JP4476706B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステータが有する巻線を冷媒により冷却する構成を有するモータに関するものである。
従来、ロータと、その外周側に配設されるステータとを備え、ステータが有する巻線を冷媒により冷却する構成を有するモータが提案されている。このように巻線を冷媒により冷却することで、巻線に電流が流れて発熱しても、発熱による温度上昇を抑えている。
例えば、特許文献1には、冷却パイプを固定子鉄心(ステータ)の外周部に直接取り付けて、冷却パイプ内に形成した冷却液通路を介して冷却液を固定子鉄心に供給することにより、巻線の冷却を行うことができるモータが提案されている。
また、特許文献2には、ステータの軸心方向の両側に密閉された環状のコイルエンド室が形成されるとともに、コイルエンド室に連通するようにして冷却液である冷却油の供給口と、吐出口とが形成されるモータが提案されている。これによれば、オイルポンプにより供給口に圧送された冷却油が、ステータ内の各スロットを冷却通路として通過して、吐出口から吐出することで、ステータコアとコイルとを強制冷却している。
特開平9−93869号公報 特開2003−224945号公報
しかしながら、従来の技術においては、以下のような問題がある。すなわち、冷却パイプをステータの外周部に取り付ける構成の場合には、ステータの外側に冷却パイプを設けるスペースを確保する必要があるため、外形寸法が増大して嵩張ってしまい、小型化の障害となってしまうという問題がある。加えて、冷却パイプを介して冷却液を供給するため、発熱する巻線との距離が増大してしまい、効果的に冷却できないという問題がある。
また、冷却油を各スロットを介して供給する構成の場合には、スロットに巻線がセットされていることにより、前記スロット中の巻線間を通過させる際に冷却油の圧力が降下するため、吐出口まで冷却油を供給するために高出力で大型のポンプを設置する必要があり、コスト負担が大きくなり実用性の面で問題がある。また、冷却油を各スロットを介して供給するため、各スロットから突出して蓄熱され易い巻線の突出部には十分に冷却油を供給できず、冷却性能が低下してしまうという問題がある。
従って、本発明は、コストを抑えつつ、必要スペースを低減させて冷却性能を高めることができるモータを提供することを目的とする。
本発明のモータは、ロータ(例えば、実施の形態におけるロータ2)と、該ロータの外周側に配置され、鉄心を有するとともに鉄心の軸方向に延在するスロットを形成してなるステータ(例えば、実施の形態におけるステータ4)と、前記スロット間に巻回されて、スロットから前記軸方向の両側に突出した一対の突出部を有している巻線(例えば、実施の形態における巻線5)と、前記鉄心の軸方向における前記突出部の外側を覆い、前記軸方向の両端面に設けられた一対のシュラウド(例えば、実施の形態におけるシュラウド7)と前記シュラウドと前記ステータとによって囲まれる空間により形成される一対の冷却室(例えば、実施の形態における冷却室14a,14b)と、前記冷却室へ冷媒を導入する、各シュラウドに設けられた一対の供給路(例えば、実施の形態における供給路8a,8b)と前記供給路から前記各冷却室に導入された前記冷媒をそれぞれの前記冷却室から排出する、前記各シュラウドに設けられた一対の排出路(例えば、実施の形態における排出路9a,9b)と、前記各供給路に前記冷媒を供給する共通のポンプ(例えば、実施の形態におけるポンプ15)と、前記供給路または前記排出路に設けられ、前記各供給路のそれぞれの前記冷媒の供給量を調整する一対の供給量調整手段(例えば、実施の形態における左端側調整バルブ16、右端側調整バルブ17)と、前記各突出部に関連する温度をそれぞれ測定する一対の温度測定手段(例えば、実施の形態における温度センサ13a,13b)と、を有しており、前記各温度測定手段より測定されるそれぞれの温度の温度差が小さくなるように、前記各供給量調整手段のうちいずれか一方の前記供給量調整手段のみを用いて、前記一対の供給路を流通する前記冷媒の流量を調整することを特徴とする。
この発明によれば、前記供給路から前記冷却室に冷媒が供給され、前記冷却室内を流通してシュラウドにより覆われる前記突出部を冷却し、前記排出路から冷媒が前記冷却室より排出される。ここで、前記シュラウドの両端面に形成された供給路から供給された冷媒は、供給路と同一端面側に備えられた排出路から排出されるため、前記スロットを通過させることなく前記供給路から前記排出路に冷媒を流通させることができる。従って、高圧で大型のポンプを設ける必要が無く、少量の冷媒で前記巻線の突出部を冷却することができるため、コストを抑えつつ、必要スペースを低減させて冷却性能を高めることができる。また、この発明によれば、冷媒の供給量を調整する一対の供給量調整手段と、各突出部に関連する温度をそれぞれ測定する一対の温度測定手段とを有している。これにより、発熱量の相違や熱源の存在などによって各シュラウドの両側で温度ムラが生じた場合に、各温度測定手段により測定される温度差が小さくなるように、各冷却室に供給される冷媒の量を調整することができる。特に、この発明によれば、共通のポンプを用いて各供給路に冷媒を供給しているので、いずれか一方の供給量調整手段のみを調整するだけで、各供給路を流通する前記冷媒の流量を調整することができる。これにより、速やかに各シュラウドに生じた温度ムラを抑制してモータの温度の均一化を図ることができる。
また、本発明のモータは、前記ステータの内周面または外周面のうち少なくともいずれか一方に設けられる遮蔽部材(例えば、実施の形態における遮蔽部材21,22)を備え、
前記各冷却室(たとえば実施の形態における冷却室24)は、前記各シュラウドと、前記ステータと、前記遮蔽部材とで囲まれる空間により形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記供給路から前記冷却室に冷媒が供給され、前記冷却室内を流通してシュラウドにより覆われる前記突出部を冷却し、前記排出路から冷媒が前記冷却室より排出される。ここで、前記シュラウドの両端面に形成された供給路から供給された冷媒は、供給路と同一端面側に備えられた排出路から排出されるため、前記スロットを通過させることなく前記供給路から前記排出路に冷媒を流通させることができる。従って、高圧で大型のポンプを設ける必要が無く、少量の冷媒で前記巻線の突出部を冷却することができるため、コストを抑えつつ、必要スペースを低減させて冷却性能を高めることができる。また、この発明によれば、冷媒の供給量を調整する一対の供給量調整手段と、各突出部に関連する温度をそれぞれ測定する一対の温度測定手段とを有している。これにより、発熱量の相違や熱源の存在などによって各シュラウドの両側で温度ムラが生じた場合に、各温度測定手段により測定される温度差が小さくなるように、各冷却室に供給される冷媒の量を調整することができる。特に、この発明によれば、共通のポンプを用いて各供給路に冷媒を供給しているので、いずれか一方の供給量調整手段のみを調整するだけで、各供給路を流通する前記冷媒の流量を調整することができる。これにより、速やかに各シュラウドに生じた温度ムラを抑制してモータの温度の均一化を図ることができる。加えて、前記遮蔽部材により前記ステータの内周面または外周面の少なくとも一方を連結できるため、冷却室内で生じる騒音や振動を低減することができる。
また、本発明のモータは、前記シュラウドにリブ(例えば、実施の形態におけるリブ32)を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、前記供給路から前記シュラウド内に供給された冷媒は、前記冷却室内を前記リブにより案内されつつ流通することができるので、冷却室を流通する冷媒の流れを一定方向に整流することができ、冷却性能をさらに高めることが可能となる。加えて、前記リブによりシュラウドの振動を低減することで、前記冷却室内での音の反響を低減することができ、騒音を抑制することができる。
発明によれば、前記供給路から前記冷却室に冷媒が供給され、前記冷却室内を流通してシュラウドにより覆われる前記突出部を冷却し、前記排出路から冷媒が前記冷却室より排出される。ここで、前記シュラウドの両端面に形成された供給路から供給された冷媒は、供給路と同一端面側に備えられた排出路から排出されるため、前記スロットを通過させることなく前記供給路から前記排出路に冷媒を流通させることができる。従って、高圧で大型のポンプを設ける必要が無く、少量の冷媒で前記巻線の突出部を冷却することができるため、コストを抑えつつ、必要スペースを低減させて冷却性能を高めることができる。また、本発明によれば、冷媒の供給量を調整する一対の供給量調整手段と、各突出部に関連する温度をそれぞれ測定する一対の温度測定手段とを有している。これにより、発熱量の相違や熱源の存在などによって各シュラウドの両側で温度ムラが生じた場合に、各温度測定手段により測定される温度差が小さくなるように、各冷却室に供給される冷媒の量を調整することができる。特に、本発明によれば、共通のポンプを用いて各供給路に冷媒を供給しているので、いずれか一方の供給量調整手段のみを調整するだけで、各供給路を流通する前記冷媒の流量を調整することができる。これにより、速やかに各シュラウドに生じた温度ムラを抑制してモータの温度の均一化を図ることができる。
また、本発明によれば、コストを抑えつつ、必要スペースを低減させて冷却性能を高めることができ、前記冷却室内で生じる騒音や振動を低減することができる。さらに、各冷却室を流通する冷媒の流れを一定方向に整流することができ、冷却性能をさらに高めることが可能となる。加えて、前記冷却室内での音の反響を低減することができ、騒音を抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態におけるモータを図面と共に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるモータの断面図である。同図に示すように、モータ1は、内周側に設けられるロータ2と、その外周側に配置されるステータ4とを備えている。ロータ2は軸心部にロータシャフト3を有し、該ロータシャフト3と一体的に回転可能に形成されている。
ステータ4は、珪素鋼板等の方向性を有する電磁鋼板が積層された鉄心からなり、モータ1の径方向内方に向けて突出する複数の磁極ティースと、モータ1の周方向に延出するヨーク部とを有している。ステータ4の磁極ティース間には軸方向に延在する溝または連通孔であるスロットが形成され、そのスロット間には巻線(コイル)5が巻装される。ステータ4の両端側には、巻線5のスロットから突出した部位である突出部6を覆うようにシュラウド7が備えられている。前記シュラウド7と、前記ステータ4と、前記ハウジング10とで囲まれる空間により冷却室14(14a、14b)が形成される。
図2は図1に示すシュラウドの側面図である。図1、図2に示すように、図中左側のシュラウド7の上部には、冷却室14aへ冷媒を導入する供給路8aが形成されている。また、下部には、前記冷却室14aから冷媒を排出する排出路9aが形成されている。同様に、シュラウド7の右側面上部、右側面下部にも、冷却室14bへ冷媒を導入する供給路8b、冷却室14bから冷媒を排出する排出路9bが形成されている。すなわち、前記シュラウド4の両端部には、冷却室14a、14bがそれぞれ形成されている。そして、冷却室14aは供給路8a、排出路9aに接続され、冷却室14bは供給路8b、排出路9bから排出される。
なお、前記ロータ2やステータ4は、略円筒状に形成されたハウジング10により囲繞されている。
上述のように構成されたモータ1の冷却処理について説明する。まず、鉄心の両端面に形成されたシュラウド7に形成された供給路8a、8bから冷却室14a、14bに冷媒が供給される。それぞれの冷却室14a、14bに供給された冷媒は、シュラウド7により覆われる突出部6を冷却しつつ、冷却室14a、14b内を流通する。
それぞれの冷却室14a、14bは同一端面側に備えられた供給路8a、8bおよび排出路9a、9bにそれぞれ接続されているため、供給路8a、8bから冷却室14a、14bに供給された冷媒は、それぞれの供給路8a、8bと同一端面側に備えられた排出路9a、9bから排出される。これにより、スロットを通過させることなくそれぞれの冷却室14a、14b内に冷媒を流通させて突出部6を冷却することができる。
従って、本実施の形態におけるモータ1は、高圧で大型のポンプを設ける必要が無く、少量の冷媒で前記巻線5の突出部6を冷却することができるため、コストを抑えつつ、必要スペースを低減させて冷却性能を高めることができる。
以下、本発明の他の実施の形態におけるモータについて説明する。以下の説明において、前述の実施の形態と同様の構成部材については、同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
図3は本発明の第2の実施の形態におけるモータの断面図である。図4は本発明の第2の実施の形態におけるモータの冷却システムを示す全体構成図である。図4に示すように、モータ1の左端側の供給路8aには左端側供給流路18が、右端側の供給路8bには右端側供給流路19が、それぞれ接続されている。
左端側供給流路18、右端側供給流路19には、それぞれ左端側調整バルブ16、右端側調整バルブ17が設けられ、これらのバルブ16、17の閉度を調整することにより、供給流路18、19を流通する冷媒の流量を調整することができる。それぞれの供給流路18、19は、前記バルブ16、17の上流側でポンプ15に接続され、該ポンプ15により前記供給流路18、19に冷媒を圧送している。
また、モータ1の左端側の排出路9a、右端側の排出路9bには、排出流路23a、23bがそれぞれ接続されている。それぞれの排出路9a、9b近傍の排出流路23a、23bには、温度センサ13a、13bが設けられている。これらの温度センサ13a、13bにより、モータ1の両端部の温度を測定している。
前記排出流路23a、23bは、それぞれの下流側で合流している。そして、合流した排出流路23にはラジエータ12が配設されており、ラジエータ12を通過する際に冷媒はさらに冷却される。ラジエータ12の下流側で、排出流路23はポンプ15に接続されており、前記ラジエータ12で冷却された冷媒が前記ポンプ15により再度モータ1に供給できるように構成されている。
また、図3、図4に示すように、モータ1の右端部側には、エンジンや燃料電池等の熱源11が配置されている。このような場合には、熱源11による影響を受けて、モータ1の右端部側は左端部側よりも高温になってしまう。本実施の形態においては、モータ1のそれぞれの端部に接続された供給流路18、19の冷媒の流量を、バルブ16、17の閉度を調整することにより、モータ1の温度の均一化を図るようにしている。
図5は調整バルブの閉度と両端の供給路における温度差との関係を示すグラフ図である。同図に示すように、原点はバルブ16、17を全開にした状態である。そして、縦軸上方が左端側の調整バルブ16の閉度(締まり度合い)を、縦軸下方が右端側の調整バルブ17の閉度(締まり度合い)をそれぞれ示している。また、横軸は、各温度センサ13a、13bで検出された温度の差分を示している。本実施の形態においては、各温度センサ13a、13bで検出された温度から差分を算出し、この差分から図5に示したグラフに基づいて調整バルブ16、17の閉度を調整している。
例えば、図3、図4に示すように、熱源11が右端側に配置され、モータ1の右端側の温度が左端側の温度よりも大きくなっている場合には、左端側の調整バルブ16の閉度を、図5に基づいて得られる所定値に設定する。換言すれば、左端側供給流路18から供給される冷媒の流量を制限することにより、右端側供給流路19から供給される冷媒の流量を増大させて、右端側の冷却性能を上昇させる。
このようにすると、発熱量の相違や熱源の存在などによってシュラウド7 の両側で温度ムラが生じた場合に、一対の調整バルブ16 ,17のうちいずれか一方の調整バルブ(この場合は調整バルブ16)の閉度のみを調整するだけで、各供給路8a ,8bのそれぞれの冷媒の供給量を調整することができる。よって、シュラウド7の高温側の端面(この場合は右側端面) に形成された供給路8bにより多量の冷媒を供給することができ、速やかにシュラウド7に生じた温度ムラを抑制することができる。
図6は本発明の第3の実施の形態におけるモータの断面図である。図7は図6に示すシュラウドの側面図である。これらの図に示すように、本実施の形態におけるモータ20は、ステータ4の内周面および外周面を覆うように設けられる遮蔽部材21、22を備えている。そして、シュラウド7と、ステータ4と、遮蔽部材21、22とで囲まれる空間により、冷却室24a、24bがモータ20のそれぞれの端面に形成される
このようにすると、上述した実施の形態における作用効果に加えて、前記遮蔽部材21、22により前記ステータ4の内周面または外周面を連結できるため、前記冷却室24内で生じる騒音や振動を低減することができる。
また、巻線5等を遮蔽部材21、22によってカバーすることにより、巻線固定工程(ワニス)等を行う必要性を無くすことができ、製造工程の簡略化ができる。
さらに、モータ20の音の発信源である、ステータ4の振動を低減することができるため、モータ20の静音化が可能となる。
なお、遮蔽部材21、22とシュラウド7との接合を超音波溶着で行うと、成型性がよく、溶着時の出力によって、バリを少なくできる点で好ましい。また、遮蔽部材21、22はポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、アルミニウム、SUSを材料として好適に用いることができる。また、本実施の形態における巻線5は、ポリイミド樹脂等で被膜し絶縁処理を施されている。
図8は本発明の第4の実施の形態におけるモータの断面図である。図9は図8に示すシュラウドの側面図である。本実施の形態におけるモータ30は、図9に示すように、シュラウド31にリブ32を備えている。
このようにすると、供給路8aから前記シュラウド31内に供給された冷媒は、前記冷却室24内を前記リブ32により案内されつつ流通することができるので、冷却室24を流通する冷媒の流れを一定方向に整流することができ、冷却性能をさらに高めることが可能となる。
加えて、シュラウド31の振動を低減することで、前記冷却室24内での音の反響を低減することができ、騒音を抑制することができる。
また、リブ32の形状は、図9に示したように、周方向に円環状に形成されたものを軸方向に略均等に突出形成するようにしてもよいが、この形状に限られるものではない。例えば、図10に示すように、円弧状に形成したリブ33を、内周側と外周側のそれぞれの位置に形成するようにしてもよい。
なお、本発明の内容は上述の実施の形態のみに限られるものでないことはもちろんである。例えば、実施の形態においては、遮蔽部材21、22を、ステータ4の内周面および外周面のそれぞれに設けた場合について説明したが、いずれか一方に設ける構成としてもよい。また、冷却室14は、シュラウド7とステータ4とハウジング10とによって囲まれる空間によって形成したが、これに限らず、シュラウド7とステータ4とによって囲まれる空間であってもよい。
本発明の第1の実施の形態におけるモータの断面図である。 図1に示すシュラウドの側面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータの断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータの冷却システムを示す全体構成図である。 調整バルブの閉度と、両端の供給路における温度差との関係を示すグラフ図である。 本発明の第3の実施の形態におけるモータの断面図である。 図6に示すシュラウドの側面図である。 本発明の第4の実施の形態におけるモータの断面図である。 図8に示すシュラウドの側面図である。 図8に示す他のシュラウドの側面図である。
符号の説明
1、20、30…モータ
2…ロータ
4…ステータ
5…巻線
6…突出部
7、31…シュラウド
8(8a、8b)…供給路
9(9a、9b)…排出路
14(14a、14b)、24(24a、24b)…冷却室
16…左端側調整バルブ(供給量調整手段)
17…右端側調整バルブ(供給量調整手段)
21…遮蔽部材
22…遮蔽部材
32…リブ

Claims (3)

  1. ロータと、
    該ロータの外周側に配置され、鉄心を有するとともに鉄心の軸方向に延在するスロット
    を形成してなるステータと、
    前記スロット間に巻回されて、スロットから前記軸方向の両側に突出した一対の突出部を有している巻線と、
    前記鉄心の軸方向における前記突出部の外側を覆い、前記軸方向の両端面に設けられた一対のシュラウドと、
    前記シュラウドと前記ステータとによって囲まれる空間により形成される一対の冷却室と、
    前記冷却室へ冷媒を導入する、各シュラウドに設けられた一対の供給路と、
    前記供給路から前記各冷却室に導入された前記冷媒をそれぞれの前記各冷却室から排出する、前記各シュラウドに設けられた一対の排出路と、
    前記各供給路に前記冷媒を供給する共通のポンプと、
    前記供給路または前記排出路に設けられ、前記各供給路のそれぞれの前記冷媒の供給量を調整する一対の供給量調整手段と、
    前記各突出部に関連する温度をそれぞれ測定する一対の温度測定手段と、
    を有しており、
    前記各温度測定手段より測定されるそれぞれの温度の温度差が小さくなるように、前記各供給量調整手段のうちいずれか一方の前記供給量調整手段のみを用いて、前記一対の供給路を流通する前記冷媒の流量を調整することを特徴とするモータ。
  2. 前記ステータの内周面または外周面のうち少なくともいずれか一方に設けられる遮蔽部材を備え、
    前記各冷却室は、前記各シュラウドと、前記ステータと、前記遮蔽部材とで囲まれる空間により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記シュラウドにリブを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
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