JP4499335B2 - 代替品管理システムおよび方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、代替品管理システムおよび方法に関し、特に、ユーザに対して、より上位の製品を購入するように動機付けすることができるようにした代替品管理システムおよび方法に関する
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車が故障したような場合、その修理に比較的に長い日数がかかるようなとき、代車として別の自動車をユーザに提供することが、一般的に行われている。ユーザは、この代車を利用することで、故障車の修理に要する期間においても、自動車を利用することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、代車として提供される自動車は、一般的に古いモデルで、機能的にも低級な自動車であることが多い。
【0004】
その結果、ユーザは、代車の提供を受けることによって、修理に出した自分自身の自動車が相対的により好ましい自動車であることを認識することはあっても、新たな自動車を購入しようとする動機付けが行われることは殆どなかった。例に、その動機付けが行われたとしても、それは、故障が発生したからであり、代車の提供を受けることに基づくものではないので、特に、より高機能の自動車の購入の動機付けにはならないことが多かった。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザに、例えば、より高機能の製品の購入を動機付けすることができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の代替品管理システムは、修理品の修理を依頼したユーザを識別するユーザ識別情報と、修理品を識別する修理品識別情報を対応付けて記憶する修理品データベースと、ユーザより入力される修理品識別情報に基づいて、修理品データベースから、修理品識別情報を含むレコードを検索するレコード検索手段と、レコード検索手段により検索されたレコードに、ユーザより入力された修理品の修理情報を登録する登録手段と、修理品に替えて提供する代替品を識別する代替品識別情報、ユーザに代替品の提供が可能であるか否かを表す代替品提供情報、および、修理品および代替品の集合を構成する全ての製品に対して、その属性に基づく複数の係数化された条件に応じて自動演算されることにより決定された相対的な順位における、代替品の順位を表す順位情報を対応付けて記憶する代替品データベースと、ユーザからの入力に基づいて、ユーザの修理品に対して代替品の提供が必要であると判定された場合、順位情報に応じて、修理品識別情報により識別される修理品より上位の製品に対応する代替品を識別する代替品識別情報を検索する代替品検索手段と、代替品検索手段により検索された代替品識別情報に対応する製品に関する製品情報をユーザに告知する告知手段と、告知手段による製品に関する製品情報の告知の後、代替品データベースの代替品識別情報に対応する代替品提供情報を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の第1の代替品管理方法は、ユーザより入力される修理品識別情報に基づいて、修理品データベースから、修理品識別情報を含むレコードを検索し、検索されたレコードに、ユーザより入力された修理品の修理情報を登録し、ユーザからの入力に基づいて、ユーザの修理品に対して代替品の提供が必要であると判定された場合、順位情報に応じて、修理品識別情報により識別される修理品より上位の製品に対応する代替品を識別する代替品識別情報を検索し、検索された代替品識別情報に対応する製品に関する製品情報をユーザに告知し、製品に関する製品情報の告知の後、告知に基づくユーザからの入力に応じて、代替品データベースの代替品識別情報に対応する代替品提供情報を変更することを特徴とする。
【0030】
本発明の代替品管理システムおよび方法においては、ユーザの修理品に対して代替品の提供が必要であると判定された場合、順位情報に応じて、代替品が検索され、検索された製品に関する製品情報が、ユーザに告知される。そして、製品情報の告知の後、代替品データベースの代替品提供情報が変更される。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した情報管理システムの構成例を表している。この構成例においては、インターネット、LAN(Local Area Network), WAN(Wide Area Network)などにより構成されるネットワーク1に、一般ユーザが有する端末2−1乃至2−3が接続されている。また、ネットワーク1には、ユーザからの製品の修理を受け付けるとともに、製品を修理している期間、ユーザに提供する代替品に関する情報を提示する情報管理サーバ3も接続されている。
【0034】
情報管理サーバ3は、修理受付システム4と代替品管理システム5とで構成されている。情報管理サーバ3には、端末2−4が直接接続されており、情報管理サーバ3が配置されている、例えば、サービス店などにユーザが訪れたとき、端末2−4を操作して必要な情報の提示を受けることができるようになされている。もちろん、端末2−4は、情報管理サーバ3の管理者(サービス店の店員)によっても操作される。
【0035】
情報管理サーバ3により検索された情報は、端末2−4には、直接供給されるが、端末2−1乃至2−3に対しては、ネットワーク1を介して供給される。
【0036】
ネットワーク1には、さらに、情報管理サーバ6が接続されている。この情報管理サーバ6は、情報管理サーバ3が管理する製品と同種の製品ではあるが、異なるメーカの製品を管理するサーバにより構成されたり、任意のユーザに製品をレンタルするサービスを行っているサーバにより構成される。
【0037】
なお、修理受付システム4と代替品管理システム5は、情報管理サーバ3内のネットワークに接続されていてもよいが、ネットワーク1を介して相互に接続されていてもよい。
【0038】
図2は、情報管理サーバ3を構成する修理受付システム4と代替品管理システム5のより詳細な構成例を表している。
【0039】
修理受付システム4は、端末2−4と直接通信したり、あるいは、ネットワーク1を介して、端末2−1乃至2−3と通信する通信部21を有している。判別部22は、通信部21を介して入力される端末2−1乃至2−4(以下、これらの端末を個々に区別する必要がない場合、単に端末2と称する)からの入力に基づいて、代替品を必要とするか否か、あるいは、検索を必要とするか否か、さらには、登録を必要とするか否かを判定する。検索部23は、判別部22からの指令に基づいて、修理品データベース25を検索する処理を実行する。
【0040】
登録部24は、判別部22からの指令に基づいて、所定の情報の登録が指令された場合、検索部23より検索されたディレクトリに対応するポインタの入力を受け、そのポインタにより指定される処理品データベース25上の所定のディレクトリに、所定の情報を登録する。
【0041】
代替品管理システム5の通信部41は、通信部21と同様に、端末2と通信を行う。通信部41は、また、ネットワーク1を介して修理受付システム4の通信部21と通信することができるようにしてもよい。
【0042】
検索部42は、修理受付システム4の判別部22から代替品の検索が要求されてきたとき、その要求に基づいて、代替品データベース44を検索する処理を実行する。検索して得られた結果は、表示制御部45を介して、表示部46に供給され、表示されるとともに、通信部41を介して、端末2に出力される。
【0043】
登録部43は、検索部42を介して、代替品データベース44に対して、所定の情報の登録が要求されたとき、その登録処理を実行する。
【0044】
図示は省略するが、端末2は、例えば、パーソナルコンピュータにより構成される。
【0045】
図3は、修理品データベース25のレコードに登録されている情報の例を表している。この例においては、修理受付システム4に修理を要求してきた端末2のユーザを識別する識別情報としてのユーザID、そのユーザのユーザ名、処理を要求してきた修理品の識別情報としての修理品IDが記憶される。修理品IDは、例えば、修理品の製造番号を利用することができる。
【0046】
修理品データベース25には、この他、修理品名称(製品名)、ユーザがその修理品を購入した時期を表す購入時期、修理品が故障した原因(ユーザからの申告によるもの、並びに実際に検査して判明した原因)、修理品の故障箇所なども記憶される。
【0047】
さらに、修理品データベース25には、その修理を要求してきたユーザが代替品を要求しているか否かを表す代替品の必要性、代替品を提供する場合には、その代替品の対価(有償であるか無償であるか)、代替品を提供したか否か、提供した場合には、その代替品のIDといった情報が記憶される。その他、修理品データベース25には、そのユーザの年齢、職業、電話番号、住所、趣味、所有している関連商品といったそのユーザに関するユーザ情報が、必要に応じて記憶される。
【0048】
代替品データベース44のレコードには、例えば、図4に示されるような情報が記憶される。この例においては、代替品を識別する識別情報としての代替品ID、代替品の名称、代替品の数などが記憶される。
【0049】
代替品データベース44には、さらに、代替品の劣化状態、機能、順位といった情報が記憶される。
【0050】
機能は、他の製品(修理品)との差異を明かにする情報を含んでいる。この機能の差異をユーザに提示することで、ユーザは、修理品と代替品との違いを、迅速かつ確実に、把握することが可能となる。また、機能には、ユーザにその機能の詳細を提示するための情報(例えば、詳細な機能が公開されているファイル)に対するリンク情報が付加されている。
【0051】
代替品データベース44には、代替品の順位も記憶されている。この順位は、任意であるが、例えば、より高機能のものが上位に、低機能のものが下位に、それぞれ順位付けされる。また、例えば、価格が高いものがより上位に順位付けされ、価格が安いものがより下位に順位付けされる。さらに、販売開始してから経過した月数も考慮され、より新しい製品がより上位に順位付けされ、古い製品は、下位に順位付けされる。さらに、より高品質なものは、低品質なものに比べて、上位に順位付けされる。メーカにより、上位機種としてランク付けされたものは、下位機種としてランク付けされたものより、上位に順位付けされる。コストパフォーマンスがより高いものは、低いものに比べて、上位にランク付けされる。さらに、メーカが戦略商品として位置付けている商品は、戦略商品ではない通常の商品に比べて、上位に順位付けされる。
【0052】
このように、順位は、1以上の各種の条件に基づいて、それらを総合的に判定して、決定されている。この順位付けは、管理者が手動で行ってもよいし、各種の条件を係数化して、コンピュータなどにより計算して、自動的に決定させるようにしてもよい。いずれにしても、全ての製品(修理品および代替品)は、相対的に順位付けされており、その順位に基づいて、修理品より上位の代替品が検索され、ユーザに提示される。
【0053】
ランキングは、その代替品を貸し出したユーザにおける人気度のランキングを表している。あるいは、代替品として貸し出された頻度のランキングとすることもできる。
【0054】
貸し出し状況は、その代替品がユーザに貸し出されているか否か、貸し出されているとすれば、その期間はいつまでかといった情報が記憶されている。貸し出されている代替品は、他のユーザに貸し出すことができないので、この貸し出し状況の情報は、代替品として貸し出すことが可能であるか否かを表す代替可能情報でもある。
【0055】
図3に示す修理品データベース25と図4に示される代替品データベース44においては、いずれも修理品IDまたは代替品IDに基づいて、検索が行われる。
【0056】
次に、図5のフローチャートを参照して、端末2のユーザが情報管理サーバ3にアクセスして修理を要求した場合における情報管理サーバ3の処理について説明する。
【0057】
端末2のユーザは、修理受付システム4にアクセスし、自分自身が保持する故障した製品の修理を要求する。この場合のアクセスは、一般のユーザが外部から行う場合には、ネットワーク1を介して行われ、ユーザがサービスセンタに出向いて行われる場合には、端末2−4から、ユーザ、または、そこの店員により行われる。
【0058】
端末2からは、修理情報として、ユーザの氏名、ユーザID、修理品ID、修理品名称、その修理品の購入時期、故障原因、故障箇所、代替品を要求するか否か、代替品を要求する場合には、その対価が無償であることを要求するのか、有償であってもよいとするのか、といった代替品の対価情報の他、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、eメールアドレス、趣味といったユーザ情報が入力される。
【0059】
修理受付システム4の通信部21は、端末2からこれらの修理情報をステップS1で取得すると、これを判別部22に供給する。判別部22は、ステップS1の処理で取得された修理情報を判別して、そのユーザの修理品の修理品IDを取得し、検索部23に供給し、その修理品IDに対応するレコードが修理品データベース25に登録されているか否かを検索させる。検索部23は、ステップS2において、判別部22からの検索要求に対応して、提示された修理品IDに対応するレコードが修理品データベース25に、既に登録されているか否かを検索する。
【0060】
検索部23は、修理品データベース25に修理品IDが既に登録され、対応するレコードが修理品データベース25にすでに登録(形成)されている場合には、その位置を表すポインタを登録部24に出力する。その修理品IDに対応するレコードがまだ登録されていない場合には、その旨が登録部24に通知される。
【0061】
登録部24は、検索部23からの通知に基づいて、ステップS3において、修理情報を判別部22から入力し、その修理情報を検索部23から通知されたポインタに基づいて、修理品データベース25の所定のレコードに登録する。その修理品IDに対応するレコードが、修理品データベース25にまだ形成されていない場合には、登録部24は、その修理品IDに対応する新たなレコードを、修理品データベース25に形成し、その新たに形成したレコードに、判別部22より供給された修理情報を登録する。
【0062】
登録部24は、修理品データベース25に登録が行われたとき、それを判別部22に通知する。判別部22は、登録部22より登録の完了が通知されたとき、ステップS4において、通信部21を介して、その旨を端末2に通知する。
【0063】
ユーザは、これにより、修理品の修理の要求が、修理受付システム4に登録されたことを知ることができる。
【0064】
また、修理受付システム4の判別部22は、修理情報登録処理が完了したとき、ステップS4において、必要な部署に修理のための手配を要求する。この要求に基づいて、実際に修理が行われることになる。例えば、スタッフがユーザのところに出向き、修理品を預かりに行くなどの処理がここで行われることになる。
【0065】
次に、ステップS5において、判別部22は、ステップS1の処理で取得した修理情報では、代替品が要求されているか否かを判定する。代替品が要求されていると判定した場合、判別部22は、ステップS6において、その旨を代替品管理システム5に通知する。代替品が要求されていない場合には、ステップS6の処理はスキップされる。
【0066】
以上のようにして、修理受付システム4の判別部22から代替品が要求されていることが通知されたとき、代替品管理システム5は、図6のフローチャートに示される処理を実行する。
【0067】
ステップS21において、検索部42は、修理受付システム4の判別部22から供給された要求に含まれる修理品ID、ユーザID、修理品名称といった情報を取得し、その修理品IDに対応する代替品を代替品データベース44から検索する。この検索は、製品の代替品ID(修理品ID)に基づいて行われる。
【0068】
すなわち、代替品データベース44には、図4に示されるように、製品の順位が記憶されており、検索部42は、その順位に基づいて、その修理品IDに対応する代替品IDを検索し、その代替品IDの製品(代替品)に対して、最も上位の順位に順位付けされている製品を検索する。
【0069】
ここでは、検索する代替品をもっとも上位に順位付けされている製品とするが、管理者が指定する順位に順位付けされた製品を検索させるようにすることも可能である。例えば、1つだけ上の順位の製品を検索させるようにすることも可能である。
【0070】
図7は、順位付けの例を表している。この例においては、5台のテレビジョン受像機が1番から5番まで順位付けされている。最も上位の第1番目に順位付けされているテレビジョン受像機KV34DRX5は、34インチの表示画面を有し、DRC4倍密の表示機能を有しているテレビジョン受像機である。第2番目に順位付けされているテレビジョン受像機KV34DR1は、表示部の大きさが34インチと、順位が第1番目のテレビジョン受像機と同一の大きさであるが、DRC4倍密の機能は有していないテレビジョン受像機とされる。
【0071】
第3番乃至第5番に順位付けされているテレビジョン受像機は、いずれも29インチのテレビジョン受像機であり、第3番目の順位のテレビジョン受像機KV29DRX5は、DRC4倍密の機能を有しており、第4番目と第5番目のテレビジョン受像機は、このDRC4倍密の機能を有していない。
【0072】
第4番目のテレビジョン受像機KV29DR1は、第5番目のテレビジョン受像機KV29DS1に比べて、より明るい画像を表示することが可能なCRTを使用しているテレビジョン受像機である。
【0073】
すなわち、図7の例においては、機能に基づいて、順位付けが行われている。修理品が、例えば、第5番目のテレビジョン受像機KV29DS1である場合には、例えば、検索条件として同一のインチの最も高順位のテレビジョン受像機を検索するものとして指定した場合には、第3番目の順位のテレビジョン受像機KV29DRX5が検索されることになる。
【0074】
ステップS22において、検索部42は、ステップS21の処理で検索された代替品の修理品の機能との差異を、代替品データベース44から読み出し、通信部41を介して、端末2に出力する。
【0075】
図8は、このようにして、端末2に出力され、提示される機能の比較の例を表している。
【0076】
図8の例においては、左側に、修理品としてのテレビジョン受像機KV29DS1のデータが表示され、右側に代替品のテレビジョン受像機KV29DRX5の機能が表示されている。画面のサイズは、いずれも29インチとされているが、修理品の走査線数は525本であるのに対して、代替品の走査線数は1125本とされている。表示は、修理品ではSD(標準)とされているのに対して、代替品は、DRC4倍密とされる。
【0077】
さらに、修理品の修理費用は3万円前後とされており、代替品の価格はオープン価格で、相談に応ずるとされている。
【0078】
ユーザは、この表示を見て、必要に応じて、より詳細な機能の提示を受けることができる。
【0079】
例えば、図8の例においては、「DRC4倍密」の機能がより詳細な機能説明のファイルにリンクされており、ユーザがこの「DRC4倍密」をクリックすることで、その詳細な機能説明にアクセスできるようにされている。
【0080】
すなわち、ユーザが「DRC4倍密」をクリックした場合には、検索部42は、代替品データベース44からそれに対応する説明のファイルを読み出し、通信部41を介して端末2に供給する。これにより、端末2には、例えば、図9に示されるようなブロック図が提示され、それに対応して次のような説明が提示される。
【0081】
71は入力端子で、標準的なHD信号の画像が多数枚入力され、垂直間引きフィルタ72と学習部74へ供給する。HD画像が入力端子71から供給された垂直間引きフィルタ72は、HD画像を垂直方向に1/2に間引きする。この信号は、垂直間引きフィルタ72と接続される水平間引きフィルタ73で水平方向に1/2に間引かれ、SD信号と同等の画素の画像として学習部74に供給される。予測係数メモリ75は、学習部74で作成されたクラスコードと係数w1〜wnを記憶する。
【0082】
この例では、学習データとするために、図9に示されるように、既知のHD画像に対応するSD画像として1/4平均画像が作成される。また、この場合、もう少し広い範囲でHD画像の加重平均をSD画像とする方法も考えられる。
【0083】
図10に示されるように、SD画素(3×3)ブロックを用いる場合、SD画素a〜iとHD画素A,B,C,Dが一組の学習データとなる。1フレームに関して複数組の学習データが存在し、且つ、フレーム数を増加させることにより非常に多数の組の学習データを利用できる。
【0084】
図11のフローチャートは、学習部74をソフトウエア処理の構成とした時のその動作を示す。学習部74の制御が開始されると、ステップS31の対応データブロック化処理では、図10に示されるような配列関係にあるHD画素およびSD画素を取り出す処理が行われる。ステップS32のデータ終了では、入力された全データ、例えば1フレームのデータの処理が終了したか否かが判定され、終了していれば、ステップS35の予測係数決定処理へ進み、終了していなければ、ステップS33のクラス決定処理へ制御が移る。
【0085】
ステップS33のクラス決定処理では、SD信号の信号パターンからクラスを決める処理が行われる。この制御では、ビット数削減のため後述のような適応型ダイナッミクレンジ符号化(以下、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)と称する)を用いることができる。ステップS34の正規方程式加算処理では、後述する式7、式8および式9の方程式が作成される。
【0086】
ステップS32で全データの処理が終了したと判定された場合、制御がステップS35に移り、ステップS35の予測係数決定処理では、後述する式9を行列解法を用いて解いて、予測係数が決定される。ステップS36の予測係数ストア処理で、予測係数が予測係数メモリ75にストアされ、学習部74の制御が終了する。
【0087】
クラス分割でもっとも簡便な方法は、ブロック内の学習データのビット系列をそのままクラス番号とする方法である。しかし、この方法では膨大な容量のメモリが必要となる。
【0088】
そこで、この例では、SD信号の信号パターンによるクラス分割にADRCが使用される。本来ADRCは、VTR(Video Tape Recorder)向け高能率符号化用に開発された適応的再量子化法であり、信号レベルの局所的なパターンを短い語長で効率的に表現できる。SD画素(3×3)ブロックを用いる場合、図10中のAが注目HD画素とすると、SD画素a〜iのレベルを夫々、x1〜x9とする。また、x1〜x9のデータに対してpビットADRCを行った結果の再量子化データを夫々、q1〜q9とし、そのダイナッミクレンジをDR、最大値をMAX、最小値をMINとする。このとき、このブロックのクラスは、式1で定義される。
【0089】
【数1】
Figure 0004499335
【0090】
ここで1ビットADRCを例にとって、ADRCを説明する。ADRC符号化回路の一例を図12に示す。図12において、入力端子81からのブロックの順序に変換されたデータに関して、検出回路82がブロック毎に最大値MAX、最小値MINを検出する。減算回路83に対してMAXおよびMINが供給され、その出力にダイナミックレンジDR(=MAX−MIN)が発生する。入力データおよびMINが減算回路84に供給され、入力データから最小値が除去されることで、正規化された画素データが発生する。
【0091】
ダイナミックレンジDRと正規化された画素データが割算回路85に供給され、正規化された画素データがダイナミックレンジDRで割算され、割算回路85の出力データが比較回路86に供給される。比較回路86では、中央画素以外の8個の画素の割算出力が0.5を基準として、より大きいか、より小さいかが判断される。この結果に応じて、"0"または"1"のデータDTが発生する。この比較出力DTが出力端子87から取り出される。この1ビットADRCを用いてクラス分割を行なえば、(3×3)のSDブロックのクラスが9ビットのクラスコードで表現される。
【0092】
次に、注目HD画素とSD画素の対応関係を表1に示す。表1において、A,B,C,Dは、夫々HD画素を表し、x1〜x9がHD画素の夫々を予測する時のデータ、すなわちクラス作成用のデータである。近接する複数の注目HD画素A,B,C,Dに関して、x1〜x9として用いるSD画素を表1に示すように夫々規定することによって、これらのHD画素に関する係数を統合できる。従って、HD画素毎に別の予測係数メモリを用意する必要がなくメモリの共用ができハードが簡素化できる。
【0093】
【表1】
Figure 0004499335
【0094】
図10中のHD画素とSD画素の関係を同定するための係数を求める処理をより詳細に説明する。一般的にSD画素レベルをx1〜xnとし、HD画素レベルをyとしたとき、クラス毎に係数w1〜wnによるnタップの線形推定式
y´=w1x1+w2x2+‥‥+wnxn (2)
を設定する。学習前はwiが未定係数である。
【0095】
上述のように、学習はクラス毎に複数のHDデータおよびSDデータに対して行なう。データ数がmの場合、式2は次のようになる。
j´=w1xj1+w2xj2+‥‥+wnxjn (3)
(但し、j=1,2,‥‥m)
【0096】
m>nの場合、w1〜wnは一意には決まらないので、誤差ベクトルeの要素を
j=yj−(w1xj1+w2xj2+‥‥+wnxjn) (4)
(但し、j=1,2,‥‥m)と定義して、次の式5を最小にする係数を求める。
【0097】
【数2】
Figure 0004499335
【0098】
いわゆる最小自乗法による解法である。ここで式4のwiによる偏微分係数を求める。
【0099】
【数3】
Figure 0004499335
【0100】
式6を0にするように各wiを決めればよいから、
【数4】
Figure 0004499335
として、行列をもちいると
【数5】
Figure 0004499335
となり、掃き出し法等の一般的な行列解法を用いて、wiについて解けば予測係数wiが求まり、クラスコードをアドレスとして、この予測係数wiをメモリに格納しておく。
【0101】
以上のように学習部74が実データであるHD信号を用いて予測係数wiを獲得することができ、これを予測係数メモリ75に格納しておく。次に、SD信号をHD信号へ変換、即ち、アップコンバートする場合、任意の入力SD画像に対して出力HD画像を生成することができる。このための構成を図13のブロック図に示す。
【0102】
入力端子91から入力されたSD信号をブロック化回路92は、ラスター走査の順序を図10に示したような(3×3)ブロックの順序のデータへ変換する。このブロック化回路32の出力データはADRC回路93と予測演算回路95に供給される。
【0103】
図12に示されるように構成されるADRC回路93では、供給されたブロック単位のデータが例えば1ビットADRC符号化され、式1に従って、クラスが決定される。このときも表1の法則が適用される。
【0104】
クラスコード発生回路94では、決定されたクラスに対応するクラスコードを発生し、このクラスコードが予測係数メモリ75に対してアドレスとして供給される。予測係数メモリ75からそのクラスの予測係数が読み出され、予測演算回路95では、ブロック化回路92から供給されたブロック単位のデータと決定された予測係数w1〜wnから予測式
y´=w1x1+w2x2+‥‥+wnxn (10)
に従った演算により、推定HDデータy´を出力端子96から出力する。前述の図10の例では、(n=9)である。予測したいHDデータy´の位置に対応して、前述の表1に示す関係でもって、所定のSDデータがx1〜x9として用いられる。
【0105】
図14は、上述のアップコンバートの処理のフローチャートである。アップコンバートの制御が開始されると、ステップS41のデータブロック化処理では、SD信号が供給され、図10に示されるように、SD画素を処理ブロック単位に取り出す処理が行なわれる。ステップS42のデータ終了判定処理では、入力された全データの処理が終了していると判定されれば、処理を終了し、終了していなければ、ステップS43のクラス決定処理へ制御が移る。
【0106】
ステップS43のクラス決定処理では、SD信号の信号パターンからクラスが決定される。この制御では、学習時と同様に、ビット数削減のため1ビットADRCを用いることが好ましい。ステップS44の予測係数リストア処理では、クラスコードに対応する予測係数を予測係数メモリ75からリストアする。ステップS45の予測演算では、式10の予測式演算が行われ、HD画素の予測データが出力される。この一連の制御が全データに対し繰り返され、全データの処理が終了すれば、アップコンバートの処理が終了する。
【0107】
このような詳細な機能の説明に対するリンクが、機能比較には含まれている。
【0108】
以上においては、テレビジョン受像機の修理品と代替品の比較の例を説明したが、製品が例えば、自動車であるような場合には、図15に示されるような修理品と代替品の機能比較を提示することができる。
【0109】
図15の例においては、修理品の自動車2001Xは、排気量が2000cc、燃料がガソリン、エンジン音が50dBであり、車内空間容量が2000lであり、燃費が10Km/lであり、修理費用は15万円前後かかるとされている。
【0110】
これに対して、代替品の自動車は2001Zであり、排気量は2000cc、燃料はガソリン+電池、エンジン音は40dB、車内空間容量は2500l、燃費は15Km/l、価格は250万円であるが、相談に応ずることができるということが提示されている。
【0111】
ユーザは、このような機能比較を見て、迅速にかつ確実に、修理品と代替品の機能の差異を理解することができる。なお、修理品との差異の情報は、表示制御部45を介して表示部46にも出力され、表示される。代替品管理システム5に、端末2−4が接続されている場合には、その端末2−4にこの情報を表示するようにしてもよい。
【0112】
図6に戻って、ステップS22で、以上のようにして修理品との差異の出力処理が完了した後、ステップS23において、検索部42は、ステップS21の処理で検索され、ステップS22の処理でユーザにその機能の差異が提示された代替品を、そのユーザに修理品の代わりとして提供することを、代替品データベース44に登録させる。具体的には、検索部42は、登録部43を制御し、その登録処理を実行させる。これにより、代替品データベース44の貸し出し状況(図4)として、その代替品をユーザに提供する期間が登録される。換言すれば、その代替品は、その期間、以後、他のユーザに貸し出すことができないことになる。
【0113】
次に、ステップS24に進み、検索部42は、代替品を手配する処理を実行する。すなわち、関係する部署に対して、ステップS23の処理で登録した代替品をユーザに提供するのに必要な処理が行われる。
【0114】
ステップS25において、検索部42は、修理受付システム4に対して、代替品を手配したことを通知する。
【0115】
修理受付システム4の判別部22は、この通知を受けたとき、登録部24を制御して、修理品データベース25の代替品の必要性のレコード(図3)に、代替品が提供済みであることを登録させる。その他、代替品の対価が無償であるか有償であるかといった情報も、このとき登録される。
【0116】
以上の例においては、代替品管理システム5により、検索した代替品をそのままユーザに提供するようにしたが、提供する代替品をユーザに選択させるようにすることも可能である。この場合、代替品管理システム5は、例えば、図16に示されるように構成される。
【0117】
図16における代替品管理システム5の基本的構成は、図2における場合と同様であるが、図16の代替品管理システム5においては、通信部41と検索部42の間に、判別部121が配置されている。この判別部121は、ユーザから代替品が選択されたか否かを判別し、判別結果に基づいて、登録部43を制御するように構成されている。その他の構成は、図2における場合と同様である。
【0118】
次に、図16の代替品管理システムの処理について、図17のフローチャートを参照して説明する。なお、修理受付システム4の処理は、図5における場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0119】
ステップS51において、検索部42は、代替品データベース44からユーザの修理品に対応する代替品を検索すると、ステップS52において、その検索された代替品と修理品との差異を、通信部41を介してユーザ(端末2)に出力する。このステップS51とステップS52の処理は、図6におけるステップS21とステップS22の処理と同様の処理である。
【0120】
但し、この例においては、ユーザにステップS52の処理で提示した代替品を受け入れるか否かを選択させる。ユーザは、提示された代替品の提供を受けると判定した場合には、端末2を操作してその旨を入力する。代替品管理システム5の判別部121は、通信部41を介して、ユーザからの入力を検出し、ステップS53において、代替品が選択されたか否かを判定する。代替品が選択されたと判定された場合、判別部121は、その旨を検索部42に通知する。検索部42は、この通知を受けた場合、図5のステップS23乃至ステップS25と同様の処理を、ステップS54乃至ステップS56で実行する。
【0121】
すなわち、ステップS54において、代替品を代替品データベース44に登録する処理が実行され、ステップS55において、代替品を手配する処理が実行され、ステップS56において、修理受付システム4に対して通知する処理が実行される。
【0122】
ステップS53において、ユーザにより代替品が選択されていないと判定された場合、ステップS57に進み、判別部121は、通信部41を介して、端末2からユーザが希望する代替品の条件を取得する。すなわち、この例の場合、ユーザは、ステップS52の処理で提示された代替品に満足できない場合、希望する代替品の条件を端末2から入力する。この条件がステップS57で取得される。
【0123】
判別部121は、ステップS57でユーザからの代替品の条件を取得すると、これを検索部42に供給する。検索部42は、判別部121からユーザの代替品の条件を取得すると、その条件に基づいて、代替品データベース44から代替品を検索する。ユーザが入力する条件には、例えば、代替品は無償であること、有償であるとしても、所定の価格を上限とすること、大きさが所定の範囲以内であること、代替品の提供を受けることができる期間が希望する期間以上であることなどが含まれる。
【0124】
次に、ステップS59において、検索部42は、ステップS58の処理で検索された代替品の候補を、判別部121から通信部41を介して、端末2に出力する。また、この候補の出力は、表示制御部45を介して表示部46にも出力され、表示される。
【0125】
ステップS59の処理では、ユーザが貸し出し期間を希望する場合には、例えば、図18に示されるような製品毎に貸し出しされている期間を表す貸し出し可能期間一覧表が、端末2に出力され、表示される。
【0126】
図18の例においては、製品A乃至Fの貸し出し状況が表示されている。製品Aは、ユーザaにより所定の期間貸し出されており、以下同様に、製品B乃至Eもそれぞれユーザb乃至eにより所定の期間貸し出されている。製品Fは、貸し出されていない。ユーザは、この一覧表から自分が希望する期間貸し出されていない製品を代替品として選択指定することができる。図18の例においては、製品Eのユーザeによる貸し出しが終了した後、貸し出しを希望することがユーザにより入力されていることが示されている。
【0127】
このように、ユーザは、希望する期間を端末2を操作することで、指定選択する。この指定は、通信部41から判別部121に供給される。
【0128】
そこで、判別部121は、ステップS60において、代替品が選択されたか否かを判定し、選択されていない場合には、ステップS57に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。すなわち、これにより、ユーザより新たな条件が取得され、新たな検索が行われることになる。
【0129】
ステップS60において、代替品が選択されたと判定された場合、判別部121は、その旨を検索部42に通知する。検索部42は、この通知を受けたとき、ステップS61において、その選択された代替品と修理品との差異の情報を、代替品データベース44から読み出し、これを端末2に出力する。その後、処理はステップS53に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0130】
ステップS53において、再び代替品が選択されていないと判定された場合には、ステップS57に進み、再び代替品の条件が取得され、ステップS58において、その取得された条件に基づいて、代替品が検索される。
【0131】
この場合における検索は、貸し出し状況を表す情報に基づいて、ユーザより入力された選択情報に応じて行われることになる。そして、その結果、所定の代替品が選択された場合には、ステップS53からステップS54に進み、代替品登録処理が行われるので、その貸し出し状況の一覧は、選択された代替品は、以後、他のユーザにより貸し出すことができないように、その内容が変更(更新)される。
【0132】
以上の代替品管理システム5においては、情報管理サーバ3において、管理している代替品についてのみ検索し、それに関する情報を端末2に提供するようにしたが、情報管理サーバ3が管理していない代替品、すなわち図1における情報管理サーバ6が管理している代替品に関する情報を端末2のユーザに提示するようにすることが可能である。この場合の、代替品管理システム5の構成例が図19に示されている。この構成例においては、通信情報生成部131が、判別部121または検索部42の出力に基づいて、通信メッセージを生成し、通信部41を介して、情報管理サーバ6に所定の通信を行うようになされている。その他の構成は、図16における場合と同様である。
【0133】
次に、図19の例の代替品管理システム5の動作について図20のフローチャートを参照して説明する。
【0134】
図20のステップS71乃至ステップS82の処理は、基本的に図17のステップS51乃至ステップS61の処理と同様の処理であるが、図17においては、ステップS60において、代替品が選択されたか否かの判定の結果、代替品が選択されていないと判定されたとき、ステップS57に戻り、それ以降の処理が繰り返されている。
【0135】
これに対して、図20の例においては、図17のステップS60に対応するステップS80の代替品が選択されたか否かの判定処理において、判別部121は、代替品が選択されていないと判定したとき、通信情報生成部131を制御し、端末2に対して情報管理サーバ6のネットワーク上のアドレスをメッセージとして生成させる。通信情報生成部131は、端末2のネットワーク上のアドレスを含むメッセージを、通信部41からネットワーク1を介して、情報管理サーバ6に通知する。
【0136】
このメッセージを受けた端末2は、そこに含まれるアドレスに基づいて、ネットワーク1を介して情報管理サーバ6にアクセスし、情報管理サーバ6から代替品の提供を受けることができる。情報管理サーバ6は、端末2からアクセスを受けたとき、その端末のネットワーク上のアドレス(ユーザID)が代替品管理システム5から通知を受けたアドレス(ユーザID)である場合、代替品を提供する場合の提供価格など、通常のユーザに製品を提供する場合に比べて、減額するなどの処理を行うことができる。
【0137】
ステップS82の処理の後、ステップS76に進み、修理受付システム4に通知する処理が実行される。
【0138】
その他の処理は、図17における場合と同様である。
【0139】
このように、この例においては、代替品データベース44に、例えば、自社の製品に関する情報のみを記憶しており、他社の製品に関する情報を記憶していない場合において、自社の製品から代替品を検索することができなかったとき、他社の製品を管理している情報管理サーバ6をユーザに紹介することで、他社の製品を代替品として提供させるようにすることができる。すなわち、このことは、実質的に、検索部42が代替品データベース44に保持していない異なるメーカの代替品を、情報管理サーバ6を利用して検索することに等しい。
【0140】
また、代替品データベース44には、自社の製品のうち、在庫している代替品だけを記憶しておき、自社の製品のうち、在庫していない代替品については、情報管理サーバ6で管理している場合においては、在庫がない代替品を、情報管理サーバ6を利用して、検索させるようにすることも可能である。
【0141】
さらに、情報管理サーバ6は、製品をレンタルするレンタル会社のサーバとすることもできる。例えば、製品が自動車であるような場合、情報管理サーバ6は、レンタカーの会社により運用されるサーバということになる。従って、情報管理サーバ3を管理する自動車メーカは、自社の自動車から代替品を検索できなかった場合、レンタル会社を紹介し、レンタル会社から自動車をレンタルさせることができる。
【0142】
このようにすれば、在庫がなくても、あるいは自分自身が管理していなくても、上位の製品をユーザに提示する機会が増えるため、ユーザに対して新たで、かつ、上位の製品を購入させる動機付けをより確実に行うことが可能となる。
【0143】
以上においては、修理受付システム4と代替品管理システム5を別のシステムとして構成するようにしたが、前者を後者に組み込み、1つのシステムとして構成することも可能である。図21は、この場合の構成例を表している。すなわち、この例においては、検索部42により、修理品データベース25と代替品データベース44の両方が検索され、登録部43により、修理データベース25と代替品データベース44のいずれに対する登録処理も行われる。その他の構成は、図19における場合と同様である。この場合においても、上述した場合と同様の処理を実行させることができる。また、このように構成した場合、図2に示されているように構成する場合に比べると、全体の構成を簡略化し、低コストの代替品管理システムを構築することができる。
【0144】
このように、より上位の製品に関する情報をユーザに提示するようにするので、新たで、かつ、上位の製品の購入の動機付けを、確実にかつ簡単に、行うことが可能となる。
【0145】
また、修理品並びに代替品に関して収集された情報を解析し、それを新たな製品の開発にフィードバックすることができる。
【0146】
例えば、故障箇所、故障に至る使用方法といった情報を収集、分析し、より故障の少ない製品開発を行うのに利用することができる。
【0147】
また、ユーザが選択した代替品のデザイン、技術などを分析することで、ユーザの嗜好にあった製品を開発し、提供することが可能となる。
【0148】
さらに、ユーザの情報を分析することで、地域毎のユーザの嗜好の分析、地域毎の宣伝広告、販売計画といった展開を行うことが可能となる。
【0149】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、情報管理サーバ3(修理受付システム4または代替品管理システム5)は、図22に示されるようなパーソナルコンピュータにより構成することができる。
【0150】
図22において、CPU(Central Processing Unit)221は、ROM(Read Only Memory)222に記憶されているプログラム、または記憶部228からRAM(Random Access Memory)223にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM223にはまた、CPU221が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0151】
CPU221、ROM222、およびRAM223は、バス224を介して相互に接続されている。このバス224にはまた、入出力インタフェース225も接続されている。
【0152】
入出力インタフェース225には、キーボード、マウスなどよりなる入力部226、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部227、ハードディスクなどより構成される記憶部228、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部229が接続されている。通信部229は、ネットワーク1を介しての通信処理を行う。
【0153】
入出力インタフェース225にはまた、必要に応じてドライブ230が接続され、磁気ディスク241、光ディスク242、光磁気ディスク243、或いは半導体メモリ244などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部228にインストールされる。
【0154】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0155】
この記録媒体は、図22に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク241(フロッピディスクを含む)、光ディスク242(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク243(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ244などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM222や、記憶部228に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0156】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0157】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0158】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、ユーザに対して製品の購入を動機付けすることができる。特に、製品の提供者側の意図する製品を、より上位の順位に順位付けすることにより、製品の提供者が意図する製品を確実に販売、促進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報管理システムの構成例を示す図である。
【図2】図1の修理受付システムと代替品管理システムのより詳細な構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の修理品データベースの登録内容の例を示す図である。
【図4】図2の代替品データベースの登録内容の例を示す図である。
【図5】図2の修理受付システムの処理を説明するフローチャートである。
【図6】図2の代替品管理システムの処理を説明するフローチャートである。
【図7】製品の順位付けの例を示す図である。
【図8】図6のステップS22における代替品と修理品との差異の表示例を示す図である。
【図9】予測係数を獲得するための構成例を示すブロック図である。
【図10】 HD画素とSD画素を説明する図である。
【図11】図9の例の動作を説明するフローチャートである。
【図12】 ADRC回路の構成を示すブロック図である。
【図13】画像信号変換装置の構成例を示すブロック図である。
【図14】図13の画像信号変換装置の動作を説明するフローチャートである。
【図15】修理品と代替品の差異の他の表示例を示す図である。
【図16】図1の代替品管理システムの他の構成例を示すブロック図である。
【図17】図16の代替品管理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図18】貸し出し可能一覧表の例を示す図である。
【図19】図1の代替品管理システムの他の構成例を示すブロック図である。
【図20】図19の代替品管理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図21】図1の代替品管理システムの他の構成例を示すブロック図である。
【図22】本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク, 2−1乃至2−4 端末, 3 情報管理サーバ, 4修理受付システム, 5 代替品管理システム, 6 情報管理サーバ, 21 通信部, 22 判別部, 23 検索部, 24 登録部, 25 修理品データベース, 41 通信部, 42 検索部, 43 登録部, 44 代替品データベース, 45 表示制御部, 46 表示部

Claims (2)

  1. 修理品の修理を依頼したユーザを識別するユーザ識別情報と、前記修理品を識別する修理品識別情報を対応付けて記憶する修理品データベースと、
    前記ユーザより入力される前記修理品識別情報に基づいて、前記修理品データベースから、前記修理品識別情報を含むレコードを検索するレコード検索手段と、
    前記レコード検索手段により検索された前記レコードに、前記ユーザより入力された前記修理品の修理情報を登録する登録手段と、
    前記修理品に替えて提供する代替品を識別する代替品識別情報、前記ユーザに前記代替品の提供が可能であるか否かを表す代替品提供情報、並びに、前記修理品および前記代替品の集合を構成する全ての製品に対して、その属性に基づく複数の係数化された条件に応じて自動演算されることにより決定された相対的な順位における、前記代替品の順位を表す順位情報を対応付けて記憶する代替品データベースと、
    前記ユーザからの入力に基づいて、前記ユーザの前記修理品に対して前記代替品の提供が必要であると判定された場合、前記順位情報に応じて、前記修理品識別情報により識別される前記修理品より上位の製品に対応する前記代替品を識別する前記代替品識別情報を検索する代替品検索手段と、
    前記代替品検索手段により検索された前記代替品識別情報に対応する前記製品に関する製品情報を前記ユーザに告知する告知手段と、
    前記告知手段による前記製品に関する製品情報の告知の後、前記代替品データベースの前記代替品識別情報に対応する前記代替品提供情報を変更する変更手段と
    を備えることを特徴とする代替品管理システム。
  2. 修理品の修理を依頼したユーザを識別するユーザ識別情報と、前記修理品を識別する修理品識別情報を対応付けて記憶する修理品データベースと、
    前記修理品に替えて提供する代替品を識別する代替品識別情報、前記ユーザに前記代替品の提供が可能であるか否かを表す代替品提供情報、並びに、前記修理品および前記代替品の集合を構成する全ての製品に対して、その属性に基づく複数の係数化された条件に応じて自動演算されることにより決定された相対的な順位における、前記代替品の順位を表す順位情報を対応付けて記憶する代替品データベースと、
    を備える代替品管理システムの代替品管理方法において、
    前記ユーザより入力される前記修理品識別情報に基づいて、前記修理品データベースから、前記修理品識別情報を含むレコードを検索し、
    検索された前記レコードに、前記ユーザより入力された前記修理品の修理情報を登録し、
    前記ユーザからの入力に基づいて、前記ユーザの前記修理品に対して前記代替品の提供が必要であると判定された場合、前記順位情報に応じて、前記修理品識別情報により識別される前記修理品より上位の製品に対応する前記代替品を識別する前記代替品識別情報を検索し、
    検索された前記代替品識別情報に対応する前記製品に関する製品情報を前記ユーザに告知し、
    前記製品に関する製品情報の告知の後、前記代替品データベースの前記代替品識別情報に対応する前記代替品提供情報を変更する
    ことを特徴とする代替品管理方法。
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