JP4507678B2 - 処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、節電機能を有する複写機等の処理装置に関する。
従来、多数の複写機を電話回線等を介して1台の管理装置に接続し、当該管理装置が、各複写機から複写枚数、ジャム(紙詰まり)発生回数、トラブル(故障)の状態等を示す管理データを定期的に収集する管理システムが出現している(例えば、特許文献1)。この管理システムを用いると、1台の管理装置で全複写機の状態を一括管理できるので管理の効率化を図ることができる。
また、従来の複写機は、省エネルギー化の要請により、レディ(待機)状態において、例えば複写動作等が実行されない状態が一定時間(例えば、20分)続くと、複写機内の大半のモジュール(定着ヒータ等)への電力供給を停止して消費電力を節約する節電状態に移行する節電機能を有しているものがほとんどである。このような複写機では、例えば複写機の操作パネル上に配された解除キーの押下や、外部機器からの着信検出を契機(トリガ)に節電が解除されるようになっている(特許文献2)。
節電解除により、複写機は、上記各モジュールへの電力供給を再開し、CPU等の初期設定(起動プログラムの実行、メモリの初期化等)、定着器の温度を定着温度まで昇温させるなどの所定のウォームアップ処理を行って、複写可能なレディ状態に移行させる。
特開平4−318731号公報 特開昭58−157251号公報
しかしながら、上記の管理システムにおいて、節電機能を有する複写機を管理対象とする場合、節電効果が少なくなるという問題がある。
すなわち、管理装置による管理データの収集は、複写機側において複写等の動作に影響を与えないようにするため、通常、複写動作が行われない夜間に実行されることが多く、そのため管理データ収集時には、複写機はほとんどが節電状態になっている。したがって、従来では、複写機は、夜間に節電状態において管理装置側からの着信を検出すると節電を解除してウォームアップを行い、ウォームアップ終了後に管理データを管理装置に送信する処理を実行し、その後、待機状態が一定時間(例えば、20分)続くと再度節電状態に移行するようになっている。
ところが、管理データ送信後は、夜間のため複写等が行われることは実際にはほとんどない。したがって、管理データ送信後に、再度節電状態に移行するまでの間、レディ状態を維持するため、例えば定着器をヒータで加熱して定着温度に保つといった処理はそのほとんどが無駄な電力を消費していることになってしまい、節電効果が薄れるものである。これに対し、上記一定時間を短くすることが考えられるが、直ぐに節電に移行してしまうことが発生し、そのたびにユーザは節電解除、ウォームアップから複写可能状態になるまで待たなければならず使い勝手が極端に悪くなってしまう。
このような問題は、管理装置からの着信検出により複写機が節電を解除し管理データを管理装置に送信するというシステムだけに生じるものではない。例えば、節電中の複写機を複写目的とは別の目的のために節電を解除させようとする場合、具体的にはサービスマンが管理データを確認するためだけの目的で、複写機に設けられたサービスマン専用のボタンを押下して節電を解除し、管理データを操作パネルに表示させるような場合に、複写機がレディー状態になっても再度節電状態に移行するまでの間にサービスマンによりコピーが行われなければ、その間に無駄な電力を消費していることになり、節電効果が薄れるという同様の問題が生じ得るものである。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、節電解除後に再度自動的に節電状態に移行する機能を有する複写機等の処理装置において、使い勝手が良くかつ節電を図ることも可能な処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、節電機能を有し、外部装置とネットワークを介して接続される処理装置であって、節電中に、異なる複数種類の節電解除要因の内のいずれか一の解除要因が発生すると節電状態を解除する節電解除手段と、発生した解除要因の種類に応じて、節電解除後、所定のイベントが発生しない場合に再度節電状態に移行するまでの節電移行時間を変化させる節電移行手段と、前記外部装置からの管理データの送信要求を受信する受信手段と、ユーザからの操作入力を受付ける入力受付手段と、を備え、前記複数種類の節電解除要因には、前記送信要求を受信したこと、および前記操作入力を受付けたことが含まれており、前記節電移行手段は、発生した解除要因が前記操作入力の受付けの場合には、前記節電移行時間を第1の時間とし、発生した解除要因が前記送信要求の受信である場合には、前記節電移行時間を第1の時間よりも短い第2の時間とすることを特徴とする。
さらに、前記外部装置とは別の外部装置とネットワークを介して接続されており、前記別の外部装置からのジョブ実行要求を受付け、受付けた実行要求に基づいて当該ジョブを実行するジョブ実行手段を備え、前記複数種類の節電解除要因には、前記ジョブ実行要求を受付けることが含まれており、前記節電移行手段は、発生した解除要因が前記ジョブ実行要求の受付けの場合には、前記節電移行時間を第2の時間よりも長い第3の時間とすることを特徴とする。
また、前記ジョブは、プリントジョブまたはFAX受信ジョブであり、前記ジョブ実行手段は、受付けたプリントジョブまたはFAX受信ジョブの実行要求に基づいてプリント出力またはFAX受信を実行することを特徴とする。
このように節電移行時間を節電解除要因に応じて変化させる構成にしているので、従来のように節電移行時間が一律であったため節電解除後に処理装置が使用されない蓋然性が高いにも関わらず節電に移行されるまでの時間が無用に長くなり、節電効果が薄れるといったことがなくなり、節電解除から再度の節電状態への移行が早く行われるようになって、その分、節電を図ることが可能になる。また、節電解除後に処理装置が使用される蓋然性が高い場合には、従来と同様の移行時間をとることで直ぐに節電に移行されるといったことが生ぜず使い勝手が良いという効果を奏する。
以下、本発明に係る処理装置を含む管理システムの実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(1)全体構成
図1は、本実施の形態に係る管理システム1の全体構成を示す図である。
同図に示すように、管理システム1は、ユーザのオフィス等に配される複数の画像処理装置10、20・・・とクライアント端末60とがネットワーク、ここではLAN(Local Area Network)50を介して接続されると共に、画像処理装置10、20・・と管理装置30、FAX装置70とがネットワーク、ここでは電話回線網40を介して接続されてなり、各装置間でデータのやりとりが可能になっている。
画像処理装置10は、(i)セットされた原稿の画像を読み取って得られた画像データ
に基づいて画像を用紙に印刷するコピージョブ、(ii)クライアント端末60からLAN
50を介して送信されてくる印刷のためのプリントデータ、例えばPDL(Page Description Language)形式等のデータに基づいて画像を用紙に印刷するプリントジョブ、(iii)FAX装置70との間でファクシミリ送受信を行うFAXジョブ等の各種ジョブを実行する多機能デジタル複写機である。以下、MFP(Multiple Function Peripheral)という。
また、MFP10は、節電機能を有すると共に、複写枚数、ジャム発生回数等を複写動作が実行されるごと、ジャムが発生するごと等に計数、記憶し、またジャム発生中であることや現像器内のトナー残量等、さらに複写プロセスに影響を与えるエレメントデータ(具体的には、感光体ドラムの帯電電位、感光体ドラムの露光量等)を現在の装置の状態を示すデータとして検出する処理を実行し、これら計数、検出データを含むデータを管理データとして、管理装置30からの送信要求があると管理装置30に送信する機能を有している。この構成は、他のMFP20・・・についても同様である。
一方、管理装置30は、パーソナルコンピュータからなり、MFP10、20・・・に対し管理データの送信要求をすると共に、送られて来る管理データを保存する。管理者は、管理データを参照することで、各複写機の状態、メンテナンス時期等を確認することができる。
クライアント端末60は、パーソナルコンピュータからなり、OS(Operating System)、文書等作成のためのアプリケーションソフトウエア、作成した文書等の印刷をMFP10等に実行させるためのプリンタドライバ等がインストールされている。クライアント端末60は、ユーザからの印刷実行の指示を受け付けると、印刷のためのプリントデータをLAN50を介してMFP10等に送信し、プリントジョブを実行させる。
FAX装置70は、公知のG3ファクシミリ装置である。
以下、MFPおよび管理装置の構成および処理内容について詳しく説明するが、MFP10、20・・はそれぞれが同じものなので、ここではMFP10の構成を説明し、他のものについては、その説明を省略する。
(2)MFP10の構成
図2は、MFP10の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、MFP10は、複写機本体11とモデム12からなる。
複写機本体11は、主な構成要素として、原稿読取部111、プリンタ部112、操作部113、制御部114、PU(パワーユニット:電源装置)115、各種センサー116、リセットSW(スイッチ)117およびFAXボード118を備えている。
原稿読取部111は、セットされた原稿の画像を読み取る公知の原稿読取装置である。
プリンタ部112は、読み取られた原稿の画像データ、クライアント端末60からのプリントジョブに含まれるプリントデータ、FAX受信したときのFAXデータに基づいて用紙に印刷する公知のプリント装置である。具体的には、感光体ドラム、プリントヘッド、現像器、定着器等を備え、CPU101からの指示に基づいてプリントヘッドからレーザ光を発し、帯電された感光体ドラム上を露光して静電潜像を作像する。作像された静電潜像を現像器のトナーで現像してトナー像を形成し、これを搬送される用紙上に転写して、用紙上に転写されたトナー像を、ヒータを有する定着器で加熱、加圧して用紙に定着させる。
操作部113は、ユーザからの複写(コピー)枚数、FAX送信のための宛先番号等の入力を受付けるテンキー131、コピー開始の指示を受付けるコピースタートキー132および節電解除の指示を受付ける解除キー133、コピーモード、FAXモード等のモード切替を行うモード切替キー(不図示)等を備えている。この意味で、操作部113は、ユーザからの操作入力を受付ける入力受付手段として機能するものである。
操作部113は、テンキー131、コピースタートキー132等が押下されると、その旨を制御部114のCPU101に知らせる。また、解除キー133が押下されると、その旨をPU115に通知する。また、コピー枚数や各種メッセージ等を表示させるための表示部(不図示)を備えている。
各種センサー116には、搬送される用紙のジャム発生の有無を検出するジャム検出センサ、感光体ドラムの帯電電位を検出する電位センサー、感光体ドラムのレーザ光による露光量を検出する光電センサー、現像器内のトナー残量を検出するトナー検出センサー等が含まれ、各センサにより検出されたデータは制御部114に送られる。
リセットSW117は、ジャム等のトラブル発生後、ユーザがその原因を解除、例えばジャムの場合には搬送路に詰まった用紙を除去した後に、コピー可能な状態に復帰させるために用いられるスイッチであり、ユーザにより押下されると、そのことを制御部114に伝える。
FAXボード118は、電話回線網40を介してFAX装置60とFAX送受信を行う公知のものであって、FAXモデム等を備えており、例えば着信検出するとRI(Ring Indicator)信号をCPU101とPU115に送ると共に、FAX伝送制御に基づく通信処理を開始してFAX受信を実行する。なお、本実施の形態は、FAXボード118を介してのFAX通信のための回線と、これとは別に、モデム12を介しての管理装置30とのデータ通信のための回線の2回線が設けられている場合の例になっている。
制御部114は、主な構成要素として、CPU101、ROM102、RAM103、NVRAM104、時計IC105、プリントコントローラ106およびシリアルインターフェース107を備えている。
ROM102は、原稿読取部111における原稿読取動作およびプリンタ部112におけるプリント動作に関するプログラム、管理装置30やFAX装置70等の外部装置との通信処理に関するプログラムなどを格納している。
時計IC105は、計時のための公知のICであり、図示しないバックアップバッテリーにより常時電源が供給される。
CPU101は、ROM102から必要なプログラムを読み出して、読み取り動作、プリント動作等をタイミングを取りながら統一的に制御して円滑なコピー、プリント、FAX送受信動作を実行させる。また、管理装置30との通信処理を実行する。さらに、各種センサー116からの検出データに基づいてジャム等のトラブル検出、トナー残量検出等を行う。また、複写枚数、ジャムカウント等の各種データをNVRAM104に格納させる。
また、入力操作、複写動作、通信処理等の所定のイベントが発生しない状態が一定時間続くと、自己(CPU101)を含め、原稿読取部111、プリンタ部112等の各モジュールへの電源供給を遮断して待機中の消費電力を節約する節電モードに自動的に移行する節電処理を実行する。具体的には、時計IC105を用いて、入力操作等の所定のイベントが何も発生しない状態の継続時間(待機時間)を計時し、それが節電状態への移行時間として設定された節電移行時間に達すると、PU115に対し電源供給の遮断を指示(節電移行を指示)するものである。
本実施の形態では、この節電移行時間として、2つの時間T1、T2が用意されており、節電中に、複数の節電解除要因(後述)の内のどの解除要因の発生により節電が解除されたのかによって、節電移行時間がT1、T2のいずれかに設定され、設定された時間内に所定のイベントが発生しない場合に再度節電状態に移行する構成になっている。上記T1、T2の値を示すデータについては、ROM102に予め格納されており、節電移行時間の設定時にT1とT2のいずれかのデータがCPU101によって読み出されるようになっている。ここでは、例えばT1が「20(分)」、T2が「1(分)」を示すデータが格納されているものとする。なお、これらT1、T2の値については、例えばユーザが操作部113等から任意の値を設定できるようにして、設定された値のデータがNVRAM104に格納されて、必要に応じて読み出される構成とすることもできる。
RAM103は、揮発性のメモリであり、CPU101におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
NVRAM104は、不揮発性のメモリであり、管理装置30の電話番号、現時点での複写枚数、ジャム回数等のデータが格納されている。また、NVRAM104には、節電移行時間を示すデータを格納するための節電移行時間格納領域1041と、節電解除要因を示すデータを格納するための節電解除要因格納領域1042が設けられている。これら節電移行時間、節電解除要因を示す各データは、CPU101またはPU115により各格納領域に書き込まれるようになっている。この処理については後述する。
プリントコントローラ106は、LAN50を介してクライアント端末60と接続する装置であり、クライアント端末60からのプリントジョブを受付けてプリントデータ、プリント枚数等の印刷条件をCPU101に送り、プリンタ部112においてプリント動作を実行させる。また、プリントジョブを受付けたことを示すプリントジョブ受付信号をCPU101とPU115に送る。
シリアルインターフェース107は、CPU101とモデム12を接続するためのインターフェースであり、管理装置30から送信されてくるデータをモデム12を介して受信して、CPU101に送る。また、CPU101からのデータをモデム12を介して管理装置30に送信する。さらに、モデム12からのRI信号を着信検出信号として受付けると、これをCPU101とPU115に送る。
PU115は、図示しない外部の商用電源と接続され、商用電源からの電力を、複写機本体11の各モジュール(原稿読取部111、プリンタ部112、操作部113、制御部114等)に動作に必要な電力に変換して、各モジュールに供給する。
また、節電モード中には、操作部113の一部(解除キー113押下を受付けるための回路ブロック部分)、FAXボード118、プリントコントローラ106、シリアルインターフェース107を除く他のモジュール(CPU101、プリンタ部112等)への電力供給を停止する。
さらに節電モード中に、プリントコントローラ106からのプリントジョブ受付信号、シリアルインターフェース107からのRI信号、操作部113からの解除キー押下信号およびFAXボード118からのRI信号のいずれかを受信すると、CPU101等への各モジュールへの電力供給を再開する(節電解除)。この意味で、プリントジョブ受付信号、RI信号も節電解除を指示する信号の機能を有するものとなる。
モデム12は、制御部114を電話回線網40を介して管理装置30と接続する公知の装置であり、管理装置30からの着信(着呼)があると、これを管理データの送信要求として受付けて、RI信号をシリアルインターフェース107に出力する。この意味で、モデム12は、管理装置30からの管理データの送信要求を受信する受信手段として機能するものである。
ここでは、複写機本体11とモデム12は、別々に外部の商用電源と接続されて電力が供給される構成になっており、これによりモデム12は、複写機本体11が節電モード中であっても外部からの着信を検出することができる。なお、本実施の形態では、複写機本体11とモデム12が別体になっているが、もちろん複写機本体11内に組み込まれてMFPを構成するとしても良い。
(3)管理装置30の構成
図3は、管理装置30の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、管理装置30は、PC本体31、ディスプレイ32、キーボード33およびモデム34を備えている。
PC本体31は、主な構成要素としてシリアルインターフェース(I/F部)311、CPU312、ROM313、ディスプレイ32の表示制御を行う表示制御部314、キーボード33からの信号の入力を受け付ける入力制御部315および記憶部316を備えている。
ROM313には、MFP10、20・・・の稼動状況、メンテナンス時期等の各種情報を管理するための管理プログラム、MFP10等から管理データを収集するためのデータ収集プログラムなどが格納されている。
CPU312は、ROM313から管理プログラム、データ収集プログラム等を読み出して管理処理、管理データ収集処理を実行する。管理データ収集処理は、各MFPそれぞれについて、当該MFPに対し予め決められたデータ収集時刻になると当該MFPに発呼し、当該MFPから管理データを取得する処理である。
記憶部316は、ハードディスク等の不揮発性のメモリであり、各MFPから収集した管理データが格納される。また、記憶部316には、管理対象となるMFP10、20・・について、各MFPから管理データを収集する収集時刻を管理するための宛先テーブル(不図示)が設けられている。なお、モデム34は、上記モデム12と同機能を有するものである。
(4)複写機本体11の処理内容
(4−1)PU115の処理内容
図4は、PU115において実行される処理内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、PU115は、CPU101からの節電移行指示を受付けると(ステップS1で「YES」)、プリントコントローラ106、シリアルインターフェース107、FAXボード118および操作パネル113の解除キー133の押下を検出するための回路ブロックを除くモジュール(CPU101、原稿読取部111、プリンタ部112等)への電力供給を停止する(ステップS2)。これにより複写機本体11は、節電モードに移行することになる。
節電中に、プリントコントローラ106からのプリントジョブ受付信号、シリアルインターフェース107、FAXボード118からのRI信号、および操作部113からの解除キー押下信号のいずれかを受信すると、節電解除の指示があったとして(ステップS3で「YES」)、ステップS4に移る。
受信した信号がシリアルインターフェース107からのRI信号である場合には(ステップS4で「YES」)、節電解除要因が「管理装置からの着信」であることを示す値、ここでは「1」をNVRAM104内の節電解除要因格納領域1042に書き込み(上書き。以下同様)(ステップS5)、電力供給を停止していたCPU101等への全モジュールへの電力供給を再開する(ステップS6)。これにより複写機本体11は、節電が解除されたことになる。
受信した信号が押下信号である場合には(ステップS4で「NO」、ステップS7で「YES」)、節電解除要因が「操作部の解除キーの押下」であることを示す値、ここでは「2」を節電解除要因格納領域1042に書き込み(ステップS8)、ステップS6に移る。
また、受信した信号がプリントジョブ受付信号である場合には(ステップS7で「NO」、ステップS9で「YES」)、節電解除要因が「プリントジョブの受付」であることを示す値、ここでは「3」を節電解除要因格納領域1042に書き込み(ステップS10)、ステップS6に移る。
さらに、受信した信号がプリントジョブ受付信号でない、すなわちFAXボード118からのRI信号である場合には(ステップS9で「NO」)、節電解除要因が「FAX受信」であることを示す値、ここでは「4」を節電解除要因格納領域1042に書き込み(ステップS11)、ステップS6に移る。この意味で、PU115は、ステップS3〜S11の処理を実行する場合に、いずれか一の節電解除要因の発生により節電を解除させる節電解除手段として機能するものといえる。
なお、節電移行指示がないと判断すると(ステップS1で「NO」)、ステップS6に移ってそのまま電力供給を継続し、節電解除指示がないと判断すると(ステップS3で「NO」)、ステップS2に戻ってそのまま電力供給の停止が継続される。
(4−2)制御部114のCPU101の処理内容
図5は、CPU101において実行されるメインルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、CPU101は、PU115からの電力供給が開始されると、初期設定、ウォームアップを行う(ステップS21)。この初期設定動作は、CPU101、RAM103その他の図示しない内部メモリや各種パラメータなどの初期化処理のことである。また、ウォームアップは、定着器のヒータに電力供給して定着器を所定の定着温度まで昇温させる処理に並行して上記エレメントデータや装置状態(ジャム発生の有無、トナー残量等)を検出して管理データを生成する処理を実行するものである。
ウォームアップが終了すると、節電解除要因が管理装置からの着信であるか否かを判断する(ステップS22)。この判断は、NVRAM104の節電解除要因格納領域1042に書き込まれている現在の値を参照することにより行われる。
節電解除要因格納領域1042に書き込まれている値が「1」、すなわち節電解除要因が「管理装置からの着信」である場合には(ステップS22で「YES」)、節電移行時間として「T2(ここでは、1分)」の値をROM102から読み出して設定する、具体的には節電移行時間格納領域1041に書き込んで(上書きして)(ステップS23)、ステップS25に移る。
一方で、節電解除要因格納領域1042に書き込まれている値が「1」以外の「2」〜「5」(この「5」については、節電解除要因が「電源投入」によるものであることを示す値として、後述のステップS28で設定されるものである。)のいずれかの場合、すなわち節電解除要因が「解除キーの押下」、「プリントジョブの受付」、「FAX受信」、「電源投入」のいずれかである場合には(ステップS22で「NO」)、節電移行時間として「T1(ここでは、20分)」の値をROM102から読み出して設定する、具体的には節電移行時間格納領域1041に書き込んで(上書きして)(ステップS24)、ステップS25に移る。この意味で、CPU101は、ステップS22〜S24の処理を実行する場合に、発生した節電解除要因に応じて節電移行時間を変化させる節電移行手段として機能するものといえる。
ステップS25ではウォームアップが終了したか否かを判断し、終了したことを判断すると(ステップS25で「YES」)、節電解除要因が「管理装置からの着信」の場合には、生成された管理データの送信を行う(ステップS26)。具体的には、モデム12を介して発信元に対し当該発信元が管理装置30であるか否かを認証するための所定のコマンドを送信し、発信元が管理装置30であることを認証すると、管理データの送信を行うものである。
一方、節電解除要因が「プリントジョブの受付」、「FAX受信」の場合には、プリントジョブ、FAXデータに基づくプリント動作をプリンタ部112において開始させる(ステップS27)。なお、節電解除要因が「解除キーの押下」、「電源投入」の場合には、そのままステップS28に移る。
ステップS28では、節電解除要因を「電源投入」であることを示す値、ここでは「5」を節電解除要因格納領域1042に書き込む。
そして、ステップS26、S27の管理データ送信、プリント出力等の全ての動作が終了すると待機状態に入り(ステップS29)、時計IC105のタイマーTのカウントを開始させた後(ステップS30)、所定のイベントの発生の有無を判断する(ステップS31)。
所定のイベントとしては、(i)ユーザによる操作部113のキー入力の受付け、(ii)外部装置からの着信、具体的にはクライアント端末60、FAX装置70等からのプリントジョブの受付け、FAX受信等、(iii)複写、FAX送受信等における読み取り、プリント等の各種動作が含まれる。
いずれか一のイベントが発生したことを判断すると(ステップS31で「YES」)、当該イベントに応じた処理(以下、「イベント処理」という。)を実行する(ステップS32)。
図6は、イベント処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、発生したイベントがキー入力の受付けであることを判断すると(ステップS41で「YES」)、受付処理を実行して(ステップS42)、メインルーチンにリターンする。この受付処理は、ユーザからの操作部113上のキー入力を受付けて、受付けた内容に応じた処理、例えばコピー枚数の入力のためのテンキー131の押下である場合には、押下されたキーの番号をコピー枚数表示として表示部に表示させたり、コピースタートキー132が押下された場合には、コピー動作を開始させる処理等を実行するものである。
一方、キー入力の受付けではないと判断すると(ステップS41で「NO」)、発生したイベントが外部装置からの着信であるとして、着信処理を実行し(ステップS43)、メインルーチンにリターンする。
図7は、着信処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。なお、この着信処理は、非節電モード中の処理である。
同図に示すように、発生したイベントがFAX受信によるものか否かを判断する(ステップS51)。この判断は、FAXボード118からのRI信号の受信の有無により行われる。
FAX受信によるもの、すなわちFAXボード118からRI信号を受信したことを判断すると(ステップS51で「YES」)、FAXボード118により受信されたFAXデータ等をプリンタ部112に送り、FAXデータに基づく出力(FAX出力)を実行させる(ステップS52)。一方、FAX受信でないことを判断すると(ステップS51で「NO」)、ステップS53に移る。
ステップS53では、プリントジョブの受付けであるか否かを判断する。この判断は、プリントコントローラ106からプリントジョブ受付信号を受信したか否かにより行われる。
プリントジョブを受付けたことを判断すると(ステップS53で「YES」)、受付けたプリントデータ等をプリンタ部112に送り、プリント出力を実行させる(ステップS54)。一方、プリントジョブの受付けでないことを判断すると(ステップS53で「NO」)、ステップS55に移る。
ステップS55では、管理装置30からの管理データの送信要求を受信したか否かを判断する。管理装置30による管理データの送信要求は、主に夜間に行われるものであるが、昼間に緊急に管理データを収集したい事態が生じたときに行われる場合もあり、このステップS55の処理は、当該緊急時(非節電モード時)に行われるものである。なお、この受信の有無の判断は、シリアルインターフェース107からRI信号を受信したか否かにより行われる。
管理データの送信要求を受信したことを判断すると(ステップS55で「YES」)、管理データの生成処理を実行して、生成された管理データを管理装置30に送信する(ステップS56)。この管理データ生成処理は、上記ステップS21におけるウォームアップで行われる処理と同じ処理である。また、送信処理は、上記ステップS26における送信処理と同じ処理である。
図5に戻って、イベント処理(ステップS32)の終了後、時計IC105のタイマーTを停止させ、カウント値をリセットして(ステップS33)、ステップS29に戻る。
ステップS29で、ステップS32におけるイベント処理でのプリント動作等の動作が終了すると、再度待機状態に入り、ステップS30において、タイマーTを再び動作させ、ステップS31においてイベント発生の有無を判断する。
イベント発生がない場合には(ステップS31で「NO」)、待機時間が節電移行時間以上であるか否かを判断する(ステップS34)。ここで、待機時間は、現在のタイマーTのカウント値であり、節電移行時間は、ステップS23、またはS24において設定された時間T1またはT2である。
待機時間≧節電移行時間ではない、すなわち待機時間が節電移行時間にまで達していない場合には(ステップS34で「NO」)、ステップS31に戻る。
ここで、何らかのイベントの発生があると(ステップS31で「YES」)、ステップS32、S33、S29、S30、S31の処理が行われる。
一方で、イベントの発生がなければ、ステップS31で「NO」、S34で「NO」の処理が繰り返し行われ、その間にタイマーTのカウント値が上昇して、待機時間=節電移行時間になると(ステップS34で「YES」)、ステップS35に移る。
ステップS35では、節電モードに移行すべく、PU115に対し節電移行指示を送出(電力供給遮断を指示)して、当該処理を終了する。これにより、PU115からの電力供給が停止され、CPU101等は、節電モード中には電力が全く供給されなくなり動作しないことになる。
なお、CPU101は、図5に示すメインルーチンに並行して、電力供給中において常時、ジャム等のトラブルを検出するトラブル検出処理を実行している。このトラブル検出処理は、各種センサー116による検出結果に基づいて行われる。
図8は、トラブル検出処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、トラブルを検出すると(ステップS61で「YES」)、操作部113にその旨の表示を行うと共に(ステップS62)、プリント動作等の全動作を停止させる(ステップS63)。
そして、詰まっていた用紙の除去等がユーザにより行われ、リセットSW117が押下されると(ステップS64で「YES」)、操作部113のトラブル表示の消去等の解除処理を行い(ステップS65)、図5のメインルーチンの処理をステップS21の初期設定/ウォームアップ処理から開始させるための初期設定移行処理を実行して(ステップS66)、ステップS61に戻る。
これによりトラブル解除後には、メインルーチンが最初の初期設定(ステップS21)から開始されることになるが、この場合の節電移行時間としては、トラブル検出前にステップS28において節電解除要因が「電源投入」に書き換えられているから、「T1(20分)」が適用されることになり(ステップS22で「NO」、S24)、「T2(1分)」が適用されることにより直ぐに節電状態に移行されてしまうといったことがなく、ユーザにとって親切になる。
(5)管理装置30の処理内容
図9は、管理装置30において実行される処理内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、管理装置30は、環境設定処理(ステップS71)、管理データ収集処理(ステップS72)およびその他の処理(ステップS73)を実行する。
ステップS71の環境設定処理は、電源投入によって最初に実行される処理であり、主にCPU312、モデム34等のリセット、初期化処理を行うものである。
ステップS72の管理データ収集処理は、各MFPそれぞれについて、当該MFPに対し予め決められた時刻になると当該MFPに発呼し(管理データの送信要求を行い)、当該MFPにおいて節電解除(ステップS3〜S6)、初期設定、ウォームアップ(ステップS21)を経て生成され、当該MFPから送信されて来る管理データ(ステップS26)を受信して、記憶部316内の所定の格納領域に格納する処理である。
ステップS73のその他の処理は、収集した管理データをディスプレイ32に表示させる処理等を行うものである。
(6)管理システム1の全体処理
図10は、管理システム1における全体処理の内容を説明するための図である。同図は、昼間にユーザがMFP10を用いてコピーをとる場合(P1〜P6)と、夜間にMFP10から管理装置30に管理データが送信される場合(P7〜P14)の2つの例を合わせて示したものである。
同図に示すように、MFP10は、節電状態において、節電解除要因の一としてのユーザによる解除キー133の押下が発生すると(P1)、節電を解除し(P2)、初期設定、ウォームアップを開始させ(P3)、節電移行時間をT1(20分)に設定する(P4)。このP1は、上記ステップS3、S7、S8に相当し、P2は、S6に相当し、P3は、S21に相当し、P4は、S24に相当するものである。
MFP10は、ウォームアップ終了後、コピースタートキー132が押下されると、コピー動作を行う(P5)。コピー動作が終了し、ボタン押下等の所定のイベントが何も発生しない待機状態がT1(20分間)継続すると、節電状態に移行する(P6)。このP5は、上記ステップS31、S32に、P6は、S33、S29、S30、S31、S34、S35に相当するものである。
時間が経過して、夜間の管理データ収集時刻として予め定められた時刻、例えば22時00分になると、管理装置30は、節電状態にあるMFP10に対し、節電解除を指示するための発呼を行う(P7)。このP7は、上記ステップS72に相当するものである。
MFP10は、節電状態において、節電解除要因の一としての管理装置からの発呼に対する着信を検出すると(P8)、節電を解除し(P9)、初期設定、ウォームアップを開始させ(P10)、節電移行時間をT2(1分)に設定する(P11)。このP8は上記ステップS3〜S5に、P9はS6に、P10はS21に、P11はS23に相当するものである。
MFP10は、ウォームアップ終了後、生成された管理データの送信を行う(P12)。このP12は、上記ステップS26に相当するものである。
管理装置30は、MFP10からの管理データを受信すると、これを記憶部316に格納する(管理データの取得)(P13)。このP13は、上記ステップS72に相当するものである。
一方、MFP10は、管理データ送信後に、ボタン押下等の所定のイベントが何も発生しない待機状態がT2(1分間)継続すると、節電状態に移行する(P14)。このP14は、上記ステップS29、S30、S31、S34、S35に相当する。なお、他のMFP20等についても同様の処理が行われる。
以上説明したように、本実施の形態では、節電解除要因に応じて節電移行時間を変更するので、例えばMFPが夜間において節電中に管理装置30からの管理データ送信要求による着信を検出した場合には、節電解除後に再度節電に移行するまでの時間が、通常の節電移行時間T1(20分)よりも大変短いT2(1分)に設定され、管理データ送信後に直ぐに節電状態に移行されるようになる。
したがって、従来のように節電移行時間が一律のため、管理データ送信後にユーザによるコピー等がほとんどなされない状況でも長い時間(20分間)、待機状態を維持するのに定着器のヒータ等への電力供給が継続されるということがなくなり節電効果を高めることが可能になる。また、解除ボタン133の押下など複写機の使用頻度が高いと推定される場合には、節電移行時間が従来と同じT1(20分)に設定されるので、直ぐに節電移行してしまい、ユーザがいざ複写しようとしたきに節電中になっており、節電解除からウォームアップ終了まで待たされるといったことが生ぜず、使い勝手も良い。
なお、節電移行時間T1、T2の値は、上記のものに限定されない。T1>T2であれば良く、T2については、例えば管理データ送信直後に節電移行されるようにさらに短い値(例えば数秒、0秒等)を設定するとしても良い。
また、解除要因毎に異なる節電移行時間を設定するとしても良い。例えば、解除要因が、解除ボタン133の押下によるものである場合には20分、管理データの送信要求である場合には1分、プリントジョブの受付けの場合に30分等とするものである。プリントジョブの場合には、プリントジョブを要求したユーザが直ぐにMFPのところまでプリント物を取りに来るとは限らないから、節電移行時間を通常の20分よりも長くすることで、例えばプリントジョブ要求から25分後にプリント物を取りに行ったときでも別の原稿のコピーをその場で直ぐにとることが可能になる。なお、節電移行時間が長くなればそれだけ節電効果を薄れることになるから、ユーザの利便性と節電効果を考慮して移行時間が決められる。
また、節電解除要因についても上記のものに限定されることはなく、節電解除の契機となる複数のイベントを節電解除要因とすることができる。複数の要因の内、節電が解除された後にユーザによるMFPの使用頻度が少ないと推定されるものについて、その要因が発生した場合に節電移行時間をT2に設定するとすれば良い。
また、所定のイベントについても上記のものに限られず、節電解除状態(非節電モード)において、ある動作が発生しなければ再度節電状態に移行させても良いと考えられる事象であれば良い。
本発明は、上記画像処理装置(MFP)に限られず、上記MFPにおける節電解除後の再度の節電移行に関する方法であるとしてもよい。さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
また、本発明に係るプログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやオペレーティングシステム(OS)に含まれるプログラムなど、別途情報処理装置にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしても良い。従って、上記した本発明の記録媒体に必ずしも上記全てのモジュールを記録している必要はないし、また必ずしも全てのモジュールを伝送する必要もない。さらに所定の処理を専用ハードウェアを利用して実行させるようにすることができる場合もある。
(7)変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(7−1)上記実施の形態では、節電解除後、再度節電に移行するまでの時間の計測を待機状態への移行時から行うとしたが(ステップS30)、節電解除後、所定のイベントが発生しない場合に節電状態に移行できる構成であれば良いので、計測の開始時については特に限定されず、例えば節電解除から待機状態に入る前までのいずれかの時点で計測を開始したり、待機状態に入ってから所定の時間経過時等としても良く、節電と使い勝手の両方を鑑みて予め実験等から最適な時期を決めることができる。
(7−2)上記実施の形態では、ウォームアップ後に管理データを送信するとしたが、例えばウォームアップ中でも管理データ生成が終わると直ぐに送信する構成とすることもできる。また、節電移行前に管理データをNVRAM等に保存しておき、節電解除後にその保存されている管理データを読み出して送信すると共にウォームアップを開始させる構成としても良い。
(7−3)上記実施の形態のMFPは、節電中にCPU101への電力供給が停止される構成であったため、PU115が節電を解除させるか否かを判断するとしたが、これに限定されることはない。例えば、節電中にもCPUへの通電を継続する構成にして、CPUがRI信号、プリントジョブ受付信号、解除キー押下信号を受信すると、節電解除を判断して、PUに対し各部への電力供給を指示し、待機状態において所定のイベントが発生しない場合にPUに対し各部への電力供給の停止を指示する構成とすることができる。
また、節電により電力供給が停止されるモジュールについても上記のものに限定されないことはいうまでもなく、例えばヒータ類のみについて給電を停止させるとすることもできる。さらに、電力供給を完全に停止させずに、供給量を非節電モード時よりも少なくすることで節電するとしても良い。
(7−4)上記実施の形態では、節電機能を有する処理装置を複写機としたが、本発明は、複写機に限られず、節電機能を有し複数の節電解除要因の内のいずれかの要因の発生により節電が解除され、節電解除後に所定のイベントが発生しない場合に再度節電状態に移行する機能を有する処理装置一般、例えばスキャナ、プリンタ、FAX装置等の画像処理装置等にも適用が可能である。
また、節電解除後に装置の使用頻度が少ないと推定される場合に再度節電に移行するまでの時間を通常の移行時間よりも短くする構成とすれば良いことからすると、管理装置に管理データを送信する装置に限定されることもない。
例えば、複写機に、管理データを生成してその内容を操作パネルに表示させるための管理者やサービスマン専用のボタンが設けられ、節電中にサービスマン等が直接、当該ボタンを押下して節電を解除させ、生成、表示された管理データの内容を確認するような場合に、当該ボタンが押下されたときに(節電解除要因を当該専用のボタンが押下されたときとした場合に)、節電移行時間を短くする構成が考えられる。サービスマン等としては、複写目的ではないため、節電解除後、再度節電状態に移行されるまでの間に複写動作が実行されることがほとんどないと推定され、このような場合にも節電効果を向上させることが可能になるからである。
本発明に係る処理装置は、節電機能を有し、節電解除後に再度節電状態に移行する場合にもさらなる節電を図る技術として有用である。
管理システム1の全体構成を示す図である。 管理システム1に含まれるMFP10の構成を示すブロック図である。 管理システム1に含まれる管理装置30の構成を示すブロック図である。 MFP10のPU115において実行される処理内容を示すフローチャートである。 複写機10の制御部114のCPU101において実行されるメインルーチンの処理内容を示すフローチャートである。 上記メインルーチンに含まれるイベント処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 上記イベント処理に含まれる着信処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 上記CPU101において実行されるトラブル検出処理の内容を示すフローチャートである。 管理装置30において実行される処理内容を示すフローチャートである。 管理システム1における全体処理の内容を説明するための図である。
符号の説明
1 管理システム
10、20 MFP(多機能デジタル複写機)
11 複写機本体
12、34 モデム
30 管理装置
40 電話回線網
50 LAN
60 クライアント端末
101、312 CPU
114 制御部
115 PU(電源装置)

Claims (3)

  1. 節電機能を有し、外部装置とネットワークを介して接続される処理装置であって、
    節電中に、異なる複数種類の節電解除要因の内のいずれか一の解除要因が発生すると節電状態を解除する節電解除手段と、
    発生した解除要因の種類に応じて、節電解除後、所定のイベントが発生しない場合に再度節電状態に移行するまでの節電移行時間を変化させる節電移行手段と
    前記外部装置からの管理データの送信要求を受信する受信手段と、
    ユーザからの操作入力を受付ける入力受付手段と、を備え
    前記複数種類の節電解除要因には、前記送信要求を受信したこと、および前記操作入力を受付けたことが含まれており、
    前記節電移行手段は、
    発生した解除要因が前記操作入力の受付けの場合には、前記節電移行時間を第1の時間とし、発生した解除要因が前記送信要求の受信である場合には、前記節電移行時間を第1の時間よりも短い第2の時間とすることを特徴とする処理装置。
  2. 前記外部装置とは別の外部装置とネットワークを介して接続されており、
    前記別の外部装置からのジョブ実行要求を受付け、受付けた実行要求に基づいて当該ジョブを実行するジョブ実行手段を備え、
    前記複数種類の節電解除要因には、前記ジョブ実行要求を受付けることが含まれており、
    前記節電移行手段は
    生した解除要因が前記ジョブ実行要求の受付けの場合には、前記節電移行時間を第2の時間よりも長い第3の時間とすることを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  3. 前記ジョブは、プリントジョブまたはFAX受信ジョブであり、前記ジョブ実行手段は、受付けたプリントジョブまたはFAX受信ジョブの実行要求に基づいてプリント出力またはFAX受信を実行することを特徴とする請求項に記載の処理装置。
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