あるいは焼却処理に際し発生する有害ガス対策として、熱可塑性エラストマー、特にオレフィン系エラストマーへの置換が検討されて来た。なお、前記トリム躯体部2に課せられた機能は、専らドア開口部周辺の装飾及び保護であるので、その外周面の外観性と耐摩耗性を向上させるために、その摩耗量を0.01g以下とし、光沢を5〜20(グロス)とすることが求められ、加えて、軽量化のために低比重化材も求められるに至った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のオープニングトリム1における前記トリム躯体部2は、従前のポリ塩化ビニルと同程度の柔軟性を維持するためにJIS K 6253タイプ(A)に準拠した硬度(以下、単に硬度と称する)が60〜75の前記オレフィン系エラストマーを用いると、耐摩耗性が前記ポリ塩化ビニルのそれよりも劣る一方、耐摩耗性を高めるために硬度80以上の前記オレフィン系エラストマーを用いると、柔軟性が低下して前記ボディフランジBFに対する挿入力が減退し、前記ボディフランジBFに対する装着抵抗が増加する難点が解消されなかった。また、前記オレフィン系エラストマーは、前記ポリ塩化ビニルに比べ、光沢も低いので外観に難点があった。
【0005】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解消し、外観性、耐摩耗性及び減量化に優れたオープニングトリム又はオープニングウェザストリップを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、少なくとも外層部の一部が;(a) ビニル芳香族化合物から主として作られる少なくとも二つの重合体ブロック(A)と、共役ジエン化合物から主として作られる少なくとも一つの重合体ブロック(B)とから成るブロック共重合体、及び/又はこれを水素添加して得られるブロック共重合体100重量部、(b) 非芳香族系のゴム用軟化剤40〜200重量部、(c) シングルサイト触媒にて重合された、ポリエチレン又はエチレンを主体とする共重合体5〜300重量部、(d) ポリプロピレン又はプロピレンを主体とする共重合体5〜200重量部を、(I)成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融、混練し、その後又は同時に水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体から成る成分(e)を5〜100重量部とを、その後又は同時に成分(g)有機パーオキシドと溶融混練し、次いで、(II)得られた溶融混練後の生成物と成分(c)の残部とを溶融混練する方法にて製造された、硬度55〜90のスチレン系熱可塑性エラストマー組成物であるオープニングトリム又はオープニングウェザストリップにおいて、成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融混練する際に、(e)水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体から成る5〜100重量部もあわせて加えたことを特徴とするオープニングトリム又はオープニングウェザストリップによって達成される。
【0007】
更に、本発明のかかる目的は、前記オープニングトリム又はオープニングウェザストリップの少なくともトリム躯体部及び把持リップ部が、硬度55〜75のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物から成ることを特徴とするオープニングトリム又はオープニングウェザストリップによって達成される。
【0008】
更に、本発明のかかる目的は、前記外層部が、0.3mm〜1.2mmの厚さを有して成ることを特徴とするオープニングトリム又はオープニングウェザストリップによって達成される。
【0009】
【作用】
本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップは、少なくとも外層部の一部が;(a) ビニル芳香族化合物から主として作られる少なくとも二つの重合体ブロック(A)と、共役ジエン化合物から主として作られる少なくとも一つの重合体ブロック(B)とから成るブロック共重合体、及び/又はこれを水素添加して得られるブロック共重合体100重量部、(b) 非芳香族系のゴム用軟化剤40〜200重量部、(c) シングルサイト触媒にて重合された、ポリエチレン又はエチレンを主体とする共重合体5〜300重量部、(d) ポリプロピレン又はプロピレンを主体とする共重合体5〜200重量部を、(I)成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融、混練し、その後又は同時に水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体から成る成分(e)を5〜100重量部とを、その後又は同時に成分(g)有機パーオキシドと溶融混練し、次いで、(II)得られた溶融混練後の生成物と成分(c)の残部とを溶融混練する方法にて製造された、硬度55〜90のスチレン系熱可塑性エラストマー組成物であるオープニングトリム又はオープニングウェザストリップにおいて、成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融混練する際に、(e)水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体5〜100重量部もあわせて加えるので、良好な外観性と耐摩耗性が保証される。
【0010】
更に、本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップは、前記オープニングトリム又はオープニングウェザストリップの前記少なくともトリム躯体部及び把持リップ部が、前記硬度55〜75のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物から成るので、前記躯体部は前記ボディフランジに対する良好な挿入力が保てる一方、ドアの開放に伴う着衣や荷物の接触に対する良好な耐摩耗性と、前記ドア開口部周辺のボディフランジに対する良好な装着追従性が保証される。
【0011】
更に、本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップは、前記外層部が、0.3mm〜1.2mmの厚さを有して成るので、その良好な耐摩耗性と装着追従性が長期間にわたり維持される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に基づくオープニングトリム又はオープニングウェザストリップの一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1は本発明のオープニングトリムの要部を示す横断面図である。
図1に示した本発明方法に基づくオープニングトリム10は、横断面が略U字状のトリム躯体部11と、該トリム躯体部11の対向する脚部内側面から中央に向けて突設した複数個の把持リップ部12と、芯材として前記トリム躯体部11と一体成形したインサートメタルIMとを具備して成る点で前述した従来のオープニングトリム1と材質以外は実質的に同等な構成を採る。
【0013】
前記トリム躯体部11及び前記把持リップ部12は、硬度55〜90のスチレン系熱可塑性エラストマー組成物から成るので、前記把持リップ部12は前記ボディフランジBFに対する良好な挿入力が保てる一方、前記トリム躯体部11もドアの開放に伴う着衣や荷物の接触に対する良好な耐摩耗性と、前記ドア開口部周辺の前記ボディフランジBFに対する良好な装着追従性が保証され、その外周面の外観性と低比重化された前記スチレン系熱可塑性エラストマー組成物による軽量化が図れる。
【0014】
なお、前記スチレン系熱可塑性エラストマー組成物は、主として前記ビニル芳香族化合物から得られる少なくとも二つの前記重合体ブロック(A)と、主として前記共役ジエン化合物から得られる少なくとも一つの前記重合体ブロック(B)とから成る前記ブロック共重合体及び/又はこれらを水素添加して得られる前記ブロック共重合体から成る前記成分(a)を100重量部と、前記非芳香族系のゴム用軟化剤から成る前記成分(b)を40〜200重量部と、前記シングルサイト触媒にて重合された前記ポリエチレン又はエチレンを主体とする前記共重合体から成る前記成分(c)を5〜300重量部と、前記ポリプロピレン又はプロピレンを主体とする前記共重合体から成る前記成分(d)を5〜200重量部と、前記水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された前記変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする前記共重合体から成る前記成分(e)を5〜100重量部とを溶融、混練して生成される。
【0015】
特に、前記スチレン系熱可塑性エラストマー組成物は、先ず、前記各成分(a),(b),(d),(e),(f)及び(h)を全量、並びに前記成分(c)の一部を溶融、混練し、その後、成分(g)をサイドフィード溶融、混練を続行し、しかる後、前記成分(c)の残部をサイドフィードして溶融、混練することによって生成される。
【0016】
図2は、本発明に基づく他のオープニングウェザストリップ10の要部を示す横断面図である。図2に示すオープニングウェザストリップ10は、前記トリム躯体部11の外周面に中空状シール部13を突設して成る点を除き、図1に示すオープニングトリム10と略同等の構成を採り、前記ドア開口部周辺の密封性の向上を図るものである。
【0017】
図3は、本発明に基づく別のオープニングトリム10の要部を示す横断面図である。図3に示すオープニングトリム10は、前記トリム躯体部11の外周面に硬度55〜90のスチレン系熱可塑性エラストマー組成物から成る外層部14を0.3mm〜1.2mmの厚さに層設し、且つ前記トリム躯体部11及び前記把持リップ部12を硬度55〜75のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物からなる点を除き、図1に示すオープニングトリム10と略同等の構成を採るものである。前記オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物の硬度が55未満であると、前記把持リップ部12の剛性が低下し、前記ボディフランジBFに対する保持力が低下する。また、前記オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物の硬度が75を超えると、前記把持リップ部12の剛性が増大し、前記ボディフランジBFに対する挿入力が増大し、また、可撓性が低下する。図3に示すオープニングトリム10は、前記ボディフランジBFに対する良好な挿入力が保てる一方、ドアの開放に伴う着衣や荷物の接触に対する良好な耐摩耗性と前記ドア開口部周辺の前記ボディフランジBFに対する良好な装着追従性が保証され、更に、その良好な耐摩耗性と装着追従性が長期間にわたり維持される。前記外層部14の厚さが0.3mm未満であると、耐摩耗性が低下し、前記外層部14の厚さが1.2mmを超えると、材料費が高くなる。
【0018】
本発明の他のオープニングウェザストリップは、前記オープニングウェザストリップ10の前記少なくとも外層部14の一部が、主として前記ビニル芳香族化合物から得られる少なくとも二つの前記重合体ブロック(A)と、主として前記共役ジエン化合物から得られる少なくとも一つの前記重合体ブロック(B)とから得られる前記ブロック共重合体から成る前記成分(a)を100重量部と、前記非芳香族系のゴム用軟化剤から成る前記成分(b)を40〜200重量部と、前記シングルサイト触媒にて重合された前記ポリエチレン又はエチレンを主体とする前記共重合体から成る前記成分(c)を5〜300重量部と、前記ポリプロピレン又はプロピレンを主体とする前記共重合体から成る前記成分(d)を5〜200重量部と、前記水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された前記変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする前記共重合体から成る前記成分(e)を5〜100重量部とを溶融、混練して生成される。
【0019】
特に、前記オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物は、先ず、前記各成分(a),(b),(d),(e),(f)及び(h)を全量、並びに前記成分(c)の一部を溶融、混練し、その後、前記成分(g)をサイドフィード溶融、混練を続行し、しかる後、前記成分(c)の残部をサイドフィードして溶融、混練することによって生成される
【0020】
図4は、本発明に基づく更に別のオープニングウェザストリップ10の要部を示す横断面図である。図4に示すオープニングウェザストリップ10は、前記トリム躯体部11の外周面に中空状シール部13を突設して成る点を除き、図3に示すオープニングトリム10と略同等の構成を採り、前記ドア開口部周辺の密封性の向上を図るものである。
【0021】
【発明の効果】
以上、記述した本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップは、次に記す新規な効果を奏するものである。即ち、本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップは、少なくとも外層部の一部が;(a) ビニル芳香族化合物から主として作られる少なくとも二つの重合体ブロック(A)と、共役ジエン化合物から主として作られる少なくとも一つの重合体ブロック(B)とから成るブロック共重合体、及び/又はこれを水素添加して得られるブロック共重合体100重量部、(b) 非芳香族系のゴム用軟化剤40〜200重量部、(c) シングルサイト触媒にて重合された、ポリエチレン又はエチレンを主体とする共重合体5〜300重量部、(d) ポリプロピレン又はプロピレンを主体とする共重合体5〜200重量部を、(I)成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融、混練し、その後又は同時に水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体から成る成分(e)を5〜100重量部とを、その後又は同時に成分(g)有機パーオキシドと溶融混練し、次いで、(II)得られた溶融混練後の生成物と成分(c)の残部とを溶融混練する方法にて製造された、硬度55〜90のスチレン系熱可塑性エラストマー組成物である自動車用ウェザストリップにおいて、成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融混練する際に、(e)水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体5〜100重量部もあわせて加えるので、良好な外観性と耐摩耗性を保証することが可能になった。
【0022】
更に、本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップは、前記オープニングトリム又はオープニングウェザストリップの少なくとも前記トリム躯体部及び前記把持リップ部が、前記硬度55〜75のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物から成るので、前記駆体部は前記ボディボディフランジに対する良好な挿入力が保てる一方、ドアの開放に伴う着衣の接触に対する良好な耐摩耗性と、前記ドア開口部周辺のボディフランジに対する良好な装着追従性を保証することが可能になった。
【0023】
更に、本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップは、前記トリム外層部が、0.3mm〜1.2mmの厚さを有して成るので、その良好な耐摩耗性と装着追従性を長期間にわたり維持することが可能になった。
【0024】
次に、本発明の実施例及び比較例によって、前述した本発明の効果を一層明確にする。
[実施例及び比較例]
前記オープニングトリムの外層部として、表1に示す重量部に従って各成(a),(b),(d)及び(e)の全量と成分(c)の一部(表中の「+「記号の前に記した重量部)を二軸押出機により350rpmの回転数を以て180〜240℃の混練温度で溶融、混練した後、各成分(f),(g)及(h)の全量をサイドフィードして溶融、混練した。続いて、前記成分(c)の残部(表中の「+「記号の後に記した重量部)をサイドフィードして溶融、混練し、水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー組成物とオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物のペレットを夫々生成し、その摩耗量、比重、硬度、引張強さ及び光沢を測定した。その測定結果は表2の通りであった。
また、各成分(a)〜(h)は以下の通りであった。
〔1〕 水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー組成物;
成分(a);水素添加ブロック共重合体
(クラレ株式会社製:セプトン4077)
スチレン含有量:30重量%
イソプレン含有量:70重量%
数平均分子量:260.000
重量平均分子量:320.000
分子量分布:1.23 水素添加率:90%以上
成分(b);ゴム用軟化剤
(出光興産株式会社製:ダイアナプロセスオイルPW−90)
重量平均分子量:539
パラフィン系炭素数:71%
ナフテン系炭素数:29%
成分(c);エチレン−オクテン共重合体
(ダウ・ケミカル日本株式会社製:エンゲージEG8150)
密度:0.868g/cm3
メルトインデックス(190℃,荷重2.16kg)0.5g/10分
成分(d);プロピレンホモ重合体
(三井石油化学工業株式会社製:PP CJ700)
結晶化度:Tm 166℃,△Hm 82mJ/mg
成分(e);マレイン酸変性エチレン重合体
(三井化学株式会社製:アドマ−XE 070)
マレイン酸変性:1重量%未満
メルトインデックス(190℃,荷重2.16kg)3.0g/10分
成分(f);シリコーンオイル
(東レダウコーニング株式会社製:SH 2001000CS)
重量平均分子量:17.000
主成分:ジメチルポリシロキサン
粘度: 1000cSt
成分 (g);有機パーオキシド
(有機パーオキシド化薬アクゾ株式会社製:カヤヘキサAD)
成分(h);架橋助剤
(新中村化学株式会社製:NKエステル3G)
【0025】
【表1】
Figure 0004535609
【0026】
【表2】
Figure 0004535609
【0027】
表1及び表2から明らかなように、成分(e)が5重量部未満であると、摩耗量が増大し、耐摩耗性が低下する。(比較例2参照)
一方、成分(e)が100重量部を超えると、光沢度が低下し、外観が悪化すると共に材料費が増大することが確認された。(比較例3参照)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくオープニングトリムの要部を示す横断面図である。
【図2】本発明に基づく他のオープニングウェザストリップの要部を示す横断面図である。
【図3】本発明に基づく別のオープニングトリムの要部を示す横断面図である。
【図4】本発明に基づく更に別のオープニングウェザストリップの要部を示す横断面図である。
【図5】乗用車のドア周辺を示す側面図である。
【図6】従来のオープニングトリムの要部を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 従来のオープニングトリム
2 トリム躯体部
3 把持リップ部
IM インサートメタル
BF ボディフランジ
10 本発明のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップ
11 トリム躯体部
12 把持リップ部
13 中空状シール部
14 外層部

Claims (3)

  1. 少なくとも外層部の一部が;
    (a) ビニル芳香族化合物から主として作られる少なくとも二つの重合体ブロック(A)と、共役ジエン化合物から主として作られる少なくとも一つの重合体ブロック(B)とから成るブロック共重合体、及び/又はこれを水素添加して得られるブロック共重合体100重量部、
    (b) 非芳香族系のゴム用軟化剤40〜200重量部、
    (c) シングルサイト触媒にて重合された、ポリエチレン又はエチレンを主体とする共重合体5〜300重量部、
    (d) ポリプロピレン又はプロピレンを主体とする共重合体5〜200重量部を、
    (I)成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融、混練し、その後又は同時に水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体から成る成分(e)を5〜100重量部とを、
    その後又は同時に成分(g)有機パーオキシドと溶融混練し、次いで、
    (II)得られた溶融混練後の生成物と成分(c)の残部とを溶融混練する方法にて製造された、硬度55〜90のスチレン系熱可塑性エラストマー組成物であるオープニングトリム又はオープニングウェザストリップにおいて、
    成分(a)、(b)及び(d)の全量と成分(c)の一部とを予め溶融混練する際に、(e)水酸基、カルボキシル基又はアミノ基と反応し得る基により変性された変性ポリオレフィン系樹脂又は変性オレフィンを主体とする共重合体5〜100重量部もあわせて加えたことを特徴とするオープニングトリム又はオープニングウェザストリップ。
  2. 少なくともトリム躯体部(11)及び把持リップ部(12)が、硬度55〜75のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物から成ることを特徴とする請求項1に記載のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップ。
  3. 前記外層部(14)が、0.3mm〜1.2mmの厚さを有して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のオープニングトリム又はオープニングウェザストリップ。
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