JP4477706B2

JP4477706B2 - 表示片取付具

Info

Publication number: JP4477706B2
Application number: JP04843999A
Authority: JP
Inventors: 時雄大竹; 敏江部
Original assignee: 株式会社ソーグ
Priority date: 1999-02-25
Filing date: 1999-02-25
Publication date: 2010-06-09
Anticipated expiration: 2019-02-25
Also published as: JP2000250410A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば「ＳＡＬＥ」などの表示文字や「商品名」などの広告を記した表示札や、商品の価格を記した価格札などの表示片を所定箇所に表示するための表示片取付具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、例えば「ＳＡＬＥ」などの表示文字や「商品名」などの広告を記した表示札や、商品の価格を記した価格札などの表示片は、スーパーなどの陳列スタンドの前端部に設けられた支承部に支承して表示したり、スタンドにクリップなどで挟んで取り付けたり、表示片を取り付けたクリップを紐で吊って表示したりと、その表示手段は一律ではなかった。
【０００３】
本発明は、このような表示片を適所に簡単に取り付けして表示することができる表示片取付具に係るもので、表示片を取り付けしたい部位に金属部分がありさえすれば、どのようなところにでも金属部分を利用して簡単に取り付けすることができ、更に、この金属部分に止着する止着用台座部に対して表示片を挟持する挟持部を水平回動可能且つ前後回動可能に設けて、止着部位の角度や止着部位への止着用台座部の止着態様に拘わらず表示片を適正な見易い状態となるように調整可能となる画期的な表示片取付具を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【０００５】
止着部位１に吸磁止着し得るように構成した止着用台座部２の上部に取付部材５を水平回動自在に枢着し、この取付部材５に、表示文字や広告などを記した表示札や，商品の価格などを記した価格札などの表示片３を挟持固定し得る挟持部４を前後回動自在に枢着して、止着用台座部２の上部に挟持部４を水平回動可能且つ前後回動可能に設け、前記止着用台座部２の上面にピン８を突設し、このピン８を係合する係合孔部９を前記取付部材５に設けて、このピン８を係合孔部９に係合することで、止着用台座部２に対して取付部材５を水平回動自在に設け、この取付部材５はＵ字形の部材で成ると共にこの取付部材５の下部に前記係合孔部９を形成し、この取付部材５の上部左右の遊離端部に夫々軸支孔15を形成し、この各軸支孔15に軸ネジ17を通してナット18止めすると共にこの軸ネジ17に前記挟持部４を枢着することで、取付部材５に対して挟持部４を前後回動自在に設け、前記止着用台座部２の上面に係止凸部６若しくは係合凹部７を設け、この係止凸部６若しくは係合凹部７を係止する係合凹部７若しくは係止凸部６を前記取付部材５の下面に設けて、この係止凸部６を係合凹部７との係止により止着用台座部２に対して取付部材５を位置決め係止できるように構成すると共に、この係止凸部６と係合凹部７との係止強度を、係止凸部６と係合凹部７との係止に抗して取付部材５を止着用台座部２に対して水平回動し得る係止強度に設定し、この係止凸部６と係合凹部７との係止強度に抗して取付部材５を止着用台座部２に対して水平回動することで、取付部材５の止着用台座部２に対する回動状態を位置変更できるように構成し、前記各軸支孔15の一方に、前記ナット18の外形に合わせた角孔部を形成し、この角孔部にナット18を回り止め状態に嵌合し得るように構成したことを特徴とする表示片取付具に係るものである。
【０００６】
また、前記止着用台座部２の上面に前記ピン８として割りピン８を突設し、この割りピン８を弾圧係合する前記係合孔部９を前記取付部材５に設けて、この割りピン８を係合孔部９に弾圧係合することで、止着用台座部２に対して取付部材５を抜け止め不能状態にして水平回動自在に設け、前記割りピン８の周囲に前記係止凸部６若しくは前記係合凹部７を設け、この係止凸部６若しくは係合凹部７を係止する前記係合凹部７若しくは前記係止凸部６を前記係合孔部９の周囲に設けて、この係止凸部６と係合凹部７との係止により止着用台座部２に対して取付部材５を位置決め係止できるように構成すると共に、この係止凸部６と係合凹部７との係止強度を、係止凸部６と係合凹部７との係止に抗して取付部材５を止着用台座部２に対して水平回動し得る係止強度に設定し、この係止凸部６と係合凹部７との係止強度に抗して取付部材５を止着用台座部２に対して水平回動することで、取付部材５の止着用台座部２に対する回動状態を位置変更できるように構成したことを特徴とする請求項１記載の表示片取付具に係るものである。
【０００７】
また、内部に収納空間部10を有する中空体を採用して前記止着用台座部２を構成し、この止着用台座部２内の収納空間部10に磁石体11を収納配設することで、この止着用台座部２が前記止着部位１に吸磁止着し得るように構成したことを特徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載の表示片取付具に係るものである。
【０００８】
また、前記挟持部４は、クリップを採用して構成したことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の表示片取付具に係るものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【００１０】
金属製の止着部位１であれば、どこにでも止着用台座部２を吸磁止着することができる。即ち、金属部分を有するところであれば、平面部だけでなく壁面のような部分や棚の裏面のような部分にもその金属部分を止着部位１として利用して簡単に安定的に本発明の表示片取付具を吸磁止着することができる。
【００１１】
例えばスーパーの金属製陳列棚などの止着部位１に止着用台座部２を吸磁止着し、挟持部４に「ＳＡＬＥ」などの表示文字や広告などを記した表示札や，商品の価格などを記した価格札などの止着部位１での表示に適した表示片３を挟持部４に挟持固定する。
【００１２】
この挟持部４は、水平回動させたり前後回動させたりして自由に動かすことができるので、壁面や棚の裏面や傾斜面などの平面部以外の止着部位１に止着用台座部２を止着した場合や、止着部位１へ止着用台座部２を適正でない状態で止着した場合であっても、挟持部４を動かして表示片３を看者から見易い適正な状態となるように調整変更することができる。
【００１３】
従って、金属部分を有するところであれば、どこにでも吸磁止着することができ、更にどのような止着態様であっても挟持部４で挟持した表示片３を適正な状態にできるため、非常に使用範囲が広い極めて実用性に秀れた表示片取付具となる。
【００１４】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【００１５】
本実施例は、止着部位１に吸磁止着し得るように構成した止着用台座部２の上部に、表示文字や広告などを記した表示札や，商品の価格などを記した価格札などの表示片３を挟持固定し得る挟持部４を設けている。
【００１６】
止着用台座部２は、内部に収納空間部10を有する中空の箱状体を採用して構成し、この止着用台座部２内の収納空間部10に磁石体11を収納配設することで、この止着用台座部２が前記止着部位１に吸磁止着し得るように構成している。
【００１７】
更に説明すると、この止着用台座部２は、上部が開口する箱状の収納体２Ａと、この収納体２Ａの上部開口部を閉塞する閉塞板体２Ｂとから成る構成とし、この収納体２Ａ内に磁石体11を収納した上で、閉塞板体２Ｂを開口部に閉塞固定する構成としている。
【００１８】
また、この収納体２Ａの上部開口部に対する閉塞板体２Ｂの閉塞固定構造は、閉塞板体２Ｂの対向両端部に係止爪12を垂設する一方、この係止爪12を係止する係合段部13を収納体２Ａ内の対向面部に設け、単にこの係止爪12を係合段部13に係止することで閉塞板体２Ｂが収納体２Ａの上部開口部を閉塞した状態で固定される構成としている。従ってこの構成は簡易に設計実現可能であり、量産性に秀れ安価に構成できる。
【００１９】
また、この収納体２Ａの底部に複数の開口窓14を形成する一方、この開口窓14に係止する突部11Ａを磁石体11の下部に設け、この開口窓14に突部11Ａを係止した状態で収納体２Ａ内に磁石体11を収納した構成としている。従って、この開口窓14と突部11Ａの係止により磁石体11が収納体２Ａ（止着用台座部２）内でガタつかず、安定的に収納配設されるように構成している。
【００２０】
また、この開口窓14に係止している突部11Ａは、収納体２Ａの底部よりやや外側に突出する構成とし、このやや突出する突部11Ａが直接止着部位１に吸磁止着して良好な止着強度が得られるように構成している。
【００２１】
この止着用台座部２の上部に取付部材５を水平回動自在に枢着し、この取付部材５に前記挟持部４を前後回動自在に枢着して、挟持部４を取付部材５毎止着用台座部２に対して水平回動可能であって、且つ止着用台座部２と取付部材５に対して挟持部４を前後回動可能に構成している。
【００２２】
具体的には、止着用台座部２の上面となる前記閉塞板体２Ｂの上面中心部に割りピン８を突設し、この割りピン８を弾圧係合する係合孔部９を前記取付部材５の下面中心部に貫通状態に設けて、この割りピン８を係合孔部９に弾圧係合することで、止着用台座部２に対して取付部材５を抜け止め不能状態にして水平回動自在に設けている。
【００２３】
ここで、取付部材５について説明すると、本実施例では、図２，図３に示すようなＵ字形の部材を用いて構成しているもので、このＵ字形の取付部材５の下部に前記係合孔部９を貫通形成し、上部左右の遊離端部には夫々軸支孔15を形成してこの左右の遊離端部間に前記挟持部４を前後回動自在に枢着している。
【００２４】
本実施例の挟持部４は、弾性体によって常に挟持閉塞状態となるように付勢されているクリップを採用している。また、このクリップの下部に取付部材５の上部左右の遊離端間に配設する軸受部４Ａを突設し、この軸受部４Ａに前記軸支孔15と合わせる軸受孔16を形成している。
【００２５】
そして、この挟持部４の軸受部４Ａを、取付部材５の上部左右の遊離端部間に配設して軸支孔15と軸受孔16とを位置合わせし、この合わせ孔に軸となり得るネジ17を貫通した上でネジ17の先端部にナット18を螺着することで、取付部材５に対して挟持部４を前後回動自在に設けた構成としている。
【００２６】
また、図面では、一方の軸支孔15の外側部をナット18の外形に合わせた六角孔形状に形成して、この軸支孔15の外側六角孔部にナット18を嵌合することでナット18は回り止め状態となるように構成し、これによりネジ17の締め付け操作が容易に行えて製作容易となり、また締め付け後のナット18の緩み防止効果も奏することになる構成としている。
【００２７】
従って、この挟持部４は、取付部材５と一緒に止着用台座部２に対して水平回動自在となり、且つ止着用台座部２と取付部材５に対して前後回動自在となる構成で、本実施例のこの挟持部４の水平方向並びに前後方向への回動構造は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価に構成可能となる。
【００２８】
また、本実施例では、前記止着用台座部２上面の割りピン８の周囲に複数の係止凸部６を設け、この係止凸部６を係止する複数の係合凹部７を前記取付部材５下面の係合孔部９の周囲に設けて、この係止凸部６と係合凹部７との係止により止着用台座部２に対して取付部材５を位置決め係止できるように構成している。
【００２９】
具体的には、図３に示すように、割りピン８の周囲には、この割りピン８を中心にして略等角度を置いた数箇所（図面では略９０度を置いた四箇所）に夫々係止凸部６を形成している。
【００３０】
一方、係合孔部９の周囲にも、この係合孔部９を中心にして略等角度を置いた数箇所（図面では略４５度を置いた八箇所）に夫々係合凹部７を形成している。
【００３１】
また、本実施例では、この係止凸部６と係合凹部７との係止強度を、係止凸部６と係合凹部７との係止に抗して強い力で取付部材５を回動すると、係止凸部６と係合凹部７との係止が外れて取付部材５を止着用台座部２に対して水平回動させることができる係止強度に設定している。
【００３２】
従って、この係止凸部６と係合凹部７との係止強度に抗して取付部材５を止着用台座部２に対して水平回動し、係止凸６と係合凹部７との係止位置を変更することで、取付部材５の止着用台座部２に対する回動状態を多段階（八段階）に位置決め変更できるように構成している。これにより、取付部材５に設ける前記挟持部４が表示片３を表示するに適正な状態（看者から見易い状態）となるように細かく多段階（八段階）に位置を変更できるので、適正状態への位置調整範囲が広く、よって、どのような止着部位１への止着にも広く対応できることになり、また、この多段階の変更位置を夫々の位置で表示片３（挟持部４）が動かないように位置決め係止できるので、非常に実用的となる。
【００３３】
従って、本実施例では上述のように構成したから、金属製の止着部位１であれば、どこにでも止着用台座部２を吸磁止着することができる。
【００３４】
即ち、金属部分を有するところであれば、平面部だけでなく壁面のような部分や棚の裏面のような部分にもその金属部分を止着部位１として簡単に安定的に本実施例の表示片取付具を吸磁止着することができる。
【００３５】
具体的には、例えば、図１に示すように、スーパーの金属製陳列棚などの正面の縁部分１（止着部位１）に止着用台座部２を吸磁止着することができる。
【００３６】
そして、挟持部４に「ＳＡＬＥ」などの表示文字や広告などを記した表示札や，商品の価格などを記した価格札などの止着部位１での表示に適した表示片３を挟持部４に簡単に挟持固定できる。この挟持部４たるクリップは、常に挟持閉塞状態となるように付勢されているから、紙製の表示片３や木板製の表示片３などどのような表示片３でも簡単に挟持固定できることになる。
【００３７】
また、この挟持部４は、水平回動させたり前後回動させたりして自由に動かすことができるので、止着用台座部２を止着した正面の縁部分１より下に載置してある商品の価格札などを表示する場合には、挟持部４が下方へ位置するように回動させて位置決め固定し、逆に正面の縁部分１を有する棚上に載置してある商品の価格札などを表示する場合には、図示のように挟持部４が上方へ位置するように回動させて位置決め固定する。
【００３８】
また、壁面や傾斜面のような部分に止着した場合や、棚の裏面のような部分に逆さにして止着用台座部２を止着した場合であっても、挟持部４を動かして表示片３を看者から見易い適正な状態となるように調整変更することができるし、止着部位１へ止着用台座部２を適正でない状態で止着した場合であっても、同様に挟持部４を動かして表示片３を適正な状態に調整変更することができる。
【００３９】
従って、金属部分を有するところであれば、どこにでも吸磁止着することができ、更にどのような止着態様であっても挟持部４で挟持した表示片３を適正な状態にできるため、非常に使用範囲が広い極めて実用性に秀れた表示片取付具となる。
【００４０】
従って、とにかく金属部分（止着部位１）がありさえすればそれを利用して表示片３を取付できるので、取り扱い商品の違いによるディスプレイ様式の違いなどにも良好に対応でき、本実施例の表示片取付具が量産されれば、デパートやスーパーなどの多数の専門店が混在する大型ショッピングセンターで使用するのに最適となる。
【００４１】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、金属部分を有するところであれば、平面部だけでなく壁面のような部分や棚の裏面のような部分にもその金属部分を止着部位として簡単に安定的に本発明の表示片取付具を吸磁止着することができ、しかも表示片を挟持する挟持部は、水平回動させたり前後回動させたりして自由に動かすことができるので、壁面や棚の裏面などの平面部以外の止着部位に止着用台座部を止着した場合や、止着部位へ止着用台座部を適正でない状態で止着した場合であっても、挟持部を動かして表示片を看者から見易い適正な状態となるように調整変更することが容易にできるなど、非常に使用範囲が広く極めて実用性に秀れた画期的な表示片取付具となる。
【００４２】
また、本発明においては、取付部材を用いることで挟持部の水平回動可能且つ前後回動可能な構造を簡易な構成で容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた画期的な表示片取付具となる。
【００４３】
また、本発明においては、水平回動する挟持部を位置決め固定できる極めて実用性に秀れた画期的な表示片取付具となり、しかもこの回動位置決め構造も簡易な構成で容易に設計実現可能となる秀れた構成の表示片取付具となる。
【００４４】
また、請求項２記載の発明においては、水平回動する挟持部を位置決め固定できる極めて実用性に秀れた画期的な表示片取付具となり、しかも止着用台座部と取付部材との回動位置決め変更可能な枢着構造を簡易な構成で容易に設計実現可能となる秀れた構成の表示片取付具となる。
【００４５】
また、請求項３記載の発明においては、止着部位に吸磁止着する止着用台座部を簡易な構成で容易に設計実現可能となる秀れた構成の表示片取付具となる。
【００４６】
また、請求項４記載の発明においては、単に従来からあるクリップで挟持部を構成するため、容易に設計実現可能となり、しかもこのクリップで紙製の表示片や木板製の表示片などどのような表示片でも簡単に挟持固定できることになる秀れた構成の表示片取付具となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図２】本実施例を示す一部を切り欠いた説明側面図である。
【図３】本実施例の止着用台座部と取付部材との取付構造、並びに止着用台座部に対する取付部材の位置決め可能な水平回動構造を示す挟持部を省略した分解斜視図である。
【符号の説明】
１止着部位
２止着用台座部
３表示片
４挟持部
５取付部材
６係止凸部
７係合凹部
８ピン（割りピン）
９係合孔部
10 収納空間部
11 磁石体
15 軸支孔
17 軸ネジ
18 ナット

Claims

止着部位に吸磁止着し得るように構成した止着用台座部の上部に取付部材を水平回動自在に枢着し、この取付部材に、表示文字や広告などを記した表示札や，商品の価格などを記した価格札などの表示片を挟持固定し得る挟持部を前後回動自在に枢着して、止着用台座部の上部に挟持部を水平回動可能且つ前後回動可能に設け、前記止着用台座部の上面にピンを突設し、このピンを係合する係合孔部を前記取付部材に設けて、このピンを係合孔部に係合することで、止着用台座部に対して取付部材を水平回動自在に設け、この取付部材はＵ字形の部材で成ると共にこの取付部材の下部に前記係合孔部を形成し、この取付部材の上部左右の遊離端部に夫々軸支孔を形成し、この各軸支孔に軸ネジを通してナット止めすると共にこの軸ネジに前記挟持部を枢着することで、取付部材に対して挟持部を前後回動自在に設け、前記止着用台座部の上面に係止凸部若しくは係合凹部を設け、この係止凸部若しくは係合凹部を係止する係合凹部若しくは係止凸部を前記取付部材の下面に設けて、この係止凸部を係合凹部との係止により止着用台座部に対して取付部材を位置決め係止できるように構成すると共に、この係止凸部と係合凹部との係止強度を、係止凸部と係合凹部との係止に抗して取付部材を止着用台座部に対して水平回動し得る係止強度に設定し、この係止凸部と係合凹部との係止強度に抗して取付部材を止着用台座部に対して水平回動することで、取付部材の止着用台座部に対する回動状態を位置変更できるように構成し、前記各軸支孔の一方に、前記ナットの外形に合わせた角孔部を形成し、この角孔部にナットを回り止め状態に嵌合し得るように構成したことを特徴とする表示片取付具。
前記止着用台座部の上面に前記ピンとして割りピンを突設し、この割りピンを弾圧係合する前記係合孔部を前記取付部材に設けて、この割りピンを係合孔部に弾圧係合することで、止着用台座部に対して取付部材を抜け止め不能状態にして水平回動自在に設け、前記割りピンの周囲に前記係止凸部若しくは前記係合凹部を設け、この係止凸部若しくは係合凹部を係止する前記係合凹部若しくは前記係止凸部を前記係合孔部の周囲に設けて、この係止凸部と係合凹部との係止により止着用台座部に対して取付部材を位置決め係止できるように構成すると共に、この係止凸部と係合凹部との係止強度を、係止凸部と係合凹部との係止に抗して取付部材を止着用台座部に対して水平回動し得る係止強度に設定し、この係止凸部と係合凹部との係止強度に抗して取付部材を止着用台座部に対して水平回動することで、取付部材の止着用台座部に対する回動状態を位置変更できるように構成したことを特徴とする請求項１記載の表示片取付具。
内部に収納空間部を有する中空体を採用して前記止着用台座部を構成し、この止着用台座部内の収納空間部に磁石体を収納配設することで、この止着用台座部が前記止着部位に吸磁止着し得るように構成したことを特徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載の表示片取付具。
前記挟持部は、クリップを採用して構成したことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の表示片取付具。