JP4513607B2 - スティック形点火コイル - Google Patents

スティック形点火コイル Download PDF

Info

Publication number
JP4513607B2
JP4513607B2 JP2005065458A JP2005065458A JP4513607B2 JP 4513607 B2 JP4513607 B2 JP 4513607B2 JP 2005065458 A JP2005065458 A JP 2005065458A JP 2005065458 A JP2005065458 A JP 2005065458A JP 4513607 B2 JP4513607 B2 JP 4513607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
holder
case
cylindrical
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005065458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005354033A (ja
Inventor
川井  一秀
雅彦 青山
正一 武山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005065458A priority Critical patent/JP4513607B2/ja
Priority to US11/115,348 priority patent/US7145426B2/en
Priority to DE102005021263A priority patent/DE102005021263A1/de
Publication of JP2005354033A publication Critical patent/JP2005354033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4513607B2 publication Critical patent/JP4513607B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/022Encapsulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明はスティック形点火コイル、特に内部空間に充填した絶縁樹脂部に発生するクラックの進展防止に関する。
近年、車両のエンジンの仕様(全長、取付け及びコネクタの向き等)が多様化している。これに対応するため、スティック形点火コイルのコイル及びイグナイタを収容するケースを、胴部ケースと頭部ケースとに分割する場合がある。たとえば図9に示す従来の点火コイル(特許文献1参照)は胴部ケース150内に中心コア151、1次コイル152及び2次コイル153等を収容し、頭部ケース155にイグナイタ156や端子157等を収容している。頭部ケース155の円筒形状の嵌合部155aを胴部ケース150の上端円筒部150aの外周面に嵌合している。そして、胴部ケース150の構成部品151から153間のすきま、及び頭部ケース155のイグナイタ156の回りの空間には絶縁樹脂161及び162が充填されている。
胴部ケース150と頭部ケース155との組付け時は、イグナイタ156を収容した頭部ケース155の嵌合部155aの内周面を、胴部ケース150の上端円筒部150aの外周面に嵌合(圧入)し、1次コイル152及び2次コイル153とイグナイタ156等との結線を行なう。その後、頭部ケース155に液状のエポキシ樹脂を供給し、イグナイタ156の回りの空間、及び胴部ケース150の構成部品151から153間のすきまにエポキシ樹脂を充填した後、加熱して硬化させる。
特開2003−303724号公報
上記従来例は、絶縁樹脂161に発生することがある剥離(クラック)に対する対策が十分とは言い難い。即ち、絶縁樹脂161はエンジンの作動及び停止に伴い半径方向の冷熱ストレスを受け、絶縁樹脂161及び上端円筒部150aと嵌合部155aとの間に微少隙間が発生することがある。すると、嵌合部155aの上端円筒部150aへの嵌合面の上端を起点として、嵌合部155aと絶縁樹脂161との接着界面に剥離(クラック)が進展する。
クラックは頭部ケース155内のイグナイタ156や端子157の直下まで進展すると接着界面から離れ、端子157やイグナイタ156のモールド樹脂等に達することがある。その結果、端子157が断線したり、イグナイタ156の機能が損なわれるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スティック形点火コイルにおいて、頭部ケースの嵌合部の胴部ケースの上端円筒部への嵌合面の上端を起点とし、嵌合部の内周面と絶縁樹脂部の外周面との接着界面に沿いイグナイタ等に向かうクラックの進展を防止することを目的とする。
本願の発明者は、嵌合部の上端円筒部への嵌合面の上端とイグナイタや端子との間に、クラックの進展を防止する進展防止手段を配置することを思い付いて、本発明を完成した。
(1)本願の第1発明によるスティック形点火コイルは、請求項1に記載したように、中心コアの外周側に配置した1次コイル及び2次コイルが収容された円筒形状の胴部ケースと;収容部と、胴部ケースの上端円筒部の外周に嵌合面で嵌合される円筒状の嵌合部とを含む頭部ケースと;中心コア、1次コイル及び2次コイルの上端に被せられ、相対位置を決めるホルダと;少なくとも、外周側に位置する1次コイル又は2次コイルの上端部と、胴部ケースの上端円筒部と、頭部ケースの嵌合部と、ホルダとで区画される環状空間に充填され、接着界面を介して嵌合部と密着する環状の絶縁樹脂部と;頭部ケースの嵌合部の一部及びホルダの一部で形成され嵌合面の上方に位置し、上端円筒部の上端を起点とし接着界面に沿い収容部に向かうクラックの進展を防止するクラック進展防止手段と;から成り、クラック進展防止手段は、嵌合部の内周から半径方向内向きに延びた第1係止部と、ホルダの外周から半径方向外向きに延び第1係止部に重なるとともに係止された第2係止部とを含む。
このスティック形点火コイルにおいて、頭部ケースの嵌合部の胴部ケースの上端円筒部への嵌合面の上端を起点とし、嵌合部の内周面と絶縁樹脂の外周面との接着界面に沿うクラックの進展は、嵌合面の上方に位置し嵌合部の一部とホルダの一部とから成るクラック進展防止手段により防止される。
(2)本願の第2発明によるスティック形点火コイルは、請求項3に記載したように、中心コアの外周側に配置した1次コイル及び2次コイルが収容された円筒形状の胴部ケースと;収容部と、胴部ケースの上端円筒部の外周に嵌合面で嵌合される円筒状の嵌合部とを含む頭部ケースと;中心コア、1次コイル及び2次コイルの上端に被せられ、相対位置を決めるホルダと;少なくとも、外周側に位置する1次コイル又は2次コイルの上端部と、胴部ケースの上端円筒部と、頭部ケースの嵌合部と、ホルダとで区画される環状空間に充填され、接着界面を介して嵌合部と密着する環状の絶縁樹脂部と;頭部ケースの嵌合部の一部及びホルダの一部で形成され嵌合面の上方に位置し、上端円筒部の上端を起点とし接着界面に沿い収容部に向かうクラックの進展を防止するクラック進展防止手段と;から成り、クラック進展防止手段は、嵌合部の内周から半径方向内向きに延びた第1延長部と、ホルダの外周から半径方向外向きに延び第1延長部と重なった第2延長部とを含む。
このスティック形点火コイルにおいて、頭部ケースの嵌合部の胴部ケースの上端円筒部への嵌合面の上端を起点とし、嵌合部の内周面と絶縁樹脂の外周面との接着界面に沿うクラックの進展は、嵌合面の上方に位置し嵌合部の一部とホルダの一部とから成るクラック進展防止手段により防止される。
(1)第1発明にかかるスティック形点火コイルによれば、嵌合面の上端を起点とし、接着界面に沿うクラックが発生しても、嵌合面の上端の上方に配置され剛性が高いクラック進展防止手段がそれより上方への進展を阻止する。よって、クラックが収容部の端子等に至ることが防止される。
第1発明にかかるスティック形点火コイルによれば、クラック進展防止手段が第1係止部と第2係止部とから成るので、より剛性が高くなる。請求項2のスティック形点火コイルによれば、クラック進展防止手段が第1延長部と第2延長部とから成るので、構造がシンプルである。請求項3のスティック形点火コイルによれば、上端円筒部とこれに嵌合された嵌合部とが接着剤で接着され、両者の結合が確実になる。
(2)第2発明にかかるスティック形点火コイルによれば、嵌合面の上端を起点とし、接着界面に沿うクラックが発生しても、嵌合面の上端の上方に配置され剛性が高いクラック進展防止手段がそれより上方への進展を阻止する。よって、クラックが収容部の端子等に至ることが防止される。
第2発明にかかるクラック進展防止手段が第1延長部と第2延長部とから成るので、構造がシンプルである。
本発明のスティック形点火コイルは、1次コイル及び2次コイルを収容しコイル部を構成する胴部ケースとイグナイタや端子を収容し制御部を構成する頭部ケースとが分割されていること、及び頭部ケースの嵌合部の胴部ケースの上端円筒部への嵌合面の周辺、特に上端円筒部の上方や嵌合部の内側にも絶縁樹脂部が充填されていることが前提である。
<コイル部>
コイル部では、細長い円筒形状の胴部ケースの中空孔の中心に中心コアが配置され、その外周側に1次コイル及び2次コイルが配置されている。1次コイルと2次コイルとはその何れが内周側で、その何れが外周側に位置しても良い。胴部ケースの内周面又は外周面に外周コアを装着することができる。
内周側巻線と外周側スプールとの間のすきま、外周側巻線と胴部ケースとの間のすきま、1次コイル及び2次コイルの上端とホルダと頭部ケースの嵌合部との間のすきま等から成る空間に絶縁樹脂部が充填されている。なお、絶縁樹脂部を形成するエポキシ樹脂の線膨張係数は、頭部ケース及びホルダを形成するPBT(ポリブチレンテレフタレート)の線膨張係数よりも小さいことが望ましい。
<制御部>
制御部は頭部ケース及びイグナイタ等を含む。頭部ケースは収容部と嵌合部とを有し、収容部にイグナイタが収容されることが多く、イグナイタの回りの第2空間には第2絶縁樹脂が充填されている。嵌合部の内周面が胴部ケースの上端円筒部の外周面と嵌合面で嵌合(圧入)されている。組付け時は、胴部ケースに1次コイル、2次コイル及び中心コアを組付けた後、胴部ケースの上端円筒部の外周面に頭部ケースの嵌合部を嵌合(圧入)する。なお、イグナイタが収容部内に収容されず、外部に配置されることもある。この場合、1次コイル及び2次コイルとイグナイタとを接続する端子が収容部内に配置される。
<ホルダ>
ホルダは頭部ケースと同様にPBTから成り、全体として円板形状を持ち、軸方向において中心コアなどの上端とイグナイタとの間に位置する。中心コア、2次コイル及び1次コイルの上端に被せられ胴部ケース上端開口を覆い、半径方向及び軸方向でこれらの相対位置を決めている。なお、ホルダは胴部ケースと頭部ケースとの境界に位置するのでこれらとは別の欄で記載しているが、コイル部又は制御部の一部と考えることもでき、そのように考えてもホルダの機能や本発明の特徴は変わらない。
<クラック進展防止手段>
点火コイル内に充填された絶縁樹脂部に発生する種々のクラックのうち、本発明が対象とするのは、頭部ケースの嵌合部の胴部ケースの上端円筒部への嵌合面の上端を起点とした、嵌合部の内周面と絶縁樹脂部の外周面との接着界面に沿って、イグナイタや端子に向かって進展するクラックである。クラック進展防止手段は以下の四つの態様に分類できる。
(イ)第1タイプ
第1タイプはホルダを含むことが前提であり、ホルダは胴部ケースに中心コア等を挿入後胴部ケースの上端開口に取り付けたり、又は胴部ケースに中心コア等を挿入し下側にホルダを取り付けた頭部ケースを胴部ケース取り付けることにより、所定位置に装着される。
上端円筒部への嵌合部の嵌合面の上端の上方が、頭部ケースの嵌合部の一部及びホルダの一部の両方から成るクラック進展防止手段により覆われている。具体的には、頭部ケースの内周の一部から半径方向内向きに延びた第1係止部と、ホルダの外周の一部から半径方向外向きに延びた第2係止部とが重なりかつ係止されている。
(ロ)第2タイプ
頭部ケースから延びた延長部とホルダから延びた延長部とが互いに係止されることは必須ではなく、単に重なっていても良い。頭部ケースがイグナイタを含むことは必須ではない。
第2タイプもホルダを含むことが前提であり、クラック進展手段は、クラックの進展を防止するものであり、胴部ケース及び嵌合面のの半径方向では嵌合面又は上端円筒部と重なるように位置し、軸方向では嵌合面又は上端円筒部の上端の上方に位置している。
(ハ)第3タイプ
第3タイプもホルダを含むことが前提であり、クラック進展防止手段は、頭部ケースの上端円筒部等の上方に位置し、頭部ケースの嵌合部の一部から延びた延長部、又はホルダの外周の一部から延びた延長部に形成されている。嵌合部の延長部又はホルダの延長部の何れか一方のみで構成され、胴部ケースの半径方向では嵌合面又は上端円筒部と重なるように位置し、軸方向では嵌合面又は上端円筒部の上端の上方に位置している。イグナイタは含んでも良いし、含まなくても良い。
(ニ)第4タイプ
第4タイプでは頭部ケースの収容部がイグナイタを収容していることが前提であり、クラック進展防止手段は、頭部ケースの内部でイグナイタの下側に配置されている。具体的には絶縁樹脂部に埋設したり、イグナイタの下面又はホルダの上面に貼り付けたりできる。胴部ケースの半径方向では嵌合面又は上端円筒部と重なるように位置し、軸方向では嵌合面又は上端円筒部の上端の上方に位置している。ホルダは含んでも良いし、含まなくても良い。
<接着剤の溜まり部>
なお、上記第1,第2,第3及び第4タイプにおいて、頭部ケースの嵌合部が嵌合される胴部ケースの上端円筒部の外周面に、嵌合部と胴部ケースとを接着する接着剤の溜まり部を形成することができる。溜まり部は単数又は複数の凹部又はくぼみから成っても良いし、上端円筒部の円周方向又は軸方向に延びる単数又は複数の溝から成っても良い。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施例>
(構成)
図1に示すように、スティック形点火コイル(以下「点火コイル」と略称する)は軸方向中間のコイル部10と、上端の制御部30と、下端の高圧タワー部(不図示)とから成る。このうちコイル部10は円筒形状の胴部ケース12内に収容された中心コア15、2次コイル17及び1次コイル21と、胴部ケース12の外周面に取り付けられた外周コア25とを含む。中心コア15の外周側に配置された2次コイル17は絶縁性で円筒形状の2次スプール18と、その外周面に巻かれた2次巻線19とから成る。
2次コイル17の外周側に配置された1次コイル21も同様に、1次スプール22と1次巻線23とから成る。また、胴部ケース12の外周面に形成されたくぼみに外周コア25が装着され、半径方向で中心コア15と対向している。
図1及び図2において、制御部30は頭部ケース32とその内部に収容されたイグナイタ34とを含み、頭部ケース32は収容部33、嵌合部36及びコネクタ部38を有する。箱形状の収容部33にイグナイタ34が収容され、また収容部33から側方に延びたコネクタ部38にターミナル39が取り付けられている。収容部33から下方に延びた円筒形状の嵌合部36が胴部ケース12の上端円筒部13に圧入され、外周コア25の上端部を覆っている。収容部33と嵌合部36との間の段部61の内周面に第1係止部62が形成されている(詳細は後述する)。
ホルダ41は中心コア15、2次コイル17及び1次コイル21の上端に被せられ、円板形状の本体部42、その下面から下方に延びた円筒部51、及び本体部42の外周縁に形成された第2係止部65を含む。本体部42は中心コア15の上端面に載置され、円筒部51は中心コア15と2次スプール18とのすきまに入り込み、第2係止部65は頭部ケース32の第1係止部62と係止されている。
詳述すると、図2及び図3に示すように、頭部ケース32の段部61の内周面に円周方向の所定長さにわたり断面L字形状の第1係止部(鈎部)62が形成されている。第1係止部62は半径方向内向きに延びる第1部分63と、軸方向下向きに延びる第2部分64とを有し、両者がくぼみを区画している。また、ホルダ41の外周面に円周方向の所定長さにわたり断面L字形状の第2係止部(鈎部)65が形成されている。第2係止部65は半径方向外向きに延びる第1部分66と、軸方向上向きに延びる第2部分67とを有し、両者がくぼみを区画している。
段部61の第1係止部62がホルダ41のくぼみに係止され、ホルダ41の第2係止部65が段部61のくぼみに係止されている。その結果、嵌合面76及び胴部ケース12の上端円筒部13の上方に二重構造のクラック進展防止手段60が形成されている。
2次巻線19と1次スプール22との間、1次巻線23と胴部ケース12との間、及び中心コア15と2次スプール18及びホルダ41との間には、それぞれすきまが形成されている。これらのすきまは互いに連通されて一つの密閉された環状の第1空間71を形成し、この第1空間71に流入されたエポキシ樹脂が加熱硬化され、環状の第1絶縁樹脂72となっている。
平面視が矩形状のイグナイタ34は平面視が円形状のホルダ41に対して一方向(図1では右方向)にオフセットしており、イグナイタ34の左端縁がホルダ41の中心よりも左方に位置している。ホルダ41の突出部43に樹脂流入孔56が形成され、上記第1空間61の外周左寄りの部分に連通している。空気抜き孔58は上記第1空間71の外周右寄りの部分に連通し、イグナイタ34の下方に位置している。
(組付け)
この点火コイルは以下のようにして組み立てられる。胴部ケース12内に中心コア15、2次コイル17及び1次コイル18を挿入しこれらの上端にホルダ41を被せ、収容部33内にイグナイタ34をセットする。胴部ケース12の上端円筒部13に頭部ケース32の嵌合部36を圧入し、嵌合面76で互いに密着させ、頭部ケース32の段部61から第1係止部62と、ホルダ41から延びた第2係止部65と互いに係止させる。
第1空間61を負圧にしておき、収容部33の第2空間73に液状のエポキシ樹脂を供給する。エポキシ樹脂は樹脂流入孔56から第1空間71内に吸引され、軸方向下方にかつ円周方向に左側から右側に流れ、2次巻線19と1次スプール22との間のすきま、1次巻線23と胴部ケース12との間のすきま、及び中心コア15と2次スプール18及びホルダ41との間のすきまに行き渡る。エポキシ樹脂の流入に伴い、第1空間71内の空気が空気抜き孔58から第2空間73に排出される。第1空間71内のエポキシ樹脂が硬化して第1絶縁樹脂72となる。第2空間73内のエポキシ樹脂が硬化して第2絶縁樹脂74となる。
第1空間71へのエポキシ樹脂の注入につき詳述する。ホルダ41を頭部ケース32に係止した状態で環状の第1空間71にエポキシ樹脂を注入していくと、その圧力によってホルダ41が上方に押し上げられる。ここで、頭部ケース32の第1係止部62やホルダ41の第2係止部65には、その構造上、寸法公差などが存在する。そのため、図3に示すように、ホルダ41の押上げに伴い、胴部ケース12の上端円筒部13の上面とホルダ41の第2部分67の下面との間のすきま71aや、嵌合部36の内面と第2部分67の外面との間のすきま71bができる。これらのすきま71a及び71bにエポキシ樹脂が行き渡り、硬化すると絶縁樹脂72a及び72bとなる。
なお、頭部ケース32の第1係止部62及びホルダ41の第2係止部65の寸法やその公差、または絶縁樹脂の充填状況に応じて、両方のすきま71a及び71bが存在することもあるし、一方のすきま71a又は71bのみが存在することもある。その結果、両方の絶縁樹脂72a及び72bが充填されることも、一方の絶縁樹脂72a又は72bのみが充填されることもある。そして、嵌合部36の内周面と絶縁樹脂72a又は絶縁樹脂72bとの間に接着界面77が存在する。しかし、上端円筒部13の上端13aを起点とし、接着界面77に沿って形成されるクラックの進展は、クラック進展防止手段60を構成する第1係止部62及び第2係止部65により防止される。詳細は、作用効果の欄で説明する。
(作用効果)
この点火コイルの作用は公知であり、しかも本発明と直接関係ないので、説明を割愛する。
この点火コイルによれば、以下の効果が得られる。第1に、図2及び図3において、頭部ケース32の嵌合部36の内周面と絶縁樹脂72の外周面との接着界面77からすきまやクラックが発生しにくい。内周側の絶縁樹脂72の材料(エポキシ樹脂)の線膨張係数は、外周側の頭部ケース32の材料(PBT)の線膨張係数よりも小さい。そのために、絶縁樹脂72に冷熱ストレスが印加された際に、絶縁樹脂72の半径方向内向きの変形量は小さく、嵌合部36の半径方向内向きの変形量は大きく、両者間の接着界面77が離れ難く、すきまができにくいからである。
第2に、仮にクラックが発生しても、段部61及びホルダ41から上方への進展が、クラック進展防止手段60により防止される。即ち、上端円筒部13の上端の上方が、段部61から半径方向内向きに延びた第1係止部62と、ホルダ41の外周部から半径方向外向きに延びた第2係止部65とによって二重に覆われ、この部分の剛性が大きくなっている。クラックはクラック進展防止手段60に邪魔され、そこから上方へは進展して頭部ケース32の収容部33内に充填された第2絶縁樹脂74に至る心配はない。
<変形例、その他の実施例>
以下、上記第1実施例の変形例及びその他の実施例を説明する。これらは何れも、クラック進展防止手段手段のみが実施例とは異なり、その他の構成は基本的に実施例と同じである。従って、クラック進展防止手段を中心に説明し、その他の構成は必要に応じて第1実施例の説明を引用する。
(2)第2実施例
図4に示す第2実施例では、頭部ケース32の段部81の延長部82と、ホルダ41の延長部86との関係が、上記第1実施例とは異なる。第1実施例では段部36の係止部62と、ホルダ41の係止部65とは互いに係止されていた。これに対して、第2実施例では、段部81から延びた延長部82が上方に位置し、ホルダ41から延びた延長部86が延長部82の下方に位置し、両者は互いに重なる関係にある。この変形例に特有の効果として、延長部82及び86がシンプルな形状を持つので、形成及び組付けが簡単である。
(3)第1参考例
第1参考例の点火コイルでは、図5に示すように、頭部ケース32の段部91の内周面に円周方向の所定長さにわたってL字形状部92が形成されている。このL字形状部92は半径方向内向きに延びた第1部分93と、軸方向下方に延びた第2部分94とを含む。両者が区画するくぼみ(不図示)に胴部ケース12の上端円筒部13が挿入されている。L字形状部92は嵌合面76及び接着界面77の上方に位置している。この第1参考例に特有の効果として、ホルダ41には何らの改良も不要なので、その分クラック進展防止手段の形成、構造が簡単になる。
(4)第1参考例の変形例
第1参考例の変形例では、図6に示すように、ホルダ41の外周面の一部に径方向外向きに延びる突出部96が円周方向に所定長さにわたって形成されている。突出部96は嵌合面76及び接着界面77の上方に位置している。これに対応して、段部97の内周面には突出部96を下方から支持する切欠き98が形成されている。この変形例に特有の効果として、段部97には切欠き98を形成するのみで良く、その分クラック進展防止手段の形成、構造が簡単になる。
(5)第2参考例
第2参考例の点火コイルでは、図7に示すように、頭部ケース33のイグナイタ34とホルダ41との間の絶縁樹脂73内にテープ105が埋設されている。このテープ105はエポキシ樹脂の注入時に頭部ケース32内にセットしたもので、嵌合面76及び接着界面77の上方に位置している。また、図5と同様に、ホルダ41の突出部96が段部の切欠き98により支持されている。この第2参考例に特有の効果として、テープ105及びホルダ41の突出部96を配置しているので、クラックの進展がより確実に防止される。
<変形例>
上記第1〜2実施例,第1〜第2参考例に共通の変形例を図8に示す。この変形例は胴部ケースと頭部ケースとの嵌合をより確実にするために、溜まり部に溜めた接着剤を嵌合面に供給するものである。即ち、図8(a)に示すように、頭部ケース32の嵌合部36が嵌合される胴部ケース12の上端円筒部13の外周面に、複数のくぼみ110が形成され、その中に接着剤112が充填されている。この接着剤112は嵌合部36を上端円筒部13に嵌合する際くぼみ110から出て、上端円筒部13の外周面及び嵌合部36の内周面即ち嵌合面76に広がり、それによって嵌合部36の上端円筒部13への結合が確実になる。なお、図8(b)に示すように、溜まり部として、上端円筒部13の円周方向又は軸方向に所定長さ延びる単数又は複数の溝115を形成し、その中に接着剤117を充填しても良い。
また、接着剤としては上記第1空間71及び第2空間73に充填されるエポキシ樹脂を利用しても良い。即ち、図8(a)の場合は、第1空間71などにエポキシ樹脂を充填する際、くぼみ110にもエポキシ樹脂を充填する。図8(b)の場合は、溝115に連通する通路などを別途形成しておき、第1空間71などにエポキシ樹脂を充填する際、この通路を通して溝115にエポキシ樹脂を充填すれば良い。
本発明の第1実施例を示す要部縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の要部拡大図である。 第2実施例を示す要部縦断面図である。 第1参考例を示す要部縦断面図である。 第1参考例の変形例を示す要部縦断面図である。 第2参考例の変形例を示す要部縦断面図である。 (a)(b)は第1,2実施例及び各参考例に共通の変形例を示す要部断面図である。 従来例を示す縦断面図である。
符号の説明
10:コイル部 12:胴部ケース
13:上端円筒部 17:2次コイル
21:1次コイル 30:制御部
32:頭部ケース 33:収容部
36:嵌合部 41:ホルダ
60:クラック進展防止手段 62:第1係止部
65:第2係止部 72:絶縁樹脂部
76:嵌合面 77:接着界面

Claims (3)

  1. 中心コア(15)の外周側に配置した1次コイル(21)及び2次コイル(17)が収容された円筒形状の胴部ケース(12)と、
    収容部(33)と、前記胴部ケースの上端円筒部(13)の外周に嵌合面(76)で嵌合される円筒状の嵌合部(36)とを含む頭部ケース(32)と、
    前記中心コア、前記1次コイル及び前記2次コイルの上端に被せられ、相対位置を決めるホルダ(41)と、
    少なくとも、外周側に位置する前記1次コイル又は2次コイルの上端部と、前記胴部ケースの上端円筒部と、前記頭部ケースの嵌合部と、前記ホルダとで区画される環状空間(71)に充填され、接着界面(77)を介して該嵌合部に密着する環状の絶縁樹脂部(72)と、
    前記頭部ケースの嵌合部の一部及び前記ホルダの一部で形成され前記嵌合面の上方に位置し、前記上端円筒部の上端を起点とし前記接着界面に沿い前記収容部に向かうクラックの進展を防止するクラック進展防止手段(62及び65)と、
    から成り、
    前記クラック進展防止手段は、前記嵌合部の内周から半径方向内向きに延びた第1係止部(62)と、前記ホルダの外周から半径方向外向きに延び該第1係止部に重なるとともに係止された第2係止部(65)とを含むことを特徴とするスティック形点火コイル。
  2. 前記上端円筒部の外周面に前記嵌合部を該上端円筒部に接着する接着剤の溜まり部が形成されている請求項1に記載のスティック形点火コイル。
  3. 中心コア(15)の外周側に配置した1次コイル(21)及び2次コイル(17)が収容された円筒形状の胴部ケース(12)と、
    収容部(33)と、前記胴部ケースの上端円筒部(13)の外周に嵌合面(76)で嵌合される円筒状の嵌合部(36)とを含む頭部ケース(32)と、
    前記中心コア、前記1次コイル及び前記2次コイルの上端に被せられ、相対位置を決めるホルダ(41)と、
    少なくとも、外周側に位置する前記1次コイル又は2次コイルの上端部と、前記胴部ケースの上端円筒部と、前記頭部ケースの嵌合部と、前記ホルダとで区画される環状空間(71)に充填され、接着界面(77)を介して該嵌合部に密着する環状の絶縁樹脂部(72)と、
    前記頭部ケースの嵌合部の一部及び前記ホルダの一部で形成され前記嵌合面の上方に位置し、前記上端円筒部の上端を起点とし前記接着界面に沿い前記収容部に向かうクラックの進展を防止するクラック進展防止手段(82及び86)と、
    から成り、
    前記クラック進展防止手段は、前記嵌合部の内周から半径方向内向きに延びた第1延長部(82)と、前記ホルダの外周から半径方向外向きに延び該第1延長部と重なった第2延長部(86)とを含むことを特徴とするスティック形点火コイル。
JP2005065458A 2004-05-10 2005-03-09 スティック形点火コイル Active JP4513607B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005065458A JP4513607B2 (ja) 2004-05-10 2005-03-09 スティック形点火コイル
US11/115,348 US7145426B2 (en) 2004-05-10 2005-04-27 Ignition coil for internal combustion engine
DE102005021263A DE102005021263A1 (de) 2004-05-10 2005-05-09 Zündspule für einen Verbrennungsmotor

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004140000 2004-05-10
JP2005065458A JP4513607B2 (ja) 2004-05-10 2005-03-09 スティック形点火コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005354033A JP2005354033A (ja) 2005-12-22
JP4513607B2 true JP4513607B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=35238949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005065458A Active JP4513607B2 (ja) 2004-05-10 2005-03-09 スティック形点火コイル

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7145426B2 (ja)
JP (1) JP4513607B2 (ja)
DE (1) DE102005021263A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005050270A1 (de) * 2005-10-20 2007-04-26 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Herstellen einer Zündspule und Zündspule hierzu
JP5504962B2 (ja) * 2010-02-22 2014-05-28 株式会社デンソー 点火コイル
JP6507044B2 (ja) * 2015-06-19 2019-04-24 ダイヤモンド電機株式会社 内燃機関用点火コイル
JP7225728B2 (ja) * 2018-11-21 2023-02-21 株式会社デンソー 点火コイル

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138126A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Denso Corp 点火コイル
JP2000243639A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Toyota Motor Corp 内燃機関の点火制御装置
JP2005317840A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Denso Corp スティック形点火コイル

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3115240B2 (ja) 1996-09-11 2000-12-04 株式会社日立製作所 内燃機関用点火装置
ES2221085T3 (es) * 1997-02-14 2004-12-16 Denso Corporation Bobina de encendido del tipo de barra que tiene una estructura mejorada para evitar las fisuras o las descargas electricas.
JP3449183B2 (ja) * 1997-05-22 2003-09-22 株式会社デンソー 点火コイル
EP1225606A3 (en) * 1997-05-23 2002-08-28 Hitachi, Ltd. Ignition coil for use in engine and engine having plastic cylinder head cover
JPH1167563A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP3684300B2 (ja) * 1998-06-26 2005-08-17 株式会社日立製作所 プラグホール内に装着される細形円筒形状のエンジン用点火コイル装置
JP4318273B2 (ja) * 1999-12-24 2009-08-19 株式会社デンソー 点火コイル
JP4062951B2 (ja) * 2001-05-08 2008-03-19 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイル
DE10231510B3 (de) * 2002-07-12 2004-02-05 Audi Ag Abdichtung einer Zündspule

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138126A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Denso Corp 点火コイル
JP2000243639A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Toyota Motor Corp 内燃機関の点火制御装置
JP2005317840A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Denso Corp スティック形点火コイル

Also Published As

Publication number Publication date
US20050248427A1 (en) 2005-11-10
DE102005021263A1 (de) 2005-12-22
JP2005354033A (ja) 2005-12-22
US7145426B2 (en) 2006-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5600034B2 (ja) 電磁連結装置
JP4513607B2 (ja) スティック形点火コイル
JP6832270B2 (ja) レゾルバステータ
US7129812B2 (en) Stick-shaped ignition coil having internal connecting structure
US6977572B2 (en) Stick-shaped ignition coil having internal hole for resin
CN101346781A (zh) 变压器芯及其制造方法
JP2001241468A (ja) 電磁クラッチ用ヨーク
JP2007250642A (ja) 小型軽量のプラグトップ直結型点火コイル装置
JP4969770B2 (ja) スティック型点火コイル及びその1次コイルアセンブリの組付け方法
JP4441872B2 (ja) スティック形点火コイル及びその円筒部材
US6622712B2 (en) Resin-insulated ignition coil
JP6585411B2 (ja) インダクタ
JP2001093759A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP6491887B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2005277379A (ja) スティック形点火コイル
JP4737455B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
JP2005158516A (ja) 点火コイルの取付け構造及び取付け方法
JP3975824B2 (ja) 点火コイル
JP6491886B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
KR200206559Y1 (ko) 모터용 코일 이탈방지 구조
KR101959950B1 (ko) 연료펌프모듈 플랜지의 터미널 구조 및 이를 이용한 연료펌프모듈 플랜지의 제조방법
JPH08339931A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2006060007A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP6507044B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2017034099A (ja) 内燃機関用点火コイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100503

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4513607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250