JP4475212B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

燃料噴射制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4475212B2
JP4475212B2 JP2005279183A JP2005279183A JP4475212B2 JP 4475212 B2 JP4475212 B2 JP 4475212B2 JP 2005279183 A JP2005279183 A JP 2005279183A JP 2005279183 A JP2005279183 A JP 2005279183A JP 4475212 B2 JP4475212 B2 JP 4475212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pressure
fuel pressure
detected
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005279183A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007092530A (ja
Inventor
隆行 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005279183A priority Critical patent/JP4475212B2/ja
Priority to DE102006000459.0A priority patent/DE102006000459B4/de
Publication of JP2007092530A publication Critical patent/JP2007092530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4475212B2 publication Critical patent/JP4475212B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1401Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1401Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method
    • F02D2041/1409Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method using at least a proportional, integral or derivative controller
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2250/00Engine control related to specific problems or objectives
    • F02D2250/31Control of the fuel pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、燃料を高圧状態で蓄える蓄圧室と、該蓄圧室に燃料を加圧供給する燃料ポンプと、前記蓄圧室に蓄えられた燃料を噴射する燃料噴射弁とを備える車載内燃機関の燃料噴射装置について、該燃料噴射装置を操作することで燃料噴射制御を行なう燃料噴射制御装置に関する。
この種の燃料噴射装置としては、ディーゼル機関の各気筒の燃料噴射弁に高圧の燃料を供給する共通の蓄圧室(コモンレール)を備えるものが周知である。このコモンレール式のディーゼル機関によれば、機関運転状態に応じて、コモンレール内の燃圧を自由に制御することができ、ひいては燃料噴射弁に供給される燃圧を自由に制御することができる。
上記コモンレール内の燃圧の制御は、通常、ディーゼル機関の運転状態に応じて目標燃圧を設定するとともに、コモンレール内の燃圧を検出し、検出される燃圧を目標燃圧にフィードバック制御することで行なわれている。
ところで、燃料ポンプによって燃料の汲み上げられる燃料タンク内の燃料残量が低下するときには、燃料ポンプによってコモンレールに加圧供給される燃料にエアが混入するおそれがある。そして、燃料にエアが混入すると、コモンレール内に加圧供給される燃料量が減少し、コモンレール内の実際の燃圧が目標燃圧よりも低下する。このため、コモンレール内に加圧供給される燃料量が増量されるように上記フィードバック制御により燃料ポンプが操作される。しかし、エア混入は通常断続的に生じるものであるため、燃料ポンプにより燃料を増量するための操作がなされるときに、上記加圧供給される燃料にエアが混入しなくなる場合がある。そして、この場合、コモンレールに燃料が過剰に加圧供給されて、コモンレール内の燃圧が過度に上昇するおそれがある。
このため、燃料へのエア混入を判定してこれに適切に対処する技術が望まれている。なお、燃料ポンプ内へのエア混入を考慮した技術として下記特許文献1に記載されるものがあるが、これはガス欠寸前時に燃料に大量のエアが混入することを考慮したものではないため、エア混入への対処手法としては必ずしも満足のいくものではなかった。
特開2000−282938号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、燃料ポンプにより蓄圧室へと加圧供給される燃料へのエアの混入を適切に判定し、これに対処することのできる燃料噴射制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、燃料を高圧状態で蓄える蓄圧室と、該蓄圧室に燃料を加圧供給する燃料ポンプと、前記蓄圧室に蓄えられた燃料を噴射する燃料噴射弁とを備える車載内燃機関の燃料噴射装置について、該燃料噴射装置を操作することで燃料噴射制御を行なう燃料噴射制御装置において、前記蓄圧室内の燃圧を検出する検出手段の検出結果を取り込む手段と、前記検出される燃圧を目標燃圧にフィードバック制御すべく、前記燃料ポンプを操作する制御手段と、前記目標燃圧の変動量が所定以下であるか否かを判断する変動判断手段と、前記検出される燃圧が前記目標燃圧よりも低い状態に基づき、前記燃料にエアが混入したと判定する判定手段とを備え、前記判定手段は、前記変動量が所定以下であることを前記判定の許可条件として用いることを特徴とする。
上記構成では、検出される燃圧が目標燃圧にフィードバック制御される。ただし、燃料ポンプによって汲み上げられ加圧供給される燃料にエアが混入すると、加圧供給される燃料量が減少するため、検出される燃圧が目標燃圧よりも低下する。上記構成では、この性質を利用して、検出される燃圧が目標燃圧よりも低いことに基づき、エアの混入を判定することができる。
また、上記構成では、目標燃圧の変動量が所定以下であることがエア混入判定の許可条件とされる。このため、目標燃圧が変動することに起因して検出される燃圧が目標燃圧よりも下回ることにより、エア混入と誤判定することを好適に回避することができる。特に、後述の請求項2又は請求項3記載の発明にこの許可条件を設けるなら、上記計時される時間や累積値についてのエア混入判定の基準を小さな値とすることもでき、エア混入判定を迅速に行なうことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記判定手段は、前記検出される燃圧が前記目標燃圧よりも予め定められた閾値以上低い状態を検出する検出手段と、該状態が継続される時間を計時する計時手段とを備え、前記計時される時間が予め定められた時間以上であるときに前記判定を行なうことを特徴とする。
上記構成では、検出される燃圧が目標燃圧よりも閾値以上低い状態の継続時間が、予め定められた時間以上であるときにエア混入と判定することで、上記検出手段の検出結果へのノイズの混入や他の要因による誤判定を、適切に回避することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記判定手段は、前記検出される燃圧が前記目標燃圧よりも予め定められた閾値以上低い状態を検出する検出手段と、該低い状態が検出されるときの前記検出される燃圧に対する前記目標燃圧の差について、その所定期間に渡る累積値を算出する算出手段とを備え、前記算出される累積値が予め定められた値以上であるときに前記判定を行なうことを特徴とする。
上記構成では、上記閾値以上低いことが検出されるときの検出される燃圧に対する目標燃圧の差の累積値が、所定期間に渡って算出される。そして、この累積値が予め定められた値以上であるときにエア混入判定をすることで、上記検出手段の検出結果へのノイズの混入や他の要因による誤判定を、適切に回避することができる。特に、累積値を用いることで、所定期間において検出される燃圧が目標燃圧よりも下回る程度を定量化できるため、エアの混入をより適切に判定することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記燃料ポンプによって燃料が汲み上げられる燃料タンクについて、その燃料残量を検出する検出手段の検出結果を取り込む手段を更に備え、前記判定手段は、前記検出される燃料残量が予め定められた閾値以下であることを前記判定の許可条件として用いることを特徴とする。
上記構成において、燃料タンクの燃料残量が少ないときには燃料ポンプによって汲み上げられる燃料にエアが混入しやすい。このため、燃料残量が閾値以下であることをエア混入判定の許可条件とすることで、エア混入を適切に判定することができる。特に、請求項2又は請求項3記載の構成を有する場合にこの許可条件を設けるなら、上記計時される時間や累積値についてのエア混入判定の基準を小さな値とすることもでき、エア混入判定を迅速に行なうことができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記判定手段により前記燃料にエアが混入したと判定されるとき、前記制御手段による前記燃料ポンプの操作量を制限する操作量制限手段を更に備えることを特徴とする。
上記構成において、燃料にエアが混入するときには、蓄圧室内の燃圧が目標燃圧よりも低下するために、上記フィードバック制御により燃料の加圧供給量を増量するように燃料ポンプが操作される。一方、燃料へのエアの混入は断続的に生じる傾向にある。このため、燃料へのエアの混入により加圧供給量を増量させような燃料ポンプの操作がなされるときに、エアの混入が一旦解消すると、過剰な燃料が蓄圧室内に供給されて蓄圧室内の燃圧が過度に上昇するおそれがある。この点、上記構成では、エアが混入したと判断されるときに燃料ポンプの操作量が制限されるために、蓄圧室内の燃圧の過度の上昇を回避することができる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記制御手段は、前記検出される燃圧と前記目標燃圧との差の積算値に応じて、前記燃料ポンプの操作量を定めるための積算項を算出する積算項算出手段を備えることを特徴とする。
上記構成では、積算項算出手段を備えるために、蓄圧室内の目標燃圧と実際の燃圧との定常的な乖離を補償することができ、実際の燃圧の目標燃圧への追従性を向上させることができる。ただし、この場合、加圧供給される燃料へのエアの混入により目標燃圧に対して実際の燃圧が低下する状況が継続すると、積算項が非常に大きな値となる。そして、こうした状況下、加圧供給される燃料へのエアの混入が一旦解消されると、積算項に基づく操作量により燃料ポンプが操作されることで、蓄圧室内に燃料が過剰に供給され、燃圧が過度に上昇するおそれがある。この点、上記構成では、エアが混入したと判定されるときに、燃料ポンプの操作量を制限することで、燃圧の追従性を向上させつつも、蓄圧室内の燃圧の過度の上昇を好適に回避することができる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記操作量制限手段は、前記判定手段により前記燃料にエアが混入したと判定されるとき、前記積算項の上限値を制限することを特徴とする。
上記構成によれば、エアが混入したと判定されるときに積算項の上限値を制限するために、エア混入により積算項が過大となることに起因した蓄圧室内の燃圧の過度の上昇を好適に回避することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記判定手段により前記燃料にエアが混入したと判定されるとき、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を制限する噴射量制限手段を備えることを特徴とする。
上記構成では、エアが混入したと判定されるときに、燃料噴射量を制限することで、内燃機関の出力が制限され、ひいては、ユーザに燃料残量の低下を知らしめて給油を促すことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる燃料噴射制御装置をディーゼル機関の燃料噴射制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるエンジンシステムの全体構成を示す。
図示されるように、燃料タンク2内の燃料は、燃料フィルタ4を介して燃料ポンプ6によって汲み上げられる。この燃料ポンプ6は、ディーゼル機関の出力軸であるクランク軸8から動力を付与されて燃料を吐出するものである。詳しくは、燃料ポンプ6は、吸入調量弁10を備えており、この吸入調量弁10が操作されることで、外部に吐出される燃料量が決定される。また、燃料ポンプ6は、2つのプランジャを備えており、これらプランジャが上死点及び下死点間を往復運動することで、燃料が吸入及び吐出される。
燃料ポンプ6からの燃料は、コモンレール12に加圧供給(圧送)される。コモンレール12は、燃料ポンプ6から圧送された燃料を高圧状態で蓄え、これを高圧燃料通路14を介して各気筒(ここでは、4気筒を例示)の燃料噴射弁16に供給する。なお、燃料噴射弁16は、低圧燃料通路18を介して燃料タンク2と接続されている。
また、コモンレール12には、その燃圧が所定以上となると燃料を低圧燃料通路18へと逃がすためのプレッシャレギュレータ20が設けられている。このプレッシャレギュレータ20により、コモンレール12内の燃圧がその耐圧の上限値を超えて上昇することが回避される。
このプレッシャレギュレータ20は、コモンレール12側と連通する高圧室21と、低圧燃料通路18側と連通する低圧室22とを備えている。そして、これら高圧室21と低圧室22とは、遮蔽部材23に設けられた孔24によって連通可能となっている。ただし、この孔24は、スプリング25により遮蔽部材23側に押し付けられたバルブ26により通常は遮蔽されている。そして、高圧室21内の燃圧が所定以上となると、高圧室21内の燃圧が孔24を介してバルブ26を押す力が、スプリング25がバルブ26を遮蔽部材23へと押し付ける力に打ち勝つため、バルブ26が開弁する。なお、遮蔽部材23に設けられた孔24は、低圧室22側においてその口径が拡大されており、一旦バルブ26が開弁すると、開弁状態が保持されやすい構成となっている。
上記エンジンシステムは、コモンレール12内の燃圧を検出する燃圧センサ32や、クランク軸8の回転角度を検出するクランク角センサ34、燃料タンク2内の燃料残量を検出する残量センサ36等、ディーゼル機関の運転状態や運転環境等を検出する各種センサを備えている。更に、エンジンシステムは、ユーザによる加速要求に応じて操作されるアクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ38を備えている。
一方、電子制御装置(ECU40)は、マイクロコンピュータを主体として構成され、上記各種センサの検出結果を取り込み、これに基づきディーゼル機関の出力を制御するものである。
上記ECU40は、ディーゼル機関の出力制御を適切に行なうべく、燃料噴射制御を行う。そして、この燃料噴射制御に際しては、コモンレール12内の燃圧を、ディーゼル機関の運転状態や運転環境に応じて設定される目標燃圧にフィードバック制御する。
図2に、上記フィードバック制御の処理手順を示す。この処理は、ECU40により、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、燃料噴射弁16を操作する際の指令噴射量を取り込む。この指令噴射量は、アクセルセンサ38の検出値及びクランク角センサ34の検出値に基づき、図示しない別の処理により算出されるものである。続くステップS12では、クランク角センサ34による回転速度の検出値を取り込む。そして、ステップS14では、指令噴射量と回転速度とに基づき、コモンレール12内の目標燃圧を設定する。
続くステップS16では、燃圧センサ32による燃圧の検出値を取り込む。続くステップS18では、燃圧の検出値を目標燃圧にフィードバック制御するための操作量を算出する。ここで、燃料ポンプ6の操作量は、吸入調量弁10に対する通電量である。詳しくは、吸入調量弁10に対するDutyである。上記燃料ポンプ6は、吸入調量弁10に対する通電量に応じて、吸入調量弁10の開度が連続的に調整されるものである。
上記フィードバック制御は、PID制御である。このため、燃圧の検出値と目標燃圧との差に基づき、比例項、微分項、積分項を算出し、これら各項に応じた操作量が算出されることとなる。
ステップS18において操作量が算出されると、ステップS20において、算出された操作量に応じて燃料ポンプ6が操作される。
こうした態様にてフィードバック制御を行うことで、ディーゼル機関の運転状態に応じて可変設定される目標燃圧に、コモンレール12内の実際の燃圧を制御することができる。
ところで、燃料タンク2内の燃料残量が低下すると、燃料ポンプ6によって汲み上げられてコモンレール12へと圧送される燃料にエアが混入するおそれがある。そして、この場合、コモンレール12に十分な燃料が圧送されないために、コモンレール12内の燃圧が低下する。ただし、このエアの混入は、断続的に生じ得る。そして、この場合、エアの混入が一旦解消すると、コモンレール12内に過剰な燃料が供給されるおそれがある。図3にこうした状況を例示する。
図3(a)は、コモンレール12内の燃圧の推移について、実際の燃圧を実線でまた目標燃圧を一点鎖線でそれぞれを示し、図3(b)は、燃料ポンプ6の操作量(詳しくは、吸入調量弁10の操作量)の推移を示す。
図3では、目標燃圧が一旦低下した後、また上昇している例を示している。図示されるように、時刻t1において燃料へのエアの混入によりコモンレール12内の燃圧が目標燃圧から一旦低下している。これにより、コモンレール12への燃料の圧送量を増量すべく、燃料ポンプ6の操作量が増量される。ただし、燃料ポンプ6の操作量は、目標燃圧に対する燃圧の低下量が減少することで、減少する。特に、エアの混入が一旦解消するなどして燃圧が目標燃圧よりも高くなる時刻t2から時刻t3までの期間においては、燃料ポンプ6の操作量も減少する。しかし、時刻t3以降、燃料へエアが再度混入するなどしてコモンレール12内の燃圧が目標燃圧を再度下回ると、燃料ポンプ6の操作量は増量されていく。そして、その後、エアの混入が再度解消すると、燃料ポンプ6によってコモンレール12へ圧送される燃料量が過剰となり、燃圧が目標燃圧を大きく上回るオーバーシュートが生じる(時刻t4)。
こうした現象は、特に先の図2に示したフィードバック制御において、積分制御を取り入れているために生じやすい。すなわち、積分制御は、目標燃圧に対する燃圧の検出値の差の積算値にゲインが乗算された積分項に応じて操作量を設定するものである。このため、燃料にエアが混入することで燃圧の検出値が目標燃圧を下回った状態が継続されると、燃料ポンプ6の操作量が大きな量となりやすい。一方、ディーゼル機関の運転状態等に応じて都度可変設定される目標燃圧に対する燃圧の検出値の追従性を高めるためには、積分項等のゲインを極力大きくすることが望まれる。このため、燃料の追従性を極力向上させる設計とした場合には、燃料へのエアの混入により特に上記オーバーシュートが生じやすい。
ここで、オーバーシュートが生じ燃圧がコモンレール12の耐圧の上限値を超えて上昇しようとすると、プレッシャレギュレータ20が開弁することとなる。これにより、コモンレール12内の燃料が低圧燃料通路18を介して燃料タンク2へと逃されるためにコモンレール12内の燃圧が上記耐圧を超えて上昇することは避けられが、プレッシャレギュレータ20を開弁させることなく、制御により燃圧のオーバーシュートを回避することが望ましい。
上記オーバーシュートを回避すべく、燃料ポンプ6の操作量にガードを設けることも考えられる。しかし、これは次の理由により非常に困難なものとなっている。すなわち、燃料噴射弁16を介して高圧燃料通路14から低圧燃料通路18へと流出するリーク燃料量には、燃料噴射弁16の個体差に起因したばらつきがある。また、上記リーク量は、指令噴射量や、燃料性状、燃料の温度等に応じて異なり得る。したがって、こうしたリーク量を補償するために必要な燃料量を圧送することができるようにするためには、これらによって定まる操作量の最大値を上限ガードとしなければならない。しかし、この場合、上記リーク量が最大とならないときには、この上限ガード以下の圧送量としても、コモンレール12内の燃圧がオーバーシュートする可能性がある。このため、上記フィードバック制御における操作量に上限ガードを設けることによっては、エア混入に起因したオーバーシュートを回避することが非常に困難である。
そこで本実施形態では、検出される燃圧が目標燃圧よりも低い状態に基づき、燃料にエアが混入したと判定する。具体的には、検出される燃圧が目標燃圧よりも低い状態が継続することに基づきエア混入の判定をする。以下、これについて説明する。
図4に、上記エア混入判定の処理手順を示す。この処理は、ECU40により、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、エア混入判定前提条件が成立するか否かを判断する。ここでは、今回のサンプリング周期の目標燃圧PFIN(i)と前回のサンプリング周期の目標燃圧PFIN(i−1)との差の絶対値が閾値A以下であるときに、前提条件が成立したと判断する。これは、目標燃圧が変動するときには検出される燃圧の追従に応答遅れがあるため、燃料にエアが混入していないときであっても、検出される燃圧が目標燃圧よりも低い状態となり得ることを考慮して設けられる条件である。
続くステップS12においては、目標燃圧よりも検出される燃圧の方が所定の閾値B以上低いか否かを判断する。この閾値Bは、先の図2に示したフィードバック制御の正常時に、検出される燃圧が目標燃圧近傍で変動する変動量よりも大きな値に設定されている。そして、閾値B以上低いときには、ステップS14において、カウンタ値t(i)を「Δt」だけインクリメントする。続くステップS16では、カウンタ値t(i)が閾値C以上であるか否かを判断する。ここで閾値Cは、目標燃圧よりも検出される燃圧の方が所定の閾値B以上低い状態の継続時間として、燃料噴射制御の正常時に想定できない時間に設定されている。
そして、カウンタ値t(i)が閾値C以上であると判断されると、ステップS18において、燃料にエアが混入したと判定する。そして、ステップS20において、圧力制御ガードフラグをオンする。これにより、図5に示すように、積分項の上限ガード値が低減される。ちなみに、図5においては、横軸が回転速度、縦軸が上限ガード値であるマップを示した。更に、ステップS20では、噴射量の制限を行なう。これにより、ディーゼル機関の出力が制限されるために、ユーザに燃料残量の低下を意識させしめ、給油を促すことができる。また、燃料残量が少ない状況下、噴射量制限をすることで、走行距離を伸ばすこともできる。更に、噴射量(指令噴射量)が制限されると、先の図2に示した処理によって算出される目標燃圧が低下するために、積分項が過度に大きくなることを抑制することもできる。
一方、上記ステップS10において前提条件が成立していないと判断されるときや、ステップS12において閾値B未満と判断されるときには、ステップS22においてカウンタ値t(i)を初期化する。
なお、上記ステップS16においてカウンタ値t(i)が閾値C未満であると判断されるときや、ステップS20、S22の処理が完了するときには、この一連の処理を一旦終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)検出される燃圧が目標燃圧よりも閾値B以上低い状態が閾値C以上の時間に渡って継続されたときに、燃料にエアが混入したと判定した。これにより、燃圧センサ32の検出結果へのノイズの混入や、他の要因によって検出される燃圧が目標燃圧よりも低くなること等による誤判定を適切に回避することもできる。
(2)目標燃圧の変動量が閾値A以下であるときに、エア混入判定を許可した。これにより、目標燃圧が変動することに起因して検出される燃圧が目標燃圧よりも下回ることにより、エア混入と誤判定することを好適に回避することができる。更に、閾値Cを小さな値とすることができ、エア混入時に判定を迅速に行なうこともできる。
(3)燃圧の検出値と目標燃圧との差の積算値に応じて、燃料ポンプ6の操作量を定める積分制御を行い、エア混入と判定されるときに、積分項の上限ガード値を低減した。この積分制御は、燃圧を目標燃圧へと追従させる追従性を向上させることができる反面、燃料へのエアの混入が断続して生じることで燃圧のオーバーシュートを生じさせやすい。この点、本実施形態では、エア混入判定時に積分項の上限ガード値を低減することで、燃圧の追従性を向上させつつも、コモンレール12内の燃圧の過度の上昇を好適に回避することができる。
(4)燃料にエアが混入したと判定されるとき、燃料噴射弁16からの燃料噴射量を制限した。これにより、ディーゼル機関の出力が制限され、ひいては、ユーザに燃料残量の低下を知らしめて給油を促すことができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、検出される燃圧が目標燃圧よりも閾値B以上低いとき、これらの差の累積値を算出し、この累積値に基づきエア混入を判定する。この累積値には、検出される燃圧が目標燃圧よりも低い状態の継続時間のみならず、目標燃圧に対する検出される燃圧の低下度合いもが含まれる。このため、エア混入の判定に、上記低下度合いを反映させることができる。
図6に、本実施形態にかかるエア混入判定にかかる処理の手順を示す。この処理は、ECU40により、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS30、S32において、先の図4のステップS10、S12と同様の処理を行なう。そして、ステップS32において検出される燃圧が目標燃圧よりも閾値B以上低いと判断されるときには、ステップS34に移行する。ステップS34においては、目標燃圧PFIN(i)から検出される燃圧NPC(i)を減算した差Δ(i)を算出する。続くステップS36では、目標燃圧PFIN(i)と検出される燃圧NPC(i)との差Δ(i)の累積値Sを算出する。
続くステップS38においては、累積値Sが閾値D以上であるか否かを判断する。ここで、閾値Dは、累積値Sの値として燃料噴射制御の正常時に想定できない値に設定されている。そして、累積値Sが閾値D以上であると判断されると、ステップS40において、圧力制御ガードフラグをオンとする等、先の図4のステップS20と同様の処理を行なう。
一方、上記ステップS30において前提条件が成立しないと判断されるときや、ステップS32において閾値B未満であると判断されるときには、ステップS42において累積値Sを初期化する。なお、上記ステップS38において累積値Sが閾値D未満であると判断されるときや、ステップS40、S42の処理が完了するときには、この一連の処理を一旦終了する。
上記態様にてエア混入を判定することで、図7に示すケースにおいても、エア混入を判定することができる。
図7(a)、図7(b)は、エア混入時の燃圧の挙動の例を示す。ここで、図7(a)は、目標燃圧が検出される燃圧よりも閾値B以上低い状態が閾値C以上継続している例を示している。一方、図7(b)は、目標燃圧が検出される燃圧よりも相当に低い状態が生じるが、目標燃圧が検出される燃圧よりも閾値B以上低い状態の継続時間は、閾値Cに達しない例を示している。この図7(b)に示す例の場合、先の図4に示した処理では、エア混入と判定することができない。これに対し、上記判定手法によれば、目標燃圧に対する検出される燃圧の低下の度合いが累積値により定量化されるために、図7(b)の場合もエア混入と判定することができる。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(2)〜(4)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(5)目標燃圧よりも検出される燃圧の方が閾値B以上低いときに、目標燃圧と検出される燃圧との差の累積値Sを算出し、同累積値Sが閾値D以上であるときに、エア混入判定をした。これにより、燃圧センサ32の検出結果へのノイズの混入や他の要因によって検出される燃圧が目標燃圧よりも低くなること等に起因した誤判定を、適切に回避することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
先の第2の実施形態では、目標燃圧と検出される燃圧との差の累積値を算出する所定期間を、検出される燃圧が目標燃圧よりも閾値B以上低い状態の継続する期間とした。これに対し、本実施形態では、上記所定期間を、予め定められた時間間隔Tとする。ちなみに、この時間間隔Tは、燃圧センサ32の出力へのノイズの混入等により累積値が大きな値となることのない程度の間隔に設定される。
図8に、本実施形態にかかるエア混入の判定の処理手順を示す。この処理は、ECU40により、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まず、ステップS50において、先の図4のステップ10と同様、前提条件が成立するか否かを判断する。そして、前提条件が成立すると判断されると、ステップS52において、カウンタ値tをインクリメントする。続くステップS54では、カウンタ値tが、上記予め定められた時間間隔T以下であるか否かを判断する。そして、時間間隔T以下であると判断されると、ステップS56において、目標燃圧に対して検出される燃圧が閾値B以上低いか否かを判断する。そして、閾値B以上低いと判断されるときには、ステップS58において、目標燃圧に対する検出される燃圧の差Δ(i)を算出する。続くステップS60では、上記差Δ(i)の累積値Sを算出する。
こうして累積値Sが算出されると、ステップS62において累積値Sが閾値D以上か否かを判断する。この閾値Dは、燃料噴射制御の正常時に想定できない値に設定される。そして、閾値D以上と判断されると、ステップS64において、圧力制御ガードフラグをオンする等、先の図4のステップS20と同様の処理を行なう。
一方、上記ステップS50において前提条件が成立しないと判断されるときや、ステップS54においてカウンタ値tが上記時間間隔Tよりも大きいと判断されるときには、ステップS66において、カウンタ値t及び累積値Sを初期化する。
なお、上記ステップS56において閾値B未満と判断されるときや、ステップS62において閾値D未満であると判断されるとき、更にはステップS64、S66の処理が完了するときには、この一連の処理を一旦終了する。
上記態様にてエア混入判定を行なうことで、図9に示すケースにおいても、エア混入を判定することができる。
図9(a)、図9(b)は、エア混入時の燃圧の挙動の例を示す。ここで、図9(a)は、目標燃圧が検出される燃圧よりも閾値B以上低い状態が閾値C以上継続している例を示している。一方、図9(b)は、目標燃圧が検出される燃圧よりも閾値B以上低い状態が先の図4に示した閾値C以上は継続しないが、断続して生じる場合を示している。この図9(b)に示すケースについては、先の図4に示した処理では、エア混入の判定をすることができない。これに対し、先の図8に示した処理によれば、図9(b)に示すケースについても、エア混入を判定することができる。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(2)〜(4)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(6)所定の時間間隔Tにおいて、目標燃圧よりも検出される燃圧の方が閾値B以上低いときの目標燃圧と検出される燃圧との差の累積値Sを算出し、同累積値Sが閾値D以上であるときに、エア混入判定をした。これにより、燃圧センサ32の検出結果へのノイズの混入や他の要因によって検出される燃圧が目標燃圧よりも低くなること等に起因した誤判定を、適切に回避することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、エア混入の判定を許可する条件に、燃料タンク2内の燃料残量が予め定められた閾値未満であることを含める。
図10に、本実施形態にかかるエア混入の判定にかかる処理の手順を示す。この処理は、ECU40により、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理においては、まずステップS70において、先の図4のステップS10と同様、前提条件が成立するか否かを判断する。そして、前提条件が成立すると判断されると、ステップS72において、残量センサ36によって検出される燃料残量が予め定められた閾値G以下であるか否かを判断する。この閾値Gは、燃料ポンプ6によって汲み上げられコモンレール12に圧送される燃料へのエアの混入が生じやすい残量であるか否かを判断するためのものである。
そして閾値G以下であると判断されると、ステップS74において、先の図4のステップ12と同様、目標燃圧よりも検出される燃圧が閾値B以上低い状態であるか否かを判断する。そして、閾値B以上低い状態であると判断されると、ステップS76において、先の図4のステップS14と同様、カウンタ値t(i)をインクリメントする。続くステップS78では、カウンタ値t(i)を、閾値Eと比較する。この閾値Eは、燃料噴射制御の正常時に想定できない時間に基づき設定されている。ただし、この閾値Eは、燃料残量が閾値G以下であるとの条件下においてエア混入を判定するものであるため、先の図4に示した閾値Cよりも小さい値に設定することが可能である。すなわち、先の図4に示した処理においては、燃料残量を加味せず、目標燃圧が検出される燃圧よりも閾値B以上低い状態の継続からエア混入を判定するために、閾値Cとしても十分に大きな値に設定される。これに対し、本実施形態では、燃料残量を加味するために、燃圧の挙動に基づき、より迅速にエアの混入を判定することができる。
そして、ステップS78において、カウンタ値t(i)が閾値E以上であると判断されると、ステップS80においてエア混入と判定し、ステップS82において先の図4にステップS40と同様の処理を行なう。
一方、ステップS70において前提条件が成立していないと判断されるときや、ステップS72において閾値Gを上回ると判断されるとき、ステップS74において閾値B未満と判断されるときには、ステップS84において、カウンタ値t(i)を初期化する。
なお、ステップS78において閾値E未満であると判断されるときや、ステップS80、S84の処理が完了するときには、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1)〜(4)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(7)検出される燃料残量が予め定められた閾値G以下であることをエア混入判定の許可条件として用いた。これにより、目標燃圧よりも検出される燃圧が閾値B以上低い状態の継続時間についての閾値Eを極力小さい値に設定することができ、ひいては、エア混入の判定を迅速に行なうことができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・例えば先の第1の実施形態において、目標燃圧の変動量が所定以下であるとの条件をエア混入判定の許可条件として設けなくても、閾値Cを大きな値とすることで、エア混入を判定することができる。
・第2の実施形態や第3の実施形態において、先の第4の実施形態において例示したように、燃料残量が予め定められた閾値以下であることをエア混入判定を許可する条件に含めてもよい。
・燃料ポンプ6の操作量の制限は、プレッシャレギュレータ20の開弁を回避する目的に限らない。例えば、燃料ポンプ6の耐圧は、通常、回転速度に応じて変化する。詳しくは、低回転領域では、耐圧が低下する。このため、コモンレール12内の燃圧がその耐圧の上限値近傍の圧力でなくても、回転速度が低い領域において通常以上の燃圧となると燃料ポンプ6の劣化が促進されることが懸念される。このため、エア混入により燃圧が目標燃圧に対してオーバーシュートすることは、それがコモンレール12の耐圧の上限値近傍でないときであれ、燃料ポンプ6の劣化を抑制するために回避されることが望ましい。
更に、プレッシャレギュレータ20を備えないものであっても、コモンレール12内の燃圧のオーバーシュートを回避することは、オーバーシュートによる燃焼音の増大やドライバビリティの悪化を抑制することができるため、有効である。
・エア混入判定時の燃料ポンプ6の操作量の制限としては、積分項の上限ガード値を制限するものに限らず、例えば燃料ポンプ6に対するDutyを制限する等、操作量を直接制限するものであってもよい。
・コモンレール12内の燃圧のフィードバック制御としては、PID制御に限らない。ただし、燃圧の検出値と目標燃圧との差の積算値に応じて、燃料ポンプ6の操作量を定めるための積算項を用いるものであるなら、断続的にエアが混入するに際して操作量が過大となりやすいため、本発明の適用が特に有効である。
・噴射量制限としては、指令噴射量を制限するものに限らない。例えば指令噴射量の算出に用いられるアクセルペダルの操作量を制限するようにしてもよい。
・燃料ポンプ6としては、Dutyによってその開弁量が連続的に調整されることで吐出量が調整されるものに限らない。例えば開弁及び閉弁の2値的な操作によって、吐出量が調整されるものであってもよい。
・内燃機関としては、ディーゼル機関に限らず、例えば筒内噴射式ガソリン機関であってもよい。
第1の実施形態にかかるエンジンシステムの構成を示す図。 同実施形態にかかる燃圧のフィードバック制御の手順を示すフローチャート。 燃料にエアが混入したときの燃圧の挙動を示すタイムチャート。 上記実施形態にかかるエア混入判定の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかる積分項の上限ガード値の変更手法を示す図。 第2の実施形態にかかるエア混入判定の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるエア混入判定のメリットを説明する図。 第3の実施形態にかかるエア混入判定の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるエア混入判定のメリットを説明する図。 第4の実施形態にかかるエア混入判定の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
2…燃料タンク、6…燃料ポンプ、12…コモンレール、16…燃料噴射弁、40…電子制御装置(ECU)。

Claims (8)

  1. 燃料を高圧状態で蓄える蓄圧室と、該蓄圧室に燃料を加圧供給する燃料ポンプと、前記蓄圧室に蓄えられた燃料を噴射する燃料噴射弁とを備える車載内燃機関の燃料噴射装置について、該燃料噴射装置を操作することで燃料噴射制御を行なう燃料噴射制御装置において、
    前記蓄圧室内の燃圧を検出する検出手段の検出結果を取り込む手段と、
    前記検出される燃圧を目標燃圧にフィードバック制御すべく、前記燃料ポンプを操作する制御手段と、
    前記目標燃圧の変動量が所定以下であるか否かを判断する変動判断手段と、
    前記検出される燃圧が前記目標燃圧よりも低い状態に基づき、前記燃料にエアが混入したと判定する判定手段とを備え
    前記判定手段は、前記変動量が所定以下であることを前記判定の許可条件として用いることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 前記判定手段は、前記検出される燃圧が前記目標燃圧よりも予め定められた閾値以上低い状態を検出する検出手段と、該状態が継続される時間を計時する計時手段とを備え、前記計時される時間が予め定められた時間以上であるときに前記判定を行なうことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射制御装置。
  3. 前記判定手段は、前記検出される燃圧が前記目標燃圧よりも予め定められた閾値以上低い状態を検出する検出手段と、該低い状態が検出されるときの前記検出される燃圧に対する前記目標燃圧の差について、その所定期間に渡る累積値を算出する算出手段とを備え、前記算出される累積値が予め定められた値以上であるときに前記判定を行なうことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記燃料ポンプによって燃料が汲み上げられる燃料タンクについて、その燃料残量を検出する検出手段の検出結果を取り込む手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記検出される燃料残量が予め定められた閾値以下であることを前記判定の許可条件として用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  5. 前記判定手段により前記燃料にエアが混入したと判定されるとき、前記制御手段による前記燃料ポンプの操作量を制限する操作量制限手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記検出される燃圧と前記目標燃圧との差の積算値に応じて、前記燃料ポンプの操作量を定めるための積算項を算出する積算項算出手段を備えることを特徴とする請求項5記載の燃料噴射制御装置。
  7. 前記操作量制限手段は、前記判定手段により前記燃料にエアが混入したと判定されるとき、前記積算項の上限値を制限することを特徴とする請求項6記載の燃料噴射制御装置。
  8. 前記判定手段により前記燃料にエアが混入したと判定されるとき、前記燃料噴射弁からの燃料噴射量を制限する噴射量制限手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。
JP2005279183A 2005-09-15 2005-09-27 燃料噴射制御装置 Active JP4475212B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279183A JP4475212B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 燃料噴射制御装置
DE102006000459.0A DE102006000459B4 (de) 2005-09-15 2006-09-14 Brennstoffeinspritzsteuerungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279183A JP4475212B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 燃料噴射制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007092530A JP2007092530A (ja) 2007-04-12
JP4475212B2 true JP4475212B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=37978554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005279183A Active JP4475212B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-27 燃料噴射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4475212B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4941498B2 (ja) 2009-04-15 2012-05-30 株式会社デンソー 燃料噴射システムの制御装置
JP6087268B2 (ja) * 2013-12-09 2017-03-01 愛三工業株式会社 内燃機関の燃料供給装置
JP6159358B2 (ja) * 2015-03-27 2017-07-05 株式会社Subaru エンジン制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3449041B2 (ja) * 1995-06-02 2003-09-22 株式会社デンソー 内燃機関の燃料供給装置
JP3829573B2 (ja) * 2000-03-14 2006-10-04 いすゞ自動車株式会社 コモンレール式燃料噴射装置
JP4042058B2 (ja) * 2003-11-17 2008-02-06 株式会社デンソー 内燃機関用燃料噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007092530A (ja) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4492664B2 (ja) 燃料供給量推定装置及び燃料圧送噴射システム
US7210459B2 (en) Common-rail fuel injection system
US7664592B2 (en) Fuel injection control apparatus
JP4386026B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4386016B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2009150246A (ja) 燃料噴射弁の異常検出装置及びその検出方法
JP4609524B2 (ja) 燃圧制御装置、及び燃圧制御システム
US20170022928A1 (en) Control method of fuel injection injector and the control system thereof
JP2010084746A (ja) 内燃機関制御装置及び内燃機関制御システム
US20150346180A1 (en) Fuel property judgment device and method of judging fuel property
JP2010090804A (ja) 燃料噴射装置
JP4506651B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP5003624B2 (ja) 燃圧制御装置
JP4475212B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4400585B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4513895B2 (ja) 燃料噴射システム制御装置
JP4492508B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4670832B2 (ja) 圧力制御装置及び燃料噴射制御システム
JP2009057865A (ja) 燃料噴射制御装置及び燃料噴射システム
JP4689695B2 (ja) 燃料噴射システム
JP4830883B2 (ja) 噴射量制御装置
JP2006316635A (ja) 燃料噴射制御装置
JP2007032557A (ja) 燃料噴射制御装置
JP4735621B2 (ja) 噴射量学習装置
JP5218260B2 (ja) 燃料噴射制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100301

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4475212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250