JP4508446B2 - 冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置、特にCFCやHCFC等の旧冷媒をHFC等の新冷媒に置換する際に行なわれる洗浄運転時に、冷媒が室内機をバイパスするように冷媒回路を切換える装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に用いられているセパレート形の空気調和装置の冷媒回路を図10に示す。この図において、Aは熱源機であり、圧縮機1,四方弁2,熱源機側熱交換器3,第1の操作弁4,第2の操作弁5,アキュムレータ6を内蔵している。Bは室内機であり、流量調整器7(あるいは流量制御弁7)、及び利用側熱交換器8を備えている。熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1の接続配管C、第2の接続配管Dにより接続されて、冷凍サイクルを形成する。
第1の接続配管Cの一端は熱源機側熱交換器3と第1の操作弁4を介して接続され、第1の接続配管Cの他の一端は流量調整器7と接続されている。
第2の接続配管Dの一端は四方弁2と第2の操作弁5を介して接続され、第2の接続配管Dの他の一端は利用側熱交換器8と接続されている。
また、アキュムレータ6のU字管状の流出配管の下部には返油穴6aが設けられている。
【0003】
この空気調和装置の冷媒回路と冷媒の流れを図10によって説明する。図中、実線矢印が冷房運転の流れを、破線矢印が暖房運転の流れを示す。
まず、冷房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水など熱源媒体と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は第1の操作弁4,第1の接続配管Cを経て流量調整器7へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、利用側熱交換器8で空気などの利用側媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は第2の接続配管D、第2の操作弁5,四方弁2,アキュムレータ6を経て圧縮機1へ戻る。
【0004】
次に、暖房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は四方弁2、第2の操作弁5,第2の接続配管Dを経て、利用側熱交換器8へと流入し、ここで空気など利用側媒体と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は流量調整器7へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、第1の接続配管C、第1の操作弁4を経て、熱源機側熱交換器3で空気・水などの熱源媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は四方弁2,アキュムレータ6を経て圧縮機1へ戻る。
【0005】
従来、このような空気調和装置の冷媒として、CFC(クロロフルオロカーボン)やHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が用いられてきたが、これらの分子に含まれる塩素が成層圏でオゾン層を破壊するため、CFCは既に全廃され、HCFCも生産規制が開始されている。
これらに代わって、分子に塩素を含まないHFC(ハイドロフルオロカーボン)を使用する空気調和装置が実用化されている。CFCやHCFCを用いた空気調和装置が老朽化した場合、これらの冷媒は全廃あるいは生産規制されているため、HFCを用いた空気調和装置に入れ替える必要がある。
熱源機Aと室内機Bは、HFCで使用する冷凍機油・有機材料・熱交換器がHCFCとは異なるため、HFC専用のものと交換する必要があるが、元々CFC・HCFC用の熱源機Aと室内機Bは老朽化しているため交換する必要があるものであり、交換も比較的容易である。
【0006】
一方、熱源機Aと室内機Bを接続する第1の接続配管Cと第2の接続配管Dは配管長が長い場合や、パイプシャフトや天井裏など建物に埋設されている場合には、新規配管に交換することは困難で、しかも老朽化もしないため、CFCやHCFCを用いた空気調和装置で使用していた第1の接続配管Cと第2の接続配管Dをそのまま使用できれば、配管工事が簡略化できる。
しかし、CFCやHCFCを用いた空気調和装置で使用していた第1の接続配管Cと第2の接続配管Dには、CFCやHCFCを用いた空気調和装置の冷凍機油である鉱油やCFC・HCFCや冷凍機油の劣化物がスラッジとなったものが残留している。
このため、従来はCFCやHCFCを用いた空気調和装置で使用していた第1の接続配管Cと第2の接続配管Dを、洗浄装置(図示せず)を用いて専用の洗浄液(HCFC141bやHCFC225)で洗浄することが行われている(以下、これを洗浄方法1という)。
【0007】
また、特開平7−83545号公報に開示された方法は、図11にフロー図を示すように、ステップS10で、洗浄装置を用いずに、HFC用熱源機A、HFC用室内機Bを交換して、第1の接続配管C、第2の接続配管Dと接続し、ステップS11で、真空引きしてHFC、HFC用冷凍機油を充填した後、ステップS12で装置を運転することにより洗浄し、その後ステップS13で空気調和装置内の冷媒と冷凍機油を回収すると共に、新しい冷媒と冷凍機油を充填し、その後ステップS14で、再度運転による洗浄を実施し、ステップS12とS13を3回繰り返すことが行なわれている(以下、これを洗浄方法2という) 。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の洗浄方法1では以下に述べるような問題点があった。
第1に、使用する洗浄液がHCFCであり、オゾン層破壊係数がゼロでないため、空気調和装置の冷媒をHCFCからHFCへと代替することと矛盾する。
特に、HCFC141bはオゾン破壊係数が0.11と大きいため問題である。第2に、使用する洗浄液は可燃性・毒性が完全に安全なレベルではないことがあげられる。HCFC141bは可燃性で、低毒性である。HCFC225は不燃性であるが、低毒性である。第3に、沸点が高く(HCFC141bは32℃、HCFC225は51.1〜56.1℃) 、外気温度がこの沸点より低い場合、特に冬期には、洗浄後に洗浄液が液状態で、第1の接続配管Cと第2の接続配管Dに残留する。これら洗浄液はHCFCであることから、塩素成分を含んでおり、HFC用冷凍機油が劣化する。
第4に、洗浄液は環境上全量回収する必要があり、かつ上記第3の問題点が発生しないように高温の窒素ガスなどで再洗浄するなど、洗浄工事に手間がかかる。
【0009】
また、従来の洗浄方法2では、以下に述べるような問題点があった。
第1に、HFC冷媒による洗浄が、特開平7−83545号公報の場合には3回必要であり、また各洗浄運転で使用したHFC冷媒は不純物を含むため、回収後その場での再利用は不可能である。つまり、通常の充填冷媒量の3倍の冷媒が必要であり、コスト・環境上の問題がある。
第2に、冷凍機油も各洗浄運転後に入れ替えるため、通常の充填冷凍機油量の3倍の冷凍機油が必要であり、コスト・環境上の問題がある。また、HFC用冷凍機油はエステル油またはエーテル油であり、吸湿性が高いため、交換用冷凍機油の水分管理も必要となる。また、冷凍機油を、洗浄する人間が封入するため、 過不足が生じる危険性もあり、その後の運転において支障を来す可能性がある( 過充填時は油圧縮による圧縮部破壊、モータ過熱を来たし、不足充填時は潤滑不良を来す) 。
【0010】
この発明は、上述した問題点を解消するためになされたもので、環境保護上問題があるとされる冷媒を用いた既設の冷凍サイクル装置を、環境保護上問題がないとされる冷媒にコスト・環境上有利に置換するための冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、圧縮機と熱源機側熱交換器とを含む熱源機及びこの熱源機と接続配管によって接続され、流量調整器と利用側熱交換器とを含む室内機を有し、熱源機及び各接続配管並びに室内機の間に冷媒回路を構成すると共に、冷媒をCFC、HCFC等の旧冷媒からHFC等の新冷媒に置換して冷媒回路を洗浄するための運転を行なうようにした冷凍サイクル装置において、室内機の両端に接続された接続配管にそれぞれ流量調整器側電磁弁及び熱交換器側電磁弁を接続すると共に、バイパス用電磁弁を有するバイパス路装置を流量調整器側電磁弁及び熱交換器側電磁弁の反室内機側接続端にそれぞれ接続し、流量調整器側電磁弁及び熱交換器側電磁弁を通電時に閉となるようにし、バイパス用電磁弁を通電時に開となるようにしたものである。
【0012】
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、また、圧縮機と熱源機側熱交換器とを含む熱源機及びこの熱源機と接続配管によって接続され、流量調整器と利用側熱交換器とを含む室内機を有し、熱源機及び各接続配管並びに室内機の間に冷媒回路を構成すると共に、冷媒をCFC、HCFC等の旧冷媒からHFC等の新冷媒に置換して冷媒回路を洗浄するための運転を行なうようにした冷凍サイクル装置において、室内機の両端にそれぞれ設けられ、室内機に対する接続部と、接続配管に対する接続部と、バイパス路用接続部とを有する気液分離手段及び各気液分離手段のバイパス路用接続部に接続され、バイパス用電磁弁を有するバイパス路装置を備え、洗浄運転時には流量調整器を閉止するようにしたものである。
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、また、冷媒回路を洗浄するための運転は、冷房運転と暖房運転を行なうようにしたものである。
【0013】
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、また、気液分離手段が、接続配管用接続部に連なる大径筒状の本体部と、本体部に連通し流量調整器または利用側熱交換器に接続される熱交換器用接続部と、本体部に連通し、バイパス路に接続されるバイパス接続部とを有するものである。
【0014】
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、また、熱交換器用接続部が、上方に立ち上がるトラップ部を有するものである。
【0015】
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、また、圧縮機と熱源機側熱交換器とを含む熱源機及びこの熱源機と接続配管によって接続され、流量調整器と利用側熱交換器とを含む室内機を有し、熱源機及び各接続配管並びに室内機の間に冷媒回路を構成すると共に、冷媒をCFC、HCFC等の旧冷媒からHFC等の新冷媒に置換して冷媒回路を洗浄するための運転を行なうようにした冷凍サイクル装置において、室内機の一方の端部にのみ設けられ、室内機に対する接続部と、接続配管に対する接続部と、バイパス路用接続部とを有する気液分離手段及び気液分離手段のバイパス路用接続部と室内機の他方の端部に接続され、バイパス用電磁弁を有するバイパス路装置を備え、洗浄運転は、流量調整器を閉止すると共に、冷房または暖房洗浄運転のいずれかのみを行なうようにしたものである。
【0016】
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、また、バイパス用電磁弁を、所定の流入方向のみを開閉する片方向流れ用の電磁弁とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。
図1は、実施の形態1の構成を示す冷媒回路図で、洗浄装置を接続した状態を示すものである。なお、この冷凍サイクル装置は、冷媒としてCFCやHCFC(以下、旧冷媒という)を使用しているものである。
この図において、Aは熱源機であり、圧縮機1,四方弁2,熱源機側熱交換器3,第1の操作弁4,第2の操作弁5,アキュムレータ6を内蔵している。Bは室内機であり、流量調整器7(あるいは流量制御弁7)、及び利用側熱交換器8を備えている。熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1の接続配管C、第2の接続配管Dにより接続されて、冷凍サイクルを形成する。
第1の接続配管Cの一端は熱源機側熱交換器3と第1の操作弁4を介して接続され、第1の接続配管Cの他の一端は流量調整器7と接続されている。
第2の接続配管Dの一端は四方弁2と第2の操作弁5を介して接続され、第2の接続配管Dの他の一端は利用側熱交換器8と接続されている。
また、アキュムレータ6のU字管状の流出配管の下部には返油穴6aが設けられている。
【0018】
また、CCは第1の接続配管Cと第1の操作弁4との間に設けられた第3の接続配管、9aは第3の接続配管CCに設けられた第3の操作弁、DDは第2の接続配管Dと第2の操作弁5との間に設けられた第4の接続配管、9bは第4の接続配管DDに設けられた第4の操作弁である。
Eは冷媒回路を洗浄するための洗浄装置で、以下に述べる各装置によって構成されている。即ち、10a、10b、10c、10dはそれぞれ洗浄装置の冷媒流入部あるいは流出部を構成する電磁弁で、10aと10bは第3の操作弁9aの両側で第3の接続配管CCに接続され、10cと10dは第4の操作弁9bの両側で第4の接続配管DDに接続されている。
【0019】
11は電磁弁10aと10cとの間に接続された第1の切換弁で、熱源機側熱交換器3の冷房運転時の出口端、即ち、第1の操作弁4及び電磁弁10aから洗浄装置内への冷媒の流通は許容するが、その逆は許容しないように設けられた逆止弁11aと、四方弁2の暖房運転時の出口端、即ち、第2の操作弁5及び電磁弁10cから洗浄装置内への冷媒の流通は許容するが、その逆は許容しないように設けられた逆止弁11bと、後述する異物捕捉装置の出口端から電磁弁10aへの冷媒の流通は許容するが、その逆は許容しないように設けられた逆止弁11cと、異物捕捉装置の出口端から電磁弁10cへの冷媒の流通は許容するが、その逆は許容しないように設けられた逆止弁11dとから構成され、電気信号によらず、各接続端の圧力により自己切換を行なう切換弁である。
【0020】
12は油分離器で、圧縮機1から冷媒とともに吐出される冷凍機油を分離する。12aは油分離器12の底部より端を発するバイパスである。
13は高温高圧のガス冷媒を冷却・液化する冷却装置、14は冷却装置13に接続された第1の流量調整装置、15は四方弁からなる第2の切換弁、16は第2の切換弁15に接続され冷媒を低圧まで減圧する第2の流量調整装置、17は低圧二相冷媒をガス化する加熱装置、18は上記加熱装置17の出口部に直列に設けられた異物捕捉装置である。
なお、上記冷却装置13の冷却源は、空気、水のいずれでもよく、上記加熱装置17の過熱源は空気、水のいずれでも、あるいはヒーターでもよい。
また、冷却装置13と加熱装置17は、第1の切換弁11と第2の切換弁15に挟まれた高温高圧側の配管と低温低圧側の配管を熱的に接触させて、例えば、二重管の外側を高温高圧側の配管、内側を低温低圧側の配管で構成し、加熱装置17と冷却装置13との間で熱移動させるようにしてもよい。
【0021】
洗浄装置Eは以上のように構成され、電磁弁10a〜10dにより、第3及び第4の接続配管CC及びDDを経て冷凍サイクル装置に着脱可能に接続されている。また、Fは室内機Bに並列的に接続されるバイパス路で、以下に述べる各装置によって構成されている。即ち、19aは第1の接続配管Cと流量調整器7との間に設けられた流量調整器側電磁弁、19bは第2の接続配管Dと利用側熱交換器8との間に設けられた熱交換器側電磁弁、19cは流量調整器側電磁弁19aの第1の接続配管C側の接続端と熱交換器側電磁弁19bの第2の接続配管D側の接続端とを接続するバイパス用電磁弁である。
なお、流量調整器側電磁弁19aと熱交換器側電磁弁19bは通電時に閉路するようにされ、バイパス用電磁弁19cは通電時に開路するようにされている。
【0022】
図3は、バイパス用電磁弁19cの構成の一例を示すもので、後述する冷房洗浄運転及び暖房洗浄運転のそれぞれの冷媒の流通を許容する双方向性電磁弁である。以下、この電磁弁の構成と機能について説明する。
構造は左右対称とされており、191は電磁弁の本体を構成するボディ、192、192Aはメインバルブ、193、193Aはメインバルブ192、192Aをその背後から押し付けるスプリング、194はプランジャー組立、195はシャトル、196、196Aはストッパー、197はプランジャー組立194の背後から押し付けるスプリング、198はコイルである。A1,A2は出入口配管で、それぞれが図1のバイパス路に接続される。B1,B2は弁室、C1、C2はメインバルブ192、192Aの側面に設けられたブリードポート、D1,D2はメインバルブ192、192Aの背室、Gはストッパー196、196Aに挟まれたシャトル195が摺動する空間、F1,F2は空間Gの両端のストッパー196、196Aの内部に設けられた通路、E1,E2は背室D1,D2と通路F1,F2とを連通する連通路、Jはメインポート、IはメインポートJと背室D1,D2とを連通させるパイロットポート、Hは空間GとパイロットポートIとを連結する空間である。
【0023】
まず、コイル198が非通電時の動作について説明する。A1が入口、A2が出口として説明する。入口配管A1が出口配管A2に対して高圧である場合、入口配管A1から入った冷媒は弁室B1に入り、ボディ191とメインバルブ192のクリアランス及びブリードポートC1を通って背室D1に入る。
更に、連通路E1、通路F1を通り、空間Gへ入った冷媒は、シャトル195を低圧側のストッパー196Aへ押し付け、低圧側との通路F2を塞ぐ。
空間Gの冷媒は空間Hまで達するが、プランジャー組立194がパイロットポートIを塞いでいるため、メインバルブ192の背圧は抜ける個所がない。
そのため、メインバルブ192は閉じたままであり、従って電磁弁は閉路状態である。
【0024】
次に、コイル198に通電した場合の動作について説明する。コイル198に通電すると、プランジャー組立194が磁気力で浮上してパイロットポートIが開き、空間Hに溜まった圧力がパイロットポートIを通りメインポートJに達する。メインポートJに溜まった圧力がメインバルブ192Aを押し開け、弁室B2より出口配管A2側に抜ける。以上より、メインバルブ192の背室D1の圧力は弁室B1より低くなり圧力差が生じる。
この圧力差により弁室B1側の圧力がスプリング193に抗してメインバルブ192を押し開く。このようにして、2つのメインバルブ192、192Aが開き、電磁弁が開路状態となる。
【0025】
次に、コイル198が通電状態より非通電状態となった場合の動作について説明する。コイル198の通電をOFFにすると、プランジャー組立194は自重及びスプリング197により落下して、パイロットポートIを塞ぐ。その結果、空間H、空間G、通路F1、連通路E1、背室D1に圧力が溜まる。このため、弁室B1と背室D1が同圧となり、スプリング193によってメインバルブ192がメインポートJを閉じる。
配管A2側が高圧になった場合も同様に動作するため、説明を省略する。
【0026】
次に、図1に示す冷凍サイクル装置の旧冷媒をHFC(以下、新冷媒という)に置換する手順を図2に示すフロー図を用いて説明する。
まず、ステップS20で、図1に示す冷凍サイクル装置から旧冷媒を回収し、ステップS21で熱源機Aと室内機Bを取り外す。この場合、旧冷媒と新冷媒の制御信号の伝送手段や伝送用配線が異なる場合には、旧冷媒で冷凍サイクル装置の運転切換スイッチとして使用していたリモコン及び伝送用配線も取り外す。
【0027】
次いで、ステップS22で熱源機A、室内機B及びリモコン並びに伝送用配線を新冷媒用のものに取り換える。
しかし、第1の接続配管C及び第2の接続配管Dは旧冷媒の冷凍サイクル装置のものを再利用し、第3の接続配管CCと第4の接続配管DDは新規に敷設する。次いで、ステップS23で洗浄装置Eを冷媒回路に接続すると共に、バイパス路Fを室内機Bに接続する。洗浄装置Eの接続は電磁弁10a、10bを第3の接続配管CCに、かつ、電磁弁10c、10dを第4の接続配管DDに接続し、バイパス路Fは第1の接続配管C、第2の接続配管Dをそれぞれ流量調整器側電磁弁19a、熱交換器側電磁弁19bを介して室内機Bに接続すると共に、バイパス用電磁弁19cを流量調整器側電磁弁19aの第1の接続配管C側の接続端及び熱交換器側電磁弁19bの第2の接続配管D側の接続端に接続してバイパス冷媒回路を形成する。
【0028】
次に、ステップS24で熱源機Aと室内機Bとの間、室内機Bとリモコンとの間及び洗浄装置の各電磁弁10a〜10d並びにバイパス路Fの各電磁弁19a〜19cを駆動するための供給電源かつ制御信号手段として熱源機Aと洗浄装置Eとの間及び室内機Bとバイパス路Fとの間に伝送配線を接続する。
更に、洗浄運転の切換スイッチとして、また、洗浄運転及び冷凍サイクル装置の試運転状況を即時に把握するため、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)に接続する。その配線接続例を図4に示す。
熱源機Aには予め新冷媒が充填されているので、ステップS25で第1の操作弁4と第2の操作弁5は閉じたまま、室内機B、第1の接続配管C、第2の接続配管D、第3の接続配管CC、第4の接続配管DD、洗浄装置E及びバイパス路Fを接続状態で真空引きし、その後、第1の操作弁4と第2の操作弁5の開弁と新冷媒の追加充填を実施する。その後、ステップS26でPCを操作して各電磁弁に通電し、第3、第4の操作弁9a、9bを閉路し、洗浄装置の各電磁弁10a〜10dを開路し、流量調整器側電磁弁19a及び熱交換器側電磁弁19bを閉路すると共に、バイパス用電磁弁19cを開路して所定時間、洗浄運転を実施する。
【0029】
以下、図1にもとづいて洗浄運転について説明する。図中、実線矢印は冷房洗浄運転の流れを、また、破線矢印は暖房洗浄運転の流れを示す。
まず、冷房洗浄運転について説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は新冷媒用の冷凍機油と共に圧縮機1から吐出され、四方弁2を経て熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水等の熱源媒体と熱交換せずに通過し、第1の操作弁4、洗浄装置の電磁弁10a及び第1の切換弁11の逆止弁11aを経て油分離器12へ流入する。ここで、新冷媒用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却装置13に流入し、ここで凝縮液化して第1の流量調整装置14で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁15、電磁弁10bを経て第1の接続配管Cに流入する。
【0030】
気液二相状態の新冷媒が第1の接続配管Cを流れる時に、 第1の接続配管Cに残留している旧冷媒・鉱油・鉱油劣化物(以下、残留異物という)を気液二相状態のため比較的早く洗浄し、気液二相の新冷媒と共に流れ、 バイパス用電磁弁19cを経て、 第1の接続配管Cの残留異物と共に第2の接続配管Dに流入する。第2の接続配管Dに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態のため、流速も速く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、電磁弁10d、第2の切換弁15を経て第2の流量調整装置16で低圧まで減圧されて、加熱装置17へ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉装置18へ流入する。
【0031】
残留異物は、沸点の違いにより相が異なり、固体異物・液体異物・気体異物の3種類に分類される。異物捕捉装置18では、固体異物と液体異物は完全にガス冷媒分離され捕捉される。気体異物はその一部が捕捉され、一部は捕捉されない。その後、ガス冷媒は、異物捕捉装置18で捕捉されなかった気体異物と共に第1の切換弁11の逆止弁11d、電磁弁10c、第2の操作弁5、四方弁2,アキュムレータ6を経て圧縮機1へ戻る。油分離器12で、ガス冷媒と完全に分離された新冷媒用冷凍機油は、バイパス12aを経て、異物捕捉装置18の下流側で本流と合流して圧縮機1へ戻るので、第1の接続配管Cや第2の接続配管Dに残留していた固体・液体異物と混ざることはなく、新冷媒用冷凍機油は新冷媒に対して非相溶化することはなく、また新冷媒用冷凍機油は固体・液体異物により劣化することはない。
【0032】
また、気体異物は新冷媒が冷媒回路を1サイクル循環して、異物捕捉装置18を1回通る間には一部が捕捉されるだけで、新冷媒用冷凍機油と気体異物は混合されるが新冷媒用冷凍機油の劣化は化学反応で急激には進まない。
その劣化の一例を図5に示す。図5は、新冷媒用冷凍機油に塩素が混入している場合(175℃)の劣化の時間変化を示す図で、横軸は時間(hr) 、縦軸は全酸価(mgKOH/g)を示す。異物捕捉装置18を1回通る間に捕捉できなかった気体異物は新冷媒の循環と共に何回も異物捕捉装置18を通るので、新冷媒用冷凍機油が劣化するよりも早く異物捕捉装置18で捕捉すればよい。
【0033】
次に暖房洗浄運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は新冷媒用冷凍機油と共に圧縮機1から吐出され、四方弁2,第2の操作弁5,電磁弁10c、第1の切換弁11の逆止弁11bを経て、油分離機12へ流入する。ここで、新冷媒用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却装置13に流入し、ここで凝縮液化して、第1の流量調整装置14で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁15、電磁弁10dを経て第2の接続配管Dに流入する。第2の接続配管Dに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態のため、流速も速く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第2の接続配管Dの残留異物と共にバイパス用電磁弁19cを経て、第1の接続配管Cに流入する。ここでは、気液二相状態のため、流速も速く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。 第2の接続配管Dと第1の接続配管Cの残留異物と共に、気液二相状態の冷媒は、電磁弁10b、第2の切換弁15を経て、第2の流量調整装置16で低圧まで減圧されて、加熱装置17へ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉装置18へ流入する。
【0034】
残留異物は、沸点の違いにより相が異なり、固体異物・ 液体異物・ 気体異物の3種類に分類される。異物捕捉装置18では、固体異物と液体異物は完全にガス冷媒分離され捕捉される。気体異物はその一部が捕捉され、一部は捕捉されない。その後、ガス冷媒は、異物捕捉装置18で捕捉されなかった気体異物と共に第1の切換弁11の逆止弁11c、電磁弁10aを経て、熱源機側熱交換器3へ流入し、熱交換させずに通過させ、アキュムレータ6を経て圧縮機1へ戻る。
油分離器12で、ガス冷媒と完全に分離された新冷媒用冷凍機油は、バイパス12aを経て、異物捕捉装置18の下流側で本流と合流して圧縮機1へ戻るので、第1の接続配管Cや第2の接続配管Dに残留していた固体・液体異物と混ざることはなく、新冷媒用冷凍機油は新冷媒に対して非相溶化することはなく、また新冷媒用冷凍機油は固体・液体異物により劣化することはない。
また、気体異物は新冷媒が冷媒回路を1サイクル循環して、異物捕捉装置18を1回通る間には一部が捕捉されるだけで、新冷媒用冷凍機油と気体異物は混合されるが新冷媒用冷凍機油の劣化は化学反応で急激には進まない。
その劣化の一例を冷房洗浄運転の場合と同様に図5に示す。異物捕捉装置18を1回通る間に捕捉できなかった気体異物は新冷媒の循環と共に何回も異物捕捉装置18を通るので、新冷媒用冷凍機油が劣化するよりも早く異物捕捉装置18で捕捉すればよい。
【0035】
その後、ステップS27で、各電磁弁を非通電状態とすることにより、第3、第4の操作弁9a、9bを開路し、洗浄装置Eの各電磁弁10a〜10dを閉路し、流量調整器側電磁弁19a、熱交換器側電磁弁19bを開路し、バイパス用電磁弁19cを閉路して新冷媒による冷凍サイクル装置の試運転を行なう。
以下、試運転及び通常空調運転について図1にもとづいて説明する。
まず、冷房試運転及び空調運転について説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は新冷媒用冷凍機油と共に圧縮機1から吐出され、四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水等の熱源媒体と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は、第1の操作弁4,第3の操作弁9a、第3及び第1の接続配管CC、C、流量調整器側電磁弁19aを経て、流量調整器7へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、利用側熱交換器8で空気等の利用側媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は、熱交換器側電磁弁19b、第2及び第4の接続配管D、DD、第4の操作弁9b、第2の操作弁5,四方弁2,アキュムレータ6を経て圧縮機1へ戻る。
また、電磁弁10a〜10dは閉じられており、異物捕捉装置18は閉鎖空間として隔離されているので、 洗浄運転中に捕捉した残留異物が再び冷媒回路中に戻ることがなく、また、冷媒が異物捕捉装置18を経由していないため、圧縮機1の吸入圧力損失が小さく、能力の低下が小さい。
【0036】
次に、暖房試運転及び空調運転について説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は新冷媒用冷凍機油と共に圧縮機1から吐出され、四方弁2を経て第2の操作弁5に流入し、第4の操作弁9b、第4及び第2の接続配管DD、D、熱交換器側電磁弁19bを経て利用側熱交換器8へと流入し、ここで空気等の利用側媒体と熱交換して凝縮液化する。
凝縮液化した冷媒は、流量調整器7へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、流量調整器側電磁弁19a、第1及び第3の接続配管C、CC、第3の操作弁9a、第1の操作弁4,熱源機側熱交換器3へ流入し、ここで空気・水等の熱源側媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は、四方弁2,アキュムレータ6を経て圧縮機1へ戻る。
【0037】
また、電磁弁10a〜10dは閉じられており、異物捕捉装置18は閉鎖空間として隔離されているので、 洗浄運転中に捕捉した残留異物が再び冷媒回路中に戻ることがなく、また、冷媒が異物捕捉装置18を経由していないため、圧縮機1の吸入圧力損失が小さく、能力の低下が小さい。また、冷却装置13へは冷媒が流れないので、暖房能力のロスもない。
なお、第3、第4の操作弁9a、9b及び流量調整器側電磁弁19a並びに熱交換器側電磁弁19bは電気信号により閉路する電磁弁であるため、洗浄運転時のみ通電し、試運転及び空調運転時には通電しない。また、バイパス用電磁弁19cは電気信号により開路する電磁弁であるため、これも洗浄運転時にのみ通電すればよいことから弁の切換が最低限ですむことになる。
また、PCに接続していることで冷房・暖房の運転状態に異常がないか容易に把握することが出来る。
【0038】
次に、図2のステップS28で洗浄装置E内の冷媒を回収し、洗浄装置Eを電磁弁の部分で冷媒回路から取り外し、異物捕捉装置18内の残留異物を排出することで洗浄装置Eを再利用する。そして、電磁弁10a〜10dの接続端に異物流入防止のため、キャップをする。また、熱源機Aと洗浄装置Eの供給電源(伝送配線)も取り外し、再利用する。バイパス路Fは、冷凍サイクル装置に接続したままとする。その後、通常空調運転を1週間程度経過した後、ステップS29で熱源機Aから少量の新冷媒用冷凍機油を採取し、新冷媒用冷凍機油の汚染状況を測定し、所定の基準値を越えていれば新冷媒用冷凍機油を追加、交換をする。新冷媒用冷凍機油の劣化は、化学反応であり希釈することで、反応を抑制することが出来る。
【0039】
実施の形態1は、以上のように、油分離器12と異物捕捉装置18とを洗浄装置Eに内蔵することで、熱源機Aと室内機Bのみを新規に交換し、 第1の接続配管Cと第2の接続配管Dを交換しないで、 老朽化した旧冷媒を用いた冷凍サイクル装置を新冷媒を用いた冷凍サイクル装置に入れ替えることができる。
この実施の形態では、既設配管の再利用方法として、従来の洗浄方法1とは違って、洗浄装置を用いて専用の洗浄液(HCFC141bやHCFC225)で洗浄するということをしないので、オゾン層破壊の恐れは全くなく、また、可燃性・毒性も皆無で、洗浄液残留の懸念もなく、洗浄液を回収する必要もない。
また、従来の洗浄方法2と違って、洗浄運転を3回繰り返して新冷媒や新冷媒用冷凍機油を入れ替える必要がないため、 必要な新冷媒や冷凍機油は1台分で済み、コスト・環境上も有利である。また、交換用冷凍機油の管理も不要で、かつ冷凍機油過不足の危険性も全く発生しない。また、新冷媒用冷凍機油の非相溶化や冷凍機油の劣化の恐れもない。
【0040】
また、洗浄装置Eの冷媒流入部及び流出部に電磁弁10a〜10dを設けたため、洗浄運転時には異物捕捉装置18を通過して上述した洗浄効果を得つつ、洗浄運転後の試運転時には、電磁弁10a〜10dを閉じ、異物捕捉装置18を閉鎖空間として隔離しているので、 洗浄運転中に捕捉した異物が再び冷媒回路中に戻ることがない。
また、洗浄装置の流入部、流出部に設けた電磁弁10a〜10dがそれぞれ電気的に開閉されるため、洗浄運転から試運転まで自動的に冷媒回路の切換をすることができる。また、冷媒が異物捕捉装置18を経由しないため、圧縮機1の吸入圧力損失が小さく、能力低下も小さい。
更に、洗浄装置Eに冷却装置13、加熱装置17、第1及び第2の切換弁11、15を設けたことにより、冷房・暖房に係わらず、洗浄運転時に第1の接続配管C、第2の接続配管Dに気液二相冷媒もしくは液冷媒を流すことができるため、残留異物の洗浄効果が高く、洗浄時間を短くすることができる。
【0041】
また、冷却装置13、加熱装置17により熱交換量を制御できるので、外気温度や室内の負荷に関係なく、任意の条件でほぼ同一の洗浄運転が可能であり、効果・手間が一定化する。
また、第1の流量調整装置14と第2の流量調整装置16を設けたので、第1の接続配管C、第2の接続配管Dを流れる冷媒を必ず気液二相状態とすることができ、更に、残留異物を洗浄するのに洗浄効果が高く、洗浄時間を短くすることができる。また、第1の接続配管C、第2の接続配管Dを流れる気液二相冷媒の圧力と乾き度も制御できるので、さらに任意の条件でほぼ同一の洗浄運転が可能であり、効果・手間が一定化する。
【0042】
また、バイパス路Fを設け、流量調整器側電磁弁19a及び熱交換器側電磁弁19bを通電時に閉路するようにし、バイパス用電磁弁19cを通電時に開路するようにしたため、洗浄運転時にのみ通電すればよく、弁の切換を最低限とすることができるのに加え、第1の接続配管C、第2の接続配管Dを流れる冷媒の状態をほぼ同じにすることができ、均一な洗浄運転が可能で、効果・手間が一定化する。また、残留異物が新しい室内機Bに流入することがないので、室内機Bの汚染を防ぐことができる。
【0043】
また、油分離器12、バイパス12a、冷却装置13、加熱装置17、異物捕捉装置18、第1の切換弁11、第2の切換弁15、第1の流量調整装置14、第2の流量調整装置16を洗浄装置Eに内蔵したため、熱源機Aを小型化・低コスト化することができる。また、熱源機Aは、第1の接続配管C、第2の接続配管Dを新規に敷設する場合にも共通の熱源機とすることができる。
また、 洗浄装置Eは、電磁弁10a〜10dの部分で冷凍サイクル装置から着脱可能になっているので、 洗浄運転後にこれら電磁弁を閉じてから洗浄装置Eの内部の冷媒を回収して冷凍サイクル装置から取り外し、他の同様の冷凍サイクル装置に取り付けて繰り返し洗浄運転を実施することができる。これらの電磁弁は自動的に開閉させることが可能なため、洗浄運転と試運転時の切換ミスをすることが少なくなり、手間を省くことができる。
【0044】
なお、上述の実施の形態1では、室内機Bが1台接続された例について説明したが、室内機Bが並列または直列に複数台接続された冷凍サイクル装置でも同様の効果を奏することは言うまでもない。また、熱源機側熱交換器3と直列または並列に氷蓄熱槽や水蓄熱槽(湯を含む)が設置されても同様の効果を奏することは明らかである。
また、 熱源機Aが複数台並列に接続された冷凍サイクル装置においても同様の効果を期待することができる。更に、この実施の形態は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル応用品で、熱源機側熱交換器が内蔵されたユニットと利用側熱交換器が内蔵されたユニットが離れて設置されているような場合にも適用することができ、同様な効果を期待することができる。
また、この実施の形態では、洗浄装置Eは一つの冷凍サイクル装置に1個だけ設置されるケースを示したが、複数個設置されていても同様の効果を奏することは明らかである。
【0045】
実施の形態2.
次に、 この発明の実施の形態2を図にもとづいて説明する。
図6は、実施の形態2の構成を示す冷媒回路図で、洗浄装置を接続した状態を示すものである。この図において、図1と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。図1と異なる点は、室内機Bの両端部において、バイパス路Fの接続部にそれぞれ気液分離装置を設け、流量調整器側電磁弁と熱交換器側電磁弁とを省略した点である。即ち、図6において、20aは第1の接続配管Cと流量調整器7とバイパス路との接続部分に設けられた第1の気液分離装置、20bは同じく第2の接続配管Dと利用側熱交換器8とバイパス路との接続部分に設けられた第2の気液分離装置で、その構成の一例を図7に示す。
【0046】
即ち、21は第1の接続配管Cまたは第2の接続配管Dに接続される接続配管用接続部、22は上記接続配管用接続部21に一端が連なる大径筒状の本体部、23は本体部22の他端部近傍に設けられ、本体内と連通する熱交換器用接続部で、上方に立ち上がるトラップ部23aと、流量調整器7または利用側熱交換器8に接続される接続端23bとを有する。24は本体部22の中間部に設けられ、本体内と連通するバイパス接続部で、接続端24aがバイパス用電磁弁19cに接続されるものである。
【0047】
このような構成において、冷凍サイクル装置の洗浄運転が行なわれる場合には、流量調整器7は全閉状態とされる。
冷房洗浄運転時には、図1で説明したように、気液二相状態の新冷媒が第3の操作弁9aを経て第1の接続配管Cに流入する。第1の接続配管Cは気液二相状態の流速の速い冷媒によって比較的早く洗浄され、配管内の残留異物と共に第1の気液分離装置20aの接続配管用接続部21から本体部22に流入する。
本体部22は第1の接続配管Cよりも大径のため、冷媒の流動様式が層状硫へと遷移し、重力の影響で気体は上、液体は図7にWで示すように、残留異物を含む形で下に分かれ気液分離する。
【0048】
流量調整器7が全閉状態であるため、残留異物が室内機Bに流入することはないが、熱交換器用接続部23にトラップ部23aを設け、室内機Bに残留異物が過渡的に流入することも防止している。
本体部22の下方に分離した液体と残留異物は、バイパス接続部24からバイパス用電磁弁19cに流入し、第2の気液分離装置20bのバイパス接続部24から本体部22を経て第2の接続配管Dに流入し、残留異物は上述したように洗浄装置E内で捕捉される。
【0049】
次に、暖房洗浄運転時の流れについて説明する。気液二相状態の新冷媒が第4の操作弁9bを経て第2の接続配管Dに流入し、流速の速い気液二相冷媒によって管内は比較的早く洗浄され、残留異物と共に第2の気液分離装置20bの接続配管用接続部21から本体部22に流入する。本体部22では、上述した冷房洗浄運転と同様に気液分離され、残留異物は室内機Bに流入することなく、バイパス接続部24を経てバイパス用電磁弁19cから第1の気液分離装置20aのバイパス接続部24、本体部22を経て第1の接続配管Cに流入し、電磁弁10bを経て洗浄装置E内で捕捉される。
実施の形態2は以上のように構成されているため、実施の形態1における流量調整器側電磁弁19aと熱交換器側電磁弁19bを省略することができ、部品点数を低減することができる他、電磁弁の切換ミスによる不具合を防止することができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0050】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。この実施の形態は、洗浄運転を冷房または暖房のいずれかのみとするものである。
このようにすることによって、第1及び第2の気液分離装置20a、20bのうちの一方を省略しようとするものである。即ち、冷房洗浄運転のみとする場合は、第2の気液分離装置20bを省略することができ、暖房洗浄運転のみとする場合は、第1の気液分離装置20aを省略することができるため、実施の形態2に比して更に、部品点数を低減することができるものである。
【0051】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。実施の形態3のように、洗浄運転を冷房または暖房のいずれかのみとする場合には、バイパス路Fのバイパス用電磁弁19cに流入する冷媒は一方向のみとなるため、バイパス用電磁弁19cを逆圧によって閉止する機能を設けた片方向電磁弁として構造を簡略化することができるものである。図8及び図9は、片方向電磁弁の構成の一例を示すもので、図8は開路状態、図9は閉路状態を示すものである。
【0052】
これらの図において、31は入口配管、32は出口配管、33はメインボディ、34はメインバルブ(弁体の例)、35はサブボディ、36はボールなどからなるサブバルブ、37はプランジャー、38はヘッド、39はコイル、40はスプリング、41はOリング、42は弁室、43は流出室、44はメインバルブ34の背室、45はパイロット流入管、46はパイロット弁室、47はパイロットポート、48は第1のパイロット流出管、49はパイロット流出室、50は第2のパイロット流出管、50Aはパイロット流出部である。51はメインバルブ34の摺動側面、52はメインバルブ34の摺動側面51の下部にある非摺動側面、53はテーパー状に加工したメインバルブ34のバルブシート面、54はメインバルブ33のボディシート面、55はメインポートである。
【0053】
56はサブボディ35に設けられた雌ネジ、57はサブボディ35に設けられたサブメタルタッチ面、58はメインボディ33に設けられ、サブメタルタッチ面57と金属接触して電磁弁の内部空間と外部との流通を遮断して気密性を確保するメインメタルタッチ面、59はメインボディ33に設けられ、雌ネジ56とのペアでサブボディ35をメインボディ33へねじ込む雄ネジである。
メインバルブ34の非摺動面52は摺動面51よりもその外径がやや小さくなっているため、弁室42に横穴(この実施の形態では流入配管の弁室42の一端)があっても、引っかかりを生じないので、動作不良は発生しない。
【0054】
即ち、この電磁弁は、メインボディ33に設けられて冷媒を流入させる入口配管31と、メインボディ33に設けられて冷媒を流出させる流出室43と、入口配管31と流出室43の境に設けられたメインポート55と、メインポート55の手前で入口配管31から分岐して形成された弁室42と、弁室42内で摺動してメインポート55を開閉するメインバルブ34と、弁室42のメタルタッチ面58に装着され弁室42と外部とを遮断するサブボディ35と、弁室42とパイロット流入管45を介して連通するパイロット弁室46と、パイロット弁室46と流出室43とを連通するパイロット流出部50Aと、コイル39による電磁駆動によりパイロット弁室46内で摺動してパイロット流出部50Aを開閉するパイロットバルブ36とを有してなり、入口配管31内の圧力と弁室42のパイロット流入管45寄りの空間の圧力との圧力差によりメインバルブ34を駆動してメインポート55を開閉するものである。
【0055】
そして、この電磁弁は、特に、パイロット弁室46及びパイロット流入管45がサブボディ35に形成されるとともに、サブボディ35に形成されるパイロットポート47、第1のパイロット流出管48、パイロット流出室49と、メインボディ33に形成されてパイロットポート47に連通する第2のパイロット流 出管50とから、パイロット流出部50Aが構成されていて、サブボディ35のパイロット弁室46内でパイロットバルブ36を摺動させてパイロット流出部50Aのパイロットポート47を開閉するように構成されている。
【0056】
次に、この電磁弁の動作について説明する。まず、コイル39が非通電の場合について説明する。一般に、入口配管31の圧力の方が出口配管32の圧力よりも高い。入口配管31から入った冷媒は弁室42に入り、更にメインボディ33とメインバルブ34とのクリアランスを通って背室44に入る。
背室44に入った冷媒はパイロット流入管45を経て、パイロット弁室46へ入るが、プランジャー37によりサブバルブ36が押し付けられ、パイロットポート47を塞いでいるため、背室44の圧力はパイロットポート47を経ては流出室43に抜けない。また、背室44とパイロット流出室49とはOリング41でシールされているため、この経路を経由しても背室44の圧力は流出室43に抜けない。故に、メインバルブ34はリフトすることなく、メインポート55をメインバルブ34が塞いで、バルブシート面53とボディシート面54が接触するため、図8に示すように電磁弁は閉路したままである。
【0057】
次に、コイル39に通電した場合の動作について説明する。コイル39に通電すると、プランジャー37がヘッド38の磁気力で吸引されて浮上し、パイロットポート47が開き、パイロット弁室49に溜まった圧力がパイロットポート47を通り、第1のパイロット流出管48、パイロット流出室49、第2のパイロット流出管50を経て流出室43へと抜ける。これにより、背室44の圧力は流出室43の圧力とほぼ等しくなり、弁室42の圧力より低くなる。これにより、メインバルブ34には上向きの力が作用し、メインバルブ34は自重に抗して上向きにリフトし、その結果、メインポート55が開かれ、図9に示すように、電磁弁は開路状態となる。
【0058】
次に、コイル39が通電状態より非通電状態となった場合の動作について説明する。コイル39の通電をOFFにすると、プランジャー37は自重及びスプリング37により落下して、パイロットポート47を塞ぐ。その結果、パイロット弁室46、パイロット流入管45、背室44に圧力が溜まる。このため、弁室42と背室44が同圧となり自重により、図8に示すように、メインバルブ34がメインポート55を閉じる。
実施の形態4は以上のように構成されているため、電磁弁の構成を簡略化することができる。
【0059】
【発明の効果】
この発明の冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、圧縮機と熱源機側熱交換器とを含む熱源機及びこの熱源機と接続配管によって接続され、流量調整器と利用側熱交換器とを含む室内機を有し、熱源機及び各接続配管並びに室内機の間に冷媒回路を構成すると共に、冷媒をCFC、HCFC等の旧冷媒からHFC等の新冷媒に置換して冷媒回路を洗浄するための運転を行なうようにした冷凍サイクル装置において、室内機の両端に接続された接続配管にそれぞれ流量調整器側電磁弁及び熱交換器側電磁弁を接続すると共に、バイパス用電磁弁を有するバイパス路装置を流量調整器側電磁弁及び熱交換器側電磁弁の反室内機側接続端にそれぞれ接続し、流量調整器側電磁弁及び熱交換器側電磁弁を通電時に閉となるようにし、バイパス用電磁弁を通電時に開となるようにしたため、各電磁弁は洗浄運転時にのみ通電すればよいことになり、通常空調運転中は通電しないため、弁操作の回数及び切換に伴う音の発生回数が減り、弁の耐久性と共に信頼性が向上するものである。
【0060】
この発明に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置は、また、室内機の両端にそれぞれ設けられ、室内機に対する接続部と、接続配管に対する接続部と、バイパス路用接続部とを有する気液分離手段及び各気液分離手段のバイパス路用接続部に接続され、バイパス用電磁弁を有するバイパス路装置を備え、洗浄運転時には流量調整器を閉止するようにしたため、室内機の両端に接続していた電磁弁を省略することができ、部品点数を低減させることができると共に、電磁弁の切換ミスによる不具合を防止することができ、信頼性を向上することができる。
【0061】
更に、洗浄運転を冷房または暖房のいずれかのみとしたため、室内機の両側に接続していた気液分離装置の一つを省略することができ、部品点数の低減と共に、信頼性を向上することができる。
また、洗浄運転を冷房または暖房のいずれかのみとすることにより、バイパス路のバイパス用電磁弁を片方向電磁弁とすることができ、構成の簡略化と部品点数の低減を図り、信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示す冷媒回路図である。
【図2】 実施の形態1における冷媒置換の手順を示すフロー図である。
【図3】 実施の形態1におけるバイパス用電磁弁の一例を示す断面図である。
【図4】 実施の形態1の洗浄運転の切換え及び運転状況把握のため冷凍サイクル装置にPCを接続した状況を示す概略図である。
【図5】 新冷媒用冷凍機油に塩素が混入している場合(175℃)の劣化の時間変化を示す特性図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の構成を示す冷媒回路図である。
【図7】 実施の形態2における気液分離装置の構成を示す概略図である。
【図8】 この発明の実施の形態4におけるバイパス用電磁弁の構成の一例を示すもので、閉路状態を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態4におけるバイパス用電磁弁の構成の一例を示すもので、開路状態を示す断面図である。
【図10】 旧冷媒を使用した従来の冷凍サイクル装置の構成を示す冷媒回路図である。
【図11】 従来の冷凍サイクル装置における冷媒置換手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
A 熱源機、 B 室内機、 C 第1の接続配管、 D 第2の接続配管、CC 第3の接続配管、 DD 第3の接続配管、 E 洗浄装置、 F バイパス路、 PC パーソナルコンピュータ、 1 圧縮機、 2 四方弁、 3 熱源機側熱交換器、 7 流量調整器、 8 利用側熱交換器、 9a 第3の操作弁、 9b 第4の操作弁、 10a〜10d 電磁弁、 11 第1の切換弁、 12 油分離機、 13 冷却装置、 15 第2の切換弁、17加熱装置、 18 異物捕捉装置、 19a 流量調整器側電磁弁、 19b熱交換器側電磁弁、 19c バイパス用電磁弁、 20a 第1の気液分離装置、 20b 第2の気液分離装置、 21 接続配管用接続部、 22 本体部、 23 熱交換器用接続部、 23a トラップ部、 23b 接続端、 24 バイパス接続部。

Claims (6)

  1. 圧縮機と熱源機側熱交換器とを含む熱源機及びこの熱源機と接続配管によって接続され、流量調整器と利用側熱交換器とを含む室内機を有し、上記熱源機及び各接続配管並びに室内機の間に冷媒回路を構成すると共に、上記冷媒をCFC、HCFC等の旧冷媒からHFC等の新冷媒に置換して上記冷媒回路を洗浄するための運転を行なうようにした冷凍サイクル装置において、上記室内機の両端にそれぞれ設けられ、上記室内機に対する接続部と、上記接続配管に対する接続部と、バイパス路用接続部とを有する気液分離手段及び上記各気液分離手段のバイパス路用接続部に接続され、バイパス用電磁弁を有するバイパス路装置を備え、洗浄運転時には上記流量調整器を閉止するようにしたことを特徴とする冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置。
  2. 冷媒回路を洗浄するための運転は、冷房運転と暖房運転を行なうようにしたことを特徴とする請求項記載の冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置。
  3. 気液分離手段は、接続配管用接続部に連なる大径筒状の本体部と、上記本体部に連通し流量調整器または利用側熱交換器に接続される熱交換器用接続部と、上記本体部に連通し、バイパス路に接続されるバイパス接続部とを有することを特徴とする請求項または請求項記載の冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置。
  4. 熱交換器用接続部は、上方に立ち上がるトラップ部を有することを特徴とする請求項記載の冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置。
  5. 圧縮機と熱源機側熱交換器とを含む熱源機及びこの熱源機と接続配管によって接続され、流量調整器と利用側熱交換器とを含む室内機を有し、上記熱源機及び各接続配管並びに室内機の間に冷媒回路を構成すると共に、上記冷媒をCFC、HCFC等の旧冷媒からHFC等の新冷媒に置換して上記冷媒回路を洗浄するための運転を行なうようにした冷凍サイクル装置において、上記室内機の一方の端部にのみ設けられ、上記室内機に対する接続部と、上記接続配管に対する接続部と、バイパス路用接続部とを有する気液分離手段及び上記気液分離手段のバイパス路用接続部と上記室内機の他方の端部に接続され、バイパス用電磁弁を有するバイパス路装置を備え、洗浄運転は、上記流量調整器を閉止すると共に、冷房または暖房洗浄運転のいずれかのみを行なうようにしたことを特徴とする冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置。
  6. バイパス用電磁弁は、所定の流入方向のみを開閉する片方向流れ用の電磁弁であることを特徴とする請求項記載の冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置。
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