JP4509142B2 - 開き戸の施解錠機構 - Google Patents

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Description

本発明は、多数の壁面パネルを貼り付けて面一に形成した壁構造体の開口部を開閉する開き戸を施解錠するのに好適な開き戸の施解錠機構に関する。
最近のビル建築物では、多数の金属製壁面パネルを貼り付けて、出っ張りなく一面フラットに室内壁を形成するため、その壁の開口部を開閉する開き戸も、開口部の用途に応じて、例えば設備の点検口のように、一見して壁のように見せたい開き戸の設置箇所では、施解錠操作のドアハンドルのような突起物が表の外側に出っ張らない外観であることが要請されている。そこで、従来の開き戸の施解錠機構の中には、ケースハンドルを用いて扉の表の外側からドアハンドルが大きく突出しないような構造にしたり、配電盤の収納箱の扉のように扉を開ける使用時にドアハンドルを取り付け、その不使用時にはドアハンドルを取り外すようにした構造のものがある(特許文献1参照)。
特開平9−100657号公報
しかし、従来、ケースハンドルを用いた例では、扉面からケースハンドル自体の存在が目立ってしまうし、ドアハンドルが着脱式のものでは、扉を開ける際にドアハンドルを引き抜くと、それが抜け落ちてしまう等の課題があった。
そこで、本発明の目的は、開き戸の閉止状態において、壁構造体の外側に施解錠操作用ハンドルのような突出物のない面一な美観が得られる一方、開き戸を簡単に施解錠することができる開き戸の施解錠機構を提供することにある。
そこで、上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、多数の壁面パネルw1・w2・w3…を貼り付けて面一に構築した壁構造体Wと、該壁構造体Wに開けた開口部Sを開閉する開き戸Dと、隣接する前記壁面パネルw1・w2間の目地部a、前記壁面パネル又は前記開き戸に外側に向けて臨むように設ける鍵操作用の***10と、該***10を設けた前記目地部a、前記壁面パネル又は前記開き戸の内側に取り付けるロック制御装置Rを備え、該ロック制御装置Rを、前記開き戸の外側からだけでなく内側からの操作でも作動して開き戸を施解錠する施解錠機構であって、前記ロック制御装置Rは、それを取り付けるときにシリンダ29に内設したプラグ32の中心軸線に沿って貫通する鍵挿通穴14を前記鍵操作用の***10に合わせて配置するシリンダ錠20と、外側から前記開き戸Dを施解錠するときに前記鍵操作用の***10を通して前記鍵挿通穴14に回転自在に抜き差しする鍵棒25と、前記開き戸Dをロックするロック位置又はそのロックを解除するロック解除位置に回動するロックレバー30とを備え、該ロックレバー30には、回動支点において同軸に回転伝達カム35を固着する一方、前記シリンダ錠20には、ジョイント部材45を、軸方向に摺動自在にシリンダ29に内挿すると共に付勢手段でし、該ジョイント部材45は、それをピンスプリング50のような付勢手段で前記プラグ32側へ常時付勢して一端に有する軸部45aを前記プラグ32の前記鍵挿通穴14に係合し、他端に有するカム係合部45bと前記回転伝達カム35との係合が外れる退避位置に保持し、外側から前記開き戸を施錠するときに前記鍵棒25を前記鍵挿通穴14に差し込むと、前記ジョイント部材45の軸部45aが前記鍵挿通穴14に係合した状態で前記カム係合部45bが退避位置から前記回転伝達カム35と係合するジョイント位置に押し込まれ、前記ロックレバー側の回転伝達カム35と前記プラグ側のジョイント部材45を一体回転可能に連結する一方、前記鍵棒25を前記鍵挿通穴14に差し込まないときは、前記付勢手段で前記ジョイント部材45を退避位置に逃がして前記プラグ32と前記ロックレバー30間の回転伝達を遮断し、前記シリンダ錠20が施錠状態にあっても、前記ロックレバー30を前記開き戸Dの内側から正逆方向へ自由に回動可能な状態にしてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開き戸の施解錠機構において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記ロック制御装置Rの前記ロックレバー30をロック解除位置に回動して前記開き戸Dを解錠すると、前記開き戸Dを開放方向へ付勢して押し開くプッシュ手段40を備えてなることを特徴とする。
したがって、請求項1に記載の発明によれば、壁構造体の外側には、施解錠操作用にハンドル等の突起物が全く設けられない構成なので、開き戸の閉止状態において、一見すると開き戸も壁の一部のように見える面一な美観を得ることができる。一方で、外側から開き戸を施解錠するときは、鍵棒を鍵操作用の***に通してシリンダ錠の鍵挿通穴に差し込みシリンダ錠内のプラグを正逆方向に回転させれば、ジョイント部材とカム回転伝達カムの係合を介してロックレバーが回動し、簡単に開き戸を施解錠することができる。他方、外側から鍵棒を鍵挿通穴に差し込まないときは、ジョイント部材を、カム係合部と回転伝達カムとの係合が外れた退避位置に逃がし、ロックレバーとシリンダ錠のプラグ間の回転伝達を遮断することにより、内側からでも、ロックレバーを回動して簡単に開き戸を施解錠することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ロックレバーをロック解除位置に回動させて解錠すれば、開き戸がプッシュ手段により開放方向へ押し開かれ、よって、ハンドル等を使用しなくても、支障なく簡単に開き戸を開けることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の最良の実施形態について説明する。
図1(A)は、本発明による開き戸の施解錠機構を適用した壁構造体を開き戸閉状態において示す平面図、(B)はロック制御装置の内部構造を取付状態において示す縦断面図であるである。図2は、壁構造体を開き戸開状態において示す斜視図である。図3は、壁構造体を開き戸閉状態において示す斜視図である。図示例において、壁構造体Wは、たとえば多数のスチール製壁面パネルw1・w2・w3…を貼り付けて面一に構築した室内壁で、中間の壁面パネルw2に、室内設備の点検口となる開口部Sを開閉する開き戸Dを組み付けてなる。さらに、壁構造体Wは、隣接する壁面パネル間に、パネル相互を接続して支持する鉛直な角パイプ状の間柱Pを備え、これら間柱Pの外側(図中手前側)には、壁面パネル相互の継目に幅約6mm〜8mmの立て目地が形成されている。
そこで、図示例の開き戸施解錠機構では、壁構造体Wの立て目地の中で、特に壁面パネルw1と開き戸D間の目地部aに外側へ向けて臨む丸い鍵操作用の***10を設けている。一方、間柱Pの内側(図中奥側)には、***10を開けた高さ位置にロック制御装置Rを取り付ける。
開き戸Dは、片側側縁11aにL板状に屈曲したレバー係止部12を設け、閉状態において、開口部Sに収まって壁構造体Wと面一になるように、他側側縁11b側の間柱Pに蝶番13により開閉自在に取り付けられている。そのため、蝶番13は、それが開き戸Dと壁面パネルw3間の目地部bから外側へ出っ張らないように、開き戸Dの他側側縁11bと間柱P間の隙間に収まるように取り付けて内設している。
さて、ロック制御装置Rは、図4および図5に示すように、取付プレート15および取付フレーム16と、これらに組み付けるロック構成部品とを有し、ロック構成部品には、シリンダ錠20と、シリンダ錠20の鍵挿通穴14に抜き差して回動操作する専用の鍵棒25と、開き戸Dの開閉をロックするロックレバー30と、ロックレバー30とシリンダ錠20間で回転を伝達する回転伝達カム35を備える。
取付プレート15は、矩形な金属板からなり、略中央のシリンダ取付位置に真円のカム挿通穴17を設け、カム挿通穴17の周辺に、複数の止めねじ用の穴と共に位置決め用の穴18を1つ設けてなる。なお、カム挿通穴17は、シリンダ錠20に有したシリンダ29の中心貫通穴29aと比べ、穴径が僅かに小さくなっている。
取付フレーム16は、金属製で、全体を間柱Pの角形状に合わせて直角に屈曲し、一側に取付枠部19を形成する一方、他側に丸パイプ状のガイド筒21を突出した形状になっている。取付枠部19は、平板部19aの内面側において、ロックレバー30の回動支点に短いピン状の枢軸22を突設すると共に、枢軸22の一側に、矩形な嵌合凹部23および第1ストッパ壁19bを並設し、他側にレバーガイド部24を形成してなる。嵌合凹部23には、それを囲う矩形な立壁部19cの角縁上に、取付プレート15側の位置決め用穴18と対応する短いピン状の位置決め突起26を枢軸22と平行に突設している。レバーガイド部24は、第2ストッパ壁24aとガイド棒24bとでL状に屈曲させて形成し、第2ストッパ壁24aを第1ストッパ壁19bと直交する向きに立設する一方、ガイド棒24bを、平板部19aとの間にロックレバー30の厚さに合わせて間隙dを開けて、嵌合凹部23および第1ストッパ壁19bと平行な向きに凸状に伸設してなる。
更に、取付フレーム16において、ガイド筒21は、先端開口を細めて穴縁に環状の抜止め部21aを形成してなる。そこで、ロック制御装置Rは、このガイド筒21と、プッシュ杆27と、圧縮コイルばね28からなるプッシュ手段40を付設した構成になっている。プッシュ杆27は、樹脂製で、基端が開口した中空の細長い丸管状につくられ、基端を一段太径に形成し、その基端外周に抜止め鍔部27aを形成してなる。そして、プッシュ手段40は、図6をも参照すると判るように、圧縮コイルばね28の一端をばね装着ピン46に巻装する一方、他端側にプッシュ杆27を被せてから、それらプッシュ杆27と圧縮コイルばね28を順に、基端開口21bからガイド筒21内に挿入して基端開口21bをばね受け47で封止し、圧縮コイルばね28でプッシュ杆27を常時付勢してガイド筒21の先端開口から押し出した状態で保持して組み立ててなる。
シリンダ錠20は、図1を参照すると判るように、鍵棒25を用いて、シリンダ29内の複数本のピンタンブラー31を動かしてプラグ32を回し、プラグ32と同軸に回転自在に内挿したジョイント部材45を回動する錠前構造になっている。そのため、プラグ32は、図4および図5に示すように、中心軸線に沿って貫通する鍵挿通穴14を、丸穴ではなく、回転伝達用に内周面の一部が平面の異形な穴形状で形成している。
ジョイント部材45は、金属材で一体成形し、一端側に有する軸部45aと、他端側に有する円形キャップ状のカム係合部45bとからなる。軸部45aは、丸棒状ではなく、プラグ32の鍵挿通穴14に合わせて軸周面の一部に平面を有した異形な回転伝達形状をなしている。他方のカム係合部45bは、外周面を、円筒状をなすシリンダ29の中心貫通穴29aの内周面に合わせて真円で形成するが、内周側にはカム係合穴41を凹設してなる。カム係合穴41は、丸穴ではなく、回転伝達用に内周面の一部が対称に向き合う凸状をなす異形な穴形状で形成している。そこで、ジョイント部材45は、シリンダ29に内設したプラグ32の鍵挿通穴14に、一端の軸部45aを軸方向に摺動自在に係合させてプラグ32と一体回転可能に連結した状態で、シリンダ29の中心貫通穴29aに内挿する。
専用の鍵棒25は、軸部25aが上記目地部a内で軸回転可能なほどに細い丸軸状で、軸部25aの先端25b側を、プラグ32の鍵挿通穴14に合わせて軸周面の一部に平面を有した異形な回転伝達形状に形成すると共に、シリンダ錠20の内部の鍵違い構造に対応する合鍵形状に成形してなる。
ロックレバー30は、細長い金属板を前記間柱Pの角形状に合わせて直角に屈曲し、基端部30aの外側に回転支点の軸係合穴33を穿設すると共に、内側に回転伝達カム35を固着する一方、掛け止め側の先端部には、L板状に曲げ起したフック部30bを設けてなる。また、ロックレバー30の基端部30aの外側には、軸係合穴33と隣接した位置に円柱状の摘み部36を固着して突設してなる。
回転伝達カム35は、ロックレバー30の基端部30aの外形状に合わせて矩形板状をなす固定部37と、固定部37の片側板面上に突設したカム部38と、固定部37とカム部38間を貫通するばね収納穴39とで形成してなる。カム部38は、取付プレート15のカム挿通穴17に合わせて、それに挿通可能な直径サイズの円柱部分38aと、ばね収納穴39を間に挟んで対称に円柱部分38aからピン状に突出する一対の係合突起38bとからなる。ロックレバー30には、軸係合穴33と回転伝達カム35のばね収納穴39を合わせて、基端部30a上に固定部37をカシメ等で固着して回転伝達カム35を組み付けてなる。
そこで、図示ロック制御装置Rは、取付プレート15に対し、シリンダ29の中心貫通穴29aをそれより若干小径なカム挿通穴17に合わせてシリンダ錠20をねじ止めする。従って、ジョイント部材45は、一端の軸部45aを鍵挿通穴14に摺動自在に係合してプラグ32と一体回転可能に連結した状態で、他端のカム係合部45bをカム挿通穴17の穴縁で抜け止めして中心貫通穴29aに内挿される。
一方、取付フレーム16には、嵌合凹部23内に、圧縮コイルばねからなるクリックばね42を入れてから、図7に示すように、嵌合凹部23にコ形のばね押え43を嵌め込んでクリックばね42を押え込んだ状態で、ロックレバー30を、枢軸22に基端部30aの軸係合穴33を係合させて連結し、枢軸22を支点として、2つのスットパ壁19b・24b間で90度回動できるように組み付ける。従って、ロックレバー30は、それが回動すると、基端部30aと回転伝達カム35の固定部37とで、途中でクリックばね42を押し込んで圧縮しながら、ばね押え43を乗り越えて回動し、片側の第2スットパ壁24bに押し当ってロック位置に保持され、又は他側の第1スットパ19bに押し当ってロック解除位置に保持されるようになっている。そして、ロックレバー30は、それを回動するたびに、クリックばね42のばね抵抗を受け、それに基づいて操作者がクリック感を感じるようになっている。それから、ロック制御装置Rには、このロックレバー30において、回転伝達カム35のばね収納穴39に、付勢手段である細長い圧縮コイルばね製のピンスプリング50を挿入する。ピンスプリング50は、ばね収納穴39の深さより長く、そこから上向きに突設される。
次いで、ロック制御装置Rは、取付フレーム16の位置決め突起26を取付プレート15の位置決め穴18に係合させて互いの取付位置を決めてから、ピンスプリング50が突出した回転伝達カム35を、カム挿通穴17からシリンダ29の中心貫通穴29aに嵌合し、シリンダ錠20を組み付けた取付プレート15を、ロックレバー30を組み付けた取付フレーム16にねじ止めし、図8に示すように組み立てる。すると、ロック制御装置Rは、図9に示すように、ピンスプリング50の先端がカム係合穴41に係合し、ジョイント部材45をピンスプリング50でプラグ32側へ常時付勢し、他端のカム係合部45bと回転伝達カム36との係合が外れた退避位置に逃がして保持する。従って、ロック制御装置Rでは、図1を参照すると判るように、鍵棒25をプラグ32の鍵挿通穴14に差し込むと、ジョイント部材45は、一端の軸部45aを鍵挿通穴14に係合した状態で他端のカム係合部45bが退避位置から回転伝達カム35と係合するジョイント位置へ押し込まれ、そのジョイント位置でカム係合穴41に回転伝達カム35の係合突起38bが係合し、回転伝達カム35と一体回転可能に連結される構造になっている。
そこで、上述した構成のロック制御装置Rは、鍵操作用***10の高さ位置において間柱Pの内側に取り付ける。そして、ロック制御装置Rは、プッシュ手段40を、間柱Pの横で開口部Sから外側へ臨ませて配置し、シリンダ錠20を間柱Pに開けた取付穴(図示省略)に挿入し、鍵挿通穴14を鍵操作用***10に一致させた状態で、間柱Pに取付プレート15をねじ止めして組み付ける。
さて、以上のような構成の本発明の開き戸施解錠機構において、点検口の外側から、開き戸Dを閉じて施錠する場合は、図1および図3に示すように、開き戸Dを、プッシュ手段40の圧縮コイルばね28に抗して手で押えて、閉止状態とし、一方で、目地部aの隙間から、鍵棒25を、鍵挿通穴14に差し込んでシリンダ錠20内で正方向へプラグ32と一体に90度回転する。このとき、ロック制御装置Rでは、鍵棒25を鍵挿通穴14に差し込むと、ジョイント部材45の一端軸部45aがプラグ32の鍵挿通穴14に係合した状態で、他端のカム係合部45bが退避位置から回転伝達カム35と係合するジョイント位置へ押し込まれ、カム係合穴41に回転伝達カム35の係合突起38bが係合し、ジョイント部材45が回転伝達カム35と一体回転可能に連結される。すると、プラグ32の正回転がジョイント部材45と回転伝達カム35の係合を介してロックレバー30に伝達され、ロックレバー30をフック部30bが図中横向きのロック位置へ回動し、ロックレバー30を開き戸Dのレバー係止部12に掛け止める。しかる後、鍵棒25をシリンダ錠20の鍵挿通穴14から抜き取って施錠し、これによって開き戸Dをロックする。
一方、点検口の外側から、開き戸Dを解錠する場合は、同様に目地部aの隙間から、鍵棒25を鍵挿通穴14に差し込み、今度は反対に、シリンダ錠20内で逆方向へプラグ32と一体に90度回転する。すると、プラグ32の逆回転がジョイント部材45と回転伝達カム35の係合を介してロックレバー30に伝達され、図10に示すように、ロックレバー25をフック部30bが図中上向きのロック解除位置へ回動し、フック部30bを開き戸Dのレバー係止部12から外す。すると同時に、開き戸Dは、プッシュ手段40の圧縮コイルばね28の外向きのばね付勢力に基づいて、プッシュ杆27に押されて自動的に開放する。それから、レバー係止部12に手を掛けて、図2に示すように開き戸Dを更に開くように操作すればよい。
さて反対に、点検口の内側から、開き戸Dを閉じて施錠する場合は、開き戸Dを、プッシュ手段40の圧縮コイルばね28に抗して、手前に引き寄せて閉止状態とし、一方で、摘み部36を摘んで、ロックレバー30を、枢軸22を支点として回転伝達カム35と一体に正方向へ90度回してロック位置へ回動し、ロックレバー30をレバー係止部12に掛け止めて開き戸Dをロックする。他方、点検口の内側から開き戸Dを解錠する場合は、同様に摘み部36を摘んで、ロックレバー30を、枢軸22を支点として回転伝達カム35と一体に逆方向へ90度回してロック解除位置へ回動し、ロックレバー25の掛け止めをレバー係止部12から外す。すると、プッシュ手段40の圧縮コイルばね28のばね付勢力が働いて、開き戸Dは、プッシュ杆27に押されて自動的に開放する。このように点検口の内側から開き戸Dを施解錠するときは、プラグ32の鍵挿通穴14に鍵棒25が差し込まれないので、ロック制御装置Rでは、図9に示すように、ジョイント部材45を、回転伝達カム35側のピンスプリング50でプラグ32側へ付勢し、カム係合部45bと回転伝達カム36の係合が外れた退避位置へ逃がし、ロックレバー30は、プラグ32との間で回転伝達を遮断されているため、正逆方向へ自由に回動可能な状態にあり、簡単に回動操作できる。
ところで、以上の図示実施の形態では、外側へ臨む鍵操作用の***10を、壁面パネルw1と、開き戸Dを組み付けた壁面パネルw2間の目地部aに設け、その内側にロック制御装置Rを設置する構成であった。しかし、本発明では、開き戸自体に外側へ臨む鍵操作用の***を設け、その***を設けた開き戸の内側にロック制御装置を設置する構成にすることもできる。また、壁面パネル自体に外側へ臨む鍵操作用の***を設け、その***を設けた壁面パネルの内側にロック制御装置を設置する構成にすることもできる。
(A)は、本発明による開き戸の施解錠機構を適用した壁構造体を開き戸閉状態において示す平面図、(B)はロック制御装置の内部構造を取付状態において示す縦断面図であるである。 壁構造体を開き戸の開状態において示す斜視図である。 壁構造体を開き戸の閉状態において示す斜視図である ロック制御装置の分解斜視図である。 ロック制御装置を図4とは逆向きに示す分解斜視図である。 ロック制御装置の側面図である。 シリンダ錠側を外してロック制御装置の内部構造を示す斜視図である。 (A)は、ロック制御装置をロックレバーがロック位置にある状態で示す組立斜視図、(B)は、ロック制御装置をロックレバーがロック解除位置にある状態で(A)とは逆向きに示す組立斜視図である。 プラグの鍵挿通穴に鍵棒を差し込まない状態で、ロック制御装置の内部構造を示す縦断面図である。 開き戸の施解錠機構を開き戸開状態において示す平面図である。
符号の説明
D 開き戸
P 間柱
R ロック制御装置
S 開口部
W 壁構造体
w1・w2・w3 壁面パネル
a・b 目地部
10 鍵操作用の***
14 鍵挿通穴
20 シリンダ錠
25 鍵棒
29 シリンダ
30 ロックレバー
32 プラグ
35 回転伝達カム
40 プッシュ手段
45 ジョイント部材
45a 軸部
45b カム係合部
50 ピンスプリング(付勢手段)

Claims (2)

  1. 多数の壁面パネルを貼り付けて面一に構築した壁構造体と、該壁構造体に開けた開口部を開閉する開き戸と、隣接する前記壁面パネル間の目地部、前記壁面パネル又は前記開き戸に外側に向けて臨むように設ける鍵操作用の***と、該***を設けた前記目地部、前記壁面パネル又は前記開き戸の内側に取り付けるロック制御装置を備え、該ロック制御装置を、前記開き戸の外側からだけでなく内側からの操作でも作動して開き戸を施解錠する施解錠機構であって、
    前記ロック制御装置は、
    それを取り付けるときにシリンダに内設したプラグの中心軸線に沿って貫通する鍵挿通穴を前記鍵操作用の***に合わせて配置するシリンダ錠と、外側から前記開き戸を施解錠するときに前記***を通して前記鍵挿通穴に回転自在に抜き差しする鍵棒と、前記開き戸をロックするロック位置又はそのロックを解除するロック解除位置に回動するロックレバーとを備え、該ロックレバーには、回動支点において同軸に回転伝達カムを固着する一方、前記シリンダ錠には、ジョイント部材を、軸方向に摺動自在に前記シリンダに内挿すると共に付勢手段で前記プラグ側へ常時付勢して一端に有する軸部が前記鍵挿通穴に係合し、他端に有するカム係合部と前記回転伝達カムとの係合が外れる退避位置に保持し、
    外側から前記開き戸を施錠するときに前記鍵棒を前記鍵挿通穴に差し込むと、前記ジョイント部材の軸部が前記鍵挿通穴に係合した状態で前記カム係合部が退避位置から前記回転伝達カムと係合するジョイント位置に押し込まれ、前記ロックレバー側の回転伝達カムと前記プラグ側のジョイント部材を一体回転可能に連結する一方
    前記鍵棒を前記鍵挿通穴に差し込まないときは、前記付勢手段で前記ジョイント部材を退避位置に逃がして前記プラグと前記ロックレバー間の回転伝達を遮断し、前記シリンダ錠が施錠状態にあっても、前記ロックレバーを前記開き戸の内側から正逆方向へ自由に回動可能な状態にしてなることを特徴とする、開き戸の施解錠機構。
  2. 前記ロック制御装置の前記ロックレバーをロック解除位置に回動して前記開き戸を解錠すると、前記開き戸を開放方向へ付勢して押し開くプッシュ手段を備えてなることを特徴とする、請求項1に記載の開き戸の施解錠機構。
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