JP4517311B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、より少ない劣化でI/P変換することができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
図1に示すように、例えば、デコーダを含むフロントエンドにおいて、60Hzの映像信号が符号化された信号をデコードし、そのデコードされた60Hzの映像信号を59.94Hzの映像信号としてフロントエンドから出力したい場合、フロントエンド内でフレームレート変換を行う必要がある。そのフレームレート変換のひとつの方法として、デコード画の特定回数目のフレームまたはフィールドの間引き(スキップ)をする方法がある。例えば、60Hzの映像信号から59.94Hzの映像信号に変換する場合、60Hzのデコード画を約1001フレームごとに1フレーム分間引くことで、59.94Hzのフレームレートに乗り換えて出力させる方法(60*1000/1001≒59.94)がある。
図1においては、24p信号に対して3:2プルダウン処理を施すことで得られた3:2プルダウン信号(60i信号)を、59.94i信号に変換するとき、図中の「Skip」により指し示した映像信号Dで表す2つのフレーム(フィールド)をスキップすることで、フレームレート変換が実現される。
一方、図2に示すように、例えば、デコーダを含むフロントエンドにおいて、59.94Hzの映像信号が符号化された信号をデコードし、そのデコードされた59.94Hzの映像信号を、60Hzの映像信号としてフロントエンドから出力したい場合、フロントエンド内でフレームレート変換を行う必要がある。そのフレームレート変換のひとつの方法として、デコード画の特定回数目のフレームまたはフィールドの繰り返し(リピート)をする方法がある。例えば、59.94Hzの映像信号を60Hzの映像信号に変換する場合、59.94Hzのデコード画を約1000フレームごとに1フレーム分繰り返すことで、60Hzのフレームレートに乗り換えて出力させる方法(59.94*1001/1000≒60)がある。
図2においては、23.976p信号に対して3:2プルダウン処理を施すことで得られた3:2プルダウン信号(59.94i信号)を、60i信号に変換するとき、図中の「Repeat」により指し示した映像信号C,Dで表すフレームをリピートすることで、フレームレート変換が実現される。
ところで、図3に示すように、23.976p信号に対してプルダウン処理を施すことで得られた3:2プルダウン信号(59.94i信号)をプログレッシブ信号に変換する場合、フレームレート変換などの要因によりスキップやリピートが行われていないため、I/P(Interlace/Progressive)変換によって、完全なプログレッシブ信号である59.94p信号が得られる。
このようなプログレッシブ変換に関する技術としては、例えば、特許文献1で開示されている技術が知られている。
特開平11−88845号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術においては、フレームレート変換などの要因によって、スキップやリピートを行うことになるが、I/P変換を意識せずにスキップやリピートを行ってしまうと、スキップやリピートされた箇所でプルダウンシーケンスが崩れてしまい、撮像時間の異なるフィールドが混ざったプログレッシブ画に変換されてしまう、という問題があった。
例えば、図4に示すように、23.976p信号に対してプルダウン処理を施すことで得られた3:2プルダウン信号(59.94i信号)を、60i信号に変換するとき、図中の「Repeat」により指し示した映像信号A,Bで表すフレームをリピートすることで、フレームレート変換が行われる場合がある。その後、フレームレート変換により得られた60i信号をI/P変換することで、プログレッシブ信号である60p信号が得られるが、図4の60p信号の映像信号B',A',B',B'で表すフレームで示すように、映像信号A,Bで表すフレームをリピートした範囲において、プルダウンシーケンスが崩れてしまうことになる。
その結果、プルダウンシーケンスが崩れた範囲においては、プルダウン信号ではないので、フィールドからの予測補間となり、撮像時間が異なるフィールドが混ざったプログレッシブ画に変換されてしまい、完全なプログレッシブ画を作成できないことになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より少ない劣化でI/P変換することができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、入力される映像信号を格納するフレームバッファと、前記フレームバッファから入力される前記映像信号と非同期のタイミングで映像信号を読み出し、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号にI/P変換するI/P変換手段とを有する情報処理装置において、入力される前記映像信号がプルダウン処理により元の映像信号の間引きまたは繰り返しの処理が施されているか否かを判定するプルダウン判定手段と、入力される前記映像信号に対して間引きまたは繰り返しの処理が施されていると判定された場合、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンを取得する取得手段と、取得された前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンと、入力される前記映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンとのマッチング処理を行うマッチング手段と、前記I/P変換手段によって、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換するとき、マッチングの結果に基づいて、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンとなるように、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を制御する制御手段とを備える。
前記マッチングの結果としては、1つのパターンだけマッチングする場合、複数のパターンがマッチングする場合、または1つのパターンもマッチングしない場合があり、前記マッチングの結果に対応する間引きまたは繰り返しのパターンを選択する選択手段をさらに備える。
前記選択手段は、前記マッチングの結果として、1つのパターンだけマッチングした場合、間引きまたは繰り返しのパターンとして、その1つだけマッチングしたパターンを選択する。
前記選択手段は、前記マッチングの結果として、複数のパターンがマッチングした場合、間引きまたは繰り返しのパターンとして、複数マッチングしたパターンのなかから、あらかじめ定義された所定のパターンを選択する。
前記選択手段は、前記マッチングの結果として、1つのパターンもマッチングしない場合、間引きまたは繰り返しのパターンとして、入力される前記映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンのなかから、あらかじめ定義された所定のパターンを選択する。
読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を実行するタイミングであるか否かを判定するタイミング判定手段をさらに備え、前記制御手段は、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を実行するタイミングであると判定された場合、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を実行させる。
前記プルダウン判定手段は、前記I/P変換手段からのプルダウン情報に基づいて、入力される前記映像信号に対して前記プルダウン処理が施されているか否かを判定する。
本発明の一側面の情報処理方法は、入力される映像信号を格納するフレームバッファを有し、前記フレームバッファから入力される前記映像信号と非同期のタイミングで映像信号を読み出し、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号にI/P変換するI/P変換手段とを有する情報処理装置の情報処理方法において、入力される前記映像信号がプルダウン処理により元の映像信号の間引きまたは繰り返しの処理が施されているか否かを判定し、入力される前記映像信号に対して間引きまたは繰り返しの処理が施されていると判定された場合、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンを取得し、取得された前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンと、入力される前記映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンとのマッチング処理を行い、前記I/P変換手段によって、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換するとき、マッチングの結果に基づいて、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンとなるように、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を制御するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、上述した本発明の一側面の情報処理方法に対応するプログラムである。
本発明の一側面の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、入力される映像信号がプルダウン処理により元の映像信号の間引きまたは繰り返しの処理が施されているか否かが判定され、入力される映像信号に対して間引きまたは繰り返しの処理が施されていると判定された場合、I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンが取得され、取得されたI/P変換手段で対応しているプルダウンパターンと、入力される映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンとのマッチング処理が行われ、I/P変換手段によって、読み出された映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換するとき、マッチングの結果に基づいて、I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンとなるように、読み出された映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理が制御される。
以上のように、本発明の一側面によれば、より少ない劣化でI/P変換することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図5は、本発明を適用した映像信号処理装置の一実施の形態の構成を示す図である。
図5に示すように、映像信号処理装置1は、デコーダ11、ビデオフレームバッファ12、表示画制御部13、I/P変換部14、および出力バッファ15を含むようにして構成される。なお、本実施の形態においては、図5の点線で囲まれた領域で示すように、デコーダ11と表示画制御部13をまとめてフロントエンドと称し、プルダウン検出部21を含むようにして構成されるI/P変換部14をバックエンドと称して説明する。
順不同に説明すると、デコーダ11には、画像信号が圧縮された符号化データが入力される。デコーダ11は、入力される符号化データから復号化処理に必要となる画像形成情報を抽出して解析する。そして、デコーダ11は、画像形成情報の解析結果に基づいて、符号化データを映像信号に復号する。
また、デコーダ11は、復号された映像信号1をビデオフレームバッファ12に格納し、映像信号1を格納したビデオフレームバッファ12のアドレスや画像形成情報の解析結果の一部を復号画像情報として、ビデオフレーム情報1に載せて、表示画制御部13に出力する。なお、ビデオフレーム情報1の詳細については、後述する。
ビデオフレームバッファ12は、デコーダ11により復号された映像信号1を格納するバッファ(フレームメモリ)である。
表示画制御部13には、デコーダ11からのビデオフレーム情報1と、I/P変換部14からの対応プルダウンパターン情報が入力される。表示画制御部13は、ビデオフレーム情報1および対応プルダウンパターン情報に基づいて、ビデオフレームバッファ12からI/P変換部14へ供給する映像信号2を決定し、ビデオフレーム情報2によりI/P変換部14に通知する。なお、対応プルダウンパターン情報の詳細については、後述する。
I/P変換部14は、表示画制御部13から通知されるビデオフレーム情報2に基づいて、デコーダ11により復号された復号画像である映像信号2をビデオフレームバッファ12から取得する。I/P変換部14は、取得した映像信号2がインターレース信号の場合には、ビデオフレーム情報2および後述するプルダウン検出部21により得られる映像信号2のプルダウン検出結果に基づいて、映像信号2を、プログレッシブの映像信号に変換する。
ここで、I/P変換部14は、ある特定のプルダウン信号を認識可能であり、そのプルダウン信号の画質劣化を最小限に止めて、インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する。
本実施の形態においては、かかるI/P変換部14によって認識可能であって、画質劣化を最小にしてプログレッシブ信号に変換できるプルダウン信号のパターンを、「I/P変換部14が対応するプルダウンパターン」と定義し、これが上記の対応プルダウンパターン情報に相当する。例えば、I/P変換部14が、3:2プルダウン信号と、2:2プルダウン信号を認識可能であり、画質劣化を最小にしてプログレッシブ信号に変換可能であるとすれば、対応プルダウンパターン情報は、3:2プルダウンパターンと、2:2プルダウンパターンとなる。
また、図5に示すように、I/P変換部14は、プルダウン検出部21を含むようにして構成される。
プルダウン検出部21は、ビデオフレームバッファ12からI/P変換部14に入力された映像信号2のフレーム差分信号を解析する。プルダウン検出部21は、その解析結果に基づいて、入力された映像信号2がプルダウン信号であるか否かを判定する。そして、プルダウン検出部21は、映像信号2のプルダウン検出結果をI/P変換部14に供給する。
I/P変換部14によって変換されたプログレッシブの映像信号は、映像信号3として、出力バッファ15に格納される。そして、出力バッファ15に格納された映像信号3は、映像信号4として、後段のブロック(図示せず)に出力される。
このように、復号された映像信号1を格納するビデオフレームバッファ12を有する映像信号処理装置1においては、表示画制御部13からのビデオフレーム情報2に応じて動作するIP変換部14によって、ビデオフレームバッファ12に格納された映像信号1と非同期のタイミングで映像信号2が読み出され、読み出された映像信号2がインターレース信号からプログレッシブ信号に変換される。
次に、上述した、ビデオフレーム情報(以下、ビデオフレーム情報1と、ビデオフレーム情報2とを区別する必要がない場合には、単に、ビデオフレーム情報と称する)の詳細について説明する。ビデオフレーム情報は、各映像信号に付随した情報であって、下記の復号画像情報と、表示画制御情報とで構成される情報である。
復号画像情報は、デコーダ11により復号された映像信号に対応する復号画像に関する情報であって、次の(1)から(3),(6)の情報を含んでいる。
(1)復号画像が格納されたビデオフレームバッファ12のポインタ。
(2)復号画像がインターレース画像であるか、あるいはプログレッシブ画像であるかを示すI/P情報。
(3)復号画像がトップ画であるか、あるいはボトム画であるかを示すフィールド情報。
(6)復号画像がプルダウン信号であるか否かを判定するための情報。例えば、MPEG方式が採用されている場合には、progressive_frame,top_field_first(以下、TFFと称する),repeat_first_field(以下、RFFと称する)などがこれに相当する。
また、表示画制御情報は、表示画を制御するための情報であって、次の(4)から(6)の情報を含んでいる。
(4)フレームレート変換などの要因により出力画を繰り返し表示させる必要があるか、あるいは、出力画を間引いて表示させる必要があるかを示すスキップ・リピート情報。
(5)スキップまたはリピートを実施するタイミングを示すスキップ・リピート実施タイミング情報。
(6)プルダウンパターンの何番目のフィールドであるかを示すプルダウンパターンフィールド識別番号の情報。
以下、上記の(1)から(6)は、それぞれ、単に、(1)ビデオフレームバッファのポインタ、(2)I/P情報、(3)フィールド情報、(4)スキップ・リピート情報、(5)スキップ・リピート実施タイミング情報、(6)プルダウン情報と称して説明する。
なお、本実施の形態においては、説明の都合上、復号画像情報の(6)と、表示画制御情報の(6)は、まとめて、(6)プルダウン情報であるとして説明する。つまり、(6)プルダウン情報には、例えば、TFF,RFFフラグや、プルダウンパターンフィールド識別番号などが含まれる。
以上のような、(1)ビデオフレームバッファのポインタ乃至(6)プルダウン情報を含むようにして、ビデオフレーム情報は構成される。
すなわち、表示画制御部13は、かかるビデオフレーム情報1と、I/P変換部14から供給される対応プルダウンパターン情報に基づいて、I/P変換部14に供給する映像信号2を決定する処理を実行する。
図6は、かかる表示画制御部13の詳細な構成の例を示す図である。
図6に示すように、表示画制御部13は、スキップ・リピート判定部31、プルダウン判定部32、プルダウンパターンマッチング部33、スキップ・リピートパターン選択部34、スキップ・リピート実施タイミング判定部35、スキップ・リピート制御部36、ビデオフレーム情報格納バッファ37、およびバッファ38を含むようにして構成される。
なお、図6においては、スキップ・リピート判定部31乃至スキップ・リピート制御部36のそれぞれを結んでいる実線の矢印は、表示画制御部13において行われる表示画制御処理の処理またはデータの流れを意味している。また、スキップ・リピート判定部31、プルダウン判定部32、プルダウンパターンマッチング部33、スキップ・リピート実施タイミング判定部35、およびスキップ・リピート制御部36のそれぞれと、ビデオフレーム情報格納バッファ37とを結んでいる点線の矢印(但し、プルダウンパターンマッチング部33からの点線の矢印は省略している)は、各ブロックによって、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されたビデオフレーム情報を、読み出したり書き込んだりすることを意味している。
すなわち、ビデオフレーム情報格納バッファ37には、(1)ビデオフレームバッファのポインタ乃至(6)プルダウン情報が格納され、必要に応じてそれらのビデオフレーム情報を用いた各種の処理が実行される。
以下、表示画制御部13において行われる表示画制御処理の処理の流れに沿って、かかる処理を実行する各ブロックについて説明する。
スキップ・リピート判定部31は、スキップ・リピート判定処理を行う。
ここで、スキップ・リピート判定処理とは、例えばフレームレート変換やデコードエラーなどの要因により、復号画像の映像信号1を繰り返し表示させる必要があるか、あるいは、映像信号1を間引いて表示させる必要があるか否かを判定する処理である。スキップ・リピート判定部31は、スキップ・リピートの判定結果を、ビデオフレーム情報(表示画制御情報)の(4)スキップ・リピート情報として、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納する。
プルダウン判定部32は、スキップ・リピート判定部31により求められた(4)スキップ・リピート情報がスキップまたはリピートをする必要があることを示している場合、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されているビデオフレーム情報のなかの復号画像情報((2)I/P情報、(3)フィールド情報、(6)プルダウン情報)に基づいて、デコーダ11から出力される映像信号1がプルダウン信号であるか否かを判定する。
プルダウン判定部32は、映像信号1がプルダウン信号であると判定した場合、デコーダ11から出力されるプルダウン信号のパターンを判定する。例えば、プルダウン判定部32は、デコーダ11からのプルダウン信号が、3:2プルダウン信号、2:2プルダウン信号、またはその他のプルダウン信号となるかを判定する。また、プルダウン判定部32は、判定されたプルダウンパターンにおいて何番目のフィールドとなるかも判定する。
そして、プルダウン判定部32は、それらの判定結果を、ビデオフレーム情報(表示画制御情報)の(6)プルダウン情報として、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納する。
プルダウンパターンマッチング部33は、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されているビデオフレーム情報のなかの表示画制御情報((4)スキップ・リピート情報)に基づいて、映像信号1をスキップするのか、あるいはリピートするのかを判定する。
そして、プルダウンパターンマッチング部33は、スキップ・リピートの判定結果がスキップであると判定された場合、デコーダ11が出力する映像信号1のプルダウンパターンをスキップすることで変換されうるすべてのプルダウンパターンと、バッファ38に格納された対応プルダウンパターン情報とのマッチング処理を行う。なお、バッファ38には、I/P変換部14からの対応プルダウンパターン情報が格納されている。
一方、プルダウンパターンマッチング部33は、スキップ・リピートの判定結果がリピートであると判定された場合、デコーダ11が出力する映像信号1のプルダウンパターンをリピートすることで変換されうるすべてのプルダウンパターンと、バッファ38に格納された対応プルダウンパターン情報とのマッチング処理を行う。
なお、かかるすべてのプルダウンパターンは、フロントエンドが落とし込めるプルダウンパターン、すなわち、例えば、5:2パターン、3:4パターン、4:3パターン、・・・などの有限個のプルダウンパターンとなる。
プルダウンパターンマッチング部33は、マッチング処理により得られたマッチング結果を、スキップ・リピートパターン選択部34に供給する。
スキップ・リピートパターン選択部34は、プルダウンパターンマッチング部33から供給されるマッチング結果のなかから、スキップまたはリピートで落とし込むプルダウンパターンを選択する。
ここで、落とし込むプルダウンパターンとは、マッチング結果のなかから適切に選択されたプルダウンパターンであって、例えば、マッチング処理によって、1つだけマッチングしたパターンが得られた場合、そのパターンが落とし込むプルダウンパターンとなる。同様に、マッチング処理によって、複数マッチングしたパターンが得られた場合や、マッチング結果が得られなかった場合においても、適切なプルダウンパターンが、落とし込むプルダウンパターンとして選択される。
スキップ・リピートパターン選択部34は、選択したプルダウンの落とし込みパターンを、スキップ・リピート実施タイミング判定部35に供給する。
スキップ・リピート実施タイミング判定部35は、スキップ・リピートパターン選択部34からのプルダウンの落とし込みパターンと、ビデオフレーム情報に格納されている表示画制御情報((4)スキップ・リピート情報、(6)プルダウン情報のプルダウンパターンフィールド識別番号)に基づいて、スキップまたはリピートを行うタイミングであるか否かを判定する。
スキップ・リピート実施タイミング判定部35は、スキップ・リピートの実施タイミングの判定結果を、ビデオフレーム情報(表示画制御情報)の(5)スキップ・リピート実施タイミング情報として、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納する。
スキップ・リピート制御部36は、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されているビデオフレーム情報のなかの表示画制御情報((5)スキップ・リピート実施タイミング情報)を取得する。スキップ・リピート制御部36は、(5)スキップ・リピート実施タイミング情報に基づいて、スキップまたはリピートの実施タイミングであれば、(1)ビデオフレームバッファのポインタを書き換え、(6)プルダウン情報とともに、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納する。
その後、I/P変換部14は、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されたビデオフレーム情報((1)ビデオフレームバッファのポインタ)を取得し、(1)ビデオフレームバッファのポインタに基づいて、ビデオフレームバッファ12から映像信号2を読み出す。I/P変換部14は、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されたビデオフレーム情報2およびプルダウン検出部21からのプルダウン検出結果に基づいて、インターレース信号である映像信号2を、プログレッシブ信号に変換し、映像信号3として、出力バッファ15に出力する。
以上のようにして、表示画制御部13は、構成される。
次に、図7のフローチャートを参照して、図5の映像信号処理装置1によって行われる映像信号処理について説明する。
なお、図7のフローチャートに示す映像信号処理においては、かかる処理の内容を具体的に説明するために、デコーダ11へ入力される符号化データが、3:2プルダウン処理された59.94Hzのインターレース信号を、MPEG2に準拠した符号化方法で符号化したものであって、かかる符号化データには、TFFやRFFなどのプルダウン情報が含まれているものとして説明する。
また、I/P変換部14は、3:2プルダウン信号と、3:4プルダウン信号を認識可能であり、認識可能なプルダウン信号ならば、プルダウン処理される前のプログレシブ画像に画が混じることなく、完全に復元できるものとする。
ステップS11において、デコーダ11は、画像信号が圧縮された符号化データから復号化処理に必要な画像形成情報を抽出して解析し、画像形成情報の解析結果に基づいて、符号化データを映像信号に復号する。
デコーダ11によって、復号により得られた映像信号1が、ビデオフレームバッファ12に出力されると、ステップS12において、ビデオフレームバッファ12は、デコーダ11から出力された映像信号1を格納する。
また、デコーダ11は、映像信号1を格納したビデオフレームバッファ12のアドレスや画像形成情報の解析結果の一部を復号画像情報としてビデオフレーム情報1に載せて、表示画制御部13に供給する。
ステップS13において、I/P変換部14は、例えば、3:2プルダウンパターンおよび3:4プルダウンパターンに対応していることを示す対応プルダウンパターン情報を表示画制御部13に出力する。
ステップS14において、表示画制御部13は、デコーダ11からのビデオフレーム情報1と、I/P変換部14からの対応プルダウンパターン情報に基づいて、I/P変換部14に供給される映像信号2を決定する処理である表示画制御処理を行う。
ここで、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS14の処理に対応する、図6の表示画制御部13によって行われる表示画制御処理の詳細について説明する。
スキップ・リピート判定部31は、ステップS31において、スキップ・リピート判定処理を行い、その判定結果に基づいて、ステップS32において、スキップまたはリピートさせる必要があるか否かを判定する。
ステップS32において、スキップまたはリピートさせる必要がないと判定された場合、スキップまたはリピート時の処理を行う必要がないので、後述するステップS33乃至ステップS44をスキップして、処理は、ステップS45に進む。
一方、ステップS32において、スキップまたはリピートさせる必要があると判定された場合、ステップS33において、プルダウン判定部32は、デコーダ11から入力されたビデオフレーム情報1に格納されたTFFフラグやRFFフラグなどのプルダウン情報を取得する。
例えば、図9に示すように、デコーダ11のプルダウン処理後の出力が、23.976p信号に対して3:2プルダウン処理を施した後の3:2プルダウン信号(59.94i信号)のうち、図中の点線で囲まれた映像信号A3で表すフレームに相当するとした場合、スキップ・リピート判定部31によって、リピートであると判定される。この場合、プルダウン判定部32は、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されたTFFフラグおよびRFFフラグを取得する。
図8のフローチャートに戻り、ステップS34において、プルダウン判定部32は、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されているビデオフレーム情報のなかの復号画像情報に基づいて、デコーダ11が出力する映像信号1がプルダウン信号であるか否かを判定する。
ステップS34において、デコーダ11が出力する映像信号1がプルダウン信号ではないと判定された場合、スキップまたはリピート時の処理を行う必要がないので、処理は、ステップS44の処理に進む。
一方、ステップS34において、プルダウン信号であると判定された場合、ステップS35において、プルダウンパターンマッチング部33は、バックエンドが完備しているプルダウンパターン、すなわち、I/P変換部14から出力され、バッファ38に格納されている対応プルダウンパターン情報を取得する。
例えば、デコーダ11のプルダウン処理後の出力が図9の映像信号A3で表すフレームである場合、プルダウン判定部32によって、プルダウン信号であると判定される。そして、プルダウンパターンマッチング部33によって、I/P変換部14から出力され、バッファ38に格納されている3:2プルダウンパターンおよび3:4プルダウンパターンに対応していることを示す対応プルダウンパターン情報が取得される。
図8のフローチャートに戻り、ステップS36において、プルダウンパターンマッチング部33は、フロントエンドが落とし込めるプルダウンパターンと、バックエンドが完備しているプルダウンパターンとのマッチング処理を行う。そして、ステップS37において、かかるマッチング処理の結果に基づいた分岐処理が行われる。
例えば、図9に示すように、デコーダ11によって3:2プルダウン処理された信号がリピートされる場合、そのリピートのパターンとしては、例えば、5:2パターン、3:4パターン、4:3パターン、・・・などのように有限個のリピートパターンが考えられる。プルダウンパターンマッチング部33においては、これらの有限個のリピートパターンと、I/P変換部14の対応プルダウンパターン情報とのマッチングが行われる。そして、この場合のマッチングの結果としては、例えば、3:4パターンが得られる。
図8のフローチャートに戻り、ステップS37において、マッチングの結果として、1つだけマッチングしたと判定された場合、ステップS38において、スキップ・リピートパターン選択部34は、間引き・繰り返しパターンとして、唯一マッチングしたスキップ・リピートパターンが選択される。
例えば、マッチングの結果として、3:4パターンのみが得られた場合には、スキップ・リピートパターン選択部34によって、リピートパターンとして、3:4パターンが選択される。
一方、ステップS37において、マッチングの結果として、複数マッチングしたと判定された場合、処理は、ステップS39に進む。
ステップS39において、スキップ・リピートパターン選択部34は、間引き・繰り返しパターンとして、複数マッチングしたパターンのなかから、スキップ時には、後述する[スキップ1]または[スキップ2]に合致するものを選択する。また、スキップ・リピートパターン選択部34は、リピート時には、複数マッチングしたパターンのなかから、後述する[リピート1]または[リピート2]に合致するものを選択する。
ここで、[スキップ1]、[スキップ2]、[リピート1]、[リピート2]は、例えば、次に示す内容で定義される。
[スキップ1]
復号された映像信号1が、p:qプルダウン信号(但し、p≧2,q≧2)であって、p:qプルダウン信号をフレームレート変換時に、1フレーム分間引き出力させなければならないとき、p回繰り返しフィールド(以下、pシーケンスと称する)とq回繰り返しフィールド(qシーケンスと称する)のうち、繰り返し回数の多いシーケンスのフレームを1フレーム分間引いて出力させる。
[スキップ2]
復号された映像信号1が、p:qプルダウン信号(但し、p=q≧2)であって、p:qプルダウン信号をフレームレート変換時に、1フレーム分間引き出力させなければならないとき、pシーケンスとqシーケンス、または、qシーケンスとpシーケンスとの間で、2フィールド分間引いて出力させる。
[リピート1]
復号された映像信号1が、p:qプルダウン信号(但し、p≧2,q≧2)であって、p:qプルダウン信号をフレームレート変換時に、1フレーム分繰り返して出力させなければならないとき、pシーケンスとqシーケンスのうち、繰り返し回数の少ないシーケンスのフレームを1フレーム分繰り返して出力させる。
[リピート2]
復号された映像信号1が、p:qプルダウン信号(但し、p=q≧2)であって、p:qプルダウン信号をフレームレート変換時に、1フレーム分繰り返して出力させなければならないとき、pシーケンスとqシーケンス、または、qシーケンスとpシーケンスとの間で、2フィールド分繰り返して出力させる。
以上のようにして、[スキップ1]乃至[リピート2]は定義される。
図8のフローチャートに戻り、ステップS37において、マッチングの結果として、マッチングしなかったと判定された場合、処理は、ステップS40に進む。
ステップS40において、スキップ・リピートパターン選択部34は、間引き・繰り返しパターンとして、フロントエンドが落とし込めるプルダウンパターンのなかから、スキップ時には、[スキップ1]または[スキップ2]に合致するものを選択する。また、スキップ・リピートパターン選択部34は、リピート時には、フロントエンドが落とし込めるプルダウンパターンのなかから、[リピート1]または[リピート2]に合致するものを選択する。
その後、ステップS38乃至ステップS40の処理のいずれかが終了すると、処理は、ステップS41に進む。
ステップS41において、スキップ・リピート実施タイミング判定部35は、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されている(6)プルダウン情報のプルダウンパターンフィールド識別番号に基づいて、スキップ・リピートを実施するタイミング、すなわち、間引き・繰り返しを行うタイミングであるか否かを判定する。
ステップS41において、間引き・繰り返しを行うタイミングであると判定された場合、ステップS42において、スキップ・リピート制御部36は、選択されたパターンに従って、フレーム(フィールド)の間引き・繰り返しを実行する。つまり、この場合、スキップ・リピート制御部36によって、即座にスキップ・リピート処理が実行される。
一方、ステップS41において、間引き・繰り返しを行うタイミングではないと判定された場合、ステップS43において、スキップ・リピート制御部36は、Nフレーム(フィールド)後に、選択されたパターンに従って、間引き・繰り返しを実行する。つまり、この場合、スキップ・リピートの実施タイミングで指示されるまで待った後に、スキップ・リピート制御部36によって、スキップ・リピート処理が実行される。
例えば、図9に示すように、いま、現フィールドが映像信号A3である状態を考えると、3:4パターンにするためには、図中の「Repeat」により指し示した映像信号B2の後に、映像信号B1と映像信号B2を繰り返さなければならない。そのため、現フィールド、つまり、映像信号A3は、リピートタイミングではないと判定される。その後、リピートタイミングであると判定される映像信号B2まで、2フィールド分のリピート処理を持ち越す処理が行われる。言い換えれば、図中の点線で囲った映像信号A2と映像信号A3においては、リピートをシフトさせている。
その後、現フィールドが映像信号B2となったとき、スキップ・リピート実施タイミング判定部35によって、リピートタイミングであると判定される。そして、映像信号B2のリピートタイミングとなったとき、スキップ・リピート制御部36によって、映像信号B1と映像信号B2とが繰り返されるように、ビデオフレームバッファ12のポインタが調整される。これにより、映像信号B1と映像信号B2のリピート処理が実行される。
図8のフローチャートに戻り、また、上述した、ステップS34において、デコーダ11が出力する映像信号1がプルダウン信号ではないと判定された場合は、ステップS44において、スキップ・リピート制御部36によって、フレーム(フィールド)の間引き・繰り返しの処理が実行される。すなわち、この場合、スキップまたはリピート時の処理を行う必要がないので、スキップ・リピート制御部36によって、プルダウン信号を意識しないスキップ・リピート処理が実行される。
ステップS42乃至ステップS44の処理のいずれかが終了すると、処理は、ステップS45に進む。
ステップS45において、スキップ・リピート判定部31乃至スキップ・リピート制御部36のいずれかは、フロントエンドのステート情報を、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納することで、後段のバックエンドに伝達する。
ここで、ステート情報には、例えば、スキップ・リピート情報、マッチング結果、特殊再生の有無などの、バックエンドにおいて行われる、I/P変換やハイフレームレート変換などのバックエンド処理を実行するために必要となる情報が含まれる。
例えば、リピート処理が実行されると、スキップ・リピート制御部36によって、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納されたビデオフレーム情報の(6)プルダウン情報は、そのリピート処理により一時的に3:4プルダウン信号に変換されていることを示す情報に書き換えられる。そして、その書き換えられたビデオフレーム情報が、ステート情報(ビデオフレーム情報2)として、バックエンドとしてのI/P変換部14に伝達される。
ステップS45の処理が終了すると、表示画制御部13による表示画制御処理は終了し、その後、処理は、図7のステップS15の処理に戻る。
ステップS15において、I/P変換部14は、例えば、I/P変換やハイフレームレート変換などのバックエンド処理を行う。
具体的には、I/P変換部14は、表示画制御部13による表示画制御処理により得られたビデオフレーム情報2に基づいて、ビデオフレームバッファ12に格納された映像信号1のなかから映像信号2を取得する。そして、I/P変換部14は、取得した映像信号2がインターレース画像の場合には、ビデオフレーム情報2に基づいて、映像信号2をプログレッシブ画像に変換する。
すなわち、このとき、I/P変換部14においては、フロントエンドから伝達されるステート情報(ビデオフレーム情報2)によって、例えば、3:2プルダウン信号が一時的に3:4プルダウン信号として入力されていることが判別できる。その結果、I/P変換部14は、図9の60iに対してI/P変換を施した後の60p信号で示すように、撮像時間の異なるフィールドの混じっていない、完全なプログレッシブ画を生成することが可能となる。
I/P変換部14は、映像信号2をプログレッシブ画像に変換することで得られる映像信号を、映像信号3として、出力バッファ15に出力する。
ステップS16において、出力バッファ15は、I/P変換部14からの映像信号3を格納し、映像信号4として出力する。
ステップS17において、フロントエンドは、入力される符号化データが終了したか否かを判定する。ステップS17において、入力される符号化データが終了していないと判定された場合、ステップS11に戻り、上述したステップS11乃至ステップS17の処理が繰り返され、映像信号処理が行われる。
一方、ステップS17において、入力される符号化データが終了したと判定された場合、映像信号処理は終了する。
以上のようにして、図5の映像信号処理装置1によって映像信号処理が行われる。
このように、映像信号処理装置1によれば、入力信号がプルダウン信号であって、そのプルダウン信号をフレームレート変換などの要因で、フレーム(フィールド)の間引き(スキップ)や繰り返し(リピート)を行う場合において、I/P変換部14への入力を一時的に、I/P変換部14が対応する別のプルダウン信号に変換することができるので、リピートが行われた場合には、I/P変換部14において、フィールド間予測による補間画ではなく、隣接逆フィールドのコピー処理により完全なプログレッシブ画を復元可能となる。
また、スキップが行われた場合には、リピートの場合と同じように、隣接逆フィールドのコピー処理により完全なプログレッシブ画を復元するか、あるいは、隣接逆フィールドのコピー処理ができないのでフィールド間予測による補間画が作成される場合であっても、プルダウン処理の前の信号でのコマ落ちを防ぐような間引きが行われるために、プルダウンを意識しない間引きが行われた場合のI/P変換時よりも補間画作成のための情報量が増え、より滑らかな補間画が作成される。
さらに、I/P変換部14においては、1フィールド分のコピー処理で逆フィールドの画を作成することが可能となるので、フィールド間予測による補間画作成よりも、メモリアクセスが削減される。
また、フロントエンドが出力する映像信号の情報をステート情報(ビデオフレーム情報2)として、バックエンドに伝達することで、バックエンドにおけるプルダウン誤検出を減らすことができるため、結果として、意図しない画作りが行われることを防止することができる。
なお、映像信号処理装置1であるが、図5に示した構成は一例であって、例えば、図10または図11に示すような構成であってもよい。
すなわち、図5の映像信号処理装置1において、I/P変換部14から出力され、出力バッファ15に格納される映像信号3は、I/P変換されたプログレッシブの映像信号となるが、入力された映像信号の反対フィールドの映像信号がI/P変換部14の出力として、出力バッファ15に格納される構成としてもよい。その場合、図10に示すように、出力バッファ15から出力される映像信号3は、ビデオフレームバッファ12からの映像信号と合成され、映像信号4として、後段のブロックに出力される。なお、図10の映像信号処理装置1において、その他の構成は、図5の映像信号処理装置1と同様である。
また、図11に示すように、フロントエンドがビデオフレームバッファ12を含み、さらに、バックエンドが出力バッファ15を含む構成とすることも可能である。この場合、図11の映像信号処理装置1において、バックエンドは、直接、ビデオフレームバッファ12へメモリアクセスするのではなく、フロントエンドとバックエンドとの間のインターフェースを介してビデオフレームバッファ12からの映像信号を取得することになる。
ところで、表示画制御部13では、例えばMPEG方式で圧縮された画像信号において、TFFやRFFなどのプルダウン情報をデコーダ11から取得できない場合も考えられる。この場合、図12の映像信号処理装置51の構成例に示すように、I/P変換部14に設けられたプルダウン検出部71により検出されたプルダウン情報のフィードバックを行うことで、表示画制御部61によって、入力された映像信号がプルダウン信号となるか否かの判定処理を行うことが可能となる。
そこで、次に、図12乃至図16を参照して、プルダウン検出部71からフィードバックされたプルダウン情報を用いて、プルダウン信号の判定処理を行う場合の例について説明する。
なお、図12および図13においては、図5および図6と同様の箇所には、同一の符号が付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。この例においては、図5の表示画制御部13およびプルダウン検出部21の代わりに、表示画制御部61およびプルダウン検出部71が設けられている。
プルダウン検出部71は、ビデオフレームバッファ12からI/P変換部14に入力された映像信号2のフレーム差分信号を解析し、入力された映像信号2がプルダウン信号であるか否かを判定して検出する。プルダウン検出部71は、プルダウン信号の検出結果を、プルダウン情報として、表示画制御部61にフィードバックする。
表示画制御部61は、プルダウン検出部71からフィードバックされたプルダウン情報に基づいて、入力された映像信号がプルダウン信号であるか否かの判定処理を行う。
具体的には、図13に示すように、表示画制御部61においては、図6の表示画制御部13と比較して、プルダウン検出部71からフィードバックされたプルダウン情報を格納するバッファ81が追加して設けられている。図13において、プルダウン判定部32は、バッファ81に格納されているプルダウン情報に基づいて、デコーダ11が出力する映像信号1がプルダウン信号であるか否かの判定処理を行う。プルダウン判定部32は、判定結果を、ビデオフレーム情報(表示画制御情報)の(6)プルダウン情報として、ビデオフレーム情報格納バッファ37に格納する。
なお、図12および図13において、その他の構成は、図5および図6における場合と同様である。
次に、図14のフローチャートを参照して、図12の映像信号処理装置1によって行われる映像信号処理について説明する。
ステップS51およびステップS52において、図7のステップS11およびステップS12における場合と同様に、フロントエンドによる符号化データを映像信号に復号する処理などのフロントエンド処理が行われる。
ステップS53において、I/P変換部14は、対応プルダウンパターン情報を、プルダウン検出部71はプルダウン情報を、それぞれ、表示画制御部61に出力する。
ステップS54において、表示画制御部61は、デコーダ11からのビデオフレーム情報1、I/P変換部14からの対応プルダウンパターン情報、および、プルダウン検出部71からのプルダウン情報に基づいて、I/P変換部14に供給される映像信号2を決定する処理である表示画制御処理を行う。
ここで、図15のフローチャートを参照して、図14のステップS54の処理に対応する、図13の表示画制御部61によって行われる表示画制御処理の詳細について説明する。
ステップS71およびステップS72の処理において、図8のステップS31およびステップS32における場合と同様に、スキップ・リピート判定部31によるスキップ・リピート判定処理が行われる。
スキップ・リピート判定処理によって、スキップまたはリピートさせる必要があると判定された場合、ステップS73において、プルダウン判定部32は、デコーダ11からプルダウン情報を取得できるか否かを判定する。
ステップS73において、デコーダ11からプルダウン情報を取得できると判定された場合、ステップS74において、プルダウン判定部32は、デコーダ11から入力されたビデオフレーム情報1に格納されたTFFフラグやRFFフラグなどのプルダウン情報を取得する。
一方、ステップS73において、デコーダ11からプルダウン情報を取得できないと判定された場合、ステップS75において、プルダウン判定部32は、バッファ81に格納されたバックエンド(プルダウン検出部71)からのプルダウン情報を取得する。つまり、このプルダウン情報は、プルダウン検出部71からフィードバックされたものであって、例えば、プログレッシブシーケンス、TFFフラグ、RFFフラグに相当する情報が含まれている。
そして、ステップS76において、図8のステップS34の処理における場合と同様に、プルダウン判定部32によって、ステップS74またはステップS75の処理によって取得されたプルダウン情報を用いて、プルダウン信号であるか否かを判定する処理が行われる。
ステップS77乃至ステップS87の処理において、図8のステップS35乃至ステップS45における場合と同様に、プルダウン判定部32乃至スキップ・リピート制御部36による、マッチング結果に応じたフレームの間引き・繰り返し処理が行われる。
ステップS87の処理が終了すると、表示画制御部61による表示画制御処理は終了し、その後、処理は、図14のステップS55の処理に戻る。
ステップS55乃至ステップS57において、図7のステップS15乃至ステップS17における場合と同様に、バックエンドによるバックエンド処理が行われ、ステップS57において、入力される符号化データが終了したと判定されるまで、ステップS51乃至ステップS57の処理が繰り返し行われる。
以上のように、映像信号処理装置51によれば、プルダウン情報をデコーダ11から取得できない場合であっても、プルダウン検出部71によって検出されたプルダウン情報をフィードバックすることで、入力された映像信号がプルダウン信号となるか否かの判定処理を行うことが可能となる。
なお、映像信号処理装置51であるが、図12に示した構成は一例であって、例えば、図16に示すような構成であってもよい。
図16の映像信号処理装置51においては、図12の映像信号処理装置51と比べて、デコーダ11の代わりに、信号処理部91が設けられており、この信号処理部91には、映像信号0が入力される。つまり、映像信号処理装置51は、TFF/RFFなどのプルダウン情報をデコーダ11から取得できない場合の例であるので、フロントエンドへの入力は、図16に示すように、符号化データに限らず、映像信号が入力されてもよいことになる。但し、この場合、I/P情報については、映像信号0と一緒にデータとしてもらうか、または、信号処理部91において、インターレースか、あるいはプログレッシブかの判定を行う必要が出てくる。
このように、本発明によれば、圧縮された映像信号を復号してI/P変換を行う映像信号処理装置において、フレームレート変換などの要因により、プルダウン処理されたインターレース信号のフレームの間引きや繰り返しを行う必要があるとき、フロントエンドは、対応プルダウンパターン情報のいずれかになるように、フレームの間引きや繰り返しの方法を決定し、決定された方法にしたがって、フレームの間引きや繰り返しを実行させる。これにより、I/P変換部へ入力される映像信号は、デコーダによってフレームの間引きや繰り返しが実行されたとしても、I/P変換部が対応する他のプルダウンパターンに変換されているため、I/P変換部においては、インターレースのプルダウン信号をより少ない劣化でプログレッシブのプルダウン信号に変換することが可能となる。
また、従来の技術では、デコーダへの入力信号がプルダウン信号(例えば、24p,23.976p信号をプルダウン処理したもの)でないにもかかわらず、スキップ・リピートや特殊再生を行った結果がプルダウンシーケンスに陥ることがあり、プルダウン信号を検出する側の装置においてプルダウン信号であると誤判定されてしまう場合があった。そして、その誤判定が原因で、I/P変換装置にて、意図しない画作り(プルダウンシーケンス時の画作り)が行われてしまう、という問題もあったが、フロントエンドが出力する映像信号の情報を、ステート情報(ビデオフレーム情報2)として、バックエンドに伝達することで、バックエンドにおけるプルダウンの誤検出を減らすことができ、結果として、意図しない画作りが行われるのを防ぐことができる。
なお、図5または図12の実施の形態では、フロントエンド、バックエンド、ビデオフレームバッファ12、出力バッファ15によって、1つの装置である映像信号処理装置1または映像信号処理装置51を構成するようにしたが、フロントエンド、バックエンドを構成するブロックは、それぞれ、独立した1つの装置とすることが可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム記録媒体からインストールされる。
図17は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)111は、ROM(Read Only Memory)112、または記録部118に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)113には、CPU111が実行するプログラムやデータ等が適宜記憶される。これらのCPU111、ROM112、およびRAM113は、バス114により相互に接続されている。
CPU111にはまた、バス114を介して入出力インターフェース115が接続されている。入出力インターフェース115には、マイクロホン等よりなる入力部116、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部117が接続されている。CPU111は、入力部116から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU111は、処理の結果を出力部117に出力する。
入出力インターフェース115に接続されている記録部118は、例えばハードディスクからなり、CPU111が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部119は、インターネットやローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部119を介してプログラムを取得し、記録部118に記録してもよい。
入出力インターフェース115に接続されているドライブ120は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア121が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータ等を取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部118に転送され、記録される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図17に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等よりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア121、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM112や、記録部118を構成するハードディスク等により構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデム等のインターフェースである通信部119を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
フレームの間引きを説明する図である。 フレームの繰り返しを説明する図である。 I/P変換を説明する図である。 従来のI/P変換の問題点を説明する図である。 本発明を適用した映像信号処理装置の一実施の形態の構成を示す図である。 表示画制御部の詳細な構成を示す図である。 図5の映像信号処理装置による映像信号処理を説明するフローチャートである。 図6の表示画制御部による表示画制御処理を説明するフローチャートである。 処理結果を説明する図である。 図5の映像信号処理装置の他の構成の例を示す図である。 図5の映像信号処理装置の他の構成の例を示す図である。 本発明を適用した映像信号処理装置の一実施の形態の他の構成を示す図である。 表示画制御部の詳細な他の構成を示す図である。 図12の映像信号処理装置による映像信号処理を説明するフローチャートである。 図13の表示画制御部による表示画制御処理を説明するフローチャートである。 図12の映像信号処理装置の他の構成の例を示す図である。 本発明が適用される情報処理をソフトウェアで実行するコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 映像信号処理装置, 11 デコーダ, 12 ビデオフレームバッファ, 13 表示画制御部, 14 I/P変換部, 15 出力バッファ, 21 プルダウン検出部, 31 スキップ・リピート判定部, 32 プルダウン判定部, 33 プルダウンパターンマッチング部, 34 スキップ・リピートパターン選択部, 35 スキップ・リピート実施タイミング判定部, 36 スキップ・リピート制御部, 37 ビデオフレーム情報格納バッファ, 38 バッファ, 51 映像信号処理装置, 61 表示画制御部, 71 プルダウン検出部, 81 バッファ, 91 信号処理部

Claims (9)

  1. 入力される映像信号を格納するフレームバッファと、前記フレームバッファから入力される前記映像信号と非同期のタイミングで映像信号を読み出し、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号にI/P変換するI/P変換手段とを有する情報処理装置において、
    入力される前記映像信号がプルダウン処理により元の映像信号の間引きまたは繰り返しの処理が施されているか否かを判定するプルダウン判定手段と、
    入力される前記映像信号に対して間引きまたは繰り返しの処理が施されていると判定された場合、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンを取得する取得手段と、
    取得された前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンと、入力される前記映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンとのマッチング処理を行うマッチング手段と、
    前記I/P変換手段によって、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換するとき、マッチングの結果に基づいて、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンとなるように、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を制御する制御手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記マッチングの結果としては、1つのパターンだけマッチングする場合、複数のパターンがマッチングする場合、または1つのパターンもマッチングしない場合があり、
    前記マッチングの結果に対応する間引きまたは繰り返しのパターンを選択する選択手段をさらに備える
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記選択手段は、前記マッチングの結果として、1つのパターンだけマッチングした場合、間引きまたは繰り返しのパターンとして、その1つだけマッチングしたパターンを選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記マッチングの結果として、複数のパターンがマッチングした場合、間引きまたは繰り返しのパターンとして、複数マッチングしたパターンのなかから、あらかじめ定義された所定のパターンを選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記選択手段は、前記マッチングの結果として、1つのパターンもマッチングしない場合、間引きまたは繰り返しのパターンとして、入力される前記映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンのなかから、あらかじめ定義された所定のパターンを選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を実行するタイミングであるか否かを判定するタイミング判定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を実行するタイミングであると判定された場合、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を実行させる
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記プルダウン判定手段は、前記I/P変換手段からのプルダウン情報に基づいて、入力される前記映像信号に対して前記プルダウン処理が施されているか否かを判定する
    請求項に記載の情報処理装置。
  8. 入力される映像信号を格納するフレームバッファ、前記フレームバッファから入力される前記映像信号と非同期のタイミングで映像信号を読み出し、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号にI/P変換するI/P変換手段とを有する情報処理装置の情報処理方法において、
    入力される前記映像信号がプルダウン処理により元の映像信号の間引きまたは繰り返しの処理が施されているか否かを判定し、
    入力される前記映像信号に対して間引きまたは繰り返しの処理が施されていると判定された場合、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンを取得し、
    取得された前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンと、入力される前記映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンとのマッチング処理を行い、
    前記I/P変換手段によって、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換するとき、マッチングの結果に基づいて、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンとなるように、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を制御する
    ステップを含む情報処理方法。
  9. 入力される映像信号を格納するフレームバッファ、前記フレームバッファから入力される前記映像信号と非同期のタイミングで映像信号を読み出し、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号にI/P変換するI/P変換手段とを有する機器を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    入力される前記映像信号がプルダウン処理により元の映像信号の間引きまたは繰り返しの処理が施されているか否かを判定し、
    入力される前記映像信号に対して間引きまたは繰り返しの処理が施されていると判定された場合、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンを取得し、
    取得された前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンと、入力される前記映像信号のプルダウンパターンを間引くか、または繰り返すかによって変換されうるすべてのプルダウンパターンとのマッチング処理を行い、
    前記I/P変換手段によって、読み出された前記映像信号をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換するとき、マッチングの結果に基づいて、前記I/P変換手段で対応しているプルダウンパターンとなるように、読み出された前記映像信号に対する間引きまたは繰り返しの処理を制御する
    ステップを含むプログラム。
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