JP4524273B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

この発明は、ランプレンズが融雪(解氷、防曇)構造をなす車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、前面レンズと、前記前面レンズに接着剤により接合一体化された配線板ヒータ(ベースフィルムの上に導電箔パターンが印刷されているもの)と、前記配線板ヒータに固定されている接続端子と、を備えるものである。
以下、従来の車両用灯具の作用について説明する。接続端子に電源側の接続端子を接続し、配線板ヒータの導電箔パターンに給電すると、その導電箔パターンが発熱し、その熱により、前面レンズに付着した雪や氷や曇りが融かされたり除去されたりする。この結果、前面レンズから外部に照射される光の損失を防ぐことができる。特に、光源として、ハロゲンバルブや白熱バルブと比較して、前面レンズから照射される光の温度が低い光源、たとえば、LEDなどの半導体型光源やHIDなどの放電灯を使用した車両用灯具においては、効果的である。
ところが、従来の車両用灯具は、配線板ヒータに接続端子が固定されていて、配線板ヒータの一部と接続端子とを同一位置に設けるものであるから、下記の課題がある。すなわち、配線板ヒータは、前面レンズのうち少なくとも光が照射される部分にのみ設けるだけでよい。しかしながら、この場合においては、接続端子が前面レンズのうち光が照射される部分、すなわち、目立つ部分に位置するので、この接続端子が前面レンズを介して見えて見栄え上課題がある。そこで、見栄えを考慮して、接続端子を前面レンズのうち目立たない部分に配置する。すると、この場合においては、配線板ヒータを、前面レンズのうち光が照射される部分から目立たない部分(すなわち、光が照射されない部分であって配線板ヒータを設ける必要がない部分)まで広い範囲に亘って設ける必要がある。このために、無駄な配線板ヒータを必要とするので、製造コストが上がりかつ消費電力が上がるなどの課題がある。
特開平10−109587号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用灯具では、見栄え上課題があり、または、製造コストや消費電力上課題があるという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、その灯室内に配置されていて光をランプレンズを通して外部に照射する光照射部と、そのランプレンズに転写により設けられている線ヒータと、その線ヒータに電流を供給する給電部と、を備え、給電部が、線ヒータのベースフィルムから延設されているフィルムと、そのフィルムの一面に線パターンに形成されていてかつ一端が線ヒータのヒータ用導電性部材に電気的に接続されている給電用導電性部材と、その給電用導電性部材の他端に電気的に接続されていてかつフィルムの先端と共にランプレンズに固定されているコネクタと、から構成されている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、コネクタが、ターミナルと、そのターミナルをフィルムに固定しかつ給電用導電性部材に電気的に接続させる加締め具と、から構成されている、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、コネクタが、導電性接着剤および封止剤により、フィルムに固定されかつ給電用導電性部材に電気的に接続される表面実装タイプのコネクタである、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、コネクタが、差込により、フィルムに固定されかつ給電用導電性部材に電気的に接続されるフレキシブルフラットケーブル用コネクタである、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)は、コネクタが、両面接着テープにより、フィルムに固定されかつ給電用導電性部材に電気的に接続されるばね圧タイプのコネクタである、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項6にかかる発明)は、線ヒータおよび給電部がランプレンズの灯室側に設けられており、コネクタにヒータ側のハーネスが電気的に接続されており、そのヒータ側のハーネスが灯室内から灯室外に引き出されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、給電部のフィルムおよび給電用導電性部材により、線ヒータと給電部のコネクタとを電気的接続が維持されながらランプレンズの別個の離れた位置にそれぞれ設けることができる。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、線ヒータをランプレンズのうち光が照射される部分に設け、給電部のコネクタをランプレンズのうち目立たない部分(すなわち、光が照射されない部分であって線ヒータを設ける必要がない部分、たとえば、ランプハウジングに取り付ける側壁)に設けることができる。これにより、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、給電部のコネクタをランプレンズのうち目立つ部分に設ける必要がないので見栄え上の課題を解決することができ、また、線ヒータをランプレンズのうち目立たない部分まで設ける必要がないので製造コストや消費電力上の課題も解決することができる。
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、線ヒータと給電部のコネクタとの間を接続する給電部のフィルムおよび給電用導電性部材がハーネスと比較して軽量でかつ薄いので、ランプレンズに転写した線ヒータへの負荷が少ない。
その上、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、給電部のフィルムが線ヒータのベースフィルムから延設されており、かつ、給電部のフィルムの先端とコネクタとがランプレンズに固定されている。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、給電部の一方がランプレンズに転写されている線ヒータを介してランプレンズに固定されており、かつ、給電部の他方がフィルムの先端とコネクタとを介してランプレンズに固定されている。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、給電部を全体に亘ってランプレンズに固定する必要がないので、給電部をランプレンズに簡単にかつ確実に固定することができる。
特に、ランプレンズが、線ヒータを転写する部分と給電部のコネクタを固定する部分との間が角部をなしているランプレンズの場合。この場合においては、線ヒータをランプレンズに転写した後に、給電部のフィルムをランプレンズの角部に沿って折り曲げた状態で給電部のフィルムの先端とコネクタとをランプレンズに固定すると、給電部のフィルムの弾性復帰力により、給電部をランプレンズの角部に沿った状態で確実に固定することができる。
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、給電部を全体に亘ってランプレンズに固定する必要がないので、線ヒータをランプレンズに転写した後に給電部のフィルムの先端とコネクタとをランプレンズに固定することができる。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、線ヒータをランプレンズに転写する際に、フィルム幅が線ヒータのベースフィルム幅よりも広い給電部をランプレンズに同時に固定する必要がないので、フィルム状の線ヒータをランプレンズに確実にかつ簡単に転写することができる。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、加締め具によりターミナルをフィルムに固定しかつ給電用導電性部材に電気的に接続させるものであるから、ターミナルをフィルムに確実に固定することができかつ給電用導電性部材に確実に電気的に接続させることができる。この結果、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、ターミナルと加締め具とからなるコネクタにより、給電部を介して線ヒータに電流を確実に供給することができる。
しかも、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、コネクタが加締め具とターミナルとから構成されるものであるから、表面実装タイプのコネクタやフレキシブルフラットケーブル用コネクタやばね圧タイプのコネクタやその他のコネクタと比較して部品点数が少なくその分製造コストが安価である。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、表面実装タイプのコネクタにより、給電部を介して線ヒータに電流を確実に供給することができる。しかも、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、表面実装タイプのコネクタを線ヒータから離れた位置に設けることができるので、線ヒータの熱により表面実装タイプのコネクタの封止剤からガスが発生してランプレンズが曇ることを防止できる。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具は、フレキシブルフラットケーブル用コネクタにより、給電部を介して線ヒータに電流を確実に供給することができる。しかも、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具は、線ヒータをランプレンズに転写した後に、フレキシブルフラットケーブル用コネクタを給電部のフィルムに差し込んで固定するものである。このために、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具は、線ヒータの転写時においては、線ヒータのベースフィルムおよび給電部のフィルムにはフレキシブルフラットケーブル用コネクタが固定されていないので、コネクタによるランプレンズへの傷つけやコネクタの重量によるベースフィルムやフィルムのねじれが発生し難くなって、作業性が向上される。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用灯具は、ばね圧タイプのコネクタにより、給電部を介して線ヒータに電流を確実に供給することができる。しかも、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用灯具は、線ヒータをランプレンズに転写し、それから、給電部のフィルムの先端をランプレンズに固定し、その後に、ばね圧タイプの用コネクタを給電部のフィルムに両面接着テープにより固定するものである。このために、この発明(請求項5にかかる発明)の車両用灯具は、線ヒータの転写時および給電部のフィルムの固定時においては、線ヒータのベースフィルムおよび給電部のフィルムにはばね圧タイプのコネクタが固定されていないので、コネクタによるランプレンズへの傷つけやコネクタの重量によるベースフィルムやフィルムのねじれが発生し難くなって、作業性が向上される。
さらにまた、この発明(請求項6にかかる発明)の車両用灯具は、給電部のコネクタに接続されているヒータ側のハーネスを灯室内から灯室外に引き出すので、ランプハウジングとランプレンズとを取り付けた後に、灯室外においてヒータ側のハーネスと電源側のハーネスとを接続配線することができる。この結果、この発明(請求項6にかかる発明)の車両用灯具は、ヒータ側のハーネスと電源側のハーネスとを接続配線した後にランプハウジングとランプレンズとを取り付ける工程と比較して簡単であり、また、灯室内においてヒータ側のハーネスと電源側のハーネスとを接続配線する工程と比較して簡単である。しかも、この発明(請求項6にかかる発明)の車両用灯具は、組付工程の簡略化により、たとえば寒冷地仕様の車両に効果的にかつ最適に設定することができる。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施例のうちの4例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図15は、この発明にかかる車両用灯具の実施例1を示す。以下、この実施例1にかかる車両用灯具の構成について説明する。この実施例1にかかる車両用灯具は、所定の配光パターン、たとえば、すれ違い用の配光パターンを照射する自動車用のヘッドランプ1L、1Rである。前記ヘッドランプ1L、1Rは、図1に示すように、自動車Cの前部の左右両側にそれぞれ装備されている。以下、左側のヘッドランプ1Lについて説明する。なお、右側のヘッドランプ1Rは、左側のヘッドランプ1Lの構造とほぼ左右逆である。
前記ヘッドランプ1Lは、図2および図4に示すように、5個のランプユニット2と、ランプハウジング3と、ランプレンズ4と、線ヒータ5と、給電部6と、を備えるものである。前記ランプハウジング3と前記ランプレンズ4とにより、灯室7が区画されている。前記灯室7内には、前記5個のランプユニット2が上下2段に(この例では、上段に3個、下段に2個)それぞれ配置されている。
前記ランプユニット2は、光を前記ランプレンズ4を通して外部に照射する光照射部を構成するものである。前記ランプユニット2は、所定の配光パターン、この例では、すれ違い用の配光パターンを照射(放射、出射)するものである。前記ランプユニット2は、図3に示すように、プロジェクタタイプであって、ユニット構造をなす。前記ランプユニット2は、上側リフレクタ8および下側リフレクタ9と、反射面10およびシェード11と、半導体型光源12と、投影レンズ(凸レンズ、集光レンズ)13と、ヒートシンク部材14と、から構成されている。
前記ランプユニット2は、図2に示すように、ホルダ部材15を介して前記ランプハウジング3に取り付けられている。前記ランプハウジング3には、ヒートシンク部材16が設けられている。前記ランプハウジング3側のヒートシンク部材16と、前記ランプユニット2側のヒートシンク部材14とは、前記ホルダ部材15および前記ランプハウジング3を介して接続されている。
前記半導体型光源12は、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源(この実施例1ではLED)を使用する。このために、前記半導体型光源12自体においては熱が発生するが、前記半導体型光源12からの光には熱がほとんど発生しない。これにより、前記ランプレンズ4には、雪や氷や曇りが付着し易い。
前記ランプレンズ4は、ほぼ素通しのレンズであって、いわゆるアウターカバー(アウターレンズ)である。前記ランプレンズ4は、この例では、たとえばPC(ポリカーボネート)などの合成樹脂から成形されている。また、前記ランプレンズ4は、図2に示すように、縦断面(垂直断面)において、上から下にかけて後方から前方にスラント(傾斜)している。さらに、前記ランプレンズ4は、断面凹形状をなしていて、前記ランプユニット2から照射される光が透過する正面部(もしくは前面部)33と、前記正面部33からの全周縁から後方に一体に延設されている側壁部34と、から構成されている。前記正面部33と前記側壁部34との間には、角部が形成されている。なお、前記ランプレンズ4の材質がPCの場合、前記ランプレンズ4の耐熱温度は約130°Cである。
前記線ヒータ5は、転写式の線ヒータであって、前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に転写により設けられている。前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に転写により設けられている前記線ヒータ5は、図5、図6および図14に示すように、ベースフィルム17と、接着剤18と、ヒータ用導電性部材としての導電性ペースト19と、レジスト20と、から構成されている。また、前記線ヒータ5は、光透過性のものが好ましい。
前記ベースフィルム17は、透明なたとえばPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂製のフィルムからなる。前記ベースフィルム17の一面には、前記接着剤18が設けられている。
前記ベースフィルム17の他面には、前記導電性ペースト19が線パターンに形成されている。前記導電性ペースト19の線パターンは、この例では、図4に示すように、相互にほぼ平行である上下4本の横線を、左側の2本の縦線および右側の1本の縦線を介して、左右にジグザグに連続する線パターンである。最上下2本の横線の右側から2本の縦線が端末部として連続して形成されている。前記導電性ペースト19は、導電性インクであって、この例では、銀ペースト、金ペースト、銅ペースト、アルミペーストなどの金属ペーストからなる。前記導電性ペースト19は、電流が供給されることにより、前記導電性ペーストの電気抵抗により発熱するものであって、電気抵抗値が高いと発生熱量が低い、電気抵抗値が低いと発生熱量が高い。
前記ベースフィルム17の他面には、前記レジスト20が前記導電性ペースト19を覆うように設けられている。前記レジスト20は、前記導電性ペースト19を電気的に絶縁すると共に外からの衝撃から保護するものであって、すなわち、前記導電性ペースト19の表面保護コートである。前記レジスト20は、この例では、ウレタン系やアクリル系の接着剤などからなる。
前記ベースフィルム17もしくは前記レジスト20のうち少なくともいずれか一方が着色されている。すなわち、前記ベースフィルム17の一面またはおよび他面に着色層を設ける。あるいは、前記ベースフィルム17自体もしくは前記レジスト20自体を着色する。
前記ベースフィルム17(この例では、前記接着剤18をも含む)は、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンにカットされている。カットされた前記ベースフィルム17の幅Wは、この例では、約0.5mmであって、前記レジスト20の幅とほぼ同等の幅である。そして、図14に示すように、前記ベースフィルム17がカットされた後において、前記レジスト20側に配置したセパレータ21を使用して、前記接着剤18を前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に接着させて線パターンの前記導電性ペースト19を前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に転写させる。これにより、前記線ヒータ5は、前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に転写により設けられる。
前記セパレータ21は、図14に示すように、線パターンの前記導電性ペースト19を前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に転写させた後前記レジスト20側から剥がされる。前記セパレータ21は、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターン形状をなす前記線ヒータ5を載置することができ、かつ、前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に転写することができる程度の大きさと形状を有しているシート形状をなすものである。また、前記セパレータ21は、前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面の曲面に追従し得るように、フレキシブル性の素材、この例では、ウレタンなどのゴム系の素材を使用するものである。
前記線ヒータ5には、図4および図8および図9に示すように、前記給電部6が設けられている。前記給電部6は、前記線ヒータ5に電流を供給するものである。前記給電部6は、前記線ヒータ5と同様に、前記ランプレンズ4の前記正面部33および前記側壁部34の内面(灯室7側)に設けられている。また、前記給電部6は、前記ランプレンズ4の意匠への影響が小さい箇所、すなわち、前記ランプレンズ4の前記正面部33と前記側壁部34との間の角部付近に設けられている。前記給電部6は、フィルム24と、給電用導電性部材としての導電性ペースト25と、コネクタ26と、から構成されている。
前記フィルム24は、前記線ヒータ5の前記ベースフィルム17から延設されている。前記フィルム24は、前記ベースフィルム17と同様に、透明なたとえばPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂製のフィルムからなる。前記フィルム24の幅W1は、前記ベースフィルム17の幅W(約0.5mm)に対して、この例では、約10mmである。また、前記フィルム24の長さは、前記線ヒータ5から前記ランプレンズ4の前記側壁部34に届く程度の長さである。なお、図4および図8および図9において、前記フィルム24の左側端部が前記線ヒータ5より左側に位置するように図示されているが、実際には、前記フィルム24の左側端部と前記線ヒータ5とは、ほぼ同一線上に位置する。
給電用の前記導電性ペースト25は、前記フィルム24の一面に線パターンに形成されていてかつ一端がヒータ用の前記導電性ペースト19の端末部に電気的に接続されている。給電用の前記導電性ペースト25は、ヒータ用の前記導電性ペースト19と同様に、導電性インクであって、この例では、銀ペースト、金ペースト、銅ペースト、アルミペーストなどの金属ペーストからなる。給電用の前記導電性ペースト25は、ヒータ用の前記導電性ペースト19よりも太く(厚く、幅広)して、ヒータ用の前記導電性ペースト19よりも電気抵抗値を小さくしている。前記フィルム24の先端において、給電用の前記導電性ペースト25の他端には、電極用もしくは給電用の幅広部49が一体に設けられている。
なお、前記フィルム24の一面にレジスト(図示せず)を給電用の前記導電性ペースト25を覆うように設けても良い。前記レジストは、前記レジスト20と同様に、給電用の前記導電性ペースト25を電気的に絶縁すると共に外からの衝撃から保護するものであって、すなわち、給電用の前記導電性ペースト25の表面保護コートである。前記レジストは、前記レジスト20と同様に、この例では、ウレタン系やアクリル系の接着剤などからなる。
また、前記フィルム24もしくは前記レジストのうち少なくともいずれか一方が着色されている。すなわち、前記フィルム24の一面またはおよび他面に着色層を設ける。あるいは、前記フィルム24自体もしくは前記レジスト自体を着色する。
前記コネクタ26は、給電用の前記導電性ペースト25の他端の幅広部49に電気的に接続されていてかつ前記フィルム24の先端に固定されている。前記コネクタ26は、図10〜図13に示すように、絶縁部材たとえば樹脂製からなる1個のベース27と、導電性部材たとえば金属からなる2個のオスターミナル28と、加締め具としての2個のハトメ29と、から構成されている。
前記ベース27は、たとえば四角形をなす。前記ベース27の一面の三辺には、リブ30が一体に設けられている。前記オスターミナル28は、固定部と、繋部と、オス部と、からなる。前記ハトメ29は、基部と、2本の加締め部と、からなる。
以下、前記給電部6の前記フィルム24および前記導電性ペースト25と前記コネクタ26との組付方について説明する。まず、前記ベース27の三辺が前記リブ30で囲まれた一面上に前記フィルム24の先端を、前記導電性ペースト25が前記ベース27に対面しないように、セットする。つぎに、2本の前記導電性ペースト25の幅広部49に2個の前記オスターミナル28の固定部をセットする。それから、2個の前記ハトメ29の2本の加締め部を前記ベース27および前記フィルム24および2本の前記導電性ペースト25および2個の前記オスターミナル28の固定部に通して、2個の前記ハトメ29の2本の加締め部を加締め付ける。この結果、2個の前記ハトメ29により、前記フィルム24および2本の前記導電性ペースト25の幅広部49が前記ベース27と2個の前記オスターミナル28の固定部との間において加締め付けられる。これにより、前記コネクタ26は、前記給電部6の前記フィルム24に固定され、かつ、前記コネクタ26の前記オスターミナル28は、前記給電部6の前記導電性ペースト25の幅広部49に電気的に接続される。
前記ベース27の三辺の前記リブ30に囲まれた範囲には、たとえばシリコンからなる封止剤31が設けられている。前記封止剤31は、電気的接続部分である2本の前記導電性ペースト25および2個の前記オスターミナル28の固定部および2個の前記ハトメ29の2本の加締め部を覆って電気的に絶縁すると共に外からの衝撃から保護するものである。なお、前記フィルム24の一面にレジストを設ける場合には、電気的接続部分である2本の前記導電性ペースト25のうち2個の前記オスターミナル28の固定部がセットされる部分にはレジストを設けないようにする。
前記ベース27の他面は、十分な耐久性を有する両面テープ(両面接着テープ)などの接着剤32により、前記ランプレンズ4の前記側壁部34の内面に接着固定されている。この結果、前記給電部6において、前記コネクタ26は、前記フィルム24の先端と共に前記ランプレンズ4の前記側壁部34の内面に固定される。これにより、前記給電部6は、前記ランプレンズ4の前記正面部33および前記側壁部34の内面に設けられることとなる。
このとき、図7および図12に示すように、前記給電部6の前記フィルム24の両端は、前記線ヒータ5と前記コネクタ26を介して、前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面と前記側壁部34の内面にそれぞれ固定されている。また、前記給電部6の前記フィルム24の中間部は、前記ランプレンズ4の前記正面部33と前記側壁部34との間の角部に沿って折り曲げられている。この結果、前記給電部6の前記フィルム24は、弾性復帰力(図7中の実線矢印Aを参照)により、前記ランプレンズ4の角部に沿った状態で確実に固定される。これにより、前記給電部6は、前記ランプレンズ4の前記正面部33および前記側壁部34の内面に確実に固定されることとなる。
前記コネクタ26には、2本のヒータ側ハーネス35が電気的に接続されている。すなわち、2本の前記ヒータ側ハーネス35の一端には、導電性部材たとえば金属からなる2個のメスターミナル36がそれぞれ取り付けられていてかつ電気的に接続されている。2個の前記メスターミナル36が前記コネクタ26の2個の前記オスターミナル28にそれぞれ着脱可能に結合されている。この結果、前記コネクタ26と前記ヒータ側ハーネス35とが電気的に接続されている。なお、図4および図7において、前記コネクタ26の2個の前記オスターミナル28および2個の前記メスターミナル36は、略図で示す。
2本の前記ヒータ側ハーネス35の他端には、ヒータ側コネクタ37が取り付けられていてかつ電気的に接続されている。2本の前記ヒータ側ハーネス35は、図7に示すように、前記ランプレンズ4の前記側壁部34に設けられている防水構造、この例では、たとえばゴム製の防水グロメット38を介して、前記灯室7内から前記灯室7外に引き出されている。また、2本の前記ヒータ側ハーネス35は、図15に示すように、前記ランプハウジング3に設けられている防水構造、この例では、たとえばゴム製の防水グロメット38を介して、前記灯室7内から前記灯室7外に引き出されていても良い。
図7において、符号「39」は、一端が電源に電気的に接続されている2本の電源側ハーネスである。2本の前記電源側ハーネス39の他端には、電源側コネクタ40が取り付けられていてかつ電気的に接続されている。前記ヒータ側コネクタ37が前記電源側コネクタ40に着脱可能に結合されている。この結果、前記線ヒータ5は、前記給電部6を介して電源に電気的に接続される。
前記電源側コネクタ40は、前記ランプハウジング3の灯室7外に固定されている。この結果、前記ヒータ側ハーネス35の一部および前記ヒータ側コネクタ37および前記電源側コネクタ40および前記電源側ハーネス39は、前記ランプハウジング3の灯室7外に位置する。
この実施例1にかかる車両用灯具の前記ヘッドランプ1Lの外側には、その他の車両用部品(たとえば、他の車両用灯具、バンパー、装飾部品など)41が隣接して設けられている。前記ランプハウジング3の灯室7外に位置する前記ヒータ側ハーネス35の一部および前記ヒータ側コネクタ37および前記電源側コネクタ40および前記電源側ハーネス39は、この実施例1にかかる車両用灯具の前記ヘッドランプ1Lとその他の車両用部品41との間に位置するので、外側から見えず、見栄え上問題はない。
前記線ヒータ5は、前記給電部6を介して、手動スイッチ(図示せず)またはおよび自動スイッチ(図示せず)に接続されている。前記手動スイッチは、手動により、前記線ヒータ5への電流供給をオンしたりオフしたりするものである。前記自動スイッチは、自動的に、前記線ヒータ5への電流供給をオンしたりオフしたりするものである。
前記自動スイッチは、ECUなどの制御部と、温度センサや光センサなどの検出部と、から構成されている。前記検出部は、自動車Cの周囲環境、たとえば、自動車Cの外の温度や前記ランプレンズ4から照射される光などを検出してその検出信号を前記制御部に出力する。前記制御部は、前記検出部からの検出信号に基づいて前記ランプレンズ4に雪や氷や曇りなどが付着しているか否か、あるいは、前記ランプレンズ4に雪や氷や曇りなどが付着する程度の温度か否かを判断する。そして、前記制御部は、前記ランプレンズ4に雪や氷や曇りなどが付着している、あるいは、前記ランプレンズ4に雪や氷や曇りなどが付着する程度の温度であると判断すると、前記給電部6を介して前記線ヒータ5に電流を供給する。一方、前記制御部は、前記ランプレンズ4に雪や氷や曇りなどが付着していない、あるいは、前記ランプレンズ4に雪や氷や曇りなどが付着する程度の温度でないと判断すると、前記給電部6を介して前記線ヒータ5への電流供給を遮断する。
前記線ヒータ5の1個の端末部には、温度制御部(図示せず)が設けられている。前記温度制御部は、前記導電性ペースト19の発熱温度を制御するものである。前記温度制御部としては、たとえば、PTCサーミスターを使用する。このPTCサーミスターは、温度が上昇すると抵抗値が高くなって所定の抵抗値に達すると電流が流れなくなる特性を有するものである。たとえば、前記ランプレンズ4の材質がPCの場合、前記ランプレンズ4の耐熱温度は約130°Cであるから、前記導電性ペースト19の発熱温度が約60°C付近に達した時点で電流が流れなくなる抵抗特性を有するPTCサーミスターを前記温度制御部として使用する。
以下、この実施例1にかかる車両用灯具のヘッドランプ1L、1Rの前記ランプレンズ4に転写する前記線ヒータ5(前記給電部6)の製造工程と、前記ランプレンズ4に前記線ヒータ5を転写する転写工程を図14を参照して説明する。まず、フィルム中の前記ベースフィルム17に対応する部分の一面に前記接着剤(接着層)18を設け、かつ、前記接着剤18に剥離フィルムや剥離紙などの剥離シート22を剥離可能に接着してなるシート部材23を製造する(図14(A)参照)。なお、前記シート部材23の大きさは、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターン形状をなす前記線ヒータ5を形成することができる程度の大きさを有している。また、フィルム中の前記フィルム24、すなわち、前記ベースフィルム17から延設されている前記フィルム24の他面(下面)には、前記接着剤18は設けられていない。
つぎに、前記シート部材23の前記ベースフィルム17の他面(上面)および前記ベースフィルム17から延設されている前記フィルム24の一面(上面)に、ヒータ用の前記導電性ペースト19および給電用の前記導電性ペースト25を、たとえば、スクリーン印刷やホットスタンプ印刷などの工法により印刷して、線パターンに形成する(図14(B)参照)。
つづいて、前記シート部材23の前記ベースフィルム17の他面(上面)に前記レジスト(絶縁層兼保護膜)20を、たとえば、スクリーン印刷やホットスタンプ印刷などの工法により印刷して、前記導電性ペースト19を覆うように設ける(図14(C)参照)。なお、このとき、前記フィルム24の一面(上面)に前記レジスト(絶縁層兼保護膜)を、たとえば、スクリーン印刷やホットスタンプ印刷などの工法により同時に印刷して、給電用の前記導電性ペースト25を覆うように設けても良い。
それから、前記シート部材23の前記ベースフィルム17および前記接着剤18を、たとえば、打ち抜き加工により、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンでカットする(図14(D)参照)。すなわち、カッタ(図示せず)を前記レジスト20側から前記ベースフィルム17および前記接着剤18に押し込んで前記接着剤18と前記剥離シート22との境で止めて前記ベースフィルム17および前記接着剤18をカットする。なお、図14(C)中において、実線CLで前記ベースフィルム17および前記接着剤18のカット箇所を示す。前記カッタを前記シート部材23から離すと共に、カットされた前記ベースフィルム17および前記接着剤18のうち、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンの部分以外の余分な部分を前記剥離シート22から除く。このとき、前記フィルム24も所定幅W1および所定長さに同時にカットされる。
これにより、図14(D)に示すように、カットされなかった前記シート部材23の前記剥離シート22と、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンでカットされた前記ベースフィルム17および前記接着剤18と、線パターンの前記導電性ペースト19と、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンに設けられている前記レジスト20とが残される。前記ベースフィルム17および前記接着剤18のカット幅Wは、この例では、前記レジスト20の幅とほぼ同等の幅であって、前記レジスト20が前記導電性ペースト19を覆い得る幅、すなわち、前記レジスト20が前記導電性ペースト19を封止して電気的に絶縁し得ると共に外からの衝撃から保護し得る幅である。なお、前記ベースフィルム17のカット幅は、前記カット幅Wに限定されない。
そして、前記シート部材23の前記ベースフィルム17および前記接着剤18を前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンでカットした後、前記レジスト20側に前記セパレータ21を配置させる(図14(E)参照)。これにより、カットされなかった前記シート部材23の前記剥離シート22と、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンでカットされた前記ベースフィルム17および前記接着剤18と、線パターンの前記導電性ペースト19と、前記導電性ペースト19の線パターンに倣ったパターンに設けられている前記レジスト20とが、前記セパレータ21上に前記レジスト20側を下にして載置される。この結果、ユニットの前記線ヒータ5(前記給電部6)が製造される。前記ユニットは、前記ベースフィルム17および前記接着剤18および前記導電性ペースト19および前記レジスト20から構成されている前記線ヒータ5と、前記セパレータ21および前記シート部材23の前記剥離シート22と、からなるものである。
つぎに、上記のようにして製造された前記ユニットの前記剥離シート22を剥がす(図14(F)参照)。それから、前記レジスト20側に配置した前記セパレータ21を使用して、前記接着剤18を前記ランプレンズ4の内面に接着させて線パターンの前記導電性ペースト19を前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に転写させる(図14(G)参照)。そして、前記セパレータ21を前記レジスト20から剥がす。これにより、図4〜図7および図12に示すように、前記ランプレンズ4の前記正面部33の内面に前記線ヒータ5が転写される。
この実施例1にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
5個のランプユニット2の半導体型光源12をそれぞれ点灯する。すると、5個のランプユニット2の半導体型光源12からの光が上側リフレクタ8の反射面10で反射され、その反射光の一部が下側リフレクタ9のシェード11によりカットオフされ、残りの反射光が投影レンズ13およびランプレンズ4の正面部33を透過して外部にカットオフラインを有する所定の配光パターン、すなわち、すれ違い用の配光パターンで照射される。このすれ違い用の配光パターンのカットオフラインは、シェード11のエッジにより形成される。また、シェード11に反射面を設けることにより、反射面10からの反射光であってシェード11の反射面で反射された反射光を利用することができる。
ここで、ランプレンズ4の正面部33に転写に設けられている線ヒータ5は、線状のパターンからなるので、光がランプレンズ4の正面部33を透過する際に、光の損失や配光の影響などを最小限に抑えることができる。しかも、半導体型光源12を光源とするランプユニット2を使用するので、ランプユニット2から照射される光の幅が小さい。このために、幅が小さい光を線ヒータ5の線状のパターンとパターンとの間に通すことにより、光の損失や配光の影響などをさらに防ぐことができる。
そして、半導体型光源12からの光には熱がほとんど発生しないので、ランプレンズ4には、雪や氷や曇りが付着し易い。この場合、手動スイッチまたはおよび自動スイッチにより、ランプレンズ4の正面部33に転写により設けられている線ヒータ5に電流が供給される。
線ヒータ5に電流が供給されると、線ヒータ5の電気抵抗により、線ヒータ5が発熱する。この線ヒータ5の発熱作用により、ランプレンズ4が暖められ、ランプレンズ4に雪や氷や曇りが付着するのが防止され、あるいは、ランプレンズ4に付着している雪や氷や曇りが融かされたり除去されたりする。この結果、ランプレンズ4の正面部33から照射される光の損失を防ぐことができる。
このとき、ランプレンズ4の正面部33のうち、導電性ペースト19に対応する箇所の雪や氷を溶すことにより、この溶けた雪や氷がランプレンズ4の正面部33の表面上を滑って、いわゆる雪崩現象で、ランプレンズ4の正面部33のうち、導電性ペースト19に対応しない箇所に付着している雪や氷をランプレンズ4の正面部33の表面上から剥がして落とす。この結果、ランプレンズ4に付着している雪や氷や曇りを確実に除去することができる。
線ヒータ5の発熱作用中において、この線ヒータ5の発熱温度が所定温度に達すると、温度制御部の温度制御作用により、線ヒータ5への電流供給が制御され、線ヒータ5の発熱温度が所定温度付近に保持される。この結果、耐熱温度が比較的低い樹脂製のランプレンズ4を過熱から保護することができる。
ランプレンズ4に雪や氷や曇りが付着するのが防止され、また、ランプレンズ4に付着した雪や氷や曇りが融かされたり除去されたりしたところで、手動スイッチまたはおよび自動スイッチにより、ランプレンズ4に設けられている線ヒータ5への電流供給が遮断される。
この実施例1にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例1にかかる車両用灯具は、上記の構成および作用からなるものであるから、線ヒータ5と給電部6のコネクタ26とを相互に離した状態でランプレンズ4の別個の離れた位置にそれぞれ設けることができる。すなわち、この実施例1にかかる車両用灯具は、給電部6のフィルム24および給電用導電性部材としての導電性ペースト25により、線ヒータ5と給電部6のコネクタ26とを電気的接続が維持されながらランプレンズ4の別個の離れた位置にそれぞれ設けることができる。この結果、この実施例1にかかる車両用灯具は、線ヒータ5をランプレンズ4のうち光が照射される部分すなわち正面部33に設け、給電部6のコネクタ26をランプレンズ4のうち目立たない部分(すなわち、光が照射されない部分であって線ヒータ5を設ける必要がない部分)すなわち側壁部34に設けることができる。これにより、この実施例1にかかる車両用灯具は、給電部6のコネクタ26をランプレンズ4のうち目立つ正面部33に設ける必要がないので見栄え上課題がなく、また、線ヒータ5をランプレンズ4のうち目立たない側壁部34まで設ける必要がないので製造コストや消費電力上課題がない。
しかも、この実施例1にかかる車両用灯具は、線ヒータ5と給電部6のコネクタ26との間を接続する給電部6のフィルム24および導電性ペースト25がハーネスと比較して軽量でかつ薄いので、ランプレンズ4に転写した線ヒータ5への負荷が少ない。
その上、この実施例1にかかる車両用灯具は、給電部6のフィルム24が線ヒータ5のベースフィルム17から延設されており、かつ、給電部6のフィルム24の先端とコネクタ26とがランプレンズ4の側壁部34に固定されている。このために、この実施例1にかかる車両用灯具は、給電部6の一方がランプレンズ4の正面部33に転写されている線ヒータ5を介してランプレンズ4の正面部33に固定されており、かつ、給電部6の他方がフィルム24の先端とコネクタ26とを介してランプレンズ4の側壁部34に固定されている。この結果、この実施例1にかかる車両用灯具は、給電部6を全体に亘ってランプレンズ4の正面部33および側壁部34に固定する必要がないので、給電部6をランプレンズ4に簡単にかつ確実に固定することができる。
特に、ランプレンズ4が、線ヒータ5を転写する正面部33と給電部6のコネクタ26を固定する側壁部34との間が角部をなしているランプレンズ4の場合。この場合においては、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写した後に、給電部6のフィルム24をランプレンズ4の角部に沿って折り曲げた状態で給電部6のフィルム24の先端とコネクタ26とをランプレンズ4の側壁部34に固定すると、給電部6のフィルム24の弾性復帰力により、給電部6をランプレンズ4の角部に沿った状態で確実に固定することができる。
しかも、この実施例1にかかる車両用灯具は、給電部6を全体に亘ってランプレンズ4に固定する必要がないので、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写した後に給電部6のフィルム24の先端とコネクタ26とをランプレンズ4の側壁部34に固定することができる。このために、この実施例1にかかる車両用灯具は、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写する際に、フィルム24幅W1が線ヒータ5のベースフィルム17幅Wよりも広い給電部6をランプレンズ4に同時に固定する必要がないので、フィルム状の線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に確実にかつ簡単に転写することができる。
また、この実施例1にかかる車両用灯具は、加締め具としてのハトメ29によりオスターミナル28をフィルム24に固定しかつ導電性ペースト25に電気的に接続させるものであるから、オスターミナル28をフィルム24に確実に固定することができかつ導電性ペースト25に確実に電気的に接続させることができる。この結果、この実施例1にかかる車両用灯具は、オスターミナル28とハトメ29と(ベース27と)からなるコネクタ26により、給電部6を介して線ヒータ5に電流を確実に供給することができる。
さらに、この実施例1にかかる車両用灯具は、コネクタ26を線ヒータ5から離れた位置に設けることができるので、線ヒータ5の熱によりコネクタ26の封止剤31からガスが発生してランプレンズが曇ることを防止できる。
しかも、この実施例1にかかる車両用灯具は、コネクタ26がハトメ29とオスターミナル28と(ベース27) から構成されるものであるから、表面実装タイプのコネクタやフレキシブルフラットケーブル用コネクタやばね圧タイプのコネクタやその他のコネクタと比較して部品点数が少なくその分製造コストが安価である。
さらにまた、この実施例1にかかる車両用灯具は、給電部6のコネクタ26に接続されているヒータ側ハーネス35を灯室7内から灯室7外に引き出すので、ランプハウジング3とランプレンズ4とを取り付けた後に、灯室7外においてヒータ側ハーネス35と電源側ハーネス39とを接続配線することができる。この結果、この実施例1にかかる車両用灯具は、ヒータ側ハーネスと電源側ハーネスとを接続配線した後にランプハウジングとランプレンズ4を取り付ける工程と比較して簡単であり、また、灯室内においてヒータ側ハーネスと電源側ハーネスとを接続配線する工程と比較して簡単である。しかも、この実施例1にかかる車両用灯具は、組付工程の簡略化により、たとえば寒冷地仕様の車両に効果的にかつ最適に設定することができる。
図16は、この発明にかかる車両用灯具の実施例2を示す。図中、図1〜図15と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施例2にかかる車両用灯具について説明する。
この実施例2にかかる車両用灯具は、図16に示すように、コネクタとして表面実装タイプのコネクタ42を使用するものである。前記表面実装タイプのコネクタ42は、導電性接着剤43および封止剤44により、給電部6のフィルム24の先端の一面に固定されかつ導電性ペースト25の幅広部49に電気的に接続されている。線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写した後に、前記表面実装タイプのコネクタ42を固定した前記フィルム24の先端の他面を、十分な耐久性を有する両面テープ(両面接着テープ)などの接着剤32により、前記ランプレンズ4の側壁部34の内面に接着固定する。この結果、前記表面実装タイプのコネクタ42は、前記ランプレンズ4の前記側壁部34の内面に接着固定される。
この実施例2にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1にかかる車両用灯具とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施例2にかかる車両用灯具は、表面実装タイプのコネクタ42により、給電部6を介して線ヒータ5に電流を確実に供給することができる。しかも、この実施例2にかかる車両用灯具は、表面実装タイプのコネクタ42を線ヒータ5から離れた位置に設けることができるので、線ヒータ5の熱により表面実装タイプのコネクタ42の封止剤44からガスが発生してランプレンズが曇ることを防止できる。
図17は、この発明にかかる車両用灯具の実施例3を示す。図中、図1〜図16と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施例3にかかる車両用灯具について説明する。
この実施例3にかかる車両用灯具は、図17に示すように、コネクタとしてフレキシブルフラットケーブル(FFC)用コネクタ45を使用するものである。前記フレキシブルフラットケーブル用コネクタ45は、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写した後に、給電部6のフィルム24の先端および導電性ペースト25の幅広部49に差し込むことにより、前記フィルム24の先端に固定されかつ前記導電性ペースト25に電気的に接続される。その後、前記フレキシブルフラットケーブル用コネクタ45を前記フィルム24の先端と共に、十分な耐久性を有する両面テープ(両面接着テープ)などの接着剤32により、前記ランプレンズ4の側壁部34の内面に接着固定する。
この実施例3にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1、2にかかる車両用灯具とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施例3にかかる車両用灯具は、フレキシブルフラットケーブル用コネクタ45により、給電部6を介して線ヒータ5に電流を確実に供給することができる。しかも、この実施例3にかかる車両用灯具は、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写した後に、フレキシブルフラットケーブル用コネクタ45を給電部6のフィルム24の先端および導電性ペースト25に差し込んで固定するものである。このために、この実施例3にかかる車両用灯具は、線ヒータ5の転写時においては、線ヒータ5のベースフィルム17および給電部6のフィルム24にはフレキシブルフラットケーブル用コネクタ45が固定されていないので、コネクタ45によるランプレンズ4への傷つけやコネクタ45の重量によるベースフィルム17やフィルム24のねじれが発生し難くなって、作業性が向上される。
図18は、この発明にかかる車両用灯具の実施例4を示す。図中、図1〜図17と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施例4にかかる車両用灯具について説明する。
この実施例4にかかる車両用灯具は、図18に示すように、コネクタとしてばね圧タイプのコネクタ46を使用するものである。前記ばね圧タイプのコネクタ46の一面には、ばね47が設けられている。前記ばね圧タイプのコネクタ46は、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写し、それから、給電部6のフィルム24の先端の一面を十分な耐久性を有する両面テープ(両面接着テープ)や接着部材などの接着剤32により前記ランプレンズ4の側壁部34の内面に接着固定した後に、前記ばね47が前記フィルム24の他面に弾性当接するように、両面接着テープ48により、前記フィルム24の先端の他面に固定されかつ導電性ペースト25の幅広部49に電気的に接続される。この結果、前記ばね圧タイプのコネクタ46は、前記ランプレンズ4の前記側壁部34の内面に接着固定される。
この実施例4にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1、2、3にかかる車両用灯具とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施例4にかかる車両用灯具は、ばね圧タイプのコネクタ46により、給電部6を介して線ヒータ5に電流を確実に供給することができる。しかも、この実施例4にかかる車両用灯具は、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33に転写し、それから、給電部6のフィルム24の先端をランプレンズ4の側壁部34に固定し、その後に、ばね圧タイプのコネクタ46を給電部6のフィルム24に両面接着テープ48により固定するものである。このために、この実施例4にかかる車両用灯具は、線ヒータ5の転写時および給電部6のフィルム24の固定時においては、線ヒータ5のベースフィルム17および給電部6のフィルム24にはばね圧タイプのコネクタ46が固定されていないので、コネクタ46によるランプレンズ4への傷つけやコネクタ46の重量によるベースフィルム17やフィルム24のねじれが発生し難くなって、作業性が向上される。
以下、前記の実施例1〜4以外の例について説明する。前記の実施例1〜4においては、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33の内面に設けるものである。ところが、この発明においては、線ヒータ5をランプレンズ4の外面もしくは内外両面に設けても良い。
また、前記の実施例1〜4においては、線ヒータ5をランプレンズ4の正面部33の内面に設けるものである。ところが、この発明においては、線ヒータに高温発熱部と低温発熱部との少なくとも2つの発熱部を形成しても良い。
さらに、前記の実施例1〜4は、自動車Cのヘッドランプ1L、1Rのランプレンズ4に使用した例を説明するものである。ところが、この発明においては、自動車Cのヘッドランプ1L、1R以外の車両用灯具、たとえば、ストップランプなどの信号灯、カーブランプなどの照明灯、フロントコンビネーションランプ、リアコンビネーションランプなどのランプレンズに使用しても良い。
さらにまた、前記の実施例1〜4においては、光を前記ランプレンズ4の正面部33を通して外部に照射する光照射部として、半導体型光源12を光源とするプロジェクタタイプのランプユニット2について説明するものである。ところが、この発明においては、光照射部として、前記のランプユニット2以外の光照射部、たとえば、光源が半導体型光源やHIDなどの放電灯やハロゲンバルブや白熱バルブであって、プロジェクタタイプや反射タイプや直射タイプのランプユニットであっても良いし、あるいは、プロジェクタタイプや反射タイプや直射タイプの車両用灯具において、半導体型光源やHIDなどの放電灯やハロゲンバルブや白熱バルブの光源、および、その光源と反射面との組み合わせのものであっても良い。
この発明にかかる車両用灯具の実施例1を示し、自動車のヘッドランプに使用されている状態の説明図である。 同じく、ヘッドランプの垂直断面図(縦断面図)である。 同じく、ヘッドランプに使用されているランプユニットの垂直断面図(縦断面図)である。 同じく、ヘッドランプに使用されているランプレンズを示す斜視図である。 同じく、図4におけるV部の拡大図である。 同じく、図5におけるVI−VI線断面図である。 同じく、ヘッドランプの一部、特に、給電部と電源側との配線状態を示す水平断面図(横断面図)である。 同じく、線ヒータと給電部を示す平面図である。 同じく、線ヒータと給電部とコネクタとを示す平面図である。 同じく、図9におけるX−X線断面図である。 同じく、図9におけるXI−XI線断面図である。 同じく、ランプレンズの一部、特に、給電部を示す水平断面図(横断面図)である。 同じく、図12におけるXIII矢視図である。 同じく、ランプレンズに転写する線ヒータの製造工程と、ランプレンズに線ヒータを転写する転写工程を示す説明図である。 同じく、ヘッドランプの一部、特に、給電部と電源側との配線状態の変形例を示す水平断面図(横断面図)である。 この発明にかかる車両用灯具の実施例2を示す給電部と表面実装タイプのコネクタを示す説明図である。 この発明にかかる車両用灯具の実施例3を示す給電部とフレキシブルフラットケーブル用コネクタを示す説明図である。 この発明にかかる車両用灯具の実施例4を示す給電部とばね圧タイプのコネクタを示す説明図である。
符号の説明
C 自動車
CL カット箇所
W ベースフィルムの幅
W1 フィルムの幅
1L、1R ヘッドランプ(車両用灯具)
2 ランプユニット
3 ランプハウジング
4 ランプレンズ
5 線ヒータ
6 給電部
7 灯室
8 上側リフレクタ
9 下側リフレクタ
10 反射面
11 シェード
12 半導体型光源(LED)
13 投影レンズ
14 ヒートシンク部材
15 ホルダ部材
16 ヒートシンク部材
17 ベースフィルム
18 接着剤
19 導電性ペースト(ヒータ用導電性部材)
20 レジスト
21 セパレータ
22 剥離シート
23 シート部材
24 フィルム
25 導電性ペースト(給電用導電性部材)
26 コネクタ
27 ベース
28 オスターミナル
29 ハトメ(加締め具)
30 リブ
31 封止剤
32 接着剤
33 正面部
34 側壁部
35 ヒータ側ハーネス
36 メスターミナル
37 ヒータ側コネクタ
38 防水グロメット
39 電源側ハーネス
40 電源側コネクタ
41 車両用部品
42 表面実装タイプのコネクタ
43 導電性接着剤
44 封止剤
45 フレキシブルフラットケーブル用コネクタ
46 ばね圧タイプのコネクタ
47 ばね
48 両面接着テープ
49 幅広部

Claims (6)

  1. ランプレンズが融雪構造をなす車両用灯具において、
    灯室を区画するランプハウジングおよび前記ランプレンズと、
    前記灯室内に配置されており、光を前記ランプレンズを通して外部に照射する光照射部と、
    前記ランプレンズに転写により設けられている線ヒータと、
    前記線ヒータに電流を供給する給電部と、
    を備え、
    前記線ヒータは、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一面に設けられている接着剤と、前記ベースフィルムの他面に線パターンに形成されていて電流が供給されることにより発熱するヒータ用導電性部材と、前記ベースフィルムの他面に前記ヒータ用導電性部材を覆うように設けられているレジストと、から構成されており、少なくとも前記ベースフィルムが前記ヒータ用導電性部材の線パターンに倣ったパターンにカットされていて、前記接着剤を前記ランプレンズに接着させて線パターンの前記ヒータ用導電性部材を前記ランプレンズに転写させる転写式の線ヒータであり、
    前記給電部は、前記ベースフィルムから延設されているフィルムと、前記フィルムの一面に線パターンに形成されていてかつ一端が前記ヒータ用導電性部材に電気的に接続されている給電用導電性部材と、前記給電用導電性部材の他端に電気的に接続されていてかつ前記フィルムの先端と共に前記ランプレンズに固定されているコネクタと、から構成されている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記コネクタは、ターミナルと、前記ターミナルを前記フィルムに固定しかつ前記給電用導電性部材に電気的に接続させる加締め具と、から構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記コネクタは、導電性接着剤および封止剤により、前記フィルムに固定されかつ前記給電用導電性部材に電気的に接続される表面実装タイプのコネクタである、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  4. 前記コネクタは、差込により、前記フィルムに固定されかつ前記給電用導電性部材に電気的に接続されるフレキシブルフラットケーブル用コネクタである、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  5. 前記コネクタは、両面接着テープにより、前記フィルムに固定されかつ前記給電用導電性部材に電気的に接続されるばね圧タイプのコネクタである、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  6. 前記線ヒータおよび前記給電部は、前記ランプレンズの灯室側に設けられており、
    前記コネクタには、ヒータ側のハーネスが電気的に接続されており、
    前記ヒータ側のハーネスは、前記灯室内から前記灯室外に引き出されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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