JP4478934B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像信号処理装置に係り、特に画素が1列ごとに半ピッチずれて配列された固体撮像素子から出力される画像信号の処理技術に関する。
図6はハニカム配列と呼ばれる画素配列を有する固体撮像素子の概略構成図である。同図に示すように、この固体撮像素子10は、受光セル11の幾何学的な形状の中心点を行方向及び列方向に1つ置きに画素ピッチの半分(1/2ピッチ)ずらして配列させたものとなっている。
また、この固体撮像素子10は、各受光セル11に対応してそれぞれR(赤)、G(緑)、B(青)の何れか1色の原色カラーフィルタが割り当てられている。図6のように、水平方向についてGGGG…の行の次段にBRBR…の行が配置され、その次段にGGGG…の行、更にその次の行にRBRB…という具合に配列される。また、列方向についてみれば、GGGG…の列と、BBBB…の列と、GGGG…の列と、RRRR…の列とが循環式に繰り返される配列パターンとなっている。
この種のハニカム配列の固体撮像素子10は、R、G、B画素が斜め45度の配置をとり、正方配列の固体撮像素子に対し、水平、垂直の解像度をアップさせている。
ところで、固体撮像素子10は、動画(ムービー)駆動される場合と、静止画駆動される場合とがある。ムービー駆動される場合には、所定のフレームレートで周期的に各受光セル11に蓄積された信号電荷の読み出しを行なう必要があるが、近年の固体撮像素子の高画素数化に伴い、所定のフレームレート内で信号電荷を読み出すことが困難になっており、そのため水平ラインを間引いて読み出すようにしている。
一方、特許文献1には、水平方向の同じ色の画素同士を画素混合し、これにより高画質、信号電荷の読み出しの高速化を図るようにした固体撮像素子装置が提案されている。
特開2003−264844号公報
図6に示した固体撮像素子10からの情報の読み出し順序は、図7(A)に示すよう斜め45度に配置されたGライン、RBラインの2ラインの画素情報を同一水平タイミングで読み出し、ムービー駆動においては、この読み出した画素情報(…Gn n n,n+1 n+1 n+1,…)をそれぞれの空間位置の画素情報として使用し、又は同図(B)に示すように読み出した隣接するライン間の画素情報を補間処理し、垂直方向のライン数を増加させた画素情報をそれぞれの空間位置の画素情報として使用しているため、各画素の本来の画素空間位置の情報が有効に利用されず、特に垂直解像度が十分に引き出されず、また、偽信号が発生するという問題がある。
また、一般の正方画素配列の固体撮像素子と同じ垂直本数を読み出そうとすると、45度配置された2ラインの画素情報を同時に読み出すことになるため、1.4倍の駆動周波数が必要となり、周辺も含めたデバイスへの要求性能が厳しくなることでのコストアップ、消費電力増大によるシステム負荷となる。
一方、ハニカム配列の固体撮像素子から全画素情報を読み出し、静止画と同じ信号処理(正方画素配列と同じ画素配列になるように不足する画素を補間処理によって作成する信号処理など)を行なうことで、垂直本数は少なくとも同等の垂直解像度を得ようとすると、高速な信号処理、メモリ容量の増大に繋がるという問題がある。また、垂直方向にRB市松状に配置されていなければ、静止画と同等の画像処理は不可能であり、一方、RB市松状に配置された固体撮像素子では、垂直奇数間引きしか対応できないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ハニカム配列の固体撮像素子をムービー駆動する際に駆動周波数を上げることなく、垂直解像度の改善、及び偽信号の発生を低減することができる画像信号処理装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の画像信号処理装置は、R、G、Bの何れか1色のカラーフィルタがそれぞれ割り当てられた複数の画素が2次元配列された固体撮像素子であって、各画素が相互に斜め45度の位置関係に配列されるとともに、水平方向にG画素のみからなるGラインと水平方向にR画素とB画素とが交互に繰り返すRBラインとが垂直方向に繰り返してなる固体撮像素子と、前記固体撮像素子にて互いに隣接する前記Gラインと前記RBラインとから画素ごとに交互に画素情報を読み出して、互いに隣接する前記Gラインの画素情報及び前記RBラインの画素情報を1読出ライン分の画素情報として出力する読出手段と、前記Gライン及び前記RBラインのうちいずれか一方を第1ラインとして他方を第2ラインとし、前記固体撮像素子上の垂直方向の空間位置が互いに異なる一の読出ライン及び他の読出ラインにおける前記第2ラインの垂直方向の空間位置に応じて、前記一の読出ライン及び前記他の読出ラインにおける前記第2ラインの画素情報を重み付けして演算することで、前記各読出ラインの前記第2ラインの画素情報を補正する補正手段であって、前記各読出ラインにて補正後の前記第2ラインの画素情報が前記第1ラインの垂直方向の空間位置に対応する画素情報になる重み付けを行う補正手段と、を備えたことを特徴とする。
例えば、前記補正手段は、前記一の読出ラインにおける前記第2ラインの画素情報をD1、前記他の読出ラインにおける前記第2ラインの画素情報をD2、前記一の読出ラインにおける前記第1ラインと前記一の読出ラインにおける前記第2ラインとの垂直方向の空間位置の差をa、前記一の読出ラインにおける前記第1ラインと前記他の読出ラインにおける前記第2ラインとの垂直方向の空間位置の差をbとしたとき、前記一の読出ラインにおける前記第2ラインの補正後の画素情報Dを、数式{D=(D1×a+D2×b)/(a+b)}により算出する。
即ち、前記読出手段は、前記固体撮像素子から1ライン分の画素情報を読み出す際に、隣接するGラインとRBラインとから画素ごとに交互に読み出し、これによりGBGRGBGR…の点順次の画素情報として出力する。上記のようして読み出した1ラインの画素情報のうちのGライン及びRBラインのうちの一方のライン(例えば、Gライン)の垂直方向の空間位置を基準にすると、RBライン上のR画素、B画素の垂直方向の空間位置は、GラインとRBラインの間隔だけずれている。そこで、前記補正手段は、他方のラインの画素情報を垂直方向の空間位置のずれに対応した重み付けで補正するようにしている。これにより、各画素の本来の画素空間位置の情報を有効に利用し、垂直解像度の向上を図るとともに、偽信号の発生を低減できるようにしている。
また、本発明の一態様において、前記読出手段は、ムービー駆動時に前記固体撮像素子から垂直方向の画素情報を間引いて読み出すことを特徴としている。これにより、固体撮像素子からの画素情報の読み出しのための駆動周波数を上げることなく、ムービーで要求される所定のフレームレート内で1フレーム分の画素情報を読み出すことができるようにしている。
また、本発明の一態様において、前記固体撮像素子は、垂直方向にG画素、R画素、及びB画素が一列に配列されていることを特徴としている。垂直方向に同じ色の画素が一列に並んでいるため、間引き間隔に制限がなく、奇数間引き及び偶数間引きの両方が可能である。
また、本発明の一態様において、前記補正手段は、前記固体撮像素子の垂直方向にて前記各読出ラインの間に位置し且つデータ上にて前記読出ラインの間に挿入される補間ラインの画素情報を前記各読出ラインの画素情報に基づいて補間演算するものであって、前記補間ラインの垂直方向の空間位置と、前記各読出ラインの垂直方向の同じ色の画素の垂直方向の空間位置とに基づいて重み付け補間を行なうことを特徴としている。
即ち、前記読出手段によって読み出されたラインとは異なる任意のライン(補間ライン)上の画素情報を補間によって算出するようにしている。これにより、固体撮像素子から読み出す垂直本数を低減しつつ、垂直解像度の向上を図るようにしている。
本発明によれば、ハニカム配列の固体撮像素子から隣接するGラインとRBラインとから画素ごとに交互に読み出された1ライン分の画素情報は、G画素とRB画素との垂直方向の空間位置がずれているが、Gライン及びRBラインのうちの一方のラインの垂直方向の空間位置を基準にし、他方のラインの画素情報を垂直方向の空間位置に比例した重み付けで補正するようにしたため、各画素の本来の画素空間位置の情報を有効に利用することができ、垂直解像度の向上を図るとともに、偽信号の発生を低減することができる。
以下添付図面に従って本発明に係る画像信号処理装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係る画像信号処理装置を含む撮像装置の実施の形態を示すブロック図である。
同図に示す撮像装置(デジタルカメラ)100は、静止画や動画の記録及び再生機能を有し、デジタルカメラ100全体の動作は中央処理装置(CPU)12によって統括制御される。 CPU12は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算など、各種演算を実施する演算手段として機能し、更に後述するように信号処理回路16での補間演算に必要なデータ(係数)等を出力する。
バス14を介してCPU12と接続されたメモリ18はROMやSDRAMを含み、ROMには、CPU12が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納される。また、SDRAMは、プログラムの展開領域及びCPU12の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用される。
操作部20は、撮影ボタン、モード切替えレバー、モードダイヤル、メニュー/OKキー、十字キー等を有し、この操作部18での操作による信号はCPU12に入力され、CPU12は入力信号に基づいてデジタルカメラ100の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、LCDモニタの表示制御などを行う。
LCDモニタ22は、撮影時に画角確認用の電子ファインダとして使用できるとともに、記録済み画像を再生表示する手段として利用される。また、LCDモニタ22は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。
メディアコントローラ24は、メディアソケット(図示せず)に装着される記録メディア26に適した入出力信号の受渡しを行うために所要の信号変換を行う。
次に、デジタルカメラ100の撮影機能について説明する。
撮影モードが選択されると、CCD等からなる固体撮像素子(以下、この実施の形態では「CCD」という)10を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。尚、CCD10は、図6に示したようにハニカム配列のもので、R、G、B画素が斜め45度の配置をとり、水平方向にGGGG…のGラインと、BRBR…のRBラインとが交互に配置され、垂直方向にGGGG…の列と、BBBB…の列と、GGGG…の列と、RRRR…の列とが循環式に繰り返される配列パターンとなっている。
撮影レンズ30は、CPU12によって制御されるレンズドライバ32によって電動駆動され、フォーカス制御が行われる。撮影レンズ30を通過した光は、CCD10の受光面に結像される。CCD10は、各受光セル11の電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU12は、タイミングジェネレータ34及びCCDドライバ36を介してCCD10での電荷蓄積時間の制御、CCD10からの信号電荷の読出制御を行なう。
CCD10の受光面に結像された被写体像は、各受光セル11によって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各受光セル11に蓄積された信号電荷は、CPU12の指令に従いタイミングジェネレータ34及びCCDドライバ36から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD10から出力された信号はアナログ処理部(CDS/ADC)38に送られ、ここで画素ごとのRGB信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、A/D変換器によってデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された点順次のRGB信号は、信号処理回路16に加えられる。
信号処理回路16は、後述するようにRGB画素のCCD10での垂直方向の空間位置ずれを補正する補間処理部を含み、ここで補正されたRGBの画像データはメモリ18に一時記憶される。また、信号処理回路16は、メモリ18に記憶されたRGBの画像データをCPU12の指令に従って処理する。即ち、信号処理回路16は、同時化回路、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU12からのコマンドに従ってメモリ18を活用しながら所定の信号処理を行う。信号処理回路16で処理された画像データは再びメモリ18に記憶される。
撮影画像をLCDモニタ22にモニタ出力する場合、メモリ18から画像データが読み出され、バス14を介してLCDドライバ40に送られる。LCDドライバ40は、入力された画像データをLCD表示用の信号に変換してLCDモニタ22に出力する。
CCD10をムービー駆動する場合には、撮像中の映像がリアルタイムにLCDモニタ22に表示される。撮影者は、LCDモニタ22に表示される映像(ムービー画)によって撮影画角を確認できる。
操作部20の撮影ボタンが半押しされると、デジタルカメラ100はAE及びAF処理を開始し、その後、撮影ボタンが全押しされると、静止画記録用の撮影動作がスタートする。即ち、撮影ボタンの全押しに応動して取得された画像データは信号処理回路16において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ18に格納される。
メモリ18に格納されたY/C信号は、圧縮伸長回路42によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディアコントローラ24を介して記録メディア26に記録される。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で記録される。
次に、信号処理回路16における本発明に係る画像信号処理について説明する。
いま、CCD10をムービー駆動する際にCCD10から垂直方向の画素情報を1/2間引きで読み出す場合、図6に示すようにCCDのトランスファーゲートに対応する電極V1A,V3Aに転送時の電圧よりも高い電圧の読出用パルスを印加し、そのトランスファーゲートに対応する受光セルに蓄積された電荷を垂直転送路に読み出す。その後、垂直転送路は垂直転送用のタイミング信号によって4相駆動され、垂直転送路に読み出された電荷を水平転送路に向かって転送する。水平転送路に転送された電荷は、水平駆動パルスによって水平方向に転送され、信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。
ここで、電極V1Aに対応するGラインと、電極V3Aに対応するRBラインとは、1ラインとして信号処理され、前述したアナログ処理部38からは、GBGRGBGR…の順に点順次のRGB信号が出力される。
図2(A)はCCD10から読み出されたラインn、n+1における点順次のRGB信号を示している。
ここで、ラインnにおけるG画素(Gライン上の画素)とRB画素(RBライン上の画素)とは垂直方向の空間位置がずれているため、この空間位置ずれに応じて画像情報を補正する。例えば、Gラインを基準にし、RBラインのRB画素を、Gラインの空間位置に対応する画素情報になるように補間処理する。
即ち、図2(B)に示すように、ラインn−1のRGB画素情報(RGB信号)をRn-1 n-1 n-1 、ラインnのRGB信号をRn n n 、ラインn+1のRGB信号をRn+1 n+1 n+1 、ラインn+2のRGB信号をRn+2 n+2 n+2 とすると、補間処理後の実データラインn、n+1のRGB信号を、次式に示すように補正する。
[数1]
実データラインn
G=Gn
B=(Bn ×3+Bn+1 ×1)/4
R=(Rn ×3+Rn+1 ×1)/4
実データラインn+1
G=Gn+1
B=(Bn+1 ×3+Bn+2 ×1)/4
R=(Rn+1 ×3+Rn+2 ×1)/4
また、ラインn−1とラインnとの中間のライン(補間ライン)n、ラインnとラインn+1との中間の補間ラインn+1のRGB信号は、次式によって算出する。
[数2]
補間ラインn
G=(Gn-1 +Gn )/2
B=(Bn-1 ×1+Bn ×3)/4
R=(Rn-1 ×1+Rn ×3)/4
補間ラインn+1
G=(G+Gn+1 )/2
B=(Bn ×1+Bn+1 ×3)/4
R=(Rn ×1+Rn+1 ×3)/4
上記[数1]について、図3を参照しながら詳述する。
図3はCCD10のRGB画素の空間位置関係を示す図である。
いま、CCD10から1/2間引きで読み出されるラインn−1、n、n+1…のうちのラインnでの補正について説明する。Gラインを基準にすると、Gライン上のGn は補正する必要がない。一方、Gライン上のBを求める場合には、GラインからBn までの垂直方向の距離aと、GラインからBn+1 までの垂直方向の距離bとを使用し、Bn とBn+1 とを1次線形補間することによりGライン上のBを求める。このBは、次式により求めることができる。
[数3]
B=(Bn ×a+Bn+1 ×b)/(a+b)
=(Bn ×a+Bn+1 ×3a)/(a+3a) (∵b=3a)
=(Bn ×3+Bn+1 ×1)/4
同様にして、Gライン上のRを求めることができる。
次に、上記補間処理を行なう信号処理回路16の補間処理部について説明する。
図4は信号処理回路16内の補間処理部の実施の形態を示すの要部ブロック図である。この補間処理部は、ラインメモリ50、52、乗算器54、56及び加算器58から構成されている。
ラインメモリ50、52は、それぞれアナログ処理部38から点順次で出力される1ライン分のRGB信号(CCDデータ)を保持し、かつラインn、ラインn+1の2ラインのCCDデータを1画素ずつ同時に乗算器54、56に出力する。乗算器54、56の他の入力には、CPU12の端子a,bから補間演算に必要な係数が加えられており、乗算器54、56は、これらの2入力を乗算する。即ち、CPU12は、[数1]に示したようにG信号が乗算器54、56に入力される場合には、乗算器54、56にそれぞれ係数1、0を出力し、RB信号が乗算器54、56に入力される場合には、乗算器54、56にそれぞれ係数3/4、1/4を出力する。そして、乗算器54、56での乗算結果は、それぞれ加算器58に加えられ、ここで加算されて補間データとして出力される。
図5は信号処理回路16の補間処理部の他の実施の形態を示す要部ブロック図である。尚、図4に示した補間処理部と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示す補間処理部は、図4に示した補間処理部に対して、更にラインメモリ53、乗算器57、加算器59及びセレクタ60が追加されて構成されている。
CPU12は、実データラインにおける補間データを出力させる場合には、セレクタ60が入力Aを選択出力するように選択信号をセレクタ60に出力し、補間ラインにおける補間データを出力させる場合には、セレクタ60が入力Bを選択出力するように選択信号をセレクタ60に出力する。
また、CPU12は、図4で説明したように実データラインにおける補間データを出力させる場合には、端子a,bから補間演算に必要な係数(1,0)又は(3/4,1/4)を出力し、補間ラインにおける補間データを出力させる場合には、[数2]に示したように、端子b,cから補間演算に必要な係数(1/2,1/2)又は(1/4,3/4)を出力する。
即ち、CPU12は、乗算器56、57にそれぞれラインn+1、n+2のG信号が入力される場合には、乗算器56、57にそれぞれ係数1/2、1/2を出力し、乗算器56、57にそれぞれラインn+1、n+2のRB信号が入力される場合には、乗算器56、57にそれぞれ係数1/4、3/4を出力する。そして、乗算器56,57での乗算結果は、それぞれ加算器59に加えれ、ここで加算されてセレクタ60のB入力に出力される。
この補間処理部では、1ライン分のCCDデータが取り込まれると、実データラインにおける補間データの演算と、補間ラインにおける補間データの演算とを行い、複数ライン(2ライン)分の補間データを出力するようにしている。
尚、この実施の形態では、CCD10をムービー駆動する際にCCD10から垂直方向の画素情報を1/2間引きで読み出す場合について説明したが、このCCD10は、垂直方向にG画素、R画素、及びB画素が一列に配列されているため、奇数間引き、偶数間引きのいずれの間引き系で読み出すようにしてもよく、任意の間引き率で間引くことができる。
いま、間引きを1/Nとし、Gラインを基準にすると、実データラインにおける補正データは、次式で表すことができる。
[数4]
G=Gn
R=(Rn ×(N×2−1)+Rn+1 )/(N×2)
B=(Bn ×(N×2−1)+Bn+1 )/(N×2)
但し、間引き:1/N
また、実データライン間に任意の本数の補間ラインを挿入することができる。この場合の任意の補間ラインにおける補正データは、次式で表すことができる。
[数5]
G=(Gn ×(M−L)+Gn+1 ×L)/M
R=Rn ×{(N−1)/N×2+L/M}
+Rn+1 ×{(N+1)/N×2+(M−L)/M}
B=Bn ×{(N−1)/N×2+L/M}
+Bn+1 ×{(N+1)/N×2+(M−L)/M}
但し、間引き:1/N
M倍ライン補間(M−1ライン挿入)
L=1〜M−1 :L≦N×2の時
L=1−in(M/N)〜M−1〜int (M/N):L>N×2の時
図1は本発明に係る画像信号処理装置を含む撮像装置の実施の形態を示すブロック図である。 図2(A)及び(B)はそれぞれCCDから読み出されたラインn、n+1における点順次のRGB信号と補間処理後のRGB信号とを示す図である。 図3は本発明に係る補間処理を説明するために用いたCCDのRGB画素の空間位置関係を示す図である。 図4は信号処理回路内の補間処理部の実施の形態を示すの要部ブロック図である。 図5は信号処理回路内の補間処理部の他の実施の形態を示すの要部ブロック図である。 図6はハニカム配列を有する固体撮像素子の概略構成図である。 図7(A)及び(B)はそれぞれCCDから読み出されたラインn、n+1における点順次のRGB信号と従来の補間処理後のRGB信号とを示す図である。
符号の説明
10…固体撮像素子(CCD)、11…受光セル、12…中央処理装置(CPU)、16…信号処理回路、34…タイミングジェネータ、36…CCDドライバ、50、52、53…ラインメモリ、54、56、57…乗算器、58、59…加算器、60…セレクタ、100…撮像装置(デジタルカメラ)

Claims (5)

  1. R、G、Bの何れか1色のカラーフィルタがそれぞれ割り当てられた複数の画素が2次元配列された固体撮像素子であって、各画素が相互に斜め45度の位置関係に配列されるとともに、水平方向にG画素のみからなるGラインと水平方向にR画素とB画素とが交互に繰り返すRBラインとが垂直方向に繰り返してなる固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子にて互いに隣接する前記Gラインと前記RBラインとから画素ごとに交互に画素情報を読み出して、互いに隣接する前記Gラインの画素情報及び前記RBラインの画素情報を1読出ライン分の画素情報として出力する読出手段と、
    前記Gライン及び前記RBラインのうちいずれか一方を第1ラインとして他方を第2ラインとし、前記固体撮像素子上の垂直方向の空間位置が互いに異なる一の読出ライン及び他の読出ラインにおける前記第2ラインの垂直方向の空間位置に応じて、前記一の読出ライン及び前記他の読出ラインにおける前記第2ラインの画素情報を重み付けして演算することで、前記各読出ラインの前記第2ラインの画素情報を補正する補正手段であって、前記各読出ラインにて補正後の前記第2ラインの画素情報が前記第1ラインの垂直方向の空間位置に対応する画素情報になる重み付けを行う補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 前記補正手段は、前記一の読出ラインにおける前記第2ラインの画素情報をD1、前記他の読出ラインにおける前記第2ラインの画素情報をD2、前記一の読出ラインにおける前記第1ラインと前記一の読出ラインにおける前記第2ラインとの垂直方向の空間位置の差をa、前記一の読出ラインにおける前記第1ラインと前記他の読出ラインにおける前記第2ラインとの垂直方向の空間位置の差をbとしたとき、前記一の読出ラインにおける前記第2ラインの補正後の画素情報Dを、数式{D=(D1×a+D2×b)/(a+b)}により算出することを特徴とする請求項1に記載の画像信号処理装置。
  3. 前記読出手段は、ムービー駆動時に前記固体撮像素子から垂直方向の画素情報を間引いて読み出すことを特徴とする請求項1または2に記載の画像信号処理装置。
  4. 前記固体撮像素子は、垂直方向にG画素、R画素、及びB画素が一列に配列されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像信号処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記固体撮像素子の垂直方向にて前記各読出ラインの間に位置し且つデータ上にて前記読出ラインの間に挿入される補間ラインの画素情報を前記各読出ラインの画素情報に基づいて補間演算するものであって、前記補間ラインの垂直方向の空間位置と、前記各読出ラインの垂直方向の同じ色の画素の垂直方向の空間位置とに基づいて重み付け補間を行なうことを特徴とする請求項に記載の画像信号処理装置。
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