JP2006080999A - テレビ電波用アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成が簡単であり、複雑なアース確保が不要で、且つ見栄えが良く、小型、高性能の、自動車等の車両で使用するテレビ電波用アンテナを提供する。
【解決手段】 略長方形の透明フィルム14に、その中心位置から長辺方向にオフセットされた孔部55が設けられ、この透明フィルム14の幅広枠部14Aにアナログテレビ放送用のアンテナの給電端子54が設けられ、残りの3辺の枠部にアナログテレビ放送用のアンテナ52が設けられている透明フィルム14の幅広枠部14Aに、地上デジタルテレビ放送の電波を受信するためのループアンテナ70を設け、このループアンテナ70の給電端子71,72を透明フィルム14の外側に配置し、この給電端子71,72を車両の導体部分にアースすることなくテレビ受信機に接続できるようにしたテレビ電波用アンテナ90である。
【選択図】 図3

Description

本発明はテレビ電波用アンテナに関し、特に、自動車等の移動体の透明な窓ガラス等に貼り付けて使用され、超短波(VHF)、及び極超短波(UHF)の電波を使用して送信されているテレビ電波を送受信可能なテレビ電波用アンテナに関する。
従来、テレビ放送はVHF帯の電波(地上波)を使用したアナログ方式の放送が中心であり、山間部等のVHF帯の電波を受信し難い地域に対しては、UHF帯の電波を使用したアナログ方式の放送が行われている。また、テレビ電波を静止衛星を中継して地上に送信する衛星放送もあるが、この衛星放送にもアナログ方式が使用されていた。
一方、近年、このアナログ方式のテレビ放送に代わり、映像や音声を0と1のデジタル信号に置き換えることにより、全国のどこの地域でもより高品質で、ゴーストや雑音のない映像と音声とを受信することができるデジタル方式のテレビ放送が開始されつつある。デジタル方式のテレビ放送は、前述の静止衛星を使用した衛星放送でも行われているが、地上に立てたアンテナからテレビ電波を放射する地上波放送においても、このデジタル方式が採用されており、地上デジタルテレビ放送と呼ばれている。
この地上デジタルテレビ放送を、自動車のような車両に搭載されたテレビで受信して視聴する場合は、車両の外部に設置するポール状アンテナや、従来から自動車のフロントガラスに貼付されて使用されているフィルム状のアンテナを利用することが考えられる。また、近年普及しつつあるカーナビゲーションシステムにおいても、車両の停車中はカーナビゲーション用の地図を表示する画面に、テレビ放送を表示するものが主流であることから、カーナビゲーションシステムにおいても地上デジタルテレビ放送の受信が可能なアンテナが今後必要となる。
図1は、従来のカーナビゲーション装置が設けられた自動車におけるアンテナの取り付け状態の一例を示すものである。この例では、自動車のフロントガラス61の左右の上部に、透明フィルムを用いた第1と第2のフィルムアンテナ20、50が貼付されている。第1のフィルムアンテナ20は、例えば、GPS衛星からの電波を受信するアンテナとFMやテレビ電波を受信するアンテナを含んでおり、第2のフィルムアンテナ50は、例えばFMやテレビ電波を受信するアンテナを含んでいるものとする。
ナビゲーション装置80は自動車のインストルメントパネルに内蔵されており、第1と第2のフィルムアンテナ20、50で受信した電波の選択及び増幅を行うセレクタ/アンプ40は助手席側の足元に搭載されている。そして、第1と第2のフィルムアンテナ20、50からのケーブル24,49は自動車のAピラー29に沿って取り付けられてナビゲーション装置80に直接接続されるか、或いはセレクタ/アンプ40とケーブル24、56を通じてナビゲーション装置80に接続される。
図1(b)は、(a)に示した第1のフィルムアンテナ20の一例の構成を示すものである。第1のフィルムアンテナ20は、透明フィルム11の上にテレビ電波(或いはFM電波)を受信するための2つのTVアンテナ12,13と、円偏波を受信するための1つのループ状の円偏波用アンテナ10を備えている。この例の円偏波用アンテナ10は右旋円偏波用アンテナであり、ループアンテナ10Aと無給電素子10Bを備える。第1のフィルムアンテナ20は、自動車のフロントガラスの内側に、粘着材を使用して設置される。
図1(b)の状態は、第1のフィルムアンテナ20を自動車の車室内側から見たものである。TVアンテナ12、13は透明フィルム11の周辺部に沿って設けられており、先端部が折り返されている。そして、TVアンテナ12、13を構成する線状導体の一方の端部にはアンテナ接続端子18、19が設けられている。この例では、円偏波用アンテナ10とTVアンテナ12、13が設けられていない部分の透明フィルム11は切り取られて孔部15となっている。この孔部15は、円偏波用アンテナ10が配置された透明フィルム11Aの部分を囲むように設けられており、円偏波用アンテナ10が配置された透明フィルム11Aの部分が舌片状の舌片部11Aとなっている。更に、円偏波用アンテナ10を構成するループアンテナ10Aの給電側の端部は、ランド状に形成されて給電端子16,17となっている。
アンテナ接続端子18,19は、この例では、円偏波用アンテナ10の両側に設けられている。ループアンテナ10Aと無給電素子10B、及びTVアンテナ12,13とアンテナ接続端子18,19は、導電性インク、或いは銅箔等の導体によって形成される。透明フィルム11の上に形成されたループアンテナ10Aと無給電素子10B、及びTVアンテナ12,13の上には保護用の保護膜が設けられる。しかし、給電端子16,17とアンテナ接続端子18,19の上には保護膜は設けられない。これは、給電端子16,17には、破線2で示すマークに位置に取り付けられる図示しないコネクタを介して図1(a)に示したケーブル24が接続され、アンテナ接続端子18,19には、図示しないコネクタを介して図1(a)に示したケーブル49が接続されるからである。
図2は、図1(a)に示した第2のフィルムアンテナ50の一例の構成を示すものである。第2のフィルムアンテナ50は、透明フィルム14の上にテレビ電波(或いはFM電波)を受信するための2つのTVアンテナ51,52を備えている。第2のフィルムアンテナ50は、自動車のフロントガラスの内側に、粘着材を使用して設置される。
図2の状態は、第2のフィルムアンテナ50を自動車の車室内側から見たものである。2つのTVアンテナ51,52は透明フィルム14の周辺部に沿って設けられており、先端部が折り返されている。この例では、2つのTVアンテナ51,52が設けられていない部分の透明フィルム14は切り取られて孔部55となっている。更に、TVアンテナ51,52を構成する線状導体の一方の端部には、それぞれアンテナ接続端子53,54が設けられている。アンテナ接続端子53,54は、この例では、透明フィルム14の右上端部に設けられている。TVアンテナ51,52及びアンテナ接続端子53,54は、導電性インク、或いは、銅箔等の導体によって形成される。
透明フィルム14の上に形成されたTVアンテナ51,52の上には、TVアンテナ51、52を保護するための保護膜が設けられる。一方、アンテナ接続端子53,54の上には保護膜が設けられない。これは、アンテナ接続端子53,54には、コネクタ31を介してケーブル49が接続されるからである。アンテナ端子54に接続するコネクタ31とケーブル49の図示は省略してある。アンテナ接続端子53,54によって受信した電波から得られる信号は、アンテナ接続端子53,54に接続される、接続端子32を備えたコネクタ31によって外部に引き出される。接続端子32はバネ性を備えており、コネクタ31の接続端子32の周囲には両面接着テープが貼付されている。コネクタ31の接続端子32を備えた面の外形は、アンテナ接続端子53,54の外形とほぼ同じである。よって、コネクタ31をアンテナ接続端子53,54に接続する際には、両面接着テープの剥離紙を剥がし、コネクタ31がアンテナ接続端子53,54に重なるように、即ち、アンテナ接続端子53,54がコネクタ31で隠れるように取り付ければ良い。
一方、同軸ケーブルであるケーブル49は、実際にはその芯線41が別の単芯ケーブル33を介してコネクタ31に接続されている。そして、同軸ケーブル49のアース線42は、別の単芯ケーブル43によって自動車のボディ44の一部に導かれ、このボディ44に貼り付けられた金属箔45にコネクタ46で接続される。即ち、同軸ケーブル49のアース線42は、自動車のボディ44に交流的にアースされる。
このように、TVアンテナ51,52で受信した電波から得られる信号は、アンテナ接続端子53,54、コネクタ31、ケーブル33と、これに接続するケーブル49によって、図示しないTVチューナに導かれる。このようなフィルムアンテナは、特願2003−209615に開示がある。
しかしながら、前述の地上デジタルテレビ放送を自動車で受信してテレビ放送を視聴する場合にポールアンテナを使用すると、車両の見栄えを損なうという問題点がある。
また、前述のフィルムアンテナに地上デジタルテレビ放送を受信できるアンテナを組み込む場合は、フィルムアンテナはループアンテナとして、前述のように自動車のフロントガラスに設置することができるが、ガラスに貼り付けたフィルムアンテナで所望の受信特性を得ようとする場合、近接する自動車のボディをアースとして確保するとアンテナの取り付け作業が煩雑になるという問題点がある。これを次に詳しく説明する。
これまでのアナログテレビ放送ではVHF帯の電波を使用しているので、アンテナの送受信周波数は100MHz前後であるが、地上デジタルテレビ放送ではUHF帯の電波が使用されるので、アンテナの送受信周波数は500MHz程度と高くなる。この結果、ループアンテナの給電端子の一方をアースする場合、アース線はできるだけ短くして雑音を拾い難くする必要がある。このため、アナログテレビ放送の場合は、図1,2に示したように、アースを自動車のピラーに設けることができたが、地上デジタルテレビ放送ではフィルムアンテナから最も近い自動車のルーフ部にアースをとる必要がある。ところが、自動車のルーフ部は内装材が剥がし難く、アース接続作業に手間が係るという問題点があるのである。
そこで、本発明は、構成が簡単であり、複雑なアース確保が不要で、且つ見栄えが良く、小型、高性能の、自動車等の車両で使用するテレビ電波用アンテナを提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明のテレビ電波用アンテナの第1の形態は、テレビ電波を受信可能な車両の部位にあり、誘電体で構成された部材に設置されるテレビ電波用アンテナであって、少なくとも極超短波を送受信するためのループアンテナを備え、ループアンテナのアンテナエレメントが車両の車体を構成する導体部分の近傍に配置され、このアンテナエレメントの給電点が導体部分に近接して設けられており、この給電点のアース側が、直接テレビ電波の受信機に接続されるように構成されていることを特徴とするものである。
第2の形態は、第1の形態のループアンテナの、車体を構成する導体部分に沿った方向のループの一部分の長さが、導体部分に垂直な方向のループの一部分の長さよりも長く形成されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第3の形態は、第1又は第2の形態のループアンテナのアンテナエレメントに、車体を構成する導体部分の縁部分に対して略平行な部分が形成されており、この平行部分が導体部分から遠い側に配置されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第4の形態は、第1から第3の何れかの形態において、ループアンテナのループの中心と、導体部分との距離が、このループアンテナが送受信するテレビ電波の周波数の1/20から1/4波長になるように、ループアンテナが導体部分の近傍に配置されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第5の形態は、第1から第4の何れかの形態において、ループアンタを構成するアンテナエレメントの一部に、このループアンテナの全長を長くするための折り返し部分を設けたことを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第6の形態は、第5の形態の折り返し部分は、ループアンテナの一方の端部から、ループ周長の略1/4の長さの位置に設けられていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第7の形態は、第5の形態の折り返し部分は、ループアンテナの両方の端部から、ループ周長の略1/4の長さの位置にそれぞれ設けられていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第8の形態は、第1から第7の何れかの形態において、ループアンテナの給電点とループアンテの略中心とを結ぶ線に対して垂直な無給電素子が、ループアンテナのループの導体部分よりも遠い側に設けられていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第9の形態は、第1から第7の何れかの形態において、ループアンテナの給電点とループアンテの略中心とを結ぶ線に対して垂直な無給電素子が、ループアンテナの給電点と導体部分との間の領域に設けられていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第10の形態は、第8又は第9の形態において、無給電素子は、アンテナエレメントの構成部材と同じ構成部材で形成されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第11の形態は、第1から第10の形態において、ループアンテナを構成する導体が、前記誘電体の表面に貼り付けられる別の誘電体シートの表面に形成されている、この別の誘電体シートの内部に形成されている、或いは誘電体自体の内部に埋め込まれて形成されている、の何れかの形態で形成されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第12の形態は、第11の形態において、別の誘電体が、透明なシート状のフィルムであることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第13の形態は、第1から第12の何れかの形態において、ループアンテナの給電点の近傍に給電回路又は増幅器が設けられており、給電回路又は増幅器の信号の入出力側にループアンテナのアンテナエレメントの一端が接続されており、給電回路又は増幅器のアース側にループアンテナのアンテナエレメントの他端が接続されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第14の形態は、第1から第12の何れかの形態において、ループアンテナの給電点の近傍に同軸ケーブルを介して給電回路又は増幅器が接続されており、給電回路又は増幅器の信号の入出力側は、同軸ケーブルの芯線によってループアンテナのアンテナエレメントの一端に接続されており、給電回路又は増幅器のアース側は、同軸ケーブルのアース部によってループアンテナのアンテナエレメントの他端に接続されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第15の形態は、第14又は第15の形態において、ループアンテナの給電点と、給電回路又は増幅器との間に、平衡‐不平衡変換回路が設けられていることを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
第16の形態は、長方形状の透明なシート状のフィルムの中央部が略長方形状に切り抜かれ、この切り抜き部の周囲に枠状に上枠と下枠、及び左右の側枠があり、上枠の幅が他の枠の幅よりも広く形成されており、この上枠に給電点が形成され、この上枠を含む他の枠にこの給電点に接続する導体線が形成されたモノポールアンテナが少なくとも1組形成されて、所定の放送波を受信するためのアンテナにおいて、上枠の部分に、地上デジタルテレビ放送の電波を受信するためのループアンテナとその給電端子を形成したことを特徴とするテレビ電波用アンテナである。
本発明の第1から第15の形態のテレビ電波用アンテナによれば、アース確保が不要であり、且つ小型、高性能のテレビ電波用アンテナを提供することができる。
本発明の第16形態のテレビ電波用アンテナによれば、既存のフィルム状シートを使用したフィルムアンテナの一部に、既存のフィルム状シートの形状を変更することなく、地上デジタル放送のテレビ電波用アンテナを形成することができるので、テレビ電波用アンテナを安価に構成することができる。
また、本発明のテレビ電波用アンテナは、車載用のテレビアンテナとして使用できるほか、カーナビゲーション装置のテレビ放送、FM多重放送(VICS)の受信用アンテナとして有効に利用することができる。
以下添付図面を用いて本発明に係る実施の形態を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、一般に、アンテナは電波の送信と受信の両方を行い得るものであるが、以下に示す実施例では、説明を簡単にするために、アンテナが電波を受信する場合についてのみ説明し、アンテナが電波を送信する場合についてはその説明を省略する。
図3は、本発明のテレビ電波用アンテナ90の一実施例の構成を示すものであり、図2で説明した従来のフィルムアンテナに使用されるフィルム状のシート(透明な誘電体フィルムであり、以後、単に透明フィルムという)14を使用してアンテナを構成した例である。従って、透明フィルム14には、中央部からオフセットされた状態の孔部55が形成されており、この孔部55の周囲に枠状に上枠と下枠、及び左右の側枠があり、上枠の幅が他の枠の幅よりも広く形成されて幅広枠部14Aとなっている。また、この実施例にはテレビ電波用アンテナ90に接続するケーブル33,36が示されている。
この実施例のテレビ電波用アンテナ90は、図2で説明した透明フィルムを用いた従来のフィルムアンテナ50と同様に、TVアンテナ52が側枠と下枠に、そのアンテナ接続部54が透明フィルム14の幅広枠部14Aに設けられている。更に、この実施例のテレビ電波用アンテナ90には、透明フィルム14の幅広枠部14Aの位置に、地上デジタルテレビ放送を受信するためのループアンテナ70とその給電端子71,72が設けられている。従って、この実施例のテレビ電波用アンテナ90には、図2で説明した従来のフィルムアンテナ50の透明フィルム14と同じものを使用することができ、アンテナパターンのみを変えれば良い。
TVアンテナ52とそのアンテナ接続部54、及びループアンテナ70と給電素子71,72は、導電性インク、或いは銅箔等の導体によって形成される。透明フィルム14の上に形成されたTVアンテナ52とループアンテナ70の上には保護用の保護膜が設けられる。しかし、アンテナ接続端子54と給電端子71,72の上には保護膜は設けられない。これは、給電端子71,72にはコネクタ30を介してケーブル36が接続され、アンテナ接続端子54にはコネクタ31を介してケーブル33が接続されるからである。
この実施例のループアンテナ70は矩形状をしており、2つの給電端子71,72が透明フィルム14の外側の縁部近傍に並んで配置されている。ループアンテナ70のアンテナエレメントは、2つの給電端子71,72に接続する2本の給電線70a、2本の給電線70aにそれぞれ接続する第1の水平方向エレメント70b、第1の水平方向エレメント70bにそれぞれ接続する第1と第2の垂直方向エレメント70c,70d、及び第1と第2の垂直方向エレメント70c,70dに両端が接続する第2の水平方向エレメント70eとから構成される。また、2つの給電端子71,72の周囲には、後述するコネクタ30の接続位置を示すマーク73が、破線により設けられている。このマーク73は、ループアンテナ70と同じ材料(例えば、導電性インクや銅箔等の導体)を用いれば、ループアンテナ70の形成工程において施すことができる。
ここで、コネクタ30とこれに接続するケーブル36、及びコネクタ31とこれに接続するケーブル33について説明する。コネクタ30には、ループアンテナ70の給電端子71,72にそれぞれ接続する接続端子34,35がある。2つの接続端子34,35は、この実施例ではバネ性を備えている。コネクタ30の透明フィルム14への接着は、例えば、両面接着テープで行えば良い。コネクタ30の内部には、受信した信号を増幅するアンプが搭載されることがある。コネクタ30に接続するケーブル36は同軸ケーブルであり、芯線37とアース線38とを備える。ループアンテナ70で受信した電波は、給電端子71,72、コネクタ30、及びケーブル36を介して所定の受信機、例えば、地上デジタルテレビ放送の受信機に導くことができる。
コネクタ31には、TVアンテナ52の給電端子54に接続する接続端子32がある。接続端子32もバネ性を備えている。コネクタ31のアンテナ接続端子54への接着は、例えば、両面接着テープで行えば良い。コネクタ31に接続するケーブル33は単芯ケーブル33である。TVアンテナ52で受信した電波は、アンテナ接続端子54、コネクタ31、及びケーブル33を介して所定の受信機、例えば、GPSレシーバや、アナログ放送受信用のテレビに導くことができる。
以上のように構成されたテレビ電波用アンテナ90は、例えば、自動車のフロントガラス61のルーフ部分60の近傍に、フロントガラス61の裏面側から配置される。この場合、TVアンテナ52のアンテナ接続端子54と、ループアンテナ70の給電端子71,72は、車両を構成する導体であるルーフ部分60の近傍に配置される。この結果、アンテナ端子54にコネクタ31を接続し、給電端子71,72にコネクタ30を接続してこれらのケーブル33,36はルーフ部分60に沿って配置することができるため、見栄えの悪化を防止することができる。
図4(a)から(d)は本発明のテレビ電波用アンテナ90に使用されるループアンテナ70の種々の形状を示す図である。なお、ここでは図3で説明したループアンテナ70と同じ構成部材には同じ符号を付して説明する。図4(a)に示されるループアンテナ70は三角形状をしており、2つの給電端子71,72が透明フィルム14の外側の縁部近傍に並んで配置されている。ループアンテナ70のアンテナエレメントは、2つの給電端子71,72に接続する2本の給電線70a、2本の給電線70aにそれぞれ接続する第1と第2の斜め方向エレメント70f,70g、及び第1と第2の斜め方向エレメント70f,70gに両端が接続する第2の水平方向エレメント70eとから構成される。
なお、本発明の地上デジタルテレビ放送用のループアンテナ70は、自動車のフロントガラス61に取り付ける場合、給電端子71,72が車両を構成する導体(ここではルーフ部材)60の縁部に近過ぎるとアンテナの受信感度が低下する。そこで、ループアンテナ70の中心点Cから、車両を構成する導体60までの距離Lは、見栄えと受信性能の低下を考慮して、ループアンテナ70が受信する電波の周波数の1/20波長から1/4波長の範囲に設定すれば良い。
図4(b)に示されるループアンテナ70は、図3で説明したループアンテナ70と同様の矩形状であるが、ループアンテナ70のアンテナエレメントのうち、第1の水平方向エレメント70bにそれぞれ接続する第1と第2の垂直方向エレメント70c,70dに、折り返し部7が設けられている点が異なる。この折り返し部7は、ループアンテナ70の周長を変えてループアンテナ70による受信周波数を変える場合に形成されるものであり、ループアンテナ70のそれぞれの給電点71,72から、ループ周長の訳1/4の長さだけ離れた位置に設けられている。
図4(c)に示されるループアンテナ70は、(b)に示されるループアンテナ70の変形例であり、相違点は、給電端子71,72に接続する給電線70aがなく、また、折り返し部7が、第2の垂直方向エレメント70dのみに設けられている点のみである。更に、図4(d)に示されるループアンテナ70は、図3に示されるループアンテナ70の水平方向のエレメント70eの長さL1と垂直方向のエレメント70cの長さL2の比率を変えたものである。ただし、水平方向のエレメント70eの長さL1の方が、垂直方向のエレメント70cの長さL2よりも長く形成されている。
図5は、以上説明した何れかの形状(図5には更に別の形状のループアンテナ70が示されている)のループアンテナ70を備える2組のテレビ電波用アンテナ90A,90Bを使用した車載テレビの構成を示すものである。2組のテレビ電波用アンテナ90A,90Bは、例えば、車両のフロントガラス61の左右のルーフ部分60に近い部位に貼り付けられる。2組のテレビ電波用アンテナ90A,90Bで受信された信号は、コネクタ30を介して同軸ケーブル36でセレクタ/アンプ65のセレクタ63に導かれる。同軸ケーブル36は、車両のピラー部62に配置される。
セレクタ63は、受信した信号の電圧が高いテレビ電波用アンテナ(テレビ電波用アンテナ90A,90Bの何れか)を選択して、その出力がアンプ64に出力されるようにテレビ電波用アンテナ90A,90Bを切り換える。この結果、テレビ電波用アンテナ90A,90Bの何れか1つが、セレクタ/アンプ65と同軸ケーブル66を通じて車載テレビ67(図1に示したナビゲーション装置80に内蔵されたTVチューナの場合もある)に接続される。なお、この図5には、地上デジタルテレビ放送電波を受信するためのテレビ電波用アンテナ90A,90Bの構成しか示していないが、図1,図2に示した地上アナログテレビ放送電波を受信するための第1と第2のフィルムアンテナ20,50に設けられたTVアンテナ12,13,51,52を用いて、地上アナログテレビ放送を車載テレビ67で視聴する場合の構成も同様である。
図6(a)から(d)は本発明のテレビ電波用アンテナに設置する地上デジタルテレビ放送の電波を受信するためのループアンテナ70を、図3に示した透明フィルム14の幅広枠部14Aに設けた場合の種々の変形実施例を説明するものである。図6(a)に示す実施例では、図3に示したループアンテナ70の第2の水平方向エレメント70eと透明フィルム14の幅広枠部14Aの縁部との間の領域に、導電性の所定の長さを備えた無給電素子74が設けられている。この無給電素子74は導波器として機能し、ループアンテナ70の指向性に影響を与えるものである。
図6(b)に示す実施例は、(a)に示した実施例と同様に、ループアンテナ70の第2の水平方向エレメント70eと透明フィルム14の幅広枠部14Aの縁部との間の領域に別の導体素子を設けるものであるが、(a)では導電性の所定の長さを備えた無給電素子74を用いて導波器としていたのに対して、(b)ではこの無給電素子74の代わりに、別のアンテナの一部を導体素子として用いて反射器とした点が異なる。即ち、(b)では、透明フィルム14の幅広枠部14AにTVアンテナ51とそのアンテナ接続端子53が設けられており、このTVアンテナ51がループアンテナ70の第2の水平方向エレメント70eと透明フィルム14の幅広枠部14Aの縁部との間の領域に配置されている。
図6(c)に示す実施例では、図3に示したループアンテナ70の第1の水平方向エレメント70bと透明フィルム14の幅広枠部14Aの、ルーフ部分60に近い側の縁部との間の領域に、導電性の所定の長さを備えた無給電素子74が設けられている。この位置にある無給電素子74は導波器として機能し、ループアンテナ70の指向性に影響を与えるものである。なお、図6(c)に示す実施例は、図4(c)で説明した実施例のループアンテナ70と同様に、給電端子71,72と第1の水平方向エレメント70bとの間の給電線70aを無くした実施例である。
図6(d)に示す実施例は、(c)に示した実施例と同様に、ループアンテナ70の第1の水平方向エレメント70bと透明フィルム14の幅広枠部14Aの、ルーフ部分60に近い側の縁部との間の領域に別の導体素子を設けるものであるが、(c)では導電性の所定の長さを備えた無給電素子74を用いて導波器としていたのに対して、(d)ではこの無給電素子74の代わりに、別のアンテナの一部を導体素子として用いて反射器とした点が異なる。即ち、(d)では、透明フィルム14の幅広枠部14AにTVアンテナ51とそのアンテナ接続端子53が設けられており、このTVアンテナ51がループアンテナ70の第1の水平方向エレメント70bと透明フィルム14の幅広枠部14Aの縁部との間の領域に配置されている。
なお、ループアンテナ70の近傍に無給電素子を配置する場合、図6(a)から(d)の実施例で説明したように、無給電素子の長さがループアンテナ70の幅よりも短い場合は、この無給電素子が導波器として機能し、この無給電素子を配置した方向にループアンテナ70の指向性が向く。逆に、無給電素子の長さがループアンテナ70の幅よりも長い場合は、この無給電素子が反射器として機能し、この無給電素子を配置した方向と逆の方向にループアンテナ70の指向性が向く。よって、ループアンテナ70は、その車両への設置位置と、受信する電波の到来方向に応じて、無給電素子の設置位置とその長さを調節することにより、その指向性を所望の方向に決めることが可能である。
図7(a)は、前述のようにループアンテナ70を透明フィルム14の幅広枠部14Aに設ける場合に、アンテナエレメントと給電端子71,72を透明フィルム14の表面上に、導電性インク、或いは銅箔等の導体によって形成した例を示すものである。なお、アンテナエレメントと給電端子71,72は、図7(b)に示すように、透明フィルム14の幅広枠部14Aの内部に埋め込んでも良い。但し、給電端子71,72の部分だけは透明フィルム14から露出させる必要がある。このようなテレビ電波用アンテナは、2枚の透明フィルム14を積層することによって実現することができる。また、アンテナエレメントと給電端子71,72を内部に埋め込む形式のテレビ電波用アンテナは、自動車の窓ガラス以外のプラスチック等の誘電体で形成された車体の部分に形成することもでき、この場合はテレビ電波用アンテナをモールドにより作ることができる。
図8(a)から(c)は、本発明のループアンテナ70とテレビ電波の受信回路との接続例の実施例を示すものである。図8(a)に示す実施例では、ループアンテナ70の給電端子71,72に接続するコネクタ30に、2つの接続端子34,35のみが設けられており、2つの接続端子34,35は、2本の単芯ケーブル25,27によって、コネクタの近傍に設けられた増幅回路3に接続されている。そして、増幅回路3の出力が受信回路4に入力されてテレビ電波が受信される。この場合、ループアンテナ70のアース側の給電端子(例えば給電端子71)は、単芯ケーブル25によって増幅回路3のアースに直接接続され、車両の導体部分にアースされることはない。
図8(b)に示す実施例では、ループアンテナ70の給電端子71,72に接続するコネクタ30に、2つの接続端子34,35のみが設けられており、2つの接続端子34,35は、1本の同軸ケーブル36によって、コネクタの近傍に設けられた増幅回路3に接続されている。そして、増幅回路3の出力が図示しない受信回路に出力される。この実施例では、ループアンテナ70のアース側の給電端子(例えば給電端子71)が同軸ケーブル36のアース線38に接続され、信号側(ホット側)の給電端子(給電端子72)が同軸ケーブル36の芯線37に接続されている。従って、よってループアンテナ70のアース側の給電端子は同軸ケーブル36によって増幅回路3のアースに直接接続され、車両の導体部分にアースされることはない。
図9は本発明のループアンテナ70の給電点と受信回路4とを増幅回路3を内蔵したコネクタ30とケーブル39で接続した実施例を示すものである。このように、増幅回路3はコネクタ30に内蔵させることもできる。
図10(a)に示す実施例は、ループアンテナ70の給電端子71,72に接続するコネクタ30の内部に給電回路を設けた構成を示すものである。給電回路は、アンテナ接続端子34,35を備えたバランス回路91、バンドパスフィルタ(図にはBPFと表示)92、アンプ93、及びバンドバスフィルタ94から構成されている。バランス回路91は不平衡給電を平衡給電に変換するものであり、ループアンテナ70側が平衡給電、バンドパスフィルタ92以降が不平衡給電である。そして、バンドパスフィルタ94に同軸ケーブル36の芯線37が接続され、同軸ケーブル38のアース線38は、コネクタ30の内部でバランス回路91のアースに接続している。
図10(b)に示す実施例は、ループアンテナ70の給電端子71,72に接続するコネクタ30の内部に給電回路を設けた別の構成を示すものである。給電回路は、アンテナ接続端子34に接続するBPF92、アンプ93、及びバンドバスフィルタ94から構成されている。接続端子35はアースされている。この実施例は(a)に示した実施例とバランス回路91が設けられていない点が異なる。
図11(a),(b)は以上のように構成された本発明のテレビ電波用アンテナ90を自動車5のフロントガラス61に設置した場合の、テレビ電波用アンテナ90の指向性を示すものである。自動車5のフロントガラス61に設置した場合の本発明のテレビ電波用アンテナ90は、自動車5の前方方向で、少し上方を向いたアンテナ指向性を持つので、地上デジタルテレビ放送の電波を良好に受信することができる。
なお、本発明のテレビ電波用アンテナ90は、自動車5のフロントウインドウ61のみではなく、自動車のサイドウインドウ67やリヤウインドウ68にも設置することができる。また、自動車の外側の表面で地上デジタルテレビ放送の電波を受信することができる面に、プラスチック製の部品のような誘電体からなる部材が設けられている場合には、その部材にテレビ電波用アンテナを埋め込んで形成することもできる。
更に、地上デジタルテレビ放送では、単に電波を受信するのみではなく、電波によって得られた情報に対して応答することもできるので、この場合は、本発明のテレビ電波用アンテナが、地上デジタルテレビ放送において使用される電波を放射する用途にも使用できることは言うまでもない。
(a)は従来のナビゲーション装置付自動車のフロントガラスへのアンテナの取り付けを示す斜視図、(b)は(a)に示した第1のフィルムアンテナの形状を示す平面図である。 図1(a)に示した第2のフィルムアンテナの形状とその給電点に接続されるケーブルの状態を説明する説明図である。 フィルム状のシートを使用した本発明のテレビ電波用アンテナの形状とその給電点に接続されるケーブルの状態を説明する説明図である。 (a)から(d)は本発明のテレビ電波用アンテナに使用されるループアンテナの種々の形状を示す図である。 本発明のテレビ電波用アンテナを2組使用した車載テレビの構成を説明する図である。 (a)から(d)は本発明のテレビ電波用アンテナをフィルム状シートに形成した場合の、種々の変形例を示すフィルム状シートの部分図である。 (a)はフィルム状シートの一方の表面にループアンテナを形成した実施例を示す斜視図、(b)はフィルム状シートの内部にループアンテナを形成した実施例を示す斜視図である。 (a)は本発明のループアンテナの給電点と増幅回路とを単芯ケーブルで接続した実施例を示す構成図、(b)は本発明のループアンテナの給電点と増幅回路とを同軸ケーブルで接続した実施例を示す構成図である。 本発明のループアンテナの給電点と受信回路とを増幅回路を内蔵したコネクタとケーブルで接続した実施例を示す構成図である。 (a)は、本発明のループアンテナの給電点に接続する給電回路の構成を示すブロック回路図、(b)は、本発明のループアンテナの給電点に接続する給電回路の別の構成を示すブロック回路図である。 (a)は本発明のテレビ電波用アンテナを自動車のフロントガラスの上方に設置した場合のテレビ電波用アンテナの水平方向の指向性を示す自動車の平面図、(b)は(a)に示したテレビ電波用アンテナの垂直方向の指向性を示す自動車の側面図である。
符号の説明
3 増幅回路
4 受信回路
7 折り返し部
14 透明フィルム
14A 幅広枠部
12、13、51、52 TVアンテナ
20 第1のフィルムアンテナ
30,31 コネクタ
34、35 接続端子
36 同軸ケーブル
37 芯線
38 アース線
50 第2のフィルムアンテナ
53、54 アンテナ接続端子
60 ルーフ部分
61 フロントガラス
70 ループアンテナ
71,72 給電端子
74 無給電素子
80 ナビゲーション装置
90 テレビ電波用アンテナ
91 バランス回路

Claims (16)

  1. テレビ電波を受信可能な車両の部位にあり、誘電体で構成された部材に設置されるテレビ電波用アンテナであって、
    少なくとも極超短波を送受信するためのループアンテナを備え、
    前記ループアンテナのアンテナエレメントが前記車両の車体を構成する導体部分の近傍に配置され、
    このアンテナエレメントの給電点が前記導体部分に近接して設けられており、
    この給電点のアース側が、直接テレビ電波の受信機に接続されるように構成されていることを特徴とするテレビ電波用アンテナ。
  2. 前記ループアンテナの、前記車体を構成する導体部分に沿った方向のループの一部分の長さが、前記導体部分に垂直な方向のループの一部分の長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテレビ電波用アンテナ。
  3. 前記ループアンテナのアンテナエレメントに、前記車体を構成する導体部分の縁部分に対して略平行な部分が形成されており、この平行部分が前記導体部分から遠い側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビ電波用アンテナ。
  4. 前記ループアンテナのループの中心と、前記導体部分との距離が、このループアンテナが送受信するテレビ電波の周波数の1/20から1/4波長になるように、前記ループアンテナが前記導体部分の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のテレビ電波用アンテナ。
  5. 前記ループアンタを構成するアンテナエレメントの一部に、このループアンテナの全長を長くするための折り返し部分が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のテレビ電波用アンテナ。
  6. 前記折り返し部分は、前記ループアンテナの一方の端部から、ループ周長の略1/4の長さの位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のテレビ電波用アンテナ。
  7. 前記折り返し部分は、前記ループアンテナの両方の端部から、ループ周長の略1/4の長さの位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5に記載のテレビ電波用アンテナ。
  8. 前記ループアンテナの給電点と前記ループアンテの略中心とを結ぶ線に対して垂直な無給電素子が、前記ループアンテナのループの前記導体部分よりも遠い側に設けられていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のテレビ電波用アンテナ。
  9. 前記ループアンテナの給電点と前記ループアンテの略中心とを結ぶ線に対して垂直な無給電素子が、前記ループアンテナの給電点と前記導体部分との間の領域に設けられていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のテレビ電波用アンテナ。
  10. 前記無給電素子は、前記アンテナエレメントの構成部材と同じ構成部材で形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のテレビ電波用アンテナ。
  11. 前記ループアンテナを構成する導体が、前記誘電体の表面に貼り付けられる別の誘電体シートの表面に形成されている、この別の誘電体シートの内部に形成されている、或いは誘電体自体の内部に埋め込まれて形成されている、の何れかの形態で形成されているたことを特徴とするテレビ電波用アンテナ。
  12. 前記別の誘電体が、透明なシート状のフィルムであることを特徴とする請求項11に記載のテレビ電波用アンテナ。
  13. 前記ループアンテナの給電点の近傍に給電回路又は増幅器が設けられており、前記給電回路又は増幅器の信号の入出力側に前記ループアンテナのアンテナエレメントの一端が接続されており、前記給電回路又は増幅器のアース側に前記ループアンテナのアンテナエレメントの他端が接続されていることを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載のテレビ電波用アンテナ。
  14. 前記ループアンテナの給電点の近傍に同軸ケーブルを介して給電回路又は増幅器が接続されており、前記給電回路又は増幅器の信号の入出力側は、前記同軸ケーブルの芯線によって前記ループアンテナのアンテナエレメントの一端に接続されており、前記給電回路又は増幅器のアース側は、前記同軸ケーブルのアース部によって前記ループアンテナのアンテナエレメントの他端に接続されていることを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載のテレビ電波用アンテナ。
  15. 前記ループアンテナの給電点と、前記給電回路又は増幅器との間に、平衡‐不平衡変換回路が設けられていることを特徴とする請求項14又は15に記載のテレビ電波用アンテナ。
  16. 長方形状の透明なシート状のフィルムの中央部が略長方形状に切り抜かれ、この切り抜き部の周囲に枠状に上枠と下枠、及び左右の側枠があり、上枠の幅が他の枠の幅よりも広く形成されており、この上枠に給電点が形成され、この上枠を含む他の枠にこの給電点に接続する導体線が形成されたモノポールアンテナが少なくとも1組形成されて、所定の放送波を受信するためのアンテナにおいて、
    前記上枠の部分に、地上デジタルテレビ放送の電波を受信するためのループアンテナとその給電端子を形成したことを特徴とするテレビ電波用アンテナ。
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