JP4496478B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、ユーザが飽きないような楽曲再生を可能にするプレイリストを生成する情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
楽曲を再生する再生装置には、複数の楽曲の再生順番を示すリスト(以下、プレイリストと称する)を生成し、そのプレイリストに従って楽曲を連続して再生することができるものがある。
例えば、ユーザがいままで聞いた楽曲の属性(タイトル、アーティスト、ジャンル、レビュー等)を蓄積して生成したユーザの嗜好情報と、再生可能な楽曲との距離(余弦関数)を求め、その距離が楽曲が連続して再生されるようなプレイリストが生成される。
また1つ前に再生される楽曲との距離が近い楽曲が連続して再生されるようなプレイリストが生成される。
ところでこのような方法でプレイリストが生成されると、基本的には同じような曲調の楽曲が連続して再生されることになるので(例えば、ユーザ嗜好情報がゆっくりとした曲を好むことを表している場合、また、1つ前に再生される楽曲がゆっくりとした曲である場合、ゆっくりとした曲が連続して再生されるので)、ユーザが飽きてしまう等の問題があった。
その点を解消する方法として、再生される楽曲の、テンポなどの楽曲の特定の属性が変化するようにプレイリストを生成する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−333892号公報
しかしながら、この方法では、楽曲のある特定の属性については変化させることができるが、曲全体としての類似性を変化させることはできなかった。
またこの属性の変化は、ユーザの嗜好との関係で決められていないので、ユーザの嗜好とは関係ないところでの変化となり、結局、ユーザの飽きを回避することができない場合があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが飽きないような楽曲再生を可能にするプレイリストを生成することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、1つ前に再生されるコンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出手段と、算出手段により算出された類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生されるコンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定手段と、所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、基準を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
変更手段に、前記所定の確率が一定の周期で変化するように、基準を変更させることができる。
決定手段に、ユーザにより選択されたコンテンツを最初に再生するコンテンツとさせることができる。
ユーザ嗜好を生成する生成手段をさらに含ませるようにすることができ、決定手段に、ユーザ嗜好と再生可能なコンテンツとの類似度に基づいて、最初に再生するコンテンツを決定させることができる。
本発明の情報処理方法は、1つ前に再生されるコンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出ステップと、算出ステップの処理で算出された類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生されるコンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定ステップと、所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、基準を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、1つ前に再生されるコンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出ステップと、算出ステップの処理で算出された類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生されるコンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定ステップと、所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、基準を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、1つ前に再生されるコンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度が算出され、算出された類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生されるコンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、コンテンツの再生順番が決定され、所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、基準が変更される
本発明によれば、ユーザが飽きないような楽曲再生を可能にするプレイリストを生成することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理装置は、
1つ前に再生される前記コンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出手段(例えば、図7の類似度算出部24)と、
前記算出手段により算出された前記類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生される前記コンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、前記コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定手段(例えば、図8のステップS43またはS44の処理を実行する図7の再生楽曲決定部51)と、
前記所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、前記基準を変更する変更手段(例えば、図8のステップS47乃至S49の処理を実行する図7の再生楽曲決定部51)と
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の情報処理装置は、
変更手段は、所定の確率が一定の周期で変化するように、基準を変更する(例えば、図
ことを特徴とする。
請求項に記載の情報処理装置は、
決定手段は、ユーザにより選択されたコンテンツを最初に再生するコンテンツとする(例えば、図8のステップS33およびステップS34の処理を行う図7の再生楽曲決定部51)
ことを特徴とする。
請求項に記載の情報処理装置は、
ユーザ嗜好を生成する生成手段(例えば、図7のユーザ嗜好ベクトル生成部22)をさらに含み、
決定手段は、ユーザ嗜好と再生可能なコンテンツとの類似度に基づいて、最初に再生するコンテンツを決定する(例えば、図8のステップS36の処理を行う図7の再生楽曲決定部51)
ことを特徴とする。
請求項に記載の情報処理方法および請求項に記載のプログラムは、
1つ前に再生される前記コンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出ステップ(例えば、図8のステップS32)と、
前記算出ステップの処理で算出された前記類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生される前記コンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、前記コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定ステップ(例えば、図8のステップS43またはS44の処理)と、
前記所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、前記基準を変更する変更ステップ(例えば、図8のステップS47乃至S49の処理)と
を含むことを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した再生装置1の構成例を示している。
再生装置1の操作入力部11は、例えば、タッチパネルや十字キーなどの入力デバイスで構成されており、ユーザが行った操作内容を制御部12に通知する。
制御部12は、各部を制御する。制御部12は例えば、プレイリスト生成部16を制御してプレイリストを生成させたり、再生部13を制御して、生成されたプレイリストに従って、その順番で楽曲を連続的に再生させる。
再生部13は、制御部12の制御に従って、楽曲データ記憶部14から適宜楽曲データを読み出して再生し、その結果得られた音声データをスピーカ等から構成されている出力部15から出力する。
楽曲データ記憶部14には、再生可能な楽曲の楽曲データが記憶されている。
プレイリスト生成部16は、1つ前に再生される楽曲(再生順番が決定された楽曲)との類似度が所定の基準に対応する類似度となる楽曲を、次に再生する楽曲として決定しプレイリストを生成するが、その基準を適宜変更することで、連続して再生される2個のコンテンツ間の類似度を一定の揺らぎをもって変化させる。
図2は、プレイリスト生成部16の構成例を示している。
楽曲ベクトル記憶部21には、楽曲データ記憶部14(図1)に記憶されている楽曲(再生可能な楽曲)のメタデータから生成された、楽曲ベクトルが記憶されている。
楽曲ベクトルは、例えば、「アーティスト名」、「テンポ」、「ジャンル」、および「リズム」等の楽曲の属性の項目を要素VAとする、下記に示すようなk次元のベクトルである。
楽曲ベクトル={VA1,VA2,・・・,VAk}
その要素VAi(i=1,2,・・・,k)は、下記に示すような、その属性の項目に応じた複数の要素cからなるベクトルであり、その要素cの値は、属性によって決定される。
VAi=(c1,c2,・・・・)
例えば、要素VAとしての「テンポ」ベクトルVAは、下記に示すように、「速い」、「やや速い」、「普通」、「やや遅い」、「遅い」の要素cで構成され、「テンポ」が速い楽曲の「テンポ」ベクトルVAは、下記に示すようになる(属性に対応する要素cの値が1となり、他の要素cの値は0となる)。
「テンポ」ベクトルVA=(速い,やや速い,普通,やや遅い,遅い)
「テンポ」ベクトルVA=( 1, 0, 0, 0, 0)
要素VAとしての「ジャンル」ベクトルVAは、下記に示すように、「ポップス」、「ジャズ」、「クラシック」、「テクノ」、・・・の要素cで構成され、「ジャンル」がポップスの楽曲の「ジャンル」ベクトルVAは、下記に示すようになる。
「ジャンル」ベクトルVA=(ポップス,ジャズ,クラシック,テクノ,・・・)
「ジャンル」ベクトルVA=( 1, 0, 0, 0,・・・)
結局、例えば「テンポ」が速く、「ジャンル」がポップスの楽曲の楽曲ベクトルは、下記のようになる。
楽曲ベクトル={・・,「テンポ」VA(1,0,0,0,0),・・,「ジャンル」VA(1,0,0,0,・・),・・}
ユーザ嗜好ベクトル生成部22は、再生された楽曲の楽曲ベクトルを楽曲ベクトル記憶部21から取得するとともに、その楽曲ベクトルに基づいて、ユーザ嗜好ベクトル記憶部23に記憶されているユーザ嗜好ベクトルを更新して、ユーザの嗜好情報を蓄積する。具体的には、いま再生された楽曲の楽曲ベクトルを構成する各ベクトルVAを、いまユーザ嗜好ベクトル記憶部23に記憶されているユーザ嗜好ベクトルを構成する各ベクトルVAに加算する。
例えば、再生された楽曲の楽曲ベクトルが、
{・・「テンポ」VA(0,0,0,0,1),・・,「ジャンル」VA(1,0,0,0,・・),・・}であり、
ユーザ嗜好ベクトル記憶部23に記憶されているユーザ嗜好ベクトルが、
{・・「テンポ」VA(16,8,0,8,4),・・,「ジャンル」VA(10,8,5,1,・・),・・}である場合、ユーザ嗜好ベクトルは、
{・・「テンポ」VA(16,8,0,8,5),・・,「ジャンル」VA(11,8,5,1,・・),・・}のように更新される。
なおこの例では、楽曲ベクトル記憶部21に楽曲ベクトルが予め記憶され、ユーザ嗜好ベクトル生成部22は、そこから楽曲ベクトルを取得するようにしたが、別途提供される楽曲のメタデータ(例えば、楽曲データ記憶部14に楽曲データと対応して記憶されている場合には、そのメタデータ)を適宜取得し、それから楽曲ベクトルを適宜生成するようにすることもできる。
類似度算出部24は、再生楽曲決定部25の要求に応じて、式(1)に示すように、所定の楽曲と、それ以外の楽曲との類似度を、それらの楽曲ベクトルに基づいて算出したり、所定の楽曲ベクトルとユーザ嗜好ベクトルから類似度を算出し、適宜、再生楽曲決定部25に供給する。
Figure 0004496478
再生楽曲決定部25は、1つ前に再生される楽曲との類似度が基準テーブル記憶部26に記憶されている基準テーブル(図3)の所定の基準に対応する類似度(基準類似度)となる楽曲を、次に再生する楽曲として決定するが、その基準を、再生する楽曲を決定する毎に変更する。
図3は、基準テーブル記憶部26に記憶されている基準テーブルの例を示す。この基準テーブルは、図中、上から順に付された1番からm(=8)番の基準番号と、それに対応付けられた所定の類似度の範囲から構成されている。
すなわち図3の基準テーブルに基づいて基準を変化させながら再生楽曲を決定すると、
最初の楽曲(プレイリストの先頭の楽曲)は、例えばユーザの選曲によって決定され、
最初の楽曲の次に再生される第2番目の楽曲は、最初の楽曲との類似度が0.8乃至1.0(基準番号1の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第3番目の楽曲は、第2番目の楽曲との類似度が0.8乃至1.0(基準番号2の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第4番目の楽曲は、第3番目の楽曲との類似度が0.6乃至0.8(基準番号3の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第5番目の楽曲は、第4番目の楽曲との類似度が0.4乃至0.6(基準番号4の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第6番目の楽曲は、第5番目の楽曲との類似度が0乃至0.2(基準番号5の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第7番目の楽曲は、第6番目の楽曲との類似度が0.8乃至1.0(基準番号6の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第8番目の楽曲は、第7番目の楽曲との類似度が0.6乃至0.8(基準番号7の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第9番目の楽曲は、第8番目の楽曲との類似度が0.8乃至1.0(基準番号8の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第10番目の楽曲の決定は、再び基準番号1の基準の類似度範囲に基づいて、第9番目の楽曲との類似度が0.8乃至1.0内の類似度となる楽曲とされる。
第11番目以降の楽曲も、1つ前に再生される楽曲との類似度が、このように変更される基準に応じた類似度となる楽曲とされる。
すなわち連続して再生される2個のコンテンツ間の類似度が一定の揺らぎをもって変化するように、再生順番が決定される。
次に、プレイリスト生成処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、再生装置1の電源(図示せず)が投入されると、ステップS2において、プレイリスト生成部16の再生楽曲決定部25は、ユーザにより操作入力部11が操作されて再生する楽曲が選曲されたか否かを、制御部12からの制御信号に基づいて、例えば所定の時間の間判定し、その時間中に選曲があったと判定した場合、ステップS3に進む。
ステップS3において、再生楽曲決定部25は、選曲された楽曲を最初に再生する楽曲(プレイリストの先頭の楽曲)とする。
ステップS4において、再生楽曲決定部25は、第2番目に再生する楽曲を決定する際の類似度の基準を決定する。いまの場合、再生楽曲決定部25は、基準テーブルの基準番号1の基準(図3)を、第2番目の楽曲を決定する際の基準とし、その基準番号1を取得する。
一方ステップS2で、選曲がなかったと判定された場合、ステップS5に進み、再生楽曲決定部25は、その旨を類似度算出部24に通知する。類似度算出部24は、ユーザ嗜好ベクトル記憶部23からユーザ嗜好ベクトルを読み出すとともに、楽曲ベクトル記憶部21から各楽曲ベクトルを読み出し、ユーザ嗜好ベクトルと各楽曲ベクトルから、類似度をそれぞれ算出し(式(1))、再生楽曲決定部25に供給する。
次にステップS6において、再生楽曲決定部25は、最初に再生する楽曲(プレイリストの先頭の楽曲)を決定する。いまの場合、再生楽曲決定部25は、類似度算出部24から供給された類似度の中の最も大きい類似度が得られた楽曲(ユーザの嗜好に最も合うと考えられる楽曲)を最初に再生する楽曲とする。
ステップS7において、再生楽曲決定部25は、第2番目に再生する楽曲を決定する際の類似度の基準を決定する。いまの場合、再生楽曲決定部25は、基準テーブルの基準番号1の基準を、第2番目の楽曲を決定する際の基準とし、その基準番号1を取得する。なお、再生楽曲決定部25は、基準テーブルから、ステップS6で検出した最も大きい類似度に対応する基準を検出し、その基準を、第2番目の楽曲を決定する際の基準とすることもできる。
ステップS4またはステップS7で、第2番目の楽曲を決定する際の基準を決定すると、再生楽曲決定部25は、いま何番目までの再生順序が決定されているかを示すカウンタiの値を1に設定する(いまの場合、第1番目に再生される楽曲が決定されているだけなので、カウンタiの値は1となる)。
次に、ステップS9において、再生楽曲決定部25は、ステップS4またはステップS7で決定した基準の基準番号を、カウンタjに設定する。いまの場合、カウンタjには、基準番号1が設定されるものとする。
次に、ステップS10に進み、それ以降の処理で、第2番目以降に再生される楽曲が決定される。
ステップS10において、カウンタiが示す順番に再生される楽曲(以下、第i番目の楽曲と称する)(いまの場合、第1番目の楽曲)と、それ以外の楽曲との類似度が算出される。具体的には、再生楽曲決定部25は、第1番目の楽曲を、類似度算出部24に通知する。類似度算出部24は、再生楽曲決定部25から通知された第1番目の楽曲とそれ以外の楽曲の楽曲ベクトルを、楽曲ベクトル記憶部21から読み出し、それらを用いて、第1番目の楽曲と、それ以外の楽曲との類似度を算出する。類似度算出部24は、算出した類似度を再生楽曲決定部25に供給する。
ステップS11において、再生楽曲決定部25は、ステップS10で類似度算出部24から供給された第i番目の楽曲との類似度から、第i番目の楽曲との類似度がカウンタjが示す基準番号の基準(以下、基準番号jの基準と称する)が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS12に進む。
いまの場合、第1番目の楽曲との類似度が、基準番号1の基準が示す0.8乃至1.0内の類似度となる楽曲が存在するか否かが判定される。
ステップS12において、再生楽曲決定部25は、第i番目(いまの場合、第1番目)の楽曲との類似度が基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が、2個以上あるか否かを判定し、2個以上あると判定した場合、ステップS13に進み、その中で最も大きい類似度が得られた楽曲を選択し、その楽曲を次に再生する楽曲(第2番目の楽曲)とする。
ステップS12で、第i番目(いまの場合、第1番目)の楽曲との類似度が基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度なる楽曲が、1個であると判定された場合、ステップS14に進み、再生楽曲決定部25は、その楽曲を、次に再生する楽曲(第2番目の楽曲)とする。
ステップS13またはステップS14で、次に再生する楽曲(いまの場合、第2番目の楽曲)が決定されたとき、ステップS15に進み、再生楽曲決定部25は、カウンタi>=nであるか(再生順番を決定するn個の楽曲全部の再生順番を決定したか)否かを判定し、カウンタi>=nではない(決定していない楽曲が残っている)と判定した場合、ステップS16に進む。
ステップS16において、再生楽曲決定部25は、カウンタiの値を1だけインクリメントする。
ステップS16でカウンタiの値が1だけインクリメントされたとき、またはステップS11で、第i番目の楽曲との類似度が基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が存在しないと判定されたとき、ステップS17に進む。
ステップS17において、再生楽曲決定部25は、カウンタj>=m(図3の例の場合、m=8)であるか(最後の基準番号の基準を参照していたか)否かを判定し、カウンタj>=mではないと判定した場合、ステップS18に進み、カウンタjの値を1だけインクリメントする(次に再生される楽曲を決定する際の基準が変更される)。
ステップS17で、カウンタj>=mであると判定された場合、ステップS19に進み、再生楽曲決定部25は、カウンタj=1とする(次に再生される楽曲を決定する際の基準が基準番号1の基準に変更される(戻される))。
ステップS18またはステップS19で、カウンタjの値が変更されたとき、ステップS10に戻り、それ以降の処理が実行される。
すなわち第1番目の楽曲との類似度が基準番号1の基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が存在すると判定された場合は(ステップS11)、ステップS13またはステップS14で、第1番目の楽曲との類似度が基準番号1の基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲から第2番目の楽曲が決定される。
一方、第1番目の楽曲との類似度が基準番号1の基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が存在しない場合は(ステップS11)、類似度の基準が基準番号2の基準に変更され(ステップS18)、第1番目の楽曲との類似度が、基準番号2の基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲から第2番目の楽曲が決定される。すなわち第1番目の楽曲との類似度が基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が得られるまで、類似度の基準が変更される。
第3番目の楽曲以降の楽曲も同様に、ステップS10乃至ステップS19の処理が繰り返して実行されて決定される。
ステップS15で、カウンタi>=nであると判定された場合(n個の楽曲全部の再生順番が決定された場合)、ステップS20に進み、プレイリスト生成部16は、以上のようにして決定された再生順番に基づいてプレイリストを生成する。
以上のようにして、連続して再生される2個の楽曲間の類似度が一定の揺らぎをもって変化するようになるプレイリストが生成される。すなわちこのプレイリストによれば、このように連続再生される楽曲間の類似度が変化し、同じ曲調の楽曲が連続して再生されることがなくなるので、飽きのこない楽曲連続再生が可能となる。
ところで、次に再生される楽曲は、1つ前に再生される楽曲との類似度に基づいて決定されるので、場合によってはユーザの嗜好と離れた楽曲が選曲されてしまうことも考えられる。そこで、プレイリストに設定する楽曲を、ユーザ嗜好にある程度対応する一定の範囲内の楽曲としておくこともできる。
この場合のプレイリスト生成部16の構成例を図5に示す。このプレイリスト生成部16には、図2のプレイリスト生成部16に、分離平面生成部31がさらに設けられている。
分離平面生成部31は、ユーザ嗜好ベクトル記憶部23に記憶されているユーザ嗜好ベクトルからSVM (Support Vector Machine)等により好き嫌いの分離平面を生成し、楽曲ベクトル記憶部21に記憶されている楽曲ベクトルのうち、好きに分類された楽曲の楽曲ベクトルを抽出して、類似度算出部24に供給する。
すなわち図4のステップS10において類似度算出部24は、第i番目の楽曲と、それ以外の楽曲との類似度を算出する際に、分離平面生成部31から供給された楽曲ベクトル(好きに分類された楽曲の楽曲ベクトル)のみを利用して、各類似度を算出する。その結果、次に再生される楽曲は、好きに分類された楽曲から決定されるようになるので(ステップS13またはステップS14)、ユーザの嗜好と離れた楽曲がプレイリストに設定されることがなくなる。
またユーザ嗜好と離れた楽曲がプレイリストに設定されることを防止する方法として、所定の数の楽曲の再生順番を決定した後、残っている楽曲の中で最もユーザ嗜好に合う楽曲を次に再生する楽曲とするようにすることもできる(例えば、カウンタiの値が所定の値になったとき、処理がステップS5に戻るようなフローとなる)。このようにすることで、何曲かごとに、ユーザの嗜好に合った楽曲に戻されるので、ユーザ嗜好と離れた楽曲が設定されることを防止することができる。
また、いまの例の場合、基準テーブルを用意し、類似度の基準を変更するようにしたが、基準テーブルに代えて、式(2)を用いて、基準とする類似度範囲を毎回算出するようにすることもできる。
Figure 0004496478
また、図3の基準テーブルに代えて、図6に示すように、1つ前に再生される楽曲との類似度が一定以上(図6の例では、0.8以上)の類似度となる楽曲が次に再生される確率を設定しておくようにすることもできる。図6の基準テーブルを利用して再生順番を決定すれば、はじめは、1つ前の楽曲と類似する楽曲が再生される可能性が大きいが、段階的に小さくなり、そしてまた大きくなるというような楽曲再生を行うことが可能となる。
この例の場合、例えば、図4のステップS11の処理として、再生楽曲決定部25は、第i番目の楽曲との類似度が0.8以上となる楽曲が、基準番号jの基準が示す確率(図6)で次に再生されるように、次に再生される楽曲を決定する。
また、以上においては、基準に属する楽曲が複数ある場合、類似度が最も大きい楽曲を選択したが(図4のステップS13)、前の楽曲の最後数小節の音楽特徴量(リズム、またはテンポ等)が最も類似する始まり数小節を有する楽曲を選択することもできる。そのようにすれば、曲のつながりを音楽的に自然なものとすることができる。
図7は、プレイリスト生成部16の他の構成例を示している。このプレイリスト生成部16には、図2の再生楽曲決定部25に代えて、再生楽曲決定部51が設けられている。他の部分は、図2と同様であるので、その説明は適宜省略する。
図7の再生楽曲決定部51は、ユーザ嗜好との類似度が所定の基準に対応する類似度となる楽曲を、次に再生する楽曲として決定しプレイリストを生成するが、その基準を適宜変更することで、再生されるコンテンツとユーザ嗜好との類似度を一定の揺らぎをもって変化させる。
すなわち図3の基準テーブルに基づいて基準を変化させながら再生楽曲を決定すると、この例の場合、
最初の楽曲(プレイリストの先頭の楽曲)は、例えばユーザの選曲によって決定され、
最初の楽曲の次に再生される第2番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.8乃至1.0(基準番号1の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第3番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.8乃至1.0(基準番号2の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第4番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.6乃至0.8(基準番号3の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第5番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.4乃至0.6(基準番号4の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第6番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0乃至0.2(基準番号5の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第7番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.8乃至1.0(基準番号6の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第8番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.6乃至0.8(基準番号7の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第9番目の楽曲は、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.8乃至1.0(基準番号8の基準の類似度範囲)内の類似度となる楽曲とされ、
第10番目の楽曲の決定は、再び基準番号1の基準の類似度範囲に基づいて、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が0.8乃至1.0内の類似度となる楽曲とされる。
第11番目以降の楽曲も、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が、このように変更される基準に応じた類似度となる楽曲とされる。
このプレイリスト生成処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS31において、再生装置1の電源が投入されると、ステップS32において、類似度算出部24は、ユーザ嗜好ベクトルをユーザ嗜好ベクトル記憶部23から、そして楽曲ベクトルを楽曲ベクトル記憶部21からそれぞれ読み出し、ユーザ嗜好ベクトルと、各楽曲ベクトルとから類似度を算出し、再生楽曲決定部51に供給する。
ステップS33において、再生楽曲決定部51は、ユーザにより操作入力部11が操作されて再生する楽曲が選曲されたか否かを、制御部12からの制御信号に基づいて、例えば所定の時間の間判定し、その時間中に選曲があったと判定した場合、ステップS34に進む。
ステップS34において、再生楽曲決定部51は、選曲された楽曲を最初に再生する楽曲(プレイリストの先頭の楽曲)とする。
ステップS35において、再生楽曲決定部51は、第2番目に再生する楽曲を決定する際の類似度の基準を決定する。いまの場合、再生楽曲決定部51は、第1番目に再生される楽曲(ユーザにより選曲された楽曲)を類似度算出部24に通知する。類似度算出部24は、第1番目の楽曲の楽曲ベクトルとユーザ嗜好ベクトルから類似度を算出し、再生楽曲決定部51に供給する。再生楽曲決定部51は、基準テーブルの、類似度算出部24から供給された類似度が属する基準を検出し、その基準を、第2番目の楽曲を決定する際の基準とし、その基準番号を取得する。
例えば、第1番目の楽曲の楽曲ベクトルとユーザ嗜好ベクトルから算出された類似度が0.4である場合、基準番号4の基準(図3)が第2番目の楽曲を決定する際の基準とされ、基準番号4が取得される。
ステップS33で、選曲がなかったと判定された場合、ステップS36に進み、再生楽曲決定部51は、ステップS32で類似度算出部24から供給されたユーザ嗜好ベクトルと各楽曲ベクトルから算出された類似度のうちの最も大きい類似度が得られた楽曲を、第1番目に再生される楽曲(第1番目の楽曲)とする。
ステップS37において、再生楽曲決定部51は、第2番目に再生する楽曲を決定する際の類似度の基準を決定する。いまの場合、再生楽曲決定部51は、基準テーブルの、ステップS36で検出した類似度(最も大きい類似度)が属する基準を検出し、その基準を、第2番目の楽曲を決定する際の基準とし、その基準番号を取得する。
ステップS35またはステップS37で、第2番目の楽曲を決定する際の基準が決定されると、ステップS38に進み、再生楽曲決定部51は、カウンタiの値を1に設定する。
次に、ステップS39において、再生楽曲決定部51は、ステップS35またはステップS37で決定した基準の基準番号を、カウンタjに設定する。
次に、ステップS40に進み、それ以降の処理で、第2番目以降に再生される楽曲が決定される。
ステップS40において、再生楽曲決定部51は、ステップS32で類似度算出部24から供給されたユーザ嗜好ベクトルとの類似度から、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が、基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS41に進む。
ステップS41において、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が、基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲の中に、第i番目の楽曲(いまの場合、第1番目の楽曲)との類似度が一定以上の類似度となる楽曲が存在するか否かが判定される。
具体的には、再生楽曲決定部51は、第i番目の楽曲(第1番目の楽曲)と、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲(ステップS40)とを、それぞれ類似度算出部24に通知し、類似度算出部24は、第i番目の楽曲とそれらの楽曲との類似度を算出し、再生楽曲決定部51に供給する。再生楽曲決定部51は、類似度算出部24から供給された類似度から、第i番目の楽曲との類似度が所定の類似度以上となる楽曲を検出する。
ステップS42において、再生楽曲決定部51は、ステップS41の処理で検出された楽曲(ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となり、かつ、第i番目の楽曲(いまの場合、第1番目の楽曲)との類似度が一定以上の類似度となる楽曲)が2個以上あるか否かを判定し、2個以上あると判定した場合、ステップS43に進み、その中でユーザ嗜好ベクトルとの類似度が最も大きい楽曲を選択し、その楽曲を次に再生する楽曲(いまの場合、第2番目の楽曲)とする。
ステップS42で、ステップS41の処理で1個の楽曲が検出された場合、ステップS44に進み、再生楽曲決定部51は、その楽曲を、次に再生する楽曲(いまの場合、第2番目の楽曲)とする。
ステップS43またはステップS44で、次に再生する楽曲(第2番目の楽曲)が決定されたとき、ステップS45に進み、カウンタi>=nであるか(n個の楽曲全部の再生順番を決定したか)否かを判定し、まだカウンタi>=nではない(決定していない楽曲が残っている)と判定した場合、ステップS46に進む。
ステップS46において、再生楽曲決定部51は、カウンタiの値を1だけインクリメントする。
ステップS46でカウンタiの値が1だけインクリメントされたとき、ステップS40でユーザ嗜好ベクトルとの類似度が基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲が存在しないと判定されたとき、またはステップS41で、ユーザ嗜好ベクトルとの類似度が基準番号jの基準が示す類似度範囲内の類似度となる楽曲の中に、第i番目の楽曲との類似度が一定以上の類似度となる楽曲が存在しないと判定されたとき、ステップS47に進む。
ステップS47乃至ステップS50においては、図4のステップS17乃至ステップS20における場合と同様の処理が行われるので、その説明は省略する。
このようにして第2番目以降の楽曲が決定される。
また、いまの例の場合、基準テーブルを用意し、類似度の基準を変更するようにしたが、基準テーブルに代えて、式(2)を用いて、基準とする類似度範囲を毎回算出するようにすることもできる。
また、図3の基準テーブルに代えて、図6に示すように、1つ前に再生される楽曲との類似度が一定以上(図6の例では、0.8以上)の類似度となる楽曲が次に再生される確率を設定しておくようにすることもできる。図6の基準テーブルを利用して再生順番を決定すれば、はじめは、1つ前の楽曲と類似する楽曲が再生される可能性が大きいが、段階的に小さくなり、そしてまた大きくなるというような楽曲再生を行うことが可能となる。
いまの例の場合、例えば、図8のステップS40の処理として、再生楽曲決定部25は、第i番目の楽曲との類似度が0.8以上となる楽曲が、基準番号jの基準が示す確率(図6)で次に再生されるように、次に再生される楽曲を決定する。
また、以上においては、基準に属する楽曲が複数ある場合、類似度が最も大きい楽曲を選択したが(図8のステップS43)、前の楽曲の最後数小節の音楽特徴量(リズム、またはテンポ等)が最も類似する始まり数小節を有する楽曲を選択することもできる。そのようにすれば、曲のつながりを音楽的に自然なものとすることができる。
図1の例では、楽曲データ記憶部14に記憶されている楽曲データが記憶されている楽曲からプレイリストを生成する場合を例として説明したが、図9に示すようにサーバ71が保有する楽曲をプレイリストに設定することもできる。
この場合、再生装置1の通信部61がサーバ71と適宜通信し、ユーザに提供可能な楽曲を取得し、制御部12に供給する。制御部12は、サーバ71から供給された楽曲を楽曲データ記憶部14に記憶し、その楽曲の楽曲ベクトルをプレイリスト生成部16に供給する。プレイリスト生成部16は、制御部12から供給された楽曲ベクトルを利用して上述したようにプレイリストを生成する。
また以上においてはコンテンツを楽曲とした場合の例を説明したが、コンテンツは、楽曲以外のものでもよい。
上述した一連の処理は、専用のハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアによって行う場合、例えば、その一連の処理は、図10に示されるような(パーソナル)コンピュータにプログラムを実行させることにより実現することができる。
図10において、CPU(Central Processing Unit)111は、ROM(Read Only Memory)112に記憶されているプログラム、またはハードディスク114からRAM(Random Access Memory)113にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM113にはまた、CPU111が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU111、ROM112、およびRAM113は、バス115を介して相互に接続されている。このバス115にはまた、入出力インタフェース116も接続されている。
入出力インタフェース116には、キーボード、マウス、入力端子などよりなる入力部118、CRT(Cathode Ray Tube),LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、出力端子、並びにスピーカなどよりなる出力部117、ターミナルアダプタ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデムや、LAN (Local Area Network)カード等より構成される通信部119が接続されている。通信部119は、インターネットなどの各種のネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース116にはまた、ドライブ120が接続され、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)131、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory) DVD Digital Versatile Disk)を含む)132、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)133、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア(記録媒体)134が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてハードディスク114にインストールされる。
なお、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した再生装置1の構成例を示すブロック図である。 図1のプレイリスト生成部16の構成例を示すブロック図である。 図2の基準テーブル記憶部26に記憶されている基準テーブルの例を示す図である。 プレイリスト生成処理を説明するフローチャートである。 図1のプレイリスト生成部16の他の構成例を示すブロック図である。 図2の基準テーブル記憶部26に記憶されている基準テーブルの他の例を示す図である。 図1のプレイリスト生成部16の他の構成例を示すブロック図である。 他のプレイリスト生成処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した再生装置1の他の構成例を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 再生装置, 16 プレイリスト生成部, 21 楽曲ベクトル記憶部, 22 ユーザ嗜好ベクトル生成部, 23 ユーザ嗜好ベクトル記憶部, 24 類似度算出部, 25 再生楽曲決定部, 26 基準テーブル記憶部, 31 分離平面生成部, 51 再生楽曲決定部, 61 通信部, 71 サーバ

Claims (6)

  1. 1個以上のコンテンツの再生順番を決定する情報処理装置において、
    1つ前に再生される前記コンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生される前記コンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、前記コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定手段と、
    前記所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、前記基準を変更する変更手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記変更手段は、前記所定の確率が一定の周期で変化するように、前記基準を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段は、ユーザにより選択されたコンテンツを最初に再生するコンテンツとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. ユーザ嗜好を生成する生成手段をさらに含み、
    前記決定手段は、前記ユーザ嗜好と再生可能なコンテンツとの類似度に基づいて、最初に再生するコンテンツを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 1個以上のコンテンツの再生順番を決定する情報処理方法において、
    1つ前に再生される前記コンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップの処理で算出された前記類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生される前記コンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、前記コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定ステップと、
    前記所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、前記基準を変更する変更ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 1個以上のコンテンツの再生順番を決定する情報処理装置を制御するプロセッサに実行させるプログラムにおいて、
    1つ前に再生される前記コンテンツと、その次に再生可能な他のコンテンツとの類似度を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップの処理で算出された前記類似度が所定の類似度よりも高い他のコンテンツが、1つ前に再生される前記コンテンツの次に再生されるコンテンツとして決定される確率が、基準となる所定の確率となるように、前記コンテンツの再生順番を決定するコンテンツ決定ステップと、
    前記所定の確率が一定の揺らぎをもって変化するように、前記基準を変更する変更ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理プログラム。
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