JP4528077B2 - 巻線機と巻線方法 - Google Patents

巻線機と巻線方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4528077B2
JP4528077B2 JP2004273025A JP2004273025A JP4528077B2 JP 4528077 B2 JP4528077 B2 JP 4528077B2 JP 2004273025 A JP2004273025 A JP 2004273025A JP 2004273025 A JP2004273025 A JP 2004273025A JP 4528077 B2 JP4528077 B2 JP 4528077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
pulley
nozzle
support shaft
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004273025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006093190A (ja
Inventor
薫 野地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittoku Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nittoku Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittoku Engineering Co Ltd filed Critical Nittoku Engineering Co Ltd
Priority to JP2004273025A priority Critical patent/JP4528077B2/ja
Publication of JP2006093190A publication Critical patent/JP2006093190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4528077B2 publication Critical patent/JP4528077B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、モータのボビン等に巻線を行うための巻線機及び巻線方法に関する。
ボビン等の巻芯の回りを回転して巻芯に線材を巻回する、いわゆるフライヤ型の巻線機がある(特許文献1参照)。これは、線材を挿通したノズルを巻芯中心回りに回転させて、線材を巻回する巻線機であり、ノズルが1回回転する毎に線材に捩れ部(交叉部)が生じる。
特開2002−353059号公報
しかしながら、特に2本の線材を1つのノズルから同時に繰り出し、1つの巻芯に巻回する場合には、通常ノズルが巻芯回りに1回回転する毎に1回2本の線材が交叉する。このときに生ずる線材の交叉部がノズルの外に繰り出されず、ノズルの内部に留まってしまうことがある。このような留まりが累積して、一度にノズル外部に繰り出されると、ボビンの巻回に巻き乱れが生ずる。そのため、線材を整列にボビンに巻線することが出来ず、線材間に余分な隙間が生じ、線材の占積率が低下し、コイル特性が低下してしまう問題が生じていた。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の線材を1つの巻芯に巻回する時に生じる交叉部を、ノズルから繰り出された所定の位置で生じさせ、ボビンに巻線し、巻き乱れを防止する巻線機を提供することを目的とする。
本発明は、線材を繰り出す複数の繰出ノズルを1つの巻芯の軸回りに回転して巻芯に線材を巻回する第1ノズル回転機構と、前記第1ノズル回転機構を回転する第1スピンドル回転機構と、前記第1ノズル回転機構に線材を送り出す複数の送出ノズルを前記第1ノズル回転機構と同方向に回転させる第2ノズル回転機構と、前記第2ノズル回転機構を回転する第2スピンドル回転機構と、を備え、前記第1スピンドル回転機構は、前記巻芯と同軸上に配置され、回転を拘束された第1スピンドル支持軸と、この第1スピンドル支持軸と同軸に回転する第1スピンドルとを備え、前記第1ノズル回転機構は、前記第1スピンドルの端面に、第1スピンドルの中心軸と平行にオフセットして回転自在に取り付けられた第1プーリと、この第1プーリに取り付けられた前記複数の繰出ノズルと、前記第1スピンドル支持軸に固定された第2プーリと、これらのプーリ間に掛け渡される第1連結部材とを備え、前記第2スピンドル回転機構は、前記第1スピンドル回転機構に対して所定の間隔を持って設けられ、回転を拘束された第2スピンドル支持軸と、前記第2スピンドル支持軸と同軸に回転する第2スピンドルとを備え、前記第2ノズル回転機構は、前記第1スピンドル回転機構が配置される側とは反対側の前記第2スピンドルの端面に、第2スピンドルの中心軸と平行にオフセットして回転自在に取り付けられた第3プーリと、前記第3プーリに取り付けられた前記複数の送出ノズルと、前記第2スピンドル支持軸に固定された第4プーリと、これらのプーリ間に掛け渡される第2連結部材とを備え、前記第1プーリと前記第2プーリの前記第1連結部材に対する接触径を同一とし、前記第3プーリと前記第4プーリの前記第2連結部材に対する接触径を同一として、前記第1スピンドル及び前記第2スピンドルを同一方向に同期して回転させることで、前記第1プーリを前記第2プーリの周囲に公転させつつ自転させ、前記第3プーリを前記第4プーリの周囲に公転させつつ自転させ、前記複数の送出ノズルと前記複数の繰出ノズルとの位置関係を同一に保つとともに、前記第1プーリの前記複数の繰出ノズルの姿勢を一定に維持し、前記複数の繰出ノズルの1回の回転につき所定の位置で前記繰出ノズルからそれぞれ繰り出された線材を交叉させて巻線する。
本発明によると、複数の繰出ノズルが、その姿勢を変えないように第1スピンドルの軸中心に公転と自転を行うため、一回転中に必ず線材が交叉し、かつ交叉する位置が決められるので、線材を整列にボビンに巻線することが出来、線材間に余分な隙間が生じさせることがなく、線材の占積率が低下やコイル特性の低下を抑制することができる。また、送出ノズルから導入される線材は、送出ノズルから繰出ノズルまでの間で交叉することがない。
図1は本発明の第1実施形態の巻線機1を示す斜視図である。また、図2は側断面図である。図示されるように、巻線機1は、固定された巻芯としてのボビン7の回りに線材9を繰り出すノズルを回転して線材9を自動的にボビン7に巻回するものである。
図において、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が水平左右方向、Y軸が水平前後方向、Z軸が垂直方向に延びるものとし、以下、本発明の巻線機1の構成について説明する。
本発明の巻線機1は、図1、図2に示すように、水平面を有するベース100上に設置されており、ボビン7に線材9を巻回する第1ノズル回転機構30を備えた第1スピンドル回転機構10と、第2ノズル回転機構40を備えた第2スピンドル回転機構20とから構成される。
第1スピンドル回転機構10は、ベース100上に柱状のヘッド16が立設され、ヘッド16の中央部には、Y方向に貫通孔16aが形成されている。この貫通孔16aに外径部が嵌合する第1ベアリング17が備えられ、第1ベアリング17の内径部は環状の第1スピンドル11の外径部と嵌合する。さらに、第1スピンドル11の中心軸と同軸上に第1スピンドル支持軸18が、第2ベアリング19を介して第1スピンドル11に回転自在に支持される。したがって、ベース100上に固定されたヘッド16に対して、第1スピンドル11と第1スピンドル支持軸18は、回転自在に支持されている。
第1スピンドル11の両端面11a、11bはX−Z平面に平行な平面として形成され、ボビン7側の一端面11aには後述する第1ノズル回転機構30の第1プーリ32を回転自在に支持するための位置決め部材60が固定され、他端面11bには第1スピンドル11と略同径の回転プーリ12が同軸的に固定される。この回転プーリ12は、ベルト14を介して他の回転プーリ13に接続されており、他の回転プーリ13を回転させるスピンドルモータ15が備えられ、スピンドルモータ15が回転することにより、回転プーリ12が回転する。結果として回転プーリ12が固定された第1スピンドル11も回転する。なお、回転プーリ12には、その内側を線材9が通過するための貫通孔(不図示)が形成される。
第1スピンドル11の一端面11a側には、第1ノズル回転機構30が設置される。第1ノズル回転機構30は、位置決め部材60に回転自在に支持されたY軸方向に伸びるプーリ軸32aに固定された第1プーリ32と、第1スピンドル支持軸18に固定された第2プーリ33と、第1、第2プーリ間に掛け渡されるベルト34とから構成される。
ここで、第1、第2プーリ32、33のベルト接触半径は、同一径として構成され、また第1プーリ32には、線材9が繰り出される2本のノズル31a、31bが並列して設置される。パイプ状のノズル31a、31bは、第1プーリ31をY方向に貫通して、例えば水平に設置される。線材9は、第1スピンドル11をY方向に貫通する貫通孔11aを経由してノズル31a、31bから繰り出され、第1スピンドル支持軸18と同軸上のボビン取付軸7aに取り付けられたボビン7に巻回される。
ノズル31a、31bの移動軌跡について説明すると、スピンドルモータ15の作用により第1スピンドル11が回転すると、第1スピンドルに回転自在に支持された第1プーリ32もまた、第1スピンドル支持軸18および第2プーリ33回りに回転する。このとき第1、第2プーリ32、33はベルト34により接続しており、また、各プーリのベルト接触径は同じであり、また、第1スピンドル支持軸18は、後述するように回転を拘束されているので、第1プーリ32に設けられたノズル31a、31bは、その姿勢を一定にしたまま、第1スピンドル支持軸18回りを回転することになる。言い換えると、第1スピンドル支持軸18と同軸上にボビン7を設置することで、ノズル31a、31bがボビン7回りを回転することになり、ノズル31a、31bから繰り出される線材9がボビン7に巻回される。
第1スピンドル回転機構10に対して所定の間隔を持ってヘッド26に設けられる第2スピンドル回転機構20は、第1スピンドル回転機構10とスピンドル支持軸の高さが異なるのみで、他の構成については第1スピンドル回転機構10と同じ構成である。ただし、その向きが反対に設置され、第1スピンドル回転機構10の回転プーリ12と第2スピンドル回転機構20の回転プーリ22が対面するように設置される。線材9は、第2スピンドル回転機構20に備えられた第2ノズル回転機構40のノズル41a、41bに導入され、ついで第2スピンドル21の貫通孔21a内を通過して第1スピンドル回転機構10に送られ、第1スピンドルの貫通孔11aを通過してノズル31a、31bから繰り出され、ボビン7に巻回されることとなる。ボビン7に巻回される複数の線材9は、図示されない線材源から供給され、線材源から供給された線材9は、図示されないテンション装置を介して略一定の張力が付与される。
さらに第2スピンドル回転機構20の第2スピンドル支持軸28の中心軸が、第1スピンドル回転機構10の第1スピンドル支持軸18の中心軸とZ軸方向にオフセットして設置される。そして、相対する第1、第2スピンドル支持軸18、28の端部をジョイント50で連結する。このように第1、第2スピンドル支持軸18、28の端部をジョイント50で連結することで、第1、第2スピンドル支持軸18、28の回転が互いに拘束され、第1、第2スピンドル支持軸18、28は静止状態を維持することになる。なお、第1スピンドル支持軸18の回転を拘束する機構としては、たとえば、特願平10−299677のように、永久磁石を用いて、拘束してもよい。
また、第1、第2スピンドル回転機構10、20のスピンドルモータ15、25は、第1、第2スピンドル11、21が同一方向に同一回転速度で同期して回転するよう運転される。
次に、このように構成された巻線機1の巻線動作について説明する。
まず、ボビン7を所定位置にその中心軸をY方向と平行に固定する。
次に、ノズル31a、31bからそれぞれ繰り出される線材9の先端部をボビン7の端子(図示せず)に係止する。
続いて、スピンドルモータ15、25を同期稼動して第1、第2スピンドル回転機構10、20の第1、第2スピンドル11、21を回転させるとともに、線材9を第2ノズル41a、41bに導入する。スピンドルの回転により、第1ノズル回転機構30のノズル31a、31bから繰り出される線材9がボビン7に巻回される。
ここで、第1スピンドル回転機構10による巻線動作を詳しく説明すると、スピンドルモータ15が起動して、その回転がベルト14から回転プーリ12に伝達される。回転プーリ12と一体化した第1スピンドル11が回転し、この第1スピンドル11に接続する第1プーリ32が第1スピンドル支持軸18(=ボビン7)を中心として回転する。したがって、第1プーリに固定されたノズル31a、31bから繰り出された線材9が、第1スピンドル支持軸18と同軸に設置されたボビン7に巻回されることになる。このとき、第1プーリ32が第1スピンドル11に回転自在に支持されるとともに、第1プーリ32と第2プーリ33とがベルト34を介して接続され、各プーリ32、33のベルト34に対する接触径が同一に構成されているため、第1プーリ32は回転を拘束された第2プーリ33の周囲を第1スピンドル11と一体的に公転するとともに自転することになり、その時ノズル31a、31bの姿勢を一定に保ったまま公転及び自転する。
なお、第1、第2スピンドル回転機構10、20の各スピンドル11、21は同期して回転する。ノズル31a、31bとノズル41a、41bとは同一位置関係を保ったまま、公転する。このため、ノズル41a、41bから導入される線材9は、ノズル41a、41bからノズル31a、31bまでの間で交叉することはない。そして前述の通り、線材9を繰り出すノズル31a、31bがそのノズルの姿勢を維持したまま、第1スピンドル軸中心に回転される。このため、ノズル31a、31bから繰り出された線材9は、ボビン7ヘの巻回時に、ノズル31a、31bの一回の回転につき1度、ボビン7側の所定の回転位置で交叉することになる。
このような構成とすることにより、1対のノズル31a、31bが、例えば水平方向に配され、その姿勢を一定に保ったまま、第1スピンドル11の軸中心に回転する。この場合に、一方のノズル31aが、第1スピンドル軸11の中心からみて他方のノズル31bに対し外径側から内径側にその位置を変えるときに、ノズルから繰り出される2本の線材9が交叉することになる。このように、ノズルの一回の回転中に必ず複数の線材9が交叉し、かつその交叉する回転位置が定められるので、ボビン7に線材9を巻線する場合に、交叉位置の整った線材を整列してボビンに巻線することが出来、線材間に余分な隙間が生じさせることがなく、線材の占積率が低下やコイル特性の低下を抑制することができる。また、交叉位置を念頭において、巻線プログラムを作成することが出来るので、ボビン7ヘの巻線に対し、巻き乱れが生じないよう工夫することが出来る。
こうしてボビン7への巻線が終了すると、線材9を図示しないカッタにより切断し、ボビン7を取り外す。
以上のように巻線機1は、ノズル回転機構30のノズル31a、31bがボビン7の回りを回転し、ノズル回転機構30から繰り出される線材9がボビン7へと巻回される。
したがって、本発明は、独立して設けられた複数のノズルがボビン回りに一回回転する毎にノズルから繰り出された線材を所定の位置で交叉させるので、線材を整列にボビンに巻線することが出来、線材間に余分な隙間が生じさせることがなく、線材の占積率が低下やコイル特性の低下を抑制することができる。また、ボビン7に線材を巻線する場合に交叉位置を念頭において、巻線プログラムを作成することが出来るので、ボビン7ヘの巻線に対し、巻き乱れが生じないよう工夫することが出来る。
また、スピンドル回転機構は、第1スピンドル支持軸18と同軸方向に、かつオフセットして配置された第2スピンドル支持軸28と、この第2スピンドル支持軸回りに回転する第2スピンドル21とを備え、第1スピンドル支持軸18の回転は、第1、第2スピンドル支持軸18、28をオフセット状態で接続することにより拘束されるため、従来装置のように歯車機構や強力な永久磁石を用いることなく、ヘッド部の構造を簡素化できる。
本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の巻線機は、ボビンに線材を巻回する装置に限らず、種々の巻芯に線材を巻回する装置に適用できる。
本発明の実施形態を示す巻線機の斜視図。 同じく巻線機の断面図。
符号の説明
1 巻線機
7 ボビン(巻芯)
9 線材
10 第1スピンドル回転機構
11 第1スピンドル
11a 貫通孔
18 第1スピンドル支持軸
20 第2スピンドル回転機構
21 第2スピンドル
21a 貫通孔
28 第2スピンドル支持軸
30 第1ノズル回転機構
31a ノズル
31b ノズル
32 第1プーリ
33 第2プーリ
34 ベルト
40 第2ノズル回転機構
50 ジョイント

Claims (5)

  1. 線材を繰り出す複数の繰出ノズルを1つの巻芯の軸回りに回転して巻芯に線材を巻回する第1ノズル回転機構と、
    前記第1ノズル回転機構を回転する第1スピンドル回転機構と、
    前記第1ノズル回転機構に線材を送り出す複数の送出ノズルを前記第1ノズル回転機構と同方向に回転させる第2ノズル回転機構と、
    前記第2ノズル回転機構を回転する第2スピンドル回転機構と、を備え、
    前記第1スピンドル回転機構は、
    前記巻芯と同軸上に配置され、回転を拘束された第1スピンドル支持軸と、
    この第1スピンドル支持軸と同軸に回転する第1スピンドルとを備え、
    前記第1ノズル回転機構は、
    前記第1スピンドルの端面に、第1スピンドルの中心軸と平行にオフセットして回転自在に取り付けられた第1プーリと、
    この第1プーリに取り付けられた前記複数の繰出ノズルと、
    前記第1スピンドル支持軸に固定された第2プーリと、
    これらのプーリ間に掛け渡される第1連結部材とを備え、
    前記第2スピンドル回転機構は、前記第1スピンドル回転機構に対して所定の間隔を持って設けられ、
    回転を拘束された第2スピンドル支持軸と、
    前記第2スピンドル支持軸と同軸に回転する第2スピンドルとを備え、
    前記第2ノズル回転機構は、
    前記第1スピンドル回転機構が配置される側とは反対側の前記第2スピンドルの端面に、第2スピンドルの中心軸と平行にオフセットして回転自在に取り付けられた第3プーリと、
    前記第3プーリに取り付けられた前記複数の送出ノズルと、
    前記第2スピンドル支持軸に固定された第4プーリと、
    これらのプーリ間に掛け渡される第2連結部材とを備え、
    前記第1プーリと前記第2プーリの前記第1連結部材に対する接触径を同一とし、前記第3プーリと前記第4プーリの前記第2連結部材に対する接触径を同一として、前記第1スピンドル及び前記第2スピンドルを同一方向に同期して回転させることで、前記第1プーリを前記第2プーリの周囲に公転させつつ自転させ、前記第3プーリを前記第4プーリの周囲に公転させつつ自転させ、
    前記複数の送出ノズルと前記複数の繰出ノズルとの位置関係を同一に保つとともに、前記第1プーリの前記複数の繰出ノズルの姿勢を一定に維持し、前記複数の繰出ノズルの1回の回転につき所定の位置で前記繰出ノズルからそれぞれ繰り出された線材を交叉させて巻線することを特徴とする巻線機。
  2. 前記第1スピンドルは、回転中心軸と平行な貫通孔を備え、
    前記線材は、この貫通孔を通って、前記繰出ノズルに送出されることを特徴とする請求項1に記載の巻線機。
  3. 前記第2スピンドル支持軸は、前記第1スピンドル支持軸の軸方向にオフセットして配置され、
    前記第1スピンドル支持軸及び前記第2スピンドル支持軸の回転は、前記第1、第2スピンドル支持軸を接続することにより拘束されることを特徴とする請求項1に記載の巻線機。
  4. 前記第1、第2スピンドルは、それぞれの回転中心軸と平行な貫通孔を備え、
    前記送出ノズルからの線材は、これら貫通孔を通って、前記繰出ノズルに送出されることを特徴とする請求項1に記載の巻線機。
  5. 線材を繰り出す複数の繰出ノズルを1つの巻芯の軸回りに回転して巻芯に線材を巻回する第1ノズル回転機構と、前記第1ノズル回転機構を回転する第1スピンドル回転機構と、前記第1ノズル回転機構に線材を送り出す複数の送出ノズルを前記第1ノズル回転機構と同方向に回転させる第2ノズル回転機構と、前記第2ノズル回転機構を回転する第2スピンドル回転機構と、を備え、前記第1スピンドル回転機構は、前記巻芯と同軸上に配置され、回転を拘束された第1スピンドル支持軸と、この第1スピンドル支持軸と同軸に回転する第1スピンドルとを備え、前記第1ノズル回転機構は、前記第1スピンドルの端面に、第1スピンドルの中心軸と平行にオフセットして回転自在に取り付けられた第1プーリと、この第1プーリに取り付けられた前記複数の繰出ノズルと、前記第1スピンドル支持軸に固定された第2プーリと、これらのプーリ間に掛け渡される第1連結部材とを備え、前記第2スピンドル回転機構は、前記第1スピンドル回転機構に対して所定の間隔を持って設けられ、回転を拘束された第2スピンドル支持軸と、前記第2スピンドル支持軸と同軸に回転する第2スピンドルとを備え、前記第2ノズル回転機構は、前記第1スピンドル回転機構が配置される側とは反対側の前記第2スピンドルの端面に、第2スピンドルの中心軸と平行にオフセットして回転自在に取り付けられた第3プーリと、前記第3プーリに取り付けられた前記複数の送出ノズルと、前記第2スピンドル支持軸に固定された第4プーリと、これらのプーリ間に掛け渡される第2連結部材とを備える、巻線機で巻線を行う巻線方法において、
    前記複数の送出ノズルを、前記複数の繰出ノズルとの位置関係を同一に保ちながら前記第4プーリの周囲に回転させ、
    前記複数の繰出ノズルを、その姿勢を一定に維持したまま、1つの巻芯の軸回りに回転させ、前記複数の繰出ノズルそれぞれから繰り出される線材を前記複数の繰出ノズルの1回の回転につき所定の位置で交叉させて前記巻芯に巻線することを特徴とする巻線方法。
JP2004273025A 2004-09-21 2004-09-21 巻線機と巻線方法 Expired - Fee Related JP4528077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273025A JP4528077B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 巻線機と巻線方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273025A JP4528077B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 巻線機と巻線方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006093190A JP2006093190A (ja) 2006-04-06
JP4528077B2 true JP4528077B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=36233899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004273025A Expired - Fee Related JP4528077B2 (ja) 2004-09-21 2004-09-21 巻線機と巻線方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4528077B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5701558B2 (ja) * 2010-10-05 2015-04-15 Tanac株式会社 フライヤー式巻線方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999678U (ja) * 1982-12-24 1984-07-05 株式会社日立製作所 巻線機
JPS61227657A (ja) * 1985-04-02 1986-10-09 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 巻線機
JP2005012922A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Nittoku Eng Co Ltd 電機子の巻線方法と巻線装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999678U (ja) * 1982-12-24 1984-07-05 株式会社日立製作所 巻線機
JPS61227657A (ja) * 1985-04-02 1986-10-09 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 巻線機
JP2005012922A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Nittoku Eng Co Ltd 電機子の巻線方法と巻線装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006093190A (ja) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100929272B1 (ko) 다극 전기자의 권선 장치 및 권선 방법
KR100454374B1 (ko) 코일 권선기 및 와이어 권선 방법
TWI384727B (zh) Winding method and winding device
JP3913242B2 (ja) 多極電機子の巻線方法及び巻線装置
JP2012135077A (ja) 巻線機及び巻線方法
JP2014136839A (ja) 多芯ケーブルの製造装置及びその製造方法
JP4528077B2 (ja) 巻線機と巻線方法
JP4917853B2 (ja) 巻線装置及び巻線方法
KR20110055438A (ko) 미싱
SI1473817T1 (sl) Aparat in postopek za navijanje žice na jedro dinamo-električnega stroja
JP2003153506A (ja) 電機子製造方法、巻線巻回装置、電機子及び回転電機
JP4509993B2 (ja) 多極電機子の巻線方法及び巻線装置
KR100585975B1 (ko) 코일 권취기
JP4793327B2 (ja) 巻線装置および巻線方法
JP4340479B2 (ja) 電機子の巻線方法と巻線装置
JP3836108B2 (ja) 巻線機
JP2010225873A (ja) 巻き線形成装置及び巻き線形成受け渡し方法
JP2527868B2 (ja) コイルの巻線装置
JP3451054B2 (ja) 巻線装置
JP2011223858A (ja) アウタロータ用ステータコアへのパラ巻線方法及び巻線装置
JP5213662B2 (ja) 多極電機子の巻線方法及び巻線装置
JP5176660B2 (ja) 巻線装置
JP5244956B2 (ja) 巻線装置及び巻線方法
JPH0654494A (ja) 巻線機
JP3295874B2 (ja) 単錘駆動型多重撚糸機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4528077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees