JP4482320B2 - 採血用穿刺器具 - Google Patents

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Description

本発明は、血糖値を測定する場合などに使用する採血用穿刺器具に関し、特に穿刺時の本体の振動や衝撃、また複数回刺しを防止する構成の穿刺器具に関する。
糖尿病の患者さんは、自分自身で血糖値を一日に数回測定している。この測定時に、指先などから少量の血液を採取する必要がある。そのために、図8に示すように、穿刺器具101と言われる装置に、使い捨ての穿刺針105を取り付け、その穿刺針105によって、指先や腕などを穿刺し、その穿刺した部位からの出血を測定に用いる。
一般的な穿刺器具101は筒状の本体部分130とキャップ部分153から構成されている。筒状本体部分130には取り付けた穿刺針105を打ち出すための第1のバネ132、打ち出した穿刺針105を後退させるための第2のバネ134、および圧縮された第1のバネ132を解放するための発射ボタン117を有している。
使用方法は、上記筒状本体部分130からキャップ153を外し、筒状本体部分130に穿刺針105を装着し、再度キャップ153を筒状本体部分130にかぶせる。そして、第1のバネ132を圧縮して、穿刺動作を可能な状態とし、キャップ153の穿刺部押圧面136を、指先などの穿刺部に当て、発射ボタン117を押すと、穿刺針105が打ち出されて穿刺が行われる。該穿刺が行われた後は、第2のバネ134により、穿刺針105は即座に指先などから後退することになる。一般的な穿刺器具101は、上述した動作によって血液を採取することができるものである(例えば特許文献1参照。)。
特開2000−237172号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、上記従来の一般的な穿刺器具101は、一度刺した穿刺針105が第一のバネ132の振動によって振動し、再度同じ場所、あるいはその近傍を穿刺することがあり、さらに穿刺時には大きな音が発生するという問題が有る。
一方、穿刺動作を実行するには、まず血液採取装置(穿刺装置)内の穿刺針を移動、または穿刺方向へ変位させ、すなわち、先端を、穿刺する身体範囲へと向かって移動させ、次に、初期位置へと可能な限り急速に牽引して後退させて止め、また穿刺時の音も可能な限り小さくする必要がある。
従って、本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために考案されたもので、穿刺時に穿刺針の穿刺動作を一往復のみさせることで、同一個所を二度三度と複数回穿刺することを防止し、余計な穿刺による痛み、また穿刺針の穿刺時の衝撃音による不快感を無くすことのできる、血液または他の体液採取用の穿刺器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる穿刺器具は、先端側に穿刺針を保持する穿刺針保持機構を備えてなる穿刺器具であって、前記穿刺針保持機構の後方に、その軸方向に往復の摺動運動が可能な穿刺針保持ロッドが設けられ、前記穿刺針保持ロッドの他方端に、リンク機構が係合され、前記リンク機構に対し、フライホイールが回転可能に取り付けられ、前記フライホイールを、その回転軸廻りに一定方向へ付勢する弾性付勢部材が設けられ、前記フライホイール上には、前記穿刺針保持ロッドと連結した前記リンク機構の他方端の軸となるホイール係合ピンが植設され、その先端部が、前記フライホイールのある位置での前記ホイール係合ピンと当接する穿刺ボタンが、前記穿刺器具の外部から操作可能に設けられ、前記フライホイール上には、ホイールセットピンがさらに設けられ、前記ホイールセットピンと係合して、前記フライホイールを、一方向にのみ回転させて穿刺準備位置にセットするセットレバー機構が設けられ、前記セットレバー機構を、前記穿刺ボタンの先端部と前記ホイール係合ピンとの当接が外れたとき、初期位置へ戻すための弾性部材が、設けられていることを特徴とするものであり、これにより、針のブレや二度刺しなどによる穿刺時の痛みを軽減することができる。
また、本発明の請求項2にかかる穿刺器具は、請求項1に記載の穿刺器具において、前記ホイール係合ピンは、前記穿刺器具の逆回転防止ツメの係合部と係合して、前記穿刺針保持ロッドをその軸方向の穿刺動作後の位置に固定し、さらに、前記ホイール係合ピンは、穿刺の準備位置を決める穿刺準備係止機構を構成することを特徴とするものであり、これにより、効率的にフライホイールの回転動作を係止することができる。
本発明の請求項3にかかる穿刺器具は、請求項2に記載の穿刺器具において、前記弾性付勢部材は、前記フライホイールをその軸周りに一定の回転方向に回転させるよう、前記穿刺準備係止機構に対して、付勢力を与えることを特徴とするものであり、これにより、簡単な構成で効率的にフライホイールへの付勢力を与えることが可能となる。
本発明の請求項4にかかる穿刺器具は、請求項3に記載の穿刺器具において、前記穿刺準備係止機構に付勢力を与える弾性付勢部材が、キックバネよりなることを特徴とするものであり、これにより、請求項1に記載の穿刺器具により、穿刺針を穿刺位置まで直線的に送出するための駆動力を、簡単な構成で無理なく確実に得ることができる。
本発明の請求項5にかかる穿刺器具は、請求項2に記載の穿刺器具において、前記穿刺準備係止機構のホイール係合ピンは、穿刺準備状態では、前記フライホイールの回転中心より、前記穿刺針保持ロッド側に配置されていることを特徴とするものである。これにより、請求項1に記載の穿刺器具により、フライホイールを確実に止めてから、穿刺動作を行うことができる。
本発明によれば、簡単な構成、簡単な操作で、血糖値測定時の採血操作を行うことができる。
特に、従来は血糖値測定のたびに行う採血のための穿刺動作時に、穿刺器具の音や振動があるために操作者が痛みや恐怖を伴うことがあったが、これがなくなることにより、使用者が、採血動作を嫌うこともなくなることになる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による穿刺器具の外観斜視図、図2は、該穿刺器具の内部構成を示す断面図、図3は、該穿刺器具に使用される穿刺針の外観を示す斜視図である。この穿刺器具、及び穿刺針は、血糖値測定時のような少量の採血時に使用される。また、図4は、穿刺操作を行うために、穿刺針を器具本体にセットする操作を示す図である。
図1、及び図2に示すように、本発明の実施の形態1による穿刺器具1は、先端が穿刺針装填口9となる穿刺深さ調節リング40と、本体上ケース2と、本体ボトムケース3を有し、この本体上ケース2と本体ボトムケース3内に、穿刺針保持ロッド4、リンク機構19、フライホイール11、穿刺セットレバー8、穿刺ボタン17、フライホイールセット用バネ13等が設けられている。穿刺針保持ロッド4内には、穿刺針5が所定の深さまで挿入されて装填される。
また、穿刺針5は、図3に示すような構成を有し、穿刺針分離溝5aを境に先端部と後端部とに分けられ、穿刺針分離溝5aにおいては、樹脂の薄膜(例えば、厚み0.1mm以下)でつながっている。該穿刺針5は、先端キャップ部18に埋没した状態でセットされ、またこの先端キャップ部18の一端には、穿刺後の穿刺針5を抜き取るための穿刺針廃棄キャップ41を備えている。
ここで、図4を参照しながら、穿刺針5を、穿刺器具1にセットし、穿刺準備をするための操作手順を示す。
まず、穿刺針セットレバー8をセットしない状態で、穿刺器具1の穿刺針装填口9と、穿刺針5との軸を合致させながら、穿刺針5を、穿刺器具1の穿刺針装填口9へ押し込む(図4(a))。このとき、穿刺器具1の穿刺針保持ロッド4内に案内された穿刺針5の後端部が、穿刺針保持ロッド4の穿刺針装填室10の底面を押す位置まで押し込む。この状態においては、穿刺針5は、穿刺針保持ロッド4の穿刺針装填室10の内壁へ、圧入、嵌合される(図4(b))。ここで、先端キャップ部18を、捻りながら穿刺器具1から離間させると、穿刺器具1は、穿刺針5を先端キャップ部18から引き離すことになる。このとき、穿刺針5の先端部近傍の穿刺針分離溝5aに、樹脂の薄膜を引きちぎる力が発生する。この力に抗して、操作者がさらに力を加えることで、穿刺針5を先端キャップ部18から引き離すこととなる(図4(c))。
この後、穿刺を行うために穿刺針セットレバー8を、所定の角度だけ矢印Aの方向に倒すようにすると、図5(a)の状態となり、穿刺動作の準備ができる。以下、この準備動作、及び穿刺動作を、図5を参照しながら説明する。
まず、穿刺器具1の先端部にある穿刺深さ調節リング40を、軸中心に回転させて穿刺深さ調節リング40の本穿刺器具1の軸方向上の位置をシフトさせることにより、予め決めた穿刺針5の穿刺する深さを設定する。
その後、図4に示すように、穿刺針保持ロッド4内に穿刺針5を装填した後、穿刺針セットレバー8を、図5(a)のように、矢印Aの方向へ所定の角度倒すようにすると、穿刺針セットレバー8の回動中心8bに対して、穿刺針セットレバー8と反対位置に位置するホイール回動レバー部8aが、同時に図5(a)の図示右下方向に(反時計回りに)回動する。該ホイール回転レバー部8aが図示右下方に(反時計回りに)回動することにより、該回動レバー部8aが、フライホイール11上に配設されたセットピン12に当接してこれを回転駆動することで、フライホイール11が所定角度、回転する。
ここで、穿刺針セットレバー8を図示の矢印Aの方向へ所定の角度倒すとする状態では、穿刺針セットレバー8の回動中心8bと、フライホイール11の回転中心11bとの間の距離と比較して、穿刺針セットレバー8の回動中心8bと、セットピン12の中心軸との間の距離を長く設定することにより、穿刺針セットレバー8上のホイール回動部(回動レバー部)8aが、フライホイール11をセット方向側(図5(a)の矢印B方向)へ回転させることが可能となる。
また、図5(a)に示すように、フライホイール11が所定の角度、回転した位置で、フライホイール11の上に配設されたホイール係合ピン16は、フライホイールセットバネ13により常時押された状態が維持されているため、フライホイール11は図5(a)の矢印B方向へ(反時計回りに)回転しつづけようとして、所定の回転位置、すなわち、フライホイール11の回転中心11bと、穿刺針セットレバー8の回動中心8bとの間の距離より、ホイール係合ピン16の中心と、穿刺針セットレバー8の回動中心8bとを結んだ距離が長くなった以降の回転位置において、フライホイール11は、フライホイールセットバネ13の押圧力のみで自発的に回転を開始し、その後、該回転するフライホイール11のホイール係合ピン16の先端部が、回動可能に軸支された穿刺ボタン17の先端部にあるホイール係合ピン止め部17aの先端部と当接したとき、その回転が止まる。
上記のようにしてフライホイール11が回転するのに伴い、該フライホイール11の回転運動を穿刺保持ロッド4の摺動運動に変換するリンク19により、該フライホイール11に連結された穿刺針保持ロッド4は、穿刺器具1の軸方向に摺動運動する。フライホイール11上のホイール係合ピン16と、穿刺針保持ロッド4は、一本のリンク19によって係合されており、フライホイール11は、穿刺針セットレバー8により、前述のように決まった方向に(図示反時計方向に)だけ回転する構成となっているため、ホイール係合ピン16は、穿刺針保持ロッド4から、最初遠ざかる方向へ回転が進行するとともに、穿刺針保持ロッド4は、穿刺器具1の本体内へ沈み込む。その後、前述のように、フライホイール11のホイール係合ピン16の先端部が、回動可能に軸支された穿刺ボタン17の先端部であるホイール係合ピン止め部17aによって係合されて回転が止められると、穿刺針保持ロッド4の動きも同時に停止し、フライホイール11は、フライホイールセットバネ13の付勢力により、回転する力を貯めた状態となって、セットが完了する(図5(a))。
この後、穿刺ボタン17を押すと、穿刺ボタン17がその軸17bを中心として回動し、前記のホイール係合ピン止め部17aとホイール係合ピン16との係合が外れて、フライホイール11は、その軸11bを中心として一気に矢印B方向に(反時計回りに)回転する。このとき、このフライホイール11とリンク19により連結されている穿刺針保持ロッド4は、穿刺器具1内から外側へ向かって摺動運動(直線動)を開始する。その後、フライホイール11の回転により、穿刺器具1から最大位置まで突き出した位置(図5(b))を通過した後、フライホイールセットバネ13の押圧力、及びフライホイール11の慣性力により、穿刺器具1内へ戻る動作を行う。この戻り動作時に、リンク19の先端のホイール係合ピン16は、穿刺針セットレバー8の回動中心8bと、フライホイール11の回転中心11bとを結んだラインから最も遠い位置に至り、該位置にて停止するまで、フライホイールセットバネ13の復元力により、該位置を中心として往復動作をしながら減衰して停止することとなるが、このとき、穿刺針保持ロッド4が、穿刺器具1から突き出す方向には戻らないようにする必要があるため、本体ボトムケース3は、ホイール係合ピン16の動作を、穿刺位置方向へ返さないように、該ホイール係合ピン16と係合する逆回転防止ツメ20を設けており、しかも、該逆回転防止ツメ20が、ホイール係合ピン16の回転動作に対して負荷とならないように、上記逆回転防止ツメ20の先端部に、迎え角20aを設けてる(図5(c))。
ここでは、フライホイール11上のホイール係合ピン16が所定の位置まで回転すると、可撓性のある逆回転防止ツメ20の先端と当接する。回転し続けるホイール係合ピン16が逆回転防止ツメ20の上面(図示)に載り、該ツメ20を図示の左下方に押し下げて滑り通り、該上面を通過した瞬間に、逆回転防止ツメ20が元の状態に戻り、前記ホイール係合ピン16を係合する。即ち、前記迎え角20aは、ホイール係合ピン16の回転動作に対して負荷とならないよう、該ホイール係合ピン16が円滑に該逆回転防止ツメ20の上面に載り、それを通過できるような、好適な角度となっている。このようにして、本穿刺器具は、ホイール係合ピン16の回転動作に対して負荷とならない、逆回転防止機構を設けているものである(図5(c))。
次に、図6を参照しながら、穿刺動作を終えた後の穿刺針5を、廃棄する動作について説明する。
上述した穿刺動作を終えた状態で、穿刺器具1の穿刺針装填口9側の穿刺深さ調節リング40を取り外すと、穿刺針5の先端部が露出する(図6(a))。この状態で、一端が使用前の穿刺針5の先端部をキャップしていた先端キャップ部18のもう一端にある、使用後の穿刺針をキャップし、抜き取るための穿刺針廃棄キャップ41と、穿刺針5の先端部との軸を合致させながら、該穿刺針廃棄キャップ41に、該穿刺針5の先端部を押し込むようにすると、穿刺針5は穿刺針廃棄キャップ41へ取り込まれる(図6(b))。その後、先端キャップ部18を穿刺針5ごと、穿刺器具1から引き抜くことによって、使用済みの穿刺針5の廃棄動作が完了し(図6(c))、穿刺針5は、穿刺針先端部を露出させることなく、安全に容易に廃棄することができる。
従って、以上の一連の操作を繰り返すことにより、血糖値の測定時などに行う穿刺操作を容易に行うことができ、操作者は、穿刺針セットレバー8を回転操作することによって、穿刺のセット動作を完了し、その穿刺準備状態で穿刺ボタン17を押すことにより、図7に示すように、穿刺、採血動作を行うことができる。
このように、本実施の形態1による採血用穿刺器具では、穿刺針5を保持し、その軸方向に摺動運動が可能な穿刺針保持ロッド4と、軸支されて回転するフライホイール11と、一端が前記穿刺針保持ロッド4の他端側と係合し、他端がフライホイール11に植設されたホイール係合ピン16と係合して、フライホイール11の回転運動を穿刺針保持ロッド4の摺動運動に変換するリンク19と、フライホイール11をその回転軸廻りに一定方向へ付勢するバネ13と、フライホイールに植設されたセットピン12を係合して該フライホイール11を、一方向にのみ回転させて穿刺準備位置にセットするセットレバー8と、その端部がホイール係合ピン16と当接し、外部から操作可能な穿刺ボタン17と、本体ケースに配置され、ホイール係合ピン16を係止する逆回転防止ツメ20とを設け、ホイール係合ピン16が、逆回転防止ツメ20と係合して、穿刺針保持ロッド4をその軸方向の穿刺動作後の位置に固定し、さらに、前記ホイール係合ピン16は、穿刺の準備位置を決める穿刺準備係止機構を構成し、バネ13は、穿刺準備係止機構に対して付勢力を与えてフライホイール11をその回転軸廻りに一定方向のみに回転させるようにしたので、簡単な構成で、フライホイール11を確実に駆動し回転させて、穿刺針を本体装置から突き出して穿刺動作を行い、そののち直ちに後退させることができ、また、逆回転防止ツメ20により、穿刺針が穿刺器具本体内に後退した後、バネ13の振動で再び穿刺器具本体から突き出すことを無くすことが可能となり、これにより、穿刺時の本体の振動や衝撃音を防いで、穿刺時の使用者の痛みや不快感を抑えることができる。
本発明に係る採血用穿刺器具は、穿刺時の本体の振動や衝撃を、さらには複数回刺しを防止することができる効果を有するものであって、血糖値等を測定する場合などに使用する採血用穿刺器具として有用である。
本発明の実施の形態1による穿刺器具の外観斜視図である。 上記実施の形態1による穿刺器具の内部構成を示す断面図である。 上記実施の形態1による穿刺器具の内部構成を示す上面図である。 上記実施の形態1による穿刺器具に使用される穿刺針を示す斜視図である。 上記実施の形態1による穿刺器具に使用される穿刺針を装填する使用方法を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具に使用される穿刺針を装填する使用方法を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具に使用される穿刺針を装填する使用方法を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具の穿刺準備の操作方法を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具の穿刺準備の操作方法を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具の穿刺準備の操作方法を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具に装着された穿刺針の廃棄動作を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具に装着された穿刺針の廃棄動作を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具に装着された穿刺針の廃棄動作を示す図である。 上記実施の形態1による穿刺器具による穿刺操作を示す斜視図である。 従来の穿刺器具の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 穿刺器具
2 本体上ケース
3 本体ボトムケース
4 穿刺針保持ロッド
5 穿刺針
5a 穿刺針分離溝
6 ホイール軸支部
8 穿刺針セットレバー
8a ホイール回動レバー部
8b セットレバー回動軸
9 穿刺針装填口
10 穿刺針装填室
11 フライホイール
12 セットピン
13 フライホイールセット用バネ
14 レバー戻しバネ
15 プッシュボタンバネ
16 ホイール係合ピン
17 穿刺ボタン
18 先端キャップ
20 逆回転防止ツメ
20a 迎え角
40 穿刺深さ調節リング
41 穿刺針廃棄キャップ
130 筒状本体部分
131 突き出しロッド後端部
132 第1のバネ
133 下ケース
134 第2のバネ
136 穿刺部押圧面
153 キャップ

Claims (5)

  1. 先端側に穿刺針を保持する穿刺針保持機構を備えてなる穿刺器具であって、
    前記穿刺針保持機構の後方に、その軸方向に往復の摺動運動が可能な穿刺針保持ロッドが設けられ、
    前記穿刺針保持ロッドの他方端に、リンク機構が係合され、
    前記リンク機構に対し、フライホイールが回転可能に取り付けられ、
    前記フライホイールを、その回転軸廻りに一定方向へ付勢する弾性付勢部材が設けられ、
    前記フライホイール上には、前記穿刺針保持ロッドと連結した前記リンク機構の他方端の軸となるホイール係合ピンが植設され、
    その先端部が、前記フライホイールのある位置での前記ホイール係合ピンと当接する穿刺ボタンが、前記穿刺器具の外部から操作可能に設けられ、
    前記フライホイール上には、ホイールセットピンがさらに設けられ、
    前記ホイールセットピンと係合して、前記フライホイールを、一方向にのみ回転させて穿刺準備位置にセットするセットレバー機構が設けられ、
    前記セットレバー機構を、前記穿刺ボタンの先端部と前記ホイール係合ピンとの当接が外れたとき、初期位置へ戻すための弾性部材が、設けられている、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  2. 請求項1に記載の穿刺器具において、
    前記ホイール係合ピンは、前記穿刺器具の逆回転防止ツメの係合部と係合して、前記穿刺針保持ロッドをその軸方向の穿刺動作後の位置に固定し、さらに、前記ホイール係合ピンは、穿刺の準備位置を決める穿刺準備係止機構を構成する、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  3. 請求項2に記載の穿刺器具において、
    前記弾性付勢部材は、前記フライホイールをその軸周りに一定の回転方向に回転させるよう、前記穿刺準備係止機構に対して、付勢力を与える、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  4. 請求項3に記載の穿刺器具において、
    前記穿刺準備係止機構に付勢力を与える弾性付勢部材が、キックバネよりなる、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  5. 請求項2に記載の穿刺器具において、
    前記穿刺準備係止機構のホイール係合ピンは、穿刺準備状態では、前記フライホイールの回転中心より、前記穿刺針保持ロッド側に配置されている、
    ことを特徴とする穿刺器具。
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