JP4514540B2 - スピーカ装置、デジタル音声再生装置、及びデジタル音声再生システム - Google Patents

スピーカ装置、デジタル音声再生装置、及びデジタル音声再生システム Download PDF

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Description

この発明は、スピーカ装置、デジタル音声再生装置、及びデジタル音声再生システムに関し、専用の配線を設けることなくスピーカ装置を設置するための技術に関する。
一般的に、CD等に記録されているデジタル信号を再生するオーディオシステムにおいては、再生装置とスピーカ装置とがスピーカ装置専用の配線で接続されている。そして、再生される音声を複数の部屋で聞く場合は、各部屋にスピーカ装置を設置し、スピーカ装置用の配線を各部屋のスピーカ装置まで敷設することが行われている。
複数の部屋にスピーカ装置を設置している場合において、そのうちの特定の部屋に設置されているスピーカ装置のみに音声を出力したいことがある。例えば、実際に使用されている部屋のみに音声を出力する場合や、会議中の部屋には音声を出力しない場合等である。特許文献1には、複数のスピーカ装置に音声を出力することが可能なオーディオシステムにおいて、音声を出力するスピーカ装置を選択するための切替装置が開示されている。
特開2002−369279号公報
しかし、スピーカ装置専用の配線を敷設する場合、スピーカ装置を増設するたびに配線の敷設作業が必要となる。また、スピーカ装置を所定の場所に据え置くためには、壁面へのネジの取り付けや、台座の設置等が必要となる。そのため、スピーカ装置を増設するたびに作業に要する手間およびコストが発生する。そして、各部屋の壁面や各部屋を繋ぐ廊下等に配線が敷設されることにより、部屋や廊下の外観を損なうこととなる。
特許文献1の切替装置においては、音声信号を無線でスピーカ装置に送信する手順も開示されているが、1つの部屋に設置される1セットのスピーカ装置ごとに無線の送信機を設ける必要がある。そのため、スピーカ装置の設置可能台数は、切替装置が備える送信機の数に限られてしまい、多数のスピーカ装置を設置する環境には適していない。
また、音声信号を無線で送信する場合、スピーカ装置の設置場所によっては音声信号を正常に受信できない場合がある。例えば、複数の作業室を備える工場や複数のフロアにまたがるショッピングセンター等は、鉄筋コンクリート構造で敷地面積が広いことが特徴である。このような環境において、免許が不要な出力が弱い無線を用いて全てのスピーカ装置に音声信号を送信することは困難である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、スピーカ装置を専用の配線を設けることなく設置することができる、スピーカ装置、デジタル音声再生装置、及びデジタル音声再生システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、スピーカ装置であって、スピーカ及び電源プラグが配設された筐体に、前記電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、前記電源プラグを介して入力される、複数の音声信号が多重化された電力線搬送によるデジタル信号を受信する電力線搬送受信部と、前記音声信号の一つを指定するスイッチと、前記スイッチで指定されている音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、が配設されてなることとする。
本発明によれば、例えば、デジタル信号を電力線に送出するデジタル音声再生装置が設置されている環境において、電力線が配線されているところにスピーカ装置を設置することにより、スピーカ装置専用の配線を行うことなく音声を再生することができる。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、当該デジタル音声装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、前記音声信号出力部は、前記デジタル信号に付加されている送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力することとする。
本発明によれば、電力線に複数のスピーカ装置が接続されている場合に、特定のスピーカ装置のみにおいて、音声を再生することが可能である。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記電力線搬送受信部は、音量を制御するための電力線搬送による音量制御情報を前記電源プラグを介して受信し、前記音声信号出力部は、前記音量制御情報に基づき音量を調節して前記音声信号を前記スピーカに出力することとする。
本発明によれば、例えば、電話機に着呼があった場合に音量を下げるための音量制御情報が電話機から電力線に送出されれば、電話機の着呼音や受話音等を聞き取りやすくすることができる。また、通話終了後に音量を上げるための音量制御情報が電話機から電力線に送出されれば、スピーカから出力される音声の音量を元に戻すことができる。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記デジタル信号にはステレオ音声の各チャンネルに対応した音声信号が多重化されており、前記スイッチは、前記チャンネルの一つを指定することとする。
本発明によれば、例えば、多チャンネルの音声信号が多重化されて放送されるデジタル音声放送のデジタル信号が電力線を介して送出される環境において、スイッチでチャンネルを指定することにより所望のチャンネルの音声をスピーカから出力することができる。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記デジタル信号にはステレオ音声の左の音声信号と右の音声信号とが多重化されており、前記スイッチは、前記左の音声信号または前記右の音声信号またはモノラル音声信号を指定するスイッチであり、前記音声信号出力部は、前記スイッチでモノラル音声信号が指定されている場合は、前記左の音声信号および前記右の音声信号を合成して前記スピーカに出力することとする。
本発明によれば、例えば、スピーカ装置を1つだけしか設置できない場合であっても、左右両方の音声を合わせたモノラル音声として聞くことができる。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記筐体は、前面パネルとこれに対向する背面パネルとを有し、前記スピーカは、前記前面パネルに配設され、前記電源プラグは、前記背面パネルから前記筐体の背面に突設させて配設されてなることとする。
本発明によれば、電源プラグをコンセントに差し込むことで、スピーカ装置を壁面等に容易に固定することができる。
また、本発明のうちの一つは、スピーカ装置であって、スピーカ及び電源プラグが配設された筐体に、前記電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、前記電源プラグを介して入力される、音声信号と前記音声信号を識別するための音声制御情報とで構成される電力線搬送によるデジタル信号を受信する電力線搬送受信部と、前記音声信号を指定するスイッチと、前記スイッチで指定されている音声信号を示す前記音声制御情報が設定されている前記音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、が配設されてなることとする。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、当該デジタル音声装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、前記音声信号出力部は、前記デジタル信号に付加されている送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力することとする。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記電力線搬送受信部は、音量を制御するための電力線搬送による音量制御情報を前記電源プラグを介して受信し、前記音声信号出力部は、前記音量制御情報に基づき音量を調節して前記音声信号を前記スピーカに出力することとする。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記音声制御情報はステレオ音声の各チャンネルを識別するための情報であり、前記スイッチは、前記チャンネルの一つを指定することとする。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記音声制御情報はステレオ音声の左の音声信号を示す情報または右の音声信号を示す情報であり、前記スイッチは、前記左の音声信号または前記右の音声信号またはモノラル音声信号を指定するスイッチであり、前記音声信号出力部は、前記スイッチでモノラル音声信号が指定されている場合は、前記左の音声信号および前記右の音声信号を合成して前記スピーカに出力することとする。
また、本発明のうちの一つは、前記スピーカ装置であって、前記筐体は、前面パネルとこれに対向する背面パネルとを有し、前記スピーカは、前記前面パネルに配設され、前記電源プラグは、前記背面パネルから前記筐体の背面に突設させて配設されてなることとする。
また、本発明のうちの一つは、デジタル音声再生装置であって、電力線に接続される電源プラグと、複数の音声信号が多重化されているデジタル信号を記憶するデジタル信号記憶部と、前記デジタル信号記憶部に記憶されている前記デジタル信号を復号して前記音声信号を生成する音声信号復号部と、前記音声信号復号部により生成された音声信号に、当該音声信号を識別するための音声制御情報を付加する制御情報付加部と、前記音声制御情報が付加された前記音声信号を前記電源プラグを介して前記電力線に送出する電力線搬送送信部と、を備えることとする。
また、本発明のうちの一つは、前記デジタル音声再生装置であって、前記音声信号の送信先を指定するための送信先識別子を記憶する送信先識別子記憶部を備え、前記制御情報付加部は、前記音声信号復号部により生成された前記音声信号に前記識別子記憶部に記憶されている前記送信先識別子を付加し、前記電力線搬送送信部は、前記送信先識別子が付加された前記音声信号を前記電源プラグを介して前記電力線に送出することとする。
また、本発明のうちの一つは、電力線と接続されているデジタル音声再生装置およびスピーカ装置を含んで構成されるデジタル音声再生システムであって、前記デジタル音声再生装置が、前記電力線に接続される第一の電源プラグと、複数の音声信号が多重化されているデジタル信号を記憶するデジタル信号記憶部と、前記デジタル信号記憶部に記憶されている前記デジタル信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出する電力線搬送送信部と、を備え、前記スピーカ装置が、スピーカ及び第二の電源プラグが配設された筐体に、前記第二の電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、前記第二の電源プラグを介して入力される、前記デジタル信号を受信する電力線搬送受信部と、前記音声信号の一つを指定するスイッチと、前記スイッチで指定されている音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、が配設されてなることとする。
また、本発明のうちの一つは、前記デジタル音声再生システムであって、前記デジタル音声再生装置が、前記デジタル信号の送信先を指定するための送信先識別子を記憶する送信先識別子記憶部と、前記送信先識別子記憶部に記憶されている前記送信先識別子を前記デジタル信号に付加する制御情報付加部と、を備え、前記スピーカ装置が、当該デジタル音声装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、前記電力線搬送送信部は、前記送信先識別子が付加された前記デジタル信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出し、前記音声信号出力部は、前記デジタル信号に付加されている前記送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力することとする。
また、本発明のうちの一つは、電力線と接続されているデジタル音声再生装置およびスピーカ装置を含んで構成されるデジタル音声再生システムであって、前記デジタル音声再生装置が、前記電力線に接続される第一の電源プラグと、複数の音声信号が多重化されているデジタル信号を記憶するデジタル信号記憶部と、前記デジタル信号記憶部に記憶されている前記デジタル信号を復号して前記音声信号を生成する音声信号復号部と、前記音声信号復号部により生成された音声信号に、当該音声信号を識別するための音声制御情報を付加する制御情報付加部と、前記音声制御情報が付加された前記音声信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出する電力線搬送送信部と、を備え、前記スピーカ装置が、スピーカ及び第二の電源プラグが配設された筐体に、前記第二の電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、前記第二の電源プラグを介して入力される、前記音声制御情報が付加された音声信号を受信する電力線搬送受信部と、前記音声信号を指定するスイッチと、前記スイッチで指定されている音声信号を示す前記音声制御情報が設定されている前記音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、が配設されてなることとする。
また、本発明のうちの一つは、前記デジタル音声再生システムであって、前記デジタル音声再生装置が、前記音声信号の送信先を指定するための送信先識別子を記憶する送信先識別子記憶部を備え、前記スピーカ装置が、当該デジタル音声装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、前記制御情報付加部は、前記音声信号復号部により生成された前記音声信号に前記識別子記憶部に記憶されている前記送信先識別子を付加し、前記電力線搬送送信部は、前記送信先識別子が付加された前記音声信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出し、前記音声信号出力部は、前記音声信号に付加されている前記送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力することとする。
本発明によれば、スピーカ装置を専用の配線を設けることなく設置することができる。
<<第一の実施形態>>
==全体構成==
本発明の一実施の形態である第一の実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるデジタル音声再生装置10およびスピーカ装置20とで構成されるデジタル音声再生システムの構成を示す図である。
デジタル音声再生装置10は、電源プラグ11、電源部12、デジタル信号記憶部13、送信先識別子記憶部14、制御情報付加部15、電力線搬送送信部16を備えている。
電源プラグ11は、コンセント(不図示)を介して電力線50に接続されている。電源部12は、デジタル音声再生装置10を稼働させるための電力を電源プラグ11を介して電力線50から取得する。
デジタル信号記憶部13は、例えば、CD等の記録媒体から読み出したデジタル信号を記憶している。本実施形態におけるデジタル信号には、ステレオ音声の左音声信号と右音声信号とが多重化されている。なお、デジタル信号の読み出し元は、CD等の記録媒体に限らず、有線や無線で配信されるデジタル音声放送等であってもよい。
送信先識別子記憶部14には、デジタル信号の送信先であるスピーカ装置20を識別するための送信先識別子が記憶されている。制御情報付加部15は、デジタル信号記憶部13に記憶されているデジタル信号に送信先識別子記憶部14に記憶されている送信先識別子を付加したデジタル音声フレームを生成する。
電力線搬送送信部16は、制御情報付加部15により生成されたデジタル音声フレームを電源プラグ11を介して電力線50に送出する。
スピーカ装置20は、電源プラグ21、電源部22、電力線搬送受信部23、識別子記憶部24、識別子入力部25、スイッチ26、音声信号出力部27、音量操作部28、スピーカ29を備えている。そして各部21〜27は筐体40に配設されている。
電源プラグ21は、コンセント(不図示)を介して電力線50に接続されている。電源部22は、スピーカ装置20の駆動電力を電源プラグ21を介して電力線50から取得する。電力線搬送受信部23は、デジタル音声再生装置10が送出したデジタル音声フレームを電源プラグ21を介して電力線50から取得する。
識別子記憶部24には、スピーカ装置20を識別するための識別子が記憶されている。識別子記憶部24に記憶される識別子は、識別子入力部25から入力される。なお、スピーカ装置20の製造時や出荷時等に、識別子が識別子記憶部24に設定されることとしてもよい。また、複数のスピーカ装置20をいくつかのグループに分割し、そのグループ内のスピーカ装置20には同じ識別子が設定されることとしてもよい。
スイッチ26は、出力する音声を指定するための装置である。本実施形態におけるスイッチ26では、左音声信号または右音声信号または左音声信号と右音声信号とを合成したモノラル音声信号を指定することができる。
音声信号出力部27は、スイッチ26で指定された音声信号をスピーカ29から出力するための装置である。音声信号出力部27は、制御部30、音声信号復号部31、出漁k音声選択部32、D/Aコンバータ33,34、合成部35、アンプ36、音量調節部37を備えている。
制御部30は、スピーカ装置20の制御を司るものであり、例えば、マイクロコンピュータ等により実現される。制御部30は、電力線搬送受信部23が受信したデジタル音声フレームに付加されている送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とを比較する。そして、制御部30は、送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、デジタル音声フレームに含まれるデジタル信号を音声信号復号部28に送信する。また、制御部30は、スイッチ26で指定されている情報を出力音声選択部32に送信する。
音声信号復号部28は、制御部30を介して受信するデジタル信号を復号して左音声信号および右音声信号を生成する。出力音声選択部32は、音声信号復号部28により生成された左音声信号および右音声信号をスイッチ26の指定に基づいて選択してD/Aコンバータ33,34に出力する。スイッチ26で左音声信号が指定されている場合、出力音声選択部32は、音声信号復号部28から受信する音声信号のうちの左音声信号のみを選択してD/Aコンバータ33に出力する。また、スイッチ26で右音声信号が指定されている場合、出力音声選択部32は、音声信号復号部28から受信する音声信号のうちの右音声信号のみを選択してD/Aコンバータ34に出力する。そして、スイッチ26でモノラル音声が指定されている場合、出力音声選択部32は、音声信号復号部28から受信する左音声信号をD/Aコンバータ33に出力し、右音声信号をD/Aコンバータ34に出力する。
D/Aコンバータ33,34は、デジタル信号をアナログ音声信号に変換する回路である。D/Aコンバータ33には左音声信号、D/Aコンバータ34には右音声信号が入力される。合成部35は、D/Aコンバータ33およびD/Aコンバータ34から出力されるアナログ音声信号を合成する回路である。スイッチ26でモノラル音声信号が指定された場合、出力音声選択部32からは左音声信号および右音声信号の両方が出力され、左音声信号および右音声信号のアナログ音声信号は合成部35で合成されてモノラル音声信号が出力される。スイッチ26で左音声信号または右音声信号が指定された場合は、合成部35の出力はスイッチ26で指定された音声信号のアナログ音声信号となる。
アンプ36は、アナログ音声信号を音調調節部37で指定される音量に増幅する回路である。音調調節部37は、スピーカ29から出力される音量を調節する回路である。音調調節部37の制御は、出力する音量を入力することができる音量操作部28または制御部30から行われる。アンプ36で増幅されたアナログ音声信号は、スピーカ29から音声として出力される。
==スピーカ装置の外観==
図2は、スピーカ装置20を筐体40の前面から見た図である。筐体40は、前面パネル41および前面パネル41と対向する背面パネル42を有している。筐体40の前面パネル41には、識別子入力部25、スイッチ26、音量操作部28が設けられている。また、スピーカ29は、振動板が筐体40の前面に埋め込まれるように設置されている。
識別子入力部25は、例えば、図2に示すようなディップスイッチとして実現することができる。識別子入力部25はディップスイッチに限らず、予め定められた番号や文字等を選択することができる装置等であってもよい。
スイッチ26は出力する音声を指定するための3つのボタン43,44,45を備えている。ボタン43は左音声信号を指定するボタン、ボタン44は右音声信号を指定するボタン、ボタン45はモノラル音声信号を指定するボタンである。3つのボタン43,44,45は、何れか一つのみ押下可能となっている。図2は、ボタン45が押下され、モノラル音声信号が指定されている状態を示している。なお、スイッチ26はボタンにより構成されるものに限られず、例えば、棒状のレバーを操作することにより出力する音声信号を指定することが可能な装置であってもよい。
音量操作部28は、左右に回転させることで音量の大小を調節することが可能なつまみである。
図3は、スピーカ装置20を筐体40の背面から見た図である。筐体40の背面パネル42からは、電源プラグ21が突出している。電源プラグ21を差し込むコンセントは、壁面に設けられていることが多い。そのため、電源プラグ21が筐体40から突出するように配設されていることにより、電源プラグ21をコンセントに差し込めば、スピーカ装置20を壁面に固定することが可能である。つまり、スピーカ装置20を固定するための金具等を用いることなく、容易にスピーカ装置20を設置することができる。また、スピーカ装置20とコンセントとの間に電源ケーブルが無いため、すっきりとした外観を得ることができる。
==音声再生処理==
本実施形態のデジタル音声再生システムにおける、音声再生処理について説明する。図4は、音声再生処理を示すフローチャートである。まず、デジタル音声再生装置10の制御情報付加部15は、デジタル信号記憶部13に記憶されているデジタル信号に送信先識別子記憶部14に記憶されている送信先識別子を付加したデジタル音声フレーム60(図5)を生成する(S401)。次に、電力線搬送送信部16が、当該デジタル音声フレーム60を電源プラグ11を介して電力線50に送出する(S402)。
そして、デジタル音声再生装置20の電力線搬送受信部23は、電源プラグ21を介して当該デジタル音声フレーム60を受信する(S403)。制御部30は、デジタル音声フレーム60に付加されている送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが同じであるかどうか確認する(S404)。
送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが異なる場合、制御部30は当該デジタル音声フレーム60を出力せず、処理を終了する。つまりこの場合、スピーカ装置20からは音声が出力されないこととなる。
送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが同じ場合、制御部30は当該デジタル音声フレーム60に含まれるデジタル信号を音声信号復号部28に出力する。そして、音声信号復号部28は、当該デジタル信号を復号して左音声信号および右音声信号を生成する(S405)。
出力音声選択部32は、スイッチ26で指定されている情報を制御部30を介して受信している。そして、出力音声選択部32は、音声信号復号部28で生成された音声信号を当該情報に基づいて選択する(S406)。つまり、スイッチ26で左音声信号が指定されている場合は、出力音声選択部32は音声信号復号部28で生成された左音声信号および右音声信号のうちの左音声信号を選択してD/Aコンバータ33に出力する。同様に、スイッチ26で右音声信号が指定されている場合は、出力音声選択部32は右音声信号を選択してD/Aコンバータ34に出力する。また、スイッチ26でモノラル音声信号が指定されている場合は、出力音声選択部32は左音声信号をD/Aコンバータ33に、右音声信号をD/Aコンバータ34に出力する。
D/Aコンバータ33,34は、出力音声選択部32から出力されたデジタル信号をアナログ音声信号に変換する(S407)。そして、合成部35は、D/Aコンバータ33,34から出力されたアナログ音声信号を合成する(S408)。つまり、出力音声選択部32から左右両方の音声信号が出力された場合、合成部35からは左音声信号と右音声信号とが合成されたモノラル音声信号が出力されることとなる。
アンプ36は、合成部35から出力されたアナログ音声信号を音調調節部37で指定される音量に増幅する(S409)。そして、アンプ36で増幅されたアナログ音声信号は、スピーカ29から音声として出力される(S410)。
==音量制御処理==
次に、本実施形態のデジタル音声再生システムにおける、音量制御処理について説明する。図6は、音量制御処理を示すフローチャートである。まず、スピーカ装置20の電力線搬送受信部23は、送信先識別子と音量制御情報とが設定されている音量制御フレーム61(図7)を受信する(S601)。音量制御情報には、スピーカ29から出力する音声の音量を示す情報が設定されている。音量制御フレーム61は、電力線50に接続されている機器から送信されるものである。このような機器としては、例えば、電話機やインターホン等が挙げられる。電話機の場合、例えば、電話機に着呼があった場合に、音量を下げる音量制御情報が設定された音量制御フレーム61が送信される。
制御部30は、音量制御フレーム61に付加されている送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが同じであるかどうか確認する(S602)。
送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが異なる場合、制御部30は音量制御情報を音調調節部37に出力せずに処理を終了する。送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが同じ場合、制御部30は音量制御フレーム61に設定されている音量制御情報を音調調節部37に出力する。そして、音調調節部37は、音量制御情報に基づきアンプ36で増幅される音量を調節する(S603)。
以上、第一の実施形態について説明した。本実施形態によれば、スピーカ装置20専用の配線を行うことなく、デジタル信号記憶部13に記憶されているデジタル信号を再生してスピーカ29から出力することができる。そのため、スピーカ装置20が設置されている各部屋の壁面や各部屋を繋ぐ廊下等に配線が敷設されないため、外観を損なうことがない。さらに、配線の敷設に伴う作業の手間およびコストを削減することができる。また、通信線として電力線50を用いることで、無線の電波が届きにくい鉄筋コンクリート構造の建物や敷地面積が広い建物においても、デジタル信号をスピーカ装置20に送信することが可能である。また、無線の場合と異なり、スピーカ装置20ごとに送信機を設ける必要がないため、複数のスピーカ装置20を容易に設置することが可能である。
また、電力線50に複数のスピーカ装置20が接続されている場合に、デジタル音声フレーム60の送信先識別子を設定することにより、音声が出力されるスピーカ装置20を限定することが可能である。これにより、例えば、会議中の部屋に設置されているスピーカ装置20には音声を出力しないことや、使用中の部屋に設置されているスピーカ装置20のみに音声を出力すること等の制御が可能となる。
また、例えば、電話機に着呼があった場合に音量を下げるための音量制御情報が電話機から電力線50に送出されれば、電話機の着呼音や受話音等を聞き取りやすくすることができる。また、通話終了後に音量を上げるための音量制御情報が電話機から電力線50に送出されれば、スピーカ29から出力される音声の音量を元に戻すことができる。
また、例えば、スピーカ装置20を1つだけしか設置できない場合であっても、左右両方の音声を合わせたモノラル音声を聞くことができる。
また、電源プラグ21が筐体40の背面から突出するように配設されているため、電源プラグ21をコンセントに差し込むことで、コンセントが設けられている壁面等にスピーカ装置20を容易に固定することができる。そのため、電源ケーブルも含めて一切の配線を必要とせず、壁面へのネジの取り付けや台座の設置等も不要である。つまり、すっきりとした外観を得ることができるとともに、スピーカ装置20の設置作業にかかる手間およびコストを削減することができる。なお、電源プラグ21がコンセントに差し込むことが可能なように筐体40から突出して配設されていれば、筐体40の形状は直方体に限らずどのような形状であってもよい。
<<第二の実施形態>>
次に、本発明の一実施の形態である第二の実施形態について説明する。図8は、本実施形態におけるデジタル音声再生装置10およびスピーカ装置20とで構成されるデジタル音声再生システムの構成を示す図である。
本実施形態においては、第一の実施形態においてスピーカ装置20が備えていた音声信号出力部27の音声信号復号部28をデジタル音声再生装置10が備えている。それ以外の構成および外観については、第一の実施形態と同様である。
本実施形態では、デジタル信号から左音声信号および右音声信号を生成する復号処理はデジタル音声再生装置10にて行われる。そして、スピーカ装置20は、デジタル音声再生装置10から左音声信号と右音声信号とを受信し、スイッチ26で指定される音声信号をスピーカ29から出力する。
==音声再生処理==
本実施形態のデジタル音声再生システムにおける、音声再生処理について説明する。図9は、音声再生処理を示すフローチャートである。まず、デジタル音声再生装置10の音声信号復号部28は、デジタル信号記憶部13に記憶されているデジタル信号を復号して左音声信号および右音声信号を生成する(S901)。
次に、制御情報付加部15は、音声信号復号部28で生成された音声信号に、当該音声信号が左音声信号であるか右音声信号であるかを示す音声制御情報を付加し(S902)、さらに送信先識別子記憶部14に記憶されている送信先識別子を付加する(S903)。図10は、このようにして生成されるデジタル音声フレーム70を示す図である。そして、電力線搬送送信部16が、当該デジタル音声フレーム70を電源プラグ11を介して電力線50に送出する(S904)。
デジタル音声再生装置20の電力線搬送受信部23は、電源プラグ21を介して当該デジタル音声フレーム70を受信する(S905)。制御部30は、デジタル音声フレーム70に付加されている送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが同じであるかどうか確認する(S906)。
送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが異なる場合、制御部30は当該デジタル音声フレーム70を出力せず、処理を終了する。つまりこの場合、スピーカ装置20からは音声が出力されないこととなる。
送信先識別子と識別子記憶部24に記憶されている識別子とが同じ場合、制御部30は当該デジタル音声フレーム70に含まれる音声制御情報および音声信号を出力音声選択部32に出力する。そして、出力音声選択部32は、スイッチ26で指定されている情報および制御部30から出力された音声制御情報に基づいて音声信号を選択する(S907)。つまり、スイッチ26で左音声信号が指定されている場合は、出力音声選択部32は音声制御情報に左音声信号であることを示す情報が設定されている音声信号をD/Aコンバータ33に出力する。同様に、スイッチ26で右音声信号が指定されている場合は、出力音声選択部32は音声制御情報に右音声信号であることを示す情報が設定されている音声信号をD/Aコンバータ34に出力する。また、スイッチ26でモノラル音声信号が指定されている場合は、出力音声選択部32は音声制御情報に左音声信号であることを示す情報が設定されている音声信号をD/Aコンバータ33に、音声制御情報に右音声信号であることを示す情報が設定されている音声信号をD/Aコンバータ34に出力する。
D/Aコンバータ33,34は、出力音声選択部32から出力された音声信号をアナログ音声信号に変換する(S908)。そして、合成部35は、D/Aコンバータ33,34から出力されたアナログ音声信号を合成する(S909)。つまり、出力音声選択部32から左右両方の音声信号が出力された場合、合成部35からは左音声信号と右音声信号とが合成されたモノラル音声信号が出力されることとなる。
アンプ36は、合成部35から出力されたアナログ音声信号を音調調節部37で指定される音量に増幅する(S910)。そして、アンプ36で増幅されたアナログ音声信号は、スピーカ29から音声として出力される(S911)。
以上、第二の実施形態について説明した。本実施形態によれば、デジタル信号から左音声信号および右音声信号を生成する復号処理をデジタル音声再生装置10で行う場合において、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上本発明の一実施形態である第一の実施形態および第二の実施形態について説明したが、以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、本実施形態においては、デジタル信号記憶部13に記憶されているデジタル信号にはステレオ音声の左音声信号と右音声信号とが多重化されていることとしたが、多重化されている音声信号はこれに限られず、デジタル音声放送にて配信される多チャンネルの音声信号が多重化されていることとしてもよい。この場合、スイッチ26でチャンネルを指定することにより、多重化されたデジタル音声放送のうちの所望のチャンネルの音声をスピーカ29から出力することが可能である。
本発明の一実施形態である第一の実施形態におけるデジタル音声再生システムの構成を示す図である。 第一の実施形態におけるスピーカ装置を筐体の前面から見た図である。 第一の実施形態におけるスピーカ装置を筐体の背面から見た図である。 第一の実施形態における音声再生処理を示すフローチャートである。 第一の実施形態におけるデジタル音声フレームを示す図である。 第一の実施形態における音量制御処理を示すフローチャートである。 第一の実施形態における音量制御フレームを示す図である。 本発明の一実施形態である第二の実施形態におけるデジタル音声再生システムの構成を示す図である。 第二の実施形態における音声再生処理を示すフローチャートである。 第二の実施形態におけるデジタル音声フレームを示す図である。
符号の説明
10 デジタル音声再生装置 11 電源プラグ
12 電源部 13 デジタル信号記憶部
14 送信先識別子記憶部 15 制御情報付加部
16 電力線搬送送信部 20 スピーカ装置
21 電源プラグ 22 電源部
23 電力線搬送受信部 24 識別子記憶部
25 識別子入力部 26 スイッチ
27 音声信号出力部 28 音量操作部
29 スピーカ 30 制御部
31 音声信号復号部 32 出力音声選択部
33,34 D/Aコンバータ 35 合成部
36 アンプ 37 音量調節部

Claims (12)

  1. スピーカ及び電源プラグが配設された筐体に、
    前記電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、
    前記電源プラグを介して入力される、複数の音声信号が多重化された電力線搬送によるデジタル信号を受信する電力線搬送受信部と、
    音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設されてなるスピーカ装置であって、
    前記電力線搬送受信部は、前記デジタル信号を送信可能なデジタル音声再生装置又は電力線搬送による通信が可能な電話機から送られてくる、前記スピーカの音量を制御するための音量制御情報を受信し、
    前記音声信号出力部は、前記音量制御情報に基づき前記スピーカの音量を制御し、
    前記電話機から送られてくる前記音量制御情報に、前記電話機が当該電話機への着呼に応じて送信する、前記スピーカの音量を下げるための制御情報、又は、前記電話機が当該電話機において通話が終了したのに応じて送信する、前記スピーカ装置が再生する音量を上げるための制御情報、のうちの少なくともいずれかが含まれていること
    を特徴とするスピーカ装置。
  2. 請求項1に記載のスピーカ装置であって、
    当該スピーカ装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、
    前記音声信号出力部は、前記デジタル信号に付加されている送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力すること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  3. 請求項1に記載のスピーカ装置であって、
    前記音声信号の一つを指定するスイッチと、
    前記スイッチで指定されている音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設され、
    前記デジタル信号にはステレオ音声の各チャンネルに対応した音声信号が多重化されており、
    前記スイッチは、前記チャンネルの一つを指定すること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  4. 請求項1に記載のスピーカ装置であって、
    前記音声信号の一つを指定するスイッチと、
    前記スイッチで指定されている音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設され、
    前記デジタル信号にはステレオ音声の左の音声信号と右の音声信号とが多重化されており、
    前記スイッチは、前記左の音声信号または前記右の音声信号またはモノラル音声信号を指定するスイッチであり、
    前記音声信号出力部は、前記スイッチでモノラル音声信号が指定されている場合は、前記左の音声信号および前記右の音声信号を合成して前記スピーカに出力すること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  5. 請求項1に記載のスピーカ装置であって、
    前記筐体は、前面パネルとこれに対向する背面パネルとを有し、
    前記スピーカは、前記前面パネルに配設され、
    前記電源プラグは、前記背面パネルから前記筐体の背面に突設させて配設されてなること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  6. スピーカ及び電源プラグが配設された筐体に、
    前記電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、
    前記電源プラグを介して入力される、音声信号と前記音声信号を識別するための音声制御情報とで構成される電力線搬送によるデジタル信号を受信する電力線搬送受信部と、
    音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設されてなるスピーカ装置であって、
    前記電力線搬送受信部は、前記デジタル信号を送信可能なデジタル音声再生装置又は電力線搬送による通信が可能な電話機から送られてくる、前記スピーカの音量を制御するための音量制御情報を受信し、
    前記音声信号出力部は、前記音量制御情報に基づき前記スピーカの音量を制御し、
    前記電話機から送られてくる前記音量制御情報に、前記電話機が当該電話機への着呼に応じて送信する、前記スピーカの音量を下げるための制御情報、又は、前記電話機が当該電話機において通話が終了したのに応じて送信する、前記スピーカ装置が再生する音量を上げるための制御情報、のうちの少なくともいずれかが含まれていること
    を特徴とするスピーカ装置。
  7. 請求項に記載のスピーカ装置であって、
    当該スピーカ装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、
    前記音声信号出力部は、前記デジタル信号に付加されている送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力すること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  8. 請求項に記載のスピーカ装置であって、
    前記音声信号を指定するスイッチと、
    前記スイッチで指定されている音声信号を示す前記音声制御情報が設定されている前記音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設され、
    前記音声制御情報はステレオ音声の各チャンネルを識別するための情報であり、
    前記スイッチは、前記チャンネルの一つを指定すること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  9. 請求項に記載のスピーカ装置であって、
    前記音声信号を指定するスイッチと、
    前記スイッチで指定されている音声信号を示す前記音声制御情報が設定されている前記音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設され、
    前記音声制御情報はステレオ音声の左の音声信号を示す情報または右の音声信号を示す情報であり、
    前記スイッチは、前記左の音声信号または前記右の音声信号またはモノラル音声信号を指定するスイッチであり、
    前記音声信号出力部は、前記スイッチでモノラル音声信号が指定されている場合は、前記左の音声信号および前記右の音声信号を合成して前記スピーカに出力すること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  10. 請求項に記載のスピーカ装置であって、
    前記筐体は、前面パネルとこれに対向する背面パネルとを有し、
    前記スピーカは、前記前面パネルに配設され、
    前記電源プラグは、前記背面パネルから前記筐体の背面に突設させて配設されてなること、
    を特徴とするスピーカ装置。
  11. 電力線と接続されているデジタル音声再生装置およびスピーカ装置を含んで構成されるデジタル音声再生システムであって、
    前記デジタル音声再生装置が、
    前記電力線に接続される第一の電源プラグと、
    複数の音声信号が多重化されているデジタル信号を記憶するデジタル信号記憶部と、
    前記デジタル信号記憶部に記憶されている前記デジタル信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出する電力線搬送送信部と、を備え、
    前記スピーカ装置が、
    スピーカ及び第二の電源プラグが配設された筐体に、
    前記第二の電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、
    前記第二の電源プラグを介して入力される、前記デジタル信号を受信する電力線搬送受信部と、
    前記音声信号の一つを指定するスイッチと、
    前記スイッチで指定されている音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設されてなり、
    前記電力線搬送受信部は、前記デジタル信号を送信可能なデジタル音声再生装置又は電力線搬送による通信が可能な電話機から送られてくる、前記スピーカの音量を制御するための音量制御情報を受信し、
    前記音声信号出力部は、前記音量制御情報に基づき前記スピーカの音量を制御し、
    前記電話機から送られてくる前記音量制御情報に、前記電話機が当該電話機への着呼に応じて送信する、前記スピーカの音量を下げるための制御情報、又は、前記電話機が当該電話機において通話が終了したのに応じて送信する、前記スピーカ装置が再生する音量を上げるための制御情報、のうちの少なくともいずれかが含まれており、
    前記デジタル音声再生装置が、前記デジタル信号の送信先を指定するための送信先識別子を記憶する送信先識別子記憶部と、前記送信先識別子記憶部に記憶されている前記送信先識別子を前記デジタル信号に付加する制御情報付加部と、を備え、
    前記スピーカ装置が、当該スピーカ装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、
    前記電力線搬送送信部は、前記送信先識別子が付加された前記デジタル信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出し、
    前記音声信号出力部は、前記デジタル信号に付加されている前記送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力すること、
    を特徴とするデジタル音声再生システム。
  12. 電力線と接続されているデジタル音声再生装置およびスピーカ装置を含んで構成されるデジタル音声再生システムであって、
    前記デジタル音声再生装置が、
    前記電力線に接続される第一の電源プラグと、
    複数の音声信号が多重化されているデジタル信号を記憶するデジタル信号記憶部と、
    前記デジタル信号記憶部に記憶されている前記デジタル信号を復号して前記音声信号を生成する音声信号復号部と、
    前記音声信号復号部により生成された音声信号に、当該音声信号を識別するための音声制御情報を付加する制御情報付加部と、
    前記音声制御情報が付加された前記音声信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出する電力線搬送送信部と、を備え、
    前記スピーカ装置が、
    スピーカ及び第二の電源プラグが配設された筐体に、
    前記第二の電源プラグを介して駆動電力が入力される電源部と、
    前記第二の電源プラグを介して入力される、前記音声制御情報が付加された音声信号を受信する電力線搬送受信部と、
    前記音声信号を指定するスイッチと、
    前記スイッチで指定されている音声信号を示す前記音声制御情報が設定されている前記音声信号を前記スピーカに出力する音声信号出力部と、
    が配設されてなり、
    前記電力線搬送受信部は、電力線搬送による通信が可能な電話機から送られてくる、前記スピーカの音量を制御するための音量制御情報を受信し、
    前記音声信号出力部は、前記音量制御情報に基づき前記スピーカの音量を制御し、
    前記電話機から送られてくる前記音量制御情報に、前記電話機が当該電話機への着呼に応じて送信する、前記スピーカの音量を下げるための制御情報、又は、前記電話機が当該電話機において通話が終了したのに応じて送信する、前記スピーカ装置が再生する音量を上げるための制御情報、のうちの少なくともいずれかが含まれており、
    前記デジタル音声再生装置が、前記音声信号の送信先を指定するための送信先識別子を記憶する送信先識別子記憶部を備え、
    前記スピーカ装置が、当該スピーカ装置の識別子を記憶する識別子記憶部を備え、
    前記制御情報付加部は、前記音声信号復号部により生成された前記音声信号に前記識別子記憶部に記憶されている前記送信先識別子を付加し、
    前記電力線搬送送信部は、前記送信先識別子が付加された前記音声信号を前記第一の電源プラグを介して前記電力線に送出し、
    前記音声信号出力部は、前記音声信号に付加されている前記送信先識別子と前記識別子記憶部に記憶されている識別子とが同じ場合のみ、前記音声信号を前記スピーカに出力すること、
    を特徴とするデジタル音声再生システム。
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