JP4476548B2 - 人工膝関節 - Google Patents
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Description
2 脛骨コンポーネント
10,12 大腿骨顆部
14 膝蓋部
16 顆間部
16a 上盤
20 カム従動面(補助的な荷重支持面)
20a 下部曲面(下部カム従動面)
20b 平面部
20c 上部曲面(上部カム従動面)
32,34 凹面
36 固定部
38 成形用コア
42a カム表面
44 表面(補助的な荷重支持面)
46 側壁
Claims (31)
- 前側と後側とを有すると共に横方向に一対の間隔の開いた顆部と、該顆部に付随した顆間陥凹と、を含んだ大腿骨コンポーネントであり、各々の前記顆部が、解剖学上の大腿骨顆部の一般的な横断面図に一致するように前後に凸状となる曲線を有すると共に前後の範囲の全体にわたって横方向に凸状となる曲線を有した表面を有する前記大腿骨コンポーネントと、
前記顆部の間で前記大腿骨コンポーネントの前記後側にある前記陥凹に隣接して配置されたカム従動面であり、該カム従動面が、上部カム従動面の領域と、下部カム従動面の領域とを少なくとも有しており、該下部カム従動面の領域が、前記上部カム従動面の領域よりも、後部方向に、より大きく延びるように寸法が取られた前記カム従動面と、
前側と後側とを有すると共に横方向に間隙の開いた第一及び第二の凹面を上面に有した台状部分と、前記大腿骨コンポーネントの前記顆間陥凹を受入れると共に下端でカム表面を有した脛骨の支柱と、を含んだ脛骨コンポーネントであり、各々の前記凹面が、前記大腿骨コンポーネントの前記顆部のうちの1つを、受入れるように適合した前記脛骨コンポーネントと、
前記第一の凹面と前記第二の凹面との間で前記カム表面の後部に配置された補助的な荷重支持面であり、前記カム表面に隣接すると共に前記カム従動面のプロフィールに合致するような表面プロフィールを有した前記補助的な荷重支持面と、
を備えた人工膝関節であって、
人工膝関節の組立て時に、前記大腿骨コンポーネントの前記横方向に間隔の開いた顆部は、前記脛骨コンポーネントと相対的に、前記大腿骨コンポーネントの回転を許容するような配置で、前記脛骨コンポーネントの前記第一の凹面と前記第二の凹面とに配置され、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により回転している間は、前記カム従動面は、前記カム表面と係合しており、前記カム従動面は、前記補助的な荷重支持面に、実質的に荷重を伝達せず、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により、高屈曲角度に相当する角度で回転する際には、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面との間に隙間が存在し、
前記大腿骨コンポーネントが、前記脛骨コンポーネントの表面摩耗した非標準条件下、又は、低温流動である非標準条件下、又は、患者の大腿骨と脛骨との間で内側周り/外側周りの回転がある下で、高屈曲角度で回転するときに、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面とが荷重を支えるような関係で相互接触することを特徴とする人工膝関節。 - 前記カム従動面は、下部カム従動面領域で、実質上平面部につらなる曲面を備えており、前記平面部は、上部カム従動面領域で前記曲面とつらなっていることを特徴とする請求項1に記載の人工膝関節。
- 前記大腿骨コンポーネントが高屈曲角度に相当する角度で、回転したときに、前記隙間は0.01〜0.4ミリメータの大きさを有することを特徴とする請求項1に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、前記カム表面とつらなっていることを特徴とする請求項1に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、該補助的な荷重支持面の前記横方向の端部を定める側壁を有しており、前記カム表面に隣接した領域から前記脛骨コンポーネントの後部表面の端部に位置する上部領域にまで上方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の人工膝関節。
- 前側と後側とを有すると共に横方向に一対の間隔の開いた顆部と、該顆部に付随した顆間陥凹と、を含んだ大腿骨コンポーネントであり、各々の前記顆部が、解剖学上の大腿骨顆部の一般的な横断面図に一致するように前後に滑らかに凸状となる曲線を有すると共に前後の範囲の全体にわたって横方向に滑らかに凸状となる曲線を有した表面を有した前記大腿骨コンポーネントと、
前記顆部の間で前記大腿骨コンポーネントの前記後側にある前記陥凹に隣接して配置されたカム従動面であり、該カム従動面が、上部カム従動面の領域と、下部カム従動面の領域とを少なくとも有しており、該下部カム従動面の領域は、前記上部カム従動面の領域よりも、後部方向に、より大きく延びるように寸法が取られた前記カム従動面と、
前側と後側とを有すると共に横方向に間隙の開いた第一及び第二の凹面を上面に有した台状部分と、該台状部分から上に伸びて前記凹面の間に配置され、前記大腿骨コンポーネントの前記顆間陥凹を受入れると共に下端で前記凹状の曲線となるカム表面を有した脛骨の支柱と、を含んだ脛骨コンポーネントであり、各々の前記凹面が、前記大腿骨コンポーネントの前記顆部のうちの1つを、受入れるように適合した前記脛骨コンポーネントと、
前記第一の凹面と前記第二の凹面との間で前記カム表面の後部に配置された補助的な荷重支持面であり、前記カム表面に隣接すると共に前記カム従動面のプロフィールに合致するような表面プロフィールを有した前記補助的な荷重支持面と、
を備えた人工膝関節であって、
人工膝関節の組立て時に、前記大腿骨コンポーネントの前記横方向に間隔の開いた顆部は、前記脛骨コンポーネントと相対的に、前記大腿骨コンポーネントの回転を許容するような配置で、前記脛骨コンポーネントの前記第一の凹面と前記第二の凹面とに配置され、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により回転している間は、前記カム従動面は、前記カム表面と係合しており、前記カム従動面は、前記補助的な荷重支持面に、実質的に荷重を伝達せず、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により、高屈曲角度に相当する角度で回転する際には、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面との間に隙間が存在し、
前記大腿骨コンポーネントが、前記脛骨コンポーネントの表面摩耗した非標準条件下、又は、低温流動である非標準条件下、又は、患者の大腿骨と脛骨との間で内側周り/外側周りの回転がある下で、高屈曲角度で回転するときに、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面とが荷重を支えるような関係で相互接触することを特徴とする人工膝関節。 - 前記カム従動面は、下部カム従動面領域で、実質上平面部につらなる曲面を備えており、前記平面部は、上部カム従動面領域で前記曲面とつらなっていることを特徴とする請求項6に記載の人工膝関節。
- 前記大腿骨コンポーネントが高屈曲角度に相当する角度で、回転したときに、前記隙間は0.01〜0.4ミリメータの大きさを有することを特徴とする請求項6に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、前記カム表面とつらなっていることを特徴とする請求項6に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、該補助的な荷重支持面の前記横方向の端部を定める側壁を有しており、前記カム表面に隣接した領域から前記脛骨コンポーネントの後部表面の端部に位置する上部領域にまで上方向に傾斜していることを特徴とする請求項6に記載の人工膝関節。
- 前側と後側とを有すると共に横方向に一対の間隔の開いた顆部と、該顆部に付随した顆間陥凹と、を含んだ大腿骨コンポーネントであり、各々の前記顆部が、解剖学上の大腿骨顆部の一般的な横断面図に一致するように前後に凸状となる曲線を有すると共に前後の範囲の全体にわたって横方向に凸状となる曲線を有した表面を有する前記大腿骨コンポーネントと、
前記顆部の間で前記大腿骨コンポーネントの前記後側にある前記陥凹に隣接して配置されたカム従動面であり、該カム従動面が、下部カム従動面領域で、実質上平面部につらなる曲面を備えており、前記平面部は、上部カム従動面領域で前記曲面とつらなって、該カム従動面は、該下部カム従動面の領域は、前記上部カム従動面の領域よりも、後部方向に、より大きく延びるように寸法が取られた前記カム従動面と、
前側と後側とを有すると共に横方向に間隙の開いた第一及び第二の凹面を上面に有した台状部分と、前記大腿骨コンポーネントの前記顆間陥凹を受入れると共に下端でカム表面を有した脛骨の支柱と、を含んだ脛骨コンポーネントであり、各々の前記凹面は、前記大腿骨コンポーネントの前記顆部のうちの1つを、受入れるように適合した前記脛骨コンポーネントと、
前記第一の凹面と前記第二の凹面との間で前記カム表面の後部に配置された補助的な荷重支持面であり、前記カム表面に隣接すると共に前記カム従動面のプロフィールに合致するような表面プロフィールを有した前記補助的な荷重支持面と、
を備えた人工膝関節であって、
人工膝関節の組立て時に、前記大腿骨コンポーネントの前記横方向に間隔の開いた顆部は、前記脛骨コンポーネントと相対的に、前記大腿骨コンポーネントの回転を許容するような配置で、前記脛骨コンポーネントの前記第一の凹面と前記第二の凹面とに配置され、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により回転している間は、前記カム従動面は、前記カム表面と係合しており、前記カム従動面は、前記補助的な荷重支持面に、実質的に荷重を伝達せず、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により、高屈曲角度に相当する角度で回転する際には、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面との間に隙間が存在し、
前記大腿骨コンポーネントが、前記脛骨コンポーネントの表面摩耗した非標準条件下、又は、低温流動である非標準条件下、又は、患者の大腿骨と脛骨との間で内側周り/外側周りの回転がある下で、高屈曲角度で回転するときに、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面とが荷重を支えるような関係で相互接触することを特徴とする人工膝関節。 - 前記大腿骨コンポーネントが高屈曲角度に相当する角度で、回転したときに、前記隙間は0.01〜0.4ミリメータの大きさを有することを特徴とする請求項11に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、前記カム表面とつらなっていることを特徴とする請求項11に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、前記補助的な荷重支持面の前記横方向の端部を定める側壁を有しており、前記カム表面に隣接した領域から前記脛骨コンポーネントの後部表面の端部に配置された上部領域にまで上方向に傾斜していることを特徴とする請求項11に記載の人工膝関節。
- 前側と後側とを有すると共に横方向に一対の間隔の開いた顆部と、該顆部に付随した顆間陥凹と、を含んだ大腿骨コンポーネントであり、各々の前記顆部が、解剖学上の大腿骨顆部の一般的な横断面図に一致するように前後に凸状となる曲線を有すると共に前後の範囲の全体にわたって横方向に凸状となる曲線を有した表面を有する前記大腿骨コンポーネントと、
前記顆部の間で前記大腿骨コンポーネントの前記後側にある前記陥凹に隣接して配置されたカム従動面であり、該カム従動面が、上部カム従動面の領域と、下部カム従動面の領域とを少なくとも有しており、該下部カム従動面の領域が、前記上部カム従動面の領域よりも、後部方向に、より大きく延びるように寸法が取られた前記カム従動面と、
前側と後側とを有すると共に横方向に間隙の開いた第一及び第二の凹面を上面に有した台状部分と、前記大腿骨コンポーネントの前記顆間陥凹を受入れると共に下端でカム表面を有した脛骨の支柱と、を含んだ脛骨コンポーネントであり、各々の前記凹面は、前記大腿骨コンポーネントの前記顆部のうちの1つを、受入れるように適合した前記脛骨コンポーネントと、
前記第一の凹面と前記第二の凹面との間で前記カム表面の後部に配置された補助的な荷重支持面であり、前記カム表面に隣接すると共に前記カム従動面のプロフィールに合致するような表面プロフィールを有した前記補助的な荷重支持面と、
を備えた人工膝関節であって、
人工膝関節の組立て時に、前記大腿骨コンポーネントの前記横方向に間隔の開いた顆部は、前記脛骨コンポーネントと相対的に、前記大腿骨コンポーネントの回転を許容するような配置で、前記脛骨コンポーネントの前記第一の凹面と前記第二の凹面とに配置され、前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により、高屈曲角度に相当する角度で、回転する際には、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面との間に隙間が存在し、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により回転している間は、前記カム従動面は、前記カム表面と係合しており、前記カム従動面は、前記補助的な荷重支持面に、実質的に荷重を伝達せず、
前記大腿骨コンポーネントが、前記脛骨コンポーネントの表面摩耗した非標準条件下、又は、低温流動である非標準条件下、又は、患者の大腿骨と脛骨との間で内側周り/外側周りの回転がある下で、高屈曲角度で回転するときに、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面とが荷重を支えるような関係で相互接触することを特徴とする人工膝関節。 - 前記カム従動面は、下部カム従動面領域で、実質上平面部につらなる曲面を備えており、前記平面部は、上部カム従動面領域で前記曲面とつらなっていることを特徴とする請求項15に記載の人工膝関節。
- 前記大腿骨コンポーネントが高屈曲角度に相当する角度で、回転したときに、前記隙間は0.01〜0.4ミリメータの大きさを有することを特徴とする請求項15に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、該補助的な荷重支持面の前記横方向の端部を定める側壁を有しており、前記カム表面に隣接した領域から、前記脛骨コンポーネントの後部表面の端部に位置する上部領域にまで上方向に傾斜していることを特徴とする請求項15に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、前記カム表面とつらなっていることを特徴とする請求項15に記載の人工膝関節。
- 前側と後側とを有すると共に横方向に一対の間隔の開いた顆部と、該顆部に付随した顆間陥凹と、を含んだ大腿骨コンポーネントであり、各々の前記顆部が、解剖学上の大腿骨顆部の一般的な横断面図に一致するように前後に凸状となる曲線を有すると共に前後の範囲の全体にわたって横方向に凸状となる曲線を有した表面を有する前記大腿骨コンポーネントと、
前記顆部の間で前記大腿骨コンポーネントの前記後側にある前記陥凹に隣接して配置されたカム従動面であり、該カム従動面が、上部カム従動面の領域と、下部カム従動面の領域とを少なくとも有しており、該下部カム従動面の領域が、前記上部カム従動面の領域よりも、後部方向に、より大きく延びるように寸法が取られた前記カム従動面と、
前側と後側とを有すると共に横方向に間隙の開いた第一及び第二の凹面を上面に有した台状部分と、前記大腿骨コンポーネントの前記顆間陥凹を受入れると共に下端でカム表面を有した脛骨の支柱と、を含んだ脛骨コンポーネントであり、各々の前記凹面が、前記大腿骨コンポーネントの前記顆部のうちの1つを、受入れるように適合した前記脛骨コンポーネントと、
前記第一の凹面と前記第二の凹面との間で前記カム表面の後部に配置された補助的な荷重支持面であり、前記カム表面に、隣接すると共に前記カム従動面のプロフィールに合致するような表面プロフィールを有した前記補助的な荷重支持面と、
を備えた人工膝関節であって、
人工膝関節の組立て時に、前記大腿骨コンポーネントの前記横方向に間隔の開いた顆部は、前記脛骨コンポーネントと相対的に、前記大腿骨コンポーネントの回転を許容するような配置で、前記脛骨コンポーネントの前記第一の凹面と前記第二の凹面とに配置され、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により、高屈曲角度に相当する角度で回転する際には、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面との間に隙間が存在し、該隙間は0.01〜0.4ミリメータの大きさを有し、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により回転している間は、前記カム従動面は、前記カム表面と係合しており、前記カム従動面は、前記補助的な荷重支持面に、実質的に荷重を伝達せず、
前記大腿骨コンポーネントが、前記脛骨コンポーネントの表面摩耗した非標準条件下、又は、低温流動である非標準条件下、又は、患者の大腿骨と脛骨との間で内側周り/外側周りの回転がある下で、高屈曲角度で回転するときに、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面とが荷重を支えるような関係で相互接触することを特徴とする人工膝関節。 - 前記カム従動面は、下部カム従動面領域で、実質上平面部につらなる曲面を備えており、前記平面部は、上部カム従動面領域で前記曲面とつらなっていることを特徴とする請求項20に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、該補助的な荷重支持面の前記横方向の端部を定める側壁を有しており、前記カム表面に隣接した領域から前記脛骨コンポーネントの後部表面の端部に位置する上部領域にまで上方向に傾斜していることを特徴とする請求項20に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、前記カム表面とつらなっていることを特徴とする請求項20に記載の人工膝関節。
- 前側と後側とを有すると共に横方向に一対の間隔の開いた顆部と、該顆部に付随した顆間陥凹と、を含んだ大腿骨コンポーネントであり、各々の前記顆部が、解剖学上の大腿骨顆部の一般的な横断面図に一致するように前後に凸状となる曲線を有すると共に前後の範囲の全体にわたって横方向に凸状となる曲線を有した表面を有する前記大腿骨コンポーネントと、
前記顆部の間で前記大腿骨コンポーネントの前記後側にある前記陥凹に隣接して配置されたカム従動面であり、該カム従動面が、上部カム従動面の領域と、下部カム従動面の領域とを少なくとも有しており、該下部カム従動面の領域が、前記上部カム従動面の領域よりも、後部方向に、より大きく延びるように寸法が取られた前記カム従動面と、
前側と後側とを有すると共に横方向に間隙の開いた第一及び第二の凹面を上面に有した台状部分と、前記大腿骨コンポーネントの前記顆間陥凹を受入れると共に下端でカム表面を有した脛骨の支柱と、を含んだ脛骨コンポーネントであり、各々の前記凹面が、前記大腿骨コンポーネントの前記顆部のうちの1つを、受入れるように適合した前記脛骨コンポーネントと、
前記第一の凹面と前記第二の凹面との間で前記カム表面の後部に配置された補助的な荷重支持面であり、前記カム表面とつらなっていると共に前記カム従動面のプロフィールに合致するような表面プロフィールを有した前記補助的な荷重支持面と、
を備えた人工膝関節であって、
人工膝関節の組立て時に、前記大腿骨コンポーネントの前記横方向に間隔の開いた顆部は、前記脛骨コンポーネントと相対的に、前記大腿骨コンポーネントの回転を許容するような配置で、前記脛骨コンポーネントの前記第一の凹面と前記第二の凹面とに配置され、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により回転している間は、前記カム従動面は、前記カム表面と係合しており、前記カム従動面は、前記補助的な荷重支持面に、実質的に荷重を伝達せず、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により、高屈曲角度に相当する角度で回転する際には、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面との間に隙間が存在し、
前記大腿骨コンポーネントが、前記脛骨コンポーネントの表面摩耗した非標準条件下、又は、低温流動である非標準条件下、又は、患者の大腿骨と脛骨との間で内側周り/外側周りの回転がある下で、高屈曲角度で回転するときに、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面とが荷重を支えるような関係で相互接触することを特徴とする人工膝関節。 - 前記カム従動面は、下部カム従動面領域で、実質上平面部につらなる曲面を備えており、前記平面部は、上部カム従動面領域で前記曲面とつらなっていることを特徴とする請求項24に記載の人工膝関節。
- 前記大腿骨コンポーネントが高屈曲角度に相当する角度で、回転したときに、前記隙間は0.01〜0.4ミリメータの大きさを有することを特徴とする請求項24に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、該補助的な荷重支持面の前記横方向の端部を定める側壁を有しており、前記カム表面に隣接した領域から前記脛骨コンポーネントの後部表面の端部に位置する上部領域にまで上方向に傾斜していることを特徴とする請求項24に記載の人工膝関節。
- 前側と後側とを有すると共に横方向に一対の間隔の開いた顆部と、該顆部に付随した顆間陥凹と、を含んだ大腿骨コンポーネントであり、各々の前記顆部が、解剖学上の大腿骨顆部の一般的な横断面図に一致するように前後に凸状となる曲線を有すると共に前後の範囲の全体にわたって横方向に凸状となる曲線を有した表面を有する前記大腿骨コンポーネントと、
前記顆部の間で前記大腿骨コンポーネントの前記後側にある前記陥凹に隣接して配置されたカム従動面であり、該カム従動面が、上部カム従動面の領域と、下部カム従動面の領域とを少なくとも有しており、該下部カム従動面の領域が、前記上部カム従動面の領域よりも、後部方向に、より大きく延びるように寸法が取られた前記カム従動面と、
前側と後側とを有すると共に横方向に間隙の開いた第一及び第二の凹面を上面に有した台状部分と、前記大腿骨コンポーネントの前記顆間陥凹を受入れると共に下端でカム表面を有した脛骨の支柱と、を含んだ脛骨コンポーネントであり、各々の前記凹面は、前記大腿骨コンポーネントの前記顆部のうちの1つを、受入れるように適合した前記脛骨コンポーネントと、
前記第一の凹面と前記第二の凹面との間で前記カム表面の後部に配置された補助的な荷重支持面であり、前記カム表面に隣接すると共に、前記補助的な荷重支持面の前記横方向の端部を定める側壁を有しており、前記カム表面に隣接した領域から前記脛骨コンポーネントの後部表面の端部に位置する上部領域にまで上方向に傾斜した前記補助的な荷重支持面と、
を備えた人工膝関節であって、
人工膝関節の組立て時に、前記大腿骨コンポーネントの前記横方向に間隔の開いた顆部は、前記脛骨コンポーネントと相対的に、前記大腿骨コンポーネントの回転を許容するような配置で、前記脛骨コンポーネントの前記第一の凹面と前記第二の凹面とに配置され、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により回転している間は、前記カム従動面は、前記カム表面と係合しており、前記カム従動面は、前記補助的な荷重支持面に、実質的に荷重を伝達せず、
前記大腿骨コンポーネントが、前記人工膝関節の標準の機械的な動作により、高屈曲角度に相当する角度で回転する際には、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面との間に隙間が存在し、
前記大腿骨コンポーネントが、前記脛骨コンポーネントの表面摩耗した非標準条件下、又は、低温流動である非標準条件下、又は、患者の大腿骨と脛骨との間で内側周り/外側周りの回転がある下で、高屈曲角度で回転するときに、前記カム従動面と前記補助的な荷重支持面とが荷重を支えるような関係で相互接触することを特徴とする人工膝関節。 - 前記カム従動面は、下部カム従動面領域で、実質上平面部につらなる曲面を備えており、前記平面部は、上部カム従動面領域で前記曲面とつらなっていることを特徴とする請求項28に記載の人工膝関節。
- 前記大腿骨コンポーネントが高屈曲角度に相当する角度で、回転したときに、前記隙間は0.01〜0.4ミリメータの大きさを有することを特徴とする請求項28に記載の人工膝関節。
- 前記補助的な荷重支持面は、前記カム表面とつらなっていることを特徴とする請求項28に記載の人工膝関節。
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