JP4518231B2 - 携帯情報端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯情報端末装置に関し、例えば携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来携帯電話機においては、液晶ディスプレイでなる表示部に複数の項目をリスト状に一覧表示し、矢印キー等を介してユーザによって選択決定された項目に対応する処理を実行し、その処理結果を表示するようになされている。
【0003】
ところでかかる構成の携帯電話機においては、表示部の表示面積に限りがあることから、複数の項目のうちの一部(例えば5項目分)のみを表示部に表示する。
【0004】
そして携帯電話機は、矢印キー等の操作に応じて項目を1項目ずつスクロール表示することにより、表示部で表示し得る数よりも多数の項目を表示部に順次表示してユーザに選択させ得るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の携帯電話機においては、選択し得る項目数が増加した場合、項目をスクロールさせて所望の項目を表示させるためには矢印キー等の操作入力を長時間繰り返す必要があり、操作性が悪いという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、操作性が高く使い勝手に優れた項目選択を行い得る携帯情報端末装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数の項目を一覧表示するとともに、当該表示された項目のうちの少なくとも一つを選択するための表示子を表示する表示手段と、所定の操作子の操作に応じて互いに反対方向を示す信号を出力する操作手段と、操作手段を介して信号が入力されたことに応じて表示子により選択中の選択項目を切り替える通常スクロールモードと、一覧表示されている順序に従って選択項目を連続的に自動で切り替える自動スクロールモードと、操作入力手段から同一方向の信号の入力された回数に応じて選択項目をスクロールモードよりも高速に切り替える高速スクロールモードと間でモードを移行させるモード移行手段とを有し、モード移行手段は、通常スクロールモードにおいて基準時間内に同一方向の信号が連続して所定回数入力された場合に自動スクロールモードに移行させ、該自動スクロールモードにおいて自動スクロールモード中に基準時間内に同一方向の信号が連続して所定回数入力された場合に高速スクロールモードに移行させ、高速スクロールモードにおいて操作手段から反対方向を示す信号が入力された場合に自動スクロールモードに移行させ、自動スクロールモードにおいて操作手段から反対方向を示す信号が入力された場合に通常スクロールモードに移行させるようにしたことにより、同一方向を示す信号に応じた操作子の操作回数に応じて、通常スクロールモード、自動スクロールモード、高速スクロールモードと移行させ、反対方向を示す信号に対応する操作に応じて、高速スクロールモードから自動スクロールモードへ、自動スクロールモードから通常スクロールモードへとモードを復帰させるので、実感的な操作感を与えながら簡易な操作で所望の項目を選択させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0009】
(1)携帯電話機の全体構成
図1において、1は全体として本発明による携帯電話機を示し、中央のヒンジ部2を境に上側筐体3と下側筐体4とに分けられており、当該ヒンジ部2を介して折り畳み可能に形成されている。
【0010】
上側筐体3においては、その背面における上端右側に、送受信用のアンテナ5が引出し及び収納可能な状態に取り付けられており、当該アンテナ5を介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信するようになされている。
【0011】
また、上側筐体3の正面上端にはスピーカ6が設けられているとともに、正面中央にはLCD( Liquid Crystal Display )でなる表示部7が設けられており、当該表示部7に各種機能に対応したメニュー画面、電波の受信状態、電池残量、発信履歴、着信履歴、電子メール文、電話帳画面、スケジュール等の様々な情報を表示し得るようになされている。
【0012】
一方、下側筐体4においては、その表面中央部に、「0」〜「9」、「#」及び「*」キーからなるテンキー8が設けられているとともに、表面上端部中央に回転及び押下操作自在な操作手段としてのジョグダイヤル9が設けられ、さらに当該ジョグダイヤル9の両隣には、携帯電話機1の電源のON/OFF操作及び終話操作を入力するための電源/終話キー10と、着信操作及び発信操作を入力するための通話キー11が設けられている。
【0013】
また下側筐体4の表面下端部中央には、ユーザの音声等を集音するマイクロホン12が設けられているとともに、当該マイクロホン9の両隣には、編集操作やスクロール操作等をキャンセルするためのキャンセルキー13と、通話中の音声を録音するためのメモキー14が設けられている。
【0014】
そして携帯電話機1は、電話帳画面に表示される複数の発信先名称からユーザ所望の発信先名称をジョグダイヤル9の回転操作に応じて選択し、当該ジョグダイヤル9の押下操作により選択決定することにより、当該発信先名称に対応付けられた発信先電話番号に対して発呼を行うようになされている。
【0015】
ここでジョグダイヤル9は、図2に示すように円柱形状でなる回転操作子9Aが下側筐体4の表面から僅かに突出した状態で取り付けられており、例えばユーザの親指で回転操作子9Aを容易に回転及び押圧操作し得るようになされている。
【0016】
このジョグダイヤル9は、回転操作子9Aが回転操作される度に内蔵のロータリエンコーダを介して回転操作に連動した回転パルスを発生することにより内部の回路に回転操作量を通知するとともに、回転操作子9Aが押下操作される度にプッシュスイッチ13Bを介してこれを内部の回路に通知する。
【0017】
ここで回転操作子9Aにおいては、所定回転角度毎に軽い引っ掛かり(以下、これを回転クリックと呼ぶ)を生じるとともに、1回転クリック回転操作される毎に回転パルスを1パルス発生するようになされている。これにより携帯電話機1は、ジョグダイヤル9の回転操作量をユーザに対して触感を通じて確実に認識させることができる。
【0018】
なお下側筐体4には、その背面側に図示しないバッテリパックが装着されており、電源/終話キー10の操作により電源が投入されると、当該バッテリパックから内部の回路ブロックに対して電力を供給し、携帯電話機1を動作可能な状態に起動するようになされている。
【0019】
さらに下側筐体4におけるバッテリパック装着部の内部には、加入者情報を記憶したSIM(Subscriber Identity Module)カードを接続するためのSIMカード接続部が設けられており、バッテリパックを取り外した状態でSIMカードを脱着し得るようになされている。
【0020】
(2)携帯電話機の回路構成
次に、携帯電話機1の回路構成について図2を用いて説明する。この携帯電話機1においては、当該携帯電話機1の各種機能を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit )20に対し、制御ライン21を介してRAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memoly)23、表示制御部24、テンキー8とジョグダイヤル9と電源/終話キー10と通話キー11とキャンセルキー13及びメモキー14からなる操作入力部25、送受信部26、及びSIMカード接続部27が接続された構成を有する。
【0021】
またCPU20、RAM22、ROM23、表示制御部24、送受信部26、SIMカード接続部27、スピーカ6及びマイク12はデータライン28を介して相互に接続されている。
【0022】
RAM22には、ユーザにより入力された複数の発信先電話番号と、これに対応付けられた発信先名称とからなる電話帳リストが格納されている。またRAM22には、携帯電話機1の各種設定情報や着発信履歴が記憶される。
【0023】
ここで携帯電話機1においては、上述したSIMカード50をSIMカード接続部27に装着することにより、当該携帯電話機1の各種機能を有効にするようになされている。
【0024】
すなわち、SIMカード接続部27は装着されたSIMカード50を認識すると、これに応じてSIMカード認識通知を制御ライン21を介してCPU20に送信する。
【0025】
CPU20はSIMカード認識通知に応じて、データライン28を介してSIMカード50から加入者情報を読み出し、これをRAM22に記憶するとともに、当該加入者情報に基づいて携帯電話機1を起動する。
【0026】
そして携帯電話機1においては、ROM23に格納された基本プログラムや表示制御プログラム等の各種アプリケーションプログラムを、CPU20が適宜データライン28を介して読み出して実行することにより各種機能を実現するようになされている。
【0027】
例えばCPU20は基本プログラムに従い、操作入力部25を介して入力された操作情報に応じて送受信部26を制御することにより、発呼処理や終話処理等の各種通信処理を実行する。
【0028】
すなわち送受信部26は、制御ライン21を介したCPU20の制御に応じて、アンテナ5を介して所定の制御信号を基地局(図示せず)に送信して発呼処理を行い、また基地局からの着信信号をアンテナ5を介して受信し、これに応じてCPU20に対して着信通知を行う。
【0029】
そして送受信部26は通話時において、アンテナ5を介して受信した受信信号を増幅した後復調して音声信号を生成し、データライン28を介してスピーカから出力するとともに、マイクロホン12からデータライン28を介して入力される音声信号を変調した後増幅して送信信号を生成し、これをアンテナ5を介して送信する。
【0030】
またCPU20は、主として表示制御プログラムに従って表示制御部24を制御し、様々な表示画面を表示部7に表示する。
【0031】
(3)携帯電話機の項目表示
ところで携帯電話機1においては、電話帳画面やスケジュール画面のような選択し得る項目を複数有する画面において、当該複数の項目を表示部7に一覧表示し、ジョグダイヤル9の回転及び押下操作によってユーザ任意の項目を選択及び決定し得るようになされている。
【0032】
例えば電源/終話キー10が押下されて携帯電話機1の電源が投入されると、CPU20はまず待受画面(図示せず)を表示部7に表示し、この状態でジョグダイヤル9が押下操作されると、CPU20はこれに応じてメインメニュー画面(図示せず)を表示部7に表示する。
【0033】
そして、例えばメインメニュー画面で「電話帳」が選択されると、CPU20は図4に示す電話帳画面100を表示部7に表示する。
【0034】
電話帳画面100においては、画面上端部に電波の受信状態、電子メール、バッテリ残量等の各種情報を示す複数のアイコンが表示されるとともに、当該電話帳画面100において選択可能な発信先名称を項目としてリスト状に一覧表示する項目表示領域101が表示される。
【0035】
CPU20は表示制御プログラムに従い、初期状態としてRAM22内の電話帳リストに記憶された発信先名称を先頭から7項目読み出し、当該読み出した発信先名称を項目102A〜102Gとして項目表示領域101内に一覧表示するとともに、矩形状のカーソル103を、項目表示領域101の最上段に表示された項目102Aを選択した状態で表示する。またCPU20は、項目表示領域101の下端右側に、項目表示領域101の下方に隠れた項目が存在することをユーザに通知するための下向きの三角形でなる下方向アイコン104を表示する。
【0036】
この状態でジョグダイヤル9が下方に1回転クリック回転操作され、ジョグダイヤル9からCPU20に回転パルスが供給されると、CPU20はこれに応じてカーソル103を下方に1項目分移動し、次の項目102Bを選択した状態で表示する。またジョグダイヤル9が上方に1回転クリック回転操作されると、CPU20はこれに応じてカーソル103を上方に1項目分移動して表示する。
【0037】
かくして携帯電話機1においては、ジョグダイヤル9を上下に回転操作することによりカーソル103を移動し、項目表示領域101内に表示された項目を任意に選択し得るようになされている。
【0038】
そして、カーソル103が項目表示領域101の最下段に表示された項目102Gを選択した状態で、ジョグダイヤル9がさらに下方に1回転クリック回転操作されると、CPU20はこれに応じて、最上段に表示された項目102Aを表示消去するとともに項目102B〜102Gを上方へ1段移動して表示する。
【0039】
さらにCPU20は、項目102Gに表示されている発信先名称の次の発信先名称をRAM22内の電話帳データから読み出し、これを項目102F(図示せず)として項目表示領域101の最下段に新たに表示する。このときCPU20はカーソル103を移動せず、これにより当該カーソル103は新たに表示された項目102Fを選択した状態で表示される。
【0040】
またCPU20は、項目表示領域101の上方に隠れた項目が存在することをユーザに通知するための上向きの三角形でなる下方向アイコン(図示せず)を項目表示領域101の上端右側に表示する。
【0041】
かくして携帯電話機1においては、カーソル103が項目表示領域101の最下段項目を選択した状態で、ジョグダイヤル9がさらに下方向に回転操作されると、カーソル103を移動することなく項目全体を上方向に移動するスクロール表示を行う。
【0042】
同様に携帯電話機1においては、カーソル103が項目表示領域101の最上段項目を選択した状態でジョグダイヤル9がさらに上方向に回転操作されると、カーソル103を移動することなく項目全体を下方向にスクロール表示する。
【0043】
このように携帯電話機1においては、ジョグダイヤル9が回転操作される毎にRAM22から項目を1項目読み出してスクロール表示することにより、カーソル103が選択する項目を切り換えて表示する。この表示モードを通常スクロールモードと呼ぶ。
【0044】
そして通常スクロールモードにおいて、ジョグダイヤル9が所定の基準時間(例えば0.5秒)内に連続して同方向に回転操作されると、図5に示すように携帯電話機1は自動スクロールモードに移行する。
【0045】
自動スクロールモードにおいて携帯電話機1は、RAM22から所定の読み出しタイミング毎に項目を連続的に読み出し、所定の基準速度で自動的にスクロール表示することにより、カーソル103が選択する項目を自動的に切り換えて表示する。これによりユーザは、ジョグダイヤル9を操作することなく、所望の項目を容易かつ高速に検索して選択することができる。
【0046】
さらに自動スクロールモードにおいて、ジョグダイヤル9の連続回転操作が所定回数以上繰り返されると、携帯電話機1は高速自動スクロールモードに移行する。
【0047】
高速自動スクロールモードにおいて携帯電話機1は、連続回転操作の繰り返し回数に応じた速度で自動的にスクロール表示することにより、カーソル103が選択する項目を高速に切り換えて表示する。これによりユーザは、ジョグダイヤル9を連続回転操作するだけで携帯電話機1のスクロール表示速度を制御することができ、所望の項目をさらに高速に検索して選択することができる。
【0048】
(3−1)スクロール表示処理
次に、上述したスクロール表示を行うための処理手順を、図6、図7及び図8に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0049】
切換手段としてのCPU20は、メインメニュー画面上で例えば「電話帳」が選択されると、これに応じて図6に示すルーチンRT1の通常スクロールモード処理手順の開始ステップから入ってステップSP1に移る。
【0050】
ステップSP1においてCPU40は、表示部7に電話帳画面100(図4)を表示して次のステップSP2に移る。
【0051】
ステップSP2においてCPU20は、キャンセルキー13が押下されたか否かを判断する。ステップSP2において肯定結果が得られた場合、このことはキャンセルキー13が押下され、電話帳画面がキャンセルされたことを表しており、CPU40はステップSP9に移って、ジョグダイヤル9の連続回転操作回数を計数するジョグカウンタのカウント値Count を「0」にセットして次のステップSP10に移り、待受画面を表示部7に表示し、ステップSP11で処理を終了する。
【0052】
これに対してステップSP2において否定結果が得られた場合、このことはキャンセルキー13が押下されず、電話帳画面がキャンセルされていないことを表しており、CPU20はステップSP3に移る。
【0053】
ステップSP3においてCPU20は、ジョグダイヤル9が押下操作されたか否かを判断する。
【0054】
ステップSP3において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が押下操作され、カーソル103が選択中の項目が選択決定されたことを表しており、CPU20はステップSP12に移り、ジョグカウンタのカウント値Count を「0」にセットしてRAM22に記憶して次のステップSP13に移る。
【0055】
ステップSP13においてCPU20は、選択決定された項目(すなわち発信先名称)に対応する発信先電話番号をRAM22から読み出し、発信先名称とともに詳細画面(図示せず)として表示部7に表示し、ステップSP14で処理を終了する。
【0056】
これに対してステップSP3において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル14が押下されず、選択中の項目が選択決定されていないことを表しており、CPU20はステップSP4に移る。
【0057】
ステップSP4においてCPU20は、ジョグダイヤル9が回転操作されたか否かを判断する。ステップSP4において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が回転操作されていないことを表しており、CPU20はステップSP2に戻る。
【0058】
これに対してステップSP4において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP5に移る。
【0059】
ステップSP5においてCPU20は、ジョグダイヤル9に対する連続回転操作の基準時間(例えば0.5秒)を計測するタイマA(図示せず)が起動中であるか否かを判断する。ステップSP4において否定結果が得られた場合、このことはタイマAが起動中でないこと、すなわちジョグダイヤル9が通常スクロールモードにおいて初めて回転操作されたか、あるいは前回回転操作されてから基準時間の0.5秒が経過してタイマAが停止したこと(ジョグダイヤル9が連続回転操作されていないこと)を表しており、CPU20はステップSP6に移る。
【0060】
ステップSP6においてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Count を「1」にセットしてステップSP7でタイマAを起動し、次のステップSP8に移る。ステップSP8においてCPU20は、ジョグダイヤル9の回転操作に応じた項目をRAM22から読み出して回転操作方向に1項目分スクロール表示し、ステップSP2に戻る。
【0061】
これに対してステップSP4において肯定結果が得られた場合、このことはタイマAが起動中であること、すなわちジョグダイヤル9が連続回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP15に移る。
【0062】
ステップSP15においてCPU20は、ジョグダイヤル9が前回と同方向に回転操作されたか否かを判断する。ステップSP15において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が前回と逆方向に回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP6に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「1」にセットした後ステップSP7でタイマAを再起動し、ステップSP8でジョグダイヤル9の回転操作方向に1項目分スクロール表示する。
【0063】
これに対してステップSP15において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が基準時間内に同方向へ回転操作されたこと、すなわち連続回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP6に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「2」にセットした後、ルーチンRT2の自動スクロールモード処理手順に移行する。
【0064】
このように通常スクロールモードにおいて、切換手段としてのCPU20は、ジョグダイヤル9がタイマAの基準時間よりも長い間隔で回転操作されたとき、当該回転操作に応じた方向に1項目ずつスクロール表示を行うとともに、ジョグダイヤル9がタイマAの基準時間以内に2回連続して同一方向に回転操作されたとき(連続回転操作)、自動スクロールモードに移行する。
【0065】
次に、自動スクロールモード処理手順を図7を用いて詳細に説明する。図7において、自動切換手段としてのCPU20は、ルーチンRT2の自動スクロールモード処理手順の開始ステップから入ってステップSP21に移る。
【0066】
ステップSP21においてCPU40は、キャンセルキー13が押下操作されたか否かを判断する。ステップSP21において肯定結果が得られた場合、このことはキャンセルキー13が押下操作され、電話帳画面がキャンセルされたことを表しており、CPU20はステップSP28に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「0」にセットして次のステップSP29に移り、待受画面を表示部7に表示し、ステップSP30で処理を終了する。
【0067】
これに対してステップSP21において否定結果が得られた場合、このことはキャンセルキー13が押下操作されず、電話帳画面がキャンセルされていないことを表しており、CPU20はステップSP22に移る。
【0068】
ステップSP22においてCPU20は、ジョグダイヤル9が押下操作されたか否かを判断する。
【0069】
ステップSP22において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が押下操作され、選択中の項目が選択決定されたことを表しており、CPU20はステップSP31に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「0」にセットして次のステップSP32に移り、選択決定された項目(発信先名称)に対応する発信先電話番号をRAM22から読み出し、発信先名称とともに詳細画面として表示部7に表示し、ステップSP33で処理を終了する。
【0070】
これに対してステップSP22において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が押下操作されず、選択中の項目が選択決定されていないことを表しており、CPU20はステップSP23に移る。
【0071】
ステップSP23においてCPU20は、ジョグダイヤル9が回転操作されたか否かを判断する。ステップSP23において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP24に移る。
【0072】
ステップSP24においてCPU20は、ジョグダイヤル9が前回と同方向に回転操作されたか否かを判断する。ステップSP24において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が前回と逆方向に回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP38に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「1」にセットした後、自動スクロールモードを終了してルーチンRT1の通常スクロールモード処理手順に戻る。
【0073】
これにより携帯電話機1においては、自動スクロールモードにおいてジョグダイヤル9を逆方向に回転操作することにより、当該自動スクロールモードを解除して通常スクロールモードに復帰し得るようになされている。
【0074】
これに対してステップSP24において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が前回と同方向に回転操作されたこと、すなわち自動スクロールモードにおいて連続回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP25に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「1」加算した後、ステップSP26に移る。
【0075】
ステップSP26においてCPU20は、自動スクロールモードにおけるジョグダイヤル9の連続回転操作の基準時間を計測するタイマB(図示せず)を起動し、次のステップSP27に移る。
【0076】
ステップSP27においてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Countが「5」以上であるか否かを判断する。ステップSP24において否定結果が得られた場合、このことはカウント値Count が「5」未満であることを表しており、CPU20はステップSP28に移り、所定の読み出しタイミング毎にRAM22から項目を連続的に読み出して所定の基準速度で自動スクロール表示し、ステップSP21に戻る。
【0077】
これに対してステップSP27において肯定結果が得られた場合、このことはカウント値Count が「5」以上であること、すなわち連続回転操作が所定回数(この場合3回)繰り返されたことを表しており、CPU20はルーチンRT3の高速自動スクロールモード処理手順に移行する。
【0078】
一方、ステップSP23において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が回転操作されていないことを表しており、CPU20はステップSP34に移る。
【0079】
ステップSP34においてCPU20は、タイマBが起動中であるか否かを判断する。ステップSP34において肯定結果が得られた場合、このことはタイマBが起動中であること、すなわち自動スクロールモードにおいて前回回転操作されてから基準時間が経過していないことを表しており、CPU20はステップSP28に移り、自動スクロール表示を行う。
【0080】
これに対してステップSP34で否定結果が得られた場合、このことはタイマBが起動中でないこと、すなわち自動スクロールモードにおいて未だ回転操作されていないか、あるいは前回回転操作されてから基準時間が経過したことを表しており、CPU20はステップSP35に移る。
【0081】
ステップSP35においてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Countを「1」減算してステップSP36でタイマBを起動し、次のステップSP37に移る。
【0082】
ステップSP37においてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Countが「2」以上であるか否かを判断する。ステップSP37において肯定結果が得られた場合、このことはジョグカウンタのカウント値Count が「2」以上であることを表しており、CPU20はステップSP28に移り、自動スクロール表示を行う。
【0083】
これに対してステップSP37において否定結果が得られた場合、このことはジョグカウンタのカウント値Count が「2」未満であることを表しており、CPU40は自動スクロールモードを終了してルーチンRT1の通常スクロールモード処理手順に戻る。
【0084】
このように自動スクロールモードにおいて、自動切換手段としてのCPU20は、ジョグダイヤル9がタイマBの基準時間以内に同一方向に回転操作されたとき、ジョグカウンタのカウント値Count を「1」ずつ加算するのに対し、タイマBの基準時間以内にジョグダイヤル9が回転操作されないとき、ジョグカウンタのカウント値Count を「1」ずつ減算する。
【0085】
そしてCPU20は、ジョグダイヤル9が連続回転操作されてジョグカウンタのカウント値Count が「5」以上になったとき、高速自動スクロールモードに移行するのに対し、ジョグカウンタのカウント値Count が「2」未満に低下したとき及びジョグダイヤル9が逆方向に回転されたとき、通常スクロールモードに復帰する。
【0086】
次に、高速自動スクロールモード処理手順を図8を用いて詳細に説明する。図8において、高速切換手段としてのCPU20は、ルーチンRT3の高速自動スクロールモード処理手順の開始ステップから入ってステップSP41に移る。
【0087】
ステップSP41においてCPU20は、キャンセルキー13が押下操作されたか否かを判断する。ステップSP41において肯定結果が得られた場合、このことはキャンセルキー13が押下操作され、電話帳画面がキャンセルされたことを表しており、CPU20はステップSP49に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「0」にセットして次のステップSP50に移り、待受画面を表示部7に表示し、ステップSP51で処理を終了する。
【0088】
これに対してステップSP41において否定結果が得られた場合、このことはキャンセルキー13が押下されず、電話帳画面がキャンセルされていないことを表しており、CPU20はステップSP42に移る。
【0089】
ステップSP42においてCPU20は、ジョグダイヤル9が押下操作されたか否かを判断する。ステップSP42において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が押下操作され、選択中の項目が選択決定されたことを表しており、CPU20はステップSP52に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「0」にセットして次のステップSP53に移り、選択決定された項目(発信先名称)に対応する発信先電話番号をRAM22から読み出し、発信先名称とともに詳細画面として表示部7に表示し、ステップSP53で処理を終了する。
【0090】
これに対してステップSP42において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が押下操作されず、選択中の項目が選択決定されていないことを表しており、CPU20はステップSP43に移る。
【0091】
ステップSP43においてCPU20は、ジョグダイヤル9が回転操作されたか否かを判断する。ステップSP43において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP44に移る。
【0092】
ステップSP44においてCPU20は、ジョグダイヤル9が前回と同方向に回転操作されたか否かを判断する。ステップSP44において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が前回と逆方向に回転操作されたことを表しており、CPU40はステップSP59に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「1」にセットした後、高速自動スクロールモードを終了してルーチンRT2の自動スクロールモード処理手順に戻る。
【0093】
これにより携帯電話機1においては、高速自動スクロールモードにおいてジョグダイヤル9を逆方向に回転操作することにより、当該高速自動スクロールモードを解除して自動スクロールモードに復帰し得るようになされている。
【0094】
これに対してステップSP44において肯定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が前回と同方向に回転操作されたこと、すなわち自動スクロールモードにおいて連続回転操作されたことを表しており、CPU20はステップSP45に移ってジョグカウンタのカウント値Count を「1」加算した後、ステップSP46に移る。
【0095】
ステップSP46においてCPU20は、高速自動スクロールモードにおけるジョグダイヤル9の連続回転操作の基準時間を計測するタイマC(図示せず)を起動し、次のステップSP47に移る。
【0096】
ステップSP47においてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Countが「11」以上であるか否かを判断する。ステップSP24において否定結果が得られた場合、このことはカウント値Count が「11」未満であることを表しており、CPU40はステップSP48に移る。
【0097】
ステップSP48においてCPU20は、RAM22から項目を連続的に読み出して基準速度のカウント値Count 倍の速度で高速に自動スクロール表示し、ステップSP41に戻る。
【0098】
これに対してステップSP47において肯定結果が得られた場合、このことはカウント値Count が「10」以上であることを表しており、CPU20はステップSP60に移り、カウント値Count を限界値の「10」にセットしてステップSP48に移る。
【0099】
かくして高速自動スクロールモードにおいて回転操作が繰り返されると、カウント値Count が「10」になるまで増加していき、これに応じて高速自動スクロール表示のスクロール速度が増加していく。
【0100】
一方、ステップSP43において否定結果が得られた場合、このことはジョグダイヤル9が回転操作されていないことを表しており、CPU20はステップSP55に移る。
【0101】
ステップSP55においてCPU40は、タイマCが起動中であるか否かを判断する。ステップSP55において肯定結果が得られた場合、このことはタイマCが起動中であること、すなわち高速自動スクロールモードにおいて前回回転操作されてから基準時間が経過していないことを表しており、CPU40はステップSP48に移り、高速自動スクロール表示を行う。
【0102】
これに対してステップSP55で否定結果が得られた場合、このことはタイマCが起動中でないこと、すなわち高速自動スクロールモードにおいて未だ回転操作されていないか、あるいは前回回転操作されてから基準時間が経過したことを表しており、CPU20はステップSP56に移る。
【0103】
ステップSP56においてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Countを「1」減算してステップSP57でタイマCを起動し、次のステップSP58に移る。
【0104】
かくして高速自動スクロールモードにおいて回転操作が中断されるとカウント値Count が「1」ずつ減少していき、これに応じて高速自動スクロール表示のスクロール速度が徐々に低下していく。
【0105】
ステップSP58においてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Countが「5」以上であるか否かを判断する。ステップSP58において肯定結果が得られた場合、このことはジョグカウンタのカウント値Count が「5」以上であることを表しており、CPU40はステップSP48に移り、高速自動スクロール表示を行う。
【0106】
これに対してステップSP58において否定結果が得られた場合、このことはジョグカウンタのカウント値Count が「5」未満であることを表しており、CPU20は高速自動スクロールモードを終了してルーチンRT2の自動スクロールモード処理手順に復帰する。
【0107】
このように高速自動スクロールモードにおいて、高速切換手段としてのCPU20は、ジョグダイヤル9がタイマCの基準時間以内に同一方向に回転操作されたとき、ジョグカウンタのカウント値Count を「1」ずつ加算するのに対し、タイマCの基準時間以内にジョグダイヤル9が回転操作されないとき、ジョグカウンタのカウント値Count を「1」ずつ減算する。
【0108】
そしてCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Count が「5」以上のとき、当該カウント値Count に応じた速度で高速自動スクロールを行う。
【0109】
これにより携帯電話機1においては、高速自動スクロールモードにおいてジョグダイヤル9が連続回転操作されるとスクロール速度が増加していき、ジョグダイヤル9の回転操作が中断されるとスクロール速度が減少していく。
【0110】
またCPU20は、ジョグカウンタのカウント値Count が「5」未満に低下したとき及びジョグダイヤル9が逆方向に回転されたとき、自動スクロールモードに復帰する。
【0111】
次に、上述した携帯電話機1のスクロールモードの状態遷移をジョグカウンタのカウント値Count に基づいて再度説明する。図5において、通常スクロールモードの携帯電話機1は、ジョグダイヤル9が連続回転されてジョグカウンタのカウント値Count が「2」に増加すると自動スクロールモードに移行する。
【0112】
自動スクロールモードにおいて携帯電話機1は自動スクロール表示を行うとともに、ジョグダイヤル9が連続回転操作されるとカウント値Count を「1」加算し、ジョグダイヤル9の回転操作が所定時間中断されるとカウント値Count を「1」減算する。
【0113】
そして、自動スクロールモードにおいて携帯電話機1は、カウント値Count が「2」未満に低下したとき及びジョグダイヤル9が逆方向に回転されたとき通常スクロールモードに復帰するのに対し、カウント値Count が「5」以上に増加したとき高速自動スクロールモードに移行する。
【0114】
高速自動スクロールモードにおいて携帯電話機1は、カウント値Count に応じた速度で高速自動スクロール表示を行うとともに、ジョグダイヤル9が連続回転されるとカウント値Count を「1」加算し、ジョグダイヤル9の回転操作が所定時間中断されるとカウント値Count を「1」減算する。
【0115】
そして、高速自動スクロールモードにおいて携帯電話機1は、カウント値Count が「5」未満に低下したとき及びジョグダイヤル9が逆方向に回転されたとき自動スクロールモードに復帰する。
【0116】
(4)動作及び効果
以上の構成において、携帯電話機1のCPU20は電話帳画面の表示時に、まず通常スクロールモードで動作し、ジョグダイヤル9が回転操作される毎に項目を1項目分スクロール表示する。
【0117】
そして携帯電話機1のCPU20は通常スクロールモードにおいて、ジョグダイヤル9が連続回転操作されると自動スクロールモードに移行し、所定の基準速度で自動スクロール表示を行う。
【0118】
このように携帯電話機1は、ジョグダイヤル9の連続回転操作に応じて自動スクロール表示を開始するため、簡易な操作で容易に項目を検索させることができる。
【0119】
また携帯電話機1のCPU20は自動スクロールモードにおいて、ジョグダイヤル9の連続回転操作が所定回数以上繰り返されると高速自動スクロールモードに移行し、連続回転操作の繰り返し回数に応じた速度で高速自動スクロール表示を行う。
【0120】
このように携帯電話機1は、ジョグダイヤル9の連続回転操作の繰り返しに応じてスクロール速度を増加するため、簡易な操作でスクロール速度を制御させ、項目をより高速に検索させることができるとともに、あたかもジョグダイヤル9の連続回転操作によってスクロール表示を加速していくような実感的な操作感を与えることができる。
【0121】
また携帯電話機1のCPU20は、自動スクロールモードにおいてジョグダイヤル9が逆方向に回転操作されると通常スクロールモードに復帰し、高速自動スクロールモードにおいてジョグダイヤル9が逆方向に回転操作されると自動スクロールモードに復帰する。
【0122】
このように携帯電話機1は、ジョグダイヤル9を逆回転操作するだけでスクロールモードを復帰するため、あたかもジョグダイヤル9の逆回転操作によってスクロール表示を停止又は減速させるような実感的な操作感を与えることができる。
【0123】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ジョグダイヤル9の回転操作に応じてスクロール表示を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば矢印キーやジョイスティック等の様々な操作手段を介した操作に応じてスクロール表示を行うようにしても良い。
【0124】
なお上述の実施の形態においては、本発明を電話帳画面のスクロール表示に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばスケジュール帳画面や機能選択画面等の、複数の項目からユーザ任意の項目を選択させるような様々な画面のスクロール表示に適用しても良い。
【0125】
また上述の実施の形態においては、通常スクロールモード、自動スクロールモード及び高速自動スクロールモードの各モードに対し、連続回転操作の基準時間を計測するタイマをそれぞれ独立して設けたが、本発明はこれに限らず、各モードのタイマを共通にし、共通の基準時間で連続回転操作の判断を行うようにしても良い。
【0126】
また上述の実施の形態においては、予め規定されたタイマの基準時間に基づいて連続回転操作を判断するようにしたが、本発明はこれに限らず、この基準時間をユーザ任意で変更し得るようにしてもよい。これにより、ユーザ個人の感覚に合致した操作感を与えることができる。
【0127】
さらに上述の実施の形態においては、予め規定されたカウント値Count の範囲条件に基づいてスクロールモードを移行するようにしたが、本発明はこれに限らず、この範囲条件をユーザ任意で変更し得るようにしてもよい。これにより、ユーザ個人の感覚に合致した操作感を与えることができる。
【0128】
さらに上述の実施の形態においては、折り畳み式の携帯電話機に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば筐体の一部が開閉自在になされたフリッパ式の携帯電話機や、一体型筐体を有するスティック式携帯電話機等、様々な形式の携帯電話機に本発明を適用しても良い。
【0129】
さらに上述の実施の形態においては、本発明を携帯電話機1に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばPDA(Personal Data Assitant)等のさまざまな携帯情報端末装置に適用しても良い。
【0130】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、同一方向を示す信号に応じた操作子の操作回数に応じて、通常スクロールモード、自動スクロールモード、高速スクロールモードと移行させ、反対方向を示す信号に対応する操作に応じて、高速スクロールモードから自動スクロールモードへ、自動スクロールモードから通常スクロールモードへとモードを復帰させるので、実感的な操作感を与えながら簡易な操作で所望の項目を選択させることができ、かくして操作性が高く使い勝手に優れた項目表示を行い得る携帯情報端末装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による携帯電話機の全体構成を示す略線図である。
【図2】ジョグダイヤルの断面構造を示す略線図である。
【図3】携帯電話機の回路構成を示すブロツク図である。
【図4】電話帳画面の構成を示す略線図である。
【図5】スクロールモードの状態遷移を示す略線図である。
【図6】通常スクロールモード処理手順を示すフローチャートである。
【図7】自動スクロールモード処理手順を示すフローチャートである。
【図8】高速自動スクロールモード処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……携帯電話機、6……スピーカ、7……表示部、9……ジョグダイヤル、12……マイク、13……キャンセルキー、20……CPU、22……RAM、23……ROM、24……表示制御部、26……送受信部。

Claims (4)

  1. 複数の項目を一覧表示するとともに、当該表示された項目のうちの少なくとも一つを選択するための表示子を表示する表示手段と、
    所定の操作子の操作に応じて互いに反対方向を示す信号を出力する操作手段と、
    上記操作手段を介して信号が入力されたことに応じて上記表示子により選択中の選択項目を切り替える通常スクロールモードと、上記一覧表示されている順序に従って上記選択項目を連続的に自動で切り替える自動スクロールモードと、上記操作入力手段から同一方向の信号の入力された回数に応じて上記選択項目を上記スクロールモードよりも高速に切り替える高速スクロールモードと間でモードを移行させるモード移行手段と
    を有し、
    上記モード移行手段は、
    上記通常スクロールモードにおいて基準時間内に同一方向の信号が連続して所定回数入力された場合に上記自動スクロールモードに移行させ、該自動スクロールモードにおいて上記自動スクロールモード中に基準時間内に同一方向の信号が連続して所定回数入力された場合に高速スクロールモードに移行させ、
    上記高速スクロールモードにおいて上記操作手段から反対方向を示す信号が入力された場合に上記自動スクロールモードに移行させ、上記自動スクロールモードにおいて上記操作手段から反対方向を示す信号が入力された場合に上記通常スクロールモードに移行させる
    帯情報端末装置。
  2. 上記操作手段は回転操作可能な操作子を有し、当該操作子を回転操作することにより上記信号を出力し得る
    求項1に記載の携帯情報端末装置。
  3. 上記モード移行手段は、
    上記自動スクロールモードにおいて、上記操作手段からの信号が所定期間途絶した場合に上記通常スクロールモードに移行する
    求項1に記載の携帯情報端末装置。
  4. 上記モード移行手段は、
    上記高速スクロールモードにおいて、上記操作手段からの信号が所定期間途絶した場合に上記自動スクロールモードに移行する
    求項1に記載の携帯情報端末装置。
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