JP4481857B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、負荷に安定化した直流電力を供給する電源装置に関する。
負荷に安定化した直流電圧を供給し、設定電流を超えた負荷電流が流れた時に、電圧を垂下させて、過電流保護を行う各種の構成又は定電流供給を行う各種の電源装置が知られている。例えば、図6は、従来例の電源装置の説明図であり、(A)はその電源装置のブロック図、(B)〜(D)は電圧変換部の構成の概要説明図、(E)は特性説明図を示すもので、61は電圧変換部、62は整流回路、63は平滑回路、64は制御回路、65は出力電流検出回路、66は出力電圧検出回路、67は電流検出部、68は負荷、D1,D2はダイオード、OPA1,OPA2は演算増幅器、Vr1,Vr2は基準電圧、Vinは入力電圧、Voutは出力電圧、Vaは制御回路64に加える電圧、Vbは演算増幅器OPA1の出力電圧、Vcは演算増幅器OPA2の出力電圧を示し、演算増幅器OPA1や基準電圧Vr1を含む構成により、負荷68に印加する出力電圧Voutを制御する為の出力電圧制御部を構成し、演算増幅器OPA2や基準電圧Vr2を含む構成により、負荷68に供給する出力電流を制御する為の出力電流制御部を構成している。
この電源装置は、図6の(E)に示すように、出力電流が設定値以下の場合に、出力電圧制御部による制御によって、出力電圧を設定した一定値となるように制御し、又出力電流が設定値を超える状態となると、電流制御部による制御によって、設定値を超えないように一定値に制御するものであり、電圧変換部61は、例えば、(B)に示すように、トランスの一次側の電流をスイッチングトランジスタによりスイッチングし、二次側の誘起電圧を整流回路62に加える絶縁型のスイッチングレギュレータ構成、又は(C)に示すように、スイッチングトランジスタを電源側と負荷側との間に直列的に接続した非絶縁型のスイッチングレギュレータ構成、又は(D)に示すように、電源側と負荷側との間に直列的に接続したトランジスタのベース電圧制御を行うシリーズレギュレータ構成等を適用することができるもので、制御回路64は、電圧変換部61の構成に対応した構成を有するものである。
又コンデンサ等を含む構成の平滑回路63から負荷68に印加する出力電圧Voutを出力電圧検出回路66により検出して、演算増幅器OPA1により基準電圧Vr1と比較し、その差分の出力電圧Vbを、ダイオードD1を介して制御回路64に入力し、又抵抗やカレントトランス等による電流検出部67により検出した電流値を出力電流検出回路65に入力し、その出力電流検出回路65の出力電圧と基準電圧Vr2と演算増幅器OPA2により比較し、その差分の出力電圧Vcを、ダイオードD2を介して制御回路64に入力する。この場合、制御回路64に入力する制御電圧Vaが低い程、出力電圧Voutを低下させ、反対に制御電圧Vaが高い程、出力電圧Voutを上昇させるように、電圧変換部61のスイッチングのオン期間の制御又はシリーズレギュレータのトランジスタのベース電圧を制御する。
従って、ダイオードD1の両端に印加される電圧をVD1とすると、Va−VD1=Vbの関係が維持されるように、電圧変換部61が制御回路64により制御され、図6の(E)の出力電圧Voutが一定になるように制御される電圧制御領域となる。この時、基準電圧Vr1に対して出力電流検出回路5の検出値が小さいので、Va<<Vcの関係となる。この電圧制御領域に於いて、出力電流が増加して、演算増幅器OPA2の出力電圧Vcが負極性で増加し、ダイオードD2の両端の電圧をVD2として、Va−VD2=Vcとなると、Va<<Vbの関係となり、出力電流が一定となるように、電圧変換部61を制御する。この状態を、図6の(E)に於いて電流制御領域として示しており、定電流制御又は過電流保護を行うことができる。従って、この電流制御領域により負荷68に定電流を供給する定電流電源装置を構成することもできる。
又前述の電圧変換部61を、(B)に示すスイッチングレギュレータ構成とし、そのトランスに三次巻線を設け、その三次巻線の誘起電圧を、制御回路64の動作電圧として供給し、負荷変動等に伴う電圧低下による制御の安定化を図る電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−304886号公報
従来例の出力電圧Vout検出による電圧制御領域の場合、図6の(E)に、Va<<Vcとして示すように、出力電流制御部を構成する演算増幅器OPA2は飽和状態となっている。又電流制御領域に於いては、Va<<Vbとして示すように、出力電圧制御部を構成する演算増幅器OPA1は飽和状態となっている。このように、出力電圧制御部及び出力電流制御部をそれぞれ構成する演算増幅器OPA1,OPA2は、飽和状態から定常状態に復帰する制御状態があり、その場合の状態遷移に或る程度の時間を必要とするものである。従って、従来例の電源装置は、図6の(E)に示す理想的な特性を得ることができないものである。即ち、図7の(A)に示すように、A点で出力電流の増加が開始され、出力電流の上限値を示す設定値を超えるB点に於いて、演算増幅器OPA2は飽和状態から定常状態に移行することになり、従って、オーバーシュートとして示すように出力電流が一時的ではあるが、設定値を超えて増加し、演算増幅器OPA2が定常状態となるC点から出力電流を制限する制御を行うことになる。このオーバーシュートとして示す出力電流の増加により、負荷68に損傷を与える可能性が生じる問題がある。
又図7の(B)は出力電圧Voutと電圧制御領域とについて示し、(C)は出力電流と電流制御領域とについて示し、(D)は演算増幅器OPA1,OPA2の出力電圧Vb,Vcの変化を示す。図7の(B)に示すように、出力電圧Voutは、電圧制御領域に於いて一定となるように制御され、出力電流が設定値を超えると、出力電圧Voutは低下するように制御される。又図7の(C)に示すように、出力電流がA点から増加して設定値を超えるB点に於いて演算増幅器OPA2が飽和状態から定常状態に移行して、その後のC点から出力電流を制御する電流制御領域となる。この電流制御領域により定電流出力構成又は出力電流制限構成とすることができる。そして、オーバーシュートとなるB点は、図7の(D)に示すように、演算増幅器OPA1,OPA2の出力電圧Vb,Vcが飽和状態から定常状態に移行する遅れ時間によるものであり、この遅れ時間は、電圧制御領域に於ける出力電圧Vb,Vcの差が大きいことにより一層大きくなる。即ち、従来例に於いては、負荷の急変等による出力電流の上昇の抑制や定電流特性の安定化に問題があった。又電源装置の動作開始時点に於いても不安定な特性となる問題があった。
本発明は、簡単な構成を付加することにより、前述の従来例の問題点を解決することを目的とするものである。
本発明の電源装置は、入力電圧を制御して負荷に供給する為の出力電圧に変換する電圧変換部と、この電圧変換部を制御する制御回路と、前記出力電圧の検出値と基準電圧とを演算増幅器により比較して前記制御回路を介して前記電圧変換部を制御する出力電圧制御部と、出力電流の検出値と基準電圧とを演算増幅器により比較して前記制御回路を介して前記電圧変換部を制御する出力電流制御部とを含む電源装置であって、前記出力電圧制御部と前記出力電流制御部との何れか一方又は両方の前記演算増幅器を非飽和状態で動作させる為の飽和防止回路を設けた構成を有するものである。
又飽和防止回路は、前記出力電圧制御部又は前記出力電流制御部の前記演算増幅器の出力電圧を前記制御回路に入力する為のダイオードの両端の電圧を検出して、前記演算増幅器にフィードバックする構成を含むものである。
又出力電圧制御部は、起動スイッチをオンとして充電開始するコンデンサの端子電圧を、前記負荷に供給する為の出力電圧と前記演算増幅器により比較する為の基準電圧とした構成を有するものである。
又制御回路に前記出力電圧制御部の出力電圧を、この出力電圧制御部のダイオードを介して入力し、前記制御回路に前記出力電流制御部の出力電圧を、この出力電流制御部のダイオードを介して入力し、起動スイッチをオンとして定電流源から充電するコンデンサの端子電圧を、前記制御回路の制御電圧として入力する投入時制御部を設けた構成を有するものである。
出力電圧制御部と出力電流制御部との何れか一方又は両方に飽和防止回路を設けたことにより、迅速に制御状態に移行することが可能となるから、電圧制御領域と電流制御領域との間の制御状態遷移を迅速に行うことが可能となり、例えば、負荷に対して供給する出力電流のオーバーシュートの発生を防止し、負荷に対する直流電力供給の安定化を図ることができる。
本発明の電源装置は、図1を参照して説明すると、入力電圧Vinを制御して負荷8に供給する為の出力電圧に変換する電圧変換部1と、この電圧変換部1を制御する制御回路4と、前記出力電圧の検出値と基準電圧とを演算増幅器OPA1により比較して前記制御回路4を介して前記電圧変換部1を制御する出力電圧制御部と、出力電流の検出値と基準電圧とを演算増幅器OPA2により比較して前記制御回路4を介して前記電圧変換部1を制御する出力電流制御部とを含む電源装置であって、前記出力電圧制御部と前記出力電流制御部との何れか一方又は両方の前記演算増幅器(OPA1,OPA2)を非飽和状態で動作させる為の飽和防止回路を設けた構成を有する
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1は電圧変換部、2は整流回路、3は平滑回路、4は制御回路、5は出力電流検出回路、6は出力電圧検出回路、7は電流検出部、8は負荷、D1〜D4はダイオード、OPA1〜OPA4は演算増幅器、Vr1,Vr2は基準電圧、Vinは入力電圧、Voutは出力電圧、Vaは制御回路4に加える電圧、Vbは演算増幅器OPA1の出力電圧、Vcは演算増幅器OPA2の出力電圧を示す。電圧変換部1は、前述のように、絶縁型のスイッチングレギュレータ構成、非絶縁型のスイッチングレギュレータ構成、シリーズレギュレータ構成等を適用することができる。制御回路4は、電圧変換部1の構成に対応した制御構成とするものである。
又出力電圧制御部は、第1の演算増幅器OPA1と第3の演算増幅器OPA3及び第1のダイオードD1と第3のダイオードD3を含む構成を有し、第1の演算増幅器OPA1の出力電圧Vbを+端子に、又制御回路4に入力する制御電圧Vaを−端子に、それぞれ入力する第3の演算増幅器OPA3の出力電圧を、第3のダイオードD3を介して第1の演算増幅器OPA1の−端子にフィードバックする。この第3の演算増幅器OPA3と第3のダイオードD3とを含む構成により、第1の演算増幅器OPA1に対する飽和防止回路を構成している。
又出力電流制御部は、第2の演算増幅器OPA2と第4の演算増幅器OPA4及び第2のダイオードD2と第4のダイオードD4を含む構成を有し、第2の演算増幅器OPA2に対しても、電圧制御部と同様に、第4の演算増幅器OPA4と第4のダイオードD4とを接続し、この第2のダイオードD2の両端の電圧を、第4の演算増幅器OPA4に入力し、その出力電圧を、第4のダイオードD4を介して第2の演算増幅器OPA2の−端子にフィードバックする。この第4の演算増幅器OPA4と第4のダイオードD4とを含む構成により、第2の演算増幅器OPA2の飽和防止回路を構成している。
又少なくともコンデンサを含む平滑回路3から負荷8に印加する出力電圧Voutを、出力電圧検出回路6により検出して、第1の演算増幅器OPA1の−端子に入力し、基準電圧Vr1と比較して、その差分の出力電圧Vbを、第1のダイオードD1を介して制御回路4に入力し、又抵抗やカレントトランス等による電流検出部7により検出した電流値を出力電流検出回路5に入力し、その出力電流検出回路5の出力電圧を第2の演算増幅器OPA2の−端子に入力し、基準電圧Vr2と比較して、その差分の出力電圧Vcを、第2のダイオードD2を介して制御回路4に入力する。この場合、制御回路4に入力する制御電圧Vaが低い程、出力電圧Voutを低下させ、反対に制御電圧Vaが高い程、出力電圧Voutを上昇させるように、電圧変換部1のスイッチングのオン期間の制御又はシリーズレギュレータのトランジスタのベース電圧を制御する。
又出力電圧制御部の飽和防止回路を構成する第3の演算増幅器OPA3は、第1のダイオードD1の両端の電圧VD1を、第3のダイオードD3を介して第1の演算増幅器OPA1の−端子にフィードバックすることにより、この第1の演算増幅器OPA1が飽和状態とならないように制御できるものであり、この場合、Va≒Vbの関係となる。又出力電流制御部の飽和防止回路を構成する第4の演算増幅器OPA4は、第2のダイオードD2の両端の電圧VD2を、第4のダイオードD4を介して第2の演算増幅器OPA2の−端子にフィードバックすることにより、この第2の演算増幅器OPA2が飽和状態とならないように制御できるものである。この場合、Va≒Vcの関係となる。従って、従来例に於けるように、電圧制御領域に於けるVa<<Vcとなる第2の演算増幅器OPA2の飽和状態、又は、電流制御領域に於けるVa<<Vbとなる第1の演算増幅器OPA1の飽和状態となることがないように制御することができる。
従って、出力電圧Voutを一定化する電圧制御領域に於いては、第1のダイオードD1の電圧を前述のようにVD1として、Va−VD1=Vbの関係となり、且つVa≒Vcの関係となる。即ち、第2の演算増幅器OPA2の出力電圧Vcは、制御回路4に入力する制御電圧Vaに追従した状態となり、非飽和状態を維持していることになる。又出力電流を一定に制限する状態の電流制御領域に於いては、第2のダイオードD2の電圧を前述のようにVD2として、Va−VD2=Vcの関係で、且つVa≒Vbの関係となる。この場合も、第1の演算増幅器OPA1の出力電圧Vbは、制御電圧Vaに追従した状態となり、非飽和状態を維持していることになる。そして、電圧制御領域に於いては、演算増幅器OPA1の出力電圧Vbと演算増幅器OPA2の出力電圧Vcは、Vb>Vcの関係となるが、その差は僅かなものとなる。
従って、負荷急変等による出力電流の上昇時の電圧制御領域から電流制御領域への移行は、Va≒Vcの状態の非飽和状態の第2の演算増幅器OPA2による制御に移行することになり、その場合の移行を迅速化することができる。それにより、制御状態の移行過程に於けるオーバーシュートの発生を回避することができる。同様に、電流制御領域から電圧制御領域の制御状態の遷移についても、出力電圧制御部の第1の演算増幅器OPA1が非飽和状態を維持しているから、迅速且つ安定に、制御状態の移行が可能となる。なお、飽和防止回路は、出力電圧制御部と出力電流制御部との両方に設けた場合を示すが、何れか一方に設けた構成とすることも可能である。即ち、負荷8に対する出力特性として、出力電圧と出力電流との制御領域の移行時の安定化を、両方の移行について安定化するか、何れか一方について安定化するかによって決定することができる。
図2は、動作説明図であり、(A)〜(D)は、従来例の図7の(A)〜(D)に対応したものであり、(A)は出力電圧と出力電流との制御特性を示し、(B)は電圧制御領域、(C)は電流制御領域、(D)は第1及び第2の演算増幅器OPA1,OPA2の出力電圧Vb,Vcを示し、(A)に於いて、出力電流がA点から増加して、出力電流を制限する電流制御開始のC点になると、第2の演算増幅器OPA2は、飽和状態から定常状態に遷移するものではなく、定常状態に於ける制御動作を行うものであるから、直ちに追従して制御動作を行うことができる。それにより、従来例のようなオーバーシュートは発生しないものとなる。即ち、(D)に示すように、第1及び第2の演算増幅器OPA1,OPA2の出力電圧Vb,Vcは、電圧制御領域に於ける差は僅かであり、(C)に示すように、電流増加のA点から電流制御領域に移行する過程に於いて、第2の演算増幅器OPA2は、非飽和状態から電流制御領域に移行するから、その遅れ時間は僅かなものとなる。従って、従来例のようなオーバーシュートは発生しないものとなる。
図3は、本発明の実施例2の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示す。この実施例に於いては、負荷8と並列に負荷コンデンサC1を接続し、又出力電流制御部の第2の演算増幅器OPA2は、第4の演算増幅器OPA4を含む飽和防止回路を接続し、出力電圧制御の為の第1の演算増幅器OPA1には、飽和防止回路を省略し、又起動回路として、起動スイッチ9と、コンデンサC2とを含む構成を接続している。起動スイッチ9をオンとすると、電圧VdをコンデンサC2に抵抗を介して印加し、そのコンデンサC2の充電電圧を基準電圧Vr1として、第1の演算増幅器OPA1の+端子に入力する。
従って、起動スイッチ9をオンとすることにより、電圧Vdにより抵抗を介して充電されるコンデンサC2の端子電圧は、抵抗とコンデンサC2とによる充電時定数に従って上昇する。このコンデンサC2の端子電圧を、第1の演算増幅器OPA1の基準電圧Vr1とするものであり、この基準電圧Vr1の上昇に従って出力電圧Voutが上昇するように、制御回路4により電圧変換部1が制御される。又第2の演算増幅器OPA2は、第4の演算増幅器OPA4を含む飽和防止回路により、非飽和状態を維持している。
図4は、動作説明図であり、(A)は出力電圧特性、(B)は出力電流特性を示し、負荷コンデンサC1の容量が小さい場合、或いは、負荷コンデンサC1が接続されていない場合、出力電圧Voutの立ち上がりの特性は、(A)の曲線bのように、コンデンサC2の充電特性に対応した特性となる。又負荷コンデンサC1の容量が大きい場合は、その負荷コンデンサC1に対する突入電流を、非飽和状態の第2の演算増幅器OPA2により抑制する制御を行うことにより、出力電圧Voutの立ち上がり特性は、(A)の曲線aのように直線状に上昇する。この第2の演算増幅器OPA2に、第4の演算増幅器OPA4を含む飽和防止回路を接続していない従来例の構成に於いては、負荷コンデンサC1に対する突入電流により、(B)の曲線dのようにオーバーシュート状態の電流が流れるが、この実施例2に於いては、第2の演算増幅器OPA2を非飽和状態で動作させることにより、出力電流のオーバーシュートを抑圧して、(B)の曲線cに示す特性の制御を行うことができる。
図5は、本発明の実施例3の説明図で、(A)は構成の説明図、(B)は特性説明図であり、図1及び図3と同一符号は同一部分を示す。又電圧変換部1を、スイッチングレギュレータ構成とし、それに対応して、制御回路4は、鋸歯状波発生部11と比較器12とを含む構成とし、又出力電圧制御部の第1の演算増幅器OPA1には、第3の演算増幅器OPA3と第3のダイオードD3とを含む飽和防止回路を接続し、同様に、出力電流制御部の第2の演算増幅器OPA2には、第4の演算増幅器OPA4と第4のダイオードD4とを含む飽和防止回路を接続する。又投入時制御部を構成する起動スイッチ14とコンデンサC3と定電流源13と有し、起動スイッチ14をオンとすることにより、電圧Vdを印加した定電流源13からコンデンサC3を定電流充電する。従って、コンデンサC3の端子電圧は、略直線状に電圧Vd近傍まで上昇する。このコンデンサC3の端子電圧を、起動過程に於ける制御電圧Vaとして制御回路4に入力する。
制御回路4は、制御電圧Vaと鋸歯状波発生部11からの鋸歯状波信号とを比較器12により比較し、制御電圧Vaが高い時は、パルス幅を広くしたスイッチング制御信号を電圧変換部1に入力してオン期間を長くする。それにより、出力電圧Voutを上昇させる。又、反対に制御電圧Vaが低い時は、パルス幅を狭くしたスイッチング制御信号を電圧変換部1に入力してオン期間を短くする。それにより、出力電圧Voutを低下させる。このような制御を出力電圧制御領域に於いて繰り返すことにより、出力電圧Voutを一定化する。
又起動立ち上げ時は、コンデンサC3の端子電圧が略直線状に上昇するから、それに対応して、出力電圧Voutは直線状に上昇する。即ち、図5の(B)の投入時制御領域として示すように、出力電圧Voutは直線状に上昇する。そして、出力電圧検出回路6による検出電圧と基準電圧Vr1とを、第1の演算増幅器OPA1により比較し、検出電圧が基準電圧Vr1を超えると、第1の演算増幅器OPA1の出力電圧Vbは負極性となり、制御電圧Vaの上昇は停止し、出力電圧制御領域に移行することになる。
その場合に、飽和防止回路を設けていない従来例に於いては、点線(b)として示すように、第1の演算増幅器OPA1の飽和状態から定常状態への移行に時間を要することによってオーバーシュートが発生する。しかし、この実施例によれば、第1の演算増幅器OPA1は非飽和状態を継続しているから、投入時制御領域から電圧制御領域への移行を、実線(a)として示すように、オーバーシュートを発生させないように迅速に行うことができる。又電圧制御領域から電流制御領域に移行する場合も、前述の各実施例と同様に、出力電流制御部の第2の演算増幅器OPA2を非飽和状態に維持させているから、図2の(A)に示す場合と同様の特性が得られる。
本発明の実施例1の説明図である。 本発明の実施例1の動作説明図である。 本発明の実施例2の説明図である。 本発明の実施例2の動作説明図である。 本発明の実施例3の説明図である。 従来例の説明図である。 従来例の動作説明図である。
符号の説明
1 電圧変換部
2 整流回路
3 平滑回路
4 制御回路
5 出力電圧検出回路
6 出力電流検出回路
7 電流検出部
8 負荷
OPA1〜OPA4 第1〜第4の演算増幅器
D1〜D4 第1〜第4のダイオード
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧

Claims (3)

  1. 入力電圧を制御して負荷に供給する為の出力電圧に変換する電圧変換部と、該電圧変換部を制御する制御回路と、前記出力電圧の検出値と基準電圧とを演算増幅器により比較して前記制御回路を介して前記電圧変換部を制御する出力電圧制御部と、出力電流の検出値と基準電圧とを演算増幅器により比較して前記制御回路を介して前記電圧変換部を制御する出力電流制御部とを含む電源装置に於いて、
    前記出力電圧制御部と前記出力電流制御部との何れか一方又は両方の前記演算増幅器の出力電圧を前記制御回路に入力する為のダイオードの両端の電圧を検出して、前記演算増幅器にフィードバックし、該演算増幅器を非飽和状態で動作させる為の飽和防止回路を設けた
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記出力電圧制御部は、起動スイッチをオンとして充電開始するコンデンサの端子電圧を、前記負荷に供給する為の出力電圧と前記演算増幅器により比較する為の基準電圧とした構成を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記制御回路に前記出力電圧制御部の出力電圧を該出力電圧制御部のダイオードを介して入力し、前記制御回路に前記出力電流制御部の出力電圧を該出力電流制御部のダイオードを介して入力し、起動スイッチをオンとして定電流源から充電するコンデンサの端子電圧を、前記制御回路の制御電圧として入力する投入時制御部を設けた構成を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
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