JP4479462B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特にSOI構造を利用した半導体装置に関するものである。
近年、高周波信号をオン・オフするスイッチ要素として半導体スイッチのニーズが高まっている。このような半導体スイッチとしては、アナログスイッチや半導体リレーなどが知られている。半導体リレーは、発光ダイオードのような発光素子と、フォトダイオードのような受光素子と、受光素子の出力によりオンオフされる半導体スイッチ素子(出力接点用の半導体スイッチ素子)とをパッケージに内蔵したものである。高周波の信号のオン・オフに用いる半導体スイッチでは、オン時における抵抗が小さく且つ電流−電圧特性が線形(つまりオフセットがない)であり、オフ時における出力容量が小さく高周波遮断特性が良いことが要求される。また、この類の半導体スイッチにおいてはある程度の高耐圧が要求され、オン・オフの切り換えの瞬間に生じるスパイク電圧などに対する耐量も必要である。
ところで、半導体リレーの出力接点用に用いられる半導体スイッチ素子としては、SOI構造を利用した横型二重拡散型MOSFET(Lateral Double Diffused MOSFET:以下、SOI−LDMOSFETと称す)がある(例えば、特許文献1、2、3参照)。
SOI−LDMOSFETは、例えば図13に示す構造を有している。このSOI−LDMOSFETは、図13に示すように、単結晶シリコンよりなる半導体基板1の一主面上にシリコン酸化膜よりなる絶縁層2を介してn形シリコン層よりなるn形半導体層3が形成されたSOI構造を有している。
なお、SOI構造を有する基板(いわゆるSOIウェハ)の形成方法としては、単結晶シリコン中に酸素イオンを注入して内部に絶縁層を形成するSIMOX(Separation Implanted Oxygen)法、2枚の単結晶シリコン基板の一方若しくは両方に熱酸化膜を形成しそれらを貼り合わせる貼り合わせSOI法、半導体基板上に形成した絶縁層上に単結晶シリコンを成長させるSOI成長法、陽極酸化によってシリコンを部分的に多孔質化し酸化することによって形成する方法などが知られている。SOI成長法での単結晶シリコンは、気相、液相、固相のいずれかで成長させる。
このSOI−LDMOSFETでは、n形半導体層3内に、p形ウェル領域5とn++形ドレイン領域4とが離間して形成され、n++形ソース領域6がp形ウェル領域5内の表面側に形成されている。ここに、p形ウェル領域5は、n形半導体層3の表面から絶縁層2に達する深さまで形成され、且つ、所定の耐圧を保持できるようにn++形ドレイン領域4から所定距離(ドリフト距離)だけ離間して形成されている。また、n++形ドレイン領域4はn形半導体層3の表面側に形成されている。
形ウェル領域5においてn++形ソース領域6とn++形ドレイン領域4との間に位置する部位の上には、ゲート絶縁膜8を介してポリシリコンなどからなる絶縁ゲート型のゲート電極9が形成されている。また、n++形ドレイン領域4上にはドレイン電極10が形成され、p形ウェル領域5とn++形ソース領域6とに跨る形でソース電極11が形成されている。ここに、ソース電極11とp形ウェル領域5とは、p形ウェル領域5内に設けられたp++形ベースコンタクト領域7を介して電気的に接続されている。ところで、上述のSOI−LDMOSFETは、n++形ソース領域6の平面形状がn++形ドレイン領域4を囲むドーナツ状に形成してあるが、後述のバイポーラアクションの発生を防止して故障の誘発を防止する(つまり、破壊耐量を向上させる)目的で、n++形ソース領域6を平面形状の周方向において一定間隔で分断し且つp形ウェル領域5のうちソース電極11に接続された部分とゲート電極9直下の部分とが電気的に接続されるように形成されたp形半導体領域よりなるボディコンタクト領域12を有している。
以下、上記SOI−LDMOSFETの動作について説明するが、まず、ボディコンタクト領域12が設けられていない場合の動作を説明する。
上述したSOI−LDMOSFETでは、ゲート電極9とソース電極11との間にゲート電極9が高電位になるように電圧を印加することによって、p形ウェル領域5におけるゲート絶縁膜8直下が強反転状態となってチャネルが形成され、チャネルを通してn++形ドレイン領域4とn++形ソース領域6との間に電流(電子電流)が流れオン状態となる。このときは、電流通路にpn接合が介在しないので、電流−電圧特性は微小電流領域で線形になる(つまりオフセットがない)。
これに対し、SOI−LDMOSFETがオフの状態において、図14に示すようにドレイン電極10とソース電極11との間に、ドレイン電極10が高電位となるドレイン電圧Vが印加されている場合、p形ウェル領域5とn形半導体層3とのpn接合に空乏層が形成される。そして、ドレイン電圧Vが耐圧を越えると、電界が最も大きくなるp形ウェル領域5とn形半導体層3とのpn接合近傍で、なだれ増倍的に電子・正孔対が生成される(ブレークダウンが起こる)。こうして生成されたキャリアはポテンシャルの勾配に従って移動する。すなわち、正孔hはp形ウェル領域5を通ってソース電極11へ移動し、電子eはn形半導体層3、n++形ドレイン領域4を通ってドレイン電極10へ移動する。ここにおいて、上述の正孔hはp形ウェル領域5におけるn++形ソース領域6直下を通過してソース電極11へ移動する。
ところで、SOI−LDMOSFETにおいて出力容量を小さくするにはn形半導体層3の厚さを薄くすればよいが、n形半導体層3の厚みが薄くなると、n++形ソース領域6と絶縁層2との間の距離が小さくなるので、n++形ソース領域6と絶縁層2との間におけるp形ウェル領域5の断面積が小さくなって、p形ウェル領域5の抵抗R(図14参照)の抵抗値が大きくなり、p形ウェル領域5の抵抗Rでの電圧降下が大きくなる。
一方、上述のSOI−LDMOSFETでは、n形半導体層3、p形ウェル領域5、n++形ソース領域6をそれぞれコレクタ、ベース、エミッタとする寄生npnバイポーラトランジスタTrが形成されているので、上述の抵抗Rでの電圧降下が増大することによって、寄生npnバイポーラトランジスタTrのベース・エミッタ間が順バイアスされ、やがてこの寄生npnバイポーラトランジスタTrがオンする。このような寄生npnバイポーラトランジスタTrが動作される現象(バイポーラアクション、寄生バイポーラ効果などと呼ばれている)はSOI−LDMOSFETのチップ面内において一部の領域で発生するので、当該一部領域の温度が上昇し(いわゆるホットスポットが生じ)、電子・正孔対の生成が加速されて流れる電流が大きくなり、さらにこの一部領域の温度が上昇するという正帰還がかかるようになり、ついには電流の集中によって故障を誘発する。なお、バイポーラアクションは、オフ時の電界が最も高くなるp形ウェル領域5の平面形状が湾曲しているコーナ部分で最も発生しやすいことが実験により分かっている。
以上の説明は上記ボディコンタクト領域12が設けられていない場合の動作説明であったが、上記SOI−LDMOSFETでは、バイポーラアクションの発生を防止して故障の誘発を防止する(つまり、破壊耐量を向上させる)目的で、上記ボディコンタクト領域12を一定間隔で設けることにより、p形ウェル領域5のうちソース電極11に接続された部分とゲート電極9直下の部分との間の抵抗を小さくしてある。このボディコンタクト領域12を備えた上記SOI−LDMOSFETでは、p形ウェル領域5とn形半導体層3とのpn接合近傍で生成された(発生した)電子・正孔対の正孔hをボディコンタクト領域12を通してソース電極11側に引き抜くことができる(図15中の実線で示す矢印はボディコンタクト領域12を通る正孔hの経路を示し、同図中の破線で示す矢印はp形ウェル領域5におけるn++形ソース領域6直下を通る正孔hの経路を示す)ので、バイポーラアクションが発生しにくく、アバランシェ耐量やESD耐量などの耐量が向上する。なお、上記ボディコンタクト領域12が形成されたSOI−LDMOSFETでは、図16中に矢印が示された領域にチャネルが形成される。
ところで、n++形ドレイン領域4の平面形状はSOI−LDMOSFETのオン抵抗、許容電流、コンタクト面積、耐圧、素子全体の面積、内包されるドレインパッドの面積などの制約から決定される。所定のオン抵抗以下の素子を構成するためにはチャネル幅を所定の長さ以上に保つ必要があり、限られた面積の中でチャネル幅を長くするには、例えば図17に示すようなくし形構造やいわゆるストライプ構造(図示せず)を形成するのが一般的である。図17に示すSOIーLDMOSFETでは、n++形ドレイン領域4の平面形状を略くし形に形成してある。
特開平11−87696号公報 特開平11−150272号公報 特開平11−150273号公報
上述のボディコンタクト領域12を備えたSOI−LDMOSFETでは、アバランシェ耐量やESD耐量などの耐量を向上させることができるが、より一層の耐量の向上が要求されている。ここで、アバランシェ耐量やESD耐量などの耐量を向上させるにはボディコンタクト領域12を増やすのが有効であることが知られているが、n++形ソース領域6がボディコンタクト領域12により分断されているので、実効的なチャネル幅が減少し、オン抵抗が増大するという不具合があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、オン抵抗を増大させることなくアバランシェ耐量やESD耐量などの耐量の向上が可能な半導体装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、絶縁層の上に第1導電形の半導体層を形成したSOI構造の基板を有し、前記半導体層の表面側に形成され前記半導体層よりも高不純物濃度の第1導電形のドレイン領域と、前記ドレイン領域と離間して且つ前記半導体層の表面から絶縁層まで形成された第2導電形のウェル領域と、前記ウェル領域内で前記ウェル領域の表面側に形成され前記半導体層よりも高不純物濃度の第1導電形のソース領域と、前記ドレイン領域と前記ソース領域との間の前記ウェル領域の表面にゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極と、前記ドレイン領域に接続されたドレイン電極と、前記ウェル領域と前記ソース領域とに跨って接続されたソース電極と、前記ウェル領域内で前記ソース領域を分断する形で形成され前記ウェル領域のうちゲート電極直下の部分とソース電極とを電気的に接続する第2導電形のボディコンタクト領域とを備え、前記ボディコンタクト領域と前記半導体層とから構成されたボディコンタクトダイオード領域の耐圧がボディコンタクトダイオード領域以外のMOSFET領域の耐圧よりも小さくなるような構造を有し、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離が前記MOSFET領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離よりも短く設定されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記ボディコンタクト領域と前記半導体層とから構成されたボディコンタクトダイオード領域の耐圧がボディコンタクトダイオード領域以外のMOSFET領域の耐圧よりも小さくなるような構造を有しているから、耐圧以上の電圧がドレイン電極とソース電極との間に印加された時、前記ボディコンタクトダイオード領域でアバランシェ・ブレークダウンを生じることにより、前記半導体層、前記ウェル領域、前記ソース領域で形成される寄生バイポーラトランジスタを有する前記MOSFET領域でのキャリアの発生が抑制されるので、前記寄生バイポーラトランジスタがオンするのを防止することができ、ボディコンタクト領域の面積を増やすことなくアバランシェ耐量やESD耐量を向上することができるから、オン抵抗を増加させることなくアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。また、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離が前記MOSFET領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離よりも短く設定されているので、ドリフト距離の設定だけで前記ボディコンタクトダイオード領域の耐圧が前記MOSFET領域の耐圧よりも小さくなって、オン抵抗を増大させることなくアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ボディコンタクトダイオード領域におけるドリフト距離を前記MOSFET領域におけるドリフト距離よりも短く設定するにあたって、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ウェル領域と前記ゲート電極とを前記ドレイン領域側へずらしてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記ウェル領域と前記ドレイン領域との間に介在する前記半導体層と前記絶縁層との境界部分の面積を低減でき、前記絶縁層を介した寄生容量を低減することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間に介在する前記半導体層に、前記ドレイン領域側から前記ウェル領域側へ向かって不純物濃度が徐々に低くなる濃度分布が設けられ、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離が前記MOSFET領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離よりも短く設定されてなることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1または請求項2の発明と同様にオン抵抗を増大させることなくアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができ、また、ドリフト領域の濃度分布の適正な調整で、理想的な耐圧を得ることができ、ドリフト距離を短くすることによってオン抵抗が低減される。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記ボディコンタクトダイオード領域の耐圧が前記MOSFET領域の耐圧よりも小さくなるように前記ボディコンタクトダイオード領域に施す耐圧調整のための構造が、前記ボディコンタクトダイオード領域において前記MOSFET領域から離れた部分に局所的に施されてなることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1ないし請求項3の発明と同様にオン抵抗を増大させることなくアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができ、また、アバランシェ・ブレークダウンを生じる領域が前記MOSFET領域から離れていることで、発生したキャリアおよびアバランシェエネルギによる熱が前記MOSFET領域に伝わり難く、寄生バイポーラトランジスタへの電流集中が緩和され、請求項1ないし請求項3の発明よりもアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量をさらに向上させることができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記ボディコンタクトダイオード領域と前記MOSFET領域とが前記半導体層中において離間して形成され、前記ボディコンタクトダイオード領域と前記MOSFET領域とは、各々のドレイン領域同士、ウェル領域同士およびゲート電極同士がそれぞれ電気的に接続されてなることを特徴とする。
この発明によれば、アバランシェ・ブレークダウンを生じる領域が前記MOSFET領域から離れていることで、生成するキャリアおよびアバランシェエネルギによる熱が前記MOSFET領域に伝わり難く、寄生バイポーラトランジスタへの電流集中が緩和され、請求項1ないし請求項3の発明よりもアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量をさらに向上させることができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記ボディコンタクトダイオード領域は、耐圧の小さな高濃度接合の直列接続によって構成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、接合容量を抑制することができ、素子の寄生容量を抑制することができる。
請求項1の発明では、ドリフト距離の設定だけでボディコンタクトダイオード領域の耐圧がMOSFET領域の耐圧よりも小さくなって、オン抵抗を増大させることなくアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができるという効果がある。
以下の参考例および実施形態においては、説明の便宜上、第1導電形をn形、第2導電形をp形として説明するが、n形とp形とは入れ換えてもよい。
(参考例)
本参考例では、図2に示す構成のSOI−LDMOSFETを例示する。図13および図17に示した従来例と同様に、本参考例においても、単結晶シリコンよりなる半導体基板1の上に絶縁層2を介してn形シリコン層よりなるn形半導体層3が形成されている。n形半導体層3内には、p形ウェル領域5とn++形ドレイン領域4とが離間して形成され、n++形ソース領域6がp形ウェル領域5内で表面側に形成されている。ここに、p形ウェル領域5は、n形半導体層3の表面から絶縁層2に達する深さまで形成され、且つ、所定の耐圧を保持できるようにn++形ドレイン領域4から所定距離(ドリフト距離)だけ離間して形成されている。
形ウェル領域5においてn++形ソース領域6とn++形ドレイン領域4との間に位置する部位の上には、ゲート絶縁膜8を介してポリシリコンなどからなる絶縁ゲート型のゲート電極9が形成されている。また、n++形ドレイン領域4上にはドレイン電極10が形成され、p形ウェル領域5とn++形ソース領域6とに跨る形でソース電極11が形成されている。ここに、ソース電極11とp形ウェル領域5とは、p形ウェル領域5内に設けられたp++形ベースコンタクト領域7を介して電気的に接続されている。
本参考例におけるSOI−LDMOSFETは、平面形状において、n++形ドレイン領域4が図17に示すような略くし形の形状に形成され、n形半導体層3、p形ウェル領域5、n++形ソース領域6、p++形ベースコンタクト領域7がn++形ドレイン領域4を囲むように形成されている。また、本参考例においても、p形ウェル領域5内でn++形ソース領域6を分断する形で形成されp形ウェル領域5のうちゲート電極9直下の部分とソース電極11とを電気的に接続するp形半導体(シリコン)よりなるボディコンタクト領域12を備えている。
ここにおいて、本参考例のSOI−LDMOSFETは、ボディコンタクト領域12を、p形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分にのみ選択的に形成されている点に特徴がある。ここで、図2(a)のY−Y’断面である図2(c)について見ると、n++形ソース領域6がなく、ボディコンタクト領域12とn形半導体層3とでpn接合が形成されたダイオード構造となっている。このダイオード構造を構成する領域(つまり、ボディコンタクト領域12とn形半導体層3とから構成された領域)をボディコンタクトダイオード領域13と称する。言い換えれば、図2(c)はボディコンタクトダイオード領域13の断面図を示している。一方、図2(a)のX−X’断面である図2(b)を見ると、MOSFET構造が構成されている。要するに、ボディコンタクト領域12が形成されていない部分ではMOSFET構造となっている。このMOSFET構造を構成する領域をMOSFET領域14と称する。言い換えれば、図2(b)はMOSFET領域14の断面図を示している。
ところで、本参考例のように、n++形ドレイン領域4が図17に示すような略くし形の形状に形成されたSOI−LDMOSFETにおいては、部分的な平面形状にしたがって耐圧が異なることがデバイスシミュレーションや実験によりわかっている。n++形ドレイン領域4が平面形状においてp形ウェル領域5側へ凸となる形で湾曲している部分(図2(a)における領域A)と、p形ウェル領域5が平面形状において直線状に形成されている部分(図2(a)における領域A)、p形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分(図2(a)における領域A)それぞれの耐圧を比較した結果を図3に示す。ただし、図3の縦軸の耐圧BVでは最も小さな耐圧で規格化した数値を示してある。また、図3は、p形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分(図2(a)における領域A)においてもn++形ソース領域6が有る場合についての耐圧を示してあるが、当該部分においてn++形ソース領域6を削除してボディコンタクト領域12を設けても耐圧は変化しない。
図3から分かるように、上記領域Aの耐圧が最も高く、次に、上記領域Aの耐圧が高く、上記領域Aの耐圧が最も低くなる。つまり、本参考例のSOI−LDMOSFET全体の耐圧はp形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分(図2(a)における領域A)が決定している。これは耐圧を決定する表面電界の分布がSOI−LDMOSFETの平面形状(表面形状)によって変化するためであるが、ここでは説明を省略する。
ここにおいて、本参考例のSOI−LDMOSFETでは、上述のように、ボディコンタクト領域12を、p形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分にのみ選択的に形成してあるので、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧をMOSFET領域14の耐圧よりも小さく設定することができる。
しかして、本参考例のSOI−LDMOSFETでは、耐圧以上の電圧がドレイン電極10とソース電極11との間に印加された時、ボディコンタクトダイオード領域13でアバランシェ・ブレークダウンを生じることにより、過剰なキャリアはボディコンタクトダイオード領域13で生成される(発生する)ので、n形半導体層3、p形ウェル領域5、n++形ソース領域6で形成される寄生npnバイポーラトランジスタを有するMOSFET領域14でのキャリアの発生が抑制されるので、上記寄生npnバイポーラトランジスタがオンすることによる素子破壊を防止することができ、ボディコンタクト領域12の面積を増やすことなくアバランシェ耐量やESD耐量を向上することができるから、オン抵抗を増加させることなくアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。
すなわち、ボディコンタクト領域12の面積を同じにした従来のSOI−LDMOSFETと比較すると、より有効にアバランシェ耐量やESD耐量のような耐圧を向上することができる。また、全チャネル幅に対するボディコンタクト領域12の割合を従来例と同等に設定すれば、オン抵抗は従来例と同等となる。したがって、耐圧の低下やオン抵抗の増大などの性能低下を伴わずに、アバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。
(実施形態1)
本実施形態では図1に示す構成のSOI−LDMOSFETを例示する。
本実施形態のSOI−LDMOSFETの基本構成は参考例と略同じであり、ボディコンタクトダイオード領域13においてn++形ドレイン領域4をp形ウェル領域5側へ延設することによって、ボディコンタクトダイオード領域13におけるn++形ドレイン領域4とp形ウェル領域5との間の距離(ドリフト距離と称す)がMOSFET領域14におけるn++形ドレイン領域4とp形ウェル領域5との間のドリフト距離よりも短く設定されている点に特徴がある。なお、参考例と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、上記ドリフト距離を適宜調整することによって、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧を参考例で説明したp形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分(図2(a)の領域A)の耐圧と同等の耐圧に設定することができる。
つまり、本実施形態のSOI−LDMOSFETでは、ボディコンタクトダイオード領域13におけるドリフト距離を調整することで、SOI−LDMOSFETの耐圧を低下させることなく、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧をMOSFET領域14の耐圧よりも小さな値に設定することができる。また、全チャネル幅に対するボディコンタクト領域12の割合を従来例と同等に設定すれば、オン抵抗は従来例と同等となる。したがって、参考例と同様に、耐圧の低下やオン抵抗の増大などの性能低下を伴わずに、アバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。
また、本実施形態では、n++形ドレイン領域4のみの設計によって耐圧の調整を行うので、設計変更を容易に行うことができるという利点がある。
(実施形態2)
本実施形態では図4に示す構成のSOI−LDMOSFETを例示する。
本実施形態のSOI−LDMOSFETの基本構成は参考例と略同じであり、ボディコンタクトダイオード領域13においてp形ウェル領域5をn++形ドレイン領域4側へ延設することによって、ボディコンタクトダイオード領域13における上記ドリフト距離をMOSFET領域14におけるドリフト距離よりも短く設定してある点に特徴がある。ここにおいて、ボディコンタクトダイオード領域13では、ゲート電極9の位置をn++形ドレイン領域4側へずらしてある。なお、参考例と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、上記ドリフト距離を適宜調整することによって、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧を参考例で説明したp形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分(図2(a)の領域A)の耐圧と同等の耐圧に設定することができる。
つまり、本実施形態のSOI−LDMOSFETでは、ボディコンタクトダイオード領域13におけるドリフト距離を調整することで、SOI−LDMOSFETの耐圧を低下させることなく、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧をMOSFET領域14の耐圧よりも小さな値に設定することができる。また、全チャネル幅に対するボディコンタクト領域12の割合を従来例と同等に設定すれば、オン抵抗は従来例と同等となる。したがって、参考例と同様に、耐圧の低下やオン抵抗の増大などの性能低下を伴わずに、アバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。さらに、本実施形態のSOI−LDMOSFETでは、n形半導体層3と絶縁層2とが接する境界部分の面積を狭くすることができるので、ドレイン電極10・半導体基板1間の寄生容量を低減することができるという利点もある。
なお、図4に示した例では、ボディコンタクトダイオード領域13においてp形ウェル領域5をn++形ドレイン領域4側へ延設することによって、ボディコンタクトダイオード領域13における上記ドリフト距離をMOSFET領域14におけるドリフト距離よりも短く設定してあるが、p形ウェル領域5をn++形ドレイン領域4側へずらすことによってボディコンタクトダイオード領域13における上記ドリフト距離をMOSFET領域14におけるドリフト距離よりも短く設定してもよい。
(実施形態3)
本実施形態では図5に示す構成のSOI−LDMOSFETを例示する。
本実施形態のSOI−LDMOSFETの基本構成は参考例と略同じであり、ボディコンタクトダイオード領域13におけるn++形ドレイン領域4とp形ウェル領域5との間に介在するn形半導体層3に濃度プロファイル(濃度分布)を設け、p形ウェル領域5とn形半導体層(ドリフト領域)3との接合部分のn形半導体層3のn形不純物濃度が、MOSFET領域14におけるp形ウェル領域5とn形半導体層3との接合部分のn形半導体層3のn形不純物濃度よりも低く(薄く)設定されている点、ボディコンタクトダイオード領域13におけるp形ウェル領域5とゲート電極9とを実施形態2と同様にn++形ドレイン領域4側へ延設することによって、ボディコンタクトダイオード領域13におけるドリフト距離をMOSFET領域14におけるドリフト距離よりも短く設定してある点に特徴がある。なお、参考例と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、ボディコンタクトダイオード領域13におけるp形ウェル領域5とn++形ドレイン領域4との間に介在するn形半導体層(ドリフト領域)3のn形不純物濃度プロファイルを適宜調整することによって、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧を参考例で説明したp形ウェル領域5が平面形状においてn++形ドレイン領域4側へ凸となる形で湾曲した部分(図2(a)の領域A)の耐圧と同等の耐圧に設定することができる。ここに、n形不純物濃度プロファイル(n形半導体層3の濃度分布)は、図6に示すように、n++形ドレイン領域4のp形ウェル領域5側の端部からp形ウェル領域5に近づくにつれてn形不純物濃度が一様に低くなる(一度も上昇に転じることなく徐々に低くなる)ような濃度プロファイルをもたせてある。
本実施形態のSOI−LDMOSFETでは、ボディコンタクトダイオード領域13におけるn形半導体層3のn形不純物濃度プロファイルを適切に調整することで、耐圧を決定する表面電界分布が理想的な分布を示すようになり、この部分の耐圧を上昇させることができ、この耐圧の上昇分も含めて、ドリフト距離の調整によってボディコンタクトダイオード領域13の耐圧を参考例で説明した領域A(図2(a)参照)の耐圧と同等の耐圧に設定することができる。つまり、本実施形態では、実施形態1や実施形態2よりもドリフト距離を短くした上で、SOI−LDMOSFETの耐圧を低下させることなく、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧をMOSFET領域14の耐圧よりも小さな値に設定することができる。また、全チャネル幅に対するボディコンタクト領域12の割合を従来例と同等に設定すれば、オン抵抗は従来例と同等となる。したがって、参考例よりも効果的に、耐圧の低下やオン抵抗の増大などの性能低下を伴わずに、アバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。しかも、ドリフト距離を最大限に短くすることができるので、オン抵抗を小さくできるという利点も有する。
なお、本実施形態においても、実施形態2で説明したように、ボディコンタクトダイオード領域13におけるp形ウェル領域5をn++形ドレイン領域4側へずらすことによって、ボディコンタクトダイオード領域13における上記ドリフト距離をMOSFET領域14におけるドリフト距離よりも短く設定してもよい。また、実施形態1と同様にボディコンタクトダイオード領域13においてn++形ドレイン領域4をp形ウェル領域5側へ延設することによってボディコンタクトダイオード領域13におけるドリフト距離をMOSFET領域14におけるドリフト距離よりも短くするようにしてもよい。
(実施形態4)
本実施形態では図7および図8に示す構成のSOI−LDMOSFETを例示する。
本実施形態のSOI−LDMOSFETの基本構成は実施形態1と略同じであり、ボディコンタクトダイオード領域13においてMOSFET領域14から離れた部分におけるn++形ドレイン領域4をp形ウェル領域5側へ延設することによって、ドリフト距離をMOSFET領域14のドリフト距離よりも局所的に短く設定してある点に特徴がある。ここに、図7(a)および図8中の4aはn++形ドレイン領域4のうち上記延設された部位を示す。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のSOI−LDMOSFETでは、実施形態1と同様に、耐圧の低下やオン抵抗の増大などの性能低下を伴わずに、アバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。また、アバランシェ・ブレークダウンを生じる領域がMOSFET領域14から遠くにある(離れている)ので、発生したキャリアおよびアバランシェエネルギによる熱がMOSFET領域14に伝わり難く、寄生npnバイポーラトランジスタへの電流集中が緩和され、実施形態1よりも有効にアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができるという利点を有している。なお、実施形態2,3においても、ボディコンタクトダイオード領域13におけるドリフト距離をMOSFET領域14におけるドリフト距離よりも局所的に短く設定してもよい。
(実施形態5)
本実施形態では図9および図10に示す構成のSOI−LDMOSFETを例示する。
本実施形態のSOI−LDMOSFETは、実施形態1ないし実施形態4と同様の構造を有するMOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とを備え、かつ、MOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とがn形半導体層3中において離間して形成され、MOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とは、各々のn++形ドレイン領域4,4’同士がドレイン電極10で電気的に接続され、各々のp形ウェル領域5とp++形ベースコンタクト領域7とがソース電極11で電気的に接続され、各々のゲート電極9,9同士が電気的に接続されるように構成されている。なお、MOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とは、それぞれ外周形状が閉じた曲線により構成されている。
本実施形態のSOI−LDMOSFETでは、実施形態1ないし実施形態4と同様に、耐圧の低下やオン抵抗の増大などの性能低下を伴わずに、アバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。また、アバランシェ・ブレークダウンを生じる領域がMOSFET領域14から遠くにある(離れている)ので、発生したキャリアおよびアバランシェエネルギによる熱がMOSFET領域14に伝わり難く、寄生npnバイポーラトランジスタへの電流集中が緩和され、実施形態1ないし実施形態4よりも有効にアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができるという利点を有している。
(実施形態6)
本実施形態では図11および図12に示す構成のSOI−LDMOSFETを例示する。
本実施形態のSOI−LDMOSFETは、実施形態5と同様にMOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とを備え、かつ、MOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とがn形半導体層3中において離間して形成され、MOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とは、各々のn++形ドレイン領域4,4’同士がドレイン電極10で電気的に接続され、p形ウェル領域5とp++形ベースコンタクト領域7とがソース電極11で電気的に接続されていて、ボディコンタクトダイオード領域13が耐圧の小さな高濃度接合(p++++接合)の直列接続によって構成されている。すなわち、図11および図12中の13p1,13p2はそれぞれp++形領域を示し、13n1,13n2はそれぞれn++形領域を示す。なお、MOSFET領域14とボディコンタクトダイオード領域13とは、それぞれ外周形状が閉じた曲線により構成されている。
本実施形態のSOI−LDMOSFETでは、ボディコンタクトダイオード領域13の耐圧を接合の濃度と直列に接続する高濃度接合の数によって調整することができ、この耐圧を実施形態5におけるボディコンタクトダイオード領域13の耐圧と同等にすることによって、実施形態5と同様に、耐圧の低下やオン抵抗の増大などの性能低下を伴わずに、アバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができる。また、アバランシェ・ブレークダウンを生じる領域がMOSFET領域14から遠くにある(離れている)ので、発生したキャリアおよびアバランシェエネルギによる熱がMOSFET領域14に伝わり難く、寄生npnバイポーラトランジスタへの電流集中が緩和され、実施形態1ないし実施形態5よりも有効にアバランシェ耐量やESD耐量のような耐量を向上させることができるという利点を有している。さらに、ボディコンタクトダイオード領域13にpn接合(p++++接合)が直列に多段構成されることによって、pn接合容量を抑制することができ、素子の寄生容量を低減することにも効果があるという利点を有している。
実施形態1を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 参考例を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 同上の特性説明図である。 実施形態2を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 実施形態3を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 同上の表面濃度の説明図である。 実施形態4を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 同上の要部概略平面図である。 実施形態5を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 同上の要部概略平面図である。 実施形態6を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 同上の要部概略平面図である。 従来例を示し、(a)は要部概略平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は(a)のY−Y’断面図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の説明図である。 同上の概略平面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 絶縁層
3 n形半導体層
4 n++形ドレイン領域
5 p形ウェル領域
6 n++形ソース領域
7 p++形ベースコンタクト領域
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート電極
10 ドレイン電極
11 ソース電極
12 ボディコンタクト領域
13 ボディコンタクトダイオード領域
14 MOSFET領域

Claims (6)

  1. 絶縁層の上に第1導電形の半導体層を形成したSOI構造の基板を有し、前記半導体層の表面側に形成され前記半導体層よりも高不純物濃度の第1導電形のドレイン領域と、前記ドレイン領域と離間して且つ前記半導体層の表面から絶縁層まで形成された第2導電形のウェル領域と、前記ウェル領域内で前記ウェル領域の表面側に形成され前記半導体層よりも高不純物濃度の第1導電形のソース領域と、前記ドレイン領域と前記ソース領域との間の前記ウェル領域の表面にゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極と、前記ドレイン領域に接続されたドレイン電極と、前記ウェル領域と前記ソース領域とに跨って接続されたソース電極と、前記ウェル領域内で前記ソース領域を分断する形で形成され前記ウェル領域のうちゲート電極直下の部分とソース電極とを電気的に接続する第2導電形のボディコンタクト領域とを備え、前記ボディコンタクト領域と前記半導体層とから構成されたボディコンタクトダイオード領域の耐圧がボディコンタクトダイオード領域以外のMOSFET領域の耐圧よりも小さくなるような構造を有し、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離が前記MOSFET領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離よりも短く設定されてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記ボディコンタクトダイオード領域におけるドリフト距離を前記MOSFET領域におけるドリフト距離よりも短く設定するにあたって、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ウェル領域と前記ゲート電極とを前記ドレイン領域側へずらしてなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間に介在する前記半導体層に、前記ドレイン領域側から前記ウェル領域側へ向かって不純物濃度が徐々に低くなる濃度分布が設けられ、前記ボディコンタクトダイオード領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離が前記MOSFET領域における前記ドレイン領域と前記ウェル領域との間のドリフト距離よりも短く設定されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記ボディコンタクトダイオード領域の耐圧が前記MOSFET領域の耐圧よりも小さくなるように前記ボディコンタクトダイオード領域に施す耐圧調整のための構造が、前記ボディコンタクトダイオード領域において前記MOSFET領域から離れた部分に局所的に施されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記ボディコンタクトダイオード領域と前記MOSFET領域とが前記半導体層中において離間して形成され、前記ボディコンタクトダイオード領域と前記MOSFET領域とは、各々のドレイン領域同士、ウェル領域同士およびゲート電極同士がそれぞれ電気的に接続されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記ボディコンタクトダイオード領域は、耐圧の小さな高濃度接合の直列接続によって構成されてなることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
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