JP4487768B2 - 無線送信装置及びその送信電力調整方法 - Google Patents

無線送信装置及びその送信電力調整方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数の送信モードを持つ携帯端末装置等の無線送信装置において、各送信モード間の相対的な送信電力誤差を迅速に低減するとともに、各送信モードにおける送信電力周波数特性を均一化させることが可能な、無線送信装置及びその送信電力調整方法に関する。
従来、携帯電話装置等の携帯無線端末装置では、その送信時におけるモードは一定であって、複数の送信モードを切り替えて使用することはなかった。
しかしながら、近年において開発が進められている、携帯電話システムにおける高速伝送方式であるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access :下り回線用高速パケット通信)方式のような高速データレート通信では、一つのチャネルにおいて複数のコードを多重させるマルチコードと呼ばれる技術が使用されるようになる。
すなわちHSDPA方式では、電波状態に応じて電波状態が悪いときは、低速なQPSK(Quadrature Phase Shift Keying )変調方式と誤り訂正能力の高い低速符号化方式との組み合わせを用い、電波状態が良いときは、高速な16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)変調方式と誤り訂正能力の低い高速符号化方式との組み合わせを用いるというように自動的に切り替えることによって、一つのチャネルにおいて複数のコードを多重して使用する。
このようなマルチコード方式の場合、送信信号の特性は、多重数や変調方式等の信号条件によって変化する。そこで、それぞれの場合の信号特性に応じた送信信号制御を行えるようにするために、信号条件に従って異なる送信モードを使用することが必要となる。
この場合、例えばマルチコード方式で伝送速度の速い信号を送出する場合には、送信信号のピークファクタが大きくなるため、無線回路で使用されている増幅器の歪み成分が大きくなって信号品質が劣化するので、このような増幅器等には歪み特性を確保するために、より高い線形性が要求されることになるが、増幅器の線形性を向上させるためには一般に増幅器電流を増加させる必要があり、これによって消費電力が増加するため送信パワーも増大する。
このように無線回路では送信モードに応じてそれぞれの信号条件に適合した送信制御を行うため、送信モードによって送信信号電力も変化する。HSDPA方式の場合は、さらに音声通信と高速データ通信とでも、信号条件が大きく異なっているので、携帯端末では通信中に信号条件に応じた複数の送信モードを使い分けて、送信信号電力を最適な状態に制御することが必要になる。
このような複数の送信モードを持つ送信回路では、その送信電力調整を行う際に、それぞれの送信モード間における相対的な送信電力誤差を極力小さくするとともに、送信電力調整を短時間で行えるようにすることが必要である。
これに対して特許文献1においては、送信電力生成段に対して自動レベル制御を行うALC部に対して、第1の検波部と第2の検波部とを設けて、低出力モードのときは第1の検波部から検波電圧を供給し、高出力モードのときは第2の検波部から検波電圧を供給してALC動作を行うことによって、検波用ダイオードの破壊を防止しながら、各モードでの送信出力のレベル差を十分増大させるとともに、低消費電力化を図るようにした無線送信装置が開示されている。
また、特許文献2においては、検波回路において、検波用ダイオードに直流バイアス電圧を供給して送信信号の検波を行って検波出力電圧を測定・記憶し、送信電力を自動的に制御するAPC制御回路において、記憶されている送信された時間帯の検波出力電圧と送信されない時間帯の検波出力電圧との差を求めて制御信号を生成して、この制御信号に基づいて、ゲインコントロール回路において電力制御の利得を制御することによって、温度によるダイオードの検波効率の変化を補償して送信電力を安定化する、送信機及び送信電力制御方法が開示されている。
また、特許文献3においては、送信部に可変利得増幅回路を設け、送信電力調整モード時には、送信電力を受信部で受信させて送信電力レベルを検出して、この検出レベルに基づいて可変利得増幅回路の制御電圧を求めるとともにこの制御電圧をメモリに記憶し、送信モード時には、記憶した制御電圧を用いて可変利得増幅回路の利得を制御して送信電力の最適化を図るようにして、送信電力制御部分の構成を簡略化し実装面積を縮小した無線送信装置が開示されている。
特開2000−101456 特開2004−072556 特開2004−235966
複数の送信モードを持つ送信回路において、従来行われている送信電力調整方法は、それぞれの送信モードにおける送信電力の調整を個別に行うものであったため、送信モードの数が多い場合には、調整に要する時間が増大することを避けられないという問題があった。
これに対して、特許文献1記載の発明では、無線送信装置において、送信電力の自動レベル制御を行う際に、低出力モード時と高出力モード時とで、異なる検波部から検波電圧を供給してALC動作を行うことによって、検波用ダイオードの破壊を防止しながら、各モードでの送信出力のレベル差を十分増大させるとともに、低消費電力化を図るようにしているが、送信モードの数が多い場合には、回路規模が増大することを避けられないという問題がある。
また、特許文献2記載の発明では、送信機の検波回路において、送信信号の検波を行って得られた検波出力電圧を記憶し、送信している時間帯の検波出力電圧と送信しない時間帯の検波出力電圧との差から得られた制御信号によって電力制御の利得を制御することによって、温度によるダイオードの検波効率の変化を補償して送信電力を安定化するようにしているが、送信モードの数が多い場合には、それぞれのモード時の送信電力ごとに制御信号を生成するため、制御が複雑になり調整の手間がかかることを避けられないという問題がある。
また、特許文献3記載の発明では、送信電力調整モード時に、送信電力を受信部で受信して検出した送信電力レベルに基づいて求められた制御電圧をメモリに記憶し、送信モード時には、記憶した制御電圧を用いて可変利得増幅回路の利得を制御して送信電力の最適化を図るようにして電力制御部分の構成の簡略化を図っているが、送信モードの数が多い場合には、それぞれのモード時の送信電力ごとに制御電圧を生成するため、制御が複雑になり調整時間が長くなることを避けられないという問題がある。
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、複数の送信モードを持つ無線送信装置において、複雑な制御を必要とせず簡単な装置構成で、迅速に各送信モード間の相対的な送信電力誤差を低減させるとともに、各送信モードにおける送信電力周波数特性を均一化させることが可能な、無線送信装置及びその送信電力調整方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は無線送信装置に係り、送信手段が複数の送信モードの送信信号を出力する無線送信装置であって、上記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、上記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備え、いずれか一の送信モードにおいて、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を上記処理手段において記憶する送信電力調整を行うとともに、上記処理手段が他の送信モードにおいて、送信電力を調整したときの検波結果の電圧値と上記一の送信モードにおいて記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行って収束したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行い、各送信電力調整終了後は、任意の送信モードにおいて、上記処理手段が送信ごとに、送信電力を調整して検波結果の電圧値が上記送信電力調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせることによって、各送信モードにおいて、上記送信電力調整終了時の送信電力状態を再現可能にするように構成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、複数の送信モードの送信信号を出力する送信手段と、上記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、上記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備えてなる無線送信装置に係り、上記処理手段が、いずれか一の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性調整を行うとともに、他の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、上記一の送信モードにおける検波結果を基準として他の送信モードにおける検波結果の電圧値を規定の誤差範囲となるよう帰還制御して収束した時の検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性調整を行い、各送信電力周波数特性調整終了後は、送信モードと送信周波数の指定に応じて、送信電力を調整して、検波結果の電圧値が上記送信電力周波数特性調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行うことで、各送信モードにおいて、上記送信電力周波数特性調整終了時の送信電力周波数特性状態を再現可能となる構成になされていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は無線送信装置の送信電力調整方法に係り、複数の送信モードの送信信号を出力する無線送信装置において、検波手段が上記送信信号を検波して検波結果の信号を発生し、処理手段が上記検波結果の信号に基づく演算結果の制御電圧によって送信電力を調整する制御を行うとともに、いずれか一の送信モードにおいて、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行うとともに、他の送信モードにおいて、上記処理手段の制御に基づいて、送信電力を調整したときの検波結果の電圧値と上記一の送信モードにおいて記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行って収束したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行い、各送信電力調整終了後は、任意の送信モードにおいて、上記処理手段が送信ごとに、送信電力を調整して検波結果の電圧値が上記送信電力調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせることによって、各送信モードにおいて、上記送信電力調整終了時の送信電力状態を再現可能にすることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の無線送信装置の送信電力調整方法に係り、上記各送信モードの送信電力調整を、所定の変調信号入力状態と、所定の送信周波数状態とにおいて行うことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の無線送信装置の送信電力調整方法に係り、上記所定の送信周波数状態が、送信周波数帯域の中心の周波数状態であることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は無線送信装置の送信電力調整方法に係り、複数の送信モードの送信信号を出力する送信手段と、上記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、上記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備えてなる無線送信装置において、上記処理手段に、いずれか一の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性の調整を行わせるとともに、他の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、上記一の送信モードにおける検波結果を基準として他の送信モードにおける検波結果の電圧値を規定の誤差範囲となるよう帰還制御して収束した時の検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性の調整を行わせ、各送信電力周波数特性調整終了後は、送信モードと送信周波数の指定に応じて、送信電力を調整して検波結果の電圧値が上記送信電力周波数特性調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせること、各送信モードにおいて、上記送信電力周波数特性調整終了時の送信電力周波数特性状態を再現可能にすることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載の無線送信装置の送信電力調整方法に係り、上記各送信モードの送信電力周波数特性調整を、所定の変調信号入力状態と、所定の送信周波数状態とにおいて行うことを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項3乃至7のいずれか一記載の無線送信装置の送信電力調整方法に係り、上記送信モードの設定を、上記処理手段が有するプログラムに基づいて行うことを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項3乃至7のいずれか一記載の無線送信装置の送信電力調整方法に係り、上記送信モードの設定を、外部制御手段からの送信モード切り替え制御によって行うことを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項3乃至9のいずれか一記載の無線送信装置の送信電力調整方法に係り、上記他の送信モードが、任意の複数個であることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は無線送信装置の送信電力調整プログラムに係り、送信手段が複数の送信モードの送信信号を出力する無線送信装置において、処理手段に、検波手段からの送信信号の検波結果の信号に基づいて演算を行って上記送信手段の送信電力を設定するための制御電圧を発生させるとともに、いずれか一の送信モードにおいて、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力の調整を行ったときの検波結果の電圧値を記憶させ、他の送信モードにおいて、送信信号の検波結果の電圧値と上記一の送信モードにおいて記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行って収束したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行わせ、各送信電力調整終了後は、任意の送信モードにおいて、送信ごとに送信電力を調整して、送信信号の検波結果の電圧値が上記送信電力調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせることによって、各送信モードにおいて、上記送信電力調整終了時の送信電力状態を再現させることを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は無線送信装置の送信電力調整プログラムに係り、複数の送信モードの送信信号を出力する送信手段と、上記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、上記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備えてなる無線送信装置において、上記処理手段に、いずれか一の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値定値以下になるように送信電力の調整を行ったときの検波結果の電圧値を記憶させ他の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、上記一の送信モードにおける検波結果を基準として他の送信モードにおける検波結果の電圧値を規定の誤差範囲となるよう帰還制御して収束した時の検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行わせ、各送信電力周波数特性調整終了後は、送信モードと送信周波数の指定に応じて、送信電力を調整して検波結果の電圧値が上記送信電力周波数特性調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせること、各送信モードにおいて、上記送信電力周波数特性調整終了時の送信電力周波数状態を再現させることを特徴としている。
本発明の無線送信装置及びその送信電力調整方法によれば、複数の送信モードを持つ無線送信装置において、複雑な制御を必要とせず簡単な装置構成で、迅速に各送信モード間の相対的な送信電力誤差を低減させるとともに、各送信モードにおける送信電力周波数特性を均一化させることができる。
この発明の無線送信装置は、送信手段が複数の送信モードの送信信号を出力する無線送信装置であって、送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備え、いずれか一の送信モードにおいて、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を処理手段において記憶する送信電力調整を行うとともに、処理手段が他の送信モードにおいて、送信電力を調整したときの検波結果の電圧値と一の送信モードにおいて記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行って収束したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行い、各送信電力調整終了後は、任意の送信モードにおいて、処理手段が送信ごとに、送信電力を調整して検波結果の電圧値が送信電力調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせることによって、各送信モードにおいて、送信電力調整終了時の送信電力状態を再現可能にするように構成されている。
図1は、この発明の第1実施例である携帯端末装置の構成を示すブロック図、図2は、複数の送信モードからなるバースト送信信号の発生を示す図、図3は、バースト送信信号における送信モードごとの送信出力を示す図、図4は、本実施例における送信電力調整処理手順を示すフローチャート、図5は、本実施例装置における第1段階の送信電力調整時の送信電力の状態を示す図、図6は、本実施例装置における第2段階の送信電力調整時の送信電力の状態を示す図である。
この例の携帯端末装置1は、図1に示すように、アンテナ(以下、ANTという)部11と、デュープレクサ(以下、DUP)部12と、送信部13と、受信部14と、電圧制御発振回路(以下、VCO)部15と、ベースバンド部16と、中央処理装置(以下、CPU)部17と、自動電力制御(以下、APC)検波回路18と、送信出力切り替え部19とから概略構成されている。
さらに、送信部13は、直交変調回路(以下、ミキサ)部131と、励振増幅器(以下、DRV)部132と、バンドパスフィルタ(以下、BPF)部133と、電力増幅器(以下、PA)部134とから構成されている。
図1において、ANT部11は、図示されない基地局との間で、電波による無線周波数(以下、RF)信号の送受を行う。DUP部12は、送信部13からの送信RF信号をANT部11に供給し、ANT部11からの受信RF信号を受信部14へ供給するとともに、不要波の除去を行う。送信部13は、ベースバンド部16からのIQ信号からなるベースバンド信号をVCO部15からの可変搬送周波数信号に応じて送信RF信号に変換し、CPU部17からのAGC信号に応じて可変増幅し、不要波成分を除去するとともに、送信モードに応じて所要の電力レベルに増幅してDUP部12へ供給する。受信部14は、DUP部12からの受信RF信号から所要の帯域の信号を選別し増幅した後、IQ信号からなるベースバンド信号に変換して、ベースバンド部16へ供給する。
VCO部15は、送信時、送信周波数帯に応じた搬送周波数信号を送信部13に供給し、受信時、受信周波数帯に応じた搬送周波数信号を送信部13に供給する。ベースバンド部16は、音声及び映像等の送信データをIQ信号からなるベースバンド信号に変換して−信部13へ供給し、受信部14からのIQ信号からなるベースバンド信号から音声及び映像等の受信データを生成する。CPU部17は、携帯端末装置1の全体の動作を制御するとともに、送信モード及び送信周波数に応じて送信電力を所定値に調整するための制御を行う。APC検波回路18は、送信RF信号を検波して検波結果の信号をCPU部17へ供給する。送信出力切り替え部19は、切り替え操作に応じて、携帯端末装置1の使用時にはDUP部12をANT部11に接続し、送信電力調整時にはDUP部12を外部の送信電力測定器2に接続する。
送信部13において、ミキサ部131は、ベースバンド部16からのIQ信号をVCO部15から与えられる搬送周波数信号によって直交変調して所望の周波数にアップコンバートして送信RF信号を生成する。DRV部132は、ミキサ部131から出力された送信RF信号を増幅するとともに、CPU部17からのAGC信号に応じて増幅時の利得を変化させる。BPF部133は帯域濾波器からなり、DRV部132の出力から不要波成分を除去してPA部134に供給する。PA部134は、BPF部133からの出力信号を増幅して、所要の電力レベルにしてDUP部12に供給する。
ミキサ部131とDRV部132とPA部134とは、CPU部17からのモード切り替え信号に応じて、それぞれの送信モードに対応して、例えば歪み特性を確保するために、動作時の増幅器電流を増加させたりあるいは電源電圧を上昇させたりする等、最適な動作状態に切り替えられる。
以下、図1乃至図6を参照して本実施例装置における送信電力調整方法を説明する。なお、以後においては、送信モードが3つある場合について説明するが、これに限るものでなく、送信モードは任意の複数個であってもよい。
この例の携帯端末装置において、送信電力の調整を行う場合には、送信出力切り替え部19を操作して、DUP部12の出力を送信電力測定器2に接続する。送信電力測定器2としては、例えばスペクトラムアナライザからなる高周波電力測定器2を用いる。高周波電力測定器2は、ANT部11と等しいインピーダンスの負荷を備え、負荷に生じる高周波電圧波形を可視的に表示する機能を有している。
また、パソコン(以下、PCと略す)3によってCPU部17に指示を与えて、CPU部17におけるDBB(Digital Base Band )機能を作動させることによって、予め用意されているプログラムに基づいて、一定時間ごとに、送信モード1,2,3の順に順次切り替えて、バースト的に各送信モードの信号を送信するように制御する。これと同時に、CPU部17がミキサ部131とDRV部132とPA部134に対してモード切り替え信号を出力するとともにAGC電圧を与えることによって、送信モードごとに送信出力の制御を行う。
図2,図3は、この例の場合の送信信号の出力状態を説明するものであって、横軸に時間を示し、縦軸に送信電力を示している。送信モードが3つある場合には、各送信モードごとに一定時間(例えばt1=t2=t3=10ms)ずつ順次送信を行うように、送信モード1,2,3の順に一定周期で切り替えを行うことによって、図2に示すようなバースト信号が繰り返し出力される。
送信電力測定器2では、バースト信号の立ち上がりをトリガとして、各バースト信号波形を同じ位置に重ね合わせて表示することによって、図3に示すように、バースト信号の平均値の波形を表示するので、送信モード1,2,3に対応する送信電力P1,P2,P3のそれぞれのレベルを観測することができる。
送信電力測定器2を用いる送信電力調整はバースト信号における送信モード1のフエーズでのみ行い、送信モード2,3のフエーズでの送信電力調整は、送信電力測定器2を用いずに、送信回路におけるAPC機能を利用して行う。
送信モード1においては、送信電力測定器2によって送信電力を測定しながらPC3からの指示に基づいてCPU部17から出力するAGC電圧を変化させることによって、送信電力が誤差規定値の範囲内になるように調整して、そのときのAPC検波回路18からのAPC検波電圧をCPU部17に記憶する。
送信モード2,3においては、CPU部17が、送信モード1のAPC検波電圧と送信モード2,3におけるAPC検波電圧とを比較して、誤差を減少させるように送信部13に与えるAGC電圧値を変化させるフィードバック制御を行うことによって、送信モード2,3の送信電力レベルが、送信モード1の場合の送信レベルと比較して、誤差規定値範囲内に収束するように調整を行って、そのときのAPC検波回路18からのAPC検波電圧をCPU部17に記憶する。
この例の携帯端末装置における送信電力調整は、図8に示すフローチャートに従って行われる。なお、以下においては、送信モード1,2,3のそれぞれの送信電力P1,P2,P3の規格値は等しいものとする。
最初、送信電力測定器2を使用して段階1の送信電力調整を行う。この際、ベースバンド部16から送信部13に送出されるIQ信号を、ある一定のデータ変調信号に固定するとともに、各送信モードにおける送信周波数を一定(例えば、送信周波数帯域の中心周波数)とした状態で、CPU部17から、目標送信電力Pに対応するAGC電圧初期値を送信部13に与える。
この状態で送信を行って、送信電力測定器2における送信電力P1の測定値を求めるとともに、そのときのAPC検波電圧値をCPU部17に読み込む(ステップS1)。送信モード1の送信電力P1の測定値が、目標送信電力Pに対して誤差規定値Err1以下であるか否かをみて(ステップS2)、誤差規定値Err1以下でないときはAGC電圧値を変化させて送信電力P1を修正する(ステップS3)。
このような送信電力調整を繰り返し行って、送信電力測定器2における送信電力測定値P1と目標送信電力Pとの誤差が誤差規定値Err1以下になったとき、送信モード1の送信電力調整を終了して、CPU部17に、このときのAPC検波電圧値p1を記憶するとともに、AGC電圧値を初期値として記憶する。
調整段階1においてAPC検波電圧値とAGC電圧値を記憶させる際は、送信電力測定器2の画面上において、送信電力P1が所望の値になったとき、図3に示すように、送信電力測定器2のバースト波形上のP1の位置に、Aに示すようなマーカーを表示することによって、マーカー機能によって、PC3を介してCPU部17に指示が与えられるので、送信電力P1に対応するAPC検波電圧値とAGC電圧値が読み取られて、CPU部17に記憶される。
送信モード1における送信電力P1の測定値が、目標送信電力Pに対して誤差規定値Err1以下になったとき第2段階の調整に移行して、送信モード2,送信モード3の調整を行う。
調整段階2における送信電力調整は、CPU部17が、DBBによる自動ループによって、送信電力決定,周波数決定,タイミング同期等の制御をディジタル的に行う。
CPU部17は、調整段階1の調整で得られたAPC検波電圧値p1を基準として、送信モード2,3で得られたAPC検波電圧値p2,p3に応じてAGC電圧値を算出し、このAGC電圧によって送信電力P2,P3の設定を行うので、送信電力測定器2による調整は行わない。
送信モード2,3では、PC3の指示に基づいてCPU部17がDBB機能によってタイミングを設定することによって、送信モード2,3のときのAPC検波電圧値p2,p3を検出する。そして、APC検波電圧p2,p3によって示される送信電力P2,P3と、調整段階1で記憶された送信モード1のAPC検波電圧p1で示される送信電力P1との誤差が、誤差規定値Err2より小さいか否かをみて(ステップS4)、誤差規定値Err2より小さくないときは、APC検波電圧値p2,p3とAPC検波電圧値p1との大きさの違いから算出した制御量に応じてAGC電圧を変化させて、送信電力P2,P3を修正する送信電力調整を行って(ステップS5)、そのときのAPC検波電圧値をCPU部17に読み込む(ステップS6)。
このような処理を繰り返し行って、送信電力P2,P3と送信電力P1との誤差が誤差規定値Err2より小さくなったとき、送信モード2,3の送信電力調整を終了して、CPU部17に、そのときのAPC電圧値を記憶させるとともに、AGC電圧値を初期値としてそれぞれ記憶させる。
送信電力調整終了後は、送信電力測定器2を取り外すとともに、送信出力切り替え部19の接続をANT部11の側に固定する。
以下、図5,図6を参照して、送信電力調整時における送信電力の変化について説明する。
図5,図6は、横軸に時間を表し縦軸に送信電力を表したものであって、送信モード1,2,3における、目標送信電力Pに対する誤差を絶対誤差Ea1,Ea2,Ea3とし、送信モード1のときの送信電力P1に対する、送信モード2,3の送信電力P2,P3の相対的な誤差をそれぞれEr2,Er3とする。
図5においては、調整段階1における送信電力の状態を示している。調整段階1における調整は、送信モード1の送信電力P1の絶対誤差を収束させるための調整であって、送信電力P1の誤差Ea1<Err1となるまで繰り返し調整を行う。送信モード2,3に対応する送信電力P2,P3については、CPU部17のフィードバック制御機能によって、CPU部17に予め記憶されているAPC電圧値とAGC電圧初期値に基づいて送信電力設定が行われるが、この場合は、誤差規定値Err1以下に収束させることを目的とはしていないので、そのための送信電力調整は行われない。
図6においては、調整段階2における送信電力の状態を示している。このとき、送信モード1の送信電力P1は既にEa1<Err1の条件を満たしているので、送信電力P1の調整は行わない。
送信モード2,3の調整は、送信電力P2,P3に対するAPC検波電圧値と、送信電力P1に対するAPC検波電圧値とを用いて、送信電力P2,P2の送信電力P1に対する誤差を、誤差規定値Err2以下に収束させることを目的としている。
送信モード2,3の送信電力P2,P3の、送信電力P1に対する相対的な誤差Er2,Er3が、Er2>Err2,Er3>Err2であった場合には、CPU部17は、それぞれの場合の誤差に対応するAGC電圧の制御量を算出し、これによって修正したAGC電圧を送信部13にフィードバックして送信電力値を変化させる制御を行って、送信電力P2,P3の、送信電力P1に対する相対誤差Er2,Er3が、それぞれEr2<Err2,Er3<Err2となるまで繰り返し調整を行う。送信電力P2,P3がそれぞれEr2<Err2,Er3<Err2となったとき送信電力調整を終了する。
携帯端末装置1は、送信電力調整終了後は、CPU部17が、送信モードの指定に応じて、それぞれの送信モードの送信電力調整終了時に記憶した値のAPC電圧値になるようにフィードバック制御を行うことによって、最初の送信電力調整終了時と同じ送信電力状態を再現することができる。
この際、各送信モードのAGC電圧値を、送信電力のフィードバック制御が収束したときの値に書き替えて初期値として記憶することによって、次回、同じ送信モードの送信を行うときのフィードバック制御の収束を速くすることができる。
このように、この例の携帯端末装置では、時間がかかる送信電力測定器2による送信電力調整は送信モード1においてのみ行い、送信モード2,3の送信電力調整は測定器を使用せずに行うので、複雑な制御が必要な送信モード1の場合と比べて比較的速く調整を行うことができる。この際、送信モード2,3では、送信モード1の場合のAPC検波結果をもとに、それとの差分を埋めてゆく調整方法をとるので、各送信モード間の相対誤差を低減することが可能である。
第1実施例においては、携帯端末装置において送信モードごとに送信電力を調整する場合の例を示したが、携帯端末装置の送信周波数帯域内における送信電力周波数特性が送信モードごとに異なる場合には、これを各送信モードについて均一化する必要がある。
そこで、例えば第1実施例に示された送信電力調整によって、調整点の周波数においては、各送信モードにおいて送信電力が均一化されている場合でも、他の周波数での送信電力が送信モードごとに異なる特性になっている場合には、このような周波数ごとの違いを補正することが必要となる。
なお、以下においては、送信電力値とAPC検波電圧値との関係は、各送信モードにおいて同じであるものとする。
この例の場合の調整も、第1実施例の場合と同様に、パソコン3によってCPU部17に指示を与えて、CPU部17におけるDBB機能を作動させることによって、予め用意されているプログラムに基づいて行うことができる。
図7は、この例の場合における送信電力周波数特性の調整方法を説明するものであって、送信モード1,2,3のAPC検波電圧特性をそれぞれ、実線と破線と一点鎖線とによって例示している。
図7においては、送信周波数が、例えばW−CDMA方式の場合の送信周波数帯域の下端fl(1920MHz),中央位置fc(1950MHz),上端fh(1980MHz)の3点におけるAPC検波電圧値が、送信モード1,2,3の場合に、それぞれ(p1l,p1c,p1h)、(p2l,p2c,p2h)、(p3l,p3c,p3h)であったとし、第1実施例に示された送信電力調整によって、送信電力調整点であるfcにおいては、APC検波電圧が各送信モードにおいて一致しているが、他の周波数においては異なる値となっていることが示されている。
調整段階1においては、送信電力測定器2を使用して、何れか一つの送信モードにおける送信周波数帯域内の送信電力周波数特性の調整を行う。この際、ベースバンド部16から送信部13に送出されるIQ信号を、ある一定のデータ変調信号に固定する。
図7においては、送信モード1について、送信周波数を変えながら送信電力調整を行って、送信周波数帯域の下端flと上端fhにおける送信電力の誤差が中央位置fcと比較して誤差規定値以下になるように調整を行った結果を示している。
調整終了時の、それぞれの周波数におけるAPC検波電圧値p1l,p1hをCPU部17に記憶させる。
調整段階2においては、異なる送信モードの間における送信電力周波数特性の調整を行う。この場合は、PC3の指示に基づいてCPU部17が、調整段階1で送信電力周波数特性の調整が終了した送信モード1の場合の周波数特性を基準として、送信周波数帯域の下端flと上端fhにおける、送信モード2,3のAPC検波電圧(p2l,p2h)、(pl,ph)が、送信モード1におけるAPC検波電圧(p1l,p1h)と比較して、誤差規定値以内になるように補正する調整を行う。
そして、調整終了時、それぞれの周波数におけるAPC検波電圧値(p2l,p2h)、(pl,ph)をCPU部17に記憶させる。
携帯端末装置1は、送信電力周波数特性の調整終了後は、CPU部17が、送信モードの指定に応じてそれぞれの送信周波数において、それぞれの送信モードについて記憶した値のAPC電圧値になるようにフィードバック制御を行うことによって、最初の送信電力周波数特性調整終了時と同じ送信電力状態を再現することができる。
この際、送信周波数が送信電力周波数特性の調整を行った周波数と異なる場合には、その送信周波数の上下両側の、送信電力周波数特性の調整点の周波数について記憶されているAPC電圧値を用いて、周波数の違いに応じて直線的に補間することによって、その周波数に対するAPC電圧値を求めることができる。
このように、この例の携帯端末装置では、いずれか一つの送信モードの送信電力周波数特性を送信周波数帯域内で誤差規定値以下になるように調整したのち、他の送信モードの送信電力周波数特性は、調整済みの送信モードの周波数特性を基準としてそれとの誤差が誤差規定値以下となるように調整を行うので、迅速に送信電力周波数特性の調整を行うことができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、本発明の適用は携帯端末装置に限るものではなく、複数の送信モードを有するものであれば、いかなる無線送信装置にも適用することができる。また各実施例において、送信モードの切替をDBB機能に基づくCPU部17の制御によらずに、携帯端末装置の外部に接続したPC3によって制御することによって実行させるようにしてもよい。また第1実施例の場合に、送信電力調整を行う周波数は、送信周波数帯域の中心に限らず、他の位置(例えば送信周波数帯域の低周波数端または高周波数端)であってもよい。
開示した無線送信装置およびその送信電力調整方法の発明を利用可能な例としては、携帯電話装置を含む携帯端末装置が好適な例であるが、これに限らず、複数の送信モードを有する各種無線送信装置において利用可能である。
本発明の第1実施例である携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 複数の送信モードからなるバースト送信信号の発生を示す図である。 バースト送信信号における送信モードごとの送信出力を示す図である。 同実施例における送信電力調整処理手順を示すフローチャートである。 同実施例装置における第1段階の送信電力調整時の送信電力の状態を示す図である。 同実施例装置における第2段階の送信電力調整時の送信電力の状態を示す図である。 本発明の第2実施例における送信電力周波数特性の調整方法を説明するための図である。
符号の説明
1 携帯端末装置
11 ANT部
12 DUP部
13 送信部(送信手段)
14 受信部
15 VCO部
16 ベースバンド部
17 CPU部(処理手段)
18 APC検波回路部(検波手段)
19 送信出力切り替え部
2 送信電力測定器(送信電力測定手段)
3 パソコン(PC)(外部制御手段)

Claims (12)

  1. 送信手段が複数の送信モードの送信信号を出力する無線送信装置であって、
    前記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、前記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備え、
    いずれか一の送信モードにおいて、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を前記処理手段において記憶する送信電力調整を行うとともに、前記処理手段が他の送信モードにおいて、送信電力を調整したときの検波結果の電圧値と前記一の送信モードにおいて記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行って収束したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行い、各送信電力調整終了後は、任意の送信モードにおいて、前記処理手段が送信ごとに、送信電力を調整して検波結果の電圧値が前記送信電力調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせることによって、各送信モードにおいて、前記送信電力調整終了時の送信電力状態を再現可能にするように構成されていることを特徴とする無線送信装置。
  2. 複数の送信モードの送信信号を出力する送信手段と、前記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、前記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備えてなる無線送信装置であって、
    前記処理手段が、
    いずれか一の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性調整を行うとともに、
    他の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、前記一の送信モードにおける検波結果を基準として他の送信モードにおける検波結果の電圧値を規定の誤差範囲となるよう帰還制御して収束した時の検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性調整を行い、
    各送信電力周波数特性調整終了後は、送信モードと送信周波数の指定に応じて、送信電力を調整して、検波結果の電圧値が前記送信電力周波数特性調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行うことで、各送信モードにおいて、前記送信電力周波数特性調整終了時の送信電力周波数特性状態を再現可能となる構成になされていることを特徴とする無線送信装置。
  3. 複数の送信モードの送信信号を出力する無線送信装置において、検波手段が前記送信信号を検波して検波結果の信号を発生し、処理手段が前記検波結果の信号に基づく演算結果の制御電圧によって送信電力を調整する制御を行うとともに、
    いずれか一の送信モードにおいて、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行うとともに、他の送信モードにおいて、前記処理手段の制御に基づいて、送信電力を調整したときの検波結果の電圧値と前記一の送信モードにおいて記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行って収束したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行い、各送信電力調整終了後は、任意の送信モードにおいて、前記処理手段が送信ごとに、送信電力を調整して検波結果の電圧値が前記送信電力調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせることによって、各送信モードにおいて、前記送信電力調整終了時の送信電力状態を再現可能にすることを特徴とする無線送信装置の送信電力調整方法。
  4. 前記各送信モードの送信電力調整を、所定の変調信号入力状態と、所定の送信周波数状態とにおいて行うことを特徴とする請求項3記載の無線送信装置の送信電力調整方法。
  5. 前記所定の送信周波数状態が、送信周波数帯域の中心の周波数状態であることを特徴とする請求項4記載の無線送信装置の送信電力調整方法。
  6. 複数の送信モードの送信信号を出力する送信手段と、前記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、前記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備えてなる無線送信装置において、
    前記処理手段に、
    いずれか一の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力を調整したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性の調整を行わせるとともに、
    他の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、前記一の送信モードにおける検波結果を基準として他の送信モードにおける検波結果の電圧値を規定の誤差範囲となるよう帰還制御して収束した時の検波結果の電圧値を記憶する送信電力周波数特性の調整を行わせ
    各送信電力周波数特性調整終了後は、送信モードと送信周波数の指定に応じて、送信電力を調整して検波結果の電圧値が前記送信電力周波数特性調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせること、各送信モードにおいて、前記送信電力周波数特性調整終了時の送信電力周波数特性状態を再現可能にすることを特徴とする無線送信装置の送信電力調整方法。
  7. 前記各送信モードの送信電力周波数特性調整を、所定の変調信号入力状態と、所定の送信周波数状態とにおいて行うことを特徴とする請求項6記載の無線送信装置の送信電力調整方法。
  8. 前記送信モードの設定を、前記処理手段が有するプログラムに基づいて行うことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一記載の無線送信装置の送信電力調整方法。
  9. 前記送信モードの設定を、外部制御手段からの送信モード切り替え制御によって行うことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一記載の無線送信装置の送信電力調整方法。
  10. 前記他の送信モードが、任意の複数個であることを特徴とする請求項3乃至9のいずれか一記載の無線送信装置の送信電力調整方法。
  11. 送信手段が複数の送信モードの送信信号を出力する無線送信装置において、処理手段に、検波手段からの送信信号の検波結果の信号に基づいて演算を行って前記送信手段の送信電力を設定するための制御電圧を発生させるとともに、いずれか一の送信モードにおいて、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値以下になるように送信電力の調整を行ったときの検波結果の電圧値を記憶させ、他の送信モードにおいて、送信信号の検波結果の電圧値と前記一の送信モードにおいて記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行って収束したときの検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行わせ、各送信電力調整終了後は、任意の送信モードにおいて、送信ごとに送信電力を調整して、送信信号の検波結果の電圧値が前記送信電力調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせることによって、各送信モードにおいて、前記送信電力調整終了時の送信電力状態を再現させることを特徴とする無線送信装置の送信電力調整プログラム。
  12. 複数の送信モードの送信信号を出力する送信手段と、前記送信信号を検波して検波結果の信号を発生する検波手段と、前記検波結果の信号に基づいて演算を行って送信手段の送信電力を調整するための制御電圧を発生する処理手段とを備えてなる無線送信装置において、
    前記処理手段に、
    いずれか一の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、外部の送信電力測定手段によって測定した送信電力と規定送信電力との誤差が規定値定値以下になるように送信電力の調整を行ったときの検波結果の電圧値を記憶させ他の送信モードにおいて、送信周波数ごとに、前記一の送信モードにおける検波結果を基準として他の送信モードにおける検波結果の電圧値を規定の誤差範囲となるよう帰還制御して収束した時の検波結果の電圧値を記憶する送信電力調整を行わせ、
    各送信電力周波数特性調整終了後は、送信モードと送信周波数の指定に応じて、送信電力を調整して検波結果の電圧値が前記送信電力周波数特性調整終了時に記憶した検波結果の電圧値との誤差が規定値以下になるように帰還制御を行わせること、各送信モードにおいて、前記送信電力周波数特性調整終了時の送信電力周波数状態を再現させることを特徴とする無線送信装置の送信電力調整プログラム。
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