JP5193964B2 - 画像形成装置およびその起動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置およびその起動方法に関し、特に画像形成の手法としては、トナーを用いる電子写真方式のものに関する。
画像形成に前記トナーを用いる電子写真方式の画像形成装置の場合、画像形成部の現像器がトナーロー状態(トナーカトリッジにはトナーが無いが、現像器に残ったトナーで所定枚の印字動作は可能なトナー僅少状態)となったことがトナー残量判定手段によって判定されると、表示パネルやホストのコンピュータなどを介して、使用者やサービスマンなどに警告などを発するようになっている。その警告などに応答して、前記使用者やサービスマンなどが前記トナーカトリッジを交換すると、該トナーカトリッジから現像器にトナーを補給し、現像器のトナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行うようになっている。そして、補給動作が正常に終了した場合は、前記トナーロー状態が解除となる。
一方、画像形成装置は多くの電力を消費するので、省エネ化の流れに従い、画像形成を行っていない期間の待機モードとして、直ちに画像形成の可能な待機モードである通常モードと、定着装置の温度を低下するなどして、直ちには画像形成はできないけれども、消費電力を低減することができる省電力モードとを少なくとも備える画像形成装置が広く普及している。そして、電源投入直後や画像形成後は通常モードとなり、所定時間使用者の操作や実際の画像形成が無いと、省電力モードに切り替わるようになっており、省エネの促進のために、近年では、前記所定時間が短くなり、省電力モードに入り易くなっている。
しかしながら、一旦省電力モードに切り替わると、使用者のパネル操作や印刷ジョブの発生などで通常モードに復帰した際、画像形成部の立上げ(ウォームアップ)を行う必要が生じ、たとえば帯電器の電圧を上げて回転させたり、現像ローラを回転させる等のプロセス調整工程が行われるとともに、その時、前記トナーロー状態であると、前記リカバリ工程が行われる。ここで、実際にトナーカトリッジが交換されていると、次回からはこのようなリカバリ工程が省略されて、これによる待ち時間が無くなるものの、トナーカトリッジが交換されておらず、次回も依然としてトナーロー状態が続いている場合は、同様に前記リカバリ工程が行われることになる。このリカバリ工程は、ローラを回して前記トナーカトリッジから現像器へトナーを落とし込むもので、かなりの時間を要し、このため最初の画像形成出力(プリントアウト)までの待ち時間が長くなるという問題がある。
そこで、特許文献1には、ファクシミリ機能およびプリンタ機能を備え、画像形成部が電子写真方式で画像形成を行い、ウォームアップとして前記プロセス調整工程とリカバリ工程とを行うとともに、待機モードとして、通常モードと省電力モードとを備えるフルカラーの画像形成装置において、省電力モードでファクシミリの印刷要求が発生し、通常モードに切り替わった場合、トナー残量が少なければ、黒色トナーのリカバリ工程を行って印刷動作を行い、その後にプロセス調整工程を行っている。また、省電力モードでプリンタの印刷要求が発生し、通常モードに切り替わった場合は、総ての色のトナーのリカバリ工程を行い、さらにプロセス調整工程を行った後、印刷動作を行っている。これによって、白黒モード(ファクシミリ)での使用者の待ち時間を短縮し、フルカラーモード(プリンタ)では高い画質を得るようにしている。
特許第4105836号公報
上述の従来技術は、単に白黒かフルカラーかに着目して、リカバリ工程のタイミングを変更している。しかしながら、使用者が画像形成装置に印字データを送信して印字出力を待ち構えているプリンタでの印字ジョブと、使用者が気付かない間に着信して印字出力を行っているファクシミリでの印字ジョブとで、上述の従来技術は、適切に対応できているとは言えない。
本発明の目的は、ファクシミリとプリンタとの印字ジョブが発生したソースに応じて、適切に画像形成出力を得ることができる画像形成装置およびその起動方法を提供することである。
本発明の画像形成装置は、ファクシミリ通信ユニットと、プリンタユニットと、少なくとも前記ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号に応答して、電子写真方式で画像形成を行う画像形成部と、待機モードとして、少なくとも通常モードと省電力モードとを備える動作制御手段と、前記画像形成部における現像器のトナー残量を判定するトナー残量判定手段とを含み、前記動作制御手段は、省電力モードにおいて、ファクシミリ通信ユニットからの画像信号が発生したとき、前記トナー残量判定手段でのトナー残量の判定結果が所定レベル以下である場合は、前記画像形成部に画像形成条件を調整させるプロセス調整工程を行わせるとともに、当該画像形成部における現像器のトナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行わせた後、画像形成を行わせ、前記省電力モードにおいて、前記プリンタユニットからの画像信号が発生したとき、前記トナー残量判定手段でのトナー残量の判定結果が所定レベル以下である場合は、前記画像形成部に前記プロセス調整工程を行わせ、画像形成後に前記リカバリ工程を行わせることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置の起動方法は、待機モードとして、少なくとも通常モードと省電力モードとを少なくとも備える動作制御部のモードを監視するステップと、ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号を受付けるステップと、前記ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号に応答して、電子写真方式で画像形成を行う画像形成部における現像器のトナー残量を判定するステップと、前記各ステップの判定結果に応答し、前記動作制御部が省電力モードにおいて、トナー残量が所定レベル以下の状態で画像信号が発生したとき、前記画像信号がファクシミリ通信ユニットから発生した場合、前記画像形成部に画像形成条件を調整させるプロセス調整工程を行わせるステップと、前記画像形成部に現像器のトナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行わせるステップと、前記画像形成部に画像形成を行わせるステップとをこの順に行わせる一方、前記画像信号がプリンタユニットから発生した場合、前記画像形成部に前記プロセス調整工程を行わせるステップと、前記画像形成部に画像形成を行わせるステップと、前記画像形成部に前記リカバリ工程を行わせるステップとをこの順に行わせることを特徴とする。
上記の構成によれば、ファクシミリ機能およびプリンタ機能を少なくとも備えるデジタル複合機などとして実現され、画像形成部が電子写真方式で画像形成を行い、待機モードとして通常モードと省電力モードとを少なくとも備える画像形成装置において、前記画像形成部では、トナー残量判定手段によって現像器のトナー残量を判定し、少なくなると、動作制御手段が、カートリッジから現像器へトナーを落とし込み、トナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行わせる。そして、前記画像形成部が直ちに画像形成の可能な待機モードである通常モードではなく、画像形成条件が整っておらず、直ちには画像形成の不可能な待機モードである省電力モードにおいて、ファクシミリ通信ユニットやプリンタユニットからの画像信号が発生したとき、トナー残量が所定レベル以下であると、従来では、動作制御手段は、前記画像形成部に、前記画像形成条件、たとえば帯電器の電圧を調整させるプロセス調整工程を行わせるとともに、前記リカバリ工程を行わせた後、画像形成に移る。これに対して、本発明では、前記動作制御手段は、省電力モードにおいて画像形成すべき画像信号を受信すると、そのソースに着目して画像形成部の立上げ(ウォームアップ)を行うとともに、画像形成出力(プリントアウト)のタイミングを制御する。詳しくは、前記動作制御手段は、前記画像信号のソースが、ファクシミリ通信ユニットである場合は、前記画像形成部に前述のような旧来通りのプロセス調整工程およびリカバリ工程による立上げ動作を行わせた後、画像形成を行わせる一方、プリンタユニットである場合は、前記画像形成部に前記プロセス調整工程だけを行わせ、画像形成後に前記リカバリ工程を行わせる。
したがって、トナー僅少での待機モードからの立上げ時に、カートリッジから現像器へトナーを落とし込み、トナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行うにあたって、プリンタユニットからの印字ジョブである場合は、そのタイミングを画像形成後に振り替えることで、トナー僅少の状態で画質面では若干の低下の可能性があるものの、印字出力を素早く行わせ、その印字ジョブを発生させた使用者の待ち時間を短縮することができる。これに対して、ファクシミリ通信ユニットからの印字ジョブである場合は、使用者はその印字ジョブを認識しないことが多く、また使用者自身で再度印字し直すことが困難であるので、前記リカバリ工程を行って、その時点で実現し得る良好な画質で印字出力を得ることができる。こうして、ファクシミリ通信ユニットからとプリンタユニットからとで、印字ジョブが発生したソースに応じて、適切に画像形成出力を得ることができる。
さらにまた、本発明の画像形成装置では、前記通常モードへの切り替わりが、電源投入によるものか、パネル操作によるものかを判定するモード変化判定手段をさらに備え、前記動作制御手段は、前記トナー残量判定手段およびモード変化判定手段の判定結果に応答し、トナー残量が所定レベル以下で前記通常モードへ切り替わったとき、その切り替わりが、前記電源投入による場合、前記画像形成部に画像形成条件を調整させるプロセス調整工程を行わせるとともに、当該画像形成部における現像器のトナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行わせた後、画像形成を行わせ、前記パネル操作による場合、前記画像形成部に前記プロセス調整工程を行わせ、画像形成後に前記リカバリ工程を行わせることを特徴とする。
上記の構成によれば、前述のような印字ジョブの発生以外に、動作制御手段のモード切り替わりを判定するモード変化判定手段をさらに設け、前記通常モードへの切り替わりが、電源投入による場合、前記ファクシミリ通信ユニットからの印字ジョブの場合と同様に、旧来通りのプロセス調整工程およびリカバリ工程による立上げ動作を行わせた後、画像形成を行わせる一方、前記パネル操作による場合は、前記画像形成部に前記プロセス調整工程だけを行わせ、画像形成後に前記リカバリ工程を行わせる。
したがって、モード切り替わり時にもリカバリ工程を行うにあたって、パネル操作による場合は、そのタイミングを画像形成後に振り替えることで、トナー僅少の状態で画質面では若干の低下の可能性があるものの、画像形成出力を素早く行わせ、待ち時間を短縮することができる。これに対して、電源投入による場合は、使用者は立上げに或る程度の時間が掛かることを認識しており、前記リカバリ工程を行って、その時点で実現し得る良好な画質で画像形成出力を得ることができる。こうして、パネル操作からと電源投入からとで、通常モードへ切り替わったときの状況に応じて、適切に画像形成出力を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置では、前記動作制御手段は、前記省電力モード時には動作を休止する消費電力が相対的に大きい第1のマイクロプロッセッサと、常時通電されて消費電力が相対的に小さく、前記第1のマイクロプロッセッサの通電を制御し、前記ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号に応答して前記第1のマイクロプロッセッサを起動する第2のマイクロプロッセッサとを備えて構成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、画像形成部が上述のような省電力モードで消費電力を低減するにあたって、その動作を制御する動作制御手段を2チップ構成とし、1チップ目は高速クロックで各部の制御を行い、前記省電力モード時には動作を休止する消費電力が相対的に大きい第1のマイクロプロッセッサから成り、2チップ目は低速クロックでモード監視を主に行い、常時通電されて消費電力が相対的に小さく、前記第1のマイクロプロッセッサの通電を制御する第2のマイクロプロッセッサから成る。
したがって、制御系でも、常時通電される構成を最小限として、画像形成装置において待機モードの多くの割合(時間)を占める省電力モード時における消費電力を削減することができる。
本発明の画像形成装置およびその起動方法は、以上のように、たとえばデジタル複合機などとして実現され、画像形成部が電子写真方式で画像形成を行い、待機モードとして通常モードと省電力モードとを少なくとも備える画像形成装置において、トナー残量が少なくなると、カートリッジから現像器へトナーを落とし込み、トナー濃度を所定のノードに復帰させるリカバリ工程を行わせるにあたって、ファクシミリ印字ジョブが発生したときにトナー残量が所定レベル以下であると、旧来通りのプロセス調整工程およびリカバリ工程による立上げ動作を行った後、画像形成を行う一方、プリンタ印字ジョブが発生したときにトナー残量が所定レベル以下であると、前記プロセス調整工程だけを行い、画像形成後に前記リカバリ工程を行う。
それゆえ、トナー僅少での立上げ時に前記リカバリ工程を行うにあたって、プリンタ印字ジョブが発生した場合は、そのタイミングを画像形成後に振り替えることで、トナー僅少の状態で画質面では若干の低下の可能性があるものの、画像形成出力を素早く行わせ、待ち時間を短縮することができる。これに対して、ファクシミリ印字ジョブが発生した場合は、使用者はその印字ジョブを認識しないことが多く、また使用者自身で再度印字し直すことが困難であるので、前記リカバリ工程を行って、その時点で実現し得る良好な画質で印字出力を得ることができる。こうして、ファクシミリ通信ユニットからとプリンタユニットからとで、印字ジョブが発生したソースに応じて、適切に画像形成出力を得ることができる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態の動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置1は、その画像形成部10に、図示しない感光体ドラムを中心として、帯電器11と、レーザスキャンユニット12と、現像器13と、定着装置14とを備え、給紙装置15から供給された用紙に電子写真方式で画像形成を行う画像形成装置である。そして、その形成画像のデータとしては、スキャナユニット21によるスキャン画像データを用いることで複写機としての機能を実現し、プリンタユニット22での受信画像データを用いることでプリンタとしての機能を実現し、ファクシミリ通信ユニット23での受信画像データを用いることでファクシミリ受信機としての機能を実現する。また、前記スキャナユニット21でのスキャン画像データをファクシミリ通信ユニット23から送信することでファクシミリ送信機としての機能を実現する。こうして、この画像形成装置1は、複写機、プリンタおよびファクシミリの各機能を実現する、いわゆるデジタル複合機として構成されている。
注目すべきは、この画像形成装置1では、動作制御手段として、主要動作制御用の第1のマイクロプロッセッサ31と、その起動制御用の第2のマイクロプロッセッサ32とを備えることである。そして、1チップ目の前記第1のマイクロプロッセッサ31は、高速クロックで前記画像形成部10の各部の制御を行い、消費電力が相対的に大きく、省電力モード時には動作を休止するようになっている。これに対して、2チップ目の第2のマイクロプロッセッサ32は、低速クロックでモード監視を主に行い、消費電力が相対的に小さく、常時通電されている。
このため、第2のマイクロプロッセッサ32には、主電源スイッチ33がONされると、前述のように常時、電源34からの給電が行われており、使用者の操作やこの第2のマイクロプロッセッサ32の制御によって、前記主電源スイッチ33に連なる副電源スイッチ35がONされると、前記第1のマイクロプロッセッサ31への電源供給が行われるようになっている。また、副電源スイッチ35のON/OFFに拘わらず、画像データを受信するために、プリンタユニット22およびファクシミリ通信ユニット23には、主電源スイッチ33がONの状態で電源供給が行われるようになっているとともに、操作パネル36も、起動操作を受付けるために、主電源スイッチ33がON状態で電源供給が行われるようになっている。なお、この図1では、画像形成部10への高圧の電源線は省略しているけれども、副電源スイッチ35に連動して、省電力モード時には、各部は以下のような低消費電力状態となる。
すなわち、たとえば定着装置14の設定温度が低下され、帯電器11での帯電電圧も低下される。そして、前記副電源スイッチ35のOFFによって第1のマイクロプロッセッサ31が停止し、それによる表示入力が無くなることで、操作パネル36の表示も消灯している。この状態で、操作パネル36に触れる起動操作や、スキャナユニット21への原稿のセットなどの何らかの操作、或いはファクシミリデータの受信やプリントデータの受信などによる印字ジョブの発生で、第2のマイクロプロッセッサ32は副電源スイッチ35をONして、第1のマイクロプロッセッサ31を起動させ、通常モードに復帰させる。同様に、主電源スイッチ33がOFF状態からON状態となると、前記副電源スイッチ35をONして、第1のマイクロプロッセッサ31を通常モードに復帰させる。
前記通常モードとなると、第1のマイクロプロッセッサ31が起動し、温度センサ16で検知される温度が所定の設定温度となるまで定着装置14の温度を上昇させる。また、画像形成部10に感光体ドラム上にトナーのテストパッチを形成させ、その形成画像をセンサ17で読取ることで、帯電器11での帯電電圧を制御するプロセス調整工程を行う。また、現像器13には、トナー残量判定手段であるトナー濃度センサ18が設けられており、トナー残量が少なくなる(トナーロー状態)と、現像器13に、カートリッジから該現像器13へトナーを落とし込み、トナー濃度を所定のノードに復帰させるリカバリ工程を行わせる。
一方、所定時間に亘って、操作パネル36への操作や、印字ジョブが発生しない場合は、第1のマイクロプロッセッサ31は第2のマイクロプロッセッサ32に、省電力モードへの切替え要求を送信し、副電源スイッチ35をOFFさせて、上述のような省電力モードに移る。
上述のように構成される画像形成装置1において、注目すべきは、第1のマイクロプロッセッサ31は、印字ジョブの発生で、第2のマイクロプロッセッサ31によって起動され、省電力モードから通常モードに切り替えられたとき、トナー濃度センサ18によって形成される現像器13のトナー残量が所定レベル以下であると、その印字ジョブが発生したソースが、プリンタユニット22であるのか、またはファクシミリ通信ユニット23であるのかを判定し、その判定結果に応じて、画像形成部10の立上げ(ウォームアップ)を行うとともに、画像形成出力(プリントアウト)のタイミングを制御することである。
詳しくは、前記第1のマイクロプロッセッサ31は、副電源スイッチ35がONされて通常モードの動作を開始すると、図2で示すように、先ずステップS1で、トナー濃度センサ18によって現像器13のトナー残量を判定する。続いてステップS2で、前記第1のマイクロプロッセッサ31は、前記通常モードへの切り替わりが、電源投入によるものか、省電力モードからの復帰によるものか、さらに省電力モードからの復帰の場合、前記ファクシミリによる印字ジョブの発生か、プリンタによる印字ジョブの発生か、或いは操作パネル36への操作によるものかを、前記第2のマイクロプロッセッサ32から入力される復帰時モード種別信号によって判定する。そして、電源投入およびファクシミリ印字ジョブの発生による場合は、ステップS3以降の処理に移り、前記画像形成部10に、前述のような旧来通りのプロセス調整工程およびリカバリ工程を行わせる。
すなわち、ステップS3では、前記画像形成部10に前記プロセス調整工程を行わせ、さらにステップS4で、前記ステップS1でのトナー残量が所定レベル以下であるか否かの判定を行い、所定レベル以下であるとステップS5で、前記現像器13にリカバリ工程を行わせた後、ステップS6で印字動作を行わせる。一方、前記ステップS4でトナー残量が所定レベル以下でない場合は、直接ステップS6に移って印字動作を行わせ、処理を終了する。
これに対して、前記ステップS2で、前記通常モードのへの切り替わりが、プリンタ印字ジョブの発生および操作パネル36操作による場合は、ステップS13に移り、前記第1のマイクロプロッセッサ31は、前記画像形成部10にプロセス調整工程を行わせる。続いて、ステップS14では、前記第1のマイクロプロッセッサ31は、画像形成部10に、先に印字動作を行わせた後、ステップS15で、前記ステップS4と同様に、ステップS1でのトナー残量が所定レベル以下であるか否かの判定を行い、所定レベル以下であるとステップS16で、前記現像器13にリカバリ工程を行わせた後、処理を終了する。一方、前記ステップS15でトナー残量が所定レベル以下でない場合は、直接処理を終了する。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置1では、現像器13のトナー残量が少ない状態(トナーロー状態)での立上げ時に、カートリッジから現像器13へトナーを落とし込み、トナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行うにあたって、通常モードに切り替わり、動作制御手段としての第1のマイクロプロッセッサ31の電源が立上がったとき、該第1のマイクロプロッセッサ31は、その通常モードのへの切り替わりが、ファクシミリ印字ジョブの発生によるものか、プリンタ印字ジョブの発生によるものかを第2のマイクロプロッセッサ32からの復帰時モード種別信号によって判定する。そして、プリンタ印字ジョブの発生による場合には、画像形成部10にプロセス調整工程だけを行わせ、先に印字動作を行わせた後にリカバリ工程を行わせるので、トナー僅少の状態で画質面では若干の低下の可能性があるものの、印字出力を素早く行わせ、その印字ジョブを発生させた使用者の待ち時間を短縮することができる。これに対して、ファクシミリ印字ジョブの発生による場合は、使用者はその印字ジョブを認識しないことが多く、また使用者自身で再度印字し直すことが困難であるので、前記リカバリ工程を行って、その時点で実現し得る良好な画質で印字出力を得ることができる。こうして、ファクシミリ通信ユニット23からとプリンタユニット22からとで、印字ジョブが発生したソースに応じて、適切に印字出力を得ることができる。
また、前記第1のマイクロプロッセッサ31は、前記復帰時モード種別信号によって、通常モードへの切り替わりが、電源投入によるものか、操作パネル36への操作によるものかもさらに判定し、操作パネル36の操作による場合には、画像形成部10にプロセス調整工程だけを行わせ、先に印字動作を行わせた後にリカバリ工程を行わせるので、パネル操作を行った使用者の待ち時間を短縮することができる。これに対して、電源投入によるモード切り替わり時には、使用者は立上げに或る程度の時間が掛かることを認識しており、前記第1のマイクロプロッセッサ31は、前記画像形成部10にリカバリ工程を行わせた後、印字動作を行わせるので、その時点で実現し得る良好な画質で印字出力を得ることができる。こうして、パネル操作からと電源投入からとでも、通常モードへ切り替わったときの状況に応じて、適切に印字出力を得ることができる。
また、画像形成部10が上述のような省電力モードで消費電力を低減するにあたって、その動作を制御する動作制御手段を2チップ構成とし、1チップ目は高速クロックで各部の制御を行い、前記省電力モード時には動作を休止する消費電力が相対的に大きい第1のマイクロプロッセッサ31から成り、2チップ目は低速クロックでモード監視を主に行い、常時通電されて消費電力が相対的に小さい第2のマイクロプロッセッサ32から成ることで、制御系でも、常時通電される構成を最小限として、画像形成装置1において待機モードの多くの割合(時間)を占める省電力モード時における消費電力を削減することができる。
1 画像形成装置
10 画像形成部
11 帯電器
12 レーザスキャンユニット
13 現像器
14 定着装置
15 給紙装置
16 温度センサ
17 センサ
18 トナー濃度センサ
21 スキャナユニット
22 プリンタユニット
23 ファクシミリ通信ユニット
31 第1のマイクロプロッセッサ
32 第2のマイクロプロッセッサ
33 主電源スイッチ
34 電源
35 副電源スイッチ
36 操作パネル

Claims (4)

  1. ファクシミリ通信ユニットと、
    プリンタユニットと、
    少なくとも前記ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号に応答して、電子写真方式で画像形成を行う画像形成部と、
    待機モードとして、少なくとも通常モードと省電力モードとを備える動作制御手段と、
    前記画像形成部における現像器のトナー残量を判定するトナー残量判定手段とを含み、
    前記動作制御手段は、省電力モードにおいて、ファクシミリ通信ユニットからの画像信号が発生したとき、前記トナー残量判定手段でのトナー残量の判定結果が所定レベル以下である場合は、前記画像形成部に画像形成条件を調整させるプロセス調整工程を行わせるとともに、当該画像形成部における現像器のトナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行わせた後、画像形成を行わせ、前記省電力モードにおいて、前記プリンタユニットからの画像信号が発生したとき、前記トナー残量判定手段でのトナー残量の判定結果が所定レベル以下である場合は、前記画像形成部に前記プロセス調整工程を行わせ、画像形成後に前記リカバリ工程を行わせることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記通常モードへの切り替わりが、電源投入によるものか、パネル操作によるものかを判定するモード変化判定手段をさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記トナー残量判定手段およびモード変化判定手段の判定結果に応答し、トナー残量が所定レベル以下で前記通常モードへ切り替わったとき、その切り替わりが、前記電源投入による場合、前記画像形成部に画像形成条件を調整させるプロセス調整工程を行わせるとともに、当該画像形成部における現像器のトナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行わせた後、画像形成を行わせ、前記パネル操作による場合、前記画像形成部に前記プロセス調整工程を行わせ、画像形成後に前記リカバリ工程を行わせることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記動作制御手段は、前記省電力モード時には動作を休止する消費電力が相対的に大きい第1のマイクロプロッセッサと、常時通電されて消費電力が相対的に小さく、前記第1のマイクロプロッセッサの通電を制御し、前記ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号に応答して前記第1のマイクロプロッセッサを起動する第2のマイクロプロッセッサとを備えて構成されることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 待機モードとして、少なくとも通常モードと省電力モードとを少なくとも備える動作制御部のモードを監視するステップと、
    ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号を受付けるステップと、
    前記ファクシミリ通信ユニットおよびプリンタユニットからの画像信号に応答して、電子写真方式で画像形成を行う画像形成部における現像器のトナー残量を判定するステップと、
    前記各ステップの判定結果に応答し、前記動作制御部が省電力モードにおいて、トナー残量が所定レベル以下の状態で画像信号が発生したとき、
    前記画像信号がファクシミリ通信ユニットから発生した場合、
    前記画像形成部に画像形成条件を調整させるプロセス調整工程を行わせるステップと、
    前記画像形成部に現像器のトナー濃度を所定の濃度に復帰させるリカバリ工程を行わせるステップと、
    前記画像形成部に画像形成を行わせるステップとをこの順に行わせる一方、
    前記画像信号がプリンタユニットから発生した場合、
    前記画像形成部に前記プロセス調整工程を行わせるステップと、
    前記画像形成部に画像形成を行わせるステップと、
    前記画像形成部に前記リカバリ工程を行わせるステップとをこの順に行わせることを特徴とする画像形成装置の起動方法。
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