JP4495475B2 - Ihクッキングヒータ用のレンジフード - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼ガスを発生しないIHクッキングヒータからの汚染空気を吸い込んで排気するIHクッキングヒータ用のレンジフードに関するものである。
従来、IHクッキングヒータ用のレンジフードは、開放部を有するフード体の背部から平面視コの字状の誘動流吹き出し管を高さ調節可能に垂設することによって、その誘動流吹き出し管から誘動流を上方に吹き出して、その誘動流で上昇気流を生じない汚染空気をフード体内に誘動し、尚且つフード体内を結露が生じない雰囲気にするものが知られている(例えば特許文献1)。
ところで、ガス燃焼器具や電気コンロを使用した場合は上昇気流の熱によりフード体内面やフィルタを含むその上流側の部材を暖めるため、結露が発生しない。
しかしながら、前記するIHクッキングヒータを使用した場合では上昇気流がないため、フード体内面等に結露が生じることとなる。
その結果、結露水が調理中に滴下して、ヒータ、調理容器、更には調理中の料理をも汚す現実がある。
このような現実下のために、先行技術ではフード体の背部から高さ調節可能な平面視コの字状の誘動流吹き出し管から誘動流を上方に吹き出して、その誘動流でフード体内を結露が生じない雰囲気にしている。
しかしながら、このような構成のIHクッキングヒータ用のレンジフードでは加熱調理時に発生する汚染空気を効果的に誘動するために誘動流吹き出し管を出きるだけ下方に位置させた状態で使用される。
そのため、その誘動流が上昇に伴ってフード体外に拡散されてしまい、結露防止に好適なものとは言い難いものであった。
また、今日、欧米スタイルを取り入れた様々なキッチンレイアウトが提案されており、それに調和するデザイン性を重視したシステムキッチンが多く登場している。これらのシステムキッチンに組み込まれるレンジフードにもこれらにマッチするデザイン性を考慮したものが望まれており、最近では調理により発生した汚染空気の捕獲に最も影響を及ぼすフード体部分を非常に薄型にしたスリムタイプのレンジフードが切望されている。
そしてIHクッキングヒータは、燃焼ガスや上昇気流を発生させないことから、敢えて深い捕獲空間を設けずとも浅い捕獲空間でも汚染空気を捕獲することができるので、その要望に合致するし、浅い捕獲空間を有し、外部に排気手段を設置した薄型(スリム)なレンジフードにあっては、デザインの自由度が拡大し、顧客のニーズに応じる自在性を持たせることが可能となる。
現実的には、深い捕獲空間を必要とするレンジフードや排気装置をフード体内に設置するIHクッキングヒータ用のレンジフードが提供されており、フード体として斬新なデザインが実施できないという問題を惹き起こすばかりでなく、無粋にもなっている。
特開2002−168496号公報
本発明が上記従来事情に鑑みてなされたものでは、その目的とする処は、結露を防止するに最適なIHクッキングヒータ用のレンジフードを提供することにある。
他の目的とする処は、スリムなIHクッキングヒータ用のレンジフードを提供することにある。
前記課題を解決するために講じた技術的手段は、フード体の開放縁部分から乾燥用の風をフード体内に向けて送り出すIHクッキングヒータ用のレンジフードにおいて、前記乾燥用の風は、前記フード体の開放縁部の左右両縁または三縁或いは四縁から前記フード体に送り出されることを特徴とするIHクッキングヒータ用のレンジフードである(請求項1)。
前記風は、乾燥用の風であり、またフード体の排気手段への吸込口方向に向けて乾燥用の風を送り出すのが汚染空気をフード体に誘動する流れを生成する上で好ましいものである。
また、その風は、フード体の開放縁部分の左右両縁または三縁或いは四縁からフード体に内向きに送り出すの好適なものである。
即ち、フード体の開放縁部分に設けた風の送り出し部に連続して送風源との連絡部(空気路やチャンバー等)をフード体内に設け、その連絡部を介して圧送されるエアーをその送り出し部からフード体内に向けて送り出す構成にするのが好ましいものである。
そして、フード体は、平型、ブーツ型等の形態に制限されるものではないものである。
以上の手段によれば、結露防止の対象物であるフード体のその下端縁である開放縁部分から直接フード体に向けて送り出される風がフード体内の面の温度を上昇させると共に湯気の付着を回避する境界層をその面との間に形成して結露を防止する。
そして、フード体外に排気手段を設置し、該フード体を薄型に形成し、該フード体を、その下面の開放部を閉塞するように調理による汚染空気捕獲用の凹窪部を設けて構成し、該フード体の開放縁の左右両縁または三縁或いは四縁から送り出される乾燥用の風を、前記凹窪部の凹面に沿うように送り出して凹窪部のその凹面に接触させながら同凹窪部に臨んで設けた吸引口部材に導かれるように構成したものである(請求項)。
その吸引口部材は、請求項記載のようにフィルタや、排気手段が視野に入らないように吸込口を覆う目隠し板(格子枠や比較的大きなスリットを複数有する板等)である。
以上の手段によれば、凹窪部の内面に沿って吸込口部材に導かれる乾燥用の風でその凹窪部内面の温度上昇を図って、その凹窪部内面に湯気を接触させずに排気する。
また、乾燥用の風の送り出し部と、吸込口部材との間から凹窪部の凹面に沿うように乾燥促進用の風を送り出すようにすると、より好適なものとなる(請求項)。
この乾燥促進用の風は、少なくとも吸込口部材の左右辺、三辺、四辺全長もしくはほぼ全長から吸込口部材に到達するように送り出するのが好ましいものである。
そして、乾燥用の風と同様にその凹窪部に設けた送り出し部に連続して送風源との連絡部(空気路やチャンバー等)をフード体内に設け、その連絡部を介して圧送されるエアーを送り出す構成にするのが好ましいものである。
以上の手段によれば、凹窪部内面に沿う乾燥用の風そのものの流れをこの乾燥促進用の風の流れで促進させて、凹窪部内面全体の温度上昇及び境界層の形成を確実にする。
また、凹窪部の側周面と底面とのコーナーを吸込口部材に導く緩やかなガイド曲面を形成していると、汚染空気に逆圧をかけず(請求項)、またそのガイド曲面に連続して吸込口部材を配していると、吸込口部材に乾燥用の風をより確実に供給でき(請求項)、共に好適なものである。
そして、凹窪部縁との間に吸込間隙を確保するように整流板を配設し、該フード体の開放縁部分から整流板に向けて乾燥用の風を送り出すようにすると、整流板を有するタイプのレンジフードにおいても、その整流板での結露を防止できることになる(請求項)。
ここで、整流板は凹窪部縁との間に吸込間隙を残置して配設されることから、その吸込間隙を整流板の四周に確保した場合には、整流板に向けて送り出される乾燥用の風は、その吸込間隙で流速を速めて吸引される汚染空気に引き寄せられて、整流板に至らない虞れがある。そのため、汚染空気量が比較的少ない整流板後縁側に吸込間隙を設けず、その整流板後縁側に対応するフード体の後縁長さ方向から整流板に向けて乾燥用の風を送り出すようにするのが好ましいものである。
そしてフード体の開放縁部分から、下方に向けて横風干渉防止用の風を送り出すようにしたり(請求項)、前記凹窪部背後のフード体内にチャンバーを形成し、該チャンバーから、前記凹窪部内に向けて乾燥用の風を送り出すようにしたり(請求項)、該チャンバーから、前記凹窪部に向けて乾燥用の風と、乾燥促進用の風を送り出すようにしたり(請求項10)、更には該チャンバーから、前記凹窪部に向けての乾燥用の風と、乾燥促進用の風と、下方に向けての横風干渉防止用の風とを送り出すように構成したり(請求項11)、そのチャンバーから、凹窪部に向けての乾燥用の風と、乾燥促進用の風と、整流板に向けての乾燥用の風と、更に下方に向けての横風干渉防止用の風とを送り出すように構成して、前記チャンバーを送風源との共通連絡路にしていると、好適なものであるし(請求項12)。前記乾燥用の風が加熱風であったり、除湿された風であると、結露の発生をより効率的に防止することができる(請求項13、14)。
前記する風(乾燥風)は、少なくとも調理で発生する水蒸気を含んだ汚染空気よりも湿度の低い空気を意味し、室内の空気や屋外の空気を吸引して送り出し、それを送り出す前段階で加熱したり、除湿すると更に乾燥用の風として最適なものとなる。
本発明は以上のように構成したから、送り出される乾燥用の風がフード体外に漏洩したり、拡散することなく全てフード体内に送り出されてフード体内面の温度を上昇させ、湯気の付着を阻止する境界層を形成するので、結露を確実に防止することができる。
また、その乾燥用の風も、フード体の排気手段への吸込口方向に向けて送り出すようにすると、汚染空気をフード体に効果的に誘動するので、汚染空気の外部への拡散の防止にも寄与できる(請求項1)
その乾燥用の風を、フード体の開放縁部の左右両縁または三縁或いは四縁から、汚染空気捕獲用の凹窪部の内面に沿うように送り出して凹窪部のその内面に接触させながら同凹窪部に臨んで設けた吸込口部材に導かれるように構成しているので、主に湯気が付着する凹窪部の内面の結露を防止することができる(請求項)。
しかも、排気手段を外部に配しているため、フード体として薄型で、斬新なデザインが実施可能となり、デザインの自由度が拡大し、顧客にニーズに応じるデザイン上の自在性を持たせることができる。
また、乾燥用の風の送り出し部と、吸込口部材との間から凹窪部の凹面に沿うように乾燥促進用の風を送り出すようにしていると、凹窪部内面に沿う乾燥用の風そのものの流れをこの乾燥促進用の風の流れで促進させて、凹窪部内面全体の温度上昇及び境界層の形成を確実にして、最適な結露防止を効果を達成できる。
その凹窪部の側周面と底面とのコーナーを緩やかなガイド曲面で形成していると、汚染空気の上昇を阻害する逆圧をかけることなく、スムースにその促進した乾燥用の風の流れと共に汚染空気を排気することができる(請求項)。
その上、そのガイド曲面に連続する吸込口部材配置にすると、その促進された乾燥用の風の流れで、吸込口部材での結露を確実に防止できる(請求項)。
そして、整流板を有するレンジフードであっても、整流板に結露を発生させない(請求項)。
その上、上昇気流を伴わずキッチンの人の動作、ドア開閉、空調整備等による微量な横風でも影響を受ける汚染空気をフード体に確実に誘動できる(請求項)。
また、凹窪部背後のフード体内にチャンバーを形成し、該チャンバーから、前記凹窪部内に向けて乾燥用の風を送り出すように構成すると、凹窪部の背後空間を有効利用できるし、乾燥用の風の送り路が露呈しないので、シンプルなデザインを提供できるし(請求項)、凹窪部背後のフード体内にチャンバーを形成し、該チャンバーから、前記フード体に向けての乾燥用の風と、乾燥促進用の風とを送り出す構成にしたり、整流板への乾燥風の風や、横風干渉防止用の風とを送り出すように構成すると、請求項の効果に加えて、一つの送風源を使用して上昇気流を伴わない汚染空気に横風の影響を与えることなく、フード体に導くことができ、構造簡単である(請求項10、11、12)。
以下、本発明のIHクッキングヒータ用のレンジフードの実施の形態例を図1〜図8に基づいて説明すると、図1〜図5はその第1の実施の形態、図6はその第2の実施の形態を、更に図7は同第3の実施の形態、図8は同第3の実施の形態、更には図9は第4の実施の形態を各々示している。
図1〜図5に基づいて説明すると、符号AはそのIHクッキングヒータ用のレンジフードである。各実施の形態では薄幅なタイプのレンジフードを示している。
このレンジフードAは、下面を開放した扁平薄箱状のフード体1の天板部11に排気手段2を設置し、その排気手段2を前方から立設された幕板3で隠し、下面開放部に凹窪部21を設けてその凹窪部21を加熱調理で発生した汚染空気の捕獲空間(汚染空気捕獲部)Sとし、その凹窪部21の天面部(底面)に吸込口31を開設して吸込口部材としてフィルタ41を係脱可能に備え、その凹窪部21の背後のフード体1内にチャンバー4を区画形成している。
前記凹窪部21は、図1、図3に示すように側周面と天面部である底面とのコーナーに緩やかなガイド曲面21aを形成し、それに連続して前記吸込口31を開口し、それにフィルタ41を係脱可能に設けている。
前記チャンバー4は、図1、図3等に示すようにフィルタ41とフード体1の天板部11上の排気手段2とを連絡する連絡路51を除いてフード体1内に凹窪部21背後を覆うように形成されており、幕板3で隠れるように設けられた送風源(シロッコファン)5に連絡して、そのチャンバー4の前側部14、左右側部24、24、後側部34の長さ方向に沿って開孔した乾燥用の風の送り出し孔6と、その乾燥用の風の送り出し孔6とグリスフィルタ41との間の凹窪部21の凹面21b部分から沿うように乾燥促進用の風を送り出す乾燥促進用の風の送り出し孔9と、横風干渉防止用の風の送り出し孔7とから、内部を前記送風源5との共通連絡路にして乾燥用の風の流れF、乾燥促進用の風の流れH、横風干渉防止用の風の流れDを各々送り出すようになっている。
前記送風源5は、図3に示すようにヒータ15または除湿手段を備え、加熱したり、除湿してエアーを前記チャンバー4に圧送するようになっている。
ヒータ15を使用すると、その加熱風でチャンバー4を介して凹窪部21そのものが加熱されるため、結露の発生をより効果的に防止することができる。
ヒータの場合には、火災の発生を考慮すると、PTCヒータを使用するのが好ましいものである。
前記乾燥用の風の送り出し孔6と、乾燥促進用の風の送り出し孔9は、図2、図4に示す拡大図で示すように前記する凹窪部21の側周面の下端部をチャンバー4内方に向けて切り起こして、前記凹窪部21のその側周面下端部を始端とする凹面21bに沿ってその風を送り出すように、図5に示すように帯状をもって開孔されている。
横風干渉防止用の風の送り出し孔7は、チャンバー4の下端面に開孔された等間隔な多数の小孔や帯状孔で形成され、同図2、図4に示す拡大図で示すように水平線に対して若干上向きになっている傾斜面21cに開孔して、鉛直線に対して若干外側に向けて傾斜状(本実施の形態では5度〜20度程度)に横風干渉防止流Dを送り出すようになっている。
斯様なレンジフードA直下には、そのレンジフードAに対して若干前側の位置に調理器具としてIHクッキングヒータBが配備されており、加熱調理で発生する水蒸気を含む汚染空気Cへの横風の干渉をその横風干渉防止用流Dで防止して、上昇するその汚染空気Cを前記凹窪部21の捕獲空間(捕獲部)Sに案内し、更に、その凹面21b及びフィルタ41を凹窪部21のその側周面下端部から送り出される乾燥用の風の流れF、乾燥促進用の風の流れHでその凹面21b及びそれに連続するフィルタ41を加温し、湯気を付着しない境界層を形成して、結露しないように乾燥させる。
次に図6に示す第2の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、吸込口部材を排気手段2が下から目立たないようにするための目隠し板41にした場合である。
この場合には、フィルタ機能を排気手段2を構成するシロッコファンのケーシング12内面に形成した凹凸部とし、ケーシング12下端に連通して係脱可能な受水部22を設けている。
他の構成は前記する第1の実施の形態と同様であるため同一符号を付し、具体的な説明は省略する。
次に図7に示す第3の実施の形態について説明すると、この実施の形態は、前記第1の実施の形態における凹窪部21の開放縁4縁との間に吸込間隙Q…を確保して整流板8を配設したIHクッキングヒータ用のレンジフードAである。
この実施の形態は、前記乾燥用の風の送り出し孔6と、横風干渉防止用の風の送り出し孔7との間に整流板8に向けて乾燥用の風を送り出す構成にしてある。
即ち、前記チャンバー4において乾燥用の風の送り出し孔6を開孔した前側部14下端の長さ方向やチャンバー4の後側部の長さ方向から整流板8の表面に向けて乾燥用の風を送り出す孔16を、等間隔をおく多数個の小孔や帯状孔で形成して、そこから整流板8の表面に向けて乾燥用の風の流れGを送り出すようにしている。
整流板8は、凹窪部21の開放縁との間に確保された吸込間隙Qから流速を速めて、汚染空気Cを吸引させる目的と、フィルタ41や目隠し板41を隠蔽する目的を有する。
前記チャンバー4から整流板8の表面に向けて乾燥用の風の流れFを前記送り出し孔16から送り出すと、吸込間隙Qから流速を速めて吸い込まれる汚染空気Cと干渉して、汚染空気Cの吸込作用を妨害したり、その吸込作用で乾燥用の風の流れGが整流板8の表面に到達せずに吸い込まれてしまう虞れが生じる。
そのため、この実施の形態では、整流板8の左右側縁に臨む吸込間隙Q、Q側には、前記送り出し孔16を設けず、汚染空気Cの吸込は、左右の吸込間隙Q、Qから行い、吸込間隙Q、Qから吸い込まれる汚染空気Cの吸込力に打ち勝つ勢力の乾燥用の風の流れG、Gをチャンバー4の前側部14下端及びチャンバー4の後側部下端から行って整流板8を乾燥するようにしている。
尚、レンジフードA直下に対して若干前側の位置に調理器具としてIHクッキングヒータBが配備されているため、フード体1の後方側には、汚染空気Cの流れが少ないため、チャンバー4の後側部のみから吸込間隙Qから吸い込まれる汚染空気Cの吸込力に負けない勢力の乾燥用の風の流れGを送り出して、整流板8での結露を回避するようにしても勿論良いものである。
横風干渉防止用の風の送り出し孔7は、整流板8の表面に向けての乾燥用の風の前記送り出し孔16の外側から前記する実施の形態と同様に設けて、横風干渉防止流Dを生成するようになっている。
以上のように構成されているIHクッキングヒータ用のレンジフードAは、前記する実施の形態にプラスして、整流板8での結露を防止することができる。
更に、図8に示す第4の実施の形態について説明すると、この実施の形態は、整流板8を有する前記第3の実施の形態において、前記のようにフード体1の後方側への汚染空気Cの流れが少ないことに着目して、後方側の吸込間隙Qを無くし、その整流板8に臨むチャンバー4の後側部34のみに整流板8の表面または両面への乾燥用の風の送り出し孔16、16を開孔したものである。
この構成では、チャンバー4の前側部14、左右側部24、24から横風干渉防止流Dがカーテン流として送り出され、汚染空気Cは、整流板8の前縁、左右両縁に臨む吸込間隙Q、Qから吸い込まれ、その吸込作用を受けないチャンバー4の後側部34から整流板8表面または表裏面に向けて乾燥用風の流れGを送り出すことができる。
更に図9に示す第5の実施の形態について説明すると、この実施の形態は、前記第3、4の実施の形態における横風干渉防止用の風の送り出し孔7を設けていないものである。
第1の実施の形態のIHクッキングヒータ用のレンジフードの側面断面図。 図1の要部の拡大図。 図1の(3)-(3)線断面図。 図3の要部の拡大図。 底面図。 第2の実施の形態のIHクッキングヒータ用のレンジフードの正面断面図。 第3の実施の形態の要部の拡大断面図。 第4の実施の形態の要部の拡大断面図。 第5の実施の形態の要部の拡大断面図。
符号の説明
A:レンジフード 1:フード体
21:凹窪部 S:捕獲空間(捕獲部)
11:天板部(フード体の天板部) 31:吸込口
2:排気手段 8:整流板
41:フィルタ(吸込口部材) 4:チャンバー
21b:凹面 21a:ガイド曲面
6、16:乾燥用の風の送り出し孔 7:横風干渉防止用の風の送り出し孔
5:送風源 C:汚染空気
D:横風干渉防止流 F、G:乾燥用の風の流れ
B:IHクッキングヒータ 9:乾燥促進用の風の送り出し孔

Claims (14)

  1. フード体の開放縁部分から乾燥用の風をフード体内に向けて送り出すIHクッキングヒータ用のレンジフードにおいて、
    前記乾燥用の風は、前記フード体の開放縁部の左右両縁または三縁或いは四縁から前記フード体内に送り出されることを特徴とするIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  2. フード体外に排気手段を設置し、該フード体を薄型に形成し、該フード体を、その下面の開放部を閉塞するように調理による汚染空気捕獲用の凹窪部を設けると共にその凹窪部に前記排気手段の吸込口部材を設けて構成し、前記フード体の開放縁の左右両縁または三縁或いは四縁から送り出される乾燥用の風は、前記凹窪部の凹面に沿うように送り出されて凹窪部のその凹面に接触させながら吸込口部材に導かれるように構成されていることを特徴とするIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  3. 前記吸引口部材が凹窪部に臨んで設けたフィルタであることを特徴とする請求項2記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  4. 前記乾燥用の風の送り出し部と、吸込口部材との間から凹窪部の凹面に沿うように乾燥促進用の風を送り出すことを特徴とする請求項2または請求項3記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  5. 前記凹窪部の側周面と底面とのコーナーに乾燥用の風を、逆圧をかけることなく吸込口部材に導く緩やかなガイド曲面を形成していることを特徴とする請求項4記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  6. 前記ガイド曲面に連続して吸込口部材を配設していることを特徴とする請求項5記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  7. 前記凹窪部縁との間に吸込間隙を確保するように整流板を配設し、該フード体の開放縁部分から整流板に向けて乾燥用の風を送り出すことを特徴とする請求項6記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  8. 前記フード体の開放縁部分から、下方に向けて横風干渉防止用の風を送り出すことを特徴とする請求項記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  9. 前記凹窪部背後のフード体内にチャンバーを形成し、該チャンバーから、前記凹窪部内に向けて乾燥用の風を送り出すことを特徴とする請求項記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  10. 前記凹窪部背後のフード体内にチャンバーを形成し、該チャンバーから、前記凹窪部内に向けて乾燥用の風、乾燥促進用の風を送り出すことを特徴とする請求項記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  11. 前記凹窪部背後のフード体内にチャンバーを形成し、該チャンバーから、前記凹窪部内に向けての乾燥用の風と、乾燥促進用の風と、横風干渉防止用の風とを送り出すように構成して、前記チャンバーを送風源との共通連絡路にしていることを特徴とする請求項記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  12. 前記凹窪部背後のフード体内にチャンバーを形成し、該チャンバーから、前記凹窪部内に向けての乾燥用の風と、乾燥促進用の風と、整流板に向けての乾燥用の風と、更に下方に向けての横風干渉防止用の風とを送り出すように構成して、前記チャンバーを送風源との共通連絡路にしていることを特徴とする請求項記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  13. 前記乾燥用の風が加熱風であることを特徴とする請求項1〜12いずれか1項記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
  14. 前記前記乾燥用の風が除湿された風であることを特徴とする請求項1〜1いずれか1項記載のIHクッキングヒータ用のレンジフード。
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