JP4504556B2

JP4504556B2 - Connector with connection complete indicator

Info

Publication number: JP4504556B2
Application number: JP2000391097A
Authority: JP
Inventors: 健慈戸崎; 正利原田
Original assignee: Togo Seisakusho Corp
Current assignee: Togo Seisakusho Corp
Priority date: 2000-12-22
Filing date: 2000-12-22
Publication date: 2010-07-14
Anticipated expiration: 2020-12-22
Also published as: JP2002188781A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプやチューブやホース類を接続するコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図５と図６に示すように、コネクタ本体６４とパイプ８０を利用して、パイプやチューブやホース類を接続するコネクタ６２が知られている。
コネクタ本体６４は略管状であり、パイプ挿入側端部７２と他側端部６６の間を軸方向に貫通する内孔７４を持っている。パイプ８０は中間部に膨出部７６を備えている。このコネクタ６２では、コネクタ本体６４にパイプ８０を挿入することによってコネクタ本体６４にパイプ８０が抜け止めされた状態に接続する。そのために、コネクタ本体６４の内側には傾斜して突出する一対の爪７０を設けるとともに、その一対の爪７０の傾斜方向を、パイプ膨出部７６の挿入方向Ｈ側への通過を許して、逆方向Ｄ側への通過を許さない方向に設定しておく。このために、パイプ８０がコネクタ本体６４に対して挿入自在でありながら、一旦挿入されるとパイプ８０がコネクタ本体６４から抜け出ることを禁止する接続関係を得ることができる。
コネクタ本体６４のパイプ８０が挿入されないほうの端部６６に第１の管類を接続し、パイプ８０の後端７８に第２の管類を接続しておけば、コネクタ本体６４にパイプ８０を挿入することによって、第１の管類と第２の管類が接続され、しかも、抜け止めされる。
【０００３】
特開２０００-５５２６８号公報に記載の技術では、パイプ８０の膨出部７６が一対の爪７０間を通過して抜け止め位置に挿入されたことを外部から確認できるようにするために、一対の爪７０の先端部８２をコネクタ本体６４の外部から覗くための一対の窓６８を設けておくとともに、パイプ８０の膨出部７６の色をパイプ残部から相違する色に着色しておく。
爪７０の先端部８２を覗く窓６８からパイプ８０の膨出部７６の色が観測される場合に、パイプ膨出部７６が一対の爪７０間を通過して抜け止め位置に挿入されたことが確認される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコネクタでは、接続完了を示すインディケータが、覗き窓６８とパイプ膨出部７６の色で構成されており、確認のためには覗き窓６８内を覗き見なければならない。このために、配管スペースが限られた中でコネクタ６２が用いられるような場合、作業者が見やすい位置に覗き窓６８が位置しておらず、コネクタ本体６４の管壁が位置しているようなことがある。この場合には確認作業をすることができない。
【０００５】
本発明では、接続完了を示すインディケータが種々の方向から確認できるコネクタを実現する。
【０００６】
【課題を解決するための手段と作用と効果】
本発明の接続完了インディケータ付きコネクタは、コネクタ本体とリテーナとを備えている。コネクタ本体は、略管状であり、パイプ挿入側端部と他側端部の間を軸方向に貫通する内孔を持ち、管壁を貫通して内孔に達する貫通孔が形成されている。リテーナは、略リング状であり、コネクタ本体の外周に組み付けられ、内側に突出してコネクタ本体の貫通孔を貫通してコネクタ本体の内孔内に伸びる爪を有する。コネクタ本体の貫通孔の軸方向長さがリテーナの爪の軸方向長さよりも長く、リテーナがコネクタ本体に対して軸方向にスライド可能である。リテーナのスライドによってコネクタ本体の外面の一部は、リテーナから露出したり、リテーナで被覆されたりする。その露出したり被覆されたりする部分のコネクタ本体の外面の色が、全周に亘って所定幅をもってコネクタ本体の残部の色とリテーナの色のいずれとも相違する色とされている。コネクタ本体には、第１位置決め用凹部と第２位置決め用凹部が設けられ、リテーナには、位置決め用凸部が設けられており、リテーナがコネクタ本体に対して他側端部側にスライドした第１位置に位置決めされると、リテーナの位置決め用凸部がコネクタ本体の第１位置決め用凹部に係合し、リテーナがコネクタ本体に対してパイプ挿入側端部側にスライドした第２位置に位置決めされると、リテーナの位置決め用凸部がコネクタ本体の第１位置決め用凹部に係合するようになっている。
【０００７】
本発明の接続完了インディケータ付きコネクタは、リテーナがコネクタ本体に対して軸方向にスライド可能である。また、パイプの挿入の前後でリテーナがコネクタ本体に対してスライドして位置を変えることによって接続が完了したことがわかる。
例えば、パイプの挿入前にリテーナがコネクタ本体の他側端部側に位置しており、パイプ挿入後にリテーナがコネクタ本体のパイプ挿入側端部側にスライドしていれば、パイプを挿入し、挿入されたパイプを抜いてみて抜け止めされていることを確認した操作がなされたことがわかる。あるいは、パイプの挿入前にリテーナがコネクタ本体のパイプ挿入側端部側に位置しており、パイプ挿入後にリテーナがコネクタ本体の他側端部側にスライドしていれば、パイプを挿入する操作がなされたことがわかる。前者の確認方法の方が確実であるが、後者の方法でも接続が完了したことが確認できる。
このコネクタでは、見えていた異色部の色が見えなくなったこと、あるいは、見えていなかった異色部の色が見えるようになったことから、コネクタ本体に対するリテーナのスライド位置が確認でき、色が見えるか見えないかで接続が完了したか否かを確認することができる。しかも、異色部はコネクタ本体の外面に形成されており、覗き窓から覗き込む必要がない。
【０００９】
本発明の接続完了インディケータ付きコネクタは、第１位置と第２位置のそれぞれに位置決め手段が形成されており、パイプの挿入操作と無関係にリテーナとコネクタ本体の相対的位置関係が変化してしまうことがない。このために、色が見えるか見えないかで確実に接続の完了が確認される。
この場合、パイプ挿入前にはリテーナを第１位置に位置決めしておき、パイプ挿入後に第２位置に移動していることで接続の完了を確認する使い方をすることが好ましい。この使い方をすると、接続の完了が確認されるのみならず、挿入したパイプを抜いてみて抜け止めされていることを確認する操作がなされたことまで確認できる。
この場合、異色部をリテーナの他側端部側に用意しておき、最初は見えなかった異色部が見えるようになったことでリテーナのスライドを確認しても良い。あるいは、異色部をリテーナのパイプ挿入側端部側に用意しておき、最初は見えていた異色部が見えなくなったことでリテーナのスライドを確認しても良い。後者の場合には、リテーナが完全に第２位置に移動して異色部が完全に隠れたときに接続の完了が確認されるために、確認の信頼性が高い。
【００１０】
コネクタ本体の異色部は、塗膜、着色テープ、着色リング、または、２色成形等で形成される。
【００１１】
上記によって異色部が形成されていると、その部分が他の部分とは異色であることが視認され易い。
【００１２】
更にリテーナの爪のパイプ挿入側端面に、コネクタ本体の管壁に内側から接する突出部が形成されていることが好ましい。
【００１３】
この構造では、リテーナがパイプ挿入側端部側にスライドすることで、爪の突出部がコネクタ本体の管壁に内側から接する。この結果、リテーナが広がることを禁止される。即ち、リテーナがパイプ挿入側端部側にスライドしている状態では、リテーナによる抜け止め作用がロックされてしまう。このために、パイプ引き抜き方向に強大な力が作用しても、パイプがコネクタ本体から不本意に抜けてしまうことがない。
【００１４】
【発明の実施の形態】
この発明は、また、下記の形態で実施することを特徴とする。
（形態１）コネクタ本体のパイプ挿入側端部よりに第１異色部が形成され、他側端部よりに第２異色部が形成されている。
この場合、見えていた第１異色部が隠れること、あるいは、見えていなかった第２異色部が見えることで、接続されたパイプが抜け止めされているかいないかの確認操作が行なわれたことが確認される。
（形態２）第１異色部のみで、第２異色部が省略されている。
（形態３）第２異色部のみで、第１異色部が省略されている。
異色部は一個あれば足り、リテーナの両サイドにある必要はない。
【００１５】
【実施例】
以下、本発明を具現化した実施例を説明する。最初に図１と図２を用いて、本実施例のコネクタの構造を説明する。
本実施例のコネクタ２は、コネクタ本体４とリテーナ２８（図２〜４参照）とＯリング４２、４６とスペーサ４４、４８（図３、図４参照）を組合せることによって構成されている。
コネクタ本体４は略管状であり、パイプ挿入側端部１６と他側端部６との間に、リテーナスライド部１４とパイプ受入部８と第１管接続部５を同軸に備えている。また、パイプ挿入側端部１６と他側端部６との間を軸方向に貫通する内孔１８を持つ。内孔１８は、リテーナスライド部１４、パイプ受入部８、第１管接続部５の順にその内径が縮径している（図３参照）。
【００１６】
リテーナスライド部１４の軸方向の両サイドには、鍔１２と鍔１５が設けられている。リテーナスライド部１４には、その管壁を貫通して内孔１８に達する一対の貫通孔１０が形成されている。一対の貫通孔１０は、ほぼ１８０度間隔で２箇所に形成されている。
【００１７】
図１によく示されるように、リテーナスライド部１４のパイプ挿入側端部１６よりに第１異色部Ｃ１が形成されている。同様に、リテーナスライド部１４の他側端部６よりに第２異色部Ｃ２が形成されている。本実施例では、第１異色部Ｃ１及び第２異色部Ｃ２は、リテーナスライド部１４の全周に亘って所定幅をもって塗装することにより形成されている。第１異色部Ｃ１及び第２異色部Ｃ２の色は、コネクタ本体４の残部の色とリテーナ２８の色のいずれとも相違する。第１異色部Ｃ１及び第２異色部Ｃ２の色は、顕著に視認され易い色から選択される。第１異色部Ｃ１の色と第２異色部Ｃ２の色は相違していても良いし、同一であっても良い。
【００１８】
リテーナスライド部１４周上で、第１異色部Ｃ１の近傍に第１位置決め用凹部５２（図３、４参照）が設けられている。また、パイプ挿入側端部１６に、第２位置決め用凹部２０が設けられている（図１、図４参照）。
【００１９】
図３と図４によく示されるように、パイプ受入部８内には、Ｏリング４２とＯリング４６が装入されている。そのＯリング４２とＯリング４６は、パイプ受入部８内にスペーサ４４とスペーサ４８を圧入することによって固定されている。
【００２０】
図２は、リテーナ２８の正面図である。図２に良く示されるように、リテーナ２８は略リング状である。図中３２は分断部であり、その近傍につまみ３４が設けられている。リテーナ２８はばね性を持つ。
リテーナ２８の内壁には、内側に伸びる一対の爪３０が設けられている。一対の爪３０は、ほぼ１８０度間隔で２箇所形成されている。
リテーナ２８はコネクタ本体４のリテーナスライド部１４の外周に組み付けられる。組付けられた状態で一対の爪３０は一対の貫通孔１０に嵌り込み、爪３０の先端は内孔１８内に突出する。図３に示すように、爪３０のパイプ挿入側の端面はテーパ面３８となっていてパイプ挿入側端部１６に向かって開いている。そこで、パイプ２２を図３の右から左へＨ方向に挿入する場合、パイプ２２の膨出部２４がリテーナ２８を押し広げて一対の爪３０の間を通り抜けることができる。図３は膨出部２４が一対の爪３０の間を通過するまで挿入された状態を示す。この状態とするために、リテーナ２８を押し広げる操作は必要とされない。
リテーナ２８のつまみ３４に指をかけてリテーナ２８をコネクタ本体４に対して回転させると、爪３０の周方向に形成されているテーパ面３１によってリテーナ２８は広げられ、パイプ２２を抜くことができる。リテーナ２８を意図的に広げない限り、パイプ２２の膨出部２４は一対の爪３０の間を左から右へＤ方向には通り抜けることができない。
従って、このコネクタ２の場合、パイプ２２をコネクタ本体４に挿入するだけでパイプ２２はコネクタ本体４に抜け止めされた状態で接続される。
【００２１】
図３、４に良く示されるように、爪３０の軸方向長さは貫通孔１０の軸方向長さよりも短い。また、鍔１２と鍔１５間の距離は、リテーナ２８の軸方向長さよりも長い。このために、リテーナ２８はコネクタ本体４に対して軸方向にスライドすることができる。図２と図３に良く示されるように、リテーナ２８には、コネクタ本体４に対するスライドを規制して軸方向位置を決めるための凸部４０が設けられている。凸部４０がコネクタ本体４の第１位置決め用凹部５２に係合したときに、リテーナ２８が他側端部６側に位置しており（第１位置、図３）、凸部４０がコネクタ本体４の第２位置決め用凹部２０に係合したときに、リテーナ２８がパイプ挿入側端部１６側に位置している（第２位置、図４）。
【００２２】
爪３０のパイプ挿入側の端面には突出部３６（図２、３、４参照）が形成されている。突出部３６は、リテーナ２８がパイプ挿入側端部１６側にスライドしたとき（図４）に、コネクタ本体４の管壁に内側から当接してリテーナ２８が開くことを禁止する。即ち、突出部３６は、リテーナ２８を抜け止め状態にロックする。
【００２３】
パイプ２２の中間部に膨出部２４が形成されている。膨出部２４の外径は、リテーナスライド部１４内部を通過できる大きさであるが、Ｏリング４２、Ｏリング４６、スペーサ４４、スペーサ４８が装入されているパイプ受入部８の内部に挿入できる大きさではない。膨出部２４より前端側（コネクタ本体４の内孔１８に挿入される側）のパイプ２２の外径は、パイプ受入部８内部に挿入できる太さである。
【００２４】
コネクタ２の断面を模式的に示した図３、４を用いて、本実施例のコネクタ２の接続方法及び作用を説明する。
コネクタ本体４の一対の貫通孔１０にリテーナ２８の一対の爪３０を貫通させてリテーナ２８をコネクタ本体４のリテーナスライド部１４の外周に組付ける。この際、一方の爪３０を一方の貫通孔１０に貫通させてから、リテーナ２８の内壁とリテーナスライド部１４の外面の当接部をてこにして、リテーナ２８のつまみ３４を持ってリテーナ２８を外側に広げながら（即ち、分断部３２を広げながら）装着するのが好ましい。一対の爪３０が一対の貫通孔１０に嵌りこむと、リテーナ２８はばね性を持つので、リテーナ２８の内壁はリテーナスライド部１４の外面に当接する。爪３０の先端はリテーナスライド部１４の管壁から内側に突出する。
【００２５】
最初は、リテーナ２８の凸部４０がコネクタ本体４の第１位置決め用凹部５２に係合し、リテーナ２８が他側端部６側に位置している第１位置（図３の位置）におかれる。
【００２６】
パイプを接続するために、パイプ挿入側端部１６側からコネクタ本体４の内孔１８にパイプ２２を矢印Ｈ方向に挿入すると、膨出部２４が一対の爪３０のテーパ面３８に当接する。パイプ２２をコネクタ本体４に対して矢印Ｈ方向にさらに深く挿入すると、膨出部２４が一対のテーパ面３８を外側に押し広げながら、即ち、リテーナ２８外側に押し広げながら、パイプ２２がコネクタ本体４内に深く挿入されていく。
膨出部２４が一対の爪３０の間を完全に通過すると、リテーナ２８はばね性を持つので縮径し、一対の爪３０の先端はリテーナスライド部１４の管壁から再度突出する。
【００２７】
リテーナ２８の位置決め用凸部４０がコネクタ本体４の第１位置決め用凹部５２に係合しているために、リテーナ２８は第１位置に維持される。図３に良く示されるように、膨出部２４が一対の爪３０間を通過した後も、リテーナ２８は第１位置にある。
リテーナ２８がコネクタ本体４に対して第１位置にあるときは、第１異色部Ｃ１は露出されているので、その第１異色部Ｃ１は種々の方向から観察することができる。一方、第２異色部Ｃ２はリテーナ２８によって被覆されているのでその第２異色部Ｃ２はいずれの方向からも観察することはできない。
【００２８】
パイプ２２の挿入工程終了後に、コネクタ本体４とパイプ２２が正しく接続されているか否かを確認するために、コネクタ本体４に対してパイプ２２を矢印Ｄ方向に引くという確認工程を実施する。確認工程を実施することにより、膨出部２４が一対の爪３０を矢印Ｄ方向に押し、その結果リテーナ２８が矢印Ｄ方向にスライドし、リテーナ２８が第２位置に位置決めされる。リテーナ２８とコネクタ本体４の第２位置での位置関係を図４に示す。
【００２９】
パイプの挿入前には、リテーナ２８の位置決め用凸部４０がコネクタ本体４の第１位置決め用凹部５２に係合している。そのために、リテーナ２８がみだりに第２位置にスライドすることがない。
第１位置から第２位置に移動するのは、図３に示すように膨出部２４が一対の爪３０間を通過し、その後に抜け止めされているか否かを検査するために、作業者がパイプ２２を矢印Ｄ方向に引いた場合に限られる。即ち、リテーナ２８が第２位置にあるのは、それに先立って膨出部２４が一対の爪３０間を通過するまで挿入され、それから抜け止めされているか否かが検査されたときに限られる。
【００３０】
リテーナ２８が第２位置から第１位置にスライドした場合、見えていた第１異色部Ｃ１が見えなくなり、隠れていた第２異色部が見えるようになる。この現象は、種々の方位から観測することができる。
この場合、接続の完了を示すこと、即ち、リテーナ２８が第２位置にあることが、第１異色部Ｃ１が見えないこと、あるいは、第２異色部Ｃ２が見えることによって確認される。この場合、第１異色部Ｃ１が見えないこと、あるいは、第２異色部Ｃ２が見えることが接続の完了を示すインディケータであり、このインディケータは種々の方向から観測できる。
【００３１】
図４に良く示されるように、リテーナ２８が第２位置にあるとき、リテーナ２８の位置決め用凸部４０はコネクタ本体４の第２位置決め用凹部２０に係合している。そのため、リテーナ２８とコネクタ本体４の間の位置関係（第２位置）が不本意に変化してしまうことがない。
このために、膨出部２４が爪３０間を通過するまで挿入され、その後に抜け止めされているか否かを検査したにもかかわらず、リテーナ２８が勝手に第１位置に戻って、第１異色部Ｃ１が見える状態となること、あるいは、第２異色部Ｃ２が見えない状態となることがない。
第１異色部Ｃ１が見えないこと、あるいは、第２異色部Ｃ２が見えることは、それに先立ってパイプの２２の膨出部２４が一対の爪３０間を通過するまで挿入され、その後に抜け止めされているか否かが検査されたか否かに正確に対応するように工夫されている。
【００３２】
リテーナ２８が第２位置にあるときは、爪３０が貫通孔１０の壁面に対して軸方向に当接している。従って、リテーナ２８の矢印Ｄ方向へのそれ以上の移動は禁止されている。
また、このとき、爪３０の突出部３６がコネクタ本体４（詳しくはリテーナスライド部１４）の管壁に内側から接するので、リテーナ２８がコネクタ本体４の管壁に垂直な方向に広げられてしまうことがない。そのため、リテーナ２８がコネクタ本体４から不本意に外れてしまうことがない。
【００３３】
図４に示されるように、リテーナ２８とコネクタ本体４とが第２位置にあるときは、突出部３６によってリテーナ２８は外側に押し広げられないようにしてコネクタ本体４に定着する。従って、リテーナ２８が第２位置にあるときは、コネクタ本体４に対してパイプ２２を矢印Ｄ方向に引く強大な力が作用しても、膨出部２４が一対の爪３０を押し広げることができない。リテーナ２８の一対の爪３０によるパイプ２２の抜け止め状態が、突出部３６によってロックされる。第１異色部Ｃ１が見えないこと、あるいは、第２異色部Ｃ２が見えることは、接続の完了を示すと同時に、突出部３６によって抜け止め状態がロックされていることをも示す。
【００３４】
コネクタ本体４のパイプ２２が挿入されないほうの端部６に第１の管類を接続し、パイプ２２の後端２６に第２の管類を接続しておけば、コネクタ本体４にパイプ２２を挿入することによって第１の管類と第２の管類が接続され、しかも、抜け止めされる。
【００３５】
コネクタの接続作業において、挿入作業後に確認作業をすることは、自然な作業手順である。コネクタの接続作業が行われる現場においては通常、確認手順が実施される。挿入作業後に確認作業を実施しないという作業手順は不自然であるので、接続作業は完了していてもリテーナ２８が第２位置にスライドせずにインディケータが変化しないという事態は殆ど発生しない。
また通常は、確認作業を実施することを標準化されており、この場合には標準どおりに作業が行なわれたときに、第１異色部Ｃ１がリテーナ２８によって被覆され、第２異色部Ｃ２が露出している。この場合には、第１異色部Ｃ１が見えないか、あるいは、第２異色部Ｃ２が見えることによって、接続が完了し、しかも確認作業が手順通りに実施されたか否かということが後工程で確認できる。
【００３６】
第２位置において、第１異色部Ｃ１はリテーナ２８によって被覆され、第２異色部Ｃ２は露出される。第２位置では、第１異色部Ｃ１はいずれの方向から観察しても見えず、第２異色部Ｃ２は種々の方向から見ることができる。第１異色部Ｃ１が見えないこと、あるいは、第２異色部Ｃ２が見えるというインディケータは種々の方向から確認できる。そのため、配管スペースが限られた中でコネクタ２が用いられるような場合でも、確認作業をすることができる。
【００３７】
本実施例のリテーナスライド部１４周上には、第１異色部Ｃ１及び第２異色部Ｃ２が形成されているが、第１異色部Ｃ１又は第２異色部Ｃ２のいずれか一方のみが形成されていればよい。第１異色部Ｃ１のみが形成されている場合、第１異色部Ｃ１が被覆されることによって、コネクタ本体４の残部の色とリテーナ２８の色のいずれとも相違する色が観察されないということによって、接続完了が示される。また、第２異色部Ｃ２のみが形成されている場合、第２異色部Ｃ２が露出して、コネクタ本体４の残部の色とリテーナ２８の色のいずれとも相違する色が観察されるということによって接続完了が示される。
【００３８】
本実施例の第１異色部Ｃ１や第２異色部Ｃ２は、リテーナスライド部１４周上に塗装することにより形成されているが、着色粘着テープ、着色リング、または、２色成形部のいずれで形成されていても良い。第１異色部Ｃ１及び第２異色部Ｃ２を形成する場合、例えば、第１異色部Ｃ１は塗装、第２異色部Ｃ２は着色粘着テープによって形成するというように、それぞれどの形態で異色部を形成しても良い。また、いずれの形態においても、コネクタ本体４に容易に異色部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例に係るコネクタ本体とパイプを模式的に示した斜視図である。
【図２】実施例に係るリテーナの正面図である。
【図３】実施例に係るコネクタにおいて、リテーナが第１位置にあるときの断面図である。
【図４】実施例に係るコネクタにおいて、リテーナが第２位置にあるときの断面図である。
【図５】従来のコネクタ本体とパイプを模式的に示した斜視図である。
【図６】従来のコネクタの側面断面図である。
【符号の説明】
２：コネクタ
４：コネクタ本体
１０：貫通孔
２０：第２位置決め用凹部
２２：パイプ
２４：膨出部
２８：リテーナ
３０：爪
４０：位置決め用凸部
５２：第１位置決め用凹部
Ｃ１：第１異色部
Ｃ２：第２異色部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connector for connecting pipes, tubes and hoses.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIGS. 5 and 6, there is known a connector 62 that connects a pipe, a tube, and hoses using a connector main body 64 and a pipe 80.
The connector main body 64 is substantially tubular, and has an inner hole 74 that penetrates between the pipe insertion side end portion 72 and the other side end portion 66 in the axial direction. The pipe 80 includes a bulging portion 76 at an intermediate portion. In the connector 62, the pipe 80 is inserted into the connector main body 64 to be connected to the connector main body 64 in a state in which the pipe 80 is prevented from coming off. For this purpose, a pair of claws 70 are provided on the inner side of the connector body 64 so as to project at an inclination, and the inclination direction of the pair of claws 70 is allowed to pass to the insertion direction H side of the pipe bulge portion 76. The direction is set so as not to allow passage in the reverse direction D side. For this reason, while the pipe 80 can be freely inserted into the connector main body 64, it is possible to obtain a connection relationship that prohibits the pipe 80 from coming out of the connector main body 64 once inserted.
If the first pipe is connected to the end 66 of the connector main body 64 where the pipe 80 is not inserted and the second pipe is connected to the rear end 78 of the pipe 80, the pipe 80 is connected to the connector main body 64. By inserting, the first pipe and the second pipe are connected and are prevented from coming off.
[0003]
In the technique described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-55268, a pair of pipes 80 can be confirmed from the outside so that the bulging portion 76 passes between the pair of claws 70 and is inserted into the retaining position. A pair of windows 68 are provided for viewing the tip 82 of the claw 70 from the outside of the connector main body 64, and the color of the bulging portion 76 of the pipe 80 is colored differently from the remaining portion of the pipe.
When the color of the bulging portion 76 of the pipe 80 is observed from the window 68 looking into the tip 82 of the claw 70, the pipe bulging portion 76 has been inserted between the pair of claws 70 and inserted into the retaining position. Is confirmed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional connector, the indicator indicating the completion of connection is composed of the color of the viewing window 68 and the pipe bulging portion 76, and the interior of the viewing window 68 must be viewed for confirmation. For this reason, when the connector 62 is used in a limited piping space, the viewing window 68 is not located at a position that is easy for the operator to see, and the tube wall of the connector main body 64 is located. Sometimes. In this case, confirmation work cannot be performed.
[0005]
In the present invention, a connector is realized in which an indicator indicating the completion of connection can be confirmed from various directions.
[0006]
[Means, actions and effects for solving problems]
The connector with a connection completion indicator of the present invention includes a connector body and a retainer. The connector body is substantially tubular and has an inner hole penetrating in the axial direction between the end portion on the pipe insertion side and the other end portion, and a through hole reaching the inner hole through the tube wall is formed. The retainer is substantially ring-shaped and is assembled to the outer periphery of the connector body, and has a claw that protrudes inward and extends through the through hole of the connector body and into the inner hole of the connector body. The axial length of the through hole of the connector body is longer than the axial length of the retainer claw, and the retainer can slide in the axial direction with respect to the connector body. A part of the outer surface of the connector main body is exposed from the retainer or covered with the retainer by the slide of the retainer. The color of the outer surface of the connector body at the exposed or covered portion is different from the color of the remaining part of the connector body and the color of the retainer with a predetermined width over the entire circumference . The connector main body is provided with a first positioning concave portion and a second positioning concave portion, and the retainer is provided with a positioning convex portion, and the retainer slides toward the other end with respect to the connector main body. When positioned at one position, the positioning convex portion of the retainer engages with the first positioning concave portion of the connector body, and the retainer is positioned at the second position slid toward the pipe insertion side end with respect to the connector body. Then, the positioning convex portion of the retainer is engaged with the first positioning concave portion of the connector body .
[0007]
In the connector with the connection completion indicator of the present invention, the retainer can slide in the axial direction with respect to the connector main body. It can also be seen that the connection is completed by the retainer sliding relative to the connector body before and after the pipe is inserted to change its position.
For example, if the retainer is positioned on the other end side of the connector body before the pipe is inserted and the retainer slides to the pipe insertion side end side of the connector body after the pipe is inserted, the pipe is inserted and inserted. It can be seen that an operation has been performed to confirm that the pipe has been secured by pulling out the pipe. Alternatively, if the retainer is positioned on the pipe insertion side end of the connector body before the pipe is inserted and the retainer slides to the other end of the connector body after the pipe is inserted, the operation of inserting the pipe You can see that it was done. The former confirmation method is more reliable, but the latter method can also confirm that the connection is complete.
With this connector, the color of the different colored part that was visible can no longer be seen, or the color of the different colored part that was not visible can be seen, so the slide position of the retainer relative to the connector body can be confirmed, and the color can be seen Whether the connection is completed or not can be confirmed. In addition, the different color portion is formed on the outer surface of the connector main body, so that it is not necessary to look through the viewing window.
[0009]
In the connector with the connection completion indicator of the present invention, positioning means are formed at each of the first position and the second position, and the relative positional relationship between the retainer and the connector main body changes regardless of the pipe insertion operation. There is no. For this reason, the completion of the connection is surely confirmed by whether the color is visible or not.
In this case, it is preferable that the retainer is positioned at the first position before the pipe is inserted and the connection is confirmed by moving to the second position after the pipe is inserted. If this method is used, not only the completion of the connection can be confirmed, but also the operation of confirming that the inserted pipe is pulled out and confirmed that it has been prevented from coming off can be confirmed.
In this case, a different color portion may be prepared on the other end portion side of the retainer, and the slide of the retainer may be confirmed by seeing the different color portion that was initially invisible. Alternatively, a different color portion may be prepared on the end portion side of the retainer on the pipe insertion side, and the slide of the retainer may be confirmed when the different color portion that was initially visible is no longer visible. In the latter case, since the completion of the connection is confirmed when the retainer is completely moved to the second position and the different color portion is completely hidden, the reliability of the confirmation is high.
[0010]
The different color portion of the connector body is formed by a coating film, a colored tape, a colored ring, or two-color molding.
[0011]
When the different color part is formed by the above, it is easy to visually recognize that the part is different color from other parts.
[0012]
Furthermore, it is preferable that a projecting portion that is in contact with the tube wall of the connector main body from the inside is formed on the end surface of the retainer on the pipe insertion side.
[0013]
In this structure, the retainer slides toward the pipe insertion side end, so that the projection of the claw comes into contact with the tube wall of the connector body from the inside. As a result, the retainer is prohibited from spreading. That is, in the state where the retainer is slid toward the pipe insertion side end, the retaining action by the retainer is locked. For this reason, even if a strong force acts in the pipe drawing direction, the pipe does not unintentionally come out of the connector body.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is also characterized by being implemented in the following forms.
(Mode 1) A first different color portion is formed from the pipe insertion side end portion of the connector body, and a second different color portion is formed from the other side end portion.
In this case, the first colored part that was visible was hidden, or the second colored part that was not visible was seen, so that it was confirmed whether or not the connected pipe was secured. It is confirmed.
(Mode 2) The second different color portion is omitted only in the first different color portion.
(Mode 3) The first different color portion is omitted only in the second different color portion.
Only one dissimilar part is required, and there is no need to be on both sides of the retainer.
[0015]
【Example】
Embodiments embodying the present invention will be described below. First, the structure of the connector of this embodiment will be described with reference to FIGS.
The connector 2 of this embodiment is configured by combining a connector main body 4, a retainer 28 (see FIGS. 2 to 4), O-rings 42 and 46, and spacers 44 and 48 (see FIGS. 3 and 4).
The connector main body 4 is substantially tubular, and includes a retainer slide portion 14, a pipe receiving portion 8, and a first pipe connecting portion 5 between the pipe insertion side end portion 16 and the other side end portion 6. Moreover, it has the inner hole 18 penetrated between the pipe insertion side edge part 16 and the other side edge part 6 in an axial direction. The inner diameter of the inner hole 18 is reduced in the order of the retainer slide part 14, the pipe receiving part 8, and the first pipe connecting part 5 (see FIG. 3).
[0016]
On both sides of the retainer slide portion 14 in the axial direction, a collar 12 and a collar 15 are provided. The retainer slide portion 14 is formed with a pair of through holes 10 that penetrate the tube wall and reach the inner hole 18. A pair of through-holes 10 are formed at two locations at intervals of approximately 180 degrees.
[0017]
As well shown in FIG. 1, a first different color portion C <b> 1 is formed from the pipe insertion side end portion 16 of the retainer slide portion 14. Similarly, a second different color portion C <b> 2 is formed from the other end portion 6 of the retainer slide portion 14. In the present embodiment, the first different color portion C1 and the second different color portion C2 are formed by coating with a predetermined width over the entire circumference of the retainer slide portion 14. The colors of the first different color portion C1 and the second different color portion C2 are different from both the remaining color of the connector body 4 and the color of the retainer 28. The colors of the first different color portion C1 and the second different color portion C2 are selected from colors that are easily recognizable. The color of the first different color portion C1 and the color of the second different color portion C2 may be different or the same.
[0018]
A first positioning recess 52 (see FIGS. 3 and 4) is provided in the vicinity of the first different color portion C1 on the circumference of the retainer slide portion 14. Moreover, the 2nd positioning recessed part 20 is provided in the pipe insertion side edge part 16 (refer FIG. 1, FIG. 4).
[0019]
As well shown in FIGS. 3 and 4, an O-ring 42 and an O-ring 46 are inserted in the pipe receiving portion 8. The O-ring 42 and the O-ring 46 are fixed by press-fitting a spacer 44 and a spacer 48 into the pipe receiving portion 8.
[0020]
FIG. 2 is a front view of the retainer 28. As well shown in FIG. 2, the retainer 28 is substantially ring-shaped. In the figure, reference numeral 32 denotes a dividing portion, and a knob 34 is provided in the vicinity thereof. The retainer 28 has a spring property.
A pair of claws 30 extending inward are provided on the inner wall of the retainer 28. The pair of claws 30 are formed at two positions at intervals of approximately 180 degrees.
The retainer 28 is assembled to the outer periphery of the retainer slide portion 14 of the connector body 4. In the assembled state, the pair of claws 30 are fitted into the pair of through holes 10, and the tips of the claws 30 protrude into the inner hole 18. As shown in FIG. 3, the end surface of the claw 30 on the pipe insertion side is a tapered surface 38 and opens toward the pipe insertion side end portion 16. Therefore, when the pipe 22 is inserted in the H direction from right to left in FIG. 3, the bulging portion 24 of the pipe 22 can spread the retainer 28 and pass between the pair of claws 30. FIG. 3 shows a state where the bulging portion 24 is inserted until it passes between the pair of claws 30. In order to achieve this state, the operation of pushing the retainer 28 is not required.
When a finger is put on the knob 34 of the retainer 28 and the retainer 28 is rotated with respect to the connector main body 4, the retainer 28 is expanded by the tapered surface 31 formed in the circumferential direction of the claw 30, and the pipe 22 can be pulled out. . Unless the retainer 28 is intentionally expanded, the bulging portion 24 of the pipe 22 cannot pass between the pair of claws 30 from left to right in the D direction.
Therefore, in the case of this connector 2, the pipe 22 is connected to the connector main body 4 in a state of being prevented from coming off by simply inserting the pipe 22 into the connector main body 4.
[0021]
3 and 4, the axial length of the claw 30 is shorter than the axial length of the through hole 10. Further, the distance between the flanges 12 and 15 is longer than the axial length of the retainer 28. For this reason, the retainer 28 can slide in the axial direction with respect to the connector body 4. As well shown in FIGS. 2 and 3, the retainer 28 is provided with a convex portion 40 for restricting sliding with respect to the connector main body 4 and determining an axial position. When the convex portion 40 engages with the first positioning concave portion 52 of the connector main body 4, the retainer 28 is positioned on the other end 6 side (first position, FIG. 3), and the convex portion 40 is the connector main body. The retainer 28 is positioned on the pipe insertion side end portion 16 side when engaged with the fourth second positioning recess 20 (second position, FIG. 4).
[0022]
A protrusion 36 (see FIGS. 2, 3 and 4) is formed on the end face of the claw 30 on the pipe insertion side. When the retainer 28 slides toward the pipe insertion side end portion 16 (FIG. 4), the protrusion 36 prohibits the retainer 28 from being in contact with the tube wall of the connector body 4 from the inside. In other words, the protruding portion 36 locks the retainer 28 in the retaining state.
[0023]
A bulging portion 24 is formed at an intermediate portion of the pipe 22. The outer diameter of the bulging portion 24 is large enough to pass through the retainer slide portion 14, but is inserted into the pipe receiving portion 8 in which the O-ring 42, the O-ring 46, the spacer 44, and the spacer 48 are inserted. It's not big enough. The outer diameter of the pipe 22 on the front end side (the side inserted into the inner hole 18 of the connector body 4) from the bulging portion 24 is a thickness that can be inserted into the pipe receiving portion 8.
[0024]
The connection method and operation of the connector 2 according to this embodiment will be described with reference to FIGS. 3 and 4 schematically showing the cross section of the connector 2.
The pair of claws 30 of the retainer 28 are passed through the pair of through holes 10 of the connector body 4, and the retainer 28 is assembled to the outer periphery of the retainer slide portion 14 of the connector body 4. At this time, after the one claw 30 is passed through the one through-hole 10, the abutment portion between the inner wall of the retainer 28 and the outer surface of the retainer slide portion 14 is leveraged, and the retainer 28 is held with the knob 34 of the retainer 28. It is preferable to attach while expanding outward (that is, expanding the dividing portion 32). When the pair of claws 30 are fitted into the pair of through holes 10, the retainer 28 has a spring property, so that the inner wall of the retainer 28 comes into contact with the outer surface of the retainer slide portion 14. The tip of the claw 30 protrudes inward from the tube wall of the retainer slide portion 14.
[0025]
Initially, the convex portion 40 of the retainer 28 engages with the first positioning concave portion 52 of the connector main body 4, and the retainer 28 is located at the first position (position in FIG. 3) located on the other end 6 side. It is burned.
[0026]
When the pipe 22 is inserted in the direction of the arrow H from the pipe insertion side end portion 16 side into the inner hole 18 of the connector body 4 in order to connect the pipe, the bulging portion 24 comes into contact with the tapered surfaces 38 of the pair of claws 30. When the pipe 22 is inserted further deeply in the direction of the arrow H with respect to the connector body 4, the bulging portion 24 pushes the pair of tapered surfaces 38 outward, that is, while pushing the pair 28 outward of the retainer 28, the pipe 22 4 is inserted deeply.
When the bulging portion 24 completely passes between the pair of claws 30, the retainer 28 has a spring property and thus has a reduced diameter, and the ends of the pair of claws 30 protrude from the tube wall of the retainer slide portion 14 again.
[0027]
Since the positioning convex portion 40 of the retainer 28 is engaged with the first positioning concave portion 52 of the connector main body 4, the retainer 28 is maintained in the first position. As well shown in FIG. 3, the retainer 28 is in the first position even after the bulging portion 24 has passed between the pair of claws 30.
When the retainer 28 is in the first position with respect to the connector body 4, the first different color portion C1 is exposed, and therefore the first different color portion C1 can be observed from various directions. On the other hand, since the second different color portion C2 is covered with the retainer 28, the second different color portion C2 cannot be observed from any direction.
[0028]
After the pipe 22 insertion process is completed, a confirmation process is performed in which the pipe 22 is pulled in the direction of arrow D with respect to the connector body 4 in order to confirm whether or not the connector body 4 and the pipe 22 are correctly connected. By performing the confirmation process, the bulging portion 24 pushes the pair of claws 30 in the direction of arrow D, and as a result, the retainer 28 slides in the direction of arrow D, and the retainer 28 is positioned at the second position. FIG. 4 shows the positional relationship between the retainer 28 and the connector body 4 at the second position.
[0029]
Before the pipe is inserted, the positioning convex portion 40 of the retainer 28 is engaged with the first positioning concave portion 52 of the connector main body 4. Therefore, the retainer 28 does not slide to the second position.
The movement from the first position to the second position is performed by an operator in order to check whether the bulging portion 24 passes between the pair of claws 30 as shown in FIG. Is limited to the case where the pipe 22 is pulled in the direction of the arrow D. That is, the retainer 28 is in the second position only when it is inspected whether or not the bulging portion 24 is inserted and passed through between the pair of claws 30 prior to that.
[0030]
When the retainer 28 slides from the second position to the first position, the first different color portion C1 that has been seen cannot be seen, and the hidden second different color portion can be seen. This phenomenon can be observed from various directions.
In this case, it is confirmed that the connection is completed, that is, the retainer 28 is in the second position by not seeing the first different color portion C1 or seeing the second different color portion C2. In this case, the fact that the first different color portion C1 is not visible or the second different color portion C2 is visible is an indicator that indicates the completion of the connection, and this indicator can be observed from various directions.
[0031]
As well shown in FIG. 4, when the retainer 28 is in the second position, the positioning projection 40 of the retainer 28 is engaged with the second positioning recess 20 of the connector body 4. Therefore, the positional relationship (second position) between the retainer 28 and the connector main body 4 does not change unintentionally.
For this reason, the retainer 28 returns to the first position without permission even though the bulging portion 24 is inserted until it passes between the claws 30 and then is prevented from coming off. There is no state where the different color portion C1 is visible or the second different color portion C2 is not visible.
The fact that the first different color portion C1 cannot be seen or the second different color portion C2 can be seen is inserted until the bulging portion 24 of the pipe 22 passes between the pair of claws 30 prior to that, and then is prevented from coming off. It is devised to accurately correspond to whether or not it has been inspected or not.
[0032]
When the retainer 28 is in the second position, the claw 30 is in contact with the wall surface of the through hole 10 in the axial direction. Therefore, further movement of the retainer 28 in the direction of arrow D is prohibited.
At this time, the protrusion 36 of the claw 30 contacts the tube wall of the connector main body 4 (specifically, the retainer slide portion 14) from the inside, so that the retainer 28 is spread in a direction perpendicular to the tube wall of the connector main body 4. There is nothing. Therefore, the retainer 28 will not be unintentionally detached from the connector body 4.
[0033]
As shown in FIG. 4, when the retainer 28 and the connector main body 4 are in the second position, the retainer 28 is fixed to the connector main body 4 by the protrusion 36 so that the retainer 28 is not pushed outward. Therefore, when the retainer 28 is in the second position, the bulging portion 24 can spread the pair of claws 30 even if a strong force is applied to the connector body 4 to pull the pipe 22 in the direction of arrow D. Can not. The state in which the pipe 22 is prevented from coming off by the pair of claws 30 of the retainer 28 is locked by the protrusion 36. The fact that the first different color portion C1 is not visible or the second different color portion C2 is visible indicates the completion of the connection and also indicates that the retaining state is locked by the protrusion 36.
[0034]
If the first pipe is connected to the end 6 of the connector body 4 where the pipe 22 is not inserted and the second pipe is connected to the rear end 26 of the pipe 22, the pipe 22 is connected to the connector body 4. By inserting, the first tube and the second tube are connected, and are prevented from coming off.
[0035]
In the connector connection work, it is a natural work procedure to perform the confirmation work after the insertion work. A confirmation procedure is usually performed at the site where the connector is connected. Since the work procedure in which the confirmation work is not performed after the insertion work is unnatural, there is almost no situation in which the indicator does not change because the retainer 28 does not slide to the second position even if the connection work is completed.
Usually, the confirmation work is standardized. In this case, when the work is performed as standard, the first different color portion C1 is covered by the retainer 28, and the second different color portion C2 is exposed. is doing. In this case, whether or not the first different color portion C1 is visible or the second different color portion C2 is visible, the connection is completed, and whether or not the confirmation operation is performed according to the procedure is a later step. I can confirm.
[0036]
In the second position, the first different color portion C1 is covered by the retainer 28, and the second different color portion C2 is exposed. In the second position, the first different color portion C1 cannot be seen from any direction, and the second different color portion C2 can be seen from various directions. An indicator that the first different color portion C1 is not visible or that the second different color portion C2 is visible can be confirmed from various directions. Therefore, even when the connector 2 is used in a limited piping space, the confirmation work can be performed.
[0037]
The first different color portion C1 and the second different color portion C2 are formed on the circumference of the retainer slide portion 14 of this embodiment, but only one of the first different color portion C1 or the second different color portion C2 is formed. It only has to be. When only the first different color portion C1 is formed, by covering the first different color portion C1, no color different from either the color of the remaining portion of the connector body 4 or the color of the retainer 28 is observed. Connection complete is indicated. Further, when only the second different color portion C2 is formed, the second different color portion C2 is exposed, and a color different from both the color of the remaining portion of the connector body 4 and the color of the retainer 28 is observed. Connection complete is indicated.
[0038]
The first different color portion C1 and the second different color portion C2 of this embodiment are formed by painting on the circumference of the retainer slide portion 14, but any of a colored adhesive tape, a colored ring, or a two-color molded portion. It may be formed. When forming the first different color portion C1 and the second different color portion C2, for example, the first different color portion C1 is formed by painting, and the second different color portion C2 is formed by a colored adhesive tape. You may do it. Moreover, in any form, a different color part can be easily formed in the connector main body 4. FIG.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view schematically showing a connector main body and a pipe according to an embodiment.
FIG. 2 is a front view of the retainer according to the embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the connector according to the embodiment when the retainer is in a first position.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the connector according to the embodiment when the retainer is in a second position.
FIG. 5 is a perspective view schematically showing a conventional connector main body and a pipe.
FIG. 6 is a side sectional view of a conventional connector.
[Explanation of symbols]
2: Connector 4: Connector body 10: Through hole 20: Second positioning recess 22: Pipe 24: Swelling portion 28: Retainer 30: Claw 40: Positioning projection 52: First positioning recess C1: First different color Part C2: second different color part

Claims

略管状であり、パイプ挿入側端部と他側端部の間を軸方向に貫通する内孔を持ち、管壁を貫通して内孔に達する貫通孔が形成されているコネクタ本体と、
略リング状であり、コネクタ本体の外周に組み付けられ、内側に突出してコネクタ本体の貫通孔を貫通してコネクタ本体の内孔内に伸びる爪を有するリテーナを備え、
前記貫通孔の軸方向長さが前記爪の軸方向長さよりも長く、リテーナがコネクタ本体に対して軸方向にスライド可能であり、リテーナのスライドによって露出したり被覆されたりする部分のコネクタ本体の外面の色が、全周に亘って所定幅をもってコネクタ本体の残部の色とリテーナの色のいずれとも相違し、
コネクタ本体には、第１位置決め用凹部と第２位置決め用凹部が設けられ、
リテーナには、位置決め用凸部が設けられており、
リテーナがコネクタ本体に対して他側端部側にスライドした第１位置に位置決めされると、リテーナの位置決め用凸部がコネクタ本体の第１位置決め用凹部に係合し、
リテーナがコネクタ本体に対してパイプ挿入側端部側にスライドした第２位置に位置決めされると、リテーナの位置決め用凸部がコネクタ本体の第１位置決め用凹部に係合することを特徴とする接続完了インディケータ付きコネクタ。A connector main body that is substantially tubular, has an inner hole that penetrates between the pipe insertion side end and the other side end in the axial direction, and has a through hole that reaches the inner hole through the tube wall;
It is substantially ring-shaped, and is assembled to the outer periphery of the connector body, and includes a retainer having a claw that protrudes inward and extends through the through hole of the connector body and extends into the inner hole of the connector body.
The axial length of the through-hole is longer than the axial length of the claw, the retainer is slidable in the axial direction with respect to the connector body, and the portion of the connector body that is exposed or covered by the slide of the retainer The color of the outer surface is different from both the color of the remaining part of the connector body and the color of the retainer with a predetermined width over the entire circumference ,
The connector body is provided with a first positioning recess and a second positioning recess,
The retainer is provided with positioning projections,
When the retainer is positioned at the first position slid toward the other end with respect to the connector main body, the positioning convex portion of the retainer engages with the first positioning concave portion of the connector main body,
The connection is characterized in that when the retainer is positioned at the second position slid toward the pipe insertion side end with respect to the connector main body, the positioning convex portion of the retainer engages with the first positioning concave portion of the connector main body. Connector with completion indicator.

コネクタ本体の異色部が、塗膜、着色テープ、着色リング、または、２色成形部のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項１に記載の接続完了インディケータ付きコネクタ。The connector with a connection completion indicator according to claim 1, wherein the different color portion of the connector main body is formed of any one of a coating film, a colored tape, a colored ring, or a two-color molded portion.

リテーナの爪のパイプ挿入側端面に、コネクタ本体の管壁に内側から接する突出部が形成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の接続完了インディケータ付きコネクタ。The connector with a connection completion indicator according to claim 1 or 2 , wherein a projecting portion in contact with a tube wall of the connector main body is formed on an end surface of the retainer claw on the pipe insertion side.