JP4525692B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フレーム補間により例えば入力画像信号のフレームレートを変換するための画像処理装置及び方法に関し、特に、透過性を有する画像部分を含む画像に対して良好にフレーム補間を行うための技術に関する。
入力画像信号のフレーム列に補間フレームを挿入する、いわゆるフレーム補間により画像の動きを滑らかすることが行われている。このような映像処理は、例えばフレームレート変換と呼ばれており、上記補間フレームを入力画像信号のフレーム列に挿入することで、入力画像信号のフレーム数(フレーム周波数)を変換するものである。
このようなフレームレート変換において、上記補間フレームは、入力画像信号内の連続する2つのフレームから画像内の物体の動きを示す動きベクトルを検出し、この動きベクトルが指し示す上記2つのフレームの画素またはブロックの値(データ)同士の平均もしくは中間値を算出することにより生成される。この動きベクトルは、一般的には、例えばブロックマッチング法により検出される。
この動きベクトルは、画像の符号化を行う際にも使用され、画像の符号化は、背景画像と物体(オブジェクト)を分離して個別に行われる。このとき、物体が透過性を有する場合、その透過度を示すαプレーンデータを用いて透過画像と背景画像と識別して分離し、それぞれを個別に符号化される場合がある。このような従来技術は、例えば特許文献1に知られている。
特開2000−324501号公報
ところで、例えばテレビジョン放送信号中には、透過性を有する画像部分、例えば放送局名等を示すロゴ等の半透明な文字テロップが通常の映像に重畳される場合がある。この透過性画像部分は、通常映像(背景画像)の情報と文字を構成する情報とが混在した、半透明な画像部分である。このため、このような画像について上記ブロックマッチング法により動きベクトルを求める場合、当該透過性画像部分と背景画像とをマッチングしてしまい、誤って動きベクトルを検出する可能性がある。
更に、テレビジョン放送信号では、透過性画像部分についてαプレーンデータが送信されない、もしくは送信されないことが多い。従って、従来の技術では、αプレーンデータが付加されない画像について、背景画像と透過性画像とを分離することが困難となり、上述の動きベクトルの誤検出を良好に低減することはできない。
本発明は上記のような課題に鑑みて為されたものであって、その目的は、透過性画像部分が重畳された画像についても精度の高いフレーム補間ができ、高画質な画像を得ることが可能な技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成を特徴とするものである
そしてこのような構成によれば、透過度を示すαプレーンデータがなくても透過性画像部分と背景画像とを分離することが可能となり、背景画像についてフレーム補間処理を行うことが可能となる。よって、本発明では、半透明の文字テロップ等の透過性画像部分については動きベクトルを用いたフレーム補間処理が為されないため、当該透過性画像部分における動きベクトルの誤検出が低減される。
本発明によれば、透過性画像部分が重畳された画像についても、動きベクトルの検出精度を向上して高画質なフレーム補間画像を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、本発明が適用される映像処理装置の一例について図1を用いて説明する。図1は、画像処理装置として、例えばLCDパネルまたはPDP等の表示部を備えたテレビジョン受像機等の画像表示装置の一構成例を示している。
図1において、かかる画像処理装置には、画像信号(101)および垂直同期信号(VSYNC信号)を含む同期信号(102)が入力される。画像分離処理回路(200)は、入力された画像信号(101)から透過性を有する透過性画像部分と背景画像とを分離するように動作する。画像分離処理回路(200)によって分離された背景画像信号(107)は、その背景画像信号(107)を1フレーム期間(1垂直期間)遅延するための、フレームメモリで構成される1V遅延回路(104)と、フレーム補間回路(105)に入力される。フレーム補間回路(105)は、背景画像信号(107)と、1V遅延回路(104)から出力された1フレーム分遅延された背景画像信号とを用いて、フレーム意補間処理を行う。
このフレーム処理は、この2つのフレームから例えばブロックマッチング法により動きベクトルを検出する処理と、この検出された動きベクトルを用いて補間フレームを生成する処理とを実行する。動きベクトルの検出処理は、例えば上記2つのフレーム間に、新たに作成される補間フレームを挿入すると仮定した場合に、この補間フレーム内のある画素(補間画素)を通り、かつ2フレームそれぞれの所定探索範囲(ブロック)を通過する直線を複数設定する。そして、それらの直線のうち、各フレームのブロック同士の差分が最小となる直線(すなわち相関性の高い直線)を探索する。その結果、該差分が最小となる直線を当該補間画素の動きベクトルとして検出する。
補間画素の値は、その補間画素を通る動きベクトルが指し示す2フレーム上のブロック(または画素)の値の平均もしくは中間値により算出される。この処理を、補間フレームを構成する補間画素の全てについて行うことで補間フレームが作成される。そして、この補間フレームを、入力画像信号のフレーム列に挿入もしくは置き換えることによって、入力画像信号のフレームレート(フレーム周波数)を変換する。このようにしてフレーム補間処理された背景画像信号(108)は、画像再合成処理回路(300)に供給される。本実施例は、60Hzのフレームレートを持つ入力画像信号に、1フレームおきに補間フレームを挿入することで、それの2倍である120Hzに変換する場合にも適用できる。また、フレーム数24コマの映像を2−3プルダウンして得られた60Hzのフレームレートを持つ入力画像信号のうち、複数のフレームを保管フレームと置き換えることによって動きを滑らかにした60Hzのフレームレートの信号を生成する場合にも適用できる。
尚、上記動きベクトルの検出、並びに補間フレーム生成の処理は、本発明の主旨に直接的に関係ないため、これ以上の詳細な説明は省略するが、これらの詳細は、例えば特開2006-165602号公報を参照されたい。
一方、画像分離処理回路(200)は、背景画像信号(107)以外にも、スケール信号1(103)、透過性画像部分の領域を示すマスク信号1(104)、同じく透過性画像部分の領域を示すマスク信号2(105)、及びスケール信号2(106)を出力して画像再合成処理回路(300)に供給する。ここで、スケール信号1及び2は、透過性画像部分が分離された背景画像信号のうち、透過性画像部分が重畳された領域の信号をスケール(増幅)することによって、当該領域について元の背景画像に近似した信号を得ようとするものである。本すなわち、スケール信号は、透過性画像部分の透過度を示す信号と等しい。本実施例では、スケール信号とマスク信号の組を2つ出力している。これは後述するように、スケール信号とマスク信号を、透過性画像部分の元々の画素値(データ)と、その画素値を反転した画素値からの、2つのデータから得ているためである。勿論、いずれか一つであっても構わない。
画像再合成回路(300)では、フレーム補間された背景画像信号(108)、スケール信号1(103)、マスク信号1(104)、マスク信号2(105)、及びスケール信号2(106)を用いて、フレーム補間された背景画像信号に透過性画像部分を再度合成するような処理を実行する。これにより、透過性画像部分について動きベクトル検出の影響を排除しつつ、フレームレートが変換された画像を得ることができる。
画像再合成回路(300)から出力された合成画像信号は、タイミング制御回路(112)を介して、LCDパネルまたはPDP等で構成された表示パネル(205)に供給される。タイミング制御回路(112)は、画像再合成回路(300)からのフレームレート変換された画像信号のタイミングに応じて、当該画像信号を表示パネル(205)に形成するように表示パネル(205)の水平、垂直タイミングを制御する。このようにして、フレームレート変換された画像信号が表示パネル(205)に表示される。
次に、本実施例の特徴部分である画像分離処理回路(200)の詳細について、図2を参照しつつ説明する。図2の構成の詳細を説明する前に、背景画像と透過性画像部分との分離の概念について図4〜図6を用いて説明する。
本実施例において、入力画像信号から分離される透過性画像部分である半透明合成画像(例えば背景画像と文字部分が混在する文字テロップ)は、一般に図6aに示すように作成される。図6aの右側に示されるように、半透明画像Aの破線の断面における輝度値(斜線で示された部分の輝度値)は、半透明画像Aの透過度をα(1≧α≧0)としたとき、A×(1−α)で表される。一方、破線の断面における背景画像Bの輝度値は、α×Bで表される。よって、破線の断面における半透明画像Aと合成画像Bとの合成画像の輝度は、図6aの右側、一番下の図に示されるように、A×(1−α)+α×Bで表される。ここで、画像信号がRGBの三原色信号であるとき、一定透過度αの半透明画像A(Rs,Gs,Bs)と背景B(Rd,Gd,Bd)による合成画像(R,G,B)は、次の数1で現わすことができる。
(数1)
R=Rd×α+R0
G=Gd×α+G0
B=Bd×α+B0
ここで、例えば放送局名を示すロゴなどの半透明画像は静止しているので、静止画像(R0,G0,B0)は、数フレームに渡り固定値となるため、次の数2の関係を満たす。
(数2)
0=Rs×(1−α)
0=Gs×(1−α)
0=Bs×(1−α)
以上より、背景画像を分離できる条件として、α≠0でなければならない。また、α=0の場合は、不透明合成画像であるので、背景画像は0値として扱えばよい。そこで、α≠0を満たす場合を考える。この時、背景画像は、数3で表される。
(数3)
d=Rdf/α
d=Gdf/α
d=Bdf/α
ただし、Rdf、Gdf、Bdfは、それぞれ次の数4で表されるものとする。
(数4)
df=R−R0
df=G−G0
df=B−B0
ここで、特に半透明静止画像の各画素の輝度が低い場合には、上記数3は次の数5に近似される。
(数5)
d≒R/α
d≒G/α
d≒B/α
ただし、Rs、Gs、Bsは、所定の閾値をδとしたときに、次の数6の条件を満たすものとする。
(数6)Rs δ、Gs δ、Bs δ
以上では、画素値をRGB値として説明したが、輝度信号及び色差信号で構成されるコ
ンポーネント信号(YCbCr値)を用いた場合は、Y値(輝度成分)のみを用いればよ
く、このようにすれば背景画像及び半透明画像の算出を簡略化できる。
次に、図6bのような背景画像の大きく異なる二つフレームの画像を考える。この二つの画像で、各フレームの同一座標(画素位置)にある画素値同士を比較して小さい値(これ以降、最小値取得と呼ぶ)、または近似的方法として論理積を求めると、上記数1式によって、各フレームに共通する成分として図6bの一番下に示されるように固定値が抽出できる。すなわち、文字テロップ等の透過性画像は静止画像であり、かつその画素値は大きく変動しないので(一般的には半透明な白色)、この透過性画像の対応する画素は、複数のフレームにおいて共通の固定的な値を持つ。そして、上記のように複数のフレーム間、例えば20〜30フレーム間で最小値取得もしくは論理積演算を繰り返し行えば、表示された透過性画像と略等しい領域に分布された固定値を検出することができる。これにより、透過性画像を抽出することができる。
実際の動画では、このように差分が大きくないため、図6cのように時間的に連続する複数(N枚)フレームに対し、最小値取得または論理積を繰り返して行い、2フレーム間の画素差が閾値以下のものを0として固定値を求める。この実施例で用いられるNの値は、例えば20〜30であるが、これよりも少なくてもよい。
ここで、α値が求まれば、上記数3および数4式により、背景画像の、透過性画像部分(文字テロップ部分)が重畳される部分の信号についてスケール、すなわち当該部分の信号を増幅すれば、元の背景画像を復元することができる。その様子について図5を用いて説明する。
図5aは、入力画像信号であり、背景画像に透過性画像部分である文字テロップが重畳されている様子を示す。図5において、透過性画像部分と背景画像の境界はiで示しており、この境界iの内側(透過性画像部分内)の位置を+d、外側を−dとして表すものとする。透過性画像部分は、それ自身のデータが持つ輝度値と背景画像の輝度値が合成される。このため、透過性画像部分(図5の点線の断面における)の輝度値、すなわち+dの位置の輝度値は、図示されるように、境界iを境に、背景画像の輝度値、すなわち−dの位置の輝度値に比べて高くなっている。図5aにおいて、斜線でハッチングされている部分は、透過性画像部分自身の輝度値を示している。この合成画像から、上述のような手法により透過性画像部分が抽出される。この抽出された透過性画像部分の輝度を図5bに示す。図5bから明らかなように、透過性画像部分の輝度値は、図5aの斜線部分と等しい。そして、図5aに示された元の画像から図5bの透過性画像部分が分離された背景画像は、図5cに示されるようになる。透過性画像部分は背景画像のデータを含むため、背景画像の透過性画像部分が重畳された部分の信号は、元の画像に比べてレベルが低下している。このため、上述した上記数3及び数4式によって得られたスケール値(透過度)によって、当該部分の信号のレベルを増加させることで、透過性画像部分が重畳された部分の輝度を元の画像とほぼ等しくしている。
このようにすることによって、背景画像を復元でき、元の画像の状態を維持したままフレーム補間を行うことが可能となる。更に、上記数1を用いて再合成も可能となる。
今、隣接する画素はほぼ同じ画素値であると仮定する。簡略のためR値、G値、B値もしくはY値のいずれかの値をXとして表し、座標(i,j)の画素成分を(i,j)とすると、隣接画素の関係は、下記数7で表すことができる。
(数7)X(i,j)=X(i−1,j)+△X(i−1,j)
そこで、座標(i,j)を中心としてdi周辺のn個の画素を隣接範囲と考え、数7式に対し下記数8の近似を行うと、数7は下記数9に置き換えることができる。
(数8)0≒Σ|k|<dii△X(i−k,j)
(数9)X(i,j)≒Σ|k|<di X(i−k,j)/n
ところで、固定値X0が閉区間[i0,i1]に存在すると仮定すると、数9は、更に次の数10で表すことができる。
(数10)X0(i,j)≒X0i0,i1(i)
ここで、Fi0,i1(i)は、以下の数11で定義されるものとする。
(数11)Fi0,i1(i)=H(i−i0)H(i1−i)
数11において、Hはヘヴィサイド関数で、H(x)がX≧0の場合は1、その他は0
である。特に半透明領域の輪郭(i0,j)では、Σ|k|<i0+dii0,i1(k)>0なので
、上記数9と数1から、下記数12が導ける。
(数12)Xd(i0,j)≒Σ|k|<i0+di d (k,j)Fi0,i1(k)/Σ|k|<i0+dii0,i1(k)
これを数3式に適用すると、数12は数13となり、α値が求まる。
(数13)αi0≒Xdf(i0,j)/Xd(i0,j)
また、α値も数フレームにわたり同値であるので、1フレーム中の輪郭画素数N、フレーム数Fとすると、α値は、下記数14で求めることができる。
(数14)α=ΣNΣFαN,F/(N×F)
上記数9、数12および数14では、α値を、境界iを中心とした周辺画素値の平均により求めているが、当該周辺画素値の中間値により求めてもよい。特に中間値を用いた場合、上述したスケール処理やアンチエイリアス処理による境界i周辺の画素値の階調差が減少する場合に有用であり、平均値を用いた場合は、背景が高周波成分を多く含む場合に有用である。さらに、1フレーム中の境界i周辺における複数の画素数にわたって平均してα値を求める代わりに、α値の各階調に対応する画素数を集計して得られたヒストグラムによりα値を求めてもよい。例えば、このヒストグラムにおいて、隣接する階調(例えば±2階調)の合計画素数が最大となる中心の階調をα値として求めるようにしてもよい。また、上記平均により求める方法とヒストグラムにより求める方法とを組み合わせることで、α値の精度を向上させることが可能である。
ここで、上記数6のように半透明画像が所定閾値δ未満の低輝度画像の場合、数10式の固定値係数X0が最小値取得時の閾値判定にてカットオフされるため、常にX0(i,j)=0となってしまう。一方、上記数11の分布関数Fi0,i1は、半透明画像(透過性画像部分)の領域を示すマスク信号であり、図6cの方法によって取得された固定値が0か否かを判別することで固定値が分布する領域(すなわち透過性画像部分)を特定するものである。従って、半透明画像が所定閾値δ未満の低輝度画像の場合は、α値を求めることができない。
そこで、本実施例では、最小値取得時の閾値をXTとして、X<XTの場合には、図5d及び図5eに示すとおり、画素を反転して分布関数Fi0,i1を求めるようにしている。このとき、最大輝度Xmaxもα値によりスケールされ、αXmaxとなるため、(1−α)Xmax以上の固定値を持つ。
今、反転した画素をX’とし、固定値X’0が閉区間[i’0,i’1]に存在すると仮定すると、X’0、及びF’i'0,i'1は、それぞれ次の数15及び数16に示すようになる。
(数15)X’0(i,j)≒X’0F’i'0,i'1(i)
(数16)F’i'0,i'1(i)=H(i−i’0)H(i’1−i)
同様に、半透明領域の輪郭(i’0,j)では、Σ|k|<i'0+dii'0,i'1(k)>0なので、数15は、次の数17のように書き換えることができる。
(数17)Xd(i’0,j)≒Σ|k|<i'0+diX(k,j)F’i0,i1(k)/Σ|k|<i'0+di F’i0,i1(k)
これを数5に適用すると、数18のようになり、α値が求まる。
(数18)αi'0≒X(i0,j)/Xd(i0,j)
また、X≧XTの場合と同様に、このα値を数14式に代入して用いてもよい。
以上の方法により、本実施例では、X≧XTとX<XTのそれぞれの場合に対し、背景画像と半透明静止画像を分離し、フレーム内挿法により補間画像を作成後、それぞれ対応するα値により半透明静止画像を再合成している。すなわち本実施例では、X≧XTのとき、つまり半透明画像がある一致輝度以上の場合は当該半透明画像の画素値から固定値を算出し、一方、X<XTのとき、つまり半透明画像が低輝度の場合は当該半透明画像の画素値を反転した画素値から固定値を算出するようにしている。これによって、半透明画像が低輝度の場合でも、当該半透明画像を特定するための固定値を精度よく算出可能にしている。
上記のような固定値の算出は、図4aのように1フレーム全体にわたって行ってもよい。また図4bに示すように処理範囲を指定し、上記座標(i,j)が指定された処理範囲に属するかどうかの判定処理を追加して当該処理範囲のみ固定値を算出するようにしてもよい。上述した放送局名を示すロゴ等は画面右端側に表示されることが多いので、図4bのように予め固定値を算出するための領域を指定すれば、固定値算出に係る計算量が低減でき、ソフトウェア、ハードウェア資源を低減することが可能となる。
また、本実施例に係る処理を複数用意してそれぞれ独立に実行可能にすることで、例えば図4cおよび図4dのように、複数の領域に対し例えばδやXTなどの閾値を個別に設定可能することができ、各領域について独立して処理することができる。
更にまた、半透明静止画像が更新された場合や動画が切替わる場合、例えば図6dのように固定値を格納するマスクバッファを複数用意し、予め定めたフレーム数Mで切り替えることで対応することができる。同様に、数14式のように複数フレーム間の平均値をとる方法を利用する場合も、α値を格納するレジスタを複数個用意し、上記のタイミングにあわせ切り替えることで対応できる。
次に上述した本実施例に係る画像処理を実行するための具体的な回路の一例について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示された画像分離処理回路(200)の一具体例を示しており、上半分と下半分とで対称な機能を実行する。すなわち、図2に示された画像分離処理回路の上半分は、高輝度の透過性画像部分(X≧XT)について処理を実行するための高輝度側回路であり、下半分は、低輝度の透過性画像部分(X<XT)について処理を実行する低輝度側回路である。
領域判定回路(203)は、画像信号(101)が入力され、これらの信号から予め指定された(例えば図4bに示された)処理領域に属するか否かを判定し、この処理領域に属する画像信号(205)を出力する。ここで、指定される処理領域は、透過性画像部分が重畳される領域よりも大きいものとする。この領域判定回路(203)は、図4aのようにフレームの全領域に対して処理を行うのであれば、設けなくてもよい。領域判定回路(203)からの信号は、高輝側回路の一要素であるマスク生成回路1(209)と、低輝度側回路の一要素である画像反転回路(206)に供給される。尚、領域判定回路(203)で処理領域に属さないと判定された信号については、これ以降の回路による処理を経ずにそのまま出力(1V遅延回路104に供給)される。
まず、高輝度側回路の構成並びに動作について説明する。マスク生成回路1(209)は、上述した数10に従い、画素毎に上述した固定値を検出してマスク信号1(104)を生成する。すなわちマスク信号1は、固定値により形成されるものであり、透過性画像部分を特定もしくは指定するための信号としても利用される。このマスク信号1は、マスクバッファとしての画像メモリ1(204)に供給されてここで保存される。メモリ制御回路1(208)は、画像信号(101)に付随する垂直同期信号(102)が入力され、この垂直同期信号(102)に基づき画像メモリ1(204)へのアクセス制御、及びダブルバッファもしくはシングルバッファ制御を行う。またマスク生成回路1(209)からのマスク信号1(104)は、減算器(204)によって領域判定回路(203)からの画像信号(205)と減算される。これによって、入力画像信号から透過性画像部分を除いた背景画像を含む差分信号(217)が分離され、出力される。
中間値生成回路(210)は、領域判定回路(203)からの画像信号(205)を入力とし、上記数12もしくは数17に従い、もしくはそれに相当する方法で、指定クロック分遅延して得られた複数画素値から平均値もしくは中間値を求める。この例では、中間値を求めるものとするが、平均値を求めるようにしてもよい。
スケール生成回路1(215)は、中間値生成回路(210)からの中間値(216)、マスク生成回路1(209)からのマスク信号1(104)、及び減算器(240)からの差分信号(217)が入力され、これらの信号に基づいて、上記数13に従ってスケール値(α値)を生成する。このスケール生成回路1(215)で得られたスケール値(α値)は、スケールヒストグラム生成部1(214)に供給され、所定レベル範囲のスケール値(α値)毎に、当該レベル範囲に属する画素の出現数をカウントしてヒストグラムを生成する。スケール抽出回路1(213)は、スケールヒストグラム生成部1(214)で生成されたヒストグラムにおいて、画素の出現数が最も大きいスケール値(α値)を判別して抽出する。そしてスケール抽出回路1(213)は、入力された垂直同期信号(102)に応じて、1フレーム中に一度、上記抽出されたスケール値(α値)をレジスタで構成されたスケールバッファ1(221)出力する。スケールバッファ1(221)は、このスケール値(α値)を格納し、スケール信号1(103)として出力する。
画像復元回路1(222)は、領域判定回路(203)からの画像信号(205)、減算器(240)からの差分信号(217)、及びスケールバッファ1(221)からのスケール信号1(103)を入力し、これらの信号に基づいて、上記数3および数4に従い(例えば図5a〜cに示された方法で)背景画像を復元する。
以上が高輝度側回路の構成並びに動作である。次に低輝度側回路の構成並びに動作について説明する。
低輝度側回路は、領域判定回路(203)からの画像信号(205)は、画像反転回路(206)によりその画素値が反転される。この画像反転回路(206)で反転された画像信号は、マスク生成回路2(211)に供給される。マスク生成回路2(211)は、上述した数15に従い画素毎に上述した固定値を検出してマスク信号2(105)を生成する。すなわちマスク信号2(105)は、反転画像から検出された固定値により形成されるものであり、透過性画像部分を特定もしくは指定するための信号として使用される。このマスク信号2(105)は、マスクバッファとしての画像メモリ2(207)に供給されてここで保存される。メモリ制御回路2(212)は、垂直同期信号(102)が入力され、この垂直同期信号(102)に基づき画像メモリ2(212)へのアクセス制御とダブルバッファもしくはシングルバッファ制御を行う。
スケール生成回路2(218)は、中間値生成回路(210)からの中間値(216)、マスク生成回路2(211)からのマスク信号2(105)、及び減算器(240)からの差分信号(217)が入力され、これらの信号に基づいて、上記数18に従ってスケール値(α値)を生成する。このスケール生成回路2(218)で得られたスケール値(α値)は、スケールヒストグラム生成部2(219)に供給され、上述した高輝度側のスケールヒストグラム生成部1(215)と同様な方法でスケール値(α値)についてのヒストグラムを生成する。スケール抽出回路2(220)は、高輝度側のスケール抽出回路1(213)と同様にしてスケール値(α値)をヒストグラムから抽出し、入力された垂直同期信号(102)に応じて、1フレーム中に一度、レジスタで構成されたスケールバッファ2(224)出力する。スケールバッファ2(224)は、このスケール値(α値)を格納し、スケール信号2(106)として出力する。
また画像復元回路(222)は、領域判定回路(203)からの画像信号(205)、減算器(240)からの差分信号(217)、及びスケールバッファ1(221)からのスケール信号1を入力し、これらの信号に基づいて、上記数3および数4に従い(例えば図5に示された方法で)背景画像を復元する。
画像復元回路2(223)は、領域判定回路(203)からの画像信号(205)、及びスケールバッファ2(224)からのスケール信号2(106)を入力し、これらの信号に基づいて、上記数5に従い(例えば図5d〜fに示された方法で)背景画像を復元する。
以上が、低輝度側回路の構成並びに動作である。
各画像復元回路1及び2(222、223)で復元された背景画像は、それぞれ画像選択回路(225)に供給される。画像選択回路(225)は、入力された高輝度側および低輝度側の復元背景画像信号のうち、入力信号が0ではない信号、すなわち高輝度側信号を優先するように選択処理を行う。このとき、透過性画像部分の輝度がかなり低い場合は、低輝度側の復元背景画像信号が選択される。画像選択回路(225)から出力された背景復元画像信号(107)は、前述のように、図1の1V遅延回路(104)及びフレーム補間回路(105)によりフレーム補間される。これにより、背景画像部分についてのみフレーム補間が実行され、透明画像部分によるフレーム補間への影響、すなわち上述した動きベクトルの誤検出を低減することができる。
次に、図1の画像再合成処理回路(300)の一構成例について図3を参照しつつ説明する。画像再合成処理回路(300)には、フレーム補間回路(105)からのフレーム補間された背景画像信号(108)、スケールバッファ1(221)からのスケール信号1(103)、マスク生成回路1(209)からのマスク信号1(104)、スケールバッファ2(224)からのスケール信号2(105)、及びマスク生成回路2(211)からのマスク信号2(106)が入力される。
画像再合成処理回路(300)は、画像合成回路1(306)、画像合成回路2(30
7)及び画像選択回路(308)を含んでいる。画像合成回路1(306)は、フレーム
補間された背景画像信号(108)、スケール信号1(103)及びマスク信号1(10
4)に基づいて、上記数1に従い透過性画像部分とフレーム補間された背景画像(108)とを合成処理する。一方、画像合成回路2(307)は、フレーム補間された背景画像信号(108)、マスク信号2(105)及びスケール信号2(106)に基づいて、上記数1および数5に従い透過性画像部分とフレーム補間された背景画像(108)とを合成処理する。透過性画像は、スケール信号1(103)及びマスク信号1(104)、またはスケール信号2(105)及びマスク信号2(106)により再生されるものであり、スケール信号で透過性画像部分が合成されるべき領域(表示部分)が特定され、その信号レベルはスケール信号により与えられる。
画像合成回路1(306)から出力された信号と、画像合成回路2(307)から出力された信号と、フレーム補間された背景画像信号(108)とは画像選択回路(308)に入力され、それらのいずれかが画素ごとに画像選択回路(308)で選択される。この選択は、画像選択回路(308)に入力されるマスク信号1(104)またはマスク信号2(106)に応じて選択される。つまりマスク信号1(104)が0ではない値を持つときは画像合成回路1(306)から出力された信号が選択され、マスク信号2(106)が0ではない値を持つときは画像合成回路2(307)から出力された信号が選択され、そして、両方のマスク信号が0の場合は、フレーム補間された背景画像信号(108)が選択される。このように選択された信号は出力信号309としてタイミング制御回路112に供給される。
次に、この画像処理装置の処理の流れについて図7〜13を参照しつつ説明する。尚、図7〜11において、処理のステップは、記号Sで表すものとする。
図7において、S200a及びS200bにおけるスケール値の抽出処理は、スケール抽出回路1(213)、スケールヒストグラム生成部1(214)、スケールバッファ1(221)および、スケール抽出回路2(220)、スケールヒストグラム生成部2(219)、スケールバッファ2(224)を含む回路で実行され、作成されたスケールヒストグラムよりスケール値を抽出する処理である。このS200a及びS200bの処理の詳細を図8に示す。図8のS201において、スケール信号のヒストグラムが更新されているかどうかを判定し、更新されていない場合には、S204に進んで前回のスケール値を選択し、S201において更新されていると判定された場合には、S202において最大カウント数の階調よりスケール値を抽出し、S203において過去のヒストグラムからのスケール値とあわせて中間値を抽出する。続いて、マスクバッファである画像メモリ1及び2(204、207)がフリップした(2つのバッファの書き込みと読み出しの状態を互いに入れ替えたか)、つまり処理の開始から予め定められたMフレーム目に到達したかをS205において判定する。もしYesであれば、スケールレジスタ1(221)または2(224)をそれぞれフリップし、バックバッファ側のレジスタを初期化処理(S206)を行う。そして、S207において、フリップ時(Mフレーム目)から現在までのスケール中間値の平均値をスケール値としてスケールレジスタ1または2に格納する。
S300a及びS200bにおける画像メモリのフリップ値の処理は、メモリ制御回路1(208)、画像メモリ1(204)、およびメモリ制御回路2(212)、画像メモリ2(207)を含む回路で実行され、その詳細は図9に示される。図9において、フレーム毎にフレーム数をカウントし、定められたフレーム数Mに到達したか否かをS301で判定する。もしYesであれば、S302において、メモリ制御回路1及び2(208、212)によって、2つのマスクバッファである画像メモリ1及び2(204、207)をフリップ(切り替える)してバックバッファを初期化する。
上述した図8及び図9の処置が終わると、再び図7に戻り、S101にて垂直同期信号(VSYNC)待ちの処理を行う。これは、フレーム毎に行われるS101以降の処理のタイミングを定めるために行われる。続いてS102においてフレーム中の画素探索が終了したかどうかを判定する。ここで探索が終了していいと判定されれば、S103に進み、注目画素が探索領域内であるか否かの判定が行われる。S102及びS103の判定処理は、背景画像と透過性画像部分との分離・再合成処理領域の判定を行うものであり、領域判定回路(203)を含む回路で行われる。S103で注目画素が検索領域内と判定された場合には、S400にすすみ、マスクバッファ更新の前処理を実行する。このS400の処理は、中間値生成回路(210)および減算器240を含む回路で実行され、その詳細は図10に示される。図10のS401において、減算器(240)によって画像信号からマスク信号を差し引くことで差分信号(217)を作成する。その後S402において、中間値生成回路(210)によって中間値を取得する。これは、中間値生成回路(210)で画素値を数クロック分遅延することで過去L個分の画素値を検出し、このL個の画素値から中間値を取得する処理である。
上記図10の処理が終了すると、図7のS104に進み、画像反転回路(205)によって画素値の反転処理を行う。続いて、S500a及びS500bにおいて、マスクバッファ更新処理が実行される。この処理は、マスク生成回路1(209)、メモリ制御回路1(208)、画像メモリ1(204)、マスク生成回路2(212)、メモリ制御回路2(212)、画像メモリ2(207)を含む回路で実行され、その詳細は図11に示される。図11のS501において、まずメモリ制御回路1及び2(S208、212)によって、マスクバッファである画像メモリ1(204)または画像メモリ2(207)からマスク信号(マスク値)を取得する。続いて、S502において、メモリ制御回路1及び2(S208、212)は、新たにマスク生成回路1(209)またはマスク生成回路2(212)に入力された画素値と、マスクバッファから取得されたマスク値とを比較し、いずれか小さい方、すなわち最小値を新たなマスク値として置き換える処理を行う。そして、S503において、メモリ制御回路1及び2(S208、212)は、上記最小値を新たなマスク値ろして、再びマスクバッファである画像メモリ1(204)または画像メモリ2(207)に格納する。これを複数フレーム間にわたって繰り返し行う。
上記図11の処理が終了すると、図7のS600に進み、スケール信号1の生成処理が行われる。この処理は、スケール生成回路1(215)を含む回路で実行され、その詳細は図12に示される。図12のS601において、スケール生成回路1(215)は、まず、ある注目画素がマスク信号1(104)の境界i、すなわち透過性画像部分の近傍か否かを判定する。もし当該注目画素が境界iの近傍である場合は、S602に進み、マスク信号1と上記図10の処理で得られた中間値とを用いてスケール値を作成する。そして、S603にて、作成されたスケール値に対応するスケールヒスグラム1の階調(例えばスケール値が8ビットの場合256階調)のカウントを1つ更新する。
図1のS700におけるスケール信号2の生成処理は、スケール生成回路2(218)を含む回路により行われ、その詳細は図13に示される。図13のS701において、スケール生成回路2(218)は、まず、ある注目画素がマスク信号2(105)の境界i、すなわち透過性画像部分の近傍か否かを判定する。もし当該注目画素が境界iの近傍である場合は、S702に進み、マスク信号2と上記図10の処理で得られた中間値とを用いてスケール値を作成する。そして、S703にて、作成されたスケール値に対応するスケールヒスグラム2の階調のカウントを1つ更新する。
このようにして、低輝度側と高輝度側とで、それぞれスケール値のヒストグラムが作成される。
上記S600におけるスケール信号1の生成処理が終了すると、S105に進み、画像の復元処理を行う。この処理は、スケールバッファ1(221)、画像復元回路1(222)を含む回路で実行され、マスク信号1(104)、スケール信号1(103)、及び差分信号(107)により画像を復元する処理である。
一方、S700におけるスケール信号2の生成処理が終了すると、S106に進み、画像の復元処理を行う。この処理は、スケールバッファ2(224)、画像復元回路1(223)を含む回路で実行され、マスク信号2(105)及びスケール信号2(106)により画像を復元する処理である。
S105及びS106の処理が終了すると、S107に進み、画像選択回路(228)を含む回路によって復元背景画像信号の選択処理を行う。この処理は、画像選択回路(228)に入力された高輝度側および低輝度側の復元背景画像信号のうち、入力信号が0ではない信号、すなわち高輝度側の信号を優先することで選択する処理である。続いてS108に進み、S107で選択された復元背景画像信号を含む背景画像信号について、1V遅延回路(104)およびフレーム補間回路(105)を含む回路で、上述したようなフレーム内挿法による補間フレームを作成する処理を行う。
その後、S109に進み画像の再合成処理が行われる。この処理は、画像合成回路1(306)を含む回路で実行され、フレーム補間された背景画像信号(108)、マスク信号1及びスケール信号1により、高輝度の半透明画像と背景画像とを再合成する処理である。また、S110でも同様に画像の再合成処理が行われる。この処理は、画像合成回路2(307)を含む回路で実行され、フレーム補間された背景画像信号(108)、マスク信号2及びスケール信号2により、低輝度の半透明画像と背景を再合成する処理である。
最後に、S111において、画像選択回路(308)により再合成画像の選択処理が行われる。ここで、2つのマスク信号1及び2により、フレーム補間された背景画像信号、高輝度および低輝度側の合成画像信号のうち、一つの画像信号を画素毎に選択する。
この選択は、マスク信号1または2(104、106)に応じて行われる。例えば、マスク信号1(104)が0ではない値を持つときは高輝度側の合成画像信号が選択され、マスク信号2(106)が0ではない値を持つときは低輝度側の合成画像信号が選択され、、両方のマスク信号が0の場合は、透過性画像部分がない領域であると判定してフレーム補間された背景画像信号(108)を選択する。
以上の処理によって、背景画像部分についてのみフレーム補間が実行され、透明画像部分によるフレーム補間への影響、すなわち上述した動きベクトルの誤検出を低減することができる。
本発明に係る映像処理装置の一例を示す。 画像分離処理回路(200)の一具体例を示す図。 画像合成処理回路(300)の一具体例を示す図。 本実施形態に係る画像の分離、合成処理の実行領域の一例を示す図。 本実施形態に係る半透明静止画像の復元方法を説明する図。 本実施形態に係るマスク信号およびマスクバッファの生成方法を説明する図。 本実施形態に係る画像処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態に係る画像処理の流れを示すフローチャート。 図7のS200の詳細な処理を示すフローチャート。 図7のS300の詳細な処理を示すフローチャート。 図7のS400の詳細な処理を示すフローチャート。 図7のS500の詳細な処理を示すフローチャート。 図7のS600の詳細な処理を示すフローチャート。 図7のS700の詳細な処理を示すフローチャート。
符号の説明
101…画像信号、102…垂直同期信号、110…1V遅延回路、111…フレーム補間回路、112…タイミング制御回路、113…表示パネル、200…画像分離処理回路、300…画像再合成処理回路

Claims (18)

  1. 画像信号を入力する入力部と、
    前記入力部で入力された入力画像信号中の複数フレームにおける同一座標上の画素値の最小値または論理積演算値を取得することで、透過性を有する透過性画像の固定画素値を検出し、前記透過性を有する透過性画像と背景画像と分離する画像分離処理部と、
    前記画像分離処理部で分離された前記背景画像を用いてフレーム補間を行い、フレーム補間された背景画像を生成するフレーム補間部と、
    前記フレーム補間部によってフレーム補間された背景画像と、前記画像分離処理部で分離された透過性画像とを合成する合成処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記フレーム補間部は、前記背景画像から物体の動きを示す動きベクトルを検出し、該動きベクトルを用いて前記フレーム補間を行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像分離処理部は、入力画像信号中の画素値が所定の閾値より小さい場合には、前記複数フレームにおける同一座標上の画素値を反転した画素値の最小値または論理積演算値を取得し、これを反転して前記透過性を有する透過性画像の固定画素値を検出することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像分離処理部は、前記入力部で入力された入力画像信号中の所定数のフレームについて、2枚のフレーム間の同一座標上の画素値の最小値または論理積演算値を繰り返し行い、前記最小値または前記論理積演算値の2枚のフレーム間の差が所定の閾値以下となった場合に、該最小値または論理積演算値を前記透過性を有する透過性画像の固定画素値とすることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記画像分離処理部は、前記入力画像信号中の所定領域について前記透過性を有する透過性画像の固定画素値の検出を行うことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記透過性画像は、半透明な文字テロップであることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像信号を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップで入力された入力画像信号中の複数フレームにおける同一座標上の画素値の最小値または論理積演算値を取得することで、透過性を有する透過性画像の固定画素値を検出し、前記透過性を有する透過性画像と背景画像とを分離する画像分離ステップと、
    前記画像分離ステップで分離された前記背景画像を用いてフレーム補間を行い、フレーム補間された背景画像を生成するフレーム補間ステップと、
    前記フレーム補間ステップでフレーム補間された背景画像と、前記画像分離ステップで分離された透過性画像とを合成する画像合成ステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理方法において、前記フレーム補間ステップは、前記背景画像から物体の動きを示す動きベクトルを検出し、該動きベクトルを用いて前記フレーム補間を行うことを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項7乃至8のいずれか一項に記載の画像処理方法において、
    前記画像分離ステップでは、入力画像信号中の画素値が所定の閾値より小さい場合には、前記複数フレームにおける同一座標上の画素値を反転した画素値の最小値または論理積演算値を取得し、これを反転して前記透過性を有する透過性画像の固定画素値を検出することを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像処理方法において、
    前記画像分離ステップでは、前記入力ステップで入力された入力画像信号中の所定数のフレームについて、2枚のフレーム間の同一座標上の画素値の最小値または論理積演算値を繰り返し行い、前記最小値または前記論理積演算値の2枚のフレーム間の差が所定の閾値以下となった場合に、該最小値または論理積演算値を前記透過性を有する透過性画像の固定画素値とすることを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像処理方法において、前記画像分離ステップは、前記入力画像信号中の所定領域について前記透過性を有する透過性画像の固定画素値の検出を行うことを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか一項に記載の画像処理方法において、前記透過性画像は、半透明な文字テロップであることを特徴とする画像処理方法。
  13. 画像信号を入力する入力部と、
    前記入力部で入力された入力画像信号中の複数フレームにおける同一座標上の画素値の最小値または論理積演算値を取得することで、透過性を有する透過性画像の固定画素値を検出し、前記透過性を有する透過性画像と背景画像とを分離する画像分離処理部と、
    前記画像分離処理部で分離された前記背景画像を用いてフレーム補間を行い、フレーム補間された背景画像を生成するフレーム補間部と、
    前記フレーム補間部によってフレーム補間された背景画像と、前記画像分離処理部で分離された透過性画像とを合成する合成処理部と、
    前記合成処理部が合成した画像を表示する表示部と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  14. 請求項13に記載の画像表示装置において、前記フレーム補間部は、前記背景画像から物体の動きを示す動きベクトルを検出し、該動きベクトルを用いて前記フレーム補間を行うことを特徴とする画像表示装置。
  15. 請求項13乃至14のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記画像分離処理部は、入力画像信号中の画素値が所定の閾値より小さい場合には、前記複数フレームにおける同一座標上の画素値を反転した画素値の最小値または論理積演算値を取得し、これを反転して前記透過性を有する透過性画像の固定画素値を検出することを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項13乃至15のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記画像分離処理部は、前記入力部で入力された入力画像信号中の所定数のフレームについて、2枚のフレーム間の同一座標上の画素値の最小値または論理積演算値を繰り返し行い、前記最小値または前記論理積演算値の2枚のフレーム間の差が所定の閾値以下となった場合に、該最小値または論理積演算値を前記透過性を有する透過性画像の固定画素値とすることを特徴とする画像表示装置。
  17. 請求項13乃至16のいずれか一項に記載の画像表示装置において、前記画像分離処理部は、前記入力画像信号中の所定領域について前記透過性を有する透過性画像の固定画素値の検出を行うことを特徴とする画像表示装置。
  18. 請求項13乃至17のいずれか一項に記載の画像表示装置において、前記透過性画像は、半透明な文字テロップであることを特徴とする画像表示装置。
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