JP4529176B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、特に波長の異なる光源を用いて異なる光情報記録媒体に対して適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録/再生を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(以下、BDという)では、DVD(NA0.6、光源波長650nm、記憶容量4、7GB)と同じ大きさである直径12cmの光ディスクに対して、1面あたり20〜30GBの情報の記録が可能であり、又、NA0.65、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVD(以下、HDという)では、直径12cmの光ディスクに対して、1面あたり15〜20GBの情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
ところで、このような高密度光ディスクの一方のみに対して適切に情報を記録/再生できるというだけでは、光ピックアップ装置の製品としての価値は十分なものとはいえない。近い将来、大量のBD、HDが混在して販売されることが予測され、これをふまえると、一方の高密度光ディスクに対して適切に情報を記録/再生できるだけでは足らず、例えばユーザーが既に所有している他方の高密度光ディスクに対しても同様に適切に情報を記録/再生できるようにすることが、互換タイプの光ピックアップ装置として製品の価値を高めることに通じるのである。ここで、BDの保護基板厚t1は0.1mm、開口数は0.85であり、HDの保護基板厚t2は0.6mm、開口数は0.65であるから、同一の集光光学系を用いて、それぞれの高密度光ディスクに適切な集光スポットを形成することは困難であるといえる。しかしながら、BDとHDとに仕様を合わせた集光光学系を別個に設けると、コスト増を招くという問題がある。
これに対し、特許文献1には、偏光方向に対して異なる次数の回折光を発生させる回折格子と、偏光手段とを用いることにより、1つの波長を用いて、開口数の異なるDVDとDVRに対して情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置が開示されている。
特開2004−516594号公報
しかるに、特許文献1の光ピックアップ装置においては、回折格子を、収束光が通過する対物レンズの光学面に取り付けている。回折格子は、階段型もしくはブレーズ型の輪帯構造を有するが、収束光を通過させると、輪帯構造の側面で光線を遮るケラレなどが生じ、スポット光の光量低下を招くという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、同一波長の光束を用いて異なる光情報記録媒体に対して、適切に情報の記録及び/又は再生が可能である光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光ピックアップ装置は、波長λ1の光束を出射する光源と、対物光学素子を含む集光光学系と、光検出器とを有し、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、又、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt2(≠t1)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAは、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAより大きく、
前記集光光学系は、透過光の偏光方向を切り替える切り替え手段を、前記光源と前記対物光学素子との間に有しており、
前記対物光学素子が、平行光束が入射する第1対物光学素子と、前記第1対物光学素子よりも光情報記録媒体側に配置された正の屈折力を有する第2対物光学素子とを有し、
前記第1対物光学素子は、常光屈折率noおよび異常光屈折率ne(no≠ne)で屈折率楕円体の光軸が1方向に揃った複屈折媒質からなり、常光偏光もしくは異常光偏光の入射光の透過波面は変化させず、異常光偏光もしくは常光偏光の入射光の透過波面は変化させる機能を有する位相構造を、前記第2光情報記録媒体使用時における前記対物光学素子のNA内の領域のみに形成し、且つ前記NAの外側の領域に位相構造を形成していないことを特徴とする。
例えば、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、前記切り替え手段を用いて透過光の偏光方向を切り替えることで、前記常光偏光(又は異常光偏光)を前記対物光学素子に入射させる。このとき、前記位相構造を通過した常光偏光(又は異常光偏光)において、透過波面が変化しないため収束角(或いは発散角)が変化せず、前記対物光学素子を通過した光束は、保護基板厚t1の前記第1光情報記録媒体の情報記録面に適切なスポット光を集光させることができる。一方、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、前記切り替え手段を用いて透過光の偏光方向を切り替えることで、前記異常光偏光(又は常光偏光)を前記対物光学素子に入射させる。このとき、前記位相構造を通過した異常光偏光(又は常光偏光)において、透過波面が変化するため収束角(或いは発散角)が変化し、前記対物光学素子を通過した光束は、保護基板厚t2(≠t1)の前記第2光情報記録媒体の情報記録面に適切なスポット光を集光させることができる。
尚、前記第1光情報記録媒体の開口数NA1が、前記第2光情報記録媒体の開口数NA2より大きい場合、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際に、前記切り替え手段を用いて透過光の偏光方向を切り替えることで、前記異常光偏光(又は常光偏光)を前記位相構造を通過させれば、開口数NA2に相当する光軸からの高さより半径方向外方を通過する光束については、スポットに寄与しないフレア光とすることができ、それにより開口絞りの効果を持たせることもできる。
尚、位相構造とは、回折構造又は位相差付与構造を含み、回折構造とは、透過する光束に応じて所定次数の回折光を発生させる構造をいい、位相差付与構造とは、透過する光束に応じて所定の位相差を発生させる構造をいう。本明細書中で、「平行光束」というときは、マージナル光線(最外光線)と光軸とのなす角度が±10度の範囲の発散光束もしくは収束光束も含むものとする。
請求項2に記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の発明において、前記切り替え手段は、液晶により透過光の偏光方向を90±5度切り替えることを特徴とする。このような切り替え手段は、例えば特開平10−268249号公報に開示されている。
請求項3に記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の発明において、前記切り替え手段は、λ/2波長板と、前記λ/2波長板を光軸周りに45±5度回転させる機構とを有することを特徴とする。
請求項4に記載の光ピックアップ装置は、波長λ1の光束を出射する光源と、対物光学素子を含む集光光学系と、光検出器とを有し、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、又、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt2(≠t1)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAは、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAより大きく、
前記対物光学素子が、平行光束が入射する第1対物光学素子と、前記第1対物光学素子よりも光情報記録媒体側に配置された正の屈折力を有する第2対物光学素子とを有し、
前記第1対物光学素子は、常光屈折率noおよび異常光屈折率ne(no≠ne)で屈折率楕円体の光軸が1方向に揃った複屈折媒質からなり、常光偏光もしくは異常光偏光の入射光の透過波面は変化させず、異常光偏光もしくは常光偏光の入射光の透過波面は変化させる機能を有する位相構造を、前記第2光情報記録媒体使用時における前記対物光学素子のNA内の領域のみに形成し、且つ前記NAの外側の領域に位相構造を形成しておらず、
前記光源は、前記位相構造に対して前記波長λ1の常光偏光を出射できる第1光源と、前記位相構造に対して前記波長λ1の異常光偏光を出射できる第2光源とを有していることを特徴とする。
例えば、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、前記第1光源から前記波長λ1の常光偏光(又は異常光偏光)を出射させ、前記対物光学素子に入射させる。このとき、前記位相構造を通過した常光偏光(又は異常光偏光)において、透過波面が変化しないため収束角(或いは発散角)が変化せず、前記対物光学素子を通過した光束は、保護基板厚t1の前記第1光情報記録媒体の情報記録面に適切なスポット光を集光させることができる。一方、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、前記第2光源から前記波長λ1の異常光偏光(又は常光偏光)を出射させ、前記対物光学素子に入射させる。このとき、前記位相構造を通過した異常光偏光(又は常光偏光)において、透過波面が変化するため収束角(或いは発散角)が変化し、前記対物光学素子を通過した光束は、保護基板厚t2(≠t1)の前記第2光情報記録媒体の情報記録面に適切なスポット光を集光させることができる。
請求項5に記載の光ピックアップ装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記位相構造は、断面が鋸歯状の凹凸部からなり、前記凹凸部が前記屈折率noもしくはneとほぼ等しい屈折率nsの屈折率の媒質で充填されていることを特徴とする。
図1、2は、位相構造を備えた対物光学素子OBJ1の断面図であるが、段差は誇張して描いている。別の正レンズと組み合わせて対物光学素子としての機能を発揮する対物光学素子OBJ1は、常光屈折率noおよび異常光屈折率ne(no≠ne)の複屈折媒質層LY1を備え、複屈折媒質層LY1が光学結晶のときは主光学軸が、高分子材料のときは分子配向軸が、一方向に揃っており、複屈折媒質層LY1には断面形状が鋸歯状であり、かつ入射光の光軸に関して回転対称性を有する鋸歯状の凹凸部からなる位相構造PSが形成され、その凹凸部の少なくとも凹部に常光屈折率noもしくはneとほぼ等しい屈折率nsの均質屈折率透明材料LY2が充填されており、全体として平行平板となっている。
ここで、第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、後述する切り替え手段を用いて、前記光源からの波長λ1の光束を常光偏光とする。対物光学素子OBJ1に波長λ1の常光偏光が入射した場合には、複屈折媒質層LY1と均質屈折率透明材料LY2の屈折率がほぼ同じになるので、図2(b)に示すように対物光学素子OBJ1の透過波面は変化することなく、対物光学素子本来の光学特性を維持する。
一方、第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、切り替え手段を用いて、前記光源からの波長λ1の光束を異常光偏光とする。対物光学素子OBJ1に波長λ1の異常光偏光が入射した場合、複屈折媒質層LY1と均質屈折率透明材料LY2の屈折率が異なるので、波長λ1の異常光偏光は鋸歯状の凹凸部で回折され、それに応じて透過波面が変化し(図2(a)参照)、発散角もしくは収束角が変化することとなる。即ち、前記第1光情報記録媒体の保護基板厚t1と、前記第2光情報記録媒体の保護基板厚t2とが異なっており、前記対物光学素子が、本来的に前記第1光情報記録媒体の保護基板厚t1に対して球面収差を抑えた設計である場合でも、波長λ1の異常光偏光が対物光学素子OBJ1に入射したときに透過波面が異なることを利用して、前記第2光情報記録媒体の保護基板厚t2に対しても球面収差を抑えることができるのである。
請求項6に記載の光ピックアップ装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記位相構造は、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された構造であり、前記パターンが前記屈折率noもしくはneとほぼ等しい屈折率nsの屈折率の媒質で充填されていることを特徴とする。
図3は、位相構造を備えた対物光学素子OBJ1の別例の断面図であるが、段差は誇張して描いている。別の正レンズと組み合わせて対物光学素子としての機能を発揮する対物光学素子OBJ1は、常光屈折率noおよび異常光屈折率ne(no≠ne)の複屈折媒質層LY1を備え、複屈折媒質層LY1が光学結晶のときは主光学軸が、高分子材料のときは分子配向軸が、一方向に揃っており、複屈折媒質層LY1には、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された位相構造PSが形成され、その階段状のパターンに常光屈折率noもしくはneとほぼ等しい屈折率nsの均質屈折率透明材料LY2が充填されており、全体として平行平板となっている。
ここで、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、前記切り替え手段を用いて、前記光源からの波長λ1の光束を常光偏光とする。対物光学素子OBJ1に波長λ1の常光偏光が入射した場合には、複屈折媒質層LY1と均質屈折率透明材料LY2の屈折率がほぼ同じになるので、図2(b)に示すように対物光学素子OBJ1の透過波面は変化することなく、対物光学素子本来の光学特性を維持する。
一方、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合には、前記切り替え手段を用いて、前記光源からの波長λ1の光束を異常光偏光とする。対物光学素子OBJ1に波長λ1の異常光偏光が入射した場合、複屈折媒質層LY1と均質屈折率透明材料LY2の屈折率が異なるので、波長λ1の異常光偏光は、それに応じて透過波面が変化し、発散角もしくは収束角が変化することとなる。即ち、前記第1光情報記録媒体の保護基板厚t1と、前記第2光情報記録媒体の保護基板厚t2とが異なっており、前記対物光学素子が、本来的に前記第1光情報記録媒体の保護基板厚t1に対して球面収差を抑えた設計である場合でも、波長λ1の異常光偏光が対物光学素子OBJ1に入射したときに透過波面が異なることを利用して、前記第2光情報記録媒体の保護基板厚t2に対しても球面収差を抑えることができるのである。
請求項7に記載の光ピックアップ装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記位相構造は、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された構造であり、階段形状の各段の凹部と凸部による波長λ1の常光偏光もしくは異常光偏光の透過光の位相差が2πの整数倍であることを特徴とする。
図4は、位相構造を備えた対物光学素子OBJ1の別例の断面図であるが、段差は誇張して描いている。別の正レンズと組み合わせて対物光学素子としての機能を発揮する対物光学素子OBJ1は、常光屈折率noおよび異常光屈折率ne(no≠ne)の複屈折媒質層LY1を備え、複屈折媒質層LY1が光学結晶のときは主光学軸が、高分子材料のときは分子配向軸が、一方向に揃っており、複屈折媒質層LY1には、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された位相構造PSが形成されているが、均質屈折率透明材料は充填されていない。
請求項8に記載の光ピックアップ装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記位相構造は、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された構造であり、前記パターンが屈折率ns(ns≠no,ns≠ne)の媒質で充填されており、階段形状の各段の凹部と凸部による波長λ1の常光偏光もしくは異常光偏光の透過光の位相差が2πの整数倍であることを特徴とする。
請求項9に記載の光ピックアップ装置は、請求項1乃至8のいずれかの発明において、λ1=380〜450nmであることを特徴とするので、第1光情報記録媒体と第2光情報記録媒体として、BDやHDを用いることができる。
請求項10に記載の光ピックアップ装置は、請求項1乃至9のいずれかの発明において、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際に前記第1対物光学素子から0次回折光が発生し、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際に前記第1対物光学素子から1次回折光が発生することを特徴とする。
本明細書中において、対物光学素子とは、光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと対向すべく配置される集光作用を有する光学素子を指すものとする。
本発明によれば、同一波長の光束を用いて異なる光情報記録媒体に対して、適切に情報の記録及び/又は再生が可能である光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図5は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBD又はHDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。
本実施の形態においては、集光光学系として、図1〜3に示すごとき位相構造を形成した第1対物光学素子OBJ1及び正の屈折力を有する第2対物光学素子OBJ2とからなる対物光学素子(対物レンズともいう)OBJと、切り替え手段である液晶素子LQと、コリメータCOLとを含む。光ピックアップ装置PU1は、光源として波長λ1=380〜450nmの光束を出射する半導体レーザLDと、光検出器PDと、対物光学素子OBJと、対物光学素子OBJ駆動用のアクチュエータACTと、液晶素子LQと、コリメータCOLと、ハーフミラーHMを有している。
第1光情報記録媒体であるBDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、波長λ1の光束が液晶素子LQを通過することにより、常光偏光が出射されるようにする。図5の光ピックアップ装置PU1において、半導体レーザLDから出射された光束は、ハーフミラーHMを通過し、コリメートレンズCOLで平行光束とされ、液晶素子LQで常光偏光とされた後、対物光学素子OBJの第1対物光学素子OBJ1に入射する。しかるに、常光偏光は第1対物光学素子OBJ1を通過しても透過波面が変化しないので、平行光束のまま第2対物光学素子OBJ2に入射して、ここからBDの情報記録面RL1(保護基板の厚さt1=0.0875mm)に集光される。
情報記録面RL1で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、液晶素子LQ、コリメートレンズCOLを通過し、ハーフミラーHMで反射され、シリンドリカルレンズCY、センサレンズSENを介して、光検出器PDの受光面に集光されるようになっている。光検出器PDの出力信号を用いて、BDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、検出信号に基づいてアクチュエータACTが、対物光学素子OBJを光軸方向及び光軸直交方向に移動させる。
第2光情報記録媒体であるHDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、波長λ1の光束が液晶素子LQを通過することにより、異常光偏光が出射されるようにする。図5の光ピックアップ装置PU1において、半導体レーザLDから出射された光束は、ハーフミラーHMを通過し、コリメートレンズCOLで平行光束とされ、液晶素子LQで異常光偏光とされた後、対物光学素子OBJの第1対物光学素子OBJ1に入射する。しかるに、異常光偏光は第1対物光学素子OBJ1を通過することによって透過波面が変化するので、光軸近傍の光束は1次回折光となるが、開口数0.65に対応する光軸からの高さ位置以上ではフレア光を生じるようになっている。第2対物光学素子OBJ2に入射した1次回折光は、ここからHDの情報記録面RL2(保護基板の厚さt2=0.6mm)に集光されるので、保護基板厚t2がBDの保護基板厚t1と異なっていても、保護基板厚さの差に起因した球面収差は良好に抑制される。
情報記録面RL2で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、液晶素子LQ、コリメートレンズCOLを通過し、ハーフミラーHMで反射され、シリンドリカルレンズCY、センサレンズSENを介して、光検出器PDの受光面に集光されるようになっている。光検出器PDの出力信号を用いて、HDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、検出信号に基づいてアクチュエータACTが、対物光学素子OBJを光軸方向及び光軸直交方向に移動させる。
図6は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBD又はHDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。
本実施の形態においては、集光光学系として、図1〜3に示すごとき位相構造を形成した第1対物光学素子OBJ1及び正の屈折力を有する第2対物光学素子OBJ2とからなる対物光学素子OBJと、切り替え手段である液晶素子LQと、コリメータCOLとを含む。光ピックアップ装置PU2は、光源として波長λ1=380〜450nmの光束を出射する半導体レーザ及び光検出器を一体化したレーザセンサユニットLPDと、対物光学素子OBJと、対物光学素子OBJ駆動用のアクチュエータACTと、液晶素子LQと、コリメータCOLを有している。
第1光情報記録媒体であるBDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、波長λ1の光束が液晶素子LQを通過することにより、常光偏光が出射されるようにする。図6の光ピックアップ装置PU2において、レーザセンサユニットLPDの半導体レーザから出射された光束は、コリメートレンズCOLで平行光束とされ、液晶素子LQで常光偏光とされた後、対物光学素子OBJの第1対物光学素子OBJ1に入射する。しかるに、常光偏光は第1対物光学素子OBJ1を通過しても透過波面が変化しないので、平行光束のまま第2対物光学素子OBJ2に入射して、ここからBDの情報記録面RL1(保護基板の厚さt1=0.0875mm)に集光される。
情報記録面RL1で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、液晶素子LQ、コリメートレンズCOLを通過し、レーザセンサユニットLPDの光検出器の受光面に集光されるようになっている。光検出器の出力信号を用いて、BDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、検出信号に基づいてアクチュエータACTが、対物光学素子OBJを光軸方向及び光軸直交方向に移動させる。
第2光情報記録媒体であるHDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、波長λ1の光束が液晶素子LQを通過することにより、異常光偏光が出射されるようにする。図6の光ピックアップ装置PU2において、半導体レーザLDから出射された光束は、コリメートレンズCOLで平行光束とされ、液晶素子LQで異常光偏光とされた後、対物光学素子OBJの第1対物光学素子OBJ1に入射する。しかるに、異常光偏光は第1対物光学素子OBJ1を通過することによって透過波面が変化するので、光軸近傍の光束は1次回折光となるが、開口数0.65に対応する光軸からの高さ位置以上ではフレア光を生じるようになっている。第2対物光学素子OBJ2に入射した1次回折光は、ここからHDの情報記録面RL2(保護基板の厚さt2=0.6mm)に集光されるので、保護基板厚t2がBDの保護基板厚t1と異なっていても、保護基板厚さの差に起因した球面収差は良好に抑制される。
情報記録面RL2で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、液晶素子LQ、コリメートレンズCOLを通過し、レーザセンサユニットLPDの光検出器の受光面に集光されるようになっている。光検出器の出力信号を用いて、HDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、検出信号に基づいてアクチュエータACTが、対物光学素子OBJを光軸方向及び光軸直交方向に移動させる。
図7は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBD又はHDに対して適切に情報の記録/再生を行える本実施の形態の光ピックアップ装置PU3の構成を概略的に示す図である。
本実施の形態においては、集光光学系として、図1〜3に示すごとき位相構造を形成した第1対物光学素子OBJ1及び正の屈折力を有する第2対物光学素子OBJ2とからなる対物光学素子OBJと、切り替え手段である液晶素子LQと、コリメータCOLとを含む。光ピックアップ装置PU3は、光源として波長λ1=380〜450nmの光束(ただしP偏光)を出射する半導体レーザ(ここでは第1光源)及び光検出器を含む第1レーザセンサユニットLPD1と、光源として波長λ1=380〜450nmの光束(ただしS偏光に直交するP偏光)を出射する半導体レーザ(ここでは第2光源)及び光検出器を含む第2レーザセンサユニットLPD2と、対物光学素子OBJと、対物光学素子OBJ駆動用のアクチュエータACTと、液晶素子LQと、コリメータCOLと、偏光ビームスプリッタDPを有している。
第1光情報記録媒体であるBDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、図7の光ピックアップ装置PU3において、第1レーザセンサユニットLPD1の半導体レーザから出射された光束は、偏光ビームスプリッタDPを通過し、コリメートレンズCOLで平行光束とされ、対物光学素子OBJの第1対物光学素子OBJ1に入射する。しかるに、常光偏光(P偏光)は第1対物光学素子OBJ1を通過しても透過波面が変化しないので、平行光束のまま第2対物光学素子OBJ2に入射して、ここからBDの情報記録面RL1(保護基板の厚さt1=0.0875mm)に集光される。
情報記録面RL1で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、コリメートレンズCOL、偏光ビームスプリッタDPを通過し、第1レーザセンサユニットLPD1の光検出器の受光面に集光されるようになっている。光検出器の出力信号を用いて、BDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、検出信号に基づいてアクチュエータACTが、対物光学素子OBJを光軸方向及び光軸直交方向に移動させる。
第2光情報記録媒体であるHDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、図7の光ピックアップ装置PU3において、第2レーザセンサユニットLPD2の半導体レーザから出射された光束は、偏光ビームスプリッタDPで反射され、コリメートレンズCOLで平行光束とされ、対物光学素子OBJの第1対物光学素子OBJ1に入射する。しかるに、異常光偏光(S偏光)は第1対物光学素子OBJ1を通過することによって透過波面が変化するので、光軸近傍の光束は1次回折光となるが、開口数0.65に対応する光軸からの高さ位置以上ではフレア光を生じるようになっている。第2対物光学素子OBJ2に入射した1次回折光は、ここからBDの情報記録面RL2(保護基板の厚さt2=0.6mm)に集光されるので、保護基板厚t2がBDの保護基板厚t1と異なっていても、保護基板厚さの差に起因した球面収差は抑制される。
情報記録面RL2で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、コリメートレンズCOLを通過し、偏光ビームスプリッタDPで反射され、第2レーザセンサユニットLPD1の光検出器の受光面に集光されるようになっている。光検出器の出力信号を用いて、HDに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、検出信号に基づいてアクチュエータACTが、対物光学素子OBJを光軸方向及び光軸直交方向に移動させる。
図8は、図5,6の実施の形態で液晶素子LQの代わりに用いることができる切り替え手段の例を示す斜視図である。図8において、切欠を有するハウジングHに対して、円盤状のλ/2波長板HWPが回転自在に配置されており、λ/2波長板HWPの外周に固着されたアームAMが、ハウジングHの切欠から半径方向外方に延在している。アームAMの先端には、ドライブシャフトDSが係合しており、ドライブシャフトDSは、アクチュエータACにより軸線方向に移動可能となっている。
アクチュエータACがドライブシャフトDSを引き込んだ状態では、アームAMは図8に示す実線の位置となる。これに対し、アクチュエータACがドライブシャフトDSを伸長した状態では、アームAMは図8に示す点線の位置となり、それによりλ/2波長板HWPは45度回転した位置となる。
本発明の切り替え手段を図6,7の光ピックアップ装置に用いたとき、例えばBDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、アクチュエータACがドライブシャフトDSを引き込むことで、λ/2波長板HWPを所定の角度位置におき、それによりλ/2波長板HWPを通過した光束は常光偏光となる。これに対し、HDに対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、アクチュエータACがドライブシャフトDSを伸長することで、λ/2波長板HWPを所定の角度に45度加えた位置におき、それによりλ/2波長板HWPを通過した光束は異常偏光となる。従って、液晶素子LQの代わりに用いることで、上述と同様の作用効果を実現できる。
以上述べた実施の形態では、対物光学素子に設けた位相構造が、常光偏光が通過したときに透過波面を変化させず、異常光偏光が通過したときに透過波面を変化させるようにしたが、異常光偏光が通過したときに透過波面を変化させず、常光偏光が通過したときに透過波面を変化させるようにしても良いことはいうまでもない。更に本発明は、波長λ1の光束を出射する光源以外に、波長λ1とは異なる波長λ2(600nm<λ2<700nm)、λ3(700nm<λ3<800nm)の光束を出射する光源と、それに対応した集光光学系を用いることで、BD、HD、DVDの3重互換可能な光ピックアップ装置、或いはBD、HD、DVD、CDの4重互換可能な光ピックアップ装置を提供できる。
以下、本実施の形態に好適な実施例について説明する。実施例1は、請求項6に対応する光ピックアップ装置に好適な実施例である。表1にレンズデータを示す。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10−3)を、E(例えば、2.5E―3)を用いて表すものとする。
Figure 0004529176
対物レンズの光学面は、それぞれ数1式に、表1に示す係数を代入した数式で規定される、光軸の周りに軸対称な非球面に形成されている。
Figure 0004529176
ここで、X(h)は光軸方向の軸(光の進行方向を正とする)、κは円錐係数、A2iは非球面係数、hは光軸からの高さである。
また、回折構造により各波長の光束に対して与えられる光路長は、数2式の光路差関数に、表1に示す係数を代入した数式で規定される。
Figure 0004529176
ここで、λは入射光束の波長、λBは製造波長(ブレーズ化波長)、nは回折次数、B2iは光路差関数の係数である。
図3を参照して、本実施例について説明する。位相構造PSは、「波長λ1の常光偏光」を回折せず、「波長λ1の異常光偏光」を回折する機能を有する。位相構造PSは、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円上に配列された構造であり、所定のレベル面(本実施例の形態では5レベル面)の個数毎に、そのレベル面数に対応した段数分の高さだけ段をシフトさせた構造(本実施例の形態においては4段シフトさせた構造)となっている。
階段構造の各段差Δ1は、Δ1=λ1/(ne−no)=1.02μmを満たす高さに設定されている。ここで、noは波長λ1における複屈折媒質層LY1の常光屈折率、neは波長λ1における複屈折媒質層LY1の異常光屈折率である。
波長λ1の常光偏光が入射した場合には、複屈折媒質層LY1と均質屈折率透明材料LY2の屈折率がほぼ同じになるので、「波長λ1の常光偏光」は位相構造PSにより何ら作用を受けずにそのまま透過する。一方、段差Δ1により「波長λ1の異常光偏光」に付加される光路差は0.2×λ1であり、段差Δ1の前後のレベル面を通過する「波長λ1の異常光偏光」の位相は約2π/5だけずれることになる。1つの鋸歯は5分割されているため、鋸歯1つ分ではちょうど「波長λ1の異常光偏光」の位相のずれは5×2π/5=2πとなり、1次回折光が発生する。位相構造PSは、この1次回折光をHDの情報記録面RL2上に集光させるように設計されている。
このように、位相構造PSは「波長λ1の異常光偏光」のみを選択的に回折させることにより、BDの保護層厚さとHDの保護層厚さの違いによる球面収差を補正する。また、位相構造PSはHDで用いられるNAの領域(0≦h≦1.43mm)にのみあるため、位相構造の外側の領域を通った光束はHDに情報記録面RL2上には集光されず、結果としてHDの開口制限として働く。尚、位相構造PSで発生する「波長λ1の常光偏光」の0次回折光(透過光)の回折効率は100%、「波長λ1の異常光偏光」の1次回折光の回折効率は87.5%であり、BDとHDの両方に対して高い回折効率を得ている。
実施例2は、請求項5に対応する光ピックアップ装置に好適な実施例である。表2にレンズデータを示す。
Figure 0004529176
図1を参照して、本実施例について説明する。位相構造PSは「波長λ1の常光偏光」を回折せず、「波長λ1の異常光偏光」を回折する機能を有する。位相構造PSは、光軸を含む断面形状が鋸歯状のパターンが同心円上に配列された構造を有する。
波長λ1の常光偏光が入射した場合には、複屈折媒質層LY1と均質屈折率透明材料LY2の屈折率がほぼ同じになるので、「波長λ1の常光偏光」は位相構造PSにより何ら作用を受けずにそのまま透過する。一方、位相構造PSは、「波長λ1の異常光偏光」が入射した際に1次回折光が発生するように設定されている。位相構造PSは、この1次回折光をHDの情報記録面RL2上に集光させるように設計されている。
このように、位相構造PSは「波長λ1の異常光偏光」のみを選択的に回折させることにより、BDの保護層厚さとHDの保護層厚さの違いによる球面収差を補正する。また、位相構造PSはHDで用いられるNAの領域(0≦h≦1.43mm)にのみあるため、位相構造の外側の領域を通った光束はHDに情報記録面RL2上には集光されず、結果としてHDの開口制限として働く。尚、位相構造PSで発生する「波長λ1の常光偏光」の0次回折光(透過光)の回折効率、および「波長λ1の異常光偏光」の1次回折光の回折効率はともに100%であり、BDとHDの両方に対して高い回折効率を得ている。
実施例3は、請求項6に対応する光ピックアップ装置に好適な実施例である。表3にレンズデータを示す。
Figure 0004529176
図4を参照して、本実施例について説明する。位相構造PSは「波長λ1の異常光偏光」を回折せず、「波長λ1の常光偏光」を回折する機能を有する。位相構造PSは、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円上に配列された構造を有し、所定のレベル面(本実施例の形態では4レベル面)の個数毎に、そのレベル面数に対応した段数分の高さだけ段をシフトさせた構造(本実施例の形態においては3段シフトさせた構造)となっている。階段構造の各段差Δ1は、Δ1=2×λ1/(ne−1)=1.34μmを満たす高さに設定されている。ここで、neは波長λ1における複屈折媒質層LY1の異常光屈折率である。
波長λ1の異常光偏光が入射した場合には、段差Δ1により「波長λ1の異常光偏光」に付加される光路差は2×λ1であるので、「波長λ1の異常光偏光」は位相構造PSにより何ら作用を受けずにそのまま透過する。一方、段差Δ1により「波長λ1の常光偏光」に付加される光路差は1.74×λ1であり、段差Δ1の前後のレベル面を通過する「波長λ1の常光偏光」の位相は約−2π/4だけずれることになる。1つの鋸歯は4分割されているため、鋸歯1つ分ではちょうど「波長λ1の常光偏光」の位相のずれは4×(−2π/4)=−2πとなり、−1次回折光が発生する。位相構造PSは、この−1次回折光をHDの情報記録面RL2上に集光させるように設計されている。
このように、位相構造PSは「波長λ1の常光偏光」のみを選択的に回折させることにより、BDの保護層厚さとHDの保護層厚さの違いによる球面収差を補正する。また、位相構造PSはHDで用いられるNAの領域(0≦h≦1.43mm)にのみあるため、位相構造の外側の領域を通った光束はHDに情報記録面RL2上には集光されず、結果としてHDの開口制限として働く。尚、位相構造PSで発生する「波長λ1の異常光偏光」の0次回折光(透過光)の回折効率は100%、「波長λ1の常光偏光」の−1次回折光の回折効率は80.5%であり、BDとHDの両方に対して高い回折効率を得ている。
位相構造を備えた対物光学素子OBJ1の断面図である。 異なる偏光を対物光学素子OBJ1に通過させた際に生じる透過波面を示す図である。 位相構造を備えた対物光学素子OBJ1の別例の断面図である。 位相構造を備えた対物光学素子OBJ1の別例の断面図である。 第1の実施の形態の光ピックアップ装置の構成を概略的に示す図である。 第2の実施の形態の光ピックアップ装置の構成を概略的に示す図である。 第3の実施の形態の光ピックアップ装置の構成を概略的に示す図である。 図5,6の実施の形態で液晶素子LQの代わりに用いることができる切り替え手段の例を示す斜視図である。
符号の説明
AC アクチュエータ
ACT アクチュエータ
AM アーム
BS 偏光ビームスプリッタ
COL コリメートレンズ
CY シリンドリカルレンズ
DP 偏光ビームスプリッタ
DS ドライブシャフト
H ハウジング
HM ハーフミラー
HWP λ/2波長板
LD 半導体レーザ
LPD レーザセンサユニット
LPD1 第1レーザセンサユニット
LPD2 第2レーザセンサユニット
LQ 液晶素子
LY1 複屈折媒質層
LY2 均質屈折率透明材料
NA1 第1開口数
NA2 第2開口数
OBJ 対物光学素子
OBJ1 第1対物光学素子
OBJ2 第2対物光学素子
PD 光検出器
PS 位相構造
PU1 光ピックアップ装置
PU2 光ピックアップ装置
PU3 光ピックアップ装置
RL1 情報記録面
RL2 情報記録面
SEN センサレンズ

Claims (10)

  1. 波長λ1の光束を出射する光源と、対物光学素子を含む集光光学系と、共通に用いる光検出器とを有し、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、又、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt2(≠t1)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
    前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAは、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAより大きく、
    前記集光光学系は、透過光の偏光方向を切り替える切り替え手段を、前記光源と前記対物光学素子との間に有しており、
    前記対物光学素子が、平行光束が入射する第1対物光学素子と、前記第1対物光学素子よりも光情報記録媒体側に配置された正の屈折力を有する第2対物光学素子とを有し、
    前記第1対物光学素子は、常光屈折率noおよび異常光屈折率ne(no≠ne)で屈折率楕円体の光軸が1方向に揃った複屈折媒質からなり、常光偏光もしくは異常光偏光の入射光の透過波面は変化させず、異常光偏光もしくは常光偏光の入射光の透過波面は変化させる機能を有する位相構造を、前記第2光情報記録媒体使用時における前記対物光学素子のNA内の領域のみに形成し、且つ前記NAの外側の領域に位相構造を形成していないことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記切り替え手段は、液晶により透過光の偏光方向を90±5度切り替えることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記切り替え手段は、λ/2波長板と、前記λ/2波長板を光軸周りに45±5度回転させる機構とを有することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 波長λ1の光束を出射する光源と、対物光学素子を含む集光光学系と、共通に用いる光検出器とを有し、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっており、又、前記集光光学系が、前記光源からの光束を厚さt2(≠t1)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させ、その反射光を受光した前記光検出器からの信号に基づいて、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置であって、
    前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAは、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際における前記対物光学素子のNAより大きく、
    前記対物光学素子が、平行光束が入射する第1対物光学素子と、前記第1対物光学素子よりも光情報記録媒体側に配置された正の屈折力を有する第2対物光学素子とを有し、
    前記第1対物光学素子は、常光屈折率noおよび異常光屈折率ne(no≠ne)で屈折率楕円体の光軸が1方向に揃った複屈折媒質からなり、常光偏光もしくは異常光偏光の入射光の透過波面は変化させず、異常光偏光もしくは常光偏光の入射光の透過波面は変化させる機能を有する位相構造を、前記第2光情報記録媒体使用時における前記対物光学素子のNA内の領域のみに形成し、且つ前記NAの外側の領域に位相構造を形成しておらず、
    前記光源は、前記位相構造に対して前記波長λ1の常光偏光を出射できる第1光源と、前記位相構造に対して前記波長λ1の異常光偏光を出射できる第2光源とを有していることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 前記位相構造は、断面が鋸歯状の凹凸部からなり、前記凹凸部が前記屈折率noもしくはneとほぼ等しい屈折率nsの屈折率の媒質で充填されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記位相構造は、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された構造であり、前記パターンが前記屈折率noもしくはneとほぼ等しい屈折率nsの屈折率の媒質で充填されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記位相構造は、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された構造であり、階段形状の各段の凹部と凸部による波長λ1の常光偏光もしくは異常光偏光の透過光の位相差が2πの整数倍であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記位相構造は、光軸を含む断面形状が階段状とされたパターンが同心円状に配列された構造であり、前記パターンが屈折率ns(ns≠no,ns≠ne)の媒質で充填されており、階段形状の各段の凹部と凸部による波長λ1の常光偏光もしくは異常光偏光の透過光の位相差が2πの整数倍であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  9. λ1=380〜450nmであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記第1光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際に前記第1対物光学素子から0次回折光が発生し、前記第2光情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う際に前記第1対物光学素子から1次回折光が発生することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
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