JP4514922B2 - 熱転写シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱転写シートに関わり、さらに詳しくは感度が良く、高速印字適性をもち、耐擦過性及び印字品質の優れた熱転写シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、顔料、染料等の着色剤を熱溶融性のワックスや樹脂等のバインダーに分散させた着色層を、プラスチックフィルム等の基材シートに担持させた熱転写シートを用いて、サーマルヘッド等の加熱デバイスにより画像情報に応じたエネルギーを印加し、紙やプラスチックシートなどの受像シート上に着色剤をバインダーとともに転写する溶融転写方式が知られている。この溶融転写方式によって形成される印字画像は、高濃度で鮮鋭性に優れ、文字、線画等の2値画像の記録に適している。また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の着色層を有する熱転写シートを用いて、受像シート上に各着色層を重ねて印字記録することで、減色混合により多色ないしフルカラー画像の形成も可能である。
【0003】
さて、溶融転写方式により、バーコードのように線幅、線間隔、長さに厳しい規格が設けられているものを印字する場合、熱転写シートには着色層の膜切れ性が良好で、シャープな印字が可能であることが要求される。また、バーコードリーダーによる読み取りを正確なものとし、さらに印字物の取り扱いにより、印字部の擦れ汚れを防止するため、印字物には耐擦過性が要求される。これに対して、熱転写シートの着色層をアクリル系樹脂や酢酸ビニル系樹脂等の樹脂を主体にしたもので、多くの種類のものが提案されている。
被転写体に溶融転写方式の熱転写シートを用いて、バーコード等の情報を熱転写記録する場合、高速処理(高速印字)が要求される用途が多く、その際に、特に駆動用ドライバーICが設けられている平面に直交する基板の端面に発熱抵抗部を設けた、いわゆる端面型サーマルヘッドを搭載した熱転写プリンターを利用することが頻繁に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の熱転写記録における高速処理(高速印字)を実現するに当たって、使用する熱転写シートとしては、より高感度の材料を利用したものが使用され、そのような高感度樹脂で着色層を構成した熱転写シートにより作製した熱転写印字物は、印字時の加熱温度に対し、溶融ないし軟化しやすいような着色層が転写されているために、印字物としての機能、つまり耐摩耗性や耐熱性等の耐久性をもたせることが難しいという、問題がある。
【0005】
それに対して、熱転写シートの基材上に剥離層、着色層、接着層等の多層を設けることにより、印字物の耐摩耗性や耐熱性等の耐久性を改良する試みがなされている。例えば、基材上に、耐摩耗性や耐熱性等の耐久性をもたせるために、熱可塑性樹脂を主体に構成した着色層と、高速転写適性をもたせるために低軟化点の材料を用いた接着層を設けることが行われる。
ところが、実際は高軟化点の耐熱性樹脂を主体として構成した着色層は、高速印字において熱エネルギーを接着層にまで伝えにくく、そこで接着層に低軟化点の高感度の材料を使用することになり、この熱転写シートの巻取り状態で保存中に、接着層側と熱転写シートの基材背面側とが接着してしまう、いわゆるブロッキング現象が生じたり、印字の際に熱転写シートと受像紙との擦れによる地汚れが発生しやすくなったり、問題がある。
【0006】
したがって、上記の問題を解決するため、本発明は、高速印字において、印字物として耐摩耗性や耐熱性等の耐久性の機能に優れ、また巻取り保存性と印字品質の良好な熱転写シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は基材の一方の面に、少なくとも着色層、接着層を設けた熱転写シートにおいて、該接着層が少なくとも、A:αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、B:エチレン−酢酸ビニル共重合体の混合物を含有し、該Aの共重合物とBの共重合体との混合比(質量比)が、Aの共重合物/Bの共重合体で、1/3〜3/1であり、かつBの共重合体が酢酸ビニル成分の含有質量比率(VA)及びメルトインデックス(MI)が異なる条件で2種含有していることを特徴とする。接着層に上記のAを含有しているために、特に巻取り保存中のブロッキングを防止でき、また上記のBを含有しているため、特に高速印字においても印字品質に優れ、それらのAとBを混合しているため、高速印字において、印字物として耐摩耗性や耐熱性等の耐久性の機能に優れ、さらに巻取り保存性と印字品質に優れた、各種性能をバランス良く有した熱転写シートが提供できる。
【0008】
前記の接着層が、C:ポリエチレン系樹脂フィラーをさらに含有していることが好ましく、さらに高速印字における転写性が良好となる。また、前記の着色層と基材との間に、ワックスを主成分とする剥離層を設けることが好ましく、熱転写時に溶融して着色層の基材からの剥離性を良くし、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色層と共に転写され、着色層の保護層、特に転写画像に良好な滑り性を与えて、転写画像の耐擦過性をより向上させることができる。本発明の熱転写記録方法は、請求項1〜3のいずれか一つに記載する熱転写シートを用いて、端面型サーマルヘッドを有する熱転写プリンターによる印字方式で熱転写記録することによって高速印字の熱転写記録が行なえる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態について、詳述する。本発明の熱転写シートの基本形態は、基材の一方の面に、着色層、接着層をこの順に設けた構成であるが、着色層と基材との間に、剥離層を設けても良く、また基材の他方の面に耐熱層を設けることができる。
以下に、本発明の熱転写シートを構成する各層について、詳しく説明する。
【0010】
(基材)
本発明で用いる熱転写シートの基材としては、従来の熱転写シートに使用されていると同じ基材がそのまま用いることが出来ると共に、その他のものも使用することが出来、特に制限されない。好ましい基材の具体例としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラスチックフィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、また、これらを複合した基材であってもよい。特に好ましい基材はポリエチレンテレフタレートフィルムである。この基材の厚さは、その強度及び熱伝導性が適切になるように材料に応じて適宜変更することが出来るが、その厚さは、例えば、2〜10μm程度が好ましい。
【0011】
(着色層)
本発明の熱転写シートの着色層は、着色剤とバインダーと、必要に応じて可塑剤、界面活性剤、滑剤、流動性調整剤等の助剤を加え、溶媒に溶解または分散させた塗工液を、従来公知のホットメルトコート、ホットラッカーコート、グラビアダイレクトコート、グラビアリバースコート、ナイフコート、エアコート、ロールコート等の方法により、基材上に乾燥状態で厚さ0.1〜5g/m2程度、好ましくは0.3〜1.5g/m2を設けるものである。
乾燥塗膜の厚さが、0.1g/m2未満の場合、成膜性の問題で均一なインキ層が得られず、また、厚さが5g/m2を越えた場合、印字転写の際に、高エネルギーが必要となり、特殊な熱転写プリンターでしか印字できない問題がある。
【0012】
着色剤としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ホワイトなどの各着色剤が、従来公知の染料、顔料より適宜選択可能である。
着色層に用いるバインダーは、樹脂を主体として構成することが好ましく、樹脂として具体的には、セルロース系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。バインダーとして用いられる樹脂のなかでも、特に転写性、擦過性、耐熱性等の点で、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が、好ましく用いられる。その他、必要に応じて、耐熱性等を阻害しない程度に、ワックス成分を混合し使用することができる。
【0013】
ワックスとしては、例えば、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス等がある。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙げられる。このなかで、特に融点が50〜85℃であるものが好ましい。50℃以下であると、保存性に問題が生じ、又85℃以上であると印字の感度不足になる。
上記の着色層は、着色剤20〜70質量%、バインダー80〜30質量%の割合で混合したインキ組成物を使用することが好ましい。着色剤が上記の範囲より少ない場合、濃度を得るために、塗布量を多くしなくてはならず、印字感度が不足する。また、着色剤が上記の範囲より多い場合、成膜性が得られず、印字後に、擦過性の低下の原因になる。
【0014】
(接着層)
本発明の熱転写シートは、基材上の一方の面に、少なくとも着色層、接着層を設け、その接着層が少なくとも、A:αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、B:エチレン−酢酸ビニル共重合体の混合物を含有している。
上記のA:αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物は、[αオレフィンと無水マレイン酸との共重合体]と[無水マレイン酸モノエステル]との共重合物であり、市販品として、例えばペトロライト社製セラマーシリーズ等で入手することができる。そのセラマーシリーズの中でも、例えばセラマー1608は[αオレフィンと無水マレイン酸との共重合体]と[無水マレイン酸モノイソプロピルエステル]との共重合物であり、好ましく用いられる。
上記のAの共重合物は、融点が60〜80℃程度であり、主に巻取り状態の熱転写シートの保存中に、接着層と基材背面側とのブロッキングを生じにくくして、熱転写時に受像紙への定着性を確保している。また、上記Aの共重合物は、高速印字における被転写体への転写性が低下しにくい性質を有している。
【0015】
また、接着層に含有するB:エチレン−酢酸ビニル共重合体は、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体であり、融点が50〜70℃程度のもので、酢酸ビニル成分の含有質量比率(VA)が19〜33%程度で、メルトインデックス(MI)が、5〜400程度のものを使用することが好ましい。接着層に上記Bの共重合体を含有させることで、上記Aの共重合物だけでは高速印字に対応した高感度の転写性が得られない点を、補完し、改善することができる。
上記Aの共重合物とBの共重合体との混合比(質量比で)は、Aの共重合物/Bの共重合体で、1/3〜3/1程度である。
【0016】
接着層には、上記Aの共重合物とBの共重合体の混合物と、C:ポリエチレン系樹脂フィラーを含有させることが好ましい。C:ポリエチレン系樹脂フィラーが添加されることにより、巻取り保存中のブロッキング防止と、高速印字における転写性がより良好となる。
C:ポリエチレン系樹脂フィラーは、ポリエチレン樹脂粒子の他に、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル(メタクリル)酸共重合体、エチレン−アクリル(メタクリル)酸エチル共重合体等のエチレン系共重合体フィラーのうち、エチレン基の含有比率の多いものが、有機溶剤に対する溶解度が低く、接着層の塗工液において、粒子状態で存在させることができ、高速印字適性を向上させることができる。
【0017】
上記の効果が出てくる理由は定かではないが、高速印字時の受像紙へのグリップが増して(受像紙と熱転写シートとがしっかりと付いて)、接着層の初期の凝集力を低下させることが考えられる。
上記のポリエチレン系樹脂フィラーは、ポリエチレン樹脂単独の粒子よりも、エチレン系共重合体粒子を用いる方が、印字感度の点では好ましい。
ポリエチレン系樹脂フィラーは、粒子径は平均粒子径で0.3〜10μm程度のものが好ましく、接着層に含有するバインダーに対し、2〜30質量%程度で添加することが望ましい。その添加量が少ないと、上記の効果が充分発揮できず、一方で添加量が多すぎると、印字品質が低下する等、好ましくない。
【0018】
接着層は、上記のAとB、さらに適宜Cと、必要に応じて、その他の熱可塑性樹脂とワックスや添加剤を加え、適当な有機溶剤または水に溶解または分散した接着層形成用塗工液を、従来公知のグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーなどの慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものである。
接着層の乾燥状態の厚さは、0.05〜5g/m2程度を設けるものである。乾燥塗膜の厚さが、0.05g/m2未満の場合、受像シート及び着色層との接着性が劣り、印字の際に転写不良となる。また、厚さが5g/m2を越えた場合、印字時の転写感度が低下し、満足のいく印字品質が得られない。
【0019】
(剥離層)
上記基材の一方の表面に形成する剥離層は、熱転写時に溶融して着色層の基材からの剥離性を良くし、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色層と共に転写され、着色層の保護層、特に転写画像に良好な滑り性を与えて、転写画像の耐擦過性を向上させる。この剥離層は、例えば、剥離性に優れたアクリル樹脂、シリコーン樹脂、弗素樹脂、シリコーン或は弗素で変性した各種の樹脂が使用出来るが、ワックスを主成分として用いることが好ましい。
【0020】
かかるワックスとしては、印字時に溶融して剥離性を発揮する各種のワックスが好ましい。好適に使用されるワックスとしては、例えばマイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙げられる。特に好ましいワックスは比較的融点が高く且つ溶剤に溶けにくいマイクロクリスタリンワックス及びカルナバワックス等である。
上記剥離層は熱転写シートの感度を低下させることがないように薄い層、例えば、乾燥状態で0.1〜2g/m2程度の厚みであるのが好ましい。
【0021】
(耐熱層)
また、本発明においては、基材として熱に弱い材料を用いる場合等に、サーマルヘッドに接する側の表面に、つまり基材の着色層の設けてある側と反対側に、サーマルヘッドの滑り性を良くし、かつスティッキングを防止する耐熱層を設けることが好ましい。耐熱層は、耐熱性のある樹脂と熱離型剤または滑剤の働きをする物質とを基本的な構成成分とする。このような耐熱層を設けることによって、熱に弱いプラスチックフィルムを基材とした熱転写シートにおいても、スティッキングが起こることなく、熱転写印字が可能であって、プラスチックフィルムのもつ切れにくさ、加工のし易さ等のメリットが生かせる。
【0022】
この耐熱層は、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したものを、好適に使用し、形成される。耐熱層に使用されるバインダー樹脂は、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿などのセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体などのビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性またはフッ素変性ウレタン樹脂などが、挙げられる。
【0023】
これらのなかで、数個の反応性基、例えば、水酸基を有しているものを使用し、架橋剤として、ポリイソシアネートなどを併用して、架橋樹脂を使用することが好ましい。耐熱層を形成する手段は、上記のごとき、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中に溶解または分散させて、塗工液を調製し、この塗工液をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーなどの慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものである。
【0024】
【実施例】
次に(参考)実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
(参考実施例1)基材して、厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー)の一方の面に、下記組成の剥離層用塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.6g/m2になるように塗布、乾燥して剥離層を形成する。また、その剥離層の上に、下記組成の着色層用塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.6g/m2になるように塗布、乾燥して着色層を形成した。さらに、その着色層の上に、下記組成の接着層用塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.6g/m2になるように塗布、乾燥して接着層を形成し、参考実施例1の熱転写シートを作製する。尚、上記基材の他方の面に、予め下記組成の耐熱層用塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.1g/m2になるように塗布、乾燥して、耐熱層を形成しておく。
【0025】
(剥離層用塗工液)
カルナバワックスエマルジョン(コニシ(株)製、固形分40%) 100部
水 100部
イソプロピルアルコール 100部
【0026】
(着色層用塗工液)
カーボンブラック 30部
ポリメチルメタアクリレート(三菱レイヨン(株)製、BR83) 50部
キャンデリラワックス 20部
トルエン 200部
メチルエチルケトン 200部
【0027】
(接着層用塗工液)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(VA=28%、MI=15) 40部
αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノイソプロピルエ
ステル共重合物(ペトロライト社製、セラマー1608) 35部
芳香族系石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 25部
メチルエチルケトン 120部
シクロヘキサン 310部
トルエン 270部
【0028】
(耐熱層用塗工液)
スチレンアクリロニトリル共重合体 11部
線状飽和ポリエステル樹脂 0.5部
ジンクステアリルホスフェート 5部
尿素樹脂粉末 5部
メラミン樹脂粉末 3部
トルエン 40部
メチルエチルケトン 40部
【0029】
(実施例2)上記の参考実施例1で作製した熱転写シートにおいて、接着層用塗工液を下記組成に変更して、それ以外は参考実施例1の通りにして、実施例2の熱転写シートを作製した。
(接着層用塗工液)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(VA=28%、MI=15) 40部
αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノイソプロピルエステル共重合物(ペトロライト社製、セラマー1608) 20部
芳香族系石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 25部
エチレン−酢酸ビニル共重合体ディスパージョン 15部
(VA=8%、MI=25)
メチルエチルケトン 120部
シクロヘキサン 310部
トルエン 270部
【0030】
(実施例3)
上記の実施例2で作製した熱転写シートにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更して、それ以外は実施例2の通りにして、実施例3の熱転写シートを作製した。
(着色層用塗工液)
カーボンブラック 30部
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 60部
(ユニオンカーバイド社製、VYHH)
カルナバワックスディスパージョン 10部
トルエン 200部
メチルエチルケトン 200部
【0031】
(比較例1)上記の参考実施例1で作製した熱転写シートにおいて、接着層用塗工液を下記組成に変更して、それ以外は参考実施例1の通りにして、比較例1の熱転写シートを作製した。
(接着層用塗工液)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(VA=28%、MI=15) 40部
αオレフィン−無水マレイン酸共重合体 35部
(三菱化学(株)製、ダイヤカルナ30)
芳香族系石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 25部
メチルエチルケトン 120部
シクロヘキサン 310部
トルエン 270部
【0032】
(比較例2)上記の参考実施例1で作製した熱転写シートにおいて、接着層用塗工液を下記組成に変更して、それ以外は参考実施例1の通りにして、比較例2の熱転写シートを作製した。
(接着層用塗工液)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(VA=28%、MI=15) 40部
エチレン−酢酸ビニル共重合体(VA=28%、MI=300) 35部
芳香族系石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 25部
メチルエチルケトン 120部
シクロヘキサン 310部
トルエン 270部
【0033】
(比較例3)上記の参考実施例1で作製した熱転写シートにおいて、着色層用塗工液と接着層用塗工液を下記組成に変更して、それ以外は参考実施例1の通りにして、比較例3の熱転写シートを作製した。
(着色層用塗工液)
カーボンブラック 30部
エチレン−酢酸ビニル共重合体(VA=28%、MI=7.5) 50部
キャンデリラワックス 20部
トルエン 385部
メチルエチルケトン 15部
【0034】
(接着層用塗工液)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(VA=28%、MI=15) 40部
αオレフィン−無水マレイン酸共重合体 35部
(三菱化学(株)製、ダイヤカルナ30)
芳香族系石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 25部
メチルエチルケトン 120部
シクロヘキサン 310部
トルエン 270部
【0035】
上記、(参考)実施例および比較例の熱転写シートを用いて、下記の印字条件にて、印字を実施し、その印字物を下記の評価方法にて、高速印字適性、耐久性、耐熱性、耐アルコール性、地汚れの評価を行う。
(印字条件)使用プリンターはAVERY DENNISON社製TTX450(端面型サーマルヘッドを搭載)を用い、ミラーコート紙に印字速度10inch/secの条件で、バーコードパターンを印字した。
【0036】
(高速印字適性)
上記の印字条件にて得られた印字物において、バーコードの転写状態を目視にて観察し、下記の判断基準にて評価する。
◎:バーコードの転写が非常に良好である。
○:バーコードの転写がほぼ良好である。
△:バーコードの転写が部分的に不良のところがある。
×:バーコードの転写が全体的に不良である。
【0037】
(耐久性)
上記の各印字物について、下記の方法にて、印字部を擦り、印字物の表面状態を目視にて観察し、下記の判断基準にて耐久性を評価する。
試験機 :スガ試験機(株)製、磨耗試験機
荷重 :500g
移動速度:30mm/sec
往復回数:100回
当て布:カナキン3号
【0038】
基準:
◎:印字部の脱落が全く無く、地の部分の汚れ全く無い。
○:印字部の脱落がほとんど無く、地の部分の汚れが少しある。
△:印字部の脱落が少しあり、地の部分の汚れがある。
×:印字部の脱落が目立ち、地の部分の汚れが非常にある。
【0039】
(耐熱性)
上記の各印字物について、下記の方法にて、印字物の印字部と、当て布とが接するように、加熱、加圧して、印字物の表面状態を目視にて観察し、下記の判断基準にて耐熱性を評価する。
試験機 :TP−701S、ヒートシールテスター産業(株)製
圧力:3.5Kg/cm2
温度:180℃
時間:10sec
当て布:カナキン3号
【0040】
基準:
◎:印字部の脱落が全く無く、変化が無い。
○:印字部の脱落がほとんど無く、変化がほとんど無い。
△:印字部の脱落が少しあり、変化が少し認められる。
×:印字部の脱落が目立ち、変化が大きい。
【0041】
(耐アルコール性)
上記の各印字物について、下記の方法にて、印字物の印字部と、溶剤が浸された当て布とを擦り、印字物の表面状態を目視にて観察し、下記の判断基準にて耐アルコール性を評価する。
試験機 :スガ試験機(株)製、磨耗試験機
荷重 :1kg
移動速度:30mm/sec
往復回数:20回
当て布:カナキン3号
溶剤 :変性エタノール
【0042】
基準:
○:印字部が判読可能であり、汚れはあまり無い。
△:印字部の判読は可能であるが、汚れがある。
×:印字部の判読が不可能で、汚れが著しい。
【0043】
(地汚れ)
上記の印字条件にて得られた印字物において、非印字部の汚れの有無を、目視にて観察し、下記の判断基準にて地汚れを評価する。
基準:
○:非印字部の汚れがほとんど認められない。
×:非印字部の汚れが著しく、目立つ。
【0044】
(耐ブロッキング性)
次に、上記に作製した各熱転写シートに対し、以下の条件にて耐ブロッキング性を調べ、下記の判断基準にて評価する。
各試料を巻き長さ240mのロール状態にして、50℃、85%RHの環境下で2日間保存した後、巻き返しを行い、ブロッキングの発生状況を調べた。つまり、熱転写シートの接着層の設けられている側と、それと反対側の表面状態を目視にて観察し、異物の付着や層の取られ等を調べた。尚、以下の基準にて評価する。
基準:
○:ブロッキングが認められず、耐ブロッキング性が良好である。
×:ブロッキングが認められ、耐ブロッキング性が不良である。
【0045】
(評価結果)上記の(参考)実施例および比較例の評価結果を、下記の表1に示す。
【表1】
Figure 0004514922
【0046】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は基材の一方の面に、少なくとも着色層、接着層を設けた熱転写シートにおいて、該接着層が少なくとも、A:αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、B:エチレン−酢酸ビニル共重合体の混合物を含有している。接着層に上記のAを含有しているために、特に巻取り保存中のブロッキングを防止でき、また上記のBを含有しているため、特に高速印字においても印字品質に優れ、それらのAとBを混合しているため、高速印字において、印字物として耐摩耗性や耐熱性等の耐久性の機能に優れ、さらに巻取り保存性と印字品質に優れた、各種性能をバランス良く有した熱転写シートが得られる。
また、接着層が、C:ポリエチレン系樹脂フィラーをさらに含有していることが好ましく、高速印字における転写性がより良好となる。

Claims (4)

  1. 基材の一方の面に、少なくとも着色層、接着層を設けた熱転写シートにおいて、該接着層が少なくとも
    A:αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と
    B:エチレン−酢酸ビニル共重合体
    の混合物を含有し、該Aの共重合物とBの共重合体との混合比(質量比)が、Aの共重合物/Bの共重合体で、1/3〜3/1であり、かつBの共重合体が酢酸ビニル成分の含有質量比率(VA)及びメルトインデックス(MI)が異なる条件で2種含有していることを特徴とする熱転写シート。
  2. 前記の接着層が、
    C:ポリエチレン系樹脂フィラー
    を含有していることを特徴とする請求項1に記載する熱転写シート。
  3. 前記の着色層と基材との間に、ワックスを主成分とする剥離層を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載する熱転写シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載する熱転写シートを用いて、端面型サーマルヘッドを有する熱転写プリンターによる印字方式で熱転写記録することを特徴とする熱転写記録方法。
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