JP4489460B2 - 適応アレーアンテナシステム及び適応アレーアンテナ制御方法、無線装置 - Google Patents

適応アレーアンテナシステム及び適応アレーアンテナ制御方法、無線装置 Download PDF

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Description

本発明は、適応アレーアンテナシステム及び適応アレーアンテナ制御方法、並びに適応アレーアンテナシステムを備えた無線装置に関する。
従来、無線通信では、建物などの障害物により電波の反射、回析、散乱が起こる。このため、無線伝搬路は多重伝搬路となるために、多重波によるマルチパスフェージングが発生し、通信品質が悪化する。そこで、これらの悪影響を軽減するために、適応アレーアンテナシステムが無線装置、例えば無線基地局や移動局に備えられている。
適応アレーアンテナシステムでは、複数のアンテナ素子を配置したアレーアンテナを備え、このアレーアンテナで受信した信号を適応信号処理により指向性パターンを形成し受信している。これにより、所望波の到来方向に受信指向性パターンを形成し、且つ遅延波などの干渉波の到来方向には指向性パターンのヌルを形成して干渉波を抑圧することができ、この結果として通信品質が改善されている。また、送信時に上記した指向性パターンを適用すれば、送信相手以外の無線装置に対する干渉を低減でき、且つ送信電力の軽減を図ることができるなどの利点がある。
上記した適応アレーアンテナシステムの適応信号処理には、MMSE(Minimum Mean Square Error:最小2乗誤差法)などに基づく適応アルゴリズムが使用される。MMSEベースの適応アルゴリズムとしては、例えばLMS(Least Mean Square)やRLS(Recursive Least-Squares)などが知られている。このMMSEベースの適応アルゴリズムによる適応信号処理では、無線装置内部で生成したローカルの参照信号と受信信号中のトレーニング信号との差から平均2乗誤差を求め、この誤差の値を最小にするように受信信号の位相と振幅を制御するためのウエイト(重み係数)を計算する(例えば、非特許文献1参照)。
また、アレーアンテナとして、無指向性アンテナを使用するシステムと、指向性アンテナを使用するシステムとが知られている。
無指向性アンテナを使用するシステムでは、使用するRF周波数帯に応じた配置間隔をもって各アンテナ素子が配置される。例えば、860MHz帯を使用する場合には該860MHzの半波長「約17cm」の配置間隔がとられる。2GHz帯を使用する場合には該2GHzの半波長「約7.5cm」の配置間隔がとられる。
指向性アンテナを使用するシステムでは、指向性を有するアンテナ素子毎に遅延プロファイル推定器を設けて所望波の到着時刻及び受信電力を表す遅延プロファイルを推定し、アレーアンテナの指向性パターンを形成している。
菊間信良著,「アレーアンテナによる適応信号処理」,株式会社科学技術出版,1998年11月,p.35−64
しかし、上述した従来の技術では、以下に示す問題がある。
無指向性のアレーアンテナを使用するシステムでは、各アンテナ素子を配置する際に一定の間隔を必要とするので小型化には不向きである。このため、小型化が要求される携帯端末等には指向性のアレーアンテナを用いることが好ましい。
しかしながら、指向性のアレーアンテナを使用するシステムでは、指向性を有するアンテナ素子毎に遅延プロファイルを推定する必要があるために演算量が多くなり、大きな演算能力が要求される。このため、省コストや省電力が要求される携帯端末等では十分な演算能力を確保し辛く、指向性のアレーアンテナの適用が難しい。また、移動通信システムにおいては、不特定の基地局と移動局との間で無線通信が行われるので、事前に所望波と干渉波とを区別することができない。従って、所望波のみではなく、他基地局からの干渉波も含めた全ての到来信号の遅延プロファイルを求める場合には、演算量が莫大なものとなるので、携帯型移動端末に対して適用することが非常に困難となる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、小型化や省コスト、省電力に適した適応アレーアンテナシステム及び適応アレーアンテナ制御方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、本発明の適応アレーアンテナシステムを備えた無線装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る適応アレーアンテナシステムは、指向性を有する複数のアンテナから成るアレーアンテナと、前記複数のアンテナの各受信信号に基づいて所望波を選定する選定手段と、該選定手段が選定した所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする受信制御手段、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする送信制御手段と、を備え、前記送信制御手段は、前記受信制御手段における前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための前記送信用のウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、ことを特徴とする。
本発明に係る適応アレーアンテナシステムは、指向性を有する複数のアンテナから成るアレーアンテナと、前記複数のアンテナの各受信信号を全て加算する加算手段と、該加算手段により加算された結果の信号から所望波を検出する検出手段と、該検出手段により検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする受信制御手段、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする送信制御手段と、を備え、前記送信制御手段は、前記受信制御手段における前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、ことを特徴とする。
本発明に係る適応アレーアンテナシステムは、指向性を有する複数のアンテナから成るアレーアンテナと、1つの無指向性アンテナと、該無指向性アンテナの受信信号から所望波を検出する検出手段と、該検出手段により検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする受信制御手段、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする送信制御手段と、を備え、前記送信制御手段は、前記受信制御手段における前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、ことを特徴とする。
本発明に係る無線装置は、上述したいずれかの適応アレーアンテナシステムを備え、前記適応アレーアンテナシステムにより無線通信することを特徴とする。
本発明に係る適応アレーアンテナ制御方法は、アレーアンテナを構成する指向性を有する複数のアンテナの各受信信号に基づいて所望波を選定する過程と、該選定された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする過程、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする過程と、を含み、前記各送信信号を重み付けする過程では、前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、ことを特徴とする。
本発明に係る適応アレーアンテナ制御方法は、アレーアンテナを構成する指向性を有する複数のアンテナの各受信信号を全て加算する過程と、該加算された結果の信号から所望波を検出する過程と、該検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする過程、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする過程と、を含み、前記各送信信号を重み付けする過程では、前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、ことを特徴とする。
本発明に係る適応アレーアンテナ制御方法は、1つの無指向性アンテナの受信信号から所望波を検出する過程と、該検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする過程、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする過程と、を含み、前記各送信信号を重み付けする過程では、前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、ことを特徴とする。
本発明によれば、指向性を有するアレーアンテナを使用することができるので、小型化に対応することができる。さらに、指向性を有する複数のアンテナの各出力信号の加算信号、或いは1つの無指向性アンテナの出力信号から所望波を検出するので、アンテナ素子毎の遅延プロファイルを求める必要がない。これにより、演算量の増加を防止することができ、省コストや省電力にも対応することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る適応アレーアンテナシステムの構成を示すブロック図である。図1に示す適応アレーアンテナシステムは、無線通信システムにおいて、例えば、CDMA(符号分割多元接続)方式(IS−95等)移動通信システムの移動局に具備されるものである。そして、そのCDMA方式移動通信システムの移動局において、本実施形態に係る適応アレーアンテナシステムは、基地局から送信された無線信号をそれぞれ異なる指向性を有する複数のアンテナ素子1−1〜Nからなるアレーアンテナ(アンテナ部1)を用いて受信し、この受信信号x1〜xNを所望波の到来方向に向けた指向性パターンを形成するためのウエイトベクトルAで重み付けして合成し、アレー出力信号yを生成する。また、送信信号は、該受信信号x1〜xNに使用されたウエイトベクトルAが補正されたウエイトベクトルBで重み付けされた後に送信される。
図1において、アンテナ部1は、それぞれ異なる指向性を有する複数のアンテナ素子1−1〜Nの各指向性方向により全方位をカバーするように、各アンテナ素子1−1〜Nが配置されている。例えば、図2に示されるように、8個のアンテナ素子1−1〜8を使用し、それら8個の各アンテナビームP1〜8をオーバーラップさせて全方位をカバーする。
各アンテナ素子1−1〜Nの受信出力は、ダウン/アップコンバーター2に入力され、そのダウンコンバーターによってベースバンド信号に変換される。また、そのベースバンド信号は、デジタル信号に変換後、受信信号x1〜xNとして出力される。これら受信信号x1〜xNはアンテナ素子1−1〜Nにそれぞれ対応している。すなわち、受信信号x1〜xNは、アンテナ素子1−1〜Nによりそれぞれの指向性方向から受信された信号(アレーアンテナの各指向性出力信号)である。
受信信号x1〜xNは、アレー重み制御部3、重み付け合成部4及び加算部5にそれぞれ入力される。
アレー重み制御部3は、MMSEなどの適応アルゴリズム、例えばLMSアルゴリズムを用いて適応信号処理を行うものであり、所望波の到来方向に向けた指向性パターンを形成するためのウエイトwr1〜wrN(ウエイトベクトルA)を算出する。ウエイトベクトルAは重み付け合成部4及び重み補正部11に入力される。
重み付け合成部4は、図3に示される構成となっており、受信信号x1〜xNに対して各乗算器21によりそれぞれ対応するウエイトwr1〜wrNを乗じて重み付けした後、加算器22により加算して合成する。この合成後の信号はアレー出力信号yとして出力される。
加算部5は受信信号x1〜xNを全て加算して出力する。この加算部5の出力信号は、全方位からの受信信号を含むものとなる。該加算部5の出力信号はサーチャー6へ入力される。サーチャー6は、加算部5の出力信号から、周囲の基地局からの送信信号、PN拡散符号のPNオフセット、パスタイミング(フィンガー)、及び受信電力などの情報を抽出する。なお、サーチャーの構成は公知のものであり、例えば「佐藤拓郎著,“CDMA技術の基礎から応用まで”,株式会社リアライズ社,pp138-142,1997年12月」に記載されている。
上記したように加算部5の出力信号の中には、全方位から到着した全信号の情報が含まれている。従って、加算部5の出力信号のみに対して情報の抽出演算を行えば、全方位からの情報を抽出することができる。これにより、アンテナ素子1−1〜N毎の情報抽出演算は不要となる。この結果、それぞれ異なる指向性を有するN個のアンテナ素子1−1〜N毎に情報抽出演算を行う場合に比べて、該演算量が1/Nに削減することができる。
サーチャー部6により抽出された情報は制御部7に入力される。制御部7は該抽出された情報に基づいて所望波を選定する。具体的には、例えば、受信電力が最大の信号が所望波の受信信号(所望信号)であると判断して選択する。そして、当該所望信号のPNオフセット及びパスタイミングなどの当該所望波の情報を参照信号生成部8へ出力する。
参照信号生成部8は、該入力された所望信号の情報に基づいて、当該所望波の到来方向に向けた指向性パターン生成用の参照信号rを生成する。この参照信号rは、アレー重み制御部3の適応アルゴリズムに対応するものである。例えば、「TIA/EIA−95−B 7.1.3.1.10 Quadrature Spreading」の節に規定されたPN系列を参照信号として用いる場合、該PN系列を、制御部7から入力されたPNオフセット及びパスタイミング分遅延させることにより参照信号rを生成する。
差分演算器9は、その参照信号rとアレー出力信号yとの誤差信号eを算出する。この誤差信号eはアレー重み制御部3に入力される。アレー重み制御部3は、該誤差信号eの二乗が小さくなるように適応制御することにより、所望波の到来方向に向けた指向性パターンを形成するためのウエイトwr1〜wrN(ウエイトベクトルA)を算出する。
なお、アレー重み制御部3が採用する適応アルゴリズムは限定されない。例えば、上記したLMSの他、RLS(Recursive Least Squares)、SMI(Sample Matrix Inversion)などの各種アルゴリズムが利用可能である。
また、制御部7が、所望波の情報、例えば受信信号のタイミング情報を元にして直接にアレー重み制御部3を制御する構成であってもよい。これにより、参照信号が不要な適応アルゴリズムに対しても適用することができる。
上述したように本実施形態によれば、指向性アレーアンテナを用いてもアンテナ素子毎の情報抽出演算は不要であり、演算量の増大を招くことを防ぐことができる。これにより、指向性アレーアンテナを採用して小型化を実現することができるとともに、省コストや省電力に対応することが可能となる。この結果、携帯端末等の小型の無線装置など各種の製品に適用することが可能となる。
次に、上記した受信用のウエイトwr1〜wrN(ウエイトベクトルA)を補正して送信信号を重み付けする構成について説明する。
重み補正部11は、ウエイトwr1〜wrNに基づいて、該重み配分量が大きい指向性方向にのみ送信するようにウエイトを補正する。図4はこの補正手順を示すフローチャートである。
図4において、重み補正部11は、ウエイトwr1〜wrN(ウエイトベクトルA)が入力されると、ステップS2へ進む(ステップS1)。次いで、該ウエイトwr1〜wrNのうち、最大の重み量であるウエイトを探し出し記録する(ステップS2)。次いで、2番目に大きい重み量であるウエイトを探し出し記録する(ステップS3)。次いで、送信用のウエイトws1〜wsNを0に初期化する。次いで、上記ステップS2で見つけた最大重み量のウエイトに対応する送信用のウエイトを最大値1に設定する(ステップS4)。次いで、上記ステップS2で見つけた次最大重み量のウエイトの値と最大重み量のウエイトの値とを閾値を用いて比較する(ステップS5)。この結果、両者の比が閾値以下ならば、次最大重み量のウエイトに対応する送信用のウエイトも最大値1に設定する(ステップS7)。次いで、送信用のウエイトws1〜wsN(ウエイトベクトルB)を出力する。
これにより、送信用のウエイトws1〜wsNは、受信用ウエイトwr1〜wrNのうち重み配分量が大きいウエイトに対応するウエイトのみが1であり、他のウエイトが0に設定される。
なお、上記ステップS5で使用される閾値は、例えば、アンテナ素子数が少ない(2〜4個)の場合には1とし、それ以上にアンテナ素子数が多い場合には1.414のように設定する。
重み付け送信部12は、図5に示される構成となっており、送信信号に対して各乗算器21によりそれぞれ対応するウエイトws1〜wsNを乗じて重み付けした後、各重み付けされた送信信号をダウン/アップコンバーター2へ出力する。ダウン/アップコンバーター2のアップコンバーターは、該重み付け後の送信信号(Nブランチ)をそれぞれ高周波に変換し、増幅し、各アンテナ素子1−1〜Nを介して送信する。
上記したウエイト補正により以下に示すような効果が得られる。
アンテナ部1の指向性パターンは設計段階ですでに決定されたものなので、受信用ウエイトを補正なしでそのまま送信に使用すれば、所望波の到来方向に向けた送信ビームを形成することができるはずである。しかしながら、実際には、各アンテナ素子の各々に対応して設けられた送信回路間のばらつきにより、送信ビームの精度が悪くなる。
この問題に対処するために従来は、送信試験を行って補正値を求め、キャリブレーションを行う。さらに、送信回路素子の経年変化に対応する場合には定期的にキャリブレーションする必要が生じ、非常に手間がかかっていた。しかしながら、本実施形態のウエイト補正によれば、所望波の到来方向に対応する送信ウエイトのみが1に設定され、その他の送信ウエイトは0に設定されるので、送信回路間のばらつきによる影響を排除することができ、送信ビームの精度劣化を防止することができる。これにより、アンテナアレーのキャリブレーションが不要となる。
次に、第2の実施形態を説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る適応アレーアンテナシステムの構成を示すブロック図である。この図6において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図6の構成においては、アンテナ部1aに高周波ネットワーク30を設けている。この高周波ネットワーク30は、各アンテナ素子1−1〜Nの受信出力をそのまま出力するとともに、各アンテナ素子1−1〜Nの受信出力を合成する機能を有しており該合成信号x0を出力する。この合成信号x0は全方位からの受信信号を含むものとなる。そして、該合成信号x0がダウン/アップコンバーター2のダウンコンバーターを介してサーチャー6に入力される。
この第2の実施形態によれば、高周波ネットワーク30が上記図1の加算部5に相当しており、加算部5が不要となる。
次に、第3の実施形態を説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るアンテナ部1bの構成を示すブロック図である。この第3の実施形態では、上記図6の第2の実施形態の構成のうちアンテナ部の構成のみが異なっている。図7の構成においては、それぞれ異なる指向性を有する複数のアンテナ素子1−1〜Nに加えて、1つの無指向性アンテナ40を設けている。この無指向性アンテナ40の受信出力x0は全方位からの受信信号を含むものとなる。そして、無指向性アンテナ40の受信出力x0がダウン/アップコンバーター2のダウンコンバーターを介してサーチャー6に入力される。
この第3の実施形態においても図1の加算部5は不要となる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、指向性アレーアンテナは、複数の指向性方向を有し、各指向性出力信号を出力するものならば、上述した実施形態の構成に限定されない。例えば、複数の無指向性アンテナを適当に配置してアレーアンテナを構成し、結果的に各アンテナ素子に指向性が生じるものであっても、本発明に係るアレーアンテナに含まれる。
また、本発明に係る適応アレーアンテナシステムは、無線基地局や移動局などの無線装置に適用することができる。これにより、無線装置において、適切な指向性パターンによる無線信号の受信または送信が可能となり、通信品質が向上する。さらに、小型化や省コスト、省電力などを図ることができる。移動局としては、携帯電話機等の携帯型の無線端末や、自動車電話機等の移動物体に搭載される無線端末などがある。
本発明の第1の実施形態に係る適応アレーアンテナシステムの構成を示すブロック図である。 本発明に係る各指向性アンテナの指向性パターン配置を説明するための図である。 重み付け合成部4の構成を示すブロック図である。 本発明に係るウエイト補正手順を示すフローチャートである。 重み付け送信部12の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る適応アレーアンテナシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るアンテナ部1bの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b…アンテナ部、1−1〜N…指向性アンテナ素子、3…アレー重み制御部、4…重み付け合成部、5…加算部、6…サーチャー、7…制御部、8…参照信号生成部、11…重み補正部、12…重み付け送信部、30…高周波ネットワーク、40…無指向性アンテナ。

Claims (7)

  1. 指向性を有する複数のアンテナから成るアレーアンテナと、
    前記複数のアンテナの各受信信号に基づいて所望波を選定する選定手段と、
    該選定手段が選定した所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする受信制御手段、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする送信制御手段と、を備え、
    前記送信制御手段は、
    前記受信制御手段における前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための前記送信用のウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、
    ことを特徴とする適応アレーアンテナシステム。
  2. 指向性を有する複数のアンテナから成るアレーアンテナと、
    前記複数のアンテナの各受信信号を全て加算する加算手段と、
    該加算手段により加算された結果の信号から所望波を検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする受信制御手段、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする送信制御手段と、を備え、
    前記送信制御手段は、
    前記受信制御手段における前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、
    ことを特徴とする適応アレーアンテナシステム。
  3. 指向性を有する複数のアンテナから成るアレーアンテナと、
    1つの無指向性アンテナと、
    該無指向性アンテナの受信信号から所望波を検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする受信制御手段、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする送信制御手段と、を備え、
    前記送信制御手段は、
    前記受信制御手段における前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、
    ことを特徴とする適応アレーアンテナシステム。
  4. 請求項1から請求項のいずれかの項に記載の適応アレーアンテナシステムを備え、
    前記適応アレーアンテナシステムにより無線通信する
    ことを特徴とする無線装置。
  5. アレーアンテナを構成する指向性を有する複数のアンテナの各受信信号に基づいて所望波を選定する過程と、
    該選定された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする過程、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする過程と、を含み、
    前記各送信信号を重み付けする過程では、
    前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、
    ことを特徴とする適応アレーアンテナ制御方法。
  6. アレーアンテナを構成する指向性を有する複数のアンテナの各受信信号を全て加算する過程と、
    該加算された結果の信号から所望波を検出する過程と、
    該検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする過程、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする過程と、を含み、
    前記各送信信号を重み付けする過程では、
    前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、
    ことを特徴とする適応アレーアンテナ制御方法。
  7. 1つの無指向性アンテナの受信信号から所望波を検出する過程と、
    該検出された所望波の到来方向に向けた前記アレーアンテナの指向性パターンを形成するために、前記複数のアンテナの夫々で受信された各受信信号を重み付けする過程、および、前記複数のアンテナの夫々から送信される各送信信号を重み付けする過程と、を含み、
    前記各送信信号を重み付けする過程では、
    前記各受信信号に対する重み付けのための各受信用のウエイトのうち、最大の重み付け量となる受信用のウエイトと該最大の重み付け量と同等の重み付け量となる受信用のウエイトと、にそれぞれ対応した送信用のウエイトが最大値で、それ以外の送信用のウエイトがゼロになるように、前記各送信信号を重み付けするための送信ウエイトをそれぞれ設定し、当該設定された送信ウエイトにより前記各送信信号を重み付けする、
    ことを特徴とする適応アレーアンテナ制御方法。
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