JP4515618B2 - 移動通信端末 - Google Patents

移動通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP4515618B2
JP4515618B2 JP2000333585A JP2000333585A JP4515618B2 JP 4515618 B2 JP4515618 B2 JP 4515618B2 JP 2000333585 A JP2000333585 A JP 2000333585A JP 2000333585 A JP2000333585 A JP 2000333585A JP 4515618 B2 JP4515618 B2 JP 4515618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
timing
gravity
center
despreading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000333585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002141833A (ja
Inventor
正巳 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000333585A priority Critical patent/JP4515618B2/ja
Publication of JP2002141833A publication Critical patent/JP2002141833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4515618B2 publication Critical patent/JP4515618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信網に接続可能な基地局とCDMA方式により無線接続する移動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、CDMA(Code Division Multiple Access)方式により無線通信を行う移動通信端末は、通信に有効と思われるパス(以下、候補パスと称する)を予め複数検出しておき、必要に応じて通信に用いるパスを上記候補パスから選んだものに切り換えるようにしている。
【0003】
また、候補パスの検出、いわゆるパスサーチは、受信信号を種々のタイミングで逆拡散し、この逆拡散の結果のうち、受信電力レベルの大きいものから候補パスとする。そして、上記逆拡散のタイミングは、候補パスのうち、上記受信電力レベルが最大となるパスを中心とした所定の範囲で行うようにしている。
【0004】
しかしながら、例えば図5に示すように、パスP1が最大受信電力レベルを有して、このパスP1を中心として有効なパスが分布している状態においては、サーチ範囲がA1となることより、最適なパスサーチが行われることになるが、その後、移動などによりパスP1の伝送路が一時的に遮蔽されて、その受信電力レベルが劣化し、図5に示した本来のパス分布の端にあったパスP2の受信電力レベルが、図6に示すように一時的に大きくなると、サーチ範囲がA1からA2へ大きく変化してしまう。
【0005】
このような場合には、本来のパス分布に適さない範囲A2に対してをパスサーチを実施することになり、一時的に遮蔽された最も有効なパスP1が検出できなくなるなど、有効なパスを見逃す可能性が非常に高かった。
【0006】
また、平均的に高い受信電力レベルを有し、なおかつ伝搬遅延の少ないパスが存在する状況にあっても、移動による瞬間変動や瞬間的なシャドーイングにより、伝搬遅延が大きくなおかつ平均的には受信電力レベルが低いパスが、たまたま上記パスよりも大きい受信電力レベルを有すると、この通信には不向きなパスを選択してしまうことになる。
【0007】
このように、一時的に受信電力が大きくなるようなパスについて、RAKE合成を行おうとしても、実際にRAKE合成を行うときには、すでに受信電力レベルが低下して、パスダイバーシティ効果が得られず、かえって受信品質が劣化するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動通信端末では、最も大きな受信電力レベルが得られるパスを中心としてパスサーチを行うため、有効なパスが分布していない範囲をサーチしてしまい、受信品質が劣化するという問題があった。
【0009】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチし、安定して高い受信品質を得ることが可能な移動通信端末を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係わる本発明は、通信網に接続可能な複数の基地局とCDMA方式により無線接続可能な移動通信端末において、基地局より受信した信号に、種々のタイミングで拡散コードを乗算して逆拡散処理を施し、各タイミングの逆拡散処理の結果の電力レベルを検出し、これに基づいて受信に適したパスを受信するための逆拡散のタイミングを検出するパス検出手段と、このパス検出手段の検出結果から、最も大きい電力レベルを得た逆拡散タイミングと他の逆拡散タイミングと差と、前記最も大きい電力レベルと、前記他の逆拡散タイミングで得た電力レベルとの比とに基づいて、前記逆拡散のタイミングの分布の重心を求める重心を求める重心検出手段と、この重心検出手段にて検出した重心に基づいて、逆拡散処理における逆拡散のタイミングの範囲をパス検出手段に設定するサーチ窓位置設定手段とを具備して構成するようにした。
【0011】
上記構成の移動通信端末では、受信に適した複数のパスの分布の重心を求め、この重心に基づく範囲で、パス検出手段が受信に適したパスの探索を行うようにしている。
【0012】
したがって、上記構成の移動通信端末によれば、受信に適したパスの分布に変化が生じて、一時的に最大の受信電力レベルを示すパスが生じても、このようなパスに左右されることなく、マルチパス分布の全体的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を得ることができる。
【0013】
また、請求項4に係わる本発明は、基地局より受信した信号に、拡散コードを乗算して逆拡散処理を施す複数のフィンガと、この複数のフィンガの逆拡散結果をRAKE合成するRAKE合成手段と、パス検出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミングからの遅延量が少ないタイミングを、優先的に複数のフィンガに逆拡散処理のタイミングとして割り当てるタイミング割当手段とを備えて構成するようにした。
【0014】
上記構成の移動通信端末では、パスの消滅確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガに割り当てるようにしている。
【0015】
したがって、上記構成の移動通信端末によれば、フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとして存続する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防止して、十分なパスダイバーシチ効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動通信端末の構成を示すものである。ここでは、特に受信系のパス選択に関わる構成についてのみ示す。
【0017】
この図に示すように、本実施形態の移動通信端末は、A/D変換器10、サーチャ部20、ピークサーチ部30、パスタイミング格納部40、サーチ窓位置情報生成部50、パス評価基準値計算部60、パス情報設定部70、受信パス情報記憶部80、フィンガ部90、RAKE合成部100を備えている。
【0018】
基地局から受信した無線周波の信号は、図示しない無線部にて、周波数変換された後、拡散された状態のI信号とQ信号に変換され、受信信号を入力として、A/D変換器10に出力される。
A/D変換器10は、上記受信信号をディジタルに量子化し、この量子化結果をサーチャ部20とフィンガ部90へ出力する。
【0019】
サーチャ部20は、受信信号の量子化結果に対して、サーチ対象のセル(あるいは基地局)に対応づけられた拡散コードを種々のタイミングで乗算して、逆拡散する。なお、この逆拡散のタイミングの範囲は、後述するサーチ窓位置情報生成部50より通知されるメインパスタイミングを中心とした所定の範囲(数十チップ)である。
【0020】
また、ここで得られる逆拡散結果の受信電力レベルは、各逆拡散タイミングにおける相関の高さを示しており、それぞれ逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、ピークサーチ部30に出力される。
【0021】
ピークサーチ部30は、サーチャ部20より与えられる受信電力レベルのうち、大きい方からm個を検出し、検出したm個の受信電力レベルを、その逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、それぞれ候補パス情報としてパスタイミング格納部40に出力する。
【0022】
パスタイミング格納部40は、m個の候補パス情報を記憶するもので、その記憶内容は、ピークサーチ部30から新たな候補パス情報が入力される度に、それを記憶して更新する。
【0023】
サーチ窓位置情報生成部50は、パスタイミング格納部40に記憶されているm個の候補パス情報と、前回求めたメインパスタイミングT_oldとに基づいて、サーチ対象のセルのマルチパス分布に対応するような新しいメインパスタイミングT_newを求める。
【0024】
このメインパスタイミングT_newは、サーチャ部20とパス評価基準値計算部60に通知される。なお、今回求められたメインパスタイミングT_newは、サーチ窓位置情報生成部50内にT_oldとして一時的に記憶され、次回のメインパスタイミングT_newを求める際に用いられる。
【0025】
パス評価基準値計算部60は、パスタイミング格納部40に保存されているm個の候補パス情報に対応するパスと、後述するフィンガ部90にて受信しているn個の受信パスの中から、各パスの受信電力レベル、各パスの逆拡散タイミングおよび上記メインパスタイミングT_newに基づいて、受信に適した上位n個の異なるパスを選択パスとして検出し、このn個の選択パスに対応する逆拡散タイミングをパス情報設定部70に通知する。
【0026】
パス情報設定部70は、後述する受信パス情報記憶部80に記憶されている逆拡散タイミングを参照し、パス評価基準値計算部60より通知されるn個の選択パスのうち、フィンガ部90に割り当てられていないパスをフィンガ部90が受信するように、フィンガ部90に選択パスの逆拡散タイミングを通知して受信パスの割当を行い、その後、パス評価基準値計算部60より通知されたn個の選択パスに対応する逆拡散タイミングを受信パス情報記憶部80に記録する。
【0027】
受信パス情報記憶部80は、上述したように、パス情報設定部70によって、フィンガ部90にて受信しているn個の受信パスの逆拡散タイミングが記録される。
【0028】
フィンガ部90は、n個のフィンガからなるもので、それぞれパス情報設定部70より割り当てられる逆拡散タイミングで、受信信号の量子化結果を逆拡散する。
RAKE合成部100は、フィンガ部90にて逆拡散された受信信号をRAKE合成し、この合成結果を復調してシンボル情報を得る。
【0029】
次に、上記構成の移動通信端末のパス選択動作について説明する。図2は、そのフローチャートで、この処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップ2aでは、サーチ窓位置情報生成部50が、パスタイミング格納部40からm個の候補パス情報を取り出し、そのうち受信電力が大きいものからP1,P2,…,Pmとし、それぞれ対応するパスタイミングをT1,T2,…,Tmとし、下式(1)に従って、マルチパス分布の中心位置Tを求める。
【0030】
【数1】
Figure 0004515618
【0031】
そして、サーチ窓位置情報生成部50は、前回、サーチャ部20に対してメインパスタイミングとして設定したT_oldと上記中心位置Tを比較し、T_old<Tならば、新たなメインパスタイミングT_newとしてT_old+4を設定し、あるいはT_old>Tならば、新たなメインパスタイミングT_newとしてT_old−4を設定し、あるいはT_old=Tならば、新たなメインパスタイミングT_newとしてそのままT_oldを設定する。
【0032】
このように新たなメインパスタイミングを設定することにより、最大で1チップに相当する範囲でサーチ窓の中心位置を修正する。
【0033】
次に、ステップ2bでは、サーチ窓位置情報生成部50が、ステップ2aで求めたメインパスタイミングT_newをサーチャ部20に設定するとともに、T_oldとして記憶する。
【0034】
これにより、サーチャ部20は、メインパスタイミングT_newを中心とした所定の範囲をサーチ窓として、A/D変換器10の量子化結果に対して、サーチ対象のセルに対応づけられた拡散コードで逆拡散し、この結果を逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、ピークサーチ部30に出力する。
【0035】
そして、ステップ2cでは、ピークサーチ部30が、サーチャ部20より与えられる受信電力レベルのうち、大きい方からm個を検出し、検出したm個の受信電力レベルを、その逆拡散のタイミングを示す情報と併せて、それぞれ候補パス情報としてパスタイミング格納部40に出力する。
これにより、パスタイミング格納部40は、ピークサーチ部30から入力されるm個の候補パス情報を更新して記憶する。
【0036】
次に、ステップ2dでは、パス評価基準値計算部60が、パスタイミング格納部40に保存されているm個の候補パス情報に対応するパスと、後述するフィンガ部90にて受信しているn個の受信パスについて、下式(2)にしたがってパス評価基準値を求める。なお、Aは任意の定数である。
【0037】
【数2】
Figure 0004515618
【0038】
そして、次にステップ2eでは、パス評価基準値計算部60が、ステップ2dで求めた各パスのパス評価基準値を比較して、大きい方から上位n個の異なるパスを、受信に適した選択パスとして検出し、このn個のパスの逆拡散のタイミングを示す情報を、パス情報設定部70に通知する。
【0039】
次にステップ2fでは、パス情報設定部70が、受信パス情報記憶部80に記憶されている逆拡散タイミングを参照し、ステップ2eにてパス評価基準値計算部60より通知されたn個の選択パスのうち、フィンガ部90に割り当てられていないパスをフィンガ部90が受信するように、フィンガ部90に選択パスの逆拡散タイミングを通知して受信パスの割当を行う。
【0040】
そして、この後、パス情報設定部70は、ステップ2eにてパス評価基準値計算部60より通知されたn個の選択パスに対応する逆拡散タイミングを受信パス情報記憶部80に記録し、当該処理を終了する。
【0041】
以上のように、上記構成の移動通信端末では、ピークサーチ部30がサーチャ部20のサーチ結果から受信電力レベルの大きいm個のパスを検出してパスタイミング格納部40に記録し、このうち、最大の受信電力レベルを有するパス(以下、最大パスと称する)をサーチ窓位置情報生成部50が求める。
【0042】
そして、サーチ窓位置情報生成部50は、この最大パスとそのほかに検出された残るパスとの逆拡散タイミングの差を、それぞれの受信電力レベルの最大パスの受信電力レベルとの比で重み付けし、これらを平均化することによって、m個のマルチパス分布の重心を求め、この重心がパスサーチを行う窓幅の中心位置とするように、サーチャ部20に設定するようにしている。
【0043】
このように、上記構成の移動通信端末では、受信電力レベルの高いm個のマルチパス分布の重心をパスサーチを行う窓幅の中心位置とするようにしているので、図3に示すようなマルチパス分布から図4に示すようなマルチパス分布に変化しても、一時的な最大パスの変化に左右されることなく、マルチパス分布の全体的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を得ることができる。
【0044】
また、上記構成の移動通信端末では、パスの消滅確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガ部90に割り当てるようにするとともに、遅延波であっても受信電力レベルが大きな有効パスは選択の優先度を上げるようにしている。
【0045】
このように、上記構成の移動通信端末では、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガ部90に割り当てるようにしているので、フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとして存続する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防止できる。
【0046】
また、平均的な伝搬特性に基づいているので、伝搬遅延量が多くても、平均より明らかに受信電力レベルが高いパスについては、受信パスとして採用するので、パスダイバーシチ効果を得ることができる。
【0047】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、受信に適した複数のパスの分布の重心を求め、この重心に基づく範囲で、パス検出手段が受信に適したパスの探索を行うようにしている。
【0049】
したがって、この発明によれば、受信に適したパスの分布に変化が生じて、一時的に最大の受信電力レベルを示すパスが生じても、このようなパスに左右されることなく、マルチパス分布の全体的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲について的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を得ることが可能な移動通信端末を提供できる。
【0050】
またこの発明では、パスの消滅確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先的にフィンガに割り当てるようにしている。
【0051】
したがって、この発明によれば、フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとして存続する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防止して、十分なパスダイバーシチ効果を得ることが可能な移動通信端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動通信端末の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動通信端末のパス選択動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示した移動通信端末のマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【図4】図1に示した移動通信端末のマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【図5】従来の移動通信端末におけるマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【図6】従来の移動通信端末におけるマルチパス分布の変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するための図。
【符号の説明】
10…A/D変換器
20…サーチャ部
30…ピークサーチ部
40…パスタイミング格納部
50…サーチ窓位置情報生成部
60…パス評価基準値計算部
70…パス情報設定部
80…受信パス情報記憶部
90…フィンガ部
100…合成部

Claims (5)

  1. 通信網に接続可能な複数の基地局とCDMA(Code Division Multiple Access)方式により無線接続可能な移動通信端末において、
    前記基地局より受信した信号に、種々のタイミングで拡散コードを乗算して逆拡散処理を施し、各タイミングの逆拡散処理の結果の電力レベルを検出し、これに基づいて受信に適したパスを受信するための逆拡散のタイミングを検出するパス検出手段と、
    このパス検出手段の検出結果から、最も大きい電力レベルを得た逆拡散タイミングと他の逆拡散タイミングと差と、前記最も大きい電力レベルと、前記他の逆拡散タイミングで得た電力レベルとの比とに基づいて、前記逆拡散のタイミングの分布の重心を求める重心を求める重心検出手段と、
    この重心検出手段にて検出した重心に基づいて、前記逆拡散処理における逆拡散のタイミングの範囲を前記パス検出手段に設定するサーチ窓位置設定手段とを具備することを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記重心検出手段は、
    前記パス検出手段にて検出した電力レベルを、大きいものからP1,P2,…,Pnとし、これに対応する各逆拡散のタイミングをそれぞれT1,T2,…,Tnとして、各タイミングのT1との差Tm−T1(m:2,…,n)に、それぞれ対応する電力レベルPmとP1との比を乗算したものを加算して2で割り、この結果にT1を加えた値に基づいて、前記重心を求めることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記重心検出手段は、
    所定の周期で前記重心を求めるもので、前記値Tが前回求めた重心より大きい値の場合には、新たな重心として前回求めた重心に所定のチップ数だけ遅らせたタイミングを重心とし、前記値Tが前回求めた重心より小さい値の場合には、新たな重心として前回求めた重心に所定のチップ数だけ進ませたタイミングを重心とし、前記値Tが前回求めた重心と同じ値の場合には、新たな重心として前回求めた重心とすることを特徴とする請求項2に記載の移動通信端末。
  4. 前記基地局より受信した信号に、拡散コードを乗算して逆拡散処理を施す複数のフィンガと、
    この複数のフィンガの逆拡散結果をRAKE合成するRAKE合成手段と、
    前記パス検出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、前記重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミングからの遅延量が少ないタイミングを、優先的に前記複数のフィンガに逆拡散処理のタイミングとして割り当てるタイミング割当手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動通信端末。
  5. 前記タイミング割当手段は、前記パス検出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、前記パス検出手段にて検出した対応する電力レベルの対数値LPから前記重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミングからの遅延量の対数値LTを引いた値(LP−LT)が大きいタイミングを、優先的に前記複数のフィンガに逆拡散処理のタイミングとして割り当てることを特徴とする請求項4に記載の移動通信端末。
JP2000333585A 2000-10-31 2000-10-31 移動通信端末 Expired - Fee Related JP4515618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333585A JP4515618B2 (ja) 2000-10-31 2000-10-31 移動通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333585A JP4515618B2 (ja) 2000-10-31 2000-10-31 移動通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002141833A JP2002141833A (ja) 2002-05-17
JP4515618B2 true JP4515618B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=18809644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000333585A Expired - Fee Related JP4515618B2 (ja) 2000-10-31 2000-10-31 移動通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4515618B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1303839C (zh) * 2003-12-19 2007-03-07 北京天碁科技有限公司 一种降低小区初搜运算量并提高运算精度的方法及装置
JP2006180146A (ja) 2004-12-22 2006-07-06 Nec Corp Cdma受信装置及びそれに用いるパスサーチ方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999057819A1 (en) * 1998-05-01 1999-11-11 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Search window delay tracking in code division multiple access communication systems
JP2000252962A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Hitachi Ltd 同期制御方法、受信機、基地局及び移動端末
JP2001094473A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Nec Corp Cdma移動通信受信方式におけるサーチ方法および受信装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4153616B2 (ja) * 1999-03-01 2008-09-24 株式会社東芝 スペクトラム拡散通信装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999057819A1 (en) * 1998-05-01 1999-11-11 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Search window delay tracking in code division multiple access communication systems
JP2000252962A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Hitachi Ltd 同期制御方法、受信機、基地局及び移動端末
JP2001094473A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Nec Corp Cdma移動通信受信方式におけるサーチ方法および受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002141833A (ja) 2002-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0989685B1 (en) CDMA rake receiver and method thereof
US8125887B2 (en) Mobile communication system, its scramble code assigning method, mobile station, and base station
US20060203894A1 (en) Method and device for impulse response measurement
EP1220482B1 (en) Search method in cdma mobile communication receiving system and receiving device
KR100668590B1 (ko) 확산 스펙트럼 신호의 신속하고 정확한 식별
EP1543634B1 (en) Assessment of delay estimation quality using interference estimates
US6728304B2 (en) Method and apparatus for performing a signal detection and assignment in a wireless communication system
JP4342733B2 (ja) ワイヤレス通信システムにおいて信号検索を実行するための装置および方法
EP1209818A1 (en) Multi-path detection circuit and method for a CDMA receiver
AU6966800A (en) Path timing detection circuit and detection method thereof
US7376095B2 (en) Apparatus and method for measuring a received signal to interference ratio in a mobile communication system
US6539006B1 (en) Mobile station capable of determining base station suitability
JP2000050338A (ja) スペクトラム拡散通信システム、及びスペクトラム拡散通信システムにおけるハンドオーバー方法
US20030083014A1 (en) Method on cell site selection in a cellular system with interference free window
JP4515618B2 (ja) 移動通信端末
US7356070B2 (en) Apparatus for recognizing mobile signals in mobile communication system, and method therefor
JP2002232324A (ja) Cdma移動通信復調回路及び復調方法
US7042924B2 (en) Synchronization establishing and tracking circuit for CDMA base station
US7359342B2 (en) CDMA receiver, and path management method and path management program thereof
JP2003163649A (ja) 無線基地局装置及び送信方法
JP2013021503A (ja) 無線使用率測定装置、プログラムおよび集積回路
JP2004364060A (ja) Cdma受信装置及びcdma受信方法
JP2005348183A (ja) パス選択装置及びパス選択方法
JP2004080303A (ja) Cdma受信装置
JP2006094084A (ja) パス制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees