JP4500215B2 - 車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置 - Google Patents

車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4500215B2
JP4500215B2 JP2005161286A JP2005161286A JP4500215B2 JP 4500215 B2 JP4500215 B2 JP 4500215B2 JP 2005161286 A JP2005161286 A JP 2005161286A JP 2005161286 A JP2005161286 A JP 2005161286A JP 4500215 B2 JP4500215 B2 JP 4500215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
control device
determination device
start determination
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005161286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006336521A (ja
Inventor
操 赤阪
圭吾 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2005161286A priority Critical patent/JP4500215B2/ja
Publication of JP2006336521A publication Critical patent/JP2006336521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4500215B2 publication Critical patent/JP4500215B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置に関するものである。
従来、ユーザが所持する携帯機を遠隔操作することにより車両のエンジンを始動させて例えば暖機運転を行う遠隔制御装置が知られている。このような遠隔制御装置は屋外に駐車中の車両のエンジンを例えば屋内から始動させることができるので特に寒冷地等ではニーズが高い。こうした遠隔制御装置は、エンジンが始動した場合にはスタータモータの停止制御を行い、またスタータモータを駆動しているにもかかわらずエンジンが始動しない場合には当該スタータモータの再駆動制御を行う。そしてそうした制御を行うためには、遠隔制御装置にエンジンが始動している旨のエンジン始動検出信号を入力することが必要となる。
このようなエンジン始動の判定方法としては、特許文献1に示されるバッテリ電圧に基づいて判定する方法及び特許文献2に示されるようなエンジンの回転数に基づいて判定する方法がよく知られている。即ち、特許文献1に示されるエンジン始動の判定方法は、エンジンが始動してオルタネータにより充電が開始されるとバッテリ電圧は上昇するので、そのバッテリ電圧の上昇を検出することによりエンジンの始動を判定するものである。また、特許文献2に示されるエンジン始動の判定方法は、エンジンの回転数に比例するパルスを出力するパルス出力手段からタコメータへの入力パルスを読み取り、その読み取り値に基づいてエンジンの始動を判定するものである。
特開2003−148308号公報 特開平10−141186号公報
ところが、前記従来の車両の遠隔制御装置には次のような問題があった。即ち、特許文献1の遠隔制御装置においてはバッテリ電圧に基づいてエンジンの始動判定を行うために、エンジン始動の有無を判断する基準となるバッテリ電圧判定閾値を設定する必要がある。しかし、バッテリ電圧はエアーコンディショナ等の電装品の作動によっても変動するので前記バッテリ電圧判定閾値の設定は難しく、誤判断のおそれもあった。一方、特許文献2の遠隔制御装置においては前記パルス出力手段からタコメータへの入力パルスを読み取るためのソフトウェアによる処理が複雑になりがちであった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で車両の動力源の作動状態を判定することができる車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、車両の動力源について始動許可状態か否かを視覚に訴えて表示する表示手段と、予め設定された前記動力源の始動許可条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて前記表示手段にそれを動作させるための作動信号を出力する表示制御手段と、前記表示制御手段から表示手段への作動信号の出力の有無に基づいて前記動力源が始動許可状態であるか否かを判定する始動判定手段と、を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の始動判定装置において、前記動力源は車両に搭載された蓄電池の電力により駆動するモータを含み、前記判断手段の判断結果に基づいて前記蓄電池からの電力供給を許可する給電制御手段を備えたことをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両の始動判定装置において、前記蓄電池の電力は車両に搭載された補機類にも供給するようにしたことをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の車両の始動判定装置において、前記動力源は内燃機関をさらに含み、当該内燃機関のクランキングを前記蓄電池の電力を利用して行う始動手段を備えたことをその要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両の始動判定装置において、前記表示手段は、前記動力源について始動許可状態か否かを含めて車両が走行可能状態であるか否かを視覚に訴えて表示する走行可能インジケータランプを含むことをその要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の車両の始動判定装置において、前記動力源は内燃機関であり、前記表示手段は前記内燃機関の作動状態に応じて点灯又は消灯する警告灯であることをその要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の車両の始動判定装置において、車両に搭載された補機類に電力を供給する補機蓄電池を備え、前記警告灯は前記補機蓄電池の充電電圧が予め設定された電圧判定閾値を下回ったときに点灯する充電警告灯であることをその要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の車両の始動判定装置において、
前記警告灯は前記内燃機関の制御システムが異常のときに点灯する内燃機関警告灯であることをその要旨とする。
請求項9に記載の発明は、外部通信機器から無線送信されてきた所定の車載制御対象の作動を要求する旨の作動要求信号を受信手段により受信した場合に所定の作動条件が成立することを条件として前記車載制御対象を駆動制御する車両の遠隔制御装置において、前記作動条件は車両の動力源が始動許可状態であることを含み、当該始動許可状態であるか否かの判定は、請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の車両の始動判定装置により行うようにしたことをその要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、判断手段により予め設定された車両の動力源の始動許可条件が成立していると判断されて表示手段を動作させるときには表示制御手段から表示手段へ必ず作動信号が出力される。逆に、判断手段により予め設定された車両の動力源の始動許可条件が不成立であると判断されて表示手段を動作させないときには表示制御手段から表示手段へは何等信号は出力されない。そして、作動信号は車両の動力源が始動許可状態、即ち車両が走行可能状態になったときのみ出力されるものである。このため、始動判定手段は前記作動信号の有無を監視するだけで、車両が走行可能状態であるか否かを簡単に判定することができる。また、始動判定手段における信号処理が複雑化することもない。
ちなみに、例えばバッテリ電圧を始動判定手段に直接的に取り込み、その電圧に基づいて始動判定を行うようにした場合には、その始動判定の基準となるバッテリ電圧判定閾値を設定すること自体が難しい。これは、バッテリ電圧は各種の電装品の作動等によっても変化するからである。これに対して本発明では、判断手段で始動許可条件成立と判断された結果に基づいて出力される作動信号の有無に基づいて始動判定を行うので、誤判定が抑制される。また、エンジン車において、エンジンの回転数に比例するパルスを出力するパルス出力手段からタコメータへの入力パルスを読み取り、その読み取り値に基づいてエンジンの始動を判定するようにした場合と異なり、本発明では単に作動信号の有無に基づいて始動判定するので、ソフトウェアによる処理等は何等必要ない。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、モータにより走行する車両の始動可能判定ができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記蓄電池の電力は車両の補機類にも供給される。このため、モータへの電力供給が許可されれば当然に補機類にも電力が供給される。従って、表示手段により補機類が始動可能状態か否かを視覚を通じて判断することができる。また、前記作動信号を監視することにより補機類の始動判定も可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の作用に加えて、内燃機関のクランキングは前記蓄電池の電力を利用して行われる。このため、前記モータへの電力供給が許可されれば当然に内燃機関のクランキング動作も可能となる。従って、表示手段により、モータだけでなく、内燃機関の始動可能状態をも視覚を通じて確認することができる。また、前記作動信号の有無を監視することにより内燃機関の始動判定も可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、前記動力源について始動許可状態か否かを含めて車両が走行可能状態であるか否かを視覚に訴えて表示する走行可能インジケータランプを設けることにより、そこへ出力される作動信号を監視することにより始動判定が可能となる。特に、本発明を請求項2又は請求項3のようにモータを動力源とするいわゆる電気自動車、並びに請求項4のように内燃機関及びモータの双方を備えたいわゆるハイブリッド車両に適用した場合には、車両システムの始動判定を特に好適に行うことができる。
ここで、例えば内燃機関のみを動力源とする車両において、当該内燃機関の作動状態に連動する表示手段としては、例えば充電警告灯及び内燃機関警告灯等がある。しかし、一般に電気自動車及びハイブリッド車両においては充電警告灯は存在しない場合も多いので、その点灯状態に基づいて車両システムの始動判定を行うのは適当ではない。また、電気自動車については内燃機関自体が存在しないので内燃機関警告灯への作動信号を監視することは不可能である。また、ハイブリッド車両においては車両システムを起動させても内燃機関が始動しない場合もあるので、内燃機関警告灯への作動信号の有無に基づいて車両システムの始動判定を行うことは適当ではない。これらのことから、電気自動車及びハイブリッド車両においては、専用の走行可能インジケータランプを設け、そこへの作動信号の有無に基づいて車両システムの始動判定を行うのが望ましい。
特に近年では、いわゆるハイブリッド車両が普及しつつある。しかし、前述した理由により、そうした車両には内燃機関のみを搭載した車両における従来の始動判定方法をそのまま適用することは適当ではなかった。そうした状況の下、ハイブリッド車両に適した始動判定装置が望まれていたという事情もある。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、内燃機関を動力源とする車両において、当該内燃機関の作動状態に応じて点灯又は消灯する警告灯の点灯状態に基づいて内燃機関の始動判定が行われる。警告灯を動作させるときには作動信号が必ず出力され、同じく動作させないときには何等信号は出力されない。また、警告灯は、車両が走行可能状態になったとき、即ち、内燃機関が作動状態に応じて点灯又は消灯されるものである。このため、始動判定手段は警告灯の点灯状態を監視するだけで、内燃機関を動力源とする車両が走行可能状態であるか否か(内燃機関が始動しているか否か)を簡単に判定することができる。また、始動判定手段における信号処理が複雑化することもない。
また、請求項6のように内燃機関を動力源とする車両においては、請求項7のように充電警告灯の点灯状態に基づいて内燃機関の始動状態を判定するようにしてもよいし、請求項8のように内燃機関警告灯の点灯状態に基づいて内燃機関の始動状態を判定するようにしてもよい。充電警告灯及び内燃機関警告灯はいずれも内燃機関の始動状態に応じて点灯又は消灯する警告灯である。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の車両の始動判定装置により車両の動力源が始動許可状態であるか否かの判定が行われる。この始動判定装置によれば、前記判定は簡単に行われ、また始動判定手段における信号処理が複雑化することもないことから、遠隔制御装置による遠隔制御も簡単になる。
本発明によれば、簡単な構成で車両の動力源の作動状態を判定することができる。
<第1実施形態;ハイブリッド車両>
以下、本発明を、遠隔操作により車両を始動させて暖機運転等を行う遠隔制御システムに具体化した第1実施形態を図1に従って説明する。
同図に示すように、車両11はエンジン12とメインバッテリ13とを動力源とするいわゆるハイブリッド車両として構成されている。この車両11の車両システム(ハイブリッドシステム)には当該システムを遠隔操作により始動させるための遠隔制御システム14が組み込まれている。この遠隔制御システム14については後に詳述することとし、まず当該遠隔制御システム14が組み込まれる前提となる車両11の構成について説明する。車両11はその全体を統括的に制御するハイブリッドシステム制御装置15を備えている。
<入力側>
ハイブリッドシステム制御装置15の入力側には電源制御装置16が接続されており、当該電源制御装置16の入力側には図示しないキースロット、同じくパワースイッチ及び電源用リレー回路17等が接続されている。キースロットにはユーザに所持される図示しない電子キーが挿入されると共に当該電子キーの挿入状態を検出して電源制御装置16へ出力する。パワースイッチは車両システムを起動させる際等にユーザにより操作され、その操作信号を電源制御装置16へ出力する。電源用リレー回路17はアクセサリリレー17a及びイグニッションリレー17bを備えており、それらが駆動(オン)すると後述する補機バッテリ41からの電力がアクセサリ回路18及び始動補助回路19へそれぞれ供給可能となる。
電源制御装置16は、ユーザによる前記パワースイッチの操作又は後述する遠隔制御システム14からの遠隔始動要求信号を受けて前記電源用リレー回路17(正確には、アクセサリリレー17a及びイグニッションリレー17b)を駆動制御すると共に、車両システム起動信号をハイブリッドシステム制御装置15へ出力する。また、電源制御装置16は、図示しないブレーキペダル操作と組み合わせてパワースイッチが操作されることにより車両11の電源ポジション、即ちオフ位置(OFF)、アクセサリ位置(ACC)、イグニッションオン位置(IG−ON)、車両システム起動位置を切り換える。
また、ハイブリッドシステム制御装置15の入力側にはドアカーテシスイッチ21、キースイッチ22、シフトポジションスイッチ23及びボンネットスイッチ24がそれぞれ接続されている。ドアカーテシスイッチ21は車両ドアの開閉状態を検出する。キースイッチ22は車両側の図示しないキースロットに対する電子キーの挿入の有無を検出する。シフトポジションスイッチ23は図示しないシフトレバーがパーキングポジションにあるか否かを検出する。ボンネットスイッチ24は図示しないボンネットの開閉状態を検出する。これにより、車両11の安全確認等が可能となる。
<出力側>
ハイブリッドシステム制御装置15の出力側にはメインバッテリ13、コンバータ31、インバータ32、エンジン制御装置33及びコンビネーションメータ34が接続されている。メインバッテリ13の出力側にはコンバータ31及びインバータ32がそれぞれ接続されており、コンバータ31の出力側には補機バッテリ41が接続されている。そして、インバータ32の出力側にはジェネレータ(発電機)43、走行用のモータ44及び電動コンプレッサ42がそれぞれ接続されている。コンビネーションメータ34は走行可能インジケータランプ34aを備えており、車両11が走行可能状態となったときに点灯する。
メインバッテリ13は車両11の走行用の電力を後述する走行用のモータ44に供給すると共に、減速時にジェネレータ43で回生発電した電力を蓄える。
コンバータ31はモータ44及びジェネレータ43で発電された電力を所定の電圧(例えば12V)に降圧し、補機バッテリ41の充電を行うDC−DCコンバータ、並びにモータ44及びジェネレータ43を駆動するためにメインバッテリ13から電圧を所定値まで昇圧する昇圧コンバータを含む。補機バッテリ41の電力は車両11に搭載された図示しないオーディオ装置、空調装置及びランプ類等の補機類へ供給される。
インバータ32はメインバッテリ13からの直流電圧をモータ44を駆動させるための交流電圧に変換するモータ用インバータ、同じくジェネレータ43を駆動させるための交流電圧に変換するジェネレータ用インバータ、及び同じく電動コンプレッサ42を駆動させるための交流電圧に変換する空調用インバータを含む。
モータ44は主にエンジンの出力を補助し、駆動力を高める働きをすると共に減速時には回生ブレーキによる発電を行う。ジェネレータ43はエンジン出力により高電圧の発電を行うと共にエンジン始動時にはスタータとしても機能する。電動コンプレッサ42はメインバッテリ13を電源としてインバータ32からの交流電圧により駆動し、冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出を行う。また、電動コンプレッサ42は内蔵された図示しないモータにより駆動するので、エンジン12の作動状態に関係なく安定した空調制御が可能となっている。
ハイブリッドシステム制御装置15は、図示しないアクセルポジションセンサからのアクセル開度信号及び同じくシフトポジションセンサからのシフトポジション信号等の各種センサからの信号に基づいて運転状態に応じたエンジン出力及びモータトルクを求める。そして、ハイブリッドシステム制御装置15はエンジン制御装置33にエンジン出力要求値を出力すると共にインバータ32にモータトルク要求値を出力することにより、車両11の駆動力を制御する。エンジン制御装置33はハイブリッドシステム制御装置15からのエンジン出力要求値に基づいてエンジン12を駆動制御する。インバータ32はハイブリッドシステム制御装置15からのモータトルク要求値に基づいて所定の交流電圧を走行用のモータ44へ出力する。
<ハイブリッドシステムの動作概要>
さて、ユーザが車両11に乗り込み前記パワースイッチが操作されると、電源制御装置16は図示しない電子キーから所定周期で送信されるID信号と車両側のIDコードとを照合し、両IDコードが一致したことを条件として電源用リレー回路17、即ちアクセサリリレー17a及びイグニッションリレー17bをそれぞれ駆動(オン)する。また、電源制御装置16はハイブリッドシステム制御装置15にハイブリッドシステム起動信号Shを出力する。
このハイブリッドシステム起動信号Shを受けて、ハイブリッドシステム制御装置15は各種センサ、エンジン12、メインバッテリ13、ジェネレータ43及び走行用のモータ44等が正常に動き出せるか否か等の予め設定された始動可能条件をチェックし、異常がなければコンバータ31及びインバータ32の作動許可信号をそれぞれ出力する。その結果、コンバータ31及びインバータ32は作動してメインバッテリ13及び補機バッテリ41がそれぞれ使用可能となる。
これにより、メインバッテリ13からの電力はインバータ32を介して走行用のモータ44へ供給される。また、補機バッテリ41からの電力は電源用リレー回路17を介してアクセサリ回路18及び始動補助回路19に供給され、カーオーディオ、カーエアコン及びワイパー等の補機類が始動可能となる。それらをもってハイブリッドシステム制御装置15は、車両11が走り出せる状態(以下、「走行可能状態」という。)になったと判断し、走行可能インジケータランプ34aへインジケータ作動信号Slを出力する。このインジケータ作動信号Slを受けて走行可能インジケータランプ34aは点灯する。ユーザは走行可能インジケータランプの点灯状態を目視することにより車両11が走行可能か否かを視覚的に判断することができる。
<遠隔制御システム>
こうしたシステム構成を前提として車両11には遠隔制御システム14が組み込まれている。この遠隔制御システム14は電源制御装置16の入力側に接続されており、当該遠隔制御システム14は、ユーザに所持される携帯機51並びに車両11に搭載される遠隔制御装置52及び同じく受信回路53を備えている。遠隔制御装置52の入力側にはドアカーテシスイッチ21、キースイッチ22、シフトポジションスイッチ23及びボンネットスイッチ24がそれぞれ分岐して接続されている。遠隔制御装置52の出力側には電源制御装置16が接続されている。
本実施形態において、携帯機51は遠隔制御システム14を動作させるための専用機器として構成されている。また、携帯機51は所定の無線通信機能を有しており、ユーザによる所定の操作により車両システムの起動を要求する始動要求信号を送信する。遠隔制御装置52は携帯機51から送られてくる前記始動要求信号を、受信回路53を介して受信する。そして、遠隔制御装置52はドアカーテシスイッチ21、キースイッチ22、シフトポジションスイッチ23及びボンネットスイッチ24からそれぞれ出力される検出信号に基づいて車両11が安全状態であるか否か(例えば車両ドアが開いていないか否か)を確認する。その後、遠隔制御装置52は車両11が安全状態であると判断すると、携帯機51から送信されてきた始動要求信号に含まれる携帯機側のIDコードと予め記憶された車両側のIDコードとを照合し、両IDコードが一致したことを条件として所定の車両システムの起動処理を行うようになっている。この車両システムの起動処理については後に詳述する。
<車両システムの遠隔始動処理>
次に、前述のように構成された遠隔制御システムによる車両システムの遠隔始動処理を図2に示すフローチャートに従って説明する。このフローチャートは遠隔制御装置52の図示しないROM(読み取り専用メモリ)に予め格納された遠隔始動プログラムに従って実行される。尚、以下、遠隔制御装置52のステップを「S」と略記する。
ユーザが車両11の暖機運転等の目的で車両システムを遠隔操作により始動させようとする場合、ユーザは携帯機51を操作する。すると、携帯機51から車両システムの起動を要求する始動要求信号が出力される。
そして、図2に示すように、遠隔制御装置52は受信回路53を介して携帯機51からの始動要求信号(スタート信号)を受信すると(S1)、各スイッチから検出信号に基づいて車両11が安全状態であるか否かを判断する。遠隔制御装置52は車両11が安全状態であると判断した場合には前記始動要求信号に含まれる携帯機51側のIDコードと予め記憶された車両側のIDコードとを照合し、両IDコードが一致したことを条件として電源用リレー回路17の駆動要求信号Sdを電源制御装置16へ出力する。この駆動要求信号Sdを受けて電源制御装置16は電源用リレー回路17を駆動する(S2)。すると、アクセサリ回路18及び始動補助回路19にそれぞれ電力が供給される。
また、遠隔制御装置52は車両システムの始動を要求するシステム起動要求信号Ssを電源制御装置16へ出力する。これを受けて電源制御装置16はハイブリッドシステム起動信号Shをハイブリッドシステム制御装置15へ出力する(S3)。
次に、遠隔制御装置52は走行可能インジケータランプ34aの点灯、即ちインジケータ作動信号Slを検出できたか否かを判断する(S4)。
遠隔制御装置52はインジケータ作動信号Slを検出できたとき(S4でYES)には、車両11は走行可能状態であると判定し(S5)、遠隔制御装置52はシステム起動要求信号Ssの出力を停止する(S6)。これにより、電源制御装置16からのハイブリッドシステム起動信号Shの出力も停止され、車両システム起動時においてジェネレータ43によるエンジン12のクランキングが行われている場合(メインバッテリ13の充電電圧低下時及びエンジン冷間時等)にはそのクランキングが停止される。またこのとき、電源用リレー回路17は駆動状態に維持される。これにより車両11は走行可能状態に維持され、暖機制御が行われる(S7)。暖機制御とは例えば空調装置(正確には、電動コンプレッサ42)による空調制御を含み、その空調装置の作動モードはユーザが最後に設定したモードで動作する。
この暖機制御中において、遠隔制御装置52は走行可能インジケータランプ34aの消灯を検出したか否かを判断する(S8)。そして、走行可能インジケータランプ34aの消灯を検出した場合、即ちインジケータ作動信号Slが検出されなくなった場合には(S8でYES)、遠隔制御装置52は電源制御装置16を介して電源用リレー回路17の駆動を停止し(S9)、車両システムの遠隔始動処理を終了する。S8において、走行可能インジケータランプ34aの消灯を検出しない場合(S8でNO)、遠隔制御装置52はS7へ処理を移行し、車両11の暖機運転を継続する。
一方、S4において、遠隔制御装置52はインジケータ作動信号Slを検出できなかったとき(S4でNO)には、車両11は走行不能状態であると判定する(S10)。そして、遠隔制御装置52は走行不能判定が3回に達しているか否かを判断する(S11)。遠隔制御装置52は走行不能判定が3回に達していると判断した場合には(S11でYES)、S9に処理を移行する。S11において、遠隔制御装置52は走行不能判定が3回に達していないと判断した場合には(S11でNO)、電源制御装置16を介して電源用リレー回路17の駆動を停止し(S12)、S1へ処理移行する。
以後、車両システムが停止状態において携帯機51からの車両システムの始動要求信号を受信する毎に遠隔制御装置52は前述の処理を実行する。
<実施形態の効果>
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)車両11は、その動力源であるエンジン12及びモータ44について始動許可状態か否かを視覚に訴えて表示する走行可能インジケータランプ34aを備えている。また車両11は予め設定されたエンジン12及びモータ44の始動許可条件が成立しているか否かを判断すると共にその判断結果に基づいて走行可能インジケータランプ34aにそれを動作させるためのインジケータ作動信号Slを出力するハイブリッドシステム制御装置15とを備えている。そして、そうした車両11に、ハイブリッドシステム制御装置15から走行可能インジケータランプ34aへのインジケータ作動信号Slの出力の有無に基づいてエンジン12及びモータ44が始動許可状態であるか否かを、即ち走行可能状態であるか否かを判定する遠隔制御装置52を設けた。
走行可能インジケータランプ34aを動作させるときにはハイブリッドシステム制御装置15から走行可能インジケータランプ34aへ必ずインジケータ作動信号Slが出力され、同じく動作させないときには何等信号は出力されない。また、走行可能インジケータランプ34aは車両11が走行可能状態になったときに点灯されるものである。このため、遠隔制御装置52はインジケータ作動信号Slの有無を見るだけで、車両11が走行可能状態であるか否かを簡単に判定することができる。また、遠隔制御装置52における信号処理の簡素化が図られる。
ちなみに、例えばバッテリ電圧を遠隔制御システム14(正確には、遠隔制御装置52)に直接的に取り込み、その電圧に基づいて始動判定を行うようにした場合には、その始動判定の基準となるバッテリ電圧判定閾値を設定すること自体が難しい。これは、バッテリ電圧は各種の電装品の作動等によっても変化するからである。本実施形態では、ハイブリッドシステム制御装置15で走行可能状態であると判断された結果に基づいて出力されるインジケータ作動信号Slの有無に基づいて始動判定を行うので、少なくとも遠隔制御装置52における誤判定が抑制される。また、エンジン車において、エンジンの回転数に比例するパルスを出力するパルス出力手段からタコメータへの入力パルスを読み取り、その読み取り値に基づいてエンジンの始動を判定するようにした場合と異なり、単にインジケータ作動信号Slの有無に基づいて始動判定するので、ソフトウェアによる処理等は何等必要ない。
(2)メインバッテリ13の電力はコンバータ31を介して車両11の補機類にも供給される。このため、モータ44への電力供給が許可されれば当然に補機類にも電力が供給される。従って、走行可能インジケータランプ34aにより補機類が始動可能状態か否かを視覚を通じて判断することができる。また、インジケータ作動信号Slを監視することにより補機類の始動判定も可能となる。
(3)エンジン12のクランキングをメインバッテリ13の電力を利用して行うジェネレータ43を備えた。このため、モータ44への電力供給が許可されれば当然にエンジン12のクランキング動作も可能となる。従って、走行可能インジケータランプ34aにより、モータ44だけでなく、エンジン12の始動可能状態をも視覚を通じて確認することができる。また、インジケータ作動信号Slの有無を監視することによりエンジン12の始動判定も可能となる。
(5)ハイブリッドシステム制御装置15により車両11が走行可能状態であると判定された場合に点灯される走行可能インジケータランプ34aを設けた。そして、ハイブリッドシステム制御装置15から走行可能インジケータランプ34aへ出力されるインジケータ作動信号Slの有無に基づいて車両11が走行可能状態か否か、換言すればエンジン12及びモータ44が始動可能か否かを判定するようにした。このため、いわゆるハイブリッド車両においておける車両システムの始動判定を好適に行うことができる。
ここで、エンジン12及びモータ44の作動状態に連動して点灯又は消灯する表示手段としては、例えば充電警告灯及びエンジン警告灯等がある。しかし、一般にハイブリッド車両においては充電警告灯は存在しない場合も多いので、その点灯状態に基づいて車両システムの始動判定を行うのは適当ではない。また、ハイブリッド車両においては車両システムを起動させてもエンジンが始動しない場合もあるので、エンジン警告灯の点灯状態に基づいて車両システムの始動判定を行うことも適当ではない。これらのことから、ハイブリッド車両においては、専用の走行可能インジケータランプ34aを設け、そこへの信号の有無に基づいて車両システムの始動判定を行うのが望ましい。
近年では、エンジン及び電気モータの2種類の動力源を組み合わせて、それぞれが持つ長所を活かしつつ、不得意なところを補うことで高効率な走行を可能にした、いわゆるハイブリッド車両が普及しつつある。しかし、前述した理由により、そうした車両にはエンジンのみを搭載した車両における従来の始動判定方法をそのまま適用することは適当ではなかった。そうした状況の下、ハイブリッド車両に適した始動判定装置が望まれていたという事情もある。
<第2実施形態;エンジン車>
次に、本発明の第2実施形態を図3及び図4に基づいて説明する。本実施形態では、車両11がエンジンのみを動力源とする点で前記第1実施形態と主に異なる。従って、前記第1実施形態と同一の部材構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、車両61はその各部を統括的に制御する車両制御装置62を備えており、当該車両制御装置62の出力側にはコンビネーションメータ34が接続されている。コンビネーションメータ34は充電警告灯63及びエンジン警告灯64を備えている。充電警告灯63及びエンジン警告灯64はいずれもエンジン12の作動状態に応じて点灯又は消灯する。即ち、充電警告灯63はエンジン12の始動制御時には点灯し、エンジン12がかかった後に充電電圧が十分であり(充電電圧が予め設定された電圧判定閾値以上であり)且つ充電系統に異常がないときに消灯する。エンジン警告灯64はエンジン12の始動制御時には点灯し、エンジン12がかかった後にエンジン制御システムに異常がないときに消灯する。一方、遠隔制御装置52の出力側にはスタータリレー66を介してスタータ回路67が接続されている。スタータリレー66が駆動されると、バッテリ65からの電力がスタータ回路67に供給されるようになっている。ちなみに、本実施形態では、電源用リレー回路17(アクセサリリレー17a及びイグニッションリレー17b)が駆動されたときも、バッテリ65からの電力がアクセサリ回路18及び始動補助回路19へ供給されるようになっている。そして、遠隔制御装置52は車両制御装置62から充電警告灯63へ出力される作動信号Sbの有無、又は同じくエンジン警告灯64へ出力される作動信号Seの有無に基づいて車両61の始動判定を行う。
次に、前述のように構成された遠隔制御システムによる車両システムの遠隔始動処理を図4に示すフローチャートに従って説明する。
図4に示すように、遠隔制御装置52は受信回路53を介して携帯機51からの始動要求信号(スタート信号)を受信すると(S21)、電源用リレー回路17を駆動する(S22)。すると、アクセサリ回路18及び始動補助回路19にそれぞれバッテリ65からの電力が供給される。また、遠隔制御装置52はスタータリレー66を駆動する(S23)。すると、スタータ回路67にバッテリ65からの電力が供給され、エンジン12のクランキングが行われる。
次に、遠隔制御装置52は充電警告灯63又はエンジン警告灯64の消灯を作動信号Sb又は作動信号Seの有無に基づいて判断する(S24)。遠隔制御装置52は作動信号Sb又は作動信号Seを検出不能のとき(S24でYES)には、車両61はエンジン始動状態(走行可能状態)であると判定し(S25)、遠隔制御装置52はスタータリレー66を停止する(S26)。これにより、エンジン12のクランキングが停止される。またこのとき、電源用リレー回路17は駆動状態に維持される。これにより車両11は走行可能状態に維持され、暖機制御が行われる(S27)。
この暖機制御中において、遠隔制御装置52は充電警告灯63又はエンジン警告灯64の点灯を検出したか否かを判断する(S28)。そして、充電警告灯63又はエンジン警告灯64の点灯を検出した場合、即ち作動信号Sb又は作動信号Seを検出した場合(S28でYES)には、遠隔制御装置52は電源用リレー回路17の駆動を停止し(S29)、車両システムの遠隔始動処理を終了する。S28において、遠隔制御装置52は充電警告灯63又はエンジン警告灯64の点灯を検出しない場合(S28でNO)、遠隔制御装置52はS27へ処理を移行し、車両11の暖機運転を継続する。
一方、S24において、充電警告灯63又はエンジン警告灯64の消灯を検出できなかった場合、即ち作動信号Sb又は作動信号Seを検出した場合(S24でNO)には、車両11はエンジン停止状態(走行不能状態)であると判定する(S30)。そして、遠隔制御装置52はエンジン停止判定が3回に達しているか否かを判断する(S31)。遠隔制御装置52はエンジン停止判定が3回に達していると判断した場合には(S31でYES)、S29に処理を移行する。S31において、遠隔制御装置52はエンジン停止判定が3回に達していないと判断した場合には(S31でNO)、電源用リレー回路17の駆動を停止し(S32)、S21へ処理移行する。
以後、車両システムが停止状態において携帯機51からの車両システム(エンジン12)の始動要求信号を受信する毎に遠隔制御装置52は前述の処理を実行する。
従って、本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。即ち、充電警告灯63又はエンジン警告灯64を動作させるときには作動信号Sb又は作動信号Seが必ず出力され、同じく動作させないときには何等信号は出力されない。また、充電警告灯63又はエンジン警告灯64は、車両11が走行可能状態になったとき、即ち、バッテリ65の充電電圧が十分であるとき又はエンジン12が正常にかかったときに消灯されるものである。このため、遠隔制御装置52は充電警告灯63又はエンジン警告灯64の有無を見るだけで、エンジン12を動力源とする車両61が走行可能状態であるか否か(エンジン12が始動しているか否か)を簡単に判定することができる。また、遠隔制御装置52における信号処理の簡素化が図られる。
<別の実施形態>
なお、前記両実施形態は、次のように変更して実施してもよい。
・第1実施形態におけるS11及び第2実施形態におけるS31の処理を省略するようにしてもよい。即ち、車両システムを遠隔始動させようとしても始動しない場合のリトライ処理を行わない。
・第1及び第2実施形態において、遠隔制御装置52による車両システムの始動判定結果を、車両に搭載される他のシステムにおいて使用するようにしてもよい。例えば電動パワーステアリングシステムにおいては、車両システムの停止中にステアリングアシストが実行されると、バッテリの電力が大量に消費され、バッテリ上がりが発生するおそれがある。このため、車両システムの停止中における電動パワーステアリングシステムによるステアリングのアシストが禁止されることが多い。このような制御を行うためには車両システムの始動状態を検出する必要があり、本実施形態の遠隔制御システム14による始動判定結果を利用することができる。
・第1及び第2実施形態において、遠隔制御装置52に図示しないタイマを備え、一定時間暖機運転を継続したら自動停止するようにしてもよい。
・第1及び第2実施形態では遠隔制御システム14専用の携帯機51を設けるようにしたが、通常の電子キーとしての携帯機又はリモコンキーと兼用するようにしてもよい。ちなみに、第1及び第2実施形態のように専用の携帯機51を設けた場合は、遠隔制御システム14を後付けする場合等に適している。
・第1実施形態における遠隔制御システム14を、図示しないバッテリからの電力により駆動するモータを動力源とする、いわゆる電気自動車に搭載するようにしてもよい。
・第2実施形態においては、充電警告灯63又はエンジン警告灯64の点灯状態に基づいてエンジン12の始動判定を行うようにしたが、充電警告灯63及びエンジン警告灯64の両方の点灯状態に基づいてエンジン12の始動判定を行うようにしてもよい。
・第1及び第2実施形態では本発明にかかる始動判定装置を遠隔制御システム14に具体化したが、車両システムの始動判定結果を必要とする他の車両搭載システムに具体化するようにしてもよい。例えば前述した電動パワーステアリングシステム等に具体化するようにしてもよい。
第1実施形態における車両システムの概略を示すブロック図。 同じく車両システムの遠隔始動処理を示すフローチャート。 第2実施形態における車両システムの概略を示すブロック図。 同じく車両システムの遠隔始動処理を示すフローチャート。
符号の説明
11,61…車両、12…エンジン(動力源、内燃機関、車載制御対象)、
13…メインバッテリ(動力源、蓄電池)、14…遠隔制御システム(遠隔制御装置)、
15…ハイブリッドシステム制御装置(判断手段、表示制御手段)、
16…電源制御装置(給電制御手段)、
34a…走行可能インジケータランプ(表示手段)、
41…補機バッテリ(補機蓄電池)、42…電動コンプレッサ(車載制御対象)、
43…ジェネレータ(始動手段)、44…モータ(車載制御対象)、
51…携帯機(外部通信機器)、
52…遠隔制御装置(始動判定手段、始動判定装置)、53…受信回路(受信手段)、
62…車両制御装置(判断手段、表示制御手段)、63…充電警告灯(表示手段)、64…エンジン警告灯(表示手段、内燃機関警告灯)、65…バッテリ(動力源)、
Sl…インジケータ作動信号、Sb,Se…作動信号。

Claims (9)

  1. 車両の動力源について始動許可状態か否かを視覚に訴えて表示する表示手段と、
    予め設定された前記動力源の始動許可条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて前記表示手段にそれを動作させるための作動信号を出力する表示制御手段と、
    前記表示制御手段から表示手段への作動信号の出力の有無に基づいて前記動力源が始動許可状態であるか否かを判定する始動判定手段と、を備えた車両の始動判定装置。
  2. 請求項1に記載の車両の始動判定装置において、
    前記動力源は車両に搭載された蓄電池の電力により駆動するモータを含み、
    前記判断手段の判断結果に基づいて前記蓄電池からの電力供給を許可する給電制御手段を備えた車両の始動判定装置。
  3. 請求項2に記載の車両の始動判定装置において、
    前記蓄電池の電力は車両に搭載された補機類にも供給するようにした車両の始動判定装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の車両の始動判定装置において、
    前記動力源は内燃機関をさらに含み、当該内燃機関のクランキングを前記蓄電池の電力を利用して行う始動手段を備えた車両の始動判定装置。
  5. 請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両の始動判定装置において、
    前記表示手段は、前記動力源について始動許可状態か否かを含めて車両が走行可能状態であるか否かを視覚に訴えて表示する走行可能インジケータランプを含む車両の始動判定装置。
  6. 請求項1に記載の車両の始動判定装置において、
    前記動力源は内燃機関であり、
    前記表示手段は前記内燃機関の作動状態に応じて点灯又は消灯する警告灯である車両の始動判定装置。
  7. 車両に搭載された補機類に電力を供給する補機蓄電池を備え、
    前記警告灯は前記補機蓄電池の充電電圧が予め設定された電圧判定閾値を下回ったときに点灯する充電警告灯である請求項6に記載の車両の始動判定装置。
  8. 請求項6に記載の車両の始動判定装置において、
    前記警告灯は前記内燃機関の制御システムが異常のときに点灯する内燃機関警告灯である車両の始動判定装置。
  9. 外部通信機器から無線送信されてきた所定の車載制御対象の作動を要求する旨の作動要求信号を受信手段により受信した場合に所定の作動条件が成立することを条件として前記車載制御対象を駆動制御する車両の遠隔制御装置において、
    前記作動条件は車両の動力源が始動許可状態であることを含み、当該始動許可状態であるか否かの判定は、請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の車両の始動判定装置により行うようにした車両の遠隔制御装置。
JP2005161286A 2005-06-01 2005-06-01 車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置 Active JP4500215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161286A JP4500215B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161286A JP4500215B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006336521A JP2006336521A (ja) 2006-12-14
JP4500215B2 true JP4500215B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=37557289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005161286A Active JP4500215B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4500215B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180119804A1 (en) * 2015-07-07 2018-05-03 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Vehicle control device
KR101766083B1 (ko) * 2015-12-10 2017-08-07 현대자동차주식회사 엔진 시동 제어 장치 및 방법
KR102646756B1 (ko) * 2019-08-22 2024-03-13 주식회사 에이치엘클레무브 시스템의 전원 공급 장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000283010A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Honda Motor Co Ltd エンジン始動装置
JP2003254210A (ja) * 2002-03-01 2003-09-10 Alpha Corp エンジン始動制御装置
JP2005106057A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Ford Global Technologies Llc 車両エンジンの停止及び始動を制御するシステム及び方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000283010A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Honda Motor Co Ltd エンジン始動装置
JP2003254210A (ja) * 2002-03-01 2003-09-10 Alpha Corp エンジン始動制御装置
JP2005106057A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Ford Global Technologies Llc 車両エンジンの停止及び始動を制御するシステム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006336521A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100497865B1 (ko) 차량의 전원제어장치
US10436128B2 (en) Vehicle control system
US9764702B2 (en) System and method for managing the electrical powering of at least one piece of equipment during the automatic restarting of an internal combustion engine of a vehicle
CN110341426B (zh) 驻车空调的控制方法
US9234470B2 (en) Idling stop device, power control method, deterioration notification method and battery charging method
US9790884B2 (en) Control system and control method of vehicle
JP2008513682A (ja) 自動車を自動的にスタートさせたり、ストップさせたりするためのコマンドを制御する方法
US7266441B2 (en) System and method for controlling idling stop of hybrid electric vehicle
CN103661402A (zh) 用于自动起停***的用户界面和控制用户界面的方法
US20070200431A1 (en) Dead battery preventing device for preventing engine start failure of vehicle having economy running function and dead battery prevention method
US8773136B2 (en) Method for evaluating the ability of a battery to start
CN106256646B (zh) 具有停止-起动效益度量的用户界面
JP2008513295A (ja) リバーシブルな電気機器を制御するためのデバイス
JP4306279B2 (ja) 車両状態表示装置
CN106285972A (zh) 车辆的发动机自动启停的方法
US9487103B2 (en) Auxiliary battery management system and method
CN108215875B (zh) 一种电源控制装置以及电源控制方法
KR101664698B1 (ko) 하이브리드 차량의 산소센서 진단 제어 시스템
US7482704B2 (en) Automatic generator starting protection
JP4500215B2 (ja) 車両の始動判定装置及びそれを備えた遠隔制御装置
JP2006211859A (ja) 車両の制御装置
JP5181975B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2007223471A (ja) 車両用電源制御装置
WO2021103966A1 (zh) 车辆的启停控制方法、装置、车辆、电子设备
JP6214430B2 (ja) アイドルストップ車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4500215

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4