JP4499583B2 - ダクト取付構造 - Google Patents

ダクト取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4499583B2
JP4499583B2 JP2005050891A JP2005050891A JP4499583B2 JP 4499583 B2 JP4499583 B2 JP 4499583B2 JP 2005050891 A JP2005050891 A JP 2005050891A JP 2005050891 A JP2005050891 A JP 2005050891A JP 4499583 B2 JP4499583 B2 JP 4499583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
holder
connector
mounting
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005050891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006234306A (ja
Inventor
明広 井谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005050891A priority Critical patent/JP4499583B2/ja
Publication of JP2006234306A publication Critical patent/JP2006234306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4499583B2 publication Critical patent/JP4499583B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Description

本発明は、壁に設けた取付口に、例えば可搬式の一体型空気調和機から室外へ排気するダクトの端部を取り付けるためのダクト取付構造に関するものである。
一般に、可搬式の一体型空気調和機などは、室外に排気するためのダクトの端部を壁に設けられた取付口(開口)に取り付けるようになっている。取付口には、室外からダクトへの虫などの侵入を防止するためのネット付の部材が装着されている。ネット付の部材は、室外側から取付口に嵌め込んで、この取付口に、工具を使ってねじ留めしたり係止爪を係止したりすることにより装着される。
なお、吸排気システムの空気吹出器を天井に固定するための技術として特許文献1が開示されている。
特開2000−104984号公報
ところが、ネット付の部材を工具を使ってねじ留めする手法は、ネット付の部材の着脱に手間がかかるため、付け外しの頻度が多い可搬式の一体型空気調和機などのダクトを取り付ける場合には不便である。一方、係止爪を係止するだけでネット付の部材を装着する手法は、工具が不要であるが、室内側にあるダクトに力が加わったときの歪みなどによって係止爪が外れた場合には、室外側に装着したネット付の部材が落下するおそれがある。
本発明は、工具を使うことなく簡単に取り付けることができ、かつ、室外への部材の落下を防止することができるダクト取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るダクト取付構造は、室内外を仕切る壁にダクトの端部を取り付けるための取付口(開口)に室外側から内嵌されるダクトホルダと、ダクトに連設されてダクトホルダに室内側から内嵌される筒状のダクトコネクタとを備えたものである。さらに、ダクトコネクタに、ダクトホルダに係止するコネクタ係止爪を設けて、ダクトホルダに、ダクトコネクタのコネクタ係止爪を係止する係止穴を形成したものであり、ダクトホルダに、その周方向の一部から外周側に突出して取付口に係止するホルダ係止爪を係止穴と周方向に位置をずらせて設け、そのホルダ係止爪をダクトホルダの中央穴を貫通する軸と直交する方向で内向きおよび外向きに変位可能に設け、ダクトホルダにダクトコネクタを内嵌することにより、ダクトコネクタの外周面によってダクトホルダのホルダ係止爪の内向きの変位を規制するものである。
この構成によれば、取付口に内嵌したダクトホルダのホルダ係止爪を取付口に係止した後、ダクトホルダに内嵌したダクトコネクタの外周面によって、ホルダ係止爪の内向きの変位を規制することができる。これにより、ダクトに力が加わった場合などでも、ホルダ係止爪の外れを阻止し、室外側に装着したダクトホルダの落下を防止することができる。
ダクトホルダは、取付口の付近に装着される付属物を保持するためのものとして用いることができ、その付属物として、ダクトホルダの中央穴を覆って室外からダクトへの虫などの侵入を防止するためのネットや、取付口への雨水の浸入を防止する雨除けを例示することができる。さらに、取付口への雨水の浸入を防止する複数の雨除けを設け、ダクトホルダを、横向き及び縦向きに配置可能な長方形とし、このダクトホルダの配置方向に応じて左右又は上下に並設した雨除けを保持可能とすることもできる。
ダクトコネクタは、取付口に内嵌しただけのものや取付口に係止するものであってもよいが、ダクトコネクタをダクトホルダに直接に係止すれば、ダクトホルダからのダクトコネクタの外れを防止することができる。これにより、ダクトホルダのホルダ係止爪の内向きの変位を確実に規制することができる。
ダクトコネクタをダクトホルダに係止する手段として、ダクトコネクタに、ダクトホルダに係止するコネクタ係止爪を設け、ダクトホルダに、ダクトコネクタのコネクタ係止爪を係止する係止穴を設けた構造を採用し、係止穴をホルダ係止爪と周方向に位置をずらせて形成するので、ダクトホルダのホルダ係止爪および係止穴を壁厚方向に並設する必要がなく、ダクトホルダの壁厚方向の幅を小さくすることができる。
取付口は、直接に壁に開口を設けたものであってもよいが、取付口を壁の窓に装着される取付パネルに形成すれば、壁に手を加えることなく既存の窓にダクトの取付口を設けることができる。このような窓に装着する取付パネルは、比較的に薄く変形しやすいことが多く、取付口からのダクトホルダの落下を防止しようとする本発明の好適な態様を提供することができる。
ダクトは、排気機能のあるものであれば、換気装置などのあらゆる機器に設けられたものであってもよいが、可搬式の一体型空気調和機に設けられたものは、取付口へのダクトの付け外しの頻度が多く、本発明を採用するのに好適である。
本発明によると、取付口にホルダ係止爪を係止してダクトホルダを装着するので、その取り付けに、ドライバーなどの工具が不要である。また、ダクトコネクタの外周面によってダクトホルダのホルダ係止爪の内向き変位を規制するので、そのホルダ係止爪の外れを阻止することができる。これにより、工具を使うことなくダクトホルダおよびダクトを簡単に取り付けることができ、かつ、室外への部材の落下を防止することができる。
以下、本発明に係るダクト取付構造を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。まず、本発明に係るダクト取付構造によって取付口32に端部を取り付けられるダクト7を備えた一体型空気調和機について説明する。
一体型空気調和機では、図1、2に示すように、キャビネット1に、圧縮機2、凝縮器3、蒸発器4および絞り機構(図示せず)が内装され、これらによって冷凍サイクルが形成される。そして、空気調和機は、冷風を発生させて、室内を冷房する冷房運転を行う。そのため、空気調和機は、蒸発器4に対する送風ファン5と、凝縮器3に対する排気ファン6と、排気用のダクト7と、冷房運転によって発生したドレン水を処理するためのポンプ8とを備えている。
キャビネット1は、図3、4に示すように、前面パネル10、左右一対の側板11、背板12によって囲まれた構造とされる。そして、キャビネット1は、上側の冷房室13と下側の排熱室14とに区画されている。冷房室13と排熱室14とは、仕切り板15によって仕切られ、上下の空間は断熱されている。
冷房室13には、蒸発器4および送風ファン5が収容され、排熱室14には、圧縮機2、凝縮器3、排気ファン6、ポンプ8が収容されている。冷房室13では、前側に蒸発器4が配置され、背面側にシロッコファンからなる送風ファン5が配置されている。排熱室14では、前側に凝縮器3が配置され、背面側にシロッコファンからなる排気ファン6が配置されている。凝縮器3と排気ファン6との間に、圧縮機2とポンプ8とが左右にそれぞれ配置されている。凝縮器3は、蒸発器4の下方に位置し、蒸発器4と凝縮器3とは上下に並んでいる。
キャビネット1の前側は開口されており、この開口が前面パネル10によって覆われている。蒸発器4および凝縮器3は、開口に面しており、前面パネル10と蒸発器4および凝縮器3との間には間隙16が形成される。この間隙16に、フィルタ17が着脱可能に装着されている。
前面パネル10に、前面吸込口20と吹出口21とが形成されている。また、前面パネル10と側板11との間に、側面吸込口22が形成されている。前面吸込口20は、前面パネル10の中央に位置して、縦方向に配されている。前面吸込口20および側面吸込口22は、間隙16に連通している。吹出口21は、前面パネル10の上部に位置し、水平方向から斜め上方向に向かって開口している。吹出口21には、ルーバ23が設けられ、ルーバ23はモータによって揺動される。吹出口21は冷房室13に連通しており、前面吸込口20および側面吸込口22から蒸発器4を経て吹出口21に至る通風路が形成される。これによって、キャビネット1の前面からの吸い込みおよび前方への吹き出しを実現できる。
排熱室14は、冷房室13よりも背面側に突出しており、排熱室14の上面に排気口24が形成されている。排気口24に、蛇腹状のダクト7の一端が取り付けられている。ダクト7の他端は、壁25の開口部に取り付けられ、排熱室14がダクト7を介して室外と連通する。したがって、排熱室14では、前面吸込口20および側面吸込口22から凝縮器3を経て排気口24に至る通風路が形成される。この通風路は、ダクト7に連通して、室外へと通じている。
ダクト7の一端は、排気口24に対して回転自在かつ着脱自在とされる。すなわち、排気ファン6のケーシング26に形成された排気口24に、ファンガード27が回転自在に嵌め込まれている。ダクト7の一端には、ダクトコネクタ28が設けられている。このダクトコネクタ28が、ファンガード27に着脱自在に装着されるが、ダクトコネクタ28はファンガード27に対して回転しないように取り付けられている。ダクト7とファンガード27とが一体的に回転することにより、ダクト7とキャビネット1とは相対的に回転する。
ダクト7の他端は、壁25の開口部に着脱可能に取り付けられている。すなわち、開口部にある窓30を利用して、ダクト7を取り付けるための取付パネル31が窓枠に固定される。窓30は、上げ下げ窓、引き違い窓のいずれでもよく、取付パネル31は、窓30の大きさに合わせて長さを可変できる。
取付パネル31の取付口32にダクトホルダ33が嵌め込まれ、ダクトホルダ33に、ダクト7の他端に設けられたダクトコネクタ34が着脱可能に装着される。ダクトコネクタ34がダクトホルダ33に装着されることにより、ダクトホルダ33は取付パネル31から抜けないように取り付けられる。ダクトホルダ33の室外側には、雨が入り込まないように、雨除け35が取り付けられている。したがって、ダクトコネクタ34をダクトホルダ33から外すことにより、ダクト7を窓30から取り外すことができ、さらにダクトホルダ33も取付パネル31から取り外すことができる。ここで、ダクト7を外したとき、取付パネル31の取付口32が開いたままになるので、取付口32を塞ぐカバーが取付パネル31に設けられている。なお、図1中、36は換気孔であり、換気扇が取り付け可能とされる。
また、キャビネット1の底面には、車輪40が取り付けられている。したがって、本空気調和機は移動可能とされ、伸縮可能なダクト7を付けたまま室内で移動させることができる。さらに、ダクト7を外すことにより、空気調和機を他の室内に持ち運ぶことができ、任意の場所で使用することができる。
ところで、蒸発器4では、室内空気の熱交換を行うとき、空気中の水分が結露して、ドレン水が発生する。蒸発器4の下方に、ドレン水を受けるドレンパン41が設けられ、ドレンパン41の下方に、滴下皿42が設けられている。ドレンパン41は、滴下皿42内に収容され、滴下皿42は、キャビネット1に取り付けられている。ドレンパン41に滴り落ちたドレン水は、滴下皿42に流れ落ち、さらに滴下皿42から凝縮器3に流れ落ちる。ドレン水は、凝縮器3を通過するときに、凝縮器3を冷却しながら蒸発する。凝縮器3の下方には、ドレン受皿43が設けられ、凝縮器3を伝って流れてきたドレン水がドレン受皿43に溜まる。ドレン受皿43は、排熱室14の底に載置されており、ドレン受皿43には、ドレン抜き孔44が形成され、栓がされている。栓を抜くと、ドレン水が排出される。
そして、ドレン受皿43に溜まったドレン水を処理するため、ポンプ8によってドレン水を再び凝縮器3に導き、蒸発させている。ポンプ8は、ドレン受皿43内に設置され、ポンプ8にドレンホース45が接続され、ドレンホース44が滴下皿42に接続される。ポンプ8は、ドレン水を吸い込んで滴下皿42に送り込む。ドレン水は、滴下皿42から流れ落ちて、凝縮器3の熱によって蒸発する。このように、ドレン水を循環させることによって、外部に排水することなく、内部において排水処理ができる。なお、ドレンホース45の途中には、流路を切り替えるためのコックが設けられ、排水パイプ46が接続されている。コックを回すことにより、滴下皿42に向かって循環する流路と、排水パイプ46に向かって排水される流路とに切り替えられる。
この空気調和機は、圧縮機2、送風ファン5、排気ファン6、ポンプ8を駆動制御する制御装置を備えている。マイコンからなる制御装置は、キャビネット1に内装され、図示しないリモコンあるいはキャビネットに設けられた操作スイッチからの操作信号に応じて、冷房運転、除湿運転、換気運転といった各種運転を実行する。また、前面パネル10に、LED等からなる表示器50が設けられており、制御装置は、各種運転に応じて表示器50の点灯を制御したり、ドレン水が満水になったときの警告として表示器50の点灯あるいは点滅といった制御を行う。
冷房運転では、室内空気が、送風ファン5の駆動によって前面吸込口および側面吸込口から吸い込まれ、前面パネル10の間隙16から蒸発器4を通り抜ける。このとき、吸い込まれた空気は、蒸発器4によって冷却され、冷風となる。冷風は、吹出口21から室内に吹き出される。
一方、排気ファン6の駆動によって、室内空気が、前面吸込口20および側面吸込口22から吸い込まれ、前面パネル10の間隙16から凝縮器3を通り抜ける。このとき、吸い込まれた空気は、凝縮器3によって暖められ、温風となる。温風は、排気口24からダクト7を通り、室外に排出される。
冷房運転により蒸発器4から発生したドレン水は、流れ落ちてドレン受皿43に溜まる。ドレン水が所定水位まで溜まると、ポンプ8が作動して、ドレン受皿43のドレン水を汲み上げて、滴下皿42に導く。汲み上げられたドレン水は、凝縮器3の表面に沿って流れ落ち、蒸発する。蒸発しなかったドレン水は、ドレン受皿43に溜まり、再び汲み上げられ、蒸発するまで循環される。
除湿運転では、冷房運転と同様に圧縮機2、送風ファン5、排気ファン6、ポンプ8が駆動制御される。ただし、ドレン受皿43に溜まったドレン水は循環させず、コックの操作によりドレン水を排水ポンプ46から排出する。この場合、ダクト7を外しておく。排熱室14を通って除湿された空気は、排気口24から室内に排出される。そのため、室内の温度を変えずに除湿できる。
換気運転では、圧縮機2、送風ファン5およびポンプ8は停止し、排気ファン6のみが駆動される。キャビネット1の前方から吸い込まれた室内の空気は、排熱室14からダクト7を経て室外に排出される。このとき、壁25の換気孔36から室外の空気が入り込み、室内の換気が行われる。
次に、ダクト7の端部を取付口32に取り付けるためのダクト取付構造60についてより詳しく説明する。なお、ここでは上下に開閉する上げ下げ窓に、横向きに配置した取付パネル31を装着する場合について説明するが、左右に開閉する引き違い窓に、縦向きに配置した取付パネル31を装着するようにしてもよい。
図5〜図7に示すように、ダクト取付構造60は、取付パネル31に形成された取付口32に室外側から内嵌されるダクトホルダ33と、ダクト7の端部に装着されると共にダクトホルダ33に室内側から内嵌されるダクトコネクタ34と、を備え、そのダクトホルダ33が、ダクトホルダ33の中央穴33aを覆う虫除け用のネット61と、取付口32への雨水の浸入を防止する雨除け35とを保持するようになっている。
図8(a)に示すように、ダクトホルダ33には、内向きおよび外向きに変位可能な係止爪62が外周側に突出するよう設けられ、この係止爪62を取付口32の周縁部に係止することにより、ダクトホルダ33が取付口32に装着される。また、図8(b)に示すように、ダクトホルダ33には、係止爪62と周方向に位置をずらせて係止穴63が形成され、この係止穴63に、ダクトコネクタ34に設けられた係止爪64を係止することにより、ダクトコネクタ34がダクトホルダ33に装着される。
ダクトホルダ33に内嵌されたダクトコネクタ34は、その外周面73によってダクトホルダ33の係止爪62の内向きの変位を規制する。これにより、取付口32からのダクトホルダ33の外れが阻止され、ダクトホルダ33の室外への落下が防止される。
図9に示すように、取付パネル31は、上下縁に室内側に突出するフランジ65を有する断面略コ字形の横長の長方形板とされ、室内外を仕切る壁25の窓30に固定される。取付パネル31の端部付近(図9における左側)には、長方形の開口が形成され、この開口がダクト7を取り付けるための取付口32とされる。
図10に示すように、ダクトホルダ33は、中央穴33aを有する長方形の額縁状とされ、その中央穴33aを取り囲むように、室内側に突出して取付口32に内嵌される角筒状の内嵌部66と、室外側に突出して雨除け35を嵌合保持する角筒状の嵌合部67とが形成されている。ダクトホルダ33の中央穴33aは、補強材68によって二つの部位に仕切られ、室外側から止着されたネット61で覆われている。
内嵌部66は、取付口32に内嵌可能なように取付口32よりもわずかに小さく設定され、その上下面のうちの当該内嵌部66のコーナー付近に、合計四つの係止爪62が設けられている。内嵌部66を室外側から取付口32に内嵌した後、嵌合部67が取付口32の周縁部に当接するまで、ダクトホルダ33を押し込むことにより、係止爪62が取付口32の周縁部に係止されて、ダクトホルダ33が取付口32に装着される。
さらに、内嵌部66の上下面には、各係止爪62の近傍かつ左右方向で中央側に合計四つの係止穴63が形成され、この係止穴63に、内嵌部66に内嵌されたダクトコネクタ34の係止爪64が係止される。
嵌合部67は、取付口32よりも大きく設定され、取付パネル31よりも室外側に位置して、左右に並設される二つの雨除け35の基端部を内側に嵌合して保持する。嵌合部67の上下面および左右面には、合計六つの係止穴69が形成され、雨除け35の基端部に設けられた係止爪70を係止するようになっている。
雨除け35は、平行に配置された二枚の側板35aの上端を天板35bで、下端を底板35cで繋ぐと共に、二枚の側板35aに三枚の雨除け板35dを架け渡してなる。雨除け35の基端部に設けられる係止爪70は、その位置を周方向で二枚の側板35a、天板35bおよび底板35cの端部付近に設定され、この係止爪70に対応するよう嵌合部67の係止穴69も位置を設定される。
二枚の側板35a、天板35bおよび底板35cには、周方向で係止爪70と対称な位置に切欠71が形成され、その切欠71が隣接する雨除け35の係止爪70に対向して、係止爪70の突出部分を収納するようになっている。なお、取り付けパネル31を縦向きに配置する場合には、雨除け35を上下に並設することができる。
図11〜図13に示すように、ダクトコネクタ34は、円筒状の基端部72と角筒状の先端部73とを有する筒状とされ、その中心軸と平行な面で、下側の分割体34aと上側の分割体34bとに分割して形成されている。基端部72は、ダクト7とほぼ同じ大きさとされ、分割体34a、34bを組み立てる際に、基端部72でダクト7の端部を挟むことにより、ダクトコネクタ34がダクト7に連設される。
先端部73は、ダクトホルダ33の内嵌部66に内嵌可能なように内嵌部66よりもわずかに小さく設定され、その上下面に合計四つの係止爪64が設けられている。周方向に連続する鍔74がダクトホルダ33の内嵌部66の端面に当接するまで、室内側から先端部73を内嵌部66に内嵌して押し込むことにより、係止爪64がダクトホルダ33の係止穴63に係止される。これにより、ダクトホルダ33およびダクトコネクタ34を介して、ダクト7の端部が取付口32に取り付けられる。
下側の分割体34aの分断部には、その長さ方向に連続する外側片75と、外側片75よりも中心軸側に位置して分断部の長さ方向に連続する内側片76と、が形成され、外側片75と内側片76の間が溝77とされる。内側片76には、内向きに突出する二つの係止爪78が形成され、分割体34a、34bを組み立てたとき、係止爪78が上側の分割体34bに係止される。
上側の分割体34bの分断部には、その長さ方向に連続する外側片79と、外側片79よりも中心軸側で係止爪78に対応して位置するU字形の係止片80と、が形成されている。分割体34a、34bを組み立てたとき、下側の分割体34aの溝77に上側の分割体34bの外側片79が嵌り込むと共に、下側の分割体34aの係止爪78が上側の分割体34bの係止片80に係止されることにより、分割体34a、34bが一体化されてダクトコネクタ34が構成される。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、ダクト7は、一体型空気調和機に設けられたものに限らず、他の装置に装備されたものであってもよい。取付口32は、取付パネル31に開口を形成したものに限らず、壁25に直接に開口を形成したものであってもよい
一体型空気調和機の概略図(側面図) 一体型空気調和機の概略図(平面図) 一体型空気調和機の斜視図(正面側から見た図) 一体型空気調和機の斜視図(背面側から見た図) ダクト取付構造を示す分解斜視図 ダクト取付構造を示す断面図(組立前) ダクト取付構造を示す断面図(組立後) ダクトホルダおよびダクトコネクタの係止状態を示す要部断面図であり、(a)はダクトホルダの係止爪を通る断面を示し、(b)はダクトコネクタの係止爪を通る断面を示す 取付パネルを示す図であり、(a)は正面図(室内側から見た図)、(b)A−A断面図 ダクトホルダを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図(室内側から見た図)、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図、(e)はD−D断面図 ダクトコネクタを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図(分解した状態で室内側から見た図) (a)は図11のE−E断面図、(b)は図11のF−F断面図 (a)は図11のG−G断面図、(b)はH−H断面図(要部)、(c)はI−I断面図(要部)、(d)はJ−J断面図(要部)
符号の説明
25 壁
30 窓
31 取付パネル
32 取付口
33 ダクトホルダ
34 ダクトコネクタ
35 雨除け
60 ダクト取付構造
61 ネット
62 係止爪(ダクトホルダ)
63 係止穴
64 係止爪(ダクトコネクタ)

Claims (5)

  1. 室内外を仕切る壁にダクトの端部を取り付けるための取付口に室外側から内嵌されるダクトホルダと、前記ダクトに連設されて前記ダクトホルダに室内側から内嵌される筒状のダクトコネクタとを備え、
    前記ダクトコネクタに、前記ダクトホルダに係止するコネクタ係止爪が設けられ、前記ダクトホルダに、前記ダクトコネクタのコネクタ係止爪を係止する係止穴が形成され、
    前記ダクトホルダに、その周方向の一部から外周側に突出して前記取付口に係止するホルダ係止爪が前記係止穴と周方向に位置をずらせて設けられ、前記ダクトホルダのホルダ係止爪は、ダクトホルダの中央穴を貫通する軸と直交する方向で内向きおよび外向きに変位可能に設けられ、
    前記ダクトホルダにダクトコネクタを内嵌することにより、前記ダクトコネクタの外周面によってダクトホルダのホルダ係止爪の前記内向きの変位が規制されることを特徴とするダクト取付構造。
  2. 前記ダクトホルダは、該ダクトホルダの中央穴を覆うネット、及び/又は取付口への雨水の浸入を防止する雨除けを保持することを特徴とする請求項1に記載のダクト取付構造。
  3. 前記取付口への雨水の浸入を防止する複数の雨除けが設けられ、前記ダクトホルダは、横向き及び縦向きに配置可能な長方形とされ、当該ダクトホルダの配置方向に応じて左右又は上下に並設された雨除けを保持可能とされたことを特徴とする請求項1に記載のダクト取付構造。
  4. 前記取付口は、前記壁の窓に装着される取付パネルに形成されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のダクト取付構造。
  5. 前記ダクトは、可搬式の一体型空気調和機に設けられたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のダクト取付構造。
JP2005050891A 2005-02-25 2005-02-25 ダクト取付構造 Expired - Fee Related JP4499583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050891A JP4499583B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 ダクト取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050891A JP4499583B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 ダクト取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006234306A JP2006234306A (ja) 2006-09-07
JP4499583B2 true JP4499583B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=37042164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005050891A Expired - Fee Related JP4499583B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 ダクト取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4499583B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108361812A (zh) * 2017-01-25 2018-08-03 珠海格力电器股份有限公司 空调室内机

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149833U (ja) * 1980-04-11 1981-11-10
JPH02132191U (ja) * 1989-04-11 1990-11-02
JPH04225736A (ja) * 1990-12-26 1992-08-14 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JPH0570556U (ja) * 1992-02-29 1993-09-24 サンウエーブ工業株式会社 ダクトの取付構造
JPH064533U (ja) * 1991-07-13 1994-01-21 株式会社竹中工務店 ダクト類の接続構造
JPH0694294A (ja) * 1992-09-14 1994-04-05 Tokyo Gas Co Ltd アルミ製フレキダクトの接続装置
JPH0664046U (ja) * 1993-02-12 1994-09-09 協立エアテック株式会社 ダクト類の接続構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149833U (ja) * 1980-04-11 1981-11-10
JPH02132191U (ja) * 1989-04-11 1990-11-02
JPH04225736A (ja) * 1990-12-26 1992-08-14 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JPH064533U (ja) * 1991-07-13 1994-01-21 株式会社竹中工務店 ダクト類の接続構造
JPH0570556U (ja) * 1992-02-29 1993-09-24 サンウエーブ工業株式会社 ダクトの取付構造
JPH0694294A (ja) * 1992-09-14 1994-04-05 Tokyo Gas Co Ltd アルミ製フレキダクトの接続装置
JPH0664046U (ja) * 1993-02-12 1994-09-09 協立エアテック株式会社 ダクト類の接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006234306A (ja) 2006-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541923B2 (ja) 一体型空気調和機
JP4495005B2 (ja) 空気調和機
KR20040082957A (ko) 벽걸이형 공기 조화 장치
EP1116001B1 (en) A wall mounted air conditioner
JP2006234251A (ja) 一体型空気調和機
JP4499583B2 (ja) ダクト取付構造
JP4510667B2 (ja) 通風路構造
JP2006234289A (ja) 一体型空気調和機
KR100575312B1 (ko) 공기 조화기의 실내기
JP4541926B2 (ja) 雨水浸入防止装置
KR20040026321A (ko) 공기조화기
KR20060083016A (ko) 공기조화기
JP4429123B2 (ja) 空気調和機
JP4468839B2 (ja) 一体型空気調和機
KR100845183B1 (ko) 일체형 공기조화기의 파워코드 고정구조
JP4596709B2 (ja) 空気調和装置
JP4473172B2 (ja) 一体型空気調和機
KR100584295B1 (ko) 공기 조화기 실내기의 전면 프레임 장착구조
JP2006234259A (ja) 吸込ポンプおよびこれを用いた空気調和機
KR20000057823A (ko) 공기조화기
JP2006308191A (ja) 一体型空気調和機
KR100441103B1 (ko) 공기조화기의 연결배관 설치구조
KR20090022102A (ko) 공기조화기
JP3030154B2 (ja) 空気調和機
JP2005083703A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100415

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees