JP4499566B2 - 工業的メチルt−ブチルエーテルからイソブテンを製造する方法 - Google Patents

工業的メチルt−ブチルエーテルからイソブテンを製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は工業的メチルt−ブチルエーテル(MTBE)からきわめて純粋なイソブテンを製造する方法および経済的なバイパス流の利用に関する。
イソブテンはブチルゴム、ポリイソブテン、イソブテンオリゴマー、分枝状CアルデヒドおよびCカルボン酸を製造するための出発物質である。更にアルキル化剤およびペルオキシドを製造する中間生成物として使用される。
イソブテンはイソブタンの脱水素により取得できる。しかし十分に多くの量のイソブタンが供給できない。
工業的流れ、例えば水蒸気分解装置またはFCC装置のC留分においてイソブテンは飽和および不飽和炭化水素と一緒に存在する。これらの混合物からイソブテンはイソブテンと1−ブテンの少ない沸点の差もしくはきわめて低い分離係数のために蒸留により経済的に分離できない。
これらのC留分からイソブテンを他のどのオレフィンを得るべきかに応じて種々の方法で分離することができる。すべての処理方法に共通している第1工程はブタジエンおよび他の多くの不飽和炭化水素の大部分の除去である。ブタジエンを良好に商品化できるかまたは自己需要が存在する場合は、ブタジエンを抽出または抽出蒸留により分離する。他の場合は約2000質量ppmの残留濃度まで選択的に水素化して線状ブテンを得る。両方の場合に炭化水素混合物(いわゆるラフィネートIまたは水素化したクラックC)が残り、この混合物は飽和炭化水素n−ブタンおよびイソブタンのほかにオレフィン、イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテン(シスおよびトランス)を含有する。
イソブテンのほかに2−ブテンもしくは高い2−ブテン含量を有する線状ブテンの混合物を取得する場合は、典型的に1%以下のブタジエンを含有する前記混合物(FCCからのC流、ラフィネートIまたは水素化されたクラックC)を水素化し、ヒドロ異性化し、すなわちなお存在する残留ブタジエンを5ppm未満の残留含量まで選択的に水素化し、1−ブテンを2−ブテンに異性化する。1−ブテンと2つの2−ブテンの間の平衡状況は例えば80℃で約1/17であり、従って2−ブテンの側に進行する。ヒドロ異性化混合物から少ない沸点の差により塔頂生成物としてイソブテン、1−ブテンおよびイソブタンからなる混合物のみを取得し、この混合物から蒸留によりイソブタンを分離できる。塔底生成物として2−ブテンを有するイソブテン不含の混合物が得られる。反応蒸留塔中でヒドロ異性化を行う場合も、例えば欧州特許第0922018号に記載されるように、完全に1−ブテン不含のイソブテンが生じない。従ってこのイソブテン品質は若干の用途に適さない。
イソブテンはCオレフィン混合物から選択的誘導化、残留する炭化水素混合物からの誘導体の分解および誘導体の分離の工程により分離できる。
イソブテンは水またはアルコールと容易に誘導化することができる。イソブテンを含有する流れと水との反応によりt−ブタノール(TBA)が得られ、t−ブタノールはイソブテンと水に容易に逆分離できる。この分離法の主な欠点はTBA合成にあり、TBA合成はC炭化水素中の水の低い溶解性により低い空−時収量を有する。
炭化水素流中のイソブテンへのメタノールの付加からのMTBEの製造は水の付加よりかなり速く行われる。工業的MTBEはオクタン価を高めるためのオットーエンジン用の需要の多い燃料成分である。容易な製造可能性と大きい市場の量のために純粋なイソブテンの廉価な前駆物質である。
従って大量生産では多くの場合にイソブテン含有Cカットをメタノールと反応させ、MTBEを製造し、この物質を精製し、イソブテンとメタノールに再び分解する。
この方法の難点はイソブテンを99.9%より高い純度で製造することである。工業的MTBE(燃料品質)はC−およびC−炭化水素、C−オリゴマー(C−、C12−炭化水素)、2−メトキシブタン(MSBE)、メタノールおよびTBAを含有する。これらの物質およびその結果生成物および分離の際にMTBEから生じる他の副生成物は目的生成物、イソブテンを汚染することがある。
MTBEの製造およびその分離によるC流から高い純度のイソブテンを製造する組み合わせた方法は公知であり、例えば米国特許第5567860号に記載されている。ここではイソブテン含有C流をまずメタノールを用いてエーテル化し、反応に応じてMTBE、MSBE、未反応C炭化水素、メタノール、水、DME、C−オリゴマー、およびC流の汚染物としてC−およびC−炭化水素からなる混合物が得られる。この生成物混合物を蒸留により、C−、C−およびC−炭化水素、メタノールおよびDMEを含有する沸点しやすい部分と、C−オリゴマーを含有する沸騰しにくい部分に分離する。塔の側面排出口でMTBEおよびMSBEが得られ、これらを引き続き酸性触媒作用の分離に供給する。分離反応において、主成分として相当するイソブテン、n−ブテンおよびメタノールおよび未反応MTBEおよびMSBEが得られる。この生成物混合物を再び蒸留により精製し、その際沸騰しやすい部分としてイソブテンおよびn−ブテンおよびDMEを含有するC/メタノール共沸混合物を取り出す。目的生成物、高純度イソブテンを得るために、この部分を少なくとも1つの水洗浄および蒸留により精製しなければならない。分離反応から得られる沸騰しにくい部分(MTBE、メタノール、MSBE)を1つの方法で分留し、沸騰しにくい成分としてメタノールおよび沸騰しやすい成分としてメタノール、MTBEおよびMSBEからなる共沸混合物が生じる。これらの部分をエーテル化もしくは分離工程の前に返送する。
この方法は目的生成物イソブテンを多くの塔および洗浄工程でC出発流の随伴物質もしくはエーテル化および分離反応からの未反応反応生成物または副生成物から分離しなければならないので、煩雑である。更にMTBEのような未反応物質またはイソブテン含有C流を簡単に分離し、相当する反応工程に返送する組み合わせた方法を実現すべきである。理想的な場合はイソブテン含有C炭化水素および返送されるメタノールを工程の1つの位置で分離し、再びMTBEの製造に使用する。これに対して未反応MTBEは別の物質流として取得し、エーテル分離反応に返送すべきである。
従って本発明の課題はできるだけ少ない分離工程および返送流で運転することができるMTBEからイソブテンを製造する方法を提供することであった。
従って本発明はメチル−t−ブチルエーテル(MTBE)の酸性触媒作用させた分解によりイソブテンを製造する方法であり、その際
MTBE、C−、C−炭化水素、メタノール、メチル−s−ブチルエーテル、TBAおよびC−オリゴマーを含有する出発混合物を、
a)MTBE、MSBE、TBAおよびC−オリゴマーを含有する留分a)と、
b)C−、C−炭化水素、MTBEおよびメタノールを含有する留分b)に分離し、
c)留分a)に含まれるMTBEをメタノールとイソブテンに分解し、かつ
d)c)からの分解生成物を、イソブテン含有流の分離後に出発混合物に返送する。
出発混合物に含まれるMSBEは非特異的に両方の留分a)およびb)に存在するが、有利な方法では留分a)の排出流により取り出す。
本発明の方法は現存するMTBE装置に容易に結合することができ、メタノールおよびC−炭化水素の返送流を再びMTBEの製造に使用することができる。工業的MTBEを燃料の品質でまたは更に低い規格で使用することが可能である。
本発明の方法は技術水準に比べて出発混合物に含まれる汚染物および他の処理工程に返送する物質流の特に優れた分離により際立っている。従って第1蒸留工程でメタノールおよび出発混合物中の沸騰しやすい汚染物を分解反応の前にすでに分離する。これにより、妨害する随伴物質がすでに分離されているので、分離反応で得られるイソブテンの有効な分離がはじめて可能になる。分離反応の前の、より正確には第1蒸留工程の前の反応の際に得られるメタノールの返送は本発明の方法で提案されるMTBE合成の際にメタノールの有効な循環法を生じ、同時にDME、C−オリゴマー、TBAまたはMSBEのような副生成物を分離する。
本発明の方法を実施できる装置のブロック図が図1に示されている。MTBE(燃料品質)(1)を塔(9)からの塔底生成物(11)と一緒に塔(2)に供給する。塔頂生成物(3)としてMTBE、メタノールおよびC−およびC−炭化水素からなる混合物を取り出す。大部分がMTBEからなる塔(2)の塔底生成物(4)から部分(6)を、高沸点物(TBA、ジイソブテン、MSBE)を排出するために分離する。他の部分(5)は分解反応器(7)に供給する。反応混合物(8)を蒸留塔(9)中で分離する。塔頂生成物(10)としてイソブテンが生じ、イソブテンは場合によりメタノール、ジメチルエーテルおよび水を含有する。この粗製イソブテンから高純度イソブテンへの任意の処理は図1に示されていない。分解されないMTBE、分解により生じるメタノールの一部および高沸点物を含有する、塔(9)の塔底生成物(11)は塔(2)に返送する。反応器(7)および塔(9)の代わりに1個以上の反応蒸留塔を使用することができる。物質流(3)は全部または一部分導管(12)により任意のエーテル化工程(13)に供給することができる。ここでイソブテン含有C炭化水素流(14)、新鮮なメタノール(15)および返送されたメタノール(12)からMTBEを製造する。流れ(16)はイソブテン含有C−炭化水素流(例えばn−ブテンおよび脂肪族成分)から未反応部分を排出するために使用する。
本発明の方法の出発物質は燃料品質の工業的MTBEであってもよい。これは典型的に98質量%がMTBEからなり、C−〜C−炭化水素約0.5質量%、メタノール約1質量%、水約500質量ppmおよび2−メトキシブタンを含有する。有利に2500質量ppm未満の2−メトキシブタン部分を有する工業的MTBEを使用し、その製造は例えばドイツ特許第10102082号に記載されている。
1質量%より明らかに高いメタノール含量を有するMTBE品質を使用することが可能であり、例えばMTBE/メタノールの80:20、90:10または95:5の比の混合物を問題なく処理することができる。この混合物はもちろんすでに記載された随伴物質を3質量%以下の割合で更に有することができる。
本発明の方法において、C−およびC−炭化水素をMTBE中でMTBE−メタノール最小共沸混合物と一緒に蒸留により除去する。その際MTBE、メタノールおよびC−およびC−炭化水素を含有する蒸留液が生じる。この混合物は有利にMTBE装置の合成工程に供給する。
蒸留塔(9)からの塔底生成物(11)の返送により塔(2)中でMTBE出発物質からC−およびC−炭化水素を除去し、MTBE分解の際に生じるメタノールの大部分を分離する。
分解反応器の前の蒸留塔(図1の(2))に関して実際に10〜60,特に20〜40の分離段数が有利であり、その際このうち10〜30段が濃縮部分に、10〜30段が稼働部分に分配される。
前記塔は有利に棚段、充填物またはパックからなる取り付け部品が備えられている。この塔中の分留は常圧または高い圧力で実施することができる。MTBE/メタノール共沸混合物中のMTBE部分は1〜25バールの圧力範囲で圧力が高くなるとともに減少し、メタノールを有するできるだけ少ないMTBEを分離すべきであるので、蒸留は有利に過圧下、特に5〜25バールの圧力範囲、特に8〜20バールの圧力範囲で実施する。
塔の還流比は1〜10、特に2〜7である。
分離反応器の前の塔(2)の塔底生成物(工程a)(図1)は有利に250質量ppm未満のC−およびC−炭化水素の含量を有する。前記生成物はメタノールおよび高沸点物としてTBA、2−メトキシブタンおよびジイソブテンを含有する。
−およびC−炭化水素、そのオリゴマーおよび分解メタノールを一緒に分離し、同時に工程中の高沸点物の蓄積を回避するために、塔(2)の塔底生成物(4)の一部(6)を連続的に排出することができる。本発明の方法の留分a)からのC−オリゴマーの排出は排出流によりおよび他の蒸留工程により、例えば塔底生成物として行うことができる。排出流に関する使用可能性は高純度MTBEを生じる蒸留による処理にある。このために塔(2)の塔底(4)中のメタノールの含量を50質量ppmに減少することが必要であり、これは塔(2)中の増加した蒸留液の減少により達成できる。
大部分がMTBEからなる塔底生成物のイソブテンおよびメタノールへの分離は固定床に配置された酸性触媒に接触して行うことができる。
本発明の方法に使用できる酸性触媒の1つの群はスルホン酸基を有する固体イオン交換樹脂である。
適当なイオン交換樹脂は例えばフェノール/アルデヒド縮合生成物または芳香族ビニル化合物のコオリゴマーのスルホン化により製造される樹脂である。コオリゴマーを製造するための芳香族ビニル化合物の例は以下のものである。スチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタリン、ビニルエチルベンゼン、メチルスチレン、ビニルクロロベンゼン、ビニルキシレン、およびジビニルベンゼン。特にスチレンとジビニルベンゼンの反応により生じるコオリゴマーを、スルホン酸基を有するイオン交換樹脂の製造の前駆物質として使用する。前記樹脂はゲル状、マクロポアーまたはスポンジ状で製造できる。スチレン−ジビニルタイプの強酸性樹脂は特に以下の商標名で販売されている。DuoliteC20、DuoliteC26、AmberlystA15、AmberlystA35、Amberlyst36、AmberliteIR−120,Amberlite200、Dowex50,LewatitK2431、LewatitK2441、LewatitK2621、LewatitK2629,LewatitK2641。
この樹脂の特性、特に比表面積、多孔性、安定性、膨張もしくは収縮および交換能力は製造方法により変動することができる。
場合により部分的イオン交換または熱的脱スルホン化により変性される商業的なマクロポアーのカチオン交換体を使用することができる。
MTBE分解は1個以上の反応器中で実施する。複数の反応器を使用する場合に反応器は一列にまたは平行にまたは一列におよび平行に互いに接続される。例えば固定床反応器または管束反応器または鍋型反応器のような種々の反応器タイプを使用することができる。
反応器は等温、ポリトロープまたは断熱により、直接通過してまたは外部循環を有して運転する。
分解反応器中の反応温度は本発明の方法において60〜200℃、有利に80〜120℃である。複数の反応器を使用する場合は、温度は互いに独立に同じか異なる。
MTBEの分解は液相で、例えばドイツ特許(DE)第3509292号もしくはドイツ特許第3610704号に記載されるような酸性イオン交換樹脂または例えばドイツ特許(DD)第240739号に開示されるような酸性酸化アルミニウムに接触して行うことができる。最後に記載された場合は、気体/液体範囲でMTBE分離が実施できるように反応条件(167℃および1バールもしくは297℃および10バール)が選択される。しかし純粋な液相で実施する分離法の場合は、熱力学的平衡状態により直接の通過で高いMTBE変換率が達成されないことに注意すべきである。有利に100℃で実施すべき分離反応に純粋なMTBEを使用する場合に、熱力学的見地から約15モル%の平衡変換率が生じる。液相での分離の問題点は均一な液相に溶解したイソブテンであり、これが後続反応を引き起こすことがある。この種のきわめて重要な後続反応は酸性触媒作用による二量化およびオリゴマー化である。この理由から所望の目的生成物イソブテンのほかに好ましくないC−およびC12−成分が存在する。好ましくないC−分子は2,4,4−トリメチル−1−ペンテンおよび2,4,4−トリメチル−2−ペンテンである。高い反応温度は更にメタノールからジメチルエーテル(DME)への好ましくない副反応を促進する。ジメチルエーテル形成はメタノール損失を生じるだけでなく、イソブテン精製に関する費用を増加する。
MTBE分解反応は、欧州特許第0302336号またはドイツ特許第4322712号に開示されるように、反応蒸留塔中で実施することができる。欧州特許第0302336号においては塔底に配置された酸性イオン交換樹脂に接触してMTBEからメタノールを分離することが記載されている。この場合に塔底でエーテル分離を行い、すなわち触媒をエーテル、オレフィンおよびアルコールからなる混合物により持続的に洗浄する。イソブテンを製造するために、これは不利であり、それは一方でかなり高い温度で酸性条件下でイソブテンの高級オリゴマーが容易に形成されるからである。他方で触媒の酸性中心がメタノールにより覆われ、これがジメチルエーテルの好ましくない形成を生じる。従ってドイツ特許第4322712号において他の方法を行う。第三級エーテルを反応蒸留塔に、反応帯域の上方に供給し、その際塔の濃縮部分をイソブテン精製に使用し、一方塔の稼働部分でMTBE−メタノール共沸混合物からメタノールを分離する。共沸混合物は反応帯域に返送する。酸性触媒として硫酸化二酸化チタン押し出し物を使用する。ドイツ特許第10020943号から分離すべきエーテル(MTBEのような)を反応蒸留塔に、反応帯域の下方に導入する選択的方法が公知である。本来の分離はエーテルの共沸混合物上で相当するアルコールを使用して行う。
本発明の方法で分解反応器(7)および塔(9)を反応蒸留として行う場合は、例えば米国特許第5348710号、欧州特許第0950433号、欧州特許第0428265号、欧州特許第433222号に記載されるように、有利に構造化された触媒作用する多目的パックを使用する。本発明の方法の意味のこの種の構造化されたパックは例えばKatapak(登録商標)Sulzer社、Katamax(登録商標)Koch−Glitsch社またはMultipak(登録商標)Montz社として販売されている。前記パックは一般に板片、有利に黒鋼板、特殊鋼、ハステロイ、銅またはアルミニウムまたは構造化された織物帯状物から製造される。
未反応MTBE、メタノール、イソブテン、低沸点物および高沸点物からなる分解混合物は塔(図1の(9))中でイソブテン含有塔頂生成物と未反応MTBEおよび分解メタノールの大部分を含有する塔底生成物に分離する。
他の変法で塔(9)(図1)からの塔底生成物を付加的な(図1に示されていない)塔中でMTBEの多い塔底生成物と主にMTBE/メタノール共沸混合物からなる塔頂生成物に分離することも可能である。塔底生成物の一部を高沸点物の分離のために排出することができる。他の部分は分解工程に返送する。
場合により塔(9)もしくは反応蒸留塔からの塔底生成物をMTBE装置の合成工程に供給することができる。
反応混合物から蒸留により分離したイソブテンはメタノール、水およびジメチルエーテルを含有する。場合によりメタノールをこれから自体公知方法により水での抽出により除去する。
イソブテン含有流を精留塔中できわめて純粋なイソブテンを含有する塔底生成物と、イソブテン、揮発しやすい副生成物および場合により水を含有する塔頂生成物に分留することができる。この精留塔は同様にメタノールを除去するための水の洗浄を前方に接続することができる。
分離されたイソブテン含有流に含まれる水(特に洗浄工程の後の)を、デカンターを用いて付加的に分離することも可能である。デカンター中でイソブテン、DMEおよび水からなる供給流を重い水相と、イソブテンおよびDMEからなる軽い有機相に分離する。
本発明の方法においてはこのために水を分離するためのデカンターを有する塔を使用し、デカンターは塔の側流に存在する。側流内のデカンターの配置はイソブテン損失を最小にする。デカンターを塔の塔頂に配置することも可能である。
図2はこの処理方法を図に示す。例えば図1により得られるイソブテン含有流(10)を水(16)を用いて抽出器(15)で洗浄する。このジメチルエーテルと水を含有するイソブテン流(17)を塔(18)に供給し、その際塔頂生成物(19)としてジメチルエーテルおよび塔底生成物(20)として高純度イソブテンを取り出す。エダクト導入位置の下方で側流(21)を液体で取り出し、側流をデカンター(22)内で水相(23)と水の少ない有機相(24)に分離する。水を排出し、有機相(24)を塔に返送する。
純粋イソブテン塔(18)は有利に分離段数25〜50、特に30〜40を有する。精製すべきイソブテンをそれぞれ下から数えて15〜30の分離段、特に18〜24の分離段に供給する。供給位置の下の2〜5個の分離段はこの分離段の全部の凝縮液を取り出し、デカンターに導入する。水の機械的分離後に有機相をカラムに、下の1〜2個の分離段に返送する。
水分離の特別な構成において、デカンター(22)を塔内部のデカンター棚段として、例えば塔頂に配置する。この場合に側面排出として水相のみが生じる。
蒸留は8〜20バール、特に8〜12バールの圧力で実施する。蒸留温度は圧力に依存する。例えば塔頂温度は9バールで約40℃である。
本発明の方法により得られるイソブテンは99.90〜99.98質量%、特に99.94〜99.98質量%、特に有利に99.96〜99.98質量%の純度を有する。
本発明の方法において、蒸留(図1の塔(2)、(9)、図2の塔(18))のためにトレー、充填物またはパックからなる取り付け部品を使用することができる。カラムトレーの場合は以下の種類を使用する。トレー板に穴またはスリットを有するトレー、ベル、キャップまたはフードにより覆われている首または煙突を有するトレー、可動する弁により覆われているトレー板に穴を有するトレー。異なる充填物を有する不規則なばら物を使用することもできる。ばら物はほとんどすべての材料、鋼、特殊鋼、銅、炭素、石材、磁器、ガラス、プラスチックからなり、異なる形、球、滑らかなまたは溝の付いた表面を有するリング、内部通路または壁の貫通手段を有するリング、ワイヤネットリング、サドルまたはらせんで存在することができる。
規則的な形状を有するパックは例えば板または織物からなることができる。このパックの例は、金属またはプラスチックからなるSulzer織物パックBX、金属板からなるSulzer積層パックMellapack、構造パック、Sulzer(Optiflow)、Montz(BSH)およびKuehmi(Rombopack)である。
以下の実施例により本発明を説明するが、発明の詳細な説明および請求の範囲から得られる使用範囲に限定されない。
例1:イソブテンとメタノールの分離を有するMTBE分解
MTBEの分解および未反応MTBEからの製造したイソブテンとメタノールの分離を図1に示される、MTBE合成工程(13)を有しない装置で実施した。MTBE−メタノール共沸混合物およびC−およびC−炭化水素部分の分離のために、織物充填物Sulzer BXが充填され、30個の理論的分離段を有するカラム(2)を使用した。その際濃縮部分は内径50mmおよび15個の分離段を有し、可動部分は内径80mmおよび同様に15個の分離段を有した。イソブテンの分離を、内径50mmを有するカラム(9)内で実施し、前記カラムは同様に織物充填物Sulzer BXが充填され、35個の理論的分離段を有した。MTBE分解のために、内径21mmおよび長さ160mmを有する管形反応器(7)を使用した。触媒として市販されているイオン交換樹脂 Bayer LewatitK2621を使用した。管形反応器は温度調節された油浴中、100℃で運転した。
Figure 0004499566
個々の流れの量および組成を以下の表に記載する。出発物質として工業的MTBE(Driveron(登録商標))を使用した。
Figure 0004499566
Figure 0004499566
例2:カラムの塔頂でのデカンターを用いるイソブテンからのDMEおよび水の分離
ジメチルエーテルおよび水の分離によるイソブテンの精製を図3により直径50mmを有するカラム中で実施した。前記カラムはSulzer BX織物充填物が充填され、35個の理論的分離段を有した。その際デカンター(22)はカラム(18)の塔頂に配置され、デカンターから水相(23)が取り出される。装置の供給物はMTBE分離(例えば図1による)に由来し、水での抽出によるメタノール分離が後方に接続されていた。
Figure 0004499566
Figure 0004499566
イソブテン純度および収率に関する運転パラメーターが最適であるこの試験は、蒸留液中の最大ジメチルエーテル濃度が約30質量%に制限されることを示す。これにより蒸留液流によりイソブテンの約2.5%が失われる。この損失量の減少はこのデカンター装置を使用して起こり得ない。
例3:側面に配置されたデカンターを用いるイソブテンからのDMEおよび水の分離
この試験においては図2により例2と同じカラムを使用して運転したが、デカンターは供給段の下に配置された。
カラムの運転パラメーター
Figure 0004499566
流れデータ:
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デカンターの特別の配置により蒸留液中で95質量%より高いジメチルエーテル濃度を達成することができ、イソブテンの損失がほとんど生じないことが表3から明らかである。これにより実施例2に比較して良好な経済性が生じる。
本発明の方法を実施する装置の図である。 図1で得られたイソブテン含有流を処理する装置の図である。 図2の装置の部分的な変更を示す図である。

Claims (9)

  1. メチルt−ブチルエーテル(MTBE)の酸性触媒作用させた分解によりイソブテンを製造する方法において、MTBE、C−、C−炭化水素、メタノール、メチルs−ブチルエーテル、t−ブタノール(TBA)およびC−オリゴマーを含有する出発混合物を、
    a)MTBE,2−メトキシブタン(MSBE),TBAおよびC−オリゴマーを含有する留分a)と、
    b)C−、C−炭化水素、MTBEおよびメタノールを含有する留分b)に分離し、
    c)分a)に含まれるMTBEをメタノールとイソブテンに分解し、かつ
    d)未反応MTBE、メタノール、イソブテン、低沸点物および高沸点物を含有する、c)からの分解生成物を、塔中で、イソブテン含有塔頂生成物と、未反応MTBEおよび大部分の分離メタノールを含有する塔底生成物に分離し、塔底生成物を出発混合物に返送する
    ことを特徴とするイソブテンの製造方法。
  2. 分a)からC−オリゴマー、MSBEおよびTBAを蒸留工程により塔底生成物として分離する請求項1記載の方法。
  3. 分a)からC−オリゴマー、MSBEおよびTBAを排出流により分離する請求項1記載の方法。
  4. c)からの分解生成物から分離されたイソブテン含有流を、精留塔で純粋なイソブテンを含有する塔底生成物と、イソブテンおよび揮発しやすい副生成物を含有する塔頂生成物に分留する請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. c)からの分解生成物から分離されたイソブテン含有流を水で洗浄し、引続き精留塔で、純粋なイソブテンを含有する塔底生成物と、イソブテンおよび揮発しやすい副生成物を含有する塔頂生成物に分留する請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  6. イソブテン含有流に含まれる水を、デカンターを用いて除去する請求項4または5記載の方法。
  7. イソブテン含有流に含まれる水を、精留塔の塔頂部に配置されているデカンターを用いて除去する請求項4から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. イソブテン含有流に含まれる水を、精留塔の側面排出部として配置されているデカンターを用いて除去する請求項4からまでのいずれか1項記載の方法。
  9. 分a)に含まれるMTBEのc)による分解およびd)によるイソブテンの分離を、反応蒸留塔中で実施する請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
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