JP4760119B2 - 配管洗浄方法および冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、配管洗浄方法および冷凍サイクル装置に関するものであり、さらに詳しくは、冷凍サイクル装置において熱源側ユニットと利用側ユニットを新たな冷媒および冷凍機油を用いるものに交換する際、接続配管を交換することなく使用するために、配管内に残留する異物を洗浄除去する配管洗浄方法および配管洗浄後の冷凍サイクル装置に関するものである。
従来のCFCおよびHCFC冷媒を用いた冷凍機で使用されてきた既設配管を洗浄する方法としては、HFC等の新冷媒を洗浄媒体とし、新冷媒対応の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として、高低圧熱交換器、減圧装置、分離装置などから成る洗浄装置により、冷媒を気液二相状態とした後に配管内を循環させ、洗浄する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−141340号公報(第4―8頁、第1図〜第6図)
従来の方法では、新冷媒対応の熱源側ユニットおよび洗浄装置による既設配管内の洗浄後、洗浄装置を取外し真空引きなどを行う必要があり、洗浄運転終了から通常冷却運転へ移行するまでに手間がかかる。
また、凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと分離されたリモート型のシステムにおいては、圧縮機を搭載した熱源ユニットとショーケースなどの利用側ユニットとを接続する延長配管に加え、熱源ユニットと熱源ユニットから分離された凝縮器を接続する延長配管も洗浄対象となる。この場合、洗浄装置を熱源ユニットの吐出側に取り付けて熱源ユニットからリモート凝縮器を接続する高圧ガス管と、リモート凝縮器を出て再び圧縮ユニットへと戻る戻り液管を洗浄するが、戻り液管内を流通した冷媒を圧縮ユニット内へ流入させると、洗浄により洗い流した鉱油などの異物がレシーバ内に流入し、滞留する可能性がある。そのため、洗浄運転時には液戻り管と液管をバイパスする必要があるが、洗浄運転終了後にはバイパス管を取り除き、再度真空引きを行う必要があるため、凝縮器が熱源側ユニット内に一体に収められている一体型冷凍装置に比べて更に手間がかかる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は配管洗浄後も簡易な作業で、短時間に、通常運転へと移行することができる配管洗浄方法を得るものである。
この発明に係る配管洗浄方法は、リモート凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと分離されたリモート型の冷凍サイクル装置と、開閉弁、温度式膨張弁、熱交換器を備える1台もしくは複数台の利用側ユニットと、それらを接続する配管により冷媒回路を形成する冷凍サイクル装置の作動冷媒を変更する際に、HFC、HCなどの新冷媒を洗浄媒体とし、新冷媒対応の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として用いるとともに、熱交換器、減圧装置および異物回収容器などを備える配管洗浄装置により気液二相状態の冷媒で配管内の洗浄を行うものにおいて、複数個の開閉弁よりなるバルブキットを通して配管洗浄装置と新冷媒対応の熱源側ユニット、洗浄対象である配管および熱源側ユニットから分離されたリモート凝縮器を接続する配管を接続し、バルブキットの開閉弁の開閉操作により配管洗浄装置に冷媒が流通するようにし、この配管洗浄運転において、圧縮機から吐出されたガス冷媒は配管洗浄装置の冷媒−冷媒熱交換器で気液二相冷媒となり、高圧ガス管、戻り液管を流通し、配管内の洗浄を行い、配管洗浄運転を終了し通常冷却運転へと移行する時は、バルブキットの開閉弁を配管洗浄装置内に冷媒を流入させないようにし、戻り液管を流通した液冷媒をバルブキットを通して熱源側ユニットのレシーバ内へ流入させるものである。
この発明の配管洗浄方法は、リモート凝縮器を有する冷凍サイクル装置においても、リモート凝縮器側接続配管、利用側接続配管の両者に凝縮液化した冷媒を流通させることができるので、短時間で確実に配管を洗浄することができるとともに、配管洗浄運転中に残留した鉱油や異物が新しい熱源側ユニットのレシーバ内へ流入することがないという効果がある。
基本形態.
図1はこの発明の基本形態における作動冷媒交換前の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。図において、1は熱源側ユニットであり、2は複数台設置された利用側ユニットである。3、4は熱源側ユニット1と利用側ユニット群2を接続する配管で、3は液管、4はガス管である。熱源側ユニット1は圧縮機5、凝縮器としての熱交換器6、レシーバ7、そしてアキュムレータ8で構成され、液操作弁12を介して液管3に、ガス操作弁13を介してガス管4に接続される。また、利用側ユニット2はこの実施の形態では2a、2b、…複数のショーケースのグループとして設置され、ショーケースは開閉器としての液電磁弁9、温度式膨張弁10、蒸発器としての熱交換器11で構成されている。この冷凍サイクル装置の作動冷媒はR12、R22などのCFC、HCFC冷媒であり、冷凍機油には鉱油が用いられている。
この冷凍サイクル装置は、通常冷却運転時、次のような動作を行う。圧縮機5で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器6で外気に放熱して凝縮する。凝縮した高圧液冷媒は、レシーバ7に貯留されるとともに、液管3を通って利用側ユニット2へと流れる。さらに利用側ユニット2においては、開放された液電磁弁9を通過し、温度膨張弁10により減圧され、低圧二相冷媒となる。この低圧二相冷媒は蒸発器11により利用側の冷却負荷から吸熱し、低圧ガス冷媒となってガス管4、アキュムレータ8を通って再び圧縮機5に吸入される。この動作により、利用側負荷から吸熱し、外気に放熱する冷凍サイクルを形成する。
ここで、作動冷媒R12またはR22と潤滑油である鉱油は相溶性があるため、液管3においては互いに溶解した状態で、すなわち冷媒と油は同じ速度で流動する。一方、蒸発器11およびガス管4においては、冷媒はガス状態であるため、鉱油は分離し、配管壁に付着して冷媒よりゆっくりと流動する。よって、蒸発器11およびガス管4には相当量の鉱油が滞留している。この鉱油および配管中に滞留している異物を配管洗浄装置により洗浄除去する。
次に、図2を参照して配管洗浄装置およびバルブキットの構成を説明する。図2は配管洗浄装置およびバルブキットが取り付けられたときの冷媒回路図である。また図2において、百番台の番号はHFC、HC等の新冷媒対応であることを示すものであり、下二桁は旧冷媒対応のものと等しい。すなわち、101は新冷媒対応の熱源側ユニットであり、102は新冷媒対応の利用側ユニットである。熱源側ユニット101は圧縮機105、凝縮器としての熱交換器106、レシーバ107、そしてアキュムレータ108で構成され、液操作弁112を介して液管3に、ガス操作弁113を介してガス管4に接続される。また、利用側ユニット102はこの実施の形態では102a、102b、…など複数のショーケースのグループとして設置され、ショーケースは開閉器としての液電磁弁109、温度式膨張弁110、蒸発器としての熱交換器111で構成されている。
配管洗浄装置14は、冷媒−冷媒熱交換器15および減圧手段16、鉱油回収容器17よりなり、接続口は高圧入口ポート18、高圧出口ポート19、低圧入口ポート20、低圧出口ポート21の4箇所である。また、バルブキット22は高圧側の開閉弁23、24、25、低圧側の開閉弁26、27、28からなる。利用側ユニット102では、それぞれ分岐された配管の末端を連通するバイパス管29a、29bおよび開閉弁30a、30bが接続されている。
続いて、図2を参照して配管洗浄運転時の動作を説明する。バルブキット22の開閉弁23、26を全閉、開閉弁24、25,27、28を全開とし、配管洗浄装置14に冷媒が流通するようにする。また、利用側ユニット群102においては、液電磁弁109はすべて閉止され、開閉弁30a、30bは開放されるため、冷媒はバイパス配管29a、29bを通過し、利用側ユニット内に流れることはない。
圧縮機105から吐出されるガス冷媒は凝縮器106に流入するが、ここでの冷媒圧力は外気温度相当の飽和圧力に近く、ほとんど凝縮せずに流出する。レシーバ107にも液冷媒が貯留されることなく通過し、バルブキット22へと流入した冷媒は、開閉弁24を通過し、配管洗浄装置14の高圧入口ポート18を通過して冷媒−冷媒熱交換器15の高圧側へ流入する。ガス冷媒は低圧の冷媒と熱交換を行い、気液二相流へと状態変化して配管洗浄装置14の高圧出口ポート19を通過し、バルブキット22の開閉弁25を通過後、液管3へと流れる。
液管3へ流入した気液二相冷媒は、液管3の管壁に付着する鉱油を引き剥がしながら進行し、バイパス管29a、29bを通過後、さらにガス管4を通って管壁に残留する鉱油を引き剥がしながらバルブキット22の開閉弁27を通過後、再び配管洗浄装置14へと戻る。
配管洗浄装置14へ戻った気液二相冷媒は、配管洗浄装置14の低圧入口ポート20を通過して減圧手段16により減圧され、低圧二相冷媒となって冷媒−冷媒熱交換器15の低圧側に流入する。前述のように、低圧二相冷媒はここで高圧ガス冷媒と熱交換して蒸発後、過熱ガスとなって回収した鉱油とともに鉱油回収器17に流入する。この鉱油回収器17に鉱油が回収され、冷媒ガスは配管洗浄装置14の低圧出口ポート21を通過してバルブキット22の開閉弁28を通過後、再び圧縮機105に吸入される。
前述の動作により、HFC、HC等の新冷媒と鉱油は非相溶であるが、液管3、ガス管4には高圧の気液二相冷媒が循環するため、管壁に付着する鉱油を引き剥がしながら冷媒中を移動させ、短時間で配管を清浄することが可能である。
この配管洗浄運転を、延長配管の長さや利用側ユニットのグループ数により多少異なるが、数時間程度行った後、洗浄運転を終了し、通常冷却運転へ移行する。この時、バルブキット22の開閉弁23、26を全開、開閉弁24、25、27、28を全閉とし、配管洗浄装置14に冷媒を流入させない。通常冷却運転中の冷媒の挙動は前述の通りである。通常冷却運転開始後、配管洗浄装置14は冷凍サイクルから取外し、鉱油回収容器17内に溜まった鉱油および異物を回収する。
以上のように、この発明の基本形態の配管洗浄装置および配管洗浄方法においては、バルブキットの開閉弁の操作により回路を切替えることができるので、洗浄運転終了後すぐに通常冷却運転を開始することができる。
また、配管洗浄装置の取外しも通常冷却運転中に行うことができ、取外し後の真空引きも不要なので、洗浄運転から通常冷却運転への移行を簡単に短時間で行うことが可能である。
実施の形態
以上の基本形態は、凝縮器が熱源側ユニット内に一体に収められている一体型冷凍装置における配管洗浄方法であるが、次に、凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと分離されたリモート型冷凍サイクル装置の場合の配管洗浄方法について、実施の形態として示す。
図3は上記のような場合の作動冷媒交換前の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。図1と同一符号は説明を省略する。31は室外または室内に設置される空冷式または水冷式のリモート凝縮器であり、高圧ガス管32および戻り液管33で室内に設置される熱源側ユニット1に接続されている。熱源側ユニット1には空冷式または水冷式のリモート凝縮器31との接続ポート34、35が備えられている。
この実施の形態の通常冷却運転時の動作は上述の図1で説明したものと同一であるため説明を省略する。このような実施の形態においては、高圧ガス管32、戻り液管33にも鉱油が滞留していると考えられ、洗浄対象となる。
この実施の形態における配管洗浄装置14およびバルブキット22と接続された状態の冷媒回路図を図4に示す。バルブキット22は前述の6個の開閉弁23、24、25、26、27、28に加え、液管3および戻り液管33と接続する開閉弁36、37、38を加えた計9個の開閉弁からなる。131は新冷媒対応のリモート凝縮器、134、135は新冷媒対応接続ポートである。
この実施の形態においても、まず熱源側ユニット1を新冷媒対応の熱源側ユニット101に、利用側ユニット2を新冷媒対応の利用側ユニット102へ交換する。配管洗浄装置14およびバルブキット22の接続位置は、上述の一体形冷凍装置の場合と異なり、圧縮機105の吐出側接続ポート134はバルブキット22の開閉弁24を通して配管洗浄装置14の接続ポート18に繋がれ、また、配管洗浄装置14の液出口ポート19がバルブキット22の開閉弁25を通して高圧ガス管32に接続され、戻り液管33はバルブキット22の開閉弁36を通して液管3に接続される。また、リモート凝縮器31も新冷媒対応の空冷式または水冷式リモート凝縮器131に交換する。
続いて、図4を参照して配管洗浄運転時の動作を説明する。バルブキット22の開閉弁23、26、37、38を全閉、開閉弁24、25、27、28、36を全開とし、配管洗浄装置14に冷媒が流通するようにする。また、利用側ユニット群102においては、液電磁弁109はすべて閉止され、開閉弁30a、30bは開放されるため、冷媒はバイパス配管29a、29bを通過し、利用側ユニット内に流れることはない。
この配管洗浄運転において、圧縮機105から吐出されたガス冷媒は配管洗浄装置14の冷媒−冷媒熱交換器15で気液二相冷媒となり、高圧ガス管32、戻り液管33を流通し、配管内の洗浄を行う。また、バルブキット22の開閉弁37、38は全閉、開閉弁36は全開であるため、洗浄運転中には戻り液管33を流通した冷媒を熱源側ユニット101内のレシーバ107へ流入させない。これは、洗浄運転中に戻り液管33を流通した冷媒をレシーバ107へ流入させると、高圧ガス管32および戻り液管33に残留していた鉱油等の異物が、レシーバ107の内部に溜まり込む危険性があるためである。
この冷媒回路の配管洗浄運転中の冷媒状態は上述と同一であるため省略する。洗浄運転により、洗浄対象である高圧ガス管32、戻り液管33、液管3、ガス管4には凝縮液化した気液二相冷媒が流通することとなり、それら配管内に残留する鉱油を引き剥がしながら洗浄する。
この配管洗浄運転を数時間程度行った後、配管洗浄運転を終了し、通常冷却運転へと移行する。この時、バルブキット22の開閉弁23、26を全開、開閉弁24、25、27、28を全閉とし、配管洗浄装置14内に冷媒を流入させない。また、バルブキット22の開閉弁36を全閉、開閉弁37、38を全開とし、戻り液管33を流通した液冷媒をバルブキット22を通して熱源側ユニット101のレシーバ107内へ流入させる。通常冷却運転中の冷媒の挙動は前述の通りである。通常冷却運転開始後、配管洗浄装置14は冷凍サイクルから取外し、鉱油回収容器17内に溜まった鉱油および異物を回収する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、リモート凝縮器を有する冷凍サイクル装置においても、リモート凝縮器側接続配管、利用側接続配管の両者に凝縮液化した冷媒を流通させることができるので、短時間で確実に配管を洗浄することができるとともに、配管洗浄運転中に残留した鉱油や異物が新しい熱源側ユニットのレシーバ内へ流入することがない。
また、バルブキットの開閉弁の操作により回路を切替えることができるので、配管洗浄運転後、すぐに通常冷却運転へ移行することができ、配管洗浄装置の取外し後の真空引きも不要である。
実施の形態
次に、実施の形態と同じく、凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと別置のようなリモート型冷凍サイクル装置の場合の配管洗浄方法において、配管洗浄運転後の通常冷却運転時にも配管洗浄装置を過冷却熱交換器として再利用する場合について、実施の形態として示す。
この実施の形態における作動冷媒交換前の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図は、前述の図3と同一であるため説明を省略する。また、通常冷却運転時の動作も前述の説明と同一である。
この実施の形態における配管洗浄装置14およびバルブキット22と接続された状態の冷媒回路図を図5に示す。バルブキット22は前述の5個の開閉弁23、24、25、36、37に、開閉弁39、40を加えた計7個の開閉弁からなる。また、配管洗浄装置14は、冷媒−冷媒熱交換器15および減圧手段16、鉱油回収容器17、開閉弁41、43、44、45、第2の減圧手段42からなる。
この実施の形態においても、まず熱源側ユニット1を新冷媒対応の熱源側ユニット101に、利用側ユニット2を新冷媒対応の利用側ユニット102へ交換する。配管洗浄装置14およびバルブキット22の接続位置は、上述の実施の形態2と同じく、高圧ガス管32および戻り液管33を洗浄できるように、圧縮機105の吐出側接続ポート134はバルブキット22の開閉弁24を通して配管洗浄装置14の接続ポート18に繋がれ、また、配管洗浄装置14の液出口ポート19がバルブキット22の開閉弁25を通して高圧ガス管32に接続され、戻り液管33はバルブキット22の開閉弁36を通して液管3に接続される。また、リモート凝縮器31も新冷媒対応リモート凝縮器131に交換する。
続いて、図5を参照して配管洗浄運転時の動作を説明する。バルブキット22の開閉弁23、37、39、40を全閉、開閉弁24、25、36を全開とする。また、配管洗浄装置14の開閉弁41、45および第2の減圧手段42を全閉、開閉弁43、44を全開とし、減圧手段16が動作されるように操作する。また、利用側ユニット群102においては、液電磁弁109はすべて閉止され、開閉弁30a、30bは開放されるため、冷媒はバイパス配管29a、29bを通過し、利用側ユニット内に流れることはない。
この配管洗浄運転において、圧縮機105から吐出されたガス冷媒は配管洗浄装置14の冷媒-冷媒熱交換器15で気液二相冷媒となり、高圧ガス管32、戻り液管33へ流通させて配管内の洗浄を行うとともに、洗浄運転中には戻り液管33を流通した冷媒を熱源ユニット101内のレシーバ107へ流入させない。これは、洗浄運転中に戻り液管33を流通した冷媒をレシーバ107へ流入させると、高圧ガス管32および戻り液管33に残留していた鉱油等の異物が、レシーバ107の内部に溜まり込む危険性があるためである。
この冷媒回路の配管洗浄運転中の冷媒状態は上述と同一であるため省略する。配管洗浄運転により、洗浄対象である高圧ガス管32、戻り液管33、液管3、ガス管4には凝縮液化した気液二相冷媒が流通することとなり、それら配管内に残留する鉱油を引き剥がしながら洗浄する。
この配管洗浄運転を数時間程度行った後、配管洗浄運転を終了し、通常冷却運転へと移行する。この実施の形態では、通常冷却運転中に配管洗浄装置14を過冷却熱交換器として再利用する。この場合、熱源ユニット101内のレシーバ107を流出した液冷媒を配管洗浄装置14へと流入させる必要があるが、バルブキット22の開閉弁の操作により回路を切替えて流路を変更する。
図5を参照して通常冷却運転時の動作を説明する。バルブキット22の開閉弁23、37、39、40を全開、開閉弁24、25、36を全閉とし、熱源側ユニット101内のレシーバ107を出た液冷媒が配管洗浄装置14へと流入するように操作する。また、配管洗浄装置14の減圧手段16および開閉弁43、44を全閉、開閉弁41、45を全開とし、第2の減圧手段42が動作するように操作される。利用側ユニット群102においても開閉弁30a、30bは閉止され、この部分に冷媒を流通させない。
凝縮器106で外気に放熱し凝縮液化した冷媒は戻り液管33を通過し、レシーバ107へ貯留されるとともに液冷媒は配管洗浄装置14内の冷媒-冷媒熱交換器15の高圧側へ流入する。冷媒-冷媒熱交換器15の高圧側を流出した液冷媒の一部は第2の減圧手段42により減圧され、低圧の気液二相状態へと変化して再び冷媒-冷媒熱交換器15の低圧側へ流入し、高圧側液冷媒との熱交換により、高圧側液冷媒は過冷却度を増し、一方低圧側冷媒は蒸発してガス冷媒となり、利用側ユニット102で蒸発した低圧ガス冷媒と合流して再び圧縮機105に吸入されるという動作を繰り返す。これにより、利用側ユニット102で利用できる蒸発エンタルピ差が拡大するとともに、低圧側の圧力損失低減により冷媒流量が増加し冷凍能力の向上が可能となる。また、圧縮機吸入側の冷媒ガス温度が低下し、圧縮機の吐出温度昇温を防止できる。
以上説明したように、この実施の形態によればリモート凝縮器を有する冷凍サイクル装置において、配管洗浄装置を通常冷却運転中に過冷却熱交換器として再利用する場合においても、配管洗浄装置を接続し直すことなく、開閉弁の操作によって簡単に回路を切替えられるので、配管洗浄後すぐに通常冷却運転へと移行することができる。
この発明の活用例として、多数のショーケースが1台の冷凍機に接続されたスーパーマーケットの食品売場の冷凍サイクル装置の配管洗浄がある。長期間店舗を閉鎖することは不利益となるため、冷凍サイクル装置の交換作業を極めて短時間で行う必要があり、また、配管が天井内や床下などを複雑に配設されており、配管まで交換することが困難な場合に適している。
この発明の基本形態を示す作動冷媒変更前の冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 この発明の基本形態を示す作動冷媒変更後の冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態を示す作動冷媒変更前の冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態を示す作動冷媒変更後の冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態を示す作動冷媒変更後の冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
1 熱源側ユニット
2 利用側ユニット
3 液管
4 ガス管
5 圧縮機
6 凝縮器(熱交換器)
7 レシーバ
8 アキュムレータ
9 液電磁弁(開閉器)
10 温度式膨張弁
11 蒸発器(熱交換器)
12 液操作弁
13 ガス操作弁
14 配管洗浄装置
15 冷媒−冷媒熱交換器
16 第1の減圧手段
17 鉱油回収容器
18、19、20、21 ポート
22 バルブキット
23、24、25 開閉弁
26、27、28 開閉弁
29a、29b バイパス管
30a、30b 開閉弁
31 リモート凝縮器
32 高圧ガス管
33 戻り液管
34、35 接続ポート
36、37、38 開閉弁
39、40 開閉弁
41 開閉弁
42 第2の減圧手段
43、44、45 開閉弁
101 新冷媒対応熱源側ユニット
102 新冷媒対応利用側ユニット
105 新冷媒対応圧縮機
106 新冷媒対応凝縮器
107 新冷媒対応レシーバ
108 新冷媒対応アキュムレータ
109 新冷媒対応液電磁弁
110 新冷媒対応温度式膨張弁
111 新冷媒対応蒸発器
112 新冷媒対応液操作弁
113 新冷媒対応ガス操作弁
131 新冷媒対応リモート凝縮器
134、135 新冷媒対応接続ポート

Claims (3)

  1. リモート凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと分離されたリモート型の冷凍サイクル装置と、開閉弁、温度式膨張弁、熱交換器を備える1台もしくは複数台の利用側ユニットと、それらを接続する配管により冷媒回路を形成する冷凍サイクル装置の作動冷媒を変更する際に、HFC、HCなどの新冷媒を洗浄媒体とし、新冷媒対応の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として用いるとともに、熱交換器、減圧装置および異物回収容器などを備える配管洗浄装置により気液二相状態の冷媒で配管内の洗浄を行う配管洗浄方法において、
    複数個の開閉弁よりなるバルブキットを通して前記配管洗浄装置と前記新冷媒対応の熱源側ユニット、洗浄対象である前記配管および熱源側ユニットから分離されたリモート凝縮器を接続する配管を接続し、バルブキットの開閉弁の開閉操作により配管洗浄装置に冷媒が流通するようにし、この配管洗浄運転において、圧縮機から吐出されたガス冷媒は配管洗浄装置の冷媒−冷媒熱交換器で気液二相冷媒となり、高圧ガス管、戻り液管を流通し、配管内の洗浄を行い、配管洗浄運転を終了し通常冷却運転へと移行する時は、バルブキットの開閉弁を配管洗浄装置内に冷媒を流入させないようにし、戻り液管を流通した液冷媒をバルブキットを通して熱源側ユニットのレシーバ内へ流入させることを特徴とする配管洗浄方法。
  2. 複数個の開閉弁よりなるバルブキットは、新冷媒対応の熱源側ユニットと分離されたリモート凝縮器を接続する配管内の洗浄を行った気液二相冷媒と異物等が、新冷媒対応の熱源側ユニット内のレシーバ内に流入することが無いように、開閉弁の操作により配管洗浄運転回路を切替え可能であることを特徴とする請求項1記載の配管洗浄方法。
  3. リモート凝縮器が圧縮機を内蔵する熱源側ユニットと分離されたリモート型の冷凍サイクル装置と、開閉弁、温度式膨張弁、熱交換器を備える1台もしくは複数台の利用側ユニットと、それらを接続する配管により冷媒回路を形成する冷凍サイクル装置の作動冷媒を変更する際に、HFC、HCなどの新冷媒を洗浄媒体とし、新冷媒対応の熱源側ユニットを洗浄媒体搬送手段として用いるとともに、熱交換器、減圧装置および異物回収容器などを備える配管洗浄装置により気液二相状態の冷媒で配管内の洗浄を行うものにおいて、更に複数個の開閉弁よりなるバルブキットを通して前記配管洗浄装置と前記新冷媒対応の熱源側ユニット、洗浄対象である前記配管および熱源側ユニットから分離されたリモート凝縮器を接続する配管を接続し、バルブキットの開閉弁の開閉操作により配管洗浄装置に冷媒が流通するようにし、この配管洗浄運転において、圧縮機から吐出されたガス冷媒は配管洗浄装置の冷媒−冷媒熱交換器で気液二相冷媒となり、高圧ガス管、戻り液管を流通し、配管内の洗浄を行い、配管洗浄運転を終了し通常冷却運転へと移行する時は、バルブキットの開閉弁を配管洗浄装置内に冷媒を流入させないようにし、戻り液管を流通した液冷媒をバルブキットを通して熱源側ユニットのレシーバ内へ流入させる配管洗浄運転を行うものであって、
    前記配管洗浄装置は、配管洗浄運転後の通常冷却運転時には過冷却熱交換器として冷凍サイクル内で利用可能であることを特徴とする冷凍サイクル装置。
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