JP4481594B2 - ボールペンチップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップの先端開口部にボールが配置され、そのボールの後方にコイルスプリングが配置されたボールペンチップに関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として、ホルダの先端部に塗布ボールを回転可能に抱持せしめたボール式液体容器の先端チップにおいて、ホルダ内に筆圧で撓むコイルスプリングを設けると共に、このコイルスプリングの前端を延出してホルダ先端部内の液体誘導孔を通って前記ボールに圧接せしめ、かつ前記コイルスプリングの後部を大径の座巻き部とし、前記ホルダの後端をかしめて後端かしめ部を形成してなるボールペンチップが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−203187号公報(解決手段、並びに、図1など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の構成にあっては、コイルスプリングの後部を大径部としている為、組み立て前のコイルスプリングの分離作業が繁雑となっていた。詳述すると、一般的にコイルスプリングは、300個〜6000個の単位で袋、或いは、箱などに収納されており、その箱から1個ごと取り出してホルダ内に挿着している。その箱に収納されている状態で、コイルスプリングの大径部に他のコイルスプリングの細径部(大径部とは反対側)が食い込んでしまっているのである(図5参照)。そして、その食い込んでしまった2個のコイルスプリングを分離しながらの挿着作業となってしまっているのである。
又、近年においては、量産性の向上を図って機械などによって組み立てるようになってきているが、前述のような状態となってしまっている為、パーツフィーダなどを使用しても分離しにくく、意図した量産性は得られなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、チップの先端開口部にボールが配置され、そのボールの後方にコイルスプリングが配置されたボールペンチップであって、そのチップの後端に内方に向けてカシメ部を形成すると共に、そのカシメ部に前記コイルスプリングの後端を当接させ、また、そのコイルスプリングの後部を大径の座巻き部とすると共に、そのコイルスプリングの座巻き部に隣接して、前記カシメ部を形成するカシメ治具に当接する小径部を形成し、また、前記コイルスプリングの後部と前部の外径を同様な外径となし、さらに、小径部の長さを、その小径部の前方に位置する大径部の長さよりも短くし、また、コイルスプリングの前記前部の外径と、そのコイルスプリングの前部が位置するチップの内径をほぼ同径にすると共に、そのチップの内径を前部から後部にかけて大径とすることによって、コイルスプリングの外径部とチップの内径部に形成される隙間を後部に向かって徐々に大きくしたことを要旨とする。
【0006】
【作用】
コイルスプリングの端部には、そのコイルスプリングの端部と同径の端部の他のコイルスプリングが当接する。
【0007】
【実施例】
図1〜図3に本発明の1例について説明する。静的な状態においては粘度が低く、動的な状態においては粘度が高くなる、所謂、剪断減粘性を有するインキ1が収納されたインキパイプ2の先端には、ステンレスや洋白などの金属材質からなるボールペンチップ3が圧入・固着されている。ちなみに、本実施例におけるインキ粘度は、静的な状態において140〜245mpa・sであるが、100〜2000mpa・sのインキであっても良い。又、インキパイプ2の内径は、1.70〜1.78mmであるが、1.5〜3.0mmのインキパイプとしても良い。ここで、符号4は、前記インキ1の消費に追従する逆流防止体であって、インキパイプ2の後端からのインキ1の流出が防止されている。尚、その逆流防止体4は、シリコーングリース、ポリブテン、α−オレフィンオリゴマー、エチレン−α−オレフィンオリゴマーなどの難揮発性有機液体をゲル化したものであるが、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂部材であっても良い。
前記ボールペンチップ3の後部外周には、細径部5が形成されており、一方、前部前方は円錐形状部6となっている。又、ボールペンチップ3の内部には、インキ流通孔7が形成されているが、そのインキ流通孔7は後方大径部7aと前方小径部7bとから構成されている。そして、その小径部7bの先端には吐出口8が形成されており、その吐出口8には超硬、ステンレス、セラミックス、或いは、ジルコニアなどからなるボールBが回転自在に止着されている。
【0008】
又、前記インキ流通溝7には、コイルスプリング9が配置されている。そのコイルスプリング9について説明する。コイルスプリング9の前方には約1巻きの座巻き部10が形成されており、その中心からは直線部11が前方に向けて延設形成されている。そして、その直線状部11の先端が、前記ボールBに当接している。つまり、その直線状部11の当接によってボールBが吐出部7の内周面にと当接しているのである。
一方、コイルスプリング9の中間部(後方)には、小径部12が形成されている。ちなみに、その小径部12の外径は、他の部分の内径よりも若干小径に形成されている。そして、その小径部12の後方、つまり、コイルスプリング9の後端部には、約2巻きの座巻き部13が形成されているが、その座巻き部13の外径は前記小径部12以外の部分と同様な外径となっている。尚、コイルスプリング9の後端部(座巻き部13)は、ボールペンチップ3の後端部に内方に向けて円周状に形成されたかしめ部14の内周面に当接しており、ボールペンチップ3からの脱落が防止されている。
【0009】
次ぎに、前記コイルスプリング9のボールペンチップ3内への装着方法について説明する。先ず、かしめ部が形成されていないボールペンチップ3の後方から、そのボールペンチップ3の長さよりも長いコイルスプリング9をインキ流通孔7内へと挿着する。つまり、この状態では、コイルスプリング9の後端は、ボールペンチップ3の後端から突出した状態となっている。尚、この際、前記コイルスプリング9は、各々独立した状態にあるので容易に1個ごと分離することができる。次いで、ボールペンチップ3の後端部をかしめ治具15によって押圧し、かしめ部を形成するが、そのかしめ治具15の前方には、前記コイルスプリング9の小径部12よりも若干大径な小径部16が形成されている。即ち、そのかしめ治具15の小径部16を、コイルスプリング9の小径部12に当接させ、此によって、コイルスプリング9を縮めた状態に維持することができ、その縮めた状態でかしめ部14を形成することができるのである(図4参照)。尚、本実施例においては、前記かしめ部14をボールペンチップ3の後端の全周に渡って形成したが、例えば、放射状に3箇所或いは4箇所といった部分的に形成しても良い。かしめ部以外の部分における前記インキパイプとの流通性が良好となり、例えば、脱泡作業をした場合には、ボールペンチップ内の泡を容易にインキパイプ内に導くことができ、除去することができるようになる。
【0010】
尚、本発明に様に、コイルスプリングの中間部に小径部を形成することによって、ボールペンを上向きにした状態で筆記してもインキの逆流が若干阻止される為、筆記距離が伸びると共に、インキに沈降性が高い部室が含有している場合においても、前記小径部によって攪拌される為、良好な筆記が得られると言った効果も奏している。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、チップの先端開口部にボールが配置され、そのボールの後方にコイルスプリングが配置されたボールペンチップであって、そのチップの後端に内方に向けてカシメ部を形成すると共に、そのカシメ部に前記コイルスプリングの後端を当接させ、また、そのコイルスプリングの後部を大径の座巻き部とすると共に、そのコイルスプリングの座巻き部に隣接して、前記カシメ部を形成するカシメ治具に当接する小径部を形成し、また、前記コイルスプリングの後部と前部の外径を同様な外径となし、さらに、小径部の長さを、その小径部の前方に位置する大径部の長さよりも短くし、また、コイルスプリングの前記前部の外径と、そのコイルスプリングの前部が位置するチップの内径をほぼ同径にすると共に、そのチップの内径を前部から後部にかけて大径とすることによって、コイルスプリングの外径部とチップの内径部に形成される隙間を後部に向かって徐々に大きくしたので、生産性に優れたボールペンチップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1例を示す縦断面図。
【図2】 ボールペンチップを示す拡大縦断面図。
【図3】 図2の上面図。
【図4】 装着方法を示す模式図。
【図5】 従来例を示す外観図。
【符号の説明】
1 インキ
2 インキパイプ
3 ボールペンチップ
4 逆流防止体
5 細径部
6 円錐形状部
7 インキ流通孔
8 吐出口
9 コイルスプリング
10 座巻き部
11 直線状部
12 小径部
13 座巻き部
14 かしめ部
15 かしめ治具
16 小径部
B ボール

Claims (2)

  1. チップの先端開口部にボールが配置され、そのボールの後方にコイルスプリングが配置されたボールペンチップであって、そのチップの後端に内方に向けてカシメ部を形成すると共に、そのカシメ部に前記コイルスプリングの後端を当接させ、また、そのコイルスプリングの後部を大径の座巻き部とすると共に、そのコイルスプリングの座巻き部に隣接して、前記カシメ部を形成するカシメ治具に当接する小径部を形成し、また、前記コイルスプリングの後部と前部の外径を同様な外径となし、さらに、小径部の長さを、その小径部の前方に位置する大径部の長さよりも短くし、また、コイルスプリングの前記前部の外径と、そのコイルスプリングの前部が位置するチップの内径をほぼ同径にすると共に、そのチップの内径を前部から後部にかけて大径とすることによって、コイルスプリングの外径部とチップの内径部に形成される隙間を後部に向かって徐々に大きくしたことを特徴とするボールペンチップ。
  2. 前記ボールペンチップの後方にインキ収容部を配置すると共に、そのインク収容部に剪断減粘性を有するインキを収納したことを特徴とする請求項1に記載のボールペンチップ。
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