JP4524084B2 - 半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方 - Google Patents

半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方 Download PDF

Info

Publication number
JP4524084B2
JP4524084B2 JP2003287035A JP2003287035A JP4524084B2 JP 4524084 B2 JP4524084 B2 JP 4524084B2 JP 2003287035 A JP2003287035 A JP 2003287035A JP 2003287035 A JP2003287035 A JP 2003287035A JP 4524084 B2 JP4524084 B2 JP 4524084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor wafer
chuck
plate
centering
centering member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003287035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005057086A (ja
Inventor
知朗 田尻
英俊 武田
正光 北橋
大 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumco Techxiv Corp
Original Assignee
Sumco Techxiv Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumco Techxiv Corp filed Critical Sumco Techxiv Corp
Priority to JP2003287035A priority Critical patent/JP4524084B2/ja
Publication of JP2005057086A publication Critical patent/JP2005057086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4524084B2 publication Critical patent/JP4524084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明はシリコンウェーハなどの半導体ウェーハをチャックに吸着させてローディングするローディング装置およびローディング方法に関し、特に枚葉式の研磨装置の研磨ヘッドに半導体ウェーハをローディングする場合に適用して好適な装置および方法に関するものである。
シリコンウェーハなどの半導体ウェーハを製造する工程の1つに、半導体ウェーハの表面を鏡面状に研磨する研磨工程がある。
研磨工程では、研磨装置により半導体ウェーハの表面が研磨される。
研磨装置には、1つの研磨ヘッドで複数枚の半導体ウェーハを吸着して研磨を行うバッチ式の研磨装置と、1つの研磨ヘッドで1枚の半導体ウェーハを吸着して研磨を行う枚葉式の研磨装置とがある。
枚葉式の研磨装置の研磨ヘッドは、半導体ウェーハの直径と同一径のチャック(研磨プレート)を備えている。研磨ヘッドのチャックで半導体ウェーハを吸着し研磨ヘッドを定盤上の研磨クロスに押し当て研磨ヘッドと定盤とを相対的に逆回転させることにより半導体ウェーハの表面が研磨される。
研磨装置には、前工程から搬入されてきた半導体ウェーハを研磨ヘッドのチャックに吸着させてローディングするローディング機構が備えられている。
研磨工程は、複数の粗研磨工程と仕上げ研磨工程とからなり、半導体ウェーハの表面が段階的に研磨される。このため研磨装置には、粗研磨を行うステージと仕上げ研磨を行うステージとが備えられている。
ローディング機構により研磨ヘッドにローディングされた半導体ウェーハは、粗研磨用のステージに送られて粗研磨が行われ、つぎに仕上げ研磨用のステージに送られて仕上げ研磨が行われる。
各ステージでは、研磨ヘッドに上方から荷重がかけられて半導体ウェーハは研磨クロスの表面に押し当てられつつ研磨される。研磨の際には研磨クロス上の半導体ウェーハの接触面に砥粒液(スラリ)が流される。研磨クロスは弾性があるため半導体ウェーハの表面のうちチャックの外周側に相当する部位で、「面ダレ」と呼ばれる半導体ウェーハの平坦度を損なう品質上の不具合が発生する。
ここで面ダレとは、半導体ウェーハの縁にRがつくとともに、半導体ウェーハの外周側の面が傾いて削れてしまい半導体ウェーハの平坦度が損なわれることである。
図4(a)は枚葉式の研磨ヘッドのチャック11によって半導体ウェーハ30が吸着される様子を示す。
面ダレを防止するために、枚葉式の研磨ヘッドのチャック11の外周には、チャック11の側面から所定距離離間されて環状に形成されたリテーナ12が設けられている。半導体ウェーハ30が研磨クロスに押し付けられた際に、リテーナ12も同時に研磨クロスに押し付けられて、上記面ダレが防止される。
このためリテーナ12はその下面が、チャック11に吸着された半導体ウェーハ30の下面と同位置となるように配置されている。
ここで粗研磨用のステージで用いられる砥粒液と仕上げ研磨用のステージで用いられる砥粒液とはその成分が異なる。粗研磨用のステージで用いられる砥粒液は半導体ウェーハの表面で凝集しやすいものが使用され、仕上げ用のステージで用いられる砥粒液は半導体ウェーハの表面で凝集しにくいものが用いられる。粗研磨用のステージで用いられる砥粒液が、仕上げ研磨用のステージに運ばれると、半導体ウェーハの表面で凝集してしまい半導体ウェーハの表面に仕上げ研磨の品質に影響を与えるキズがつくおそれがある。このため仕上げ研磨の目的を達成できなくなる。
粗研磨用のステージで粗研磨が行われると、図4(a)に示すように、チャック11に吸着された半導体ウェーハ30とリテーナ12との隙間40に粗研磨用の砥粒液が溜まってしまう。研磨ヘッドは、リテーナ12の下面がチャック11に吸着された半導体ウェーハ30の下面と同位置となったままで粗研磨用のステージから仕上げ研磨用のステージに送られる。このため粗研磨用の砥粒液は上記隙間40に溜められた状態で、仕上げ研磨用のステージに送られることになり、この状態で仕上げ研磨用のステージで半導体ウェーハを仕上げ研磨を行うと、粗研磨用の砥粒液によって半導体ウェーハの表面にキズがつくおそれがあった。
そこで本発明者らは、チャック11に対してリテーナ12を相対的に上方に移動させることにより粗研磨用の砥粒液を上記隙間40から排出させて、仕上げ研磨用のステージに粗研磨用の砥粒液を持ち込ませないようにする発明を既に特許出願している(特願2002−282549号)。なおこの出願は未公開であり公知技術とはなっていない。
ところで、近年、1枚の半導体ウェーハから、より多くのチップを切り出したいとの要請がある。この要請にこたえるためには半導体ウェーハの縁(側面)に近い外周部においても歩留まりよくチップを切り出す必要があり、外周部も内周部と同等レベルの平坦度が要求されている。
図4(a)は、チャック11の各部の径φD1、D2、D3を示し、半導体ウェーハ30の各部の径φD4、D5を示し、環状に形成されたリテーナ12の内径φD6を示している。
チャック11の直径はφD3であり、チャック11の下面(半導体ウェーハ吸着面)には、内径をφD1とし外径をφD2とする(D2−D1)/2なる幅のシール部11dがチャック11の周方向に沿って形成されている。チャック11の下面にあってシール部11dの内側には、複数のピン11fと溝11eが形成されている。溝11eには真空引きを行うための孔が形成されている。半導体ウェーハ30の外周部の平坦度を向上させるにはシール部11dをできる限りチャック11の外周に配置することが望ましい。
半導体ウェーハ30の直径はφD5であり、面取りされていない部分の直径がφD4である。このため面取り部30aの直径方向の長さは、(D5−D4)/2となる。
チャック11に吸着された半導体ウェーハ30とリテーナ12との間の隙間40の大きさは、(D6−D5)/2で表される。
チャック11が半導体ウェーハ30を吸着した際にはチャック11の中心と半導体ウェーハ30の中心とが一致していることが望ましい。
チャック11の中心と半導体ウェーハ30の中心とがずれてしまうと、隙間40の大きさが周方向で不均一になりリテーナ12による面ダレ防止効果が周方向でばらつく。このため半導体ウェーハ30の外周部の平坦度がばらつく。
またチャック11の中心と半導体ウェーハ30の中心とがずれてしまうと、半導体ウェーハ30の外周部で真空リークが生じ砥粒液が溝11eに吸い込まれてしまいディンプルが発生し半導体ウェーハ30の外周部の平坦度が悪化する。
チャック11の中心に対する半導体ウェーハ30の中心のズレ許容量は、(D4−D1)/2で表される。このズレ許容量を超えた吸着位置ずれが発生すると、図4(b)に示すように、半導体ウェーハ30の面取り部30aが、溝11eに位置されてしまいチャック11の下面と半導体ウェーハ30との間に隙間Eができ真空リークや砥粒液の吸込みが発生する。
チャック11の中心に対する半導体ウェーハ30の中心のずれを防止することに関して以下の従来技術がある。なお半導体ウェーハ30の中心をチャック11の中心に一致させる処理のことを「センタリング」と称する。
(従来技術1)
図5に示す研磨装置が既に市販されている。
すなわち図5(a)に示すように、研磨装置は、チャック11が設けられた研磨ヘッドと、半導体ウェーハ30が載置されるトッププレート21と、半導体ウェーハ30の中心方向に移動することにより半導体ウェーハ30の側面に当接するセンタリングピン22とが設けられたローディング機構とからなる。
トッププレート21の中心軸21cとチャック11の中心軸11cとの芯ズレ量はdであるとする。
図5(b)に示すようにセンタリングピン22が半導体ウェーハ30の中心方向Aに移動するとセンタリングピン22が半導体ウェーハ30の側面に当接する。これによりトッププレート21に対する半導体ウェーハ30のずれが補正される。
つぎに図5(c)の矢印Bに示すようにチャック11が下降するとともに矢印Cに示すようにトッププレート21が上昇する。これによりチャック11の下面に半導体ウェーハ30の上面が接触する。この状態でチャック11の下面が真空引きされてチャック11に半導体ウェーハ30が吸着される。
(従来技術2)
下記特許文献1、2には、リテーナ12を基準にして、半導体ウェーハ30の中心をチャック11の中心に一致させるセンタリングを行う技術が記載されている。特許文献1には、リテーナ外周を、ローディング機構側のガイドピンに嵌合させることによりセンタリングを行う技術が記載されている。特許文献2には、フローティング構造のリングをリテーナ下面外周部に嵌合させることでセンタリングを行う技術が記載されている。
特開平10−172930号公報 特開2000−176827号公報
従来技術1によれば、トッププレート21に対する半導体ウェーハ30のずれは補正されるものの、チャック11の中心軸11cとトッププレート21の中心軸21cとの芯ズレ(芯ズレ量d)自体は補正されない。このためセンタリングには限界があり、チャック11が半導体ウェーハ30を吸着した際に、半導体ウェーハ30のチャック11に対するズレは、ズレ許容量(図4(a))より大きくなることは避けられない。
従来技術2は、リテーナ12を基準としてセンタリングするものである。しかしチャック11には取付誤差があり、リテーナ12にも取付誤差があるため半導体ウェーハ30のセンタリングの精度はこれらチャック11、リテーナ12の取付精度の影響を受ける。このため半導体ウェーハ30のチャック11に対するズレは、ズレ許容量(図4(a))より大きくなることは避けられない。またチャック11、リテーナ12の取り付け部品の精度を高くして対応することも考えられるが、これは装置の製造コストの上昇を招く。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、半導体ウェーハのチャックに対するズレがズレ許容量以下になるように精度よく吸着させて、半導体ウェーハの外周部の平坦度を向上させることを解決課題とするものである。またチャックやリテーナの取付誤差の影響を受けることなくセンタリングを行えるようにして装置の製造コストを低減させることを解決課題とするものである。
第1発明は、
半導体ウェーハが載置されるプレートと、半導体ウェーハの中心方向に移動することにより半導体ウェーハの側面に接近するセンタリング部材とが設けられたローディング機構と、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し半導体ウェーハと同一の径を有しプレート上の半導体ウェーハを前記真空引きによって吸着して当該半導体ウェーハをローディングするチャックとを備えた半導体ウェーハのローディング装置において、
チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に接近可能であってプレートの周方向に設けられた複数のセンタリング部材と、
複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径が半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)になるまで各センタリング部材を半導体ウェーハの中心に向かって移動させ、各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させるプレート移動機構と
を備えたことを特徴とする。
第2発明は、
半導体ウェーハが載置されるプレートと、半導体ウェーハの中心方向に移動することにより半導体ウェーハの側面に近接するセンタリング部材とが設けられたローディング機構と、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し半導体ウェーハと同一の径を有しプレート上の半導体ウェーハを前記真空引きによって吸着して当該半導体ウェーハをローディングするチャックと、チャックの側面から所定距離離間されて配置されたリテーナとが設けられた研磨ヘッドとを備えたローディング装置において、
センタリング部材がチャックの側面に接近できるように、チャックに対してリテーナを相対移動させるリテーナ移動機構と、
チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に接近可能であってプレートの周方向に設けられた複数のセンタリング部材と、
複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径が半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)になるまで各センタリング部材を半導体ウェーハの中心に向かって移動させ、各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させるプレート移動機構と
を備えたことを特徴とする。
第3発明は、
プレート上の半導体ウェーハを、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し当該半導体ウェーハと同一の径を有するチャックで前記真空引きによって吸着することにより半導体ウェーハのローディングを行う半導体ウェーハのローディング方法において、
チャックが半導体ウェーハを把持できる位置までチャックをプレートに対して相対移動させる工程と、
プレートの周方向に配置された複数のセンタリング部材を半導体ウェーハの中心方向に移動させて各センタリング部材を、チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に近接させる工程と、
各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させる工程と、
各センタリング部材を移動させ、複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径を半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)にした時点で、各センタリング部材の移動を停止させる工程と、
プレート上の半導体ウェーハをチャックで把持して半導体ウェーハをローディングする工程と
を含むことを特徴とする。
第4発明は、
プレート上の半導体ウェーハを、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し当該半導体ウェーハと同一の径を有する研磨ヘッドのチャックで前記真空引きによって吸着することにより半導体ウェーハのローディングを行う半導体ウェーハのローディング方法において、
センタリング部材がチャックの側面に接近できるように、チャックに対してリテーナを相対移動させる工程と、
チャックが半導体ウェーハを吸着できる位置までチャックをプレートに対して相対移動させる工程と、
プレートの周方向に配置された複数のセンタリング部材を半導体ウェーハの中心方向に移動させて各センタリング部材を、チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に近接させる工程と、
各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させる工程と、
各センタリング部材を移動させ、複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径を半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)にした時点で、各センタリング部材の移動を停止させる工程と、
プレート上の半導体ウェーハをチャックで吸着して半導体ウェーハをローディングする工程と
を含むことを特徴とする。
第2発明のローディング装置、第4発明のローディング方法では以下のようにして半導体ウェーハ30のローディングが行われる。
まず図3の搬入装置7によって未研磨の半導体ウェーハ30が図1に示すローディング機構20のトッププレート21上に載置される。
このときの状態を図2(a)に示す。ここでチャック11の中心軸11cとトッププレート21の中心軸21cとの間には芯ズレ量dの芯ズレがあるものと仮定する。リテーナ移動機構により、リテーナ12はチャック11に対して相対的に上方に位置されており、チャック11の下面とリテーナ12の下面との距離はf2となっている。
つぎに、研磨ヘッド用シリンダが駆動され、図2(b)の矢印Bに示すように、研磨ヘッド10が下降する。
つぎに図2(c)に示すように、6本のセンタリングピン22が同時にトッププレート21上の半導体ウェーハ30の中心方向Aに移動する。
つぎに、シリンダ23が駆動されトッププレート21が上昇する。このようにしてチャック11が、トッププレート21上の半導体ウェーハ30を吸着できる位置まで、トッププレート21に対して相対的に下方に移動される。このとき半導体ウェーハ30の上面とセンタリングピン22の上端との距離はf1になっている。
f2>f1なる関係が成立しているため、センタリングピン22はリテーナ12に干渉することなくトッププレート21上の半導体ウェーハ30の側面とチャック12の側面の両方に接近することができる。
センタリングピン22はチャック11の側面に接近して、センタリングピン22はチャック11の直径(最接近距離D5+α(半導体ウェーハ30の直径+α))に応じた位置で停止する。
チャック11の中心軸11cとトッププレート21の中心軸21cとの間には芯ズレがあるため、センタリングピン22はチャック11の側面に当接する。センタリングピン22がチャック11の側面に当接すると、以後センタリングピン22が停止するまで、トッププレート21は上ベース26とともにセンタリングピン22の移動方向に移動する。このためセンタリングピン22がチャック11の直径(最接近距離D5+α(半導体ウェーハ30の直径+α))に応じた位置で停止したとき、トッププレート21の中心軸21cはチャック11の中心軸11cにほぼ一致し、芯ズレ量dをほぼ零にすることができる。
トッププレート21の中心軸21cはチャック11の中心軸11cに一致し、芯ズレ量が零になった状態で、真空ポンプが駆動されチャック11に半導体ウェーハ30が吸着される。このため、半導体ウェーハ30のチャック11に対するズレを図4(a)に示すズレ許容量((D4−D1)/2)以下にすることができる。
研磨ヘッド10に半導体ウェーハ30がローディングされると、シリンダ23が駆動されてトップリング21が元の退避位置まで下降する。またセンタリングピン22が元の退避位置まで移動する。
本発明によれば、チャック11を基準にしてセンタリングを行うようにしたので、チャック11に半導体ウェーハ30を精度よく吸着させることができ、半導体ウェーハ30のチャック11に対するズレをズレ許容量((D4−D1)/2)以下にすることができる。このため半導体ウェーハ30の外周部の平坦度が向上する。また本実施形態によれば、チャック11を基準にしてセンタリングが行われるので、チャックやリテーナの取付誤差の影響を受けることなくセンタリングが行われる。このため取付け部品の精度を低いレベルに許容でき、装置の製造コストを低減させることができる。
第1発明のローディング装置、第3発明のローディング方法では、リテーナ12が省略されるとともに、リテーナ移動機構によりリテーナ12をチャック11に対して相対的に上方に位置させておく処理が省略される。
以下図面を参照して本発明に係る半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方法の実施の形態について説明する。
以下の説明では半導体ウェーハとしてシリコンウェーハを想定する。
図3は実施形態の枚葉式の研磨装置1の全体構成を示している。同図3は研磨装置1を上面からみた図である。
研磨装置1は、ロード・アンロードステージ2と、第1ステージ3と、第2ステージ4と、第3ステージ5と、研磨ヘッド支持部6と、搬入装置7と、搬出装置8とから構成されている。
第1ステージ3、第2ステージ4、第3ステージ5にはそれぞれ、研磨クロスが上面に貼着された定盤9が備えられている。第1ステージ3と、第2ステージ4は、半導体ウェーハ30の表面を粗研磨する粗研磨工程が行われるステージであり、第3ステージ5は、半導体ウェーハ30の表面を仕上げ研磨する仕上げ研磨工程が行われるステージである。
搬入装置7は、前工程(エッチング工程)における処理が終了した半導体ウェーハ30をロード・アンロードステージ2に搬入する。搬出装置8は、研磨装置1における研磨処理が終了しロード・アンロードステージ2でアンロードされた半導体ウェーハ30をつぎの工程(洗浄工程)に搬出する。
研磨ヘッド支持部6は、1つのステージあたりに2つの研磨ヘッド10が順次配置されるように、研磨ヘッド10を、矢印に示す方向に回転自在に支持している。1つの研磨ヘッド10あたりに1枚の半導体ウェーハ30が吸着される。
ロード・アンロードステージ2は、搬入装置7によって搬入された半導体ウェーハ30を研磨ヘッド10に吸着させる処理(ローディング)を行うとともに、研磨処理が終了した半導体ウェーハ10を研磨ヘッド10から着脱する処理(アンローディング)を行うステージである。ロード・アンロードステージ2には、 図1(a)に示すローディング機構20(アンローディング機構)が設けられている。
図1(a)は、ロード・アンロードステージ2における研磨ヘッド10と、ローディング機構20とを側面からみた図である。研磨ヘッド10と、ローディング機構20とで本実施形態のローディング装置が構成される。
すなわち同図1(a)に示すように、ローディング機構20には、半導体ウェーハ30よりも小さな径を有し半導体ウェーハ30が載置されるトッププレート21と、半導体ウェーハ30の中心方向Aに移動自在でトッププレート21上の半導体ウェーハ30の側面に近接可能な6本のセンタリングピン22が、トッププレート21の周方向に等間隔に配置されている。トッププレート21上の半導体ウェーハ30とセンタリングピン22との位置関係を上面からみた図は、図1(b)に示される。
センタリングピン22が半導体ウェーハ30に最も近づいたときの半導体ウェーハ直径方向の両ピン間距離D7は、半導体ウェーハ30の直径D5にαを加えた距離D5+αに設定されている。センタリングピン22は、上ベース26にスライド自在に設けられている。
トッププレート21の上部には、凹部状のフロート室21aが形成されている。フロート室21aには水路27が連通している。水路27を介してフロート室21aに水が供給される。このためトッププレート21上に半導体ウェーハ30に載置された際に、フロート室21aに供給された水は半導体ウェーハ30とトッププレート21との隙間を介して外部に流出し、半導体ウェーハ30をフロート状態で支持する。
トッププレート21は図中上下方向に移動自在に上ベース26に設けられている。シリンダ23のロッドはトッププレート21に機械的に接続している。シリンダ23が駆動するとそのロッドは上下方向に移動しトッププレート21が上下方向に移動する。
上ベース26は、ガイド部材24を介して下ベース25に水平方向(図に対して垂直な平面)に移動可能に設けられている。ガイド部材24としては、エアフロート、ボールガイドなどを使用することができる。下ベース25は地面に固定されている。上ベース26、ガイド部材24、下ベース25が本実施形態のプレート移動機構を構成している。
このためセンタリングピン22が、チャック11の側面に当接すると以後センタリングピン22が停止するまで、トッププレート21は上ベース26とともにセンタリングピン22の移動方向に移動する。
トッププレート21がシリンダ23により上昇されている状態で、センタリングピン22は、その上端がトッププレート21上の半導体ウェーハ30の上面よりも上方に位置されるように配置されている。トッププレート21上の半導体ウェーハ30の上面からセンタリングピン22の上端までの距離をf1とする。
一方、研磨ヘッド10には、半導体ウェーハ30の直径D5と同一若しくはほぼ同一の直径D3を有するチャック11が設けられている。チャック11は、図4(a)で説明したように、その下面であるウェーハ吸着面に、シール部11d、複数のピン11f、複数の溝11eが形成されている。溝11eには真空引きを行うための孔が形成されている。図示しない真空ポンプの吸込み口は上記溝11aに形成された孔に連通している。真空ポンプが駆動されると、チャック11の溝11eに形成された孔を介して真空引きがなされ、チャック11の下面で半導体ウェーハ30を吸着(把持)することができる。
チャック11の外周には、チャック11の側面から所定距離離間されて、円環状のリテーナ12が設けられている。図示しないリテーナ移動機構によって、リテーナ12はチャック11に対して相対的に上下方向に移動する。リテーナ移動機構は、本出願人の先願(特願2002−282549号)に記載された構成のものを使用することができる。
リテーナ移動機構により、リテーナ12は、その下面がチャック11の下面よりも上方に所定距離f2だけ移動することができる。この距離f2と上述した距離f1との間には、f2>f1なる関係が成立している。なおリテーナ移動機構としては、リテーナ12をチャック11に対して相対的に上方に位置させ得るものであればよく、リテーナ12を上昇させる機構であってもよくチャック11を下降させる機構であってもよい。
研磨ヘッド10は図示しない研磨ヘッド用シリンダによって上下方向に移動することができる。
つぎに実施形態の装置の動作について図2を併せ参照して説明する。
まず図3の搬入装置7によって未研磨の半導体ウェーハ30が図1に示すローディング機構20のトッププレート21上に載置される。
このときの状態を図2(a)に示す。ここでチャック11の中心軸11cとトッププレート21の中心軸21cとの間には芯ズレ量dの芯ズレがあるものと仮定する。リテーナ移動機構により、リテーナ12はチャック11に対して相対的に上方に位置されており、チャック11の下面とリテーナ12の下面との距離はf2となっている。
つぎに、研磨ヘッド用シリンダが駆動され、図2(b)の矢印Bに示すように、研磨ヘッド10が下降する。
つぎに図2(c)に示すように、6本のセンタリングピン22が同時にトッププレート21上の半導体ウェーハ30の中心方向Aに移動する。
つぎに、シリンダ23が駆動されトッププレート21が上昇する。このようにしてチャック11が、トッププレート21上の半導体ウェーハ30を吸着できる位置まで、トッププレート21に対して相対的に下方に移動される。このとき半導体ウェーハ30の上面とセンタリングピン22の上端との距離はf1になっている。
上述したようにf2>f1なる関係が成立しているため、センタリングピン22はリテーナ12に干渉することなくトッププレート21上の半導体ウェーハ30の側面とチャック12の側面の両方に接近することができる。
センタリングピン22はチャック11の側面に接近して、センタリングピン22はチャック11の直径(最接近距離D5+α(半導体ウェーハ30の直径+α))に応じた位置で停止する。
チャック11の中心軸11cとトッププレート21の中心軸21cとの間には芯ズレがあるため、センタリングピン22はチャック11の側面に当接する。センタリングピン22がチャック11の側面に当接すると、以後センタリングピン22が停止するまで、トッププレート21は上ベース26とともにセンタリングピン22の移動方向に移動する。このためセンタリングピン22がチャック11の直径(最接近距離D5+α(半導体ウェーハ30の直径+α))に応じた位置で停止したとき、トッププレート21の中心軸21cはチャック11の中心軸11cにほぼ一致し、芯ズレ量dをほぼ零にすることができる。上述したようにセンタリングピン22の最近接時のウェーハ直径方向両ピン間距離D7は、半導体ウェーハ30の直径D5にαを加えた距離D5+αに設定されている。このためセンタリング精度を±αにすることができる。
なお、トッププレート21のフロート室21aには水が満たされているため、センタリングピン22が半導体ウェーハ30が側面に当接して半導体ウェーハ30が動く際に半導体ウェーハ30にキズが付くことが防止される。
トッププレート21の中心軸21cはチャック11の中心軸11cに一致し、芯ズレ量が零になった状態で、真空ポンプが駆動されチャック11に半導体ウェーハ30が吸着される。このため、半導体ウェーハ30のチャック11に対するズレを図4(a)で説明したズレ許容量((D4−D1)/2)以下にすることができる。
このようにして研磨ヘッド10に半導体ウェーハ30がローディングされると、シリンダ23が駆動されてトップリング21が元の退避位置まで下降する。またセンタリングピン22が元の退避位置まで移動する。
つぎに図3に示す研磨ヘッド支持部6が回転し、半導体ウェーハ30をローディングした研磨ヘッド10が、第1ステージ3、第2ステージ4、第3ステージ5に順次送られ、各ステージで半導体ウェーハ30の粗研磨、仕上げ研磨が行われる。
各ステージ3、4、5では、研磨ヘッド用シリンダが駆動され研磨ヘッド10が下方に移動される。研磨ヘッド10に上方から荷重がかけられて半導体ウェーハ30は定盤9上の研磨クロスの表面に押し当てられつつ研磨される。研磨の際には研磨クロス上の半導体ウェーハの接触面に砥粒液(スラリ)が流される。
粗研磨を行う際には、リテーナ移動機構によってリテーナ12がチャック11に対して相対的に下方に移動され、リテーナ12の下面が、チャック11に吸着された半導体ウェーハ30の下面と同位置にされる。
これにより半導体ウェーハ30が研磨クロスに押し付けられた際に、リテーナ12も同時に研磨クロスに押し付けられて、面ダレが防止される。
粗研磨用の第1、第2のステージ3、4で粗研磨が行われ、つぎの仕上げ用の第3のステージ5に研磨ヘッド10を送る際には、リテーナ移動機構によってリテーナ12がチャック11に対して相対的に上方に移動され、リテーナ12の下面が、チャック11に吸着された半導体ウェーハ30の下面よりも上方に位置される。これにより仕上げ研磨用の第3ステージ5に研磨ヘッド10を送る途中で、チャック11に吸着された半導体ウェーハ30とリテーナ12との隙間40(図4(a))に溜まっていた粗研磨用の砥粒液が排出される。
仕上げ研磨用の第3ステージ5では、粗研磨用の砥粒液が持ち込まれることなく半導体ウェーハ30の表面が研磨されるので半導体ウェーハ30の表面にキズがつくことなく高品質で仕上げ研磨される。
つぎに図3に示す研磨ヘッド支持部6が更に回転し、仕上げ研磨が終了した半導体ウェーハ30を把持した研磨ヘッド10が、ロード・アンロードステージ2に送られる。真空ポンプの駆動が停止され研磨ヘッド10のチャック11から半導体ウェーハ30が脱着される。チャック11から脱着された半導体ウェーハ30は、図1(a)に示すローディング機構20のトッププレート21上に落下する。ここでトッププレート21のフロート室21aには水が満たされているため、半導体ウェーハ30がトッププレート21上に落下した際に半導体ウェーハ30にキズが付くことが防止される。このようにして半導体ウェーハ30がアンローディングされると、図3に示す搬出装置8によって、トッププレート21から半導体ウェーハ30が取り出され、半導体ウェーハ30がつぎの工程(洗浄工程)に搬出される。
以上説明したように本実施形態によれば、チャック11を基準にしてセンタリングを行うようにしたので、チャック11に半導体ウェーハ30を精度よく吸着させることができ、半導体ウェーハ30のチャック11に対するズレをズレ許容量((D4−D1)/2)以下にすることができる。このため半導体ウェーハ30の外周部の平坦度が向上する。また本実施形態によれば、チャック11を基準にしてセンタリングが行われるので、チャックやリテーナの取付誤差の影響を受けることなくセンタリングが行われる。このため取付け部品の精度を低いレベルに許容でき、装置の製造コストを低減させることができる。
なお実施形態では、リテーナ12が設けられた研磨ヘッド10を想定しているが、本発明はリテーナ12が設けられていない研磨ヘッドにも適用することができる。この場合、リテーナ12をチャック11に対して相対的に上方に位置させるリテーナ移動機構は不要となり、図2(a)に示される、リテーナ12をチャック11よりも上方に位置させておく処理は不要となる。
なお実施形態では、半導体ウェーハ30をセンタリングするためにセンタリングピン22を使用しているが、半導体ウェーハ30の側面に当接でき少なくとも半導体ウェーハ30の直径方向の両側より中心方向に向かって移動できる部材であればよく、ピン以外の部材、たとえば円弧状の部材を用いる実施も可能である。
また実施形態では、チャック11が半導体ウェーハ30を、真空引きという手段で吸着する場合を想定して説明したが、チャック11が半導体ウェーハ30を吸着する手段は任意のものを使用することができる。たとえばセラミックを材質とするチャック11の表面にスエード状のパッドを貼着し、このパッドを水で濡らした状態にして半導体ウェーハ30を吸着してもよい。またチャック11が半導体ウェーハ30を把持することができればよく、吸着以外の方法を用いて半導体ウェーハ30を把持してもよい。
図1(a)は実施形態のローディング装置の構成を示す側面図で、図1(b)は図1(a)に示すセンタリングピンと半導体ウェーハとの位置関係を示す上面図である。 図2(a)、(b)、(c)は実施形態のローディングの処理の手順を示す図である。 図3は実施形態の枚葉式の研磨装置の構成を示す上面図である。 図4(a)はチャックによって半導体ウェーハが吸着された状態を示す断面図で、図4(b)は半導体ウェーハがチャックに対してずれて吸着された状態を示す断面図である。 図5(a)、(b)、(c)は従来技術によるローディングの処理の手順を示す図である。
符号の説明
10 研磨ヘッド
11 チャック
12 リテーナ
20 ローディング機構
21 トッププレート
22 センタリングピン
30 半導体ウェーハ

Claims (4)

  1. 半導体ウェーハが載置されるプレートと、半導体ウェーハの中心方向に移動することにより半導体ウェーハの側面に接近するセンタリング部材とが設けられたローディング機構と、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し半導体ウェーハと同一の径を有しプレート上の半導体ウェーハを前記真空引きによって吸着して当該半導体ウェーハをローディングするチャックとを備えた半導体ウェーハのローディング装置において、
    チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に接近可能であってプレートの周方向に設けられた複数のセンタリング部材と、
    複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径が半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)になるまで各センタリング部材を半導体ウェーハの中心に向かって移動させ、各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させるプレート移動機構と
    を備えたことを特徴とする半導体ウェーハのローディング装置。
  2. 半導体ウェーハが載置されるプレートと、半導体ウェーハの中心方向に移動することにより半導体ウェーハの側面に近接するセンタリング部材とが設けられたローディング機構と、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し半導体ウェーハと同一の径を有しプレート上の半導体ウェーハを前記真空引きによって吸着して当該半導体ウェーハをローディングするチャックと、チャックの側面から所定距離離間されて配置されたリテーナとが設けられた研磨ヘッドとを備えたローディング装置において、
    センタリング部材がチャックの側面に接近できるように、チャックに対してリテーナを相対移動させるリテーナ移動機構と、
    チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に接近可能であってプレートの周方向に設けられた複数のセンタリング部材と、
    複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径が半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)になるまで各センタリング部材を半導体ウェーハの中心に向かって移動させ、各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させるプレート移動機構と
    を備えたことを特徴とする半導体ウェーハのローディング装置。
  3. プレート上の半導体ウェーハを、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し当該半導体ウェーハと同一の径を有するチャックで前記真空引きによって吸着することにより半導体ウェーハのローディングを行う半導体ウェーハのローディング方法において、
    チャックが半導体ウェーハを把持できる位置までチャックをプレートに対して相対移動させる工程と、
    プレートの周方向に配置された複数のセンタリング部材を半導体ウェーハの中心方向に移動させて各センタリング部材を、チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に近接させる工程と、
    各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させる工程と、
    各センタリング部材を移動させ、複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径を半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)にした時点で、各センタリング部材の移動を停止させる工程と、
    プレート上の半導体ウェーハをチャックで把持して半導体ウェーハをローディングする工程と
    を含む半導体ウェーハのローディング方法。
  4. プレート上の半導体ウェーハを、下面にその周方向に沿って形成されるシール部及び当該シール部の内側に形成された溝に真空引きを行うための孔を有し当該半導体ウェーハと同一の径を有する研磨ヘッドのチャックで前記真空引きによって吸着することにより半導体ウェーハのローディングを行う半導体ウェーハのローディング方法において、
    センタリング部材がチャックの側面に接近できるように、チャックに対してリテーナを相対移動させる工程と、
    チャックが半導体ウェーハを吸着できる位置までチャックをプレートに対して相対移動させる工程と、
    プレートの周方向に配置された複数のセンタリング部材を半導体ウェーハの中心方向に移動させて各センタリング部材を、チャックの側面とプレート上の半導体ウェーハの側面の両方に近接させる工程と、
    各センタリング部材の移動の際に何れかのセンタリング部材がチャックに当接した場合に、当該当接したセンタリング部材に向かってプレートを移動させると共に半導体ウェーハの中心に向かって残りのセンタリング部材を移動させる工程と、
    各センタリング部材を移動させ、複数のセンタリング部材によって形成される周形の直径を半導体ウェーハの直径+α(αはチャックの中心軸と半導体ウェーハの中心軸のズレ許容量であってチャックが半導体ウェーハを吸着する際に真空リークが防止される量)にした時点で、各センタリング部材の移動を停止させる工程と、
    プレート上の半導体ウェーハをチャックで吸着して半導体ウェーハをローディングする工程と
    を含む半導体ウェーハのローディング方法。
JP2003287035A 2003-08-05 2003-08-05 半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方 Expired - Lifetime JP4524084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003287035A JP4524084B2 (ja) 2003-08-05 2003-08-05 半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003287035A JP4524084B2 (ja) 2003-08-05 2003-08-05 半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005057086A JP2005057086A (ja) 2005-03-03
JP4524084B2 true JP4524084B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=34366163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003287035A Expired - Lifetime JP4524084B2 (ja) 2003-08-05 2003-08-05 半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4524084B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105470176B (zh) * 2015-12-31 2018-08-10 北京北方华创微电子装备有限公司 半导体成膜设备、衬底自动定位卡紧结构及卡紧方法
KR101946786B1 (ko) * 2017-02-15 2019-02-12 주식회사 케이씨텍 기판 처리 장치
KR102038508B1 (ko) * 2018-03-26 2019-10-30 주식회사 케이씨텍 기판 처리 장치
JP7220648B2 (ja) * 2019-12-20 2023-02-10 株式会社荏原製作所 基板処理装置および基板処理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06170730A (ja) * 1992-12-04 1994-06-21 Shin Etsu Handotai Co Ltd ワーク位置決め機構を設けた研磨装置
JPH1142558A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ研磨装置のウェーハ保持方法
JP2001277098A (ja) * 2000-03-29 2001-10-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 研磨装置および研磨方法
JP2003048158A (ja) * 2001-07-31 2003-02-18 Applied Materials Inc 機械化学的研磨装置の基板支持部材および機械化学的研磨装置
JP2003071709A (ja) * 2001-08-27 2003-03-12 Applied Materials Inc 基板の受け渡し方法および機械化学的研磨装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06170730A (ja) * 1992-12-04 1994-06-21 Shin Etsu Handotai Co Ltd ワーク位置決め機構を設けた研磨装置
JPH1142558A (ja) * 1997-07-28 1999-02-16 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ研磨装置のウェーハ保持方法
JP2001277098A (ja) * 2000-03-29 2001-10-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 研磨装置および研磨方法
JP2003048158A (ja) * 2001-07-31 2003-02-18 Applied Materials Inc 機械化学的研磨装置の基板支持部材および機械化学的研磨装置
JP2003071709A (ja) * 2001-08-27 2003-03-12 Applied Materials Inc 基板の受け渡し方法および機械化学的研磨装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005057086A (ja) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101213017B1 (ko) 연마장치 및 연마방법
KR102067434B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
TWI790319B (zh) 基板處理系統及基板處理方法
JP6584532B2 (ja) 研削装置および研削方法
CN115139217A (zh) 一种适用于晶圆双面抛光研磨设备的智能供料***
JP4524084B2 (ja) 半導体ウェーハのローディング装置およびローディング方
TWI459504B (zh) 一種提供夾具平台空氣區的系統及方法
JPH0740214A (ja) ウェーハ外周部の研磨装置
JP2006054388A (ja) 被加工物搬送装置,スピンナー洗浄装置,研削装置,被加工物搬送方法
KR100578133B1 (ko) 화학적 기계적 연마 장치 및 이에 사용되는 연마 패드
JP3172778B2 (ja) 半導体ウエハの全自動ポリッシング装置
JP2019214109A (ja) 加工装置の調整方法及び加工装置
KR100634450B1 (ko) 화학적 기계적 연마 장치 및 이에 사용되는 플레이튼
CN110605636B (zh) 卡盘台、磨削装置及磨削品的制造方法
JPH06132387A (ja) 真空吸着ステージ
KR20150073389A (ko) 웨이퍼 에지 연마 장치
JP7237557B2 (ja) 貼り合わせウェーハのエッジトリミング加工方法
JPH11221744A (ja) 半導体ウェーハの面取り面研磨装置
JP5454856B2 (ja) ワーク収納方法
JP2020104240A (ja) 移載機及びベベル研磨装置
KR102504029B1 (ko) Cmp 공정용 다중 웨이퍼 이송 장치
CN110303419B (zh) 一种抛光设备及方法
KR20240041559A (ko) 웨이퍼 이송 장치 및 그에 구비되는 웨이퍼 로딩 지그 그리고 그 장치에 의한 웨이퍼 이송 방법
KR20230056591A (ko) 웨이퍼의 연삭 방법 및 연삭 장치
KR20050045618A (ko) 화학기계적 연마장치용 웨이퍼 로드컵 및 이를 이용한웨이퍼 로딩 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100409

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801

ABAN Cancellation of abandonment
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3