JP4533566B2 - 書込み可能な表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ会議システムに最適な書込み可能な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示装置に表示される情報映像に基づいて、参加者が議論と検討を行い、必要に応じて、参加者が、表示装置に表示される情報映像に重畳して、記入情報を書込むことにより、さらに検討会議を進行させる表示装置が使用されており、この種の表示装置を利用して遠隔地間でテレビ会議システムを構成することも行なわれている。
この種の表示装置に関連する技術としては、特公平7−46198号公報には、前面にプリント領域の指定枠が書込まれる透明部材を備えた透過型スクリーンに対して投影される投影画像を、読取手段の走査によつて読取り、読み取った投影画像をプリントするリーダプリンタが開示されている。
また、特開2000−108956号公報には、スクリーン上に結像した画像を、筐体内部からカメラで撮影する場合に、スクリーンの背面に散乱反射素材を含むスクリーンカバーを配置し、且つスクリーン以外の壁面を遮光性素材で形成することにより、外部環境光の影響なしに、且つスクリーン上での鏡面反射光のカメラへの入射を防止して、高精度の画像撮影が可能な背面投写型映像表示システムが開示されている。
【0003】
一方、特開2001−75129号公報には、スクリーンの背面側にカメラを配置し、このカメラの前面には、プロジェクタの投光と直交する方向への偏光を行なう偏光板を配置し、この偏光板を介して、スクリーン前面側の利用者を撮影し、テレビ会議システムへの適用に際して、遠隔地の利用者同士の目線を合わせる表示撮影装置が開示されている。また、特開平11−355742号公報には、透過型の透明なホログラムフィルムで構成されるスクリーンによって、プロジェクタからの投影画像が表示され、且つカメラによってスクリーンを通して利用者が撮影される画像入出力システムにおいて、スクリーンへの投影画像の投影時に、スクリーンの特性に応じて発生する反射光と妨害光を、反射光処理回路と妨害光処理回路での差分処理により除去し、高品位の画像を取得する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の装置においては、情報映像が投影表示されるスクリーンに対して、利用者がペンなどで簡単に記入情報を書込めることが望ましいが、前述の各公報には対応する技術の開示はなく、現在利用されている装置では、専用の特殊なペンが必要であったり、モード変更の煩雑な操作を行なわねばならないという問題がある。一方で、通常のホワイトボードにプロジェクタで情報映像を投影し、ホワイトボードに書込まれた記入情報をディジタルカメラで撮影して取込む方法が提案されているが、この方法では、プロジェクタ、ディジタルカメラ、ホワイトボードの位置合わせが難しいのが難点である。さらに、このような検討会議の途中で、検討テーマに関連する文書原稿を、その場でパーソナルコンピュータに読み込み、スクリーンに表示して、参加者に文書原稿を共有させることが望まれるが、これに関連する技術も前述の各公報には開示れていない。これに対して現在の装置では、スキャナ装置を別途用意しなくてはならず、手間やスペースの問題と共に、スキャナ装置の操作により、検討会議が中断して雰囲気の盛り上がりが阻害されるという問題がある。
【0005】
本発明は、前述したようなこの種の表示装置の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報映像が表示されるスクリーンに対して、利用者がペンなどで簡単に記入情報の書込や消去を行なうことができ、スクリーンの前面の被写体の撮影データをその場で迅速に取得することができ、スクリーン上の表示画像と、スクリーン前面の被写体の動画像とを同時に撮影することができ、テレビ会議システムに最適な、書込み可能な表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、該透過型スクリーンの背面に情報映像を投影する投影手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設され、書込媒体による情報の書込と書込まれた情報の消去とが行なわれる書込面と、前記透過型スクリーンの背面から撮影を行なう撮影手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置である。
【0007】
このような手段によると、透過型スクリーンの光学的特性が、散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定されるので、透過型スクリーンを散乱状態に選択設定し、投影手段によって情報映像を透過型スクリーンの背面に投影表示させ、利用者が、表示される情報映像に基づき、透過型スクリーンの表面に近接配設された書込面に対して、書込媒体によって記入情報を書込み、また消去することにより、簡単に情報映像に対して記入情報が書込み追加され、撮影手段によって、透過型スクリーンの背面から撮影を行なうことにより、情報映像と記入情報の撮影データが簡単に取得され、情報映像と記入情報からなる検討履歴情報が保管され、或いは、テレビ会議の参考画像データとして、遠隔地の相手端末に伝送される。また、遮光制御手段によって投影手段の投影光の遮光で情報映像の投影が停止されるので、透過型スクリーンが高透明度に設定され、且つ投影手段の次回の投影動作が迅速に行なわれる。さらに、情報映像を投影若しくは書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、表示媒体、及び透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを具備しており、制御手段によって、第1のモードでは、透過型スクリーンは全面散乱状態に設定され、第2のモードでは、透過型スクリーンの少なくとも一部がほぼ透明状態に設定され、第3のモードでは、透過型スクリーンに対して、全面散乱状態と少なくとも一部の透明状態とが、所定の間隔で切り換え設定されるので、上記の作用が、制御手段の制御によって自動的に円滑に行なわれる。
【0008】
また、透過型スクリーンをほぼ透明状態に選択設定し、書込面の前面側に配置される原稿などの被写物を、撮影手段によって、透過型スクリーンの背面から撮影することにより、迅速簡単に被写物のコピーが作成され、或いは、利用者による書込面のポインティング位置が検出され、作成したコピーデータや検出したポインティング位置データは保管され、或いはテレビ会議の参考画像データとして、遠隔地の相手端末に伝送される。
【0009】
さらに、透過型スクリーンを透明状態と散乱状態とに所定の時間間隔で交互に選択し、透明状態では投影手段の情報映像の投影を停止して、透過型スクリーンの背面側から、撮影手段によって、書込面の前面側の利用者や参加者を被写体として撮影を行い、散乱状態では、投影手段によって情報映像を透過型スクリーンの背面に投影し、透過型スクリーンの背面側から、撮影手段によって、情報映像と記入情報とを撮影することにより、情報映像、記入情報及び被写体の動画像を含むテレビ会議画像データが取得保管され、或いは、テレビ会議画像データは遠隔地の相手端末に伝送される。
【0010】
同様に前記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、該透過型スクリーンの背面に情報映像を投影する投影手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設され、書込媒体による情報の書込と書込の消去とが行なわれる書込面と、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面から撮影を行なう撮影手段が、設置固定される撮影手段設置固定手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置である。
【0011】
このような手段によると、請求項1記載の発明での作用に加えて、透過型スクリーンの背面の撮影を行なう撮影手段は、外部から導入されるようになっており、導入された撮影手段が設置固定される撮影手段設置固定手段が設けられているので、目的に応じた性能の撮影手段の選択が行なわれ、必要に応じて撮影手段のコストを削減して、目的に応じた撮影解像度での撮影が行なわれ、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議が実行される。
【0012】
同様に前記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段が、設置固定される投影手段設置固定手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設され、書込媒体による情報の書込と書込の消去とが行なわれる書込面と、前記透過型スクリーンの背面から撮影する撮影手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置である。
【0013】
このような手段によると、請求項1記載の発明での作用に加えて、透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段は、外部から導入されるようになっており、導入された投影手段が設置固定される投影手段設置固定手段が設けられているので、目的に応じた性能の投影手段の選択が行なわれ、必要に応じて投影手段のコストを削減して、目的に応じた投影精度での投影が行なわれ、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議が実行される。
【0014】
同様に前記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段が、設置固定される投影手段設置固定手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設定され、書込媒体による情報の書込と書込の消去とが行なわれる書込面と、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面から撮影する撮影手段が、設置固定される撮影手段設置固定手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置である。
【0015】
このような手段によると、請求項1記載の発明での作用に加えて、透過型スクリーンの背面の撮影を行なう撮影手段と透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段とは、外部から導入されるようになっており、導入された透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段が、設置固定される投影手段設置固定手段と、導入された透過型スクリーンの背面を撮影する撮影手段が、設置固定される撮影手段設置固定手段とが設けられているので、目的に応じた投影手段と撮影手段との選択が行なわれ、必要に応じて投影手段と撮影手段とのコストを削減して、目的に応じた投影精度での投影と、撮影解像度での撮影とが行なわれ、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議が実行される。
【0018】
同様に前記目的を達成するために、請求項記載の発明は、請求項1〜の何れか1項に記載の書込み可能な表示装置において、前記撮影手段によって撮影を行う場合に、前記遮光制御手段により前記投影手段の投影光の遮光を行うことを特徴とするものである。
【0019】
このような手段によると、請求項1〜の何れか1項記載の発明での作用に加えて、撮影手段によって撮影を行う場合には、遮光制御手段によって投影手段の投影光の遮光で情報映像の投影が停止される。
【0020】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図1は本実施の形態の全体構成を示す斜視説明図、図2は本実施の形態の内部構成を示す断面説明図、図3は本実施の形態の構成を示すブロック図、図4は内部照明を備えた本実施の形態の変形構成例を示す断面説明図、図5は本実施の形態に使用される遮光板の構成を示す説明図である。
【0021】
本実施の形態では、図1に示すように、筐体2の前面の上半部には、情報映像の表示が行なわれる透過型スクリーン13と、利用者による記入情報の書込が行なわれる透明な書込面1とからなる表示・書込パネルDが設けられ、この表示・書込パネルDの側部には、電源スイッチ6、記入情報の読取時に操作される読取スイッチ7、原稿読取時に操作されるコピースイッチ8、ポインティング位置の検出時に操作されるポインティング検出スイッチ9、及び利用者を被写体とする動画像の同時撮影に操作されるビデオ録画スイッチ10が配列され、さらに、筐体2の前面のほぼ中央位置にはキーボード台3が突出配設され、このキーボード台3上にはキーボード4とマウス5が配置されている。
【0022】
また、図2(a)、(b)に示すように、表示・書込パネルDは、表面側に配置される書込面1と、その背面に近接配置され、光学特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーン13とで構成されており、この透過型スクリーン13は、例えばウムフィルム(商品名)により形成配設され、この透過型スクリーン13に対して、ほぼ45゜の角度で傾斜対向して反射ミラー12が配設されている。
さらに、筐体2の内部において、底部近傍には、透過型スクリーン13の光学特性状態の選択設定を含み、全体の動作を制御する制御ユニット14、情報映像データの提供を含む各種の動作を行なうパーソナルコンピュータ21、情報映像データを反射ミラー12を介し、透過型スクリーン13の背面に投影するプロジェクタ11、透過型スクリーン13の背面の撮影を行なうCCDカメラ15が配設されている。また、プロジェクタ11の投影口の近傍に、モータ16によって回動し、投影口の解放と遮蔽を行なう遮光板17が配設されている。
この遮光板17が投影口11aを解放して、プロジェクタ11の投影動作が行なわれる状態が図2(a)、図5(a)に示され、遮光板17が投影口11aを遮蔽して、プロジェクタ11の投影動作が停止される状態が図2(b)、図5(b)に示されている。
【0023】
本実施の形態では、図3に示すように、制御ユニット14に電源スイッチ6、読取スイッチ7、コピースイッチ8、ポィンディング検出スイッチ9、及びビデオ録画スイッチ10が接続され、同様にして、制御ユニット14に、プロジェクタ11、パーソナルコンピュータ21、CCDカメラ15、透過型スクリーン13、及び外部とのインタフェース動作を行なう外部インタフェース22が接続され、さらに、CCDカメラ15にパーソナルコンピュータ21が接続され、パーソナルコンピュータ21にはプロジェクタ11が接続されている。
なお、図4は本実施の形態において、筐体2内に原稿読取動作時に照明光を放射する照明18が設けられた場合の構成を示すものである。
【0024】
(表示・書込動作)
本実施の形態の表示・書込動作を、図6及び図7を参照して説明する。
図6は本実施の形態の表示・書込動作時における表示面の表示画像を示す動作説明図、図7は本実施の形態の撮影動作を示すタイムチャートである。
【0025】
本実施の形態においては、パーソナルコンピュータ21の映像作成操作によって表示映像信号が作成され、或いは、ビデオ端末からの供給映像信号に対応して、パーソナルコンピュータ21により表示映像信号が作成され、作成された表示映像信号に対応する映像が、光学的特性が散乱状態に選択設定された透過型スクリーン13を介して、表示・書込パネルDにおいて表示され、また、利用者によつて、表示・書込パネルDの書込面1に記入情報の書込が行なわれる。
【0026】
図6は本実施の形態の表示・書込動作時における表示面の表示画像を示す動作説明図、図7は本実施の形態の撮影動作を示すタイムチャートである。
この表示・書込動作時には、電源スイッチ6が投入されると、制御ユニット14の指令によって、透過型スクリーン13の光学的特性が散乱状態に選択設定され、モータ16は停止状態に設定され、図2(a)、図5(a)に示すように、遮光板17によりプロジェクタ11の投影口11aは塞がれず、プロジェクタ11は投影可能状態に設定される。
この状態で、パーソナルコンピュータ21の映像作成操作によって表示映像信号が作成され、或いは、ビデオ端末からの供給映像信号に対応して、パーソナルコンピュータ21により表示映像信号が作成され、制御ユニット14の制御によって、パーソナルコンピュータ21で作成された表示映像信号が、プロジェクタ11に供給される。
そして、制御ユニット14の指令によつて、プロジェクタ11から表示映像信号に対応する情報映像が、反射ミラー12を介して、透過型スクリーン13の背面に投影され、光学的特性が散乱状態に設定されている透過型スクリーン13に、情報映像が表示形成され、透過型スクリーン13の前面側に位置する利用者は、透明な書込面1を介して、図6(a)に示すように、表示映像25を観察することが可能になる。
【0027】
利用者が、書込面1を通して情報映像25を観察した結果、得られる意見感想や気付いた訂正個所などがあれば、利用者はマーカや指などの書込媒体によって、書込面1に図6(b)に示すような記入情報26a〜26dを記入する。この利用者の記入によって、書込面1には記入情報26a〜26dに対応するインク物質などの表示媒体がそれぞれ付着形成され、書込面1に記入情報26a〜26dが読取り自在に表示される。
【0028】
このようにして、表示・書込パネルDに情報映像25と、該情報映像25を読取り検討した利用者によって書込まれる記入情報26a〜26dとが、同時に表示されて表示映像25に対する検討議論の履歴データが形成される。
この表示・書込パネルDに書込まれた記入情報26a〜26dを、撮影利用しようとする場合には、利用者により読取スイッチ7が投入されると、制御ユニット14の指令によつて発せられる図7(a)に示す遮光板の開閉信号F1によつて、モータ16が回転駆動され、遮光板17が、図2(b)、図5(b)に示すように、プロジェクタ11の投影口11aを遮蔽する位置まで回動して、プロジェクタ11の投影動作は停止状態になる。
このために、表示・書込パネルDには、図6(c)に示すように、書込面1に書込まれた記入情報26a〜26dのみが表示され、この状態で、制御ユニット14から図7(b)に示すように発せられるCCDカメラの撮影信号F2で作動するCCDカメラ15によって、反射ミラー12を介して、表示・書込パネルDの記入情報26a〜26dが撮影され、読み取られ、保存される。
【0029】
このようにして、CCDカメラ15により撮影された撮影データは、制御ユニット14の制御によって、外部インタフェース22を介して、プリンタに転送されてプリントアウトされ、或いは、制御ユニット14の制御により作動するパーソナルコンピュータ21によって、表示・書込パネルDの透過型スクリーン13に表示される情報映像25と合成されてプリントアウトまたは保存される。
また、本実施の形態がテレビ会議システムに適用される場合には、CCDカメラ15により撮影され保存された書込面1への記入情報26a〜26dのデータ、或いは、記入情報26a〜26dのデータと表示・書込パネルDに表示される情報映像25のデータとの合成映像データは、制御ユニット14の指令によって、外部インタフェース22を介して、遠隔地の相手端末に伝送されて相手端末の表示・書込パネルに表示される。
【0030】
(情報資料読取動作)
本実施の形態の情報資料読取動作を、図8及び図9を参照して説明する。
図8は本実施の形態の原稿読取り動作を示す説明図、図9は本実施の形態の他の撮影動作を示すタイムチャートである。
【0031】
この動作は、関連情報資料をその場で読取る動作であり、原稿などの関連情報資料の読取りに際しては、利用者によりコピースイッチ8が投入されると、制御ユニット14の指令によって、表示・書込パネルDに、図8(a)に示すように、原稿を対接配置すべき原稿位置指定画像32が表示され、利用者が、読取を希望する原稿31を原稿位置指定画像32に対接配置することにより、原稿の正確な読取りが行なわれる。
この場合、利用者が再度コピースイッチ8を投入すると、制御ユニット14の指令によつて、図9(a)に示す遮光板の開閉信号F1が発せられてモータ16が回動し、遮光板17が、プロジェクタ11の投影口11aを遮蔽する位置まで回動して、プロジェクタ11の投影動作は停止状態になり、同時に制御ユニット14の指令によって、発せられる図9(b)に示すスクリーンの透明設定信号F3によって、透過型スクリーン13の光学的特性が透明状態となる。
そして、制御ユニット14から発せられる図9(d)に示すCCDカメラの撮影信号F2により作動するCCDカメラ15によつて、透過型スクリーン13の背面から原稿31が撮影され、撮影されたデータは、制御ユニット14の制御によって、外部インタフェース22を介して、プリンタに転送されてプリントアウトされ或いは参考資料として保存される。
【0032】
本実施の形態では、CCDカメラ15には、撮影方向を変化させるパンチルト機構とズームレンズが具備されていて、制御ユニット14によって、パン動作、チルト動作、ズーミング動作が制御され、原稿位置指定画像32領域が、拡大されて高解像度の撮影が行なわれる。
また、透過型スクリーン13を透明状態にする場合に、原稿位置指定画像32とその周辺領域のみを透明状態にすることにより、内部が透けて見苦しい不要な映像が表示されたり、内部照明光が外部に漏れて利用者が眩しさを感ずることが防止できる。
この場合、図4に示すように、筐体2内に照明18を取り付けた構成にして、図9(c)に示す照明信号F4によって、照明18を点灯することにより、プロジェクタ11からの漏光などによる低照明を改善して、より高品質の原稿31の読取り撮影を行なうことができる。照明18の点灯のタイミングは、図9(c)に示す場合に限らず、例えば、透明スクリーン13の散乱状態から透明状態への変化に対応して、照明18をOFFからONに変化させてもよい。
【0033】
また、本実施の形態がテレビ会議システムに適用される場合には、撮影された原稿31の撮影データは、制御ユニット14の指令によって、外部インタフェース22を介して、遠隔地の相手端末に伝送されて相手端末の表示・書込パネルに表示される。
【0034】
(ポインティング検出動作)
本実施の形態のポインティング検出動作を、図10及び図11を参照して説明する。
図10は本実施の形態の所定間隔での撮影動作を示すタイムチャート、図11は本実施の形態のポインティング位置検出動作の説明図である。
【0035】
このポインティング検出動作は、利用者が表示・書込パネルDの書込面1の所定位置を指や指示バーでポインティングすることにより、指定されるポインティング位置データを制御ユニット14やパーソナルコンピュータ21に転送するために、利用者のポインティング位置を検出する動作である。
このポインティング検出動作に際しては、利用者がポインティング検出スイッチ9を投入すると、図10に示すように、情報映像の表示動作中に、所定時間間隔でプロジェクタ11を遮光板17で遮光することにより作成される情報映像の非表示期間において、透過型13の背面をCCDカメラ15によって撮影し、得られる連続撮影画像から、ポインティング位置が検出される。この場合、遮光によりプロジェクタ11に非投影期間を設定するので、電源遮断による場合の再投影までの立ち上がり所要時間を省いて、次回の投影は高速度で行なわれる。
【0036】
この場合、図11(b)に示すように利用者がポインティング動作を行なって、ポインティング像33が形成されたフレームと、このフレームに対して時間が一つ前の同図(a)に示すフレームとの差分を取ることにより、同図(a)では何も形成されていない領域37に、同図(b)ではポインティング像33が検出され、ポインティング位置の検出が行なわれる。ポインティング位置の検出の終了時には、利用者によって再度ポインティング検出スイッチ9が投入される。
【0037】
そして、検出されたポインティング位置データは、制御ユニット14或いはパーソナルコンピュータ21に転送されて保存され、本実施の形態がテレビ会議システムに適用される場合には、検出されたポインティング位置データは、制御ユニット14の指令によって、外部インタフェース22を介して、遠隔地の相手端末に伝送されて相手端末の表示・書込パネルに表示される。
【0038】
(被写体撮影動作)
本実施の形態の被写体撮影動作を図12を参照して説明する。
図12は本実施の形態の被写体の撮影動作を示すタイムチャートである。
【0039】
本実施の形態がテレビ会議システムに適用される場合には、利用者や参加者の動画像を撮影する被写体同時撮影動作が必要となり、この動作に際して、利用者によって録画スイッチ10が投入されると、制御ユニット14の指令によって、図12に示すように、所定時間間隔ごとに、同図(a)に示す遮光板の開閉信号F1によって、プロジェクタ11の投影動作が停止され、この遮光期間において、制御ユニット14の指令によって、同図(b)に示す透過型スクリーンの透明設定信号F3が発せられ、透過型スクリーン13の光学的特性が所定時間間隔ごとに透明状態となる。
そして、制御ユニット14から発せられる同図(c)に示すCCDカメラの撮影信号F2によつて、透過型スクリーン13の透明状態時に、格別の違和感なしに、透過型スクリーン13の背面側から、表示・書込パネルDの前面側に位置する利用者と参加者との動画像の撮影が行なわれる。
【0040】
このようにして得られた利用者と参加者の動画像の撮影データは、制御ユニット14の指令によつて、表示・書込パネルDに表示される情報映像25及び記入情報と共に、外部インタフェース22を介して、遠隔地の相手端末に伝送されて相手端末の表示・書込パネルに表示される。
【0041】
このように、第1の実施の形態によると、制御ユニット14によって、散乱状態と透過状態とに、光学特性が選択設定される透過型スクリーン13の表面に、透明な書込面1が配設されて表示・書込パネルDが形成され、パーソナルコンピュータ21によって作成される情報映像信号に基づいて、プロジェクタ11から情報映像が、反射ミラー12を介して、散乱状態の透過型スクリーン13の背面に投影されて、表示・書込パネルDに情報映像が表示され、利用者によって書込面1に記録媒体によって書込情報が書込表示され、簡単な構成で表示書込動作を容易に実行することが可能になる。また、透過型スクリーン13を散乱状態に設定し、プロジェクタ11の投影を停止させた状態で、CCDカメラ15による透過型スクリーン13の背面からの撮影により、書込情報を簡単に選択取得できると共に、利用者によるポインティング位置の高精度の検出が可能になる。さらに、透過型スクリーン13を透明状態に設定した表示・書込パネルDの書込面1に原稿を対接させて、CCDカメラ15による撮影を行なうことにより、原稿のコピーを簡単迅速に行なうことが可能になる。
【0042】
そして、透過型スクリーン13の透明状態と散乱状態を所定の時間間隔で繰り返し、透明状態でプロジェクタ11の投影を停止して、CCDカメラ15によって、表示・書込パネルDの前面側の利用者と参加者の動画像を撮影し、散乱状態でプロジェクタ11による投影を行い、CCDカメラ15によって、書込情報を撮影することにより、テレビ会議システムに適用される場合に、遠隔地の相手端末に伝送されて相手端末の表示・書込パネルに表示されるテレビ会議映像データを取得することが可能になる。
【0043】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態を、図13を参照して説明する。
図13は本発明の第2の実施の形態の内部構成を示す断面説明図である。
【0044】
本実施の形態では、すでに図2を参照して説明した第1の実施の形態に対して、図13に示すように、筐体2の背面に開閉扉34が取り付けられ、筐体2の底面上にカメラ設置台19が配設され、CCDカメラ15は外部から、解放された開閉扉34を通して筐体2内に導入配置され、カメラ設置台19上に調整機構により位置決め設置され固定されるように構成されている。
本実施の形態のその他の部分の構成は、すでに図2を参照して説明した第1の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
【0045】
本実施の形態では、目的に応じた性能のCCDカメラ15が選択され、選択されたCCDカメラ15が、解放された開閉扉34を通して筐体2内に導入配置され、カメラ設置台19上に調整機構により位置決め設置され固定されて、各種の動作が実行されるが、その他の動作はすでに説明した第1の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
【0046】
本実施の形態によると、すでに説明した第1の実施の形態で得られる効果に加えて、CCDカメラ15を外部から筐体2内に導入する方式なので、目的に応じた性能のCCDカメラ15の選択が可能で、必要に応じてCCDカメラ15のコストを削減して、目的に応じた撮影解像度での撮影が可能になり、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議を実行することが可能になる。
【0047】
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態を、図14を参照して説明する。
図14は本発明の第3の実施の形態の内部構成を示す断面説明図である。
【0048】
本実施の形態では、すでに図2を参照して説明した第1の実施の形態に対して、図14に示すように、筐体2の前面に開閉扉35が取り付けられ、筐体2の底面上にプロジェクタ設置台20が配設され、プロジェクタ11は外部から、解放された開閉扉35を通じて筐体2内に導入配置され、プロジェクタ設置台20上に調整機構により位置決め設置され固定されるように構成されている。
本実施の形態のその他の部分の構成は、すでに図2を参照して説明した第1の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
【0049】
本実施の形態では、目的に応じた性能のプロジェクタ11が選択され、選択されたプロジェクタ11が、解放された開閉扉35を通して筐体2内に導入配置され、プロジェクタ設置台20上に調整機構により位置決め設置され固定されて、各種の動作が実行されるが、その他の動作はすでに説明した第1の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
【0050】
本実施の形態によると、すでに説明した第1の実施の形態で得られる効果に加えて、プロジェクタ11を外部から筐体2内に導入する方式なので、目的に応じた性能のプロジェクタ11の選択が可能で、必要に応じてプロジェクタ11のコストを削減して、目的に応じた性能の情報映像の投影が可能になり、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議を実行することが可能になる。
【0051】
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態を、図15を参照して説明する。
図14は本発明の第4の実施の形態の内部構成を示す断面説明図である。
【0052】
本実施の形態では、すでに図2を参照して説明した第1の実施の形態に対して、図15に示すように、書込面1を除去して透明型スクリーン13の表面に、書込媒体による書込を可能にし、書込や消去時に撓み易い透過型スクリーン13の背面に、撓みを防止する透明な補強板36が対接配置されている。
本実施の形態のその他の部分の構成は、すでに説明した第1の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
【0053】
本実施の形態では、利用者は透過型スクリーン13の表面に、記録媒体により直接記入情報の書込が行なわれる。
本実施の形態のその他の動作は、すでに説明した第1の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
【0054】
本実施の形態によると、すでに説明した第1の実施の形態で得られる効果に加えて、透過型スクリーン13の背面に補強板36が対接配置されているので、透過型スクリーン13の表面への記入情報の書込時に、透過型スクリーンが撓むことがなく、記入情報の書込を高精度で行なうことが可能になる。
【0055】
なお、以上の各実施の形態においては、制御ユニットで全体の動作の制御をする場合について説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、パーソナルコンピュータによって、全体の動作の制御を行なわせることも可能である。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、透過型スクリーンの光学的特性が、散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定されるので、透過型スクリーンを散乱状態に選択設定し、投影手段によって情報映像を透過型スクリーンの背面に投影表示させ、利用者が、表示される情報映像に基づき、透過型スクリーンの表面に近接配設された書込面に対して、書込媒体によって記入情報を書込み、また消去することにより、簡単に情報映像に対して記入情報を書込み追加することが可能になり、撮影手段によって、透過型スクリーンの背面から撮影を行なうことにより、情報映像と記入情報の撮影データを簡単に取得することが可能で、情報映像と記入情報からなる検討履歴情報を保管し、或いは、テレビ会議の参考画像データとして、遠隔地の相手端末へ適確に且つ容易に伝送することが可能になる。また、遮光制御手段によって投影手段の投影光の遮光で情報映像の投影が停止されるので、透過型スクリーンが高透明度に設定され、且つ投影手段の次回の投影動作が迅速に行なわれる。
【0057】
また、透過型スクリーンをほぼ透明状態に選択設定し、書込面の前面側に配置される原稿などの被写物を、撮影手段によって、透過型スクリーンの背面から撮影することにより、迅速簡単に被写物のコピーが作成され、或いは、利用者による書込面のポインティング位置が検出され、作成したコピーデータや検出したポインティング位置データを保管し、或いはテレビ会議の参考画像データとして、遠隔地の相手端末へ適確に且つ容易に伝送することが可能になる。
【0058】
さらに、透過型スクリーンを透明状態と散乱状態とに所定の時間間隔で交互に選択し、透明状態では投影手段の情報映像の投影を停止して、透過型スクリーンの背面側から、撮影手段によって、書込面の前面側の利用者や参加者を被写体として撮影を行い、散乱状態では、投影手段によって情報映像を透過型スクリーンの背面に投影し、透過型スクリーンの背面側から、撮影手段によって、情報映像と記入情報とを撮影することにより、情報映像、記入情報及び被写体の動画像を含むテレビ会議画像データを取得し、得られたテレビ会議画像データを保管し、或いは遠隔地の相手へ適確に且つ容易に伝送することが可能になる。さらに、情報映像を投影若しくは書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、表示媒体、及び透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを具備しており、制御手段によって、第1のモードでは、透過型スクリーンは全面散乱状態に設定され、第2のモードでは、透過型スクリーンの少なくとも一部がほぼ透明状態に設定され、第3のモードでは、透過型スクリーンに対して、全面散乱状態と少なくとも一部の透明状態とが、所定の間隔で切り換え設定されるので、上記の作用が、制御手段の制御によって自動的に円滑に行なわれる。
【0059】
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明で得られる効果に加えて、透過型スクリーンの背面から撮影を行なう撮影手段は、外部から導入されるようになっており、導入された撮影手段が設置固定される撮影手段設置固定手段が設けられているので、目的に応じた性能の撮影手段の選択が可能になり、必要に応じて撮影手段のコストを削減して、目的に応じた撮影解像度での撮影を行なうことが可能で、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議を実行することが可能になる。
【0060】
請求項3記載の発明によると、請求項1記載の発明で得られる効果に加えて、透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段は、外部から導入されるようになっており、導入された投影手段が設置固定される投影手段設置固定手段が設けられているので、目的に応じた性能の投影手段の選択が可能になり、必要に応じて投影手段のコストを削減して、目的に応じた投影精度での投影を行なうことが可能で、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議を実行することが可能になる。
【0061】
請求項4記載の発明によると、請求項1記載の発明で得られる効果に加えて、透過型スクリーンの背面から撮影を行なう撮影手段と透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段とは、外部から導入されるようになっており、導入された透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段が、設置固定される投影手段設置固定手段と、導入された透過型スクリーンの背面から撮影する撮影手段が、設置固定される撮影手段設置固定手段とが設けられているので、目的に応じた性能の投影手段と撮影手段との選択が可能になり、必要に応じて投影手段と撮影手段とのコストを削減して、目的に応じた投影精度での投影と、目的に応じた撮影解像度での撮影とを行なうことが可能になり、テレビ会議システムに適用される場合にも、システムのコストを低減して、適確にテレビ会議を実行することが可能になる。
【0063】
請求項記載の発明によると、請求項1〜の何れか1項記載の発明で得られる効果に加えて、撮影手段によって撮影を行う場合には、遮光制御手段によって投影手段の投影光の遮光で情報映像の投影が停止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示す斜視説明図である。
【図2】同実施の形態の内部構成を示す断面説明図である。
【図3】同実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図4】内部照明を備えた同実施の形態の変形構成例を示す断面説明図である。
【図5】同実施の形態に使用される遮光板の構成を示す説明図である。
【図6】同実施の形態の表示・書込動作時における表示面の表示画像を示す動作説明図である。
【図7】同実施の形態の撮影動作を示すタイムチャートである。
【図8】同実施の形態の原稿読取り動作を示す説明図である。
【図9】同実施の形態の他の撮影動作を示すタイムチャートである。
【図10】同実施の形態の所定間隔での撮影動作を示すタイムチャートである。
【図11】同実施の形態のポインティング位置検出動作の説明図である。
【図12】同実施の形態の被写体の撮影動作を示すタイムチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態の内部構成を示す断面説明図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態の内部構成を示す断面説明図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態の内部構成を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 書込面
11 プロジェクタ
13 透過型スクリーン
14 制御ユニット
15 CCDカメラ
17 遮光板
21 パーソナルコンピュータ

Claims (5)

  1. 光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、該透過型スクリーンの背面に情報映像を投影する投影手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設され、書込媒体による情報の書込と書込まれた情報の消去とが行なわれる書込面と、前記透過型スクリーンの背面から撮影を行なう撮影手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、
    情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置。
  2. 光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、該透過型スクリーンの背面に情報映像を投影する投影手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設され、書込媒体による情報の書込と書込の消去とが行なわれる書込面と、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面から撮影を行なう撮影手段が、設置固定される撮影手段設置固定手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、
    情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置。
  3. 光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段が、設置固定される投影手段設置固定手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設され、書込媒体による情報の書込と書込の消去とが行なわれる書込面と、前記透過型スクリーンの背面から撮影する撮影手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、
    情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置。
  4. 光学的特性が散乱状態とほぼ透明状態との二状態に電気的に選択設定される透過型スクリーンと、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面へ情報映像を投影する投影手段が、設置固定される投影手段設置固定手段と、前記透過型スクリーンの表面に近接配設定され、書込媒体による情報の書込と書込の消去とが行なわれる書込面と、外部から導入され、前記透過型スクリーンの背面から撮影する撮影手段が、設置固定される撮影手段設置固定手段と、前記投影手段の投影光の遮光を行なう遮光制御手段を有する書込み可能な表示装置であって、
    情報映像を投影若しくは前記書込面に書込みにより形成される表示媒体を撮影する第1のモード、前記透過型スクリーンの表面側に配設される被写情報体を撮影する第2のモード、情報映像を投影若しくは前記表示媒体を撮影、及び前記透過型スクリーンの表面側の被写体の動画像を撮影する第3のモードの内の少なくとも二つのモードを備え、前記第1のモードでは、前記透過型スクリーンを全面散乱状態に設定し、前記第2のモードでは、前記透過型スクリーンの少なくとも一部をほぼ透明状態に設定し、前記第3のモードでは、前記透過型スクリーンに対して、前記全面散乱状態と前記少なくとも一部の透明状態とを、所定の間隔で切り換え設定する制御手段を、さらに有することを特徴とする書込み可能な表示装置。
  5. 請求項1〜の何れか1項に記載の書込み可能な表示装置において、前記撮影手段によって撮影を行う場合に、前記遮光制御手段により前記投影手段の投影光の遮光を行うことを特徴とする書込み可能な表示装置。
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