JP4515567B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置に関し、特に、利用者を識別して、その利用者の経路選択性向データを用いて利用者に適合した経路探索を行なうナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、利用者の経路選択性向を分析、学習、記録する機能を有するナビゲーション装置としては、特開平5−224601号公報や特開平8−327385号公報に開示されたものが知られている。図8に、利用者の経路選択性向を分析、学習、記録する機能を有する従来のナビゲーション装置の構造を示す。ナビゲーション装置1は、信号処理装置2を中心にして構成され、GPS受信機3や表示装置4や操作装置5や地図情報再生装置6やメモリ7等の周辺機器が接続されている。DVD−RAMやCD−ROM等の地図情報記憶媒体8から読み出した現在地付近の地図を表示装置4へ表示し、そこに現在地を表示する。地図上で指定された出発地と目的地を結ぶ経路を、所定の評価基準に従って自動探索する。
【0003】
さらに、ナビゲーション装置1は、実際の走行経路から経路選択因子を分析し、経路選択因子に基づいて評価基準を更新する学習手段を具備している。利用者の経路選択性向を学習して評価基準を更新することにより、利用者の好みや性格に適合した自動経路探索を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のナビゲーション装置では、装置を一人だけで利用することが想定されているので、他人が利用した場合には学習結果を利用できないという問題がある。複数の利用者が同一のナビゲーション装置を使用した場合、経路選択性向の学習結果は、直前の利用者のものとなるか、以前利用した複数利用者の経路選択性向を統合したものとなり、実際の利用者の好みや性格に適合した自動経路探索は不可能であるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来の問題を解決して、一台のナビゲーション装置を複数人が利用した場合においても、各利用者の経路選択性向に基づいた経路を正確に自動探索することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、ナビゲーション装置を、外部記憶媒体に記憶された利用者を特定する個人情報を取得する個人情報取得手段と、個人情報に対応付けられた経路選択性向データが記憶された情報センタに個人情報取得手段が取得した個人情報を送信し、この個人情報に対応付けられた経路選択性向データを情報センタから受信する送受信手段と、送受信手段が受信した経路選択性向データに基づいて目的地までの経路を探索する探索手段とを具備する構成とした。このように構成したことにより、複数人がナビゲーション装置を利用した場合においても、各利用者の経路選択性向に基づいた経路を正確に自動探索でき、持ち運び可能な外部記憶媒体へ書きこむ情報量を低減し、その小型化・軽量化を可能とするとともに、同機能の別のナビゲーション装置においてもその利用者の好む経路を自動探索できる。
【0007】
また、本発明のナビゲーション装置は、目的地の指定とこの指定された目的地までの経路探索を指定する指定手段と、この指定手段によって目的地と経路探索の指定がなされた場合に、個人情報取得手段が外部記憶媒体から利用者を特定する個人情報を取得可能か否か判定する判定手段をさらに備えた。また、指定手段は、地図上で出発地点と目的地を指定する。
【0008】
また、本発明のナビゲーション装置は、送受信手段が情報センタから受信した経路選択性向データを分析し学習する学習手段をさらに備え、送受信手段は、学習手段によって分析され学習された経路選択性向データを個人情報取得手段が取得した個人情報とともに情報センタに送信する。また、本発明のナビゲーション装置は、情報センタから受信した経路選択性向データに基づいて所定の評価基準を設定する設定手段をさらに備え、探索手段は、所定の評価基準に基づいて目的地までの経路を探索する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図4を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態は、外部記憶媒体に書き込まれた個人識別子で利用者を識別し、その利用者の経路選択性向データを情報センタから受信して、それに基づいて経路探索を行なうナビゲーション装置である。
【0011】
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置が用いられるシステムの構成図である。図1において、車両9は、乗用車などの車両である。個人A情報記憶媒体10は、利用者Aの個人識別子を格納した可搬記憶媒体である。個人B情報記憶媒体11は、利用者Bの個人識別子を格納した可搬記憶媒体である。GPSアンテナ12は、GPS衛星の電波を受信するアンテナである。経路選択性向データ送受信アンテナ13は、情報センタから経路選択性向データを受信するアンテナである。情報センタ14は、経路選択性向データを蓄積し送受信する機関である。経路選択性向データ15は、利用者の経路選択性向を記載したデータである。ナビゲーション装置16は、経路選択などを行なう道案内装置である。
【0012】
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図である。図2において、信号処理装置17は、CPUを有する情報処理装置である。GPS受信機18は、GPS衛星の電波を受信して車両位置を測定する装置である。表示装置19は、地図などを表示する液晶表示装置である。操作装置20は、コマンドやデータを入力するキーボードである。個人情報再生/記録装置21は、ディスクドライブ装置である。個人情報記録媒体22は、読み書き可能な記録ディスクである。地図情報再生装置23は、地図を格納したDVD/CDROMを読むディスクドライブである。メモリ24は、ROMとRAMとフラッシュメモリからなる記憶装置である。経路選択性向データ送受信装置25は、情報センタとの間で経路選択性向データを送受信する無線機である。地図情報記憶媒体26は、地図を格納したDVD/CDROMである。個人識別子27は、運転免許証番号である。ナビゲーション装置16は、信号処理装置17を中心にして構成され、GPS受信機18、表示装置19、操作装置20、地図情報再生装置23、メモリ24などの構成要素群に加え、個人情報再生/記録装置21や、利用者の経路選択性向データ送受信装置25などの周辺機器が接続されている。
【0013】
図3は、信号処理装置が各利用者の経路選択性向データを利用して経路探索を行なう動作のフローチャートである。図4は、情報センタと送受信する個人識別子と経路選択性向データのフォーマットと、個人情報記録媒体へ記録する個人識別子のフォーマットである。
【0014】
上記のように構成された本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を説明する。図1に示すナビゲーションシステムにおいて、利用者Aは、個人A情報記憶媒体10を所有しており、利用者Bは個人B情報記憶媒体11を所有している。車両9に搭載されたナビゲーション装置16は、GPSアンテナ12を利用してGPSデータを受信し、経路選択性向データ送受信アンテナ13を利用して、情報センタ14から送信される経路選択性向データ15を受信する。ナビゲーション装置16は、従来のナビゲーション装置と同様、CD−ROM、DVD−RAM等の地図情報記憶媒体26から読み出した現在地付近の地図を表示装置19へ表示し、現在地のほかに、予定走行経路などが随時表示できる。信号処理装置17は、従来のナビゲーション装置と同様、与えられた利用者の経路選択性向データに基づいて、経路を自動探索する。利用者の経路選択性向を抽出して学習する機能も有している。
【0015】
利用者Aが指定する目的地までの経路を自動探索する方法について説明する。利用者Aは、車両9へ乗り込み、個人A情報記憶媒体10をナビゲーション装置16へ挿入する。ナビゲーション装置16の信号処理装置17は、図3のフローチャートに従い、利用者Aの経路選択性向に基づいて、目的地までの経路を自動探索し、表示装置19へ表示する。
【0016】
図3のフローチャートを参照して、信号処理装置17の動作を説明する。ステップ(301)で、利用者から目的地および自動探索指示を操作装置20より受ける。
【0017】
ステップ(302)で、個人情報記録媒体22が個人情報再生/記録装置21に挿入されているか否かのチェックを行い、挿入されている場合はステップ(303)へ進み、挿入されていない場合は、利用者の経路選択性向を反映しない自動経路探索モード処理ステップ(306)へと進む。
【0018】
ステップ(303)で、個人情報再生/記録装置21に挿入された個人情報記録媒体22から、利用者Aを特定する個人識別子を読み込む。読み込んだ個人識別子は、利用者の経路選択性向データ送受信装置25および経路選択性向データ送受信アンテナ13を利用し、情報センタ14へ送信される。
【0019】
ステップ(304)で、情報センタ14では、受信した利用者Aの個人識別子27を利用し、情報センタ14に保存管理された経路選択性向データ15から、利用者Aの経路選択性向データを抽出する。利用者Aの経路選択性向データは、図4に示す、情報センタから受信するデータ29のフォーマットに従い送信される。ナビゲーション装置16は、経路選択性向データ送受信アンテナ13および利用者の経路選択性向データ送受信装置25を用いて、情報センタ14から送信された利用者Aの経路選択性向データを受信する。
【0020】
ステップ(305)で、利用者Aの経路選択性向データであることを個人識別子27により確認した後、その経路選択性向データは経路探索用基準値に加算される。
【0021】
ステップ(306)で、その加算された基準値を用いて、その基準値が最小となるような目的地までの経路を探索する。表示装置19に、利用者Aの経路選択性向に基づいた目的地までの経路として表示される。
【0022】
同様に、利用者Bが図1の車両9に搭載されたナビゲーション装置16を利用する場合は、個人情報記録媒体22が、個人B情報記憶媒体11となり、読み込まれる個人識別子27は利用者Bのものと変わるだけで、信号処理装置17自体の処理は利用者Aのそれと全く同様に行なうことで、利用者Bの経路選択性向に基づいた目的地までの経路を自動探索することができる。このように、個人情報記録媒体22を入れ替えることにより、複数の利用者を区別し、各利用者の経路選択性向に基づいた経路を自動探索することができる。
【0023】
信号処理装置17にて学習・抽出された利用者の経路選択性向データを保存管理する方法を説明する。信号処理装置17により、学習および抽出された利用者の経路選択性向データは、経路選択性向データ送受信装置25および経路選択性向データ送受信アンテナ13を利用して、情報センタ14へ、情報センタへの送信データ29のフォーマットに従い個人識別子27とともに送信する。ここで、利用者の個人識別子27は、ナビゲーション装置16に挿入された個人情報記録媒体22に記録された個人識別子27を用いる。情報センタ14では、情報センタへ送信するデータ29を、記載された個人識別子27を持つ利用者の経路選択性向データ15として保存管理および更新する。
【0024】
複数の利用者を識別する個人識別子を作成管理する方法について説明する。情報センタとの間で送受信するデータ29の個人識別子27と、個人情報記録媒体へ記録するデータの個人識別子27は、ユニークな番号であり、利用者が操作装置20を利用して入力した利用者の運転免許書番号とする。入力された個人識別子27は、個人情報記録媒体へ記録するデータ28として、個人情報再生/記録装置21を利用し、個人情報記録媒体22へ書き込まれる。
【0025】
なお、個人情報記録媒体へ記録するデータ29の個人識別子27は、利用者の運転免許証番号として説明したが、その他情報センタが発行するユニークな番号、個人年金番号、健康保険番号、ナビゲーション装置16が発行するユニークな番号等を利用してもよい。ただし、個人識別子27をナビゲーション装置16が発行するユニークな番号とした場合は、他のナビゲーション装置16へ個人情報記録媒体22を挿入した場合、正確な利用者の経路選択性向を反映できない可能性がある。
【0026】
また、個人識別子27は、利用者が操作装置20を利用して入力するとしたが、第三者もしくは利用者本人が、個人識別子27を別記録装置にて個人情報記録媒体に記録するようにしてもよい。あるいは、音声認識を利用して個人識別情報を入力してもよい。
【0027】
上記のように、本発明の第1の実施の形態では、ナビゲーション装置を、外部記憶媒体に書き込まれた個人識別子で利用者を識別し、その利用者の経路選択性向データを情報センタから受信して、それに基づいて経路探索を行なう構成としたので、一台のナビゲーション装置を複数人が利用しても、各利用者の好みや性格に適合した経路探索ができる。
【0028】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、個人識別子と経路選択性向データが記録された外部記憶媒体から、その利用者の経路選択性向データを取得して、それに基づいて経路探索を行なうナビゲーション装置である。
【0029】
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図である。図5において、個人情報記録媒体22は、個人識別子と経路選択性向データを格納した読み書き可能な記録ディスクである。その他の基本的な構成は、第1の実施の形態と同じである。ナビゲーション装置31は、信号処理装置17を中心にして構成され、GPS受信機18、表示装置19、操作装置20、地図情報再生装置23、メモリ24などの構成要素群に加え、個人情報再生/記録装置21が接続されている。
【0030】
上記のように構成された本発明の第2の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を説明する。利用者から目的地および自動探索指示を操作装置20より受ける。個人情報記録媒体22が個人情報再生/記録装置21に挿入されているか否かのチェックを行なう。挿入されていない場合は、利用者の経路選択性向を反映しない自動経路探索モード処理を行なう。
【0031】
個人情報再生/記録装置21に挿入された個人情報記録媒体22から、利用者を特定する個人識別子と経路選択性向データを読み込む。その経路選択性向データは経路探索用基準値に加算される。その加算された基準値を用いて、その基準値が最小となるような目的地までの経路を探索する。表示装置19に、利用者の経路選択性向に基づいた目的地までの経路として表示される。
【0032】
信号処理装置17にて学習・抽出された利用者の経路選択性向データを保存管理する方法を説明する。信号処理装置17により、学習および抽出された利用者の経路選択性向データは、個人情報再生/記録装置21に挿入された個人情報記録媒体22に記録され更新される。
【0033】
上記のように、本発明の第2の実施の形態では、ナビゲーション装置を、個人識別子と経路選択性向データが記録された外部記憶媒体から、その利用者の経路選択性向データを取得して、それに基づいて経路探索を行なう構成としたので、情報センタに経路選択性向データを保存する必要がなく、同機能の他のナビゲーション装置でも利用者の好みに合った経路を自動探索できる。
【0034】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は、個人識別子のみが記録された外部記憶媒体から利用者を特定し、地図情報記憶媒体に地図情報とともに記録された経路選択性向データから個人識別子に対応するデータを取得して、それに基づいて経路探索を行なうナビゲーション装置である。
【0035】
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図である。図6において、個人情報記録媒体22は、個人識別子を格納した記録ディスクである。地図情報再生/記録装置33は、地図を格納したDVD/CDROMを読み取るとともに、経路選択性向データを読み書きするディスクドライブである。地図情報再生・記録可能媒体34は、地図情報データと経路選択性向データを記録した読み書き可能な記録ディスクである。その他の基本的な構成は、第1の実施の形態と同じである。ナビゲーション装置32は、信号処理装置17を中心にして構成され、GPS受信機18、表示装置19、操作装置20、メモリ24などの構成要素群に加え、個人情報再生/記録装置21と地図情報再生/記録装置33が接続されている。
【0036】
上記のように構成された本発明の第3の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を説明する。利用者から目的地および自動探索指示を操作装置20より受ける。個人情報記録媒体22が個人情報再生/記録装置21に挿入されているか否かのチェックを行なう。挿入されていない場合は、利用者の経路選択性向を反映しない自動経路探索モード処理を行なう。
【0037】
個人情報再生/記録装置21に挿入された個人情報記録媒体22から、利用者を特定する個人識別子を読み込む。地図情報再生/記録装置33で、地図情報再生・記録可能媒体34から経路選択性向データ15を読み込む。その経路選択性向データは、経路探索用基準値に加算される。その加算された基準値を用いて、その基準値が最小となるような目的地までの経路を探索する。表示装置19に、利用者の経路選択性向に基づいた目的地までの経路として表示される。
【0038】
信号処理装置17にて学習・抽出された利用者の経路選択性向データを保存管理する方法を説明する。信号処理装置17により、学習および抽出された利用者の経路選択性向データは、地図情報再生/記録装置33に挿入された地図情報再生・記録可能媒体34に記録され更新される。
【0039】
上記のように、本発明の第3の実施の形態では、ナビゲーション装置を、個人識別子のみが記録された外部記憶媒体から利用者を特定し、地図情報記憶媒体に地図情報とともに記録された経路選択性向データから個人識別子に対応するデータを取得して、それに基づいて経路探索を行なう構成としたので、情報センタに経路選択性向データを保存する必要がなく、同機能の他のナビゲーション装置でも利用者の好みに合った経路を自動探索できる。
【0040】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態は、利用者の身体的特徴に基づいて利用者を識別し、その利用者の経路選択性向データを情報センタから受信して、それに基づいて経路探索を行なうナビゲーション装置である。
【0041】
図7は、本発明の第4の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図である。図7において、個人識別装置36は、顔特徴パラメータにより個人を識別する装置である。カメラ37は、ナビゲーション装置利用者の顔画像を撮影するカメラである。顔特徴パラメータ38は、ファイル装置に格納された利用者の顔画像の特徴パラメータである。その他の基本的な構成は、第1の実施の形態と同じである。ナビゲーション装置16は、信号処理装置17を中心にして構成され、GPS受信機18、表示装置19、操作装置20、メモリ24などの構成要素群に加え、経路選択性向データ送受信装置25と地図情報再生装置23と個人識別装置36が接続されている。
【0042】
上記のように構成された本発明の第4の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を説明する。利用者から目的地および自動探索指示を操作装置20より受ける。カメラ37にて撮影したナビゲーション装置利用者の顔画像から、個人識別装置36により、顔特徴パラメータを抽出する。個人識別装置36のファイル装置に記憶された顔特徴パラメータ38とマッチングを行い、利用者の顔特徴パラメータと最小距離のものを選出する。その顔特徴パラメータに対応する個人識別子を求める。求めた個人識別子は、経路選択性向データ送受信装置25から情報センタ14へ送信される。情報センタ14では、情報センタ14に保存管理された経路選択性向データ15から、受信した個人識別子の経路選択性向データを抽出する。
【0043】
ナビゲーション装置16は、経路選択性向データ送受信装置25を用いて、情報センタ14から送信された経路選択性向データを受信する。その経路選択性向データは、経路探索用基準値に加算される。その加算された基準値を用いて、その基準値が最小となるような目的地までの経路を探索する。表示装置19に、利用者の経路選択性向に基づいた目的地までの経路として表示される。
【0044】
なお、個人識別装置36は、顔画像の特徴を抽出して個人を特定する装置に限らず、利用者の指紋、眼球の網膜模様等の画像、利用者の声紋等を利用する装置でもよい。
【0045】
上記のように、本発明の第4の実施の形態では、ナビゲーション装置を、利用者の身体的特徴に基づいて利用者を識別し、その利用者の経路選択性向データを情報センタから受信して、それに基づいて経路探索を行なう構成としたので、複数の利用者を顔で判別して、各利用者毎の経路選択性向を正確に反映した自動経路探索ができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、ナビゲーション装置を、外部記憶媒体に記憶された利用者を特定する個人情報を取得する個人情報取得手段と、個人情報に対応付けられた経路選択性向データが記憶された情報センタに個人情報取得手段が取得した個人情報を送信し、この個人情報に対応付けられた経路選択性向データを情報センタから受信する送受信手段と、送受信手段が受信した経路選択性向データに基づいて目的地までの経路を探索する探索手段とを具備する構成とした。このように構成したことにより、複数人がナビゲーション装置を利用した場合においても、各利用者の経路選択性向に基づいた経路を正確に自動探索でき、持ち運び可能な外部記憶媒体へ書きこむ情報量を低減し、その小型化・軽量化を可能とするとともに、同機能の別のナビゲーション装置においてもその利用者の好む経路を自動探索できる。
【0047】
また、本発明のナビゲーション装置は、目的地の指定とこの指定された目的地までの経路探索を指定する指定手段と、この指定手段によって目的地と経路探索の指定がなされた場合に、個人情報取得手段が外部記憶媒体から利用者を特定する個人情報を取得可能か否か判定する判定手段をさらに備えた。また、指定手段は、地図上で出発地点と目的地を指定する。
【0048】
また、本発明のナビゲーション装置は、送受信手段が情報センタから受信した経路選択性向データを分析し学習する学習手段をさらに備え、送受信手段は、学習手段によって分析され学習された経路選択性向データを個人情報取得手段が取得した個人情報とともに情報センタに送信する。また、本発明のナビゲーション装置は、情報センタから受信した経路選択性向データに基づいて所定の評価基準を設定する設定手段をさらに備え、探索手段は、所定の評価基準に基づいて目的地までの経路を探索する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置を用いるシステムの構成図、
【図2】 本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図、
【図3】 本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の経路探索動作のフローチャート、
【図4】 本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーション装置で用いるデータフォーマット、
【図5】 本発明の第2の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図、
【図6】 本発明の第3の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図、
【図7】 本発明の第4の実施の形態におけるナビゲーション装置の機能ブロック図、
【図8】 従来のナビゲーション装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1,16,31,32 ナビゲーション装置
2,17 信号処理装置
3,18 GPS受信機
4,19 表示装置
5,20 操作装置
6,23 地図情報再生装置
8,26 地図情報記憶媒体
9 車両
10 個人A情報記憶媒体
11 個人B情報記憶媒体
12 GPSアンテナ
13 経路選択性向データ送受信アンテナ
14 情報センタ
15 経路選択性向データ
21 個人情報再生/記録装置
22 個人情報記録媒体
24 メモリ
25 経路選択性向データ送受信機
27 個人識別子
28 個人情報記録媒体へ記録するデータ
29 情報センタへ送信/から受信するデータ
30 経路選択性向データ
33 地図情報再生/記録装置
34 地図情報再生・記録可能媒体
35 地図情報データ
36 個人識別装置
36 カメラ
38 顔特徴パラメータ
Claims (5)
- 外部記憶媒体に記憶された利用者を特定する個人情報を取得する個人情報取得手段と、
個人情報に対応付けられた経路選択性向データが記憶された情報センタに前記個人情報取得手段が取得した個人情報を送信し、この個人情報に対応付けられた経路選択性向データを前記情報センタから受信する送受信手段と、
目的地までの経路を探索する探索手段とを備え、
この探索手段は、前記個人情報取得手段で利用者を特定できたときは、前記送受信手段が受信した経路選択性向データに基づいて目的地までの経路を探索し、前記個人情報取得手段で利用者を特定できないときは、利用者の経路選択性向を反映しないで経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。 - 目的地の指定とこの指定された目的地までの経路探索を指定する指定手段と、
この指定手段によって目的地と経路探索の指定がなされた場合に、前記個人情報取得手段が前記外部記憶媒体から利用者を特定する個人情報を取得可能か否か判定する判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記指定手段は、地図上で出発地点と目的地を指定することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 前記送受信手段が前記情報センタから受信した経路選択性向データを分析し学習する学習手段をさらに備え、
前記送受信手段は、前記学習手段によって分析され学習された経路選択性向データを前記個人情報取得手段が取得した個人情報とともに前記情報センタに送信することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記情報センタから受信した経路選択性向データに基づいて所定の評価基準を設定する設定手段をさらに備え、
前記探索手段は、前記所定の評価基準に基づいて目的地までの経路を探索することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
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