JP4480866B2 - 種子消毒用粒状水和剤及びその製法並びに種子消毒用薬液及びその製法 - Google Patents

種子消毒用粒状水和剤及びその製法並びに種子消毒用薬液及びその製法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種子消毒用の粒状水和剤及びその製法並びに種子消毒用薬液及びその製法に関する。特に、粒状水和剤を水で希釈して、高濃度希釈液を調製する時粉立ちも少なく、水によく分散する種子消毒用粒状水和剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
種子消毒は、農薬活性成分、界面活性剤を有機溶剤にとかした乳剤や、農薬活性成分、界面活性剤、クレーなどの増量剤からなる水和剤を調製し、これを水で20〜200倍に希釈した希釈液として、これに種籾を浸漬する方法が一般的に行われている。
【0003】
一方、最近では大量の種子を省力的に消毒する方法として、水和剤を3〜20倍に希釈した希釈液、いわゆる高濃度希釈液を乾燥種籾重量の3%相当量を種子消毒用吹き付け装置を用いて種子に吹き付ける方法が普及してきている。この消毒方法に使用する水和剤に関する研究として、例えば、種子病害防除用活性成分としてペンタ−4−エニル=N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラニナートを含む種子吹き付け用水和剤であり、低倍量の水で高濃度希釈液を作る時に生ずる沈殿物が弱い撹拌力で容易に水に再分散させることのできる水和剤に関する特開平7−233015号公報記載の技術が知られている。また、種子消毒用農薬活性成分を含む種子消毒用水和剤であって、この水和剤を水で希釈して特に高濃度希釈液とした時、いったん沈殿した固体沈殿物を簡単な撹拌又は浸透で水によく再分散できる種子消毒用水和剤に関する特開平7−252103号公報記載の技術が知られている。
【0004】
また、この吹き付け装置を用いた種子消毒のための高濃度薬液を調製するには、水和剤が微粉状であるため粉立ちが著しく、作業者の薬剤による被爆などの安全性が問題となっており、これらの問題のない、種子消毒剤として、粒状水和剤の開発が進められている。
一方、本発明で用いるのと同様な「粒状水和剤」は、剤型としては既に、地上散布用としては公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況の中で本発明は、粉立ちがなく、少量の水中でも均一に分散し、高濃度希釈液を容易に調製しうる種子消毒用粒状水和剤及びその製法並びに種子消毒用薬液及びその製法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの課題を解決すべく鋭意、検討した。その結果、従来種子消毒剤として使用してきた水和剤を粒状に製剤化して、かつ水和性と見掛け比重を特定の範囲とすることで前記した課題を解決することを見い出した。
【0007】
より詳しくは、粒状水和剤の組成が農薬活性成分(ペンタ−4−エニル=N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラニナート(以下ペフラゾエートという)を除く。)、界面活性剤、及び増量剤とからなり、この粒状水和剤の水和性を3分以内、より好ましくは2分以内とし、かつ製剤の見掛け比重を0.4以上となるように製剤化した種子消毒用粒状水和剤が前記の課題を解決するうえで極めて有用であるとの知見を得た。
【0008】
そして、この種子消毒用の粒状水和剤は、水で3〜20倍に希釈して、種子消毒薬液とし、種子消毒用の吹き付け装置を用いて常法により種子に吹き付ければよい。このとき、種子消毒薬液の調製時の粒状水和剤の容量は、水和剤の場合に比べ非常に小さく、容易に水になじみ、分散され、扱い易いと同時に粉立ちもない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る種子消毒用粒状水和剤及びその製法並びに種子消毒用薬液及びその製法について、その実施の形態をさらに詳細に説明する。本発明に係る種子消毒用粒状水和剤の農薬活性成分は、稲馬鹿苗病、稲ごま葉枯病などの種子病害や種子消毒による害虫防除に用いられる農薬活性成分(ペフラゾエートを除く)であればよく、これらの1種又は2種以上を併用しても何ら問題ない。これらの農薬活性成分としては、例えば次のようなものが挙げられる。
種子消毒用殺菌成分
ベノミル、チアベンダゾール、チオファネートメチル、チウラム、プロクロラズ、トリフミゾール、イプコナゾール、塩基性塩化銅、フルジオキソニル、水酸化第二銅を挙げることができる。
これらの農薬活性成分の製剤中への添加量は特に制限されないが、一般的には製剤全量の1〜90重量%、好ましくは5〜70重量%である。
【0010】
なお、これらの農薬活性成分名は「農薬ハンドブック」1998年版(1998年12月15日、社団法人 日本植物防疫協会発行)に記載の化合物である。
また、本発明に使用する界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤があり、具体的には次のものを使用することができる。
【0011】
非イオン性界面活性剤
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキレート、ポリオキシエチレンフェニルエーテルポリマー、ポリオキシエチレンアルキレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーなどを挙げることができる。
【0012】
陰イオン性界面活性剤
リグニンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルサルフェート、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルサルフェートなどを挙げることができる。
【0013】
陽イオン性界面活性剤
アルキルアミン塩などを挙げることができる。
両性界面活性剤
第4級アンモニウム塩アルキルベタイン、アミンオキサイドなどを挙げることができる。
【0014】
なお、本発明で使用できる界面活性剤は、これらに限定されるものではなく、これらの1種又は2種以上を併用しても何ら問題ない。また、これらの界面活性剤の添加量は特に限定されないが、水和性を3分以内とするために、製剤中に0.1重量%以上添加することが望ましく、また30重量%以上添加しても水和性の改善効果は認められないので、製剤中に0.1〜30重量%が望ましい。
【0015】
本発明に使用できる増量剤は、無機担体又は有機担体のいずれでもよく例えば、次のようなものが挙げられる。
無機担体
クレー、ベントナイト、タルク、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ジークライト、セリサイト、酸性白土、珪石、ケイソウ土、軽石、ゼオライト、バーミキュライト、塩化カリウム、尿素、ホワイトカーボン、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、パーライト、硫酸マグネシウムを挙げることができる。
有機担体
グルコース、マルトース、シュークロース、ラクトースを挙げることができる。これらの無機担体又は有機担体は1種又は2種以上を併用することができるが、本発明では、見掛け比重が0.4以上になるようにすることが重要である。また、無機担体と有機担体を併用してもよい。
【0016】
また、補助剤として、粘結剤、防腐防かび剤、溶剤、農薬活性成分の安定化剤として酸化防止剤、紫外線防止剤、結晶析出防止剤などを各々必要に応じて添加してもよいが、ここに例示した補助剤に限定されるものではない。
本発明に使用できる粘結剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、次のようなものを挙げることができる。
澱粉、デキストリン、セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルデンプン、プルラン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、グァーガム、ローカストビーンガム、アラビアゴム、キサンタンガム、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングルコール、エチレン・プロピレンブロックポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンなどを挙げることができる。
【0017】
これらの1種又は2種以上を併用することができる。また、これらの粘結剤の添加量は特に限定されないが、効果、経済性より製剤中に0.1〜40重量%が望ましい。
【0018】
また、本発明では、低融点の有効成分を液状化する目的あるいは効果増強などを目的として溶剤を使用することができる。
本発明に使用できる溶剤としては、アジピン酸イソブチル、アジピン酸ジオレイル、アジピン酸ジイソデシル、フタル酸ジエチルヘキシル、フタル酸ジデシル、トリメリット酸2−エチルヘキシル、トリメット酸トリイソデシルなどの多塩基酸アルコールエステル、2−エチルヘキサン酸セチル、ヤシ脂肪酸セチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、オレイン酸メチル、オレイン酸オクチルなどの脂肪酸アルコールエステル、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレエートなどの多価アルコール脂肪酸エステル、オクチルアルコール、ラウリルアルコールなどの高級アルコール、1,2−ジメチル−4−エチルベンゼン、メチルナフタレン、1−フェニル−1−キシリルエタン、1−キシリル−1,3−ジフェニルブタンなどの芳香族炭化水素、などがあり、これらの1種又は2種以上を併用することができる。これらの使用量は特に限定されないが1〜20重量%が好ましい。
【0019】
また、本発明の粒状水和剤は、単に粒状水和剤としただけでは所期の目的を達成することはできない。すなわちまず、水和性「農薬科学用語辞典」社団法人 日本植物防疫協会 平成6年6月15日発行第140頁)を3分以内となるように、調整することが必要である。そして、製剤の見掛け比重を0.4以上とする必要がある。
なお、製剤の見掛け比重は0.4以上であれば特に問題はないが、有効成分、界面活性剤、固体担体、その他の補助剤の個々の見掛け比重の点から、製剤の見掛け比重は一般的に0.4〜2.0となる。この粒状水和剤の見掛け比重が0.4よりも小さくなると水での希釈時に薬剤の容量が大きくなり水への水和性、そして分散に時間がかかり、作業性に劣る。
また、水和性が3分を超えても水への分散に時間がかかり、作業性が悪くなる。
これらの水和性、分散性は界面活性剤の種類、添加量を適宜選択することにより調整でき、また固体担体、その他補助剤の種類、添加量を適宜選択することが見掛け比重を0.4以上に調整することができる。
なお、水和性、及び見掛け比重は後述する試験例について説明した方法により測定した。
【0020】
種子消毒用粒状水和剤の調製法
本発明に係る種子消毒用粒状水和剤の調製法は特に限定されないが次の方法によって調製することができる。
例えば、前記したごとく農薬活性成分、界面活性剤、増量剤を混合し、さらに必要があれば粘結剤、防腐防かび剤、農薬活性成分安定化剤などと混合して、加水混練後、押し出し造粒機にて造粒し、乾燥、整粒すればよい。また、加水しながら転動造粒機にて造粒し乾燥、整粒してもよい。さらに水を添加する前の粉体混合物を水に分散させ噴霧造粒機により造粒してもよく、また、粉体混合物を流動させながら粘結剤溶液あるいは農薬活性成分などをスプレーして造粒する流動層造粒機により、造粒してもよい。
また、本発明の種子消毒用粒状水和剤を得るには、界面活性剤の使用により、分散性機能を付与して、水和性を3分以内、好ましくは2分以内になるように調整し、比重の異なる増量剤などを使用して粒状水和剤の見掛け比重を0.4以上になるように調整すればよい。
【0021】
【実施例】
次に、実施例で本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下に部とあるのはすべて重量部を意味する。
【0022】
実施例1
ベノミル20部、リグニンスルホン酸ナトリウム10部、乳糖15部、クレー55部をハンマーミル(不二パウダル株式会社製)で混合した。その後、この混合物100部に対し水10部を添加し、双腕ニーダー(不二パウダル株式会社製)で混練混合した。次いで0.8mm径のスクリーンを付けた押し出し造粒機で造粒し、さらに流動層乾燥機(不二パウダル株式会社製)にて乾燥篩別し、粒径0.355mm〜1.18mmの粒状水和剤を得た。得られた粒状水和剤の水和性は54秒、見掛け比重は0.58、粉立ち性は1秒であった。
【0023】
実施例2
ベノミル20部、チウラム20部、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩5部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル2部、プルラン1部、クレー52部をハンマーミルで混合した。その後、この混合物100部に対し水12部を添加し双腕ニーダーで混練混合する。次いで0.8mm径のスクリーンを付けた造粒機で造粒し、さらに流動層乾燥機にて乾燥篩別し粒径0.355〜1.18mmの粒状水和剤を得た。得られた粒状水和剤の水和性は110秒、見掛け比重は0.40、粉立ち性は2秒であった。
【0024】
実施例3
ベノミル20部、ホワイトカーボン3部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム10部、ベントナイト1部、ケイ石61部をハンマーミルで混合した。
その後、この混合物100部に対し水12部を添加し双腕ニーダーで混練混合した。次いで0.8mm径のスクリーンを付けた押し出し造粒機で造粒し、さらに流動層乾燥機にて乾燥篩別し、粒径0.355〜1.18mmの粒状水和剤を得た。
得られた粒状水和剤の水和性は47秒、見掛け比重は0.63、粉立ち性は2秒であった。
【0025】
実施例4
実施例2のクレー52部をケイ石52部にかえた以外は実施例2と同様の粒径0.355〜1.8mmの粒状水和剤を得た。
得られた粒状水和剤の水和性は15秒、見掛け比重は0.71、粉立ち性は1秒であった。
【0026】
実施例5
実施例1のベノミル20部をチウラム20部に乳糖15部をショ糖10部にかえ、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部を加えた以外は実施例1と同様の粒径0.355〜1.18mmの粒状水和剤を得た。得られた粒状水和剤の水和性は30秒、見掛け比重は0.55、粉立ち性は1秒であった。
【0027】
比較例1
ベノミル20部、リグニンスルホン酸ナトリウム10部、乳糖15部、クレー55部をハンマーミルで混合し水和剤を得た。
得られた水和剤の水和性は203秒、見掛け比重は0.28、粉立ち性は20秒であった。
【0028】
比較例2
ベノミル20部、チウラム20部、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル2部、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩5部、クレー53部をハンマーミルで混合して水和剤を得た。得られた水和剤の水和性は235秒、見掛け比重は0.21、粉立ち性は16秒であった。
【0029】
比較例3
ベノミル20部、ホワイトカーボン3部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルホスフェート5部、クレー72部をハンマーミルで混合し水和剤を得た。得られた水和剤の水和性は225秒、見掛け比重は0.25、粉立ち性は19秒であった。
【0030】
比較例4
実施例2のクレー52部をゼオライト52部におきかえて、ハンマーミルで混合し、あとは実施例2と同様に粒径0.355〜1.18mmの粒状水和剤を得た。得られた粒状水和剤の水和性は140秒見掛け比重は0.27、粉立ち性は8秒であった。
【0031】
比較例5
実施例3のポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル5部を1部に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム10部を1部に、ケイ石61部を74部におきかえて、ハンマーミルで混合し、あとは実施例3と同様に粒径0.355〜1.18mmの粒状水和剤を得た。得られた粒状水和剤の水和性は190秒、見掛け比重は0.6、粉立ち性は3秒であった。
【0032】
比較例6
実施例2のβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩5部をリグニンスルホン酸ナトリウム10部に、クレー52部をゼオライト47部におきかえて、ハンマーミルで混合し、あとは実施例2と同様に粒径0.355〜1.18mmの粒状水和剤を得た。得られた粒状水和剤の水和性は68秒、見掛け比重は0.32、粉立ち性は3秒であった。
【0033】
ここで、上記水和性、見掛け比重、粉立ち性の試験方法について、以下の試験例1〜3の記載によって説明する。また、これらに加えて、試験例4及び試験例5によって、さらに本発明の有用性を明らかにする。
【0034】
試験例1(水和性)
この試験では、500mlビーカーに20℃の水(以下の*1に説明)200mlを入れ、これに試料5gを水面上約10cmの位置よりうすくひろがるように静かに落とす。試料を落とし終わってから水面に没するまでの時間(秒)を測定する。
この試験結果は、前述したが、表1にもまとめて示す。
なお、本方法は公定検査法と同じ方法である。
*1 水:硬度3度のものを使用する。
硬度3度水の調整法
炭酸カルシウム0.3077g、酸化マグネシウム0.092gを少量の希塩酸に溶かした後、砂浴上で蒸発乾固して塩酸を除去し、水で10リットルに希釈する。
【0035】
試験例2(見掛け比重)
この試験では、試料20gを底面が平で座りのよい100ml容量ガラス製メスシリンダー(重量が127±5g、5〜100mlまで1mlごとに目盛が刻まれていて0〜100ml標線までの距離が15.5〜16.5mmであること)に流し込み、親指と人さし指でシリンダー上部をはさみ、1秒間で指定の高さ(下から25±2mm)まで持ち上げ、次の1秒の初めに親指と人さし指をすばやくはなし、シリンダーを厚さ2cmの木板(杉板)の上に落下させる。このようにしてシリンダーを2秒に1回の割合で50回落下させる。シリンダーを持ち上げ指を放す直前に角度にして約10°シリンダーを回す。こうすることにより、試料層が平に収まり体積が読み取り易くなる。50回落下させた後、直ちにシリンダーを目の高さに持ち上げ体積をml単位で読み取る(Vml)。
見掛け比重(D)は、次式を用いて計算する。その結果は、前述したとおりであるが、表1にもまとめて示す。
D=20/V
【0036】
試験例3(粉立ち性)
この試験では、試料200gを1リットル容量の大きさのマヨネーズ瓶中に入れ、ふたをして激しく上下に20回振とうし静置する。その後、浮遊性粒子がほとんど沈降するのを内眼で確かめ、それまでの時間を測定する。
この試験結果は、前述したとおりであるが、表1にもまとめて示す。
試験結果から了解されるように、実施例1〜5の粉立ち性は極端に小さくなっている。
【0037】
試験例4(崩壊性試験)
この試験では、100ml容量の有栓シリンダーに20℃の3度の硬水95mlを入れ、粒状水和剤5gを投入し、1分後にシリンダーを転倒し、すべての粒が崩壊するまでの転倒回数を計測した。
その結果は、表1のとおりである。
結果から了解されるように、実施例1〜5の崩壊性は、比較例4〜6に比べて良好であり、すばやく所定の濃度に調整できる。
【0038】
【表1】
Figure 0004480866
【0039】
試験例5(イネ馬鹿苗病防除効果試験)
イネ馬鹿苗病自然感染罹病籾(品種「日本晴」)の乾燥種籾150gに対し実施例に準じて調製した粒状水和剤を水で所定の濃度になるように希釈した薬液あるいは市販薬剤を水で希釈した薬液のそれぞれ4.5ml(種籾重量の3%相当量)を種籾に均一に付着するようにエアースプレーガン(F88型 明治機械製作所製)を用いて吹き付け処理した。
【0040】
処理した種籾を15℃で6日間浸種し、さらに30℃で1晩催芽した。この種籾150g中の18g量を、通常の育苗箱(縦×横×高さ=60cm×30cm×3cm)の1/10の大きさの育苗箱(縦×横×高さ=12cm×15cm×3cm)に播種し直ちに覆土した。覆土後は32℃で2日間出芽処理し、出芽後2日間は温室内の寒冷紗で遮光し、その後は寒冷紗を除去し通常の栽培管理をした。
【0041】
なお、育苗培土には市販のクミアイ粒状培土D(呉羽化学工業株式会社製)を使用した。
播種30日後に育苗箱の全苗について徒長、枯死などのイネ馬鹿苗病状を示した発病苗数と無病徴の苗数について調査し下記式によって発病苗率(%)を求め防除価(%)を求めた。また薬害については出芽程度、生育程度などについて観察し、下記の薬害程度で示した。
発病苗率(%)=(発病苗数)/(総調査苗数)×100
防除価(%)={1−(処理区の発病苗率)/(無処理区の発病苗率)} ×100
【0042】
薬害程度
−:無 ±:微 +:小 ++:中 +++:大
この結果を表2に示す。
この結果から了解されるように、本発明によれば、優れた種子消毒活性を期待することができる。
【0043】
【表2】
Figure 0004480866
【0044】
【発明の効果】
本発明を実施すると、次のような効果がもたらされる。すなわち、第1に本発明は水和性と見掛け比重を特定の範囲に制限することにより、粉立ちを極端に小さくすることができる。したがって、種子消毒用の薬液を調製する作業がやり易くかつ人にかかることもなく安全に行うことができる利点がある。
第2に水和性を3分以内とすることにより、種子消毒用の高濃度希釈液を、たとえ大量に調整する必要があっても、例えば3〜20倍の希釈倍率のいずれの濃度に調整する場合でもすばやく調整することができる。
第3に、使用できる種子消毒用の農薬活性成分は特定の種類のものに限定されることはなく、かつ実際に使用しても、本来有する種子消毒活性をいかんなく発揮するものである。
これらのことから、本発明に係る種子消毒用粒状水和剤は、新しい種子消毒用の製剤として有用である。

Claims (10)

  1. 種子消毒用殺菌成分(ペンタ−4−エニル=N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラニナートを除く。)、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、リグニンスルホン酸ナトリウム、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれた少なくとも一種以上の界面活性剤、及び無機担体及び/又は有機担体からなる増量剤からなる粒状水和剤であって、上記界面活性剤を0.1〜30重量%含み、上記粒状水和剤の水和性が3分以内でかつ見掛け比重が0.4以上に調整されている種子消毒用粒状水和剤であって、
    上記水和性が:
    500mlビーカーに20℃の水200mlを入れ、これに試料5gを水面上約10cmの位置よりうすくひろがるように静かに落とし、試料を落とし終わってから水面に没するまでの時間(秒)を測定することによって得られ、ここで、上記水として硬度3度のものを使用し、炭酸カルシウム0.3077g、酸化マグネシウム0.092gを少量の希塩酸に溶かした後、砂浴上で蒸発乾固して塩酸を除去し、水で10リットルに希釈することによって上記硬度が調整されるものであり、
    上記見掛け比重が:
    試料20gを底面が平で座りのよい100ml容量ガラス製メスシリンダー(重量が127±5g、5〜100mlまで1mlごとに目盛が刻まれていて0〜100ml標線までの距離が15.5〜16.5mmであること)に流し込み、親指と人さし指で上記シリンダー上部をはさみ、1秒間で指定の高さ(下から25±2mm)まで持ち上げ、次の1秒の初めに親指と人さし指をすばやくはなし、上記シリンダーを厚さ2cmの木板(杉板)の上に落下させ、このようにして上記シリンダーを2秒に1回の割合で50回落下させ、上記シリンダーを持ち上げ指を放す直前に角度にして約10°上記シリンダーを回し、50回落下させた後、直ちに上記シリンダーを目の高さに持ち上げ体積をml単位で読み取り(Vml)、D=20/Vとして算出されるDとなる
    ようにしてなることを特徴とする種子消毒用粒状水和剤。
  2. 種子消毒用殺菌成分(ペンタ−4−エニル=N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラニナートを除く。)、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、リグニンスルホン酸ナトリウム、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれた少なくとも一種以上の界面活性剤、無機担体及び/又は有機担体からなる増量剤、及び必要により他の補助成分からなる粒状水和剤であって、該粒状水和剤の水和性が3分以内でかつ見掛け比重が0.4以上に調整されている種子消毒用粒状水和剤であって、
    上記水和性が:
    500mlビーカーに20℃の水200mlを入れ、これに試料5gを水面上約10cmの位置よりうすくひろがるように静かに落とし、試料を落とし終わってから水面に没するまでの時間(秒)を測定することによって得られ、ここで、上記水として硬度3度のものを使用し、炭酸カルシウム0.3077g、酸化マグネシウム0.092gを少量の希塩酸に溶かした後、砂浴上で蒸発乾固して塩酸を除去し、水で10リットルに希釈することによって上記硬度が調整されるものであり、
    上記見掛け比重が:
    試料20gを底面が平で座りのよい100ml容量ガラス製メスシリンダー(重量が127±5g、5〜100mlまで1mlごとに目盛が刻まれていて0〜100ml標線までの距離が15.5〜16.5mmであること)に流し込み、親指と人さし指で上記シリンダー上部をはさみ、1秒間で指定の高さ(下から25±2mm)まで持ち上げ、次の1秒の初めに親指と人さし指をすばやくはなし、上記シリンダーを厚さ2cmの木板(杉板)の上に落下させ、このようにして上記シリンダーを2秒に1回の割合で50回落下させ、上記シリンダーを持ち上げ指を放す直前に角度にして約10°上記シリンダーを回し、50回落下させた後、直ちに上記シリンダーを目の高さに持ち上げ体積をml単位で読み取り(Vml)、D=20/Vとして算出されるDとなる
    ようにしてなることを特徴とする種子消毒用粒状水和剤。
  3. 水和性が2分以内に調整されていることを特徴とする請求項1又は2の種子消毒用粒状水和剤。
  4. 請求項1〜のいずれかの種子消毒用粒状水和剤を水で希釈してなる種子消毒用薬液。
  5. 請求項1〜のいずれかの種子消毒用粒状水和剤を水で3〜20倍に希釈してなる高濃度希釈型の吹き付け用の種子消毒用薬液。
  6. 種子消毒用殺菌成分(ペンタ−4−エニル=N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラニナートを除く。)、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、リグニンスルホン酸ナトリウム、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれた少なくとも一種以上の界面活性剤、及び無機担体及び/又は有機担体からなる増量剤を混合してなる粒状水和剤であって、これらの組成を用いて該粒状水和剤の水和性が3分以内でかつ見掛け比重を0.4以上に調整する種子消毒用粒状水和剤の製法であって、
    上記水和性が:
    500mlビーカーに20℃の水200mlを入れ、これに試料5gを水面上約10cmの位置よりうすくひろがるように静かに落とし、試料を落とし終わってから水面に没するまでの時間(秒)を測定することによって得られ、ここで、上記水として硬度3度のものを使用し、炭酸カルシウム0.3077g、酸化マグネシウム0.092gを少量の希塩酸に溶かした後、砂浴上で蒸発乾固して塩酸を除去し、水で10リットルに希釈することによって上記硬度が調整されるものであり、
    上記見掛け比重が:
    試料20gを底面が平で座りのよい100ml容量ガラス製メスシリンダー(重量が127±5g、5〜100mlまで1mlごとに目盛が刻まれていて0〜100ml標線までの距離が15.5〜16.5mmであること)に流し込み、親指と人さし指で上記シリンダー上部をはさみ、1秒間で指定の高さ(下から25±2mm)まで持ち上げ、次の1秒の初めに親指と人さし指をすばやくはなし、上記シリンダーを厚さ2cmの木板(杉板)の上に落下させ、このようにして上記シリンダーを2秒に1回の割合で50回落下させ、上記シリンダーを持ち上げ指を放す直前に角度にして約10°上記シリンダーを回し、50回落下させた後、直ちに上記シリンダーを目の高さに持ち上げ体積をml単位で読み取り(Vml)、D=20/Vとして算出されるDとなる
    ようにしてなることを特徴とする種子消毒用粒状水和剤の製法。
  7. 種子消毒用殺菌成分(ペンタ−4−エニル=N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラニナートを除く。)、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、リグニンスルホン酸ナトリウム、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムからなる群から選ばれた少なくとも一種以上の界面活性剤、無機担体及び/又は有機担体からなる増量剤、及び必要により他の補助成分を混合してなる粒状水和剤であって、これらの組成を用いて該粒状水和剤の水和性が3分以内でかつ見掛け比重を0.4以上に調整する種子消毒用粒状水和剤の製法であって、
    上記水和性が:
    500mlビーカーに20℃の水200mlを入れ、これに試料5gを水面上約10cmの位置よりうすくひろがるように静かに落とし、試料を落とし終わってから水面に没するまでの時間(秒)を測定することによって得られ、ここで、上記水として硬度3度のものを使用し、炭酸カルシウム0.3077g、酸化マグネシウム0.092gを少量の希塩酸に溶かした後、砂浴上で蒸発乾固して塩酸を除去し、水で10リットルに希釈することによって上記硬度が調整されるものであり、
    上記見掛け比重が:
    試料20gを底面が平で座りのよい100ml容量ガラス製メスシリンダー(重量が127±5g、5〜100mlまで1mlごとに目盛が刻まれていて0〜100ml標線までの距離が15.5〜16.5mmであること)に流し込み、親指と人さし指で上記シリンダー上部をはさみ、1秒間で指定の高さ(下から25±2mm)まで持ち上げ、次の1秒の初めに親指と人さし指をすばやくはなし、上記シリンダーを厚さ2cmの木板(杉板)の上に落下させ、このようにして上記シリンダーを2秒に1回の割合で50回落下させ、上記シリンダーを持ち上げ指を放す直前に角度にして約10°上記シリンダーを回し、50回落下させた後、直ちに上記シリンダーを目の高さに持ち上げ体積をml単位で読み取り(Vml)、D=20/Vとして算出されるDとなる
    ようにしてなることを特徴とする種子消毒用粒状水和剤の製法。
  8. 水和性が2分以内に調整することを特徴とする請求項6又は7の種子消毒用粒状水和剤の製法。
  9. 請求項1〜のいずれかの種子消毒用粒状水和剤を水で使用濃度に希釈する種子消毒用薬液の製法。
  10. 請求項1〜のいずれかの種子消毒用粒状水和剤を水で3〜20倍にする高濃度希釈型の吹き付け用の種子消毒用薬液の製法。
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