JP4534131B2 - 写真プリント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印画紙を供給する供給ユニットの下手側に印画紙のベース面へのバックプリントを実行するバックプリント部を備えるとともに、バックプリント済みの印画紙を露光処理する露光ユニットを備え、
前記露光ユニットにおける前記印画紙のベース面に接触する当接面に、前記印画紙の搬送方向に延びる逃し溝を備えた写真プリント装置に関する。
銀塩写真においては、印画紙の供給ユニットの下手側にバックプリント部を設け、色、濃度補正値、店名等の情報を写真のベース面(感光面とは反対側の面)に印字している。バックプリント済みの印画紙は露光ユニットに導かれて、ユニットに設けられた露光部で露光処理される。
露光ユニットにおいて、バックプリント済みの印画紙は所定の圧着搬送経路に沿って搬送方向に搬送される。
この搬送経路Lは、例えば、図3に示すように下側に位置される基準プレート51と、上側に位置されるガイドプレート52との間に形成され、印画紙のベース面は図示する例の場合、基準プレート51の表面(当接面)に接触することとなる。この様な接触が起こると、印字部にある文字が薄れ、かすれたり、転写してしまったりする。
このような問題を解消するために、印画紙のベース面に接触する搬送経路Lの構成部材(上記例においては基準プレート51)の該当部位に逃し溝を設け、文字の薄れ、転写等の問題を回避していた。この種の例で、露光ガイドに逃し溝を備えた従来構成が特許文献1である。
特開平11−64994号公報 (段落番号〔0036〕、図2,3)
従来、逃し溝は、印画紙の搬送方向に形成された一定幅の溝であって、この逃し溝では印画紙のベース面が当接面(基準プレート51の表面)に接触しないことから、ベース面において、搬送経路構成部材(基準プレート)に接触する部位と接触しない部位とが発生する。
以上説明したような形態の露光ユニットを使用して写真プリントを行うと、画像にその直線状の逃し溝によると見られる濃度ムラが発生してしまうことが判明した。
図11に基づいて、詳細にこの濃度ムラを説明する。
図11は、一定幅の逃し溝を備えた露光ユニットを使用して形成された画像の濃度ムラの状況を示すものであり、横軸は搬送横断方向の位置を、縦軸は、R(赤)・G(緑)・B(青)それぞれの色濃度に対応している。
同図11において、図11(イ)〜(ハ)で示す各図は、印画紙供給ユニットと露光ユニット間における温度差に対応した図である。図11(イ)にあっては温度差は5℃程度、図11(ロ)にあっては4℃程度、図11(ハ)にあっては3℃以下であった。
図11において、縦方向に延びる一対の破線は、逃し溝の縁の搬送横断方向における位置を示した。
上記の濃度ムラは、同図11(イ)又は(ロ)に示すように、印画紙供給ユニットと露光ユニット間における温度差が比較的大きい場合に逃し溝の位置で顕著に認められる。
この種の問題が発生する理由は明確ではないが、発明者らの試験において、中央に搬送方向に延びる単一の逃し溝がある場合は、その位置に対応して発生し、搬送横断方向に複数、搬送方向に延びる逃し溝を設けた場合は、それら溝の位置でそれぞれ対応して発生した。
このことから、逃し溝の形態に従って、逃し溝の上に位置する印画紙部位の感光体と、逃し溝から搬送横断方向で離れた位置にあり印画紙が搬送経路形成部材に直接接触する部位の感光体との間において、感光での差が発生するためでないかと推測している。
本発明の目的は、バックプリントの薄れ等を防止するための逃し溝を備えた露光ユニットにあっても、この逃し溝に起因する濃度ムラの発生を抑制することができる写真プリント装置を得ることにある。
上記目的を達成するための、印画紙を供給する供給ユニットの下手側に印画紙のベース面へのバックプリントを実行するバックプリント部を備えるとともに、バックプリント済みの印画紙を露光処理する露光ユニットを備え、
前記露光ユニットにおける前記印画紙のベース面に接触する当接面に、前記印画紙の搬送方向に延びる逃し溝を備えた写真プリント装置の特徴構成は、
前記逃し溝の幅は前記搬送方向に沿って変化させてある点にある。
上記の濃度ムラが発生する原因に関しては明確ではないが、発明者らは印画紙と、この印画紙のベース面に接触するユニット部位の温度差が関係しているのではないかと考えている。さらに、上述のように、搬送方向に延びた直線状の縁を有する逃し溝で、顕著にこの現象が認められたことから、搬送方向に対して傾斜した縁形状の逃し溝を作成して実験をしてみた。結果、本願が問題とする濃度ムラの低減が認められた。従って、搬送方向において溝幅を変化させることで、本願が問題とする縁形状による濃度ムラを低減できる。
また、このように逃し溝の幅は、搬送方向に沿って漸増又は漸減するようにしてもよいし、搬送方向に沿って増減を繰り返す構成としてもよい。
幅を単調に変化させる場合は、比較的簡便な加工手法で、濃度ムラ発生を抑えることができる。
一方、波形とする場合は、縁が搬送方向に沿って直線状とされないことから濃度ムラの発生を防止できる。さらに、図12(ニ)に示すように、実質的に平行とすることで、搬送方向において、逃し溝幅起因の影響が残るのを避けることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1に示すように、感光材料としての銀塩印画紙P(以下、印画紙Pと称する)に対して露光を行う露光ブロックExと、このように露光された印画紙Pの現像処理を行う現像処理装置としての現像ブロックDeと、現像処理後の印画紙Pを乾燥する乾燥ブロックDrとを筐体10に形成すると共に、処理後に筐体10の上部から送り出される印画紙Pを水平方向に送るベルト搬送機構11と、このベルト搬送機構11からの印画紙をオーダ単位で仕分けて集積するソータ(図示せず)とを備えて写真プリント装置が構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボと称せられるものであり、図面には示していないが、フィルムスキャナで光電変換して取り込んだ写真フィルムからの画像情報、あるいは、デジタルカメラで撮影した画像情報を該写真プリント装置に伝送することにより、前記露光ブロックExにおいて、その画像情報に基づき印画紙Pに対して露光を行えるものとなっている。
前記露光ブロックExは、印画紙マガジンMに収納したロール状の印画紙Pを供給ユニットU1でプリントサイズに切断して送り出し、この供給ユニットU1からの印画紙Pを水平搬送ユニットU2で水平方向に搬送して露光ユニットU3に送り込み、この露光ユニットU3では印画紙Pに画像情報の露光を行い、この露光ユニットU3から送り出された印画紙Pを縦搬送ユニットU4で縦方向に振り分ける形態で搬送した後、前記現像ブロックDeに供給するよう構成されている。
前記現像ブロックDeは、発色現像槽と漂白定着槽と安定槽とで成る複数の現像処理槽を有する現像処理ユニット13、及び、夫々の現像処理槽に印画紙Pを供給するよう多数の圧着ローラを有した搬送ユニット14を備えて構成されている。また、乾燥ブロックDrは印画紙Pに対して乾燥空気を供給する乾燥搬送経路15を備えている。
図1、図2及び図3に示すように、前記供給ユニットU1は、印画紙Pに対してバックプリントを実行するバックプリント部bを備えるとともに、印画紙マガジンMから印画紙を引き出す圧着型の供給ローラ17と、印画紙Pを切断するカッター18とを備えている。前記水平搬送ユニットU2は、印画紙Pを挟持搬送するチャッカー19と、このチャッカー19を水平方向に往復作動させる作動機構(図示せず)とを備えている。
前記露光ユニットU3は、圧着位置と開放位置とに切り換え自在な導入圧着ローラ21と、この導入圧着ローラ21に対向配置された導入ローラ22と、圧着位置と開放位置とに切り換え自在な第1圧着ローラ31と、この第1圧着ローラ31に対向配置された第1搬送ローラ32と、圧着位置と開放位置とに切り換え自在な第2圧着ローラ41と、この第2圧着ローラ41に対向配置された第2搬送ローラ42とを備えると共に、第1、第2搬送ローラ32、42で搬送方向に搬送される印画紙Pに対して搬送横断方向にレーザビームLBをライン状に送り出すことにより走査露光を行う露光エンジンEnとを備えている。
また、前記第1、第2搬送ローラ32、42と、これに対向する第1、第2圧着ローラ31、41とで、図3に示す基準面51Sに沿って印画紙Pを搬送する搬送機構が構成されている(詳細は後述する)。
ちなみに、露光エンジンEnは、ケーシングに収納したR(赤)、G(緑)、B(青)の三原色のレーザ光源からのレーザビームLBを音響光学式の変調手段によって光量を調節した後、縦軸芯で回転するポリゴンミラーのミラー面で反射させることにより搬送横断方向に走査する状態で前記露光位置に送り出す構造のものが使用されている。尚、この露光エンジンEnとして液晶シャッター方式やDMD方式の使用が可能である。
縦搬送ユニットU4は、露光ユニットU3から水平方向に送り出される印画紙Pを先端側から受け入れ、後端側から送り出す圧着型の一対の反転ローラ61と、この反転ローラ61から上方に送り出される印画紙Pを受け取り、上方に送りながら2つの振り分け経路に交互に振り分けるチャッキングローラ62を具備した振り分け作動部63と、この振り分け作動部63からの印画紙Pを受け取り、前記現像処理ブロックDeに供給する圧着型の複数の中間ローラ64とを備えている。
〔印画紙の搬送形態〕
この写真プリント装置では、印画紙マガジンMの印画紙Pを供給ローラ17で引き出してカッター18に供給し、このカッター18の部位を通過した印画紙Pの先端部を水平搬送ユニットU2のチャッカー19で挟持して水平方向に搬送する。
この搬送時に供給ローラ17の回転量に基づいて印画紙Pの搬送量がプリントサイズに達したことを判別した時点で印画紙Pの搬送を一時的に中断してカッター18によって印画紙Pの切り離しを行い、この後、印画紙Pの先端を露光ユニットExの導入ローラ22に受け渡し、この受け渡しの後に、水平搬送ユニットU2のチャッカー19での挟持を解除する。
露光ユニットExでは、水平搬送ユニットU2から印画紙Pを受け取る際には導入圧着ローラ21を予め開放位置に設定しておき、印画紙Pの先端が圧着可能な位置に達したタイミングで圧着位置に切り換えることにより導入圧着ローラ21と導入ローラ22との圧着によって搬送を開始する。
このように導入圧着ローラ21と導入ローラ22とで印画紙Pの搬送を開始する際には、第1圧着ローラ31を予め開放位置に設定しておき、印画紙Pの先端が圧着可能な位置に達した時点で圧着位置に切り換え、また、これと連係して導入圧着ローラ21を開放位置に切り換えることにより、この第1圧着ローラ31と第1搬送ローラ32との圧着によって搬送を開始し、この搬送と同期して露光エンジンEnによる露光を開始する。
このように第1圧着ローラ31と第1搬送ローラ32とで印画紙Pの搬送を開始する際には、第2圧着ローラ41を予め開放位置に設定しておき、印画紙Pの先端が圧着可能な位置に達した時点で圧着位置に切り換え、また、これと連係して第1圧着ローラ31を開放位置に切り換えることにより、この第2圧着ローラ41と第2搬送ローラ42との圧着によって搬送を引き継いで行い、印画紙Pに対する露光を継続する。
縦搬送ユニットU4では、露光ユニットU3から印画紙Pが送り出される際には、前記反転ローラ61に対して印画紙Pを先端側から受け入れ、この受け入れの後には、印画紙Pの後端位置に達するまで反転ローラ61の駆動を継続する。この受け入れを行った後には、反転ローラ61を水平軸芯周りで90度回転させることにより印画紙Pを後端側を上方に向かわせ、その印画紙Pを上方に送り出す。この印画紙Pの送り出し以前に振り分け作動部63をホームポジションに待機させておき、チャッキングローラ62で印画紙Pを挟持した後には、振り分け作動部63を上方に移動させると同時に、印画紙Pを振り分け経路の一方に振り分けるよう印画紙Pの幅方向にシフトさせ、前記中間ローラ64に受け渡す作動を行い、次の印画紙Pに対して同様の作動を行うことにより、その印画紙Pを振り分け経路の他方に振り分けた後、中間ローラ64に対して受け渡す作動を行うものとなっている。
以上のように説明した写真プリント装置の基本的な構成、及び、印画紙Pの基本的な搬送形態は、特開2002−55398号公報、特開2002−55400号公報に記載されるように公知の技術であり、本発明は、供給ユニット部位、この供給ユニットから露光ユニットに至る露光ユニット到達経路部位、さらには露光ユニット部位U3間における温度制御構成に特徴を有するものである。
〔露光ユニットの具体構造〕
図3に示すように、露光ユニットU3は、アルミニウム鋳物製のフレームFに対して、印画紙Pの基材の側(ベース面)を案内するアルミニウム板製の基準プレート51と、印画紙Pの感光面側に配置されたステンレス板製のガイドプレート52とを取り付けた構造を有している。
また、印画紙Pの搬送方向での上流側には基準プレート51の下側に光源Saを配置し、ガイドプレート52の上方に配置した中間フレーム53に受光部Sbを配置した赤外光式のセンサSを備え、印画紙Pの搬送方向での下流側には基準プレート51の下側に光源Saを配置し、ガイドプレート52の後端部に受光部Sbを配置した赤外光式のセンサSを備えている。
この一対のセンサSのうち、搬送方向の上流側のものは印画紙Pの端部位置の検出に基づいて露光のタイミングを決め、また、搬送方向の下流側のものは印画紙Pの端部位置の検出に基づいて縦搬送ユニットU4に印画紙Pを受け渡すタイミングを決めるように機能する。
図7〜図10に示すように、フレームFは前記基準プレート51を支持する水平姿勢の支持体Faと、この支持体Faの両端部の下面側に配置される縦姿勢の一対の下部壁体Fbと、前記支持体Faの両端部の上面側に配置される縦姿勢の一対の上部壁体Fcとを一体的に形成した構造を有している。
下部壁体Fbに前記導入ローラ22を支承する軸受B(図4を参照)の保持部22X(図10を参照)と、前記第1、第2搬送ローラ32、42を支承する軸受Bの保持部32X、42Xとを形成し、上部壁体Fcに前記3つ圧着ローラ21、31、41を揺動自在に支持する揺動軸23、33、43(図4を参照)の軸受Bの保持部23X、33X、43Xを形成している。
前記フレームFの支持体Faの上面側を研削加工等により平滑に仕上げて連結面Fsを形成し、この連結面Fsに平行ピン72を立設固定し、この連結面Fsに対してボルト71が螺合する一対のネジ孔Tと、ボルト73が螺合する一対のネジ孔Tとを形成し、更に、前記センサSの光線が通過する2つの孔部Hを形成している。
また、前記連結面Fsの両側部に連結面より高レベルとなる支持面Ftを形成し、一方の支持面Ftにボルト73が螺合する一対のネジ孔Tを形成し、更に、上部壁体Fcの対向する段状部位Fuに前記中間フレーム53を固定するボルト74が螺合するネジ孔Tを形成している。ちなみに、基準プレート51の一方の端部側は前記ボルト71により前記フレームFの連結面Fsに固定され、この基準プレート51の他方の端部側は、前記ガイドプレート52の他方の端部側に挿通するボルト73によって前記ガイドプレート52とともに固定される。
このフレームFには前記下部壁体Fbに形成される複数の保持部32X、42Xと、前記上部壁体Fcに形成される複数の保持部23X、33X、43Xとは該フレームFの型成形時に予め設定された位置に形成されるものであるが、前記平行ピン72の位置に基づいて軸受Bを嵌め込む面を精度高く仕上げている。
図3及び図4に示すように、前記導入ローラ22は金属製の軸体22Aに対してゴムや樹脂で成る複数のローラ部22Bを形成して成り、第1、第2搬送ローラ32、42は金属製の軸体32A、42Aに対して、アルミニウム等の金属材の表面にセラミックコーティングを施した複数のローラ部32B、42Bを形成して成り、前記3つの圧着ローラ21、31、41は夫々とも、金属製の軸体21A、31A、41Aに対してゴムや樹脂で成る複数のローラ部21B、31B、41Bを形成している。
そして、この導入ローラ22の軸体22Aの両端部に備えたボールベアリング型の軸受Bを前記下部壁体Fbの前記保持部22Xに保持することにより、この導入ローラ22をフレームFに対して水平姿勢で遊転支承し、第1、第2搬送ローラ32、42の軸体32A、42Aの両端部に備えたボールベアリング型の軸受Bを前記下部壁体Fbの前記保持部32X、42Xに保持することにより、この第1、第2搬送ローラ32、42をフレームFに対して水平姿勢に遊転支承できるよう構成されている。尚、この導入ローラ22、第1搬送ローラ32、第2搬送ローラ42は、夫々とも印画紙Pの搬送方向と直交する姿勢(搬送横断方向と平行となる姿勢)となる平行姿勢で支承される。
図5及び図6に示すように、前記導入ローラ22はステッピングモータ型の導入モータM1から無端ベルト55を介して伝えられる駆動力によって回転作動し、第1、第2搬送ローラ32、42は、ステッピングモータ型の搬送モータM2から2段に減速する無端ベルト56、57及びプーリ58を介して伝えられる駆動力によって回転作動する。また、導入モータM1と搬送モータM2とを前記上部壁体Fcに備えている。
前記導入圧着ローラ21は、この導入圧着ローラ21と平行姿勢の揺動軸23に備えたアーム24の揺動端部に対して遊転支承されている。この揺動軸23が導入圧着ローラ21を位置変位自在に支持する支持機構であり、この揺動軸23の両端部に備えた軸受Bを前記上部壁体Fcの前記保持部23Xに保持することにより、揺動軸23の軸芯周りでの揺動によって導入ローラ22に圧着する圧着位置と、導入ローラ22から離間する開放位置とに切り換え自在に構成している。
また、前記アーム24の揺動端には、導入圧着ローラ21を導入ローラ22の側に付勢する圧縮コイルバネ25を備え、導入圧着ローラ21の一方の端部側にカムフォロアー26を遊転支承している。更に、このカムフォロアー26を介して導入圧着ローラ21を圧着位置と開放位置とに切り換え操作する回転カム27を前記下部壁体Fbに備え、この回転カム27を無端ベルト28を介して回転操作するカムモータM3を上部壁体Fcに備えている。
前記第1、第2圧着ローラ31、41は、夫々と平行姿勢の揺動軸33、43に備えたアーム34、44の揺動端部に対して遊転支承されている。前記揺動軸33が、第1圧着ローラ31を位置変位自在に支持する支持機構であり、揺動軸43が、第2圧着ローラ41を位置変位自在に支持する支持機構であり、夫々の揺動軸33、43の両端部に備えた軸受Bを前記上部壁体Fcの保持部33X、43Xに保持することにより、揺動軸33、44の軸芯周りでの揺動によって、夫々が第1、第2搬送ローラ32、42に圧着する圧着位置と、夫々が第1、第2搬送ローラ32、42から離間する開放位置とに切り換え自在に構成されている。
また、夫々のアーム34、44の揺動端には第1、第2圧着ローラ31、41を対応する第1、第2搬送ローラ32、42の側に付勢する圧縮コイルバネ35、45を備えている。
夫々の第1、第2圧着ローラ31、41の一方の端部側にカムフォロアー37、47を遊転支承し、夫々のカムフォロアー37、47を介して第1、第2圧着ローラ31、41を圧着位置と開放位置とに切り換え操作する第1、第2回転カム38、48を一体的に回転するよう前記下部壁体Fbに備え、この第1、第2回転カム38、48を無端ベルト50を介して回転操作するカムモータM4を下部壁体Fbに備えている。
前記基準プレート51は、アルミニウム製の板材に対して前記導入ローラ22のローラ部22Bと、前記第1、第2搬送ローラ32、42のローラ部32B、42Bとが挿入する複数の開口51Aを形成する加工と、前記ボルト71、73が挿通するボルト孔51Bを形成し、前記センサSの光線が通過する孔部Hを形成する等の必要な加工とを施すと共に、基準面51Sの側を研削加工等により平滑に仕上げ、必要な部位にバフ加工を行い、この後に、この基準面51Sをアルマイト処理し、更に、このようにアルマイト処理した基準面51Sに対して反射防止層として黒色の着色処理を行っている。
また、この反射防止層を形成する手段として、アルミニウム素地表面に陽極酸化処理をした際に形成される微細な穴に黒色の染料を染み込ませる処理を想定している。そして、この基準プレート51の裏面側には前記平行ピン72(図10を参照)が嵌合する一対の凹状の嵌合部51Cが形成されている。
前記基準プレート51の端部のうち、印画紙Pの搬送方向での上手側には、印画紙Pを基準面の側に案内する傾斜面(すくい面)を形成してあり、前記開口51Aの開口縁のうち、下面側は、図3及び図10に示す如く、ローラの外周面に沿うよう斜め姿勢に成形してある。夫々の開口51Aのうち、基準面側は印画紙Pの端部を基準面51Sの側に案内するよう斜め姿勢に成形してある。
因みに、この基準プレート51の製造工程としては、必要とする厚みを得る加工を行った後に、前記一対の嵌合部51Cを形成し、この嵌合部51Cを基準とした位置に前記複数の開口51Aを形成する加工を行い、嵌合部51Cを基準とした位置に前記ボルト孔51Bと、前記孔部Hとを形成する加工を行うことにより、第1、第2搬送ローラ32、42のローラ部の32B、42Bとの相対的な位置精度を高め、ボルト孔51BとフレームFの支持面Faに形成したネジ孔Tとの相対的な位置精度を高め、孔部HとセンサSとの相対的な位置精度を高めるものにしている。
以上は、基準プレート51の基本構成であるが、図8、10に示すように、前記基準プレート51の表面には、搬送方向に逃し溝80が形成されている。この逃し溝80は、バックプリントのかすれ、転写等の発生を防止するためのものである。
また、本願装置にあっては、図8に示すように逃し溝80は搬送方向に沿って、その幅を異ならせてあり(逃し溝の幅を変化させてあり)、搬送下手側に向かうに従って溝幅が狭くなるように構成されている。このように構成することで、本願が問題とする帯状の濃度ムラの発生を防止することができる。
前記ガイドプレート52は、ステンレス製の板材に対して前記第1、第2圧着ローラ31、41のローラ部が挿入する開口52Aを形成し、前記露光エンジンEnからのレーザビームLBが通過するためのスリット52Bを形成し、前記ボルト73が挿通するボルト孔52Cを形成し、前記センサSの光線が通過する孔部Hを形成する等の必要な加工を施している。また、前記スリット52Bの開口縁のうち下流側の端部を基準プレート51から離間する側に屈曲させ、前記開口52Aのうち下流側に位置するものの開口縁のうち下流側の端部を基準プレート51から離間する側に屈曲させることにより、印画紙Pを円滑に送るようにしている。
更に、このガイドプレート52において印画紙Pの搬送方向での下流側を折り曲げ、このガイドプレート52の本体部分に平行姿勢となる支持片52Dを形成し、この支持片52Dに対して前記センサSの受光部Sbを取り付けている。
これらの構成から露光ユニットU3を組み立てる際には、フレームFの連結面Fsに突設した平行ピン72と、基準プレート51の嵌合部51Cとを嵌合させた位置決め状態で、基準プレート51の上面側からネジ孔Tに挿通したボルト71を連結面Fsのネジ孔Tに螺合させて固定した後、フレームFの支持面Ftに対してガイドプレート52を載置して、ボルト孔52Cに挿通したボルト73を支持面Ftのネジ孔Tに螺合させる順序で基準プレート51と、ガイドプレート52とをフレームFに連結する。また、基準プレート51の一端側(図10において右側)はガイドプレート52のボルト孔52Cに挿通したボルト73によって固定される。このように連結することにより基準プレート51の基準面51Sとガイドプレート52の下面側との間に印画紙Pが挿通可能なように0.8mm程度の隙間が形成される。
また、前記導入ローラ22、第1、第2搬送ローラ32、42を軸受Bを介して保持部22X、保持部32X、42Xに支承する工程は、基準プレート51、ガイドプレート52の連結の以前に行っても以後に行っても良いが、導入圧着ローラ21、第1、第2圧着ローラ31、41をフレームFに支持する工程は、基準プレート51と、ガイドプレート52とをフレームFに連結した工程の以後となる。具体的には、導入圧着ローラ21、第1、第2圧着ローラ31、41を対応する揺動軸23、33、43に支持し、カムフォロアー26、37、47を予め組み立てた状態で軸受Bを介して前記上部壁体Fcに形成された保持部23X、33X、43Xに対して支承する手順となる。
これらの工程が終了した後に、前記圧縮コイルバネ25、35、45を取付け、導入モータM1、搬送モータM2、カムモータM3、カムモータM4等をフレームFに支持する工程等を行うことになる。尚、基準プレート51の基準面51Sに対して第1、第2搬送ローラ32、42のローラ部32B、42Bの外周面が僅かに突出するよう相対的な位置関係が設定される。
〔逃し溝による濃度ムラ対策〕
図1に示すように、本願の写真プリント装置にあっては、本願が課題とする逃し溝起因の濃度ムラを解消するための制御構造が採用されている。この種の濃度ムラ制御は、露光ブロックEx内での雰囲気温度制御により濃度ムラの発生を抑制する制御及び、露光ブロックEx内に所定の温度差がある場合は、写真プリント動作を許容しないとする制御である。この目的から、装置には制御器Cが備えられており、前者の制御は、制御器C内に備えられる温度制御手段C1により行われ、後者の制御はプリント許可手段C2により行われる。
この制御器Cは、実際に使用する印画紙Pと、この印画紙Pを使用する場合に適応さるべき温度差を記憶した記憶手段mを備えている。この記憶手段は、複数の印画紙と、それら印画紙それぞれについて許容する温度差からなるテーブルを備えている。そして、使用する印画紙Pが特定された段階で、制御に使用すべき温度差を読み出し、この温度差を制御に利用する。
以下、両者の制御構成に関してさらに詳細に説明する。
〔露光ブロック内の温度制御〕
この制御は前記温度制御手段C1により実行される制御であり、図1に示すように、供給ユニットU1の近傍及び露光ユニットU3の近傍には、それら部位の温度を検出する温度センサtがそれぞれ備えられており、各センシング位置の温度を制御器C側で把握可能に構成されている。
また、露光ブロックExにおける供給ユニットU1、露光ユニットU3に対してファンf1、f2を設け、風量調整により、外気導入ファン風がマガジン部とバックプリント後のペーパー搬送系及び露光ユニットU3の温度差を吸収するように当たる構造にし、両ユニットの雰囲気温度差を抑える構成が採用されている。
即ち、上記各温度センサtからの検出情報は制御器Cへ送られ、この制御器Cの指令に従って、前記ファンf1,2が作動する。この制御器Cの動作形態は、供給ユニットU1近傍の温度と、露光ユニットU3近傍との温度差を所定の温度差以内に制御するものであり、具体的には両者間の温度差を印画紙に対応した温度差である、例えば3℃以下に制御する。
この種の温度制御を実施するには、例えば、比較的高温になりやすい露光ユニットU3側に関しては、その近傍温度を25℃〜35℃程度に制御する。一方、供給ユニットU1側にあっては露光ユニットU3側の熱を受熱できる程度に、露光ユニット近傍の雰囲気を供給ユニットU1側導くようにしてもよい。このようにすることで、供給ユニット近傍及び露光ユニット近傍の温度差を実質的に許容温度差範囲内にすることができ、逃し溝起因の濃度ムラの発生を抑えることができる。
〔写真プリント動作の許可〕
制御器Cにおいては、供給ユニットU1と露光ユニットU3における雰囲気温度の温度差が把握されているが、当該制御器Cにあっては、前述のプリント許可手段C2を備えることで、この温度差が所定の温度差以下になるまで、写真プリント動作を許可しない構成とされている。結果、温度差が所定の範囲内に落ち着いた状態で、写真プリント動作を開始することで、本願が問題とする濃度ムラの発生を防止することができる。
〔別実施の形態〕
上記の実施の形態にあっては、印画紙の搬送方向で、その溝幅を変化させて、本願にいう逃し溝起因の濃度ムラの発生を防止しているが、図12のように構成してもよい。図12(イ)は、逃し溝の幅を搬送方向に沿って変えるのに曲線的に変化させた例を、図12(ロ)は漸減させた例を、図12(ハ)は漸増させた例を示した。さらに、図12(ニ)は、概略平行線状でありながら逃し溝の縁を波線とした例である。
上記の実施の構成においては、露光ユニットU3に、基準プレート51とフレームFとを備え、これらを別部材として構成したが、従来行われていたようにフレームFの天面に、印画紙のベース面が接触する構成を採用してもかまわない。
印画紙のベース面が接触する面の材質は熱伝導性の高いものが好ましいが、アルミニウムに限るものではなく、銅等を含む合金やステンレスであっても良い。
写真プリント装置の縦断側面図 印画紙の搬送経路の概略を示す斜視図 露光ユニットのフレームの部位を示す断面図 露光ユニットの搬送系を示す分解斜視図 導入ローラ、第1搬送ローラ、第2搬送ローラの駆動系の模式図 カムフォロアーの操作系を示す模式図 フレームと基準プレートとガイドプレートとの分解図 フレームと基準プレートとの分解状態を示す平面図 ガイドプレートの平面図 フレームと基準プレートとガイドプレートとを示す分解斜視図 搬送方向に平行な逃し溝を備えた装置の濃度ムラ発生状況を示す図 逃し溝の別構成を示す図
符号の説明
32、42 搬送ローラ
31、41 圧着ローラ
51 基準プレート
51A 開口
51S 基準面(当接面)
80 逃し溝
B 軸受
b バックプリント部
C 制御器
C1 温度制御手段
C2 プリント許可手段
F フレーム
f ファン
Fa 支持体
Fb 下部壁体
Fc 上部壁体
m 記憶手段
P 感光材料
t 温度センサ
En 露光エンジン

Claims (3)

  1. 印画紙を供給する供給ユニットの下手側に印画紙のベース面へのバックプリントを実行するバックプリント部を備えるとともに、バックプリント済みの印画紙を露光処理する露光ユニットを備え、
    前記露光ユニットにおける前記印画紙のベース面に接触する当接面に、前記印画紙の搬送方向に延びる逃し溝を備えた写真プリント装置であって、
    前記逃し溝の幅は前記搬送方向に沿って変化させてある写真プリント装置。
  2. 前記逃し溝の幅は、前記搬送方向に沿って漸増又は漸減する請求項1記載の写真プリント装置。
  3. 前記逃し溝の幅は、前記搬送方向に沿って増減を繰り返す請求項1記載の写真プリント装置。
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